JPH05267351A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05267351A
JPH05267351A JP4064831A JP6483192A JPH05267351A JP H05267351 A JPH05267351 A JP