JP2024030428A - スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム - Google Patents

スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024030428A
JP2024030428A JP2022133330A JP2022133330A JP2024030428A JP 2024030428 A JP2024030428 A JP 2024030428A JP 2022133330 A JP2022133330 A JP 2022133330A JP 2022133330 A JP2022133330 A JP 2022133330A JP 2024030428 A JP2024030428 A JP 2024030428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
spectral
spectral image
ray
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022133330A
Other languages
English (en)
Inventor
昌快 津雪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2022133330A priority Critical patent/JP2024030428A/ja
Publication of JP2024030428A publication Critical patent/JP2024030428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】CT画像ガイド下において画素値が変化した領域の視認性を向上させること。【解決手段】本実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置は、取得部と、特定部と、表示制御部と、有する。取得部は、スペクトラルイメージングによって被検体の所定位置に関するCTスキャンを、少なくとも第1のタイミングと前記第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで、第1のスペクトラル画像と、第2のスペクトラル画像とを取得する。特定部は、前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化した領域を特定する。表示制御部は、前記領域に関する情報をディスプレイに表示させる。【選択図】図3

Description

本実施形態は、スペクトラルイメージングX線CT装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラムに関する。
従来、がん治療の一つとして、CT画像ガイド下でのラジオ焼灼(アブレーション:Ablation)による治療法が普及してきている。アブレーションは、例えばがん細胞に焼灼針(電極針、穿刺針などのニードル)を刺入し、高周波を印加することでがん細胞をラジオ波により焼灼して壊死させる治療法である。アブレーションの実行中では、例えば、CT透視下、すなわちCT画像ガイド下で実行されることがある。このとき、アブレーションにおける焼灼範囲などが見難いという問題がある。
特開2021-83969号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、CT画像ガイド下において画素値が変化した領域の視認性を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置は、取得部と、特定部と、表示制御部と、有する。取得部は、スペクトラルイメージングによって被検体の所定位置に関するCTスキャンを、少なくとも第1のタイミングと前記第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで、第1のスペクトラル画像と、第2のスペクトラル画像とを取得する。特定部は、前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化した領域を特定する。表示制御部は、前記領域に関する情報をディスプレイに表示させる。
図1は、実施形態に係る光子計数型X線CT装置の構成例を示す図。 図2は、実施形態に係り、濃度が異なる造影剤が注入されたファントムに関する複数のスペクトラル画像の一例を示す図。 図3は、実施形態に係り、画像ガイド下表示処理の手順の一例を示すフローチャート。 図4は、実施形態に係り、CT画像ガイド下において、ディスプレイに表示されたCT画像の一例を示す図。 図5は、実施形態の第1応用例に係る画像ガイド下表示処理の手順の一例を示すフローチャート。 図6は、実施形態の第2応用例に係る画像ガイド下表示処理の手順の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、スペクトラルイメージングX線CT(computed tomography)装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラムの実施形態について詳細に説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。説明を具体的にするために、実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置は、フォトンカウンティングCTを実行可能な光子計数(Photon Counting)型のX線コンピュータ断層撮影装置(以下、光子計数型X線CT(computed tomography)装置と呼ぶ)として説明する。なお、スペクトラルイメージングX線CT装置は、光子計数型CTシステムまたはデュアルエナジーCTシステムにより実現されてもよい。
光子計数型X線CT装置は、フォトンカウンティング方式のX線検出器(以下、光子計数型検出器と呼ぶ)を用いて被検体を透過したX線を計数することで、S/N比の高いX線CT画像データを再構成可能な装置である。なお、実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置は、光子計数型検出器に加えて、積分型(電流モード計測方式)のX線検出器を有していてもよい。また、スペクトラルイメージングX線CT装置は、複数のエネルギーに応じたX線CT画像データを再構成可能な装置であってもよい。例えば、スペクトラルイメージングX線CT装置は、2つの管電圧の印加に起因するデュアルエナジーのX線CT画像データを再構成可能なX線CT装置(デュアルエナジーX線CT装置)であってもよい。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る光子計数型X線CT装置1の構成例を示す図である。図1に示すように、光子計数型X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。なお、本実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸又は寝台装置30の天板33の長手方向をZ軸方向、Z軸方向に直交し、床面に対し水平である軸方向をX軸方向、Z軸方向に直交し、床面に対し垂直である軸方向をY軸方向とそれぞれ定義するものとする。図1では、説明の都合上、架台装置10を複数描画しているが、実際の光子計数型X線CT装置1の構成としては、架台装置10は、一つである。
架台装置10及び寝台装置30は、コンソール装置40を介したユーザからの操作、或いは架台装置10、又は寝台装置30に設けられた操作部を介したユーザからの操作に基づいて動作する。架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とは互いに通信可能に有線または無線で接続されている。
架台装置10は、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線の検出データから投影データを収集する撮影系を有する装置である。架台装置10は、X線管11(X線発生部)と、光子計数型検出器12と、回転フレーム13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ボウタイフィルタ(bow-tie filter)16と、コリメータ17と、DAS(Data Acquisition System:データ収集システム)18とを有する。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加及びフィラメント電流の供給により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。熱電子がターゲットに衝突することによりX線が発生される。X線管11における管球焦点で発生したX線は、X線管11におけるX線放射窓を通過して、コリメータ17を介してコーンビーム形に成形され、被検体Pに照射される。X線管11には、例えば、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
光子計数型検出器12は、X線管11により発生したX線の光子を計数する。例えば、光子計数型検出器12は、X線に含まれる光子に応じたパルスを出力する。具体的には、光子計数型検出器12は、X線管11から照射され、被検体Pを通過したX線を光子単位で検出し、当該X線量に対応した電気信号をDAS18へと出力する。光子計数型検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャンネル方向に複数の検出素子が配列された複数の検出素子列を有する。光子計数型検出器12は、例えば、当該検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。光子計数型検出器12は、被検体Pを透過したX線を検出する主検出器とも称される。
光子計数型検出器12は、具体的には、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有する。シンチレータは、入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。光センサアレイは、複数の光センサを有する。
複数の光センサ各々は、シンチレータからの受けた光を増幅して電気信号に変換する機能を有する。光センサは、例えばAPD(Avalanche Photo-Diode)又はSiPM(Silicon Photo Multiplier)である。言い換えると、光センサは、シンチレータからの光を受けて、入射したX線光子に応じた電気信号(パルス)を出力する。すなわち、複数の光センサ各々は、X線に含まれる光子に応じたパルスを出力する。複数の光センサは、複数の検出素子に対応する。換言すれば、光子計数型検出器12は、複数の検出素子を有する。
なお、各検出素子が出力する電気信号のことを検出信号とも言う。この電気信号(パルス)の波高値(電圧)は、X線光子のエネルギー値と相関性を有する。なお、光子計数型検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。光子計数型検出器12が直接変換型の検出器である場合、半導体素子における複数の電極が複数の検出素子に対応する。
回転フレーム13は、X線管11と光子計数型検出器12とを回転軸回りに回転可能に支持する。具体的には、回転フレーム13は、X線管11と光子計数型検出器12とを対向支持し、後述する制御装置15によってX線管11と光子計数型検出器12とを回転させる円環状のフレームである。回転フレーム13は、アルミニウム等の金属により形成された固定フレームに回転可能に支持される。詳しくは、回転フレーム13は、ベアリングを介して固定フレームの縁部に接続されている。回転フレーム13は、制御装置15の駆動機構からの動力を受けて回転軸Z回りに一定の角速度で回転する。
なお、回転フレーム13は、X線管11と光子計数型検出器12とに加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する。このような回転フレーム13は、撮影空間をなす開口(ボア)131が形成された略円筒形状の筐体に収容されている。開口131はFOVに略一致する。開口131の中心軸は、回転フレーム13の回転軸Zに一致する。なお、DAS18が生成した検出データは、例えば発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置10の非回転部分(例えば固定フレーム)に設けられた、フォトダイオードを有する受信機に送信され、コンソール装置40へと転送される。なお、回転フレーム13から架台装置10の非回転部分への検出データの送信方法は、前述の光通信に限らず、非接触型のデータ伝送または接触型のデータ伝送など如何なる方式を採用しても構わない。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧及びX線管11に供給するフィラメント電流を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、X線高電圧装置14は、回転フレーム13に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム(図示しない)側に設けられても構わない。
制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理回路と、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。処理回路は、ハードウェア資源として、CPUやMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。また、制御装置15は、ASICやフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。制御装置15は、コンソール装置40からの指令に従い、X線高電圧装置14及びDAS18等を制御する。当該プロセッサは、当該メモリに保存されたプログラムを読み出して実現することで上記制御を実現する。
また、制御装置15は、コンソール装置40若しくは架台装置10に取り付けられた入力インターフェースからの入力信号を受けて、架台装置10及び寝台装置30の動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御、及び寝台装置30及び天板33を動作させる制御を行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現されてもよい。
また、制御装置15は架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられても構わない。なお、制御装置15は、当該メモリにプログラムを保存する代わりに、当該プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該プロセッサは、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記制御を実現する。
ボウタイフィルタ16は、X線管11におけるX線放射窓の前面に配置される。ボウタイフィルタ16は、X線管11から照射されたX線のX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ボウタイフィルタ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。ボウタイフィルタ16は、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、ボウタイフィルタ16を透過したX線をX線照射範囲113に絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。
DAS18は、例えば、複数の検出素子に対応する複数の計数回路を有する。複数の計数回路各々は、例えば、比較器と計数器とを備える。比較器は、検出素子から出力された検出信号を、複数の閾値と比較する。なお、検出信号は、比較器の前段に設けられた増幅器により増幅されてもよい。比較器は、複数の閾値信号を出力する閾値出力回路に接続される。複数の閾値信号は、複数のエネルギービンを弁別する複数の閾値に対応する。比較器は、検出信号と複数の閾値とを比較し、検出信号の波高値に対応する信号を、コンソール装置40に出力する。比較器は、波高弁別器と称されてもよい。比較器における処理内容は、既存の技術が適用可能であるため説明は省略する。
複数の比較器に対応する複数の計数器各々は、比較器からの出力に基づいて、計数処理を実行する。例えば、計数器は、光子計数型検出器12の検出信号を用いて、光子の計数を実行する。これにより、計数器は、光子の計数処理の結果である検出データを生成する。検出データは、エネルギービンごとのX線の光子数を割り当てたデータである。例えば、DAS18は、X線管11から照射されて被検体Pを透過したX線に由来する光子(X線光子)を計数し、当該計数した光子のエネルギーを弁別して計数処理の結果とする。複数の計数器各々は、例えばハードウェア構成として計数回路により実現される。
DAS18が生成した検出データは、コンソール装置40へと転送される。なお、検出データは、時間情報に基づく検出信号の生成元の検出器画素のチャンネル番号、列番号、収集されたビュー(投影角度ともいう)を示すビュー番号(X線管11の回転角度を表す番号(例、1~1000)に対応)、及びエネルギーごとの光子の個数(計数された光子数)を示すデータのセットであってもよい。このとき、チャンネル番号、列番号、ビュー番号などは、検出された光子に関する検出素子の位置情報に相当する。DAS18における複数の計数回路各々は、例えば、検出データを生成可能な回路素子を搭載した回路群により実現される。
寝台装置30は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、天板支持フレーム34とを備えている。基台31は、天板支持フレーム34を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、被検体Pが載置された天板33を天板33の長軸方向に移動させるモータあるいはアクチュエータである。寝台駆動装置32は、コンソール装置40による制御、または制御装置15による制御に従い、天板33を移動する。天板支持フレーム34の上面に設けられた天板33は、被検体Pが載置される板である。なお、寝台駆動装置32は、天板33に加え、天板支持フレーム34を天板33の長軸方向に移動してもよい。
コンソール装置40は、メモリ41(記憶部)と、ディスプレイ42(表示部)と、入力インターフェース43(入力部)と、処理回路44(処理部)とを有する。メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44との間のデータ通信は、バス(BUS、データバスとも称される)を介して行われる。
メモリ41は、種々の情報を記憶するHDD(Hard disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。メモリ41は、例えば、投影データ、生データおよび/または再構成画像データを記憶する。メモリ41は、HDDやSSD等以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体や、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、メモリ41の保存領域は、光子計数型X線CT装置1内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。
メモリ41は、本実施形態に係る各種プログラムを記憶する。例えば、メモリ41は、処理回路44により実行されるシステム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像処理機能444、取得機能445、特定機能446、および表示制御機能447各々の実行に関するプログラムを記憶する。また、メモリ41は、領域の特定に関する閾値を記憶する。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、ユーザからの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42は、被検体Pに対するアブレーションにおいて用いられるニードルの種別を設定するための設定画面を表示する。また、ディスプレイ42は、CT透視において、所定のフレームレートでCT透視画像を表示する。
ディスプレイ42としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ又は他の任意のディスプレイが、適宜、使用可能となっている。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。ディスプレイ42は、表示部に相当する。
入力インターフェース43は、ユーザからの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。例えば、入力インターフェース43は、投影データを収集する際の収集条件や、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件、被検体Pに対するアブレーションにおいて用いられるニードルの種別等をユーザから受け付ける。入力インターフェース43としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等が適宜、使用可能となっている。
なお、本実施形態において、入力インターフェース43は、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等の物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース43の例に含まれる。また、入力インターフェース43は、入力部の一例である。また、入力インターフェース43は、架台装置10に設けられてもよい。また、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。入力インターフェース43は、入力部に相当する。
処理回路44は、入力インターフェース43から出力される入力操作の電気信号に応じて、光子計数型X線CT装置1全体の動作を制御する。例えば、処理回路44は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行するプロセッサにより、システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像処理機能444、取得機能445、特定機能446、および表示制御機能447に関する処理を実行する。
システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像処理機能444、取得機能445、特定機能446、および表示制御機能447各々を実現する処理回路44は、システム制御部、前処理部、再構成処理部、画像処理部、取得部、特定部、表示制御部に相当する。なお、機能441~447は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能441~447を実現するものとしても構わない。
処理回路44は、システム制御機能441により、入力インターフェース43を介してユーザから受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各機能を制御する。具体的には、システム制御機能441は、メモリ41に記憶されている制御プログラムを読み出して処理回路44内のメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従って光子計数型X線CT装置1の各部を制御する。例えば、処理回路44は、入力インターフェース43を介してユーザから受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各機能を制御する。
処理回路44は、前処理機能442により、DAS18から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。なお、前処理前のデータを投影データ、前処理後のデータを生データと称する。
処理回路44は、再構成処理機能443により、前処理機能442にて生成された生データに対して、フィルタ補正逆投影法(FBP法:Filtered Back Projection)または逐次近似再構成法等を用いた再構成処理を行ってCT画像データを生成する。再構成処理機能443は、再構されたCT画像データをメモリ41に格納する。フォトンカウンティングCTで得られる計数結果から生成された生データには、被検体Pを透過することで減弱されたX線のエネルギーの情報が含まれている。このため、再構成処理機能443は、例えば、複数のエネルギービン各々に対応する特定のエネルギー成分のX線CT画像データを再構成することができる。また、再構成処理機能443は、例えば、複数のエネルギー成分それぞれのX線CT画像データ(ボリュームデータとも称される)を再構成することができる。再構成処理機能443により実現される再構成処理は、既知の技術が適用可能であるため、説明は省略する。
処理回路44は、画像処理機能444により、例えば、入力インターフェース43を介したユーザの指示により、再構成X線CT画像データ(ボリュームデータ)に対して各種画像処理を実行する。例えば、画像処理機能444は、複数のエネルギー成分に対応するボリュームデータに基づいて、スペクトラル画像を生成する。スペクトラル画像は、電子密度画像と、実効原子番号画像と、物質に関する密度画像と、水成分画像と、ヨードマップ画像、管電圧に応じた管電圧画像、仮想単色X線画像、仮想非造影画像、基準物質画像などである。また、スペクトラル画像は、再構成処理機能443により生成されてもよい。
図2は、濃度が異なる造影剤が注入されたファントムに関する複数のスペクトラル画像の一例を示す図である。図2において、骨成分画像BCにおける造影剤が濃い部分BCDでは、他の部分に比べて白く表示されている。図2において、水成分画像WCにおける造影剤が濃い部分WCDでは、他の部分に比べて黒く表示されている。図2において、密度画像Dにおける造影剤が濃い部分DCDでは、他の部分に比べて白く表示されている。図2において、仮想単色X線画像MXにおける造影剤が濃い部分MXCDでは、他の部分に比べて白く表示されている。図2において、実効原子番号画像EZにおける造影剤が濃い部分EZCDでは、他の部分に比べて白く表示されている。図2に示すように、スペクトラル画像は、画像種に応じて異なる画像となる。
処理回路44は、取得機能445により、スペクトラルイメージングによって被検体Pの所定位置に関するCTスキャン(すなわち、CT画像ガイドのためのスキャン(CT透視))を、少なくとも第1のタイミングと第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行う。なお、当該スキャンの実行は、システム制御機能441により実行されてもよい。当該CTスキャンは、被検体Pに対するインターベンショナルラジオロジー(Interventional Radiology:IVR)に関する処理とともに実行される。インターベンショナルラジオロジーは、例えば、アブレーションまたは薬剤注入である。所定位置とは、例えば、アブレーション、薬剤注入などの画像下治療(IVR)による治療対象に関する位置である。スペクトラルイメージングは、例えば、スペクトラルデータを収集する撮像である。なお、スペクトラルイメージングは、スペクトラルデータを収集するスペクトラルスキャンとスペクトラル画像を生成する画像処理とを包含する意味として用いられてもよい。
以下、説明を具体的にするために、CT画像ガイドのためのスキャン(CT透視)に伴って実施されるIVRは、焼灼に関するアブレーション(RFアブレーション)であるものとする。なお、アブレーションは、焼灼に関するものに限定されず、冷凍(凍結)に関するアブレーション(Cryo(クライオ)アブレーション)であってもよい。以下、説明を明瞭にするために、アブレーションは、RFアブレーションであるものとして説明する。このとき、CT透視を伴って、被検体Pに焼灼用のニードルが挿入される。なお、ニードルの挿入をガイドする段階のCT透視は、スペクトラルイメージングである必要はない。また、CT画像ガイドのためのスキャンは、被検体Pに対するアブレーションの処理とともに実行される。加えて、スペクトラル画像の画像種としては、焼灼範囲における温度変化を画素値の変化として検出可能な画像種が、例えば、入力インターフェース43を介して選択される。なお、スペクトラル画像の画像種は、IVRの種類に応じ自動的に設定されてもよい。
取得機能445は、CT画像ガイドのためのスキャンを、少なくとも第1のタイミングと第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで、第1のスペクトラル画像と、第2のスペクトラル画像とを取得する。第1のスペクトラル画像は、第1のタイミングで実施されたスキャンにより生成されたスペクトラル画像である。また、第2のスペクトラル画像は、第2のタイミングで実施されたスキャンにより生成されたスペクトラル画像である。第1のタイミングと第2のタイミングとの間の時間は、アブレーションが実施される焼灼対象部位の温度が上昇する時間であるものとする。当該時間は、例えば、5秒、10秒などである。第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とは、上記スペクトラル画像において、同じ画像種である。なお、当該画像種は、焼灼による画素値の変化を判定可能な画像種であれば、上記画像種に限定されない。すなわち、当該画像種としては、スペクトラルイメージングにより生成可能な画像種を任意に設定可能である。
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化する領域を特定する。第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とは、電子密度画像と、実効原子番号画像EZと、物質に関する密度画像Dと、水成分画像WCとのうちいずれかである場合、画素値は、電子密度と、実効原子番号と、物質の密度と、水の含有量とのうちいずれかの値である。当該画素値は、アブレーションによる影響を反映する指標に相当する。
具体的には、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像との位置合わせを実行する。次いで、特定機能446は、位置合わせされた第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像との差分画像を生成する。続いて、特定機能446は、差分画像における複数の画素値(以下、差分画素値と呼ぶ)各々と、閾値とを比較する。閾値は、例えば、温度の変化により変化した画素値に対応し、予め設定されてメモリ41に記憶される。なお、閾値は、メモリ41に複数記憶されてもよい。このとき、複数の閾値各々は、画素値の変化に関連する温度に対応する。
特定機能446は、閾値を超えた複数の差分画素値により、画素値が変化した領域を特定する。当該領域は、例えば、ニードルにより温度が上昇した領域に対応する。特定機能446は、CT画像ガイド下において表示されているCT画像において、特定された領域に対応する部分領域を特定する。なお、特定機能446は、特定された領域における画素値の変化に応じた表示態様を特定してもよい。表示態様は、例えば、画素値の変化に応じた異なる色相であって、例えば、特定された領域における温度の分布に相当する。画素値の変化に応じた色相は、例えば、対応表(Look Up Table)として、予めメモリ41に記憶される。このとき、特定機能446は、特定された領域における複数の画素値各々の変化と対応表とを照合することで、特定された領域における色相の分布を特定(決定)する。
処理回路44は、表示制御機能447により、CT画像ガイドのためのスキャンに伴って生成されたCT透視画像を、所定のフレームレートで、ディスプレイ42に表示させる。また、において、領域に関する情報をディスプレイ42に表示させる。領域に関する情報は、例えば、特定された領域における温度に応じた色相(強調表示)である。なお、領域に関する情報は、特定された領域における温度の分布を異なる色相で示した情報であってもよい。表示制御機能447は、CT透視画像における部分領域において、領域に関する情報を、強調表示として重畳してディスプレイ42に表示する。
以上、実施形態に係る光子計数型X線CT装置1の構成について説明した。以下、光子計数型X線CT装置1により実行される領域の強調表示の処理(以下、画像ガイド下表示処理と呼ぶ)の手順について、インターベンショナルラジオロジーとしてアブレーションを例にとり、図3を用いて説明する。図3は、画像ガイド下表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。画像ガイド下表示処理の実施に先立って、第1のスペクトル画像および第2のスペクトラル画像の画像種が設定される。なお、画像種は、IVRの手技に応じて、自動的に設定されてもよい。続いて、CT透視によるCT画像ガイド下において、被検体Pにニードルが挿入される。
(画像ガイド下表示処理)
(ステップS301)
処理回路44は、システム制御機能441による制御の下で、スペクトラルイメージングを実行する。処理回路44は、再構成処理機能443および画像処理機能444により、収集されたスペクトラルデータに基づいて、第1のスペクトラル画像を生成する。以上により、取得機能445は、第1のスペクトラル画像を取得する。取得機能445は、第1のスペクトラル画像をメモリ41に記憶させる。
(ステップS302)
処理回路44は、システム制御機能441による制御の下で、所定の時間経過後、スペクトラルイメージングを実行する。処理回路44は、再構成処理機能443および画像処理機能444により、収集されたスペクトラルデータに基づいて、第2のスペクトラル画像を生成する。以上により、取得機能445は、第2のスペクトラル画像を取得する。
(ステップS303)
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像との位置合わせを実行する。特定機能446は、位置合わせされた第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化する領域を特定する。
(ステップS304)
画素値の変化が閾値を超えていれば(ステップS304のYes)、ステップS306の処理が実行される。画素値の変化が閾値を超えていなければ(ステップS304のNo)、ステップS305の処理が実行される。
(ステップS305)
処理回路44は、システム制御機能441による制御の下で、第2のスペクトラル画像の取得から所定の時間経過後、スペクトラルイメージングを実行する。処理回路44は、再構成処理機能443および画像処理機能444により、収集されたスペクトラルデータに基づいて、新たな第2のスペクトラル画像を生成する。以上により、取得機能445は、新たな第2のスペクトラル画像を取得する。取得機能445は、第2のスペクトラル画を、新たな第2のスペクトラル画像に更新する。以下、ステップS303およびステップS304の処理が繰り返される。
(ステップS306)
処理回路44は、表示制御機能447により、特定された領域を、所定の表示態様でディスプレイ42に強調表示させる。例えば、表示制御機能447は、CT透視によるCT画像ガイド下において、ディスプレイ42に表示されているCT画像の部分領域を、強調表示する。
図4は、CT画像ガイド下において、ディスプレイ42に表示されたCT画像の一例を示す図である。図4に示すように、時刻t=t0において、第1のスペクトラル画像が取得される。このとき、CT画像ガイド下におけるCT画像CI0には、ニードルNEが表示されている。時刻t=t1において取得された第2のスペクトラル画像により画素値の変化が閾値を超えていれば、図4に示すように、特定された領域(以下、焼灼領域と呼ぶ)CR1は、所定の色相で強調されて、CT画像ガイド下におけるCT画像CI1に重畳表示される。また、時刻t=t2において新たに取得された第2のスペクトラル画像により画素値の変化が更なる閾値を超えていれば、図4に示すように、焼灼領域CR2は、所定の異なる色相で強調されて、CT画像ガイド下におけるCT画像CI2に重畳表示される。
(ステップS307)
アブレーションの終了の指示が入力インターフェース43を介してユーザにより入力されれば(ステップS307のYes)、画像ガイド下表示処理は終了する。アブレーションの終了の指示が入力インターフェース43を介してユーザにより入力されていなければ(ステップS307のNo)、ステップS305の処理が実行される。
以上に述べた実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、スペクトラルイメージングによって被検体Pの所定位置に関するCT画像ガイドのためのスキャンを、少なくとも第1のタイミングと第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで、第1のスペクトラル画像と、第2のスペクトラル画像とを取得し、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化した領域を特定し、特定された領域に関する情報をディスプレイ42に表示させる。また、実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1において、CT画像ガイドのためのスキャンは、被検体Pに対するインターベンショナルラジオロジーに関する処理とともに実行される。また、実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1において、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とは、電子密度画像と、実効原子番号画像EZと、物質に関する密度画像Dと、水成分画像WCとのうちいずれかであって、領域の特定に関する画素値は、電子密度と、実効原子番号と、前記物質の密度とのうちいずれかの値である。
これらのことから、実施形態に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、CT画像ガイド下において画素値が変化した領域の視認性を向上させることができる。具体的には、本スペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、例えば、アブレーションの実施時において、図4に示すように、焼灼範囲の視認性を向上させることができる。このため、本スペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、CT画像ガイド下でのIVRなどにおける診断能率(スループット)を向上させることができる。
(第1応用例)
本応用例は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいてニードルを示すニードル領域を特定し、当該ニードル領域を除く領域に関して、画素値が変化する領域を特定することにある。なお、ニードル領域としては、画素値が大きい領域(例えば、インプラントなど)を有していてもよい。
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、インターベンショナルラジオロジーに用いられるニードルに対応するニードル領域を特定する。例えば、特定機能446は、アブレーションまたは薬剤注入に用いられるニードルに関するニードル領域を特定する。具体的には、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに対して、ニードルに関する画素値を閾値(以下、ニードル特定閾値と呼ぶ)として用いたセグメンテーション処理などにより、ニードル領域を特定する。なお、特定機能446は、ニードル領域として、ニードルを含む画素値が大きい領域(例えば、インプラントなど)を特定してもよい。以下、説明を簡便にするために、特定機能446は、ニードル領域を特定するものとして説明する。また、ニードル領域の特定は、他の既知の手法により実現されてもよい。また、ニードル領域の特定は、画像処理機能444により実現されてもよい。
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおけるニードル領域を除く領域(以下、ニードル除去領域と呼ぶ)に関して、画素値が変化する領域を特定する。すなわち、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、ニードル除去領域を対象とした処理により、画素値が変化する領域を特定する。画素値が変化する領域を特定する処理は、処理対象の領域がニードル除去領域であることを除いて実施形態と同様な処理であるため、説明は省略する。
以下、本応用例における画像ガイド下表示処理について、インターベンショナルラジオロジーとしてアブレーションを例にとり、図5を用いて説明する。図5は、本応用例における画像ガイド下表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。図5におけるステップS502、S503、S506乃至S509とは、図3に示すステップS301、S302、S304乃至S307とそれぞれ同様な処理となるため、説明は省略する。図5に示すように、ステップS507の後の処理は、ステップS504の処理が実行される。
(画像ガイド下表示処理)
(ステップS501)
入力インターフェース43を介したユーザの指示、または検査オーダにおけるアブレーションまたは薬剤注入の内容に応じて、処理回路44は、例えば、システム制御機能441により、当該アブレーションに用いられるニードルの種別を設定する。ニードルの種別の設定により、処理回路44は、特定機能446により、例えば、ニードルの形状、大きさ、長さ、ニードル特定閾値などを特定する。
(ステップS504)
処理回路44は、特定機能446により、設定されたニードルに基づいて、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおけるニードル領域を特定する。具体的には、特定機能446は、ニードルの形状、大きさ、長さ、ニードル特定閾値などを用いたセグメンテーション処理を第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに適用して、ニードル領域を特定する。
(ステップS505)
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とを位置合わせして、ニードル除去領域において画素値が変化する領域を特定する。画素値が変化する領域の特定の処理は、処理対象の領域がニードル除去領域であることを除いてステップS303と同様なため、説明は省略する。
以上に述べた実施形態の第1応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、インターベンショナルラジオロジーに用いられるニードルに対応するニードル領域を特定し、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおけるニードル除去領域に関して、画素値が変化する領域を特定する。これにより、本応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、画素値が変化する領域の特定に関する画像の範囲が実施形態に比べて少なくなるため、画像ガイド下表示処理における計算コストを低減すること(すなわち、処理の高速化を実現すること)ができる。加えて、本応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、大きい画素値を有するニードルなど移動による画素値の変化に伴う強調表示(以下、不要強調表示と呼ぶ)を抑制することができる。
これらのことから、本応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、画像ガイド下表示処理に関する処理時間を低減し、かつ不要強調表示を抑制できるため、CT画像ガイド下でのIVRなどにおける診断能率(スループット)をさらに向上させることができる。本応用例における他の効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
(第2応用例)
本応用例は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいてニードルによる影響範囲を特定し、当該影響範囲において、画素値が変化する領域を特定することにある。当該影響範囲は、インターベンショナルラジオロジーがRFアブレーションである場合、ニードルによる焼灼範囲に相当する。また、インターベンショナルラジオロジーが薬剤注入である場合、ニードルによる薬剤の注入範囲(または薬剤の効果の範囲)に相当する。例えば、焼灼範囲は、アブレーションによる効果が期待できる範囲であって、より広い意味では、例えば、IVRによる影響が見込まれる範囲に相当する。以下、本応用例において、第1応用例と同一の処理については、適宜説明を省略する。また、インターベンショナルラジオロジーでのニードルによる影響範囲は、焼灼範囲であるものとして説明する。
処理回路44は、特定機能446により、ニードル領域とニードルの種別とに基づいて、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、ニードルによるインターベンショナルラジオロジーの影響範囲を特定する。インターベンショナルラジオロジーがRFアブレーションである場合、特定機能446は、ニードルの種別と焼灼範囲との対応表と、設定されたニードルの種別と照合する。ニードルの種別と焼灼範囲との対応表は、予め設定されて、メモリ41に記憶される。これにより、特定機能446は、ニードルの種別に応じた焼灼範囲を決定する。次いで、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおけるニードル領域を基準として、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける焼灼範囲の位置を特定する。以上により、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける焼灼範囲を特定する。
処理回路44は、特定機能446により、特定された焼灼範囲において、画素値が変化する領域を特定する。すなわち、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、焼灼範囲を対象とした処理により、画素値が変化する領域を特定する。画素値が変化する領域を特定する処理は、処理対象の領域が焼灼範囲であることを除いて実施形態と同様な処理であるため、説明は省略する。
以下、本応用例における画像ガイド下表示処理について、インターベンショナルラジオロジーとしてアブレーションを例にとり、図6を用いて説明する。図6は、本応用例における画像ガイド下表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。図6におけるステップS601乃至S604と、ステップS607乃至S610とは、図5に示すステップS501乃至S504と、S506乃至S509とそれぞれ同様な処理となるため、説明は省略する。図6に示すように、ステップS608の後の処理は、ステップS607の処理が実行される。
(画像ガイド下表示処理)
(ステップS605)
処理回路44は、特定機能446により、ニードル領域とニードルの種別とに基づいて、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、ニードルによる焼灼範囲を特定する。具体的には、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおけるニードル領域を中心として、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける焼灼範囲の位置を特定する。
(ステップS606)
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とを位置合わせして、焼灼範囲において画素値が変化する領域を特定する。画素値が変化する領域の特定の処理は、処理対象の領域が焼灼範囲であることを除いてステップS505と同様なため、説明は省略する。
以上に述べた実施形態の第2応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1は、ニードル領域とニードルの種別とに基づいて、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、ニードルによるインターベンショナルラジオロジーの影響範囲を特定し、特定された影響範囲において、画素値が変化する領域を特定する。本応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、画素値が変化する領域の特定に関する画像の範囲が実施形態及び第1応用例に比べて少なくなるため、画像ガイド下表示処理における計算コストを低減することができる。このため、本応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、画像ガイド下表示処理に関する処理時間を低減すること(すなわち、処理の高速化を実現すること)ができるため、CT画像ガイド下でのIVRなどにおける診断能率(スループット)をさらに向上させることができる。本応用例における他の効果は、実施形態および第1応用例と同様なため、説明は省略する。
(第3応用例)
本応用例は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて軟部組織を特定し、当該軟部組織において、画素値が変化する領域を特定することにある。本応用例において、実施形態と同一の処理については、適宜説明を省略する。
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける軟部組織を特定する。軟部組織は、例えば、アブレーションにおいて、焼灼可能な組織に対応する。例えば、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに対して、軟部組織に関する画素値を閾値として用いたセグメンテーション処理などにより、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける軟部組織を特定する。なお、軟部組織の特定は、他の既知の手法により実現されてもよい。また、軟部組織の特定は、画像処理機能444により実現されてもよい。
処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける軟部組織に関して、画素値が変化する領域を特定する。すなわち、特定機能446は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて、軟部組織を対象とした処理により、画素値が変化する領域を特定する。画素値が変化する領域を特定する処理は、処理対象の領域が軟部組織であることを除いて実施形態と同様な処理であるため、説明は省略する。
本応用例における画像ガイド下表示処理では、図3に示すフローチャートに対して以下に示す手順が追加される。図3に示すステップS303の直前に、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおいて軟部組織を特定する処理が実行される。また、図3に示すステップS03では、処理回路44は、特定機能446により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像との位置合わせを実行し、特定された軟部組織において画素値が変化する領域を特定する。また、ステップS305の後の処理は、上記のように、軟部組織を特定する処理が実行されることとなる。
以上に述べた実施形態の第3応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1は、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける軟部組織を特定し、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とにおける前記軟部組織に関して、画素値が変化する領域を特定する。これにより、本応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、画素値が変化する領域の特定に関する画像の範囲が実施形態に比べて少なくなるため、画像ガイド下表示処理における計算コストを低減することができる。このため、本応用例に係るスペクトラルイメージングX線CT装置1によれば、画像ガイド下表示処理に関する処理時間を低減することができるため、CT画像ガイド下でのIVRなどにおける診断能率(スループット)をさらに向上させることができる。本応用例における他の効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態における技術的思想を画像ガイド下表示装置または医用画像処理装置などのワークステーション(サーバ装置)で実現する場合、当該画像ガイド下表示装置は、図1に示すコンソール装置40に含まれる構成要素を有する。このとき、処理回路44は、取得機能445により、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とを、各種医用情報装置から取得する。医用情報装置は、例えば、スペクトラルデータおよび/またはデュアルエネルギーデータを収集可能なスペクトラルイメージングX線CT装置、医用画像保存装置(例えば、PACS(Picture Archiving and Communication System)サーバ装置)などである。
当該画像ガイド下表示装置は、スペクトラルイメージングによって被検体Pの所定位置に関するCT画像ガイド下において、少なくとも第1のタイミングで実行されたスキャンにより生成された第1のスペクトラル画像と、当該第1のタイミングの後の第2のタイミングで実行されたスキャンにより生成された第2のスペクトラル画像とを取得する取得部と、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化した領域を特定する特定部と、特定された領域に関する情報をディスプレイ42に表示させる表示制御部と、を有する。画像ガイド下表示装置により実行される画像ガイド下表示処理の手順および効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態における技術的思想を画像ガイド下表示方法で実現する場合、当該画像ガイド下表示方法は、スペクトラルイメージングによって被検体Pの所定位置に関するCTスキャンを、少なくとも第1のタイミングと第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで、第1のスペクトラル画像と、第2のスペクトラル画像とを取得し、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化する領域を特定し、特定された領域に関する情報をディスプレイ42に表示させること、を有する。画像ガイド下表示方法により実行される画像ガイド下表示処理の手順および効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態における技術的思想を画像ガイド下表示プログラムで実現する場合、当該画像ガイド下表示プログラムは、コンピュータに、スペクトラルイメージングによって被検体Pの所定位置に関するCTスキャンを、少なくとも第1のタイミングと第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで生成された第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とを取得し、第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化する領域を特定し、特定された領域に関する情報をディスプレイ42に表示させること、を実現させる。
例えば、光子計数型X線CT装置に接続されサーバ装置(処理装置)などにおけるコンピュータに画像ガイド下表示プログラムをインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても、画像ガイド下表示処理を実現することができる。このとき、コンピュータに当該画像ガイド下表示プログラムを実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。画像ガイド下表示プログラムにおける処理手順および効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、CT画像ガイド下において画素値が変化した領域の視認性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 光子計数型X線CT装置(スペクトラルイメージングX線CT装置)
10 架台装置
11 X線管
12 光子計数型検出器
13 回転フレーム
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ボウタイフィルタ
17 コリメータ
18 DAS(Data Acquisition System)
30 寝台装置
31 基台
32 寝台駆動装置
33 天板
34 天板支持フレーム
40 コンソール装置
41 メモリ
42 ディスプレイ
43 入力インターフェース
44 処理回路
113 X線照射範囲
131 開口
441 システム制御機能
442 前処理機能
443 再構成処理機能
444 画像処理機能
445 取得機能
446 特定機能
447 表示制御機能

Claims (9)

  1. スペクトラルイメージングによって被検体の所定位置に関するCTスキャンを、少なくとも第1のタイミングと前記第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで、第1のスペクトラル画像と、第2のスペクトラル画像とを取得する取得部と、
    前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化した領域を特定する特定部と、
    前記領域に関する情報をディスプレイに表示させる表示制御部と、
    を備えるスペクトラルイメージングX線CT装置。
  2. 前記CTスキャンは、前記被検体に対するインターベンショナルラジオロジーに関する処理とともに実行される、
    請求項1に記載のスペクトラルイメージングX線CT装置。
  3. 前記特定部は、
    前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とにおいて、前記インターベンショナルラジオロジーに用いられるニードルに対応するニードル領域を特定し、
    前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とにおける前記ニードル領域を除く領域に関して、前記画素値が変化する前記領域を特定する、
    請求項2に記載のスペクトラルイメージングX線CT装置。
  4. 前記特定部は、
    前記ニードル領域と前記ニードルの種別とに基づいて、前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とにおいて、前記ニードルによるインターベンショナルラジオロジーの影響範囲を特定し、
    前記影響範囲において、前記画素値が変化する前記領域を特定する、
    請求項3に記載のスペクトラルイメージングX線CT装置。
  5. 前記インターベンショナルラジオロジーは、アブレーションまたは薬剤注入である、
    請求項4に記載のスペクトラルイメージングX線CT装置。
  6. 前記特定部は、
    前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とにおける軟部組織を特定し、
    前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とにおける前記軟部組織に関して、前記画素値が変化する前記領域を特定する、
    請求項1に記載のスペクトラルイメージングX線CT装置。
  7. 前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とは、電子密度画像と、実効原子番号画像と、物質に関する密度画像と、水成分画像のうちいずれかであって、
    前記画素値は、電子密度と、実効原子番号と、前記物質の密度と、水含有量とのうちいずれかの値である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスペクトラルイメージングX線CT装置。
  8. スペクトラルイメージングによって被検体の所定位置に関するCTスキャンを、少なくとも第1のタイミングと前記第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで、第1のスペクトラル画像と、第2のスペクトラル画像とを取得し、
    前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化する領域を特定し、
    前記領域に関する情報をディスプレイに表示させること、
    を備える画像ガイド下表示方法。
  9. コンピュータに、
    スペクトラルイメージングによって被検体の所定位置に関するCTスキャンを、少なくとも第1のタイミングと前記第1のタイミングの後の第2のタイミングとで行うことで生成された第1のスペクトラル画像と第2のスペクトラル画像とを取得し、
    前記第1のスペクトラル画像と前記第2のスペクトラル画像とに基づいて、画素値が変化する領域を特定し、
    前記領域に関する情報をディスプレイに表示させること、
    を実現させる画像ガイド下表示プログラム。
JP2022133330A 2022-08-24 2022-08-24 スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム Pending JP2024030428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022133330A JP2024030428A (ja) 2022-08-24 2022-08-24 スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022133330A JP2024030428A (ja) 2022-08-24 2022-08-24 スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024030428A true JP2024030428A (ja) 2024-03-07

Family

ID=90105922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022133330A Pending JP2024030428A (ja) 2022-08-24 2022-08-24 スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024030428A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7361568B2 (ja) X線撮影装置および単色x線生成方法
JP2019208892A (ja) X線撮影装置及び医用画像処理装置
JP2024030428A (ja) スペクトラルイメージングx線ct装置、画像ガイド下表示方法、および画像ガイド下表示プログラム
JP2018175866A (ja) X線ct装置
JP2020199178A (ja) 医用画像診断装置
JP2019103752A (ja) 医用画像処理装置、x線ct装置及び医用画像処理プログラム
JP7206163B2 (ja) X線ct装置、医用情報処理装置、及び医用情報処理プログラム
US11717242B2 (en) Photon counting computed tomography (CT) apparatus
JP2020039382A (ja) X線ct装置
JP7223517B2 (ja) 医用画像診断装置
JP7258473B2 (ja) X線ct装置及び撮影条件管理装置
US20230346323A1 (en) X-ray ct apparatus
US20240112336A1 (en) X-ray computed tomography apparatus, information processing system, information processing method, and non-transitory computer-readable medium
JP7195825B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置及び画像生成装置
JP7399720B2 (ja) X線ct装置
US20240148344A1 (en) X-ray computed tomography apparatus, information processing system, information processing method, and non-transitory computer-readable medium
JP6923414B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置、医用画像処理装置、及びプログラム
JP2023128489A (ja) X線ct装置、撮影方法および撮影プログラム
JP2022011724A (ja) X線ct装置
JP2022092932A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置、医用画像処理装置、およびデータ処理方法
JP2024057817A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置、医用画像補正方法、および医用画像補正プログラム
JP2022103615A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置、陽極劣化推定方法、および陽極劣化推定プログラム
JP2020092887A (ja) X線ct装置
JP2021159337A (ja) 医用画像処理装置及び医用画像診断装置
JP2024001425A (ja) 光子計数型x線コンピュータ断層撮影装置、再構成処理装置、光子計数型情報取得方法、再構成処理方法、光子計数型情報取得プログラム、および再構成処理プログラム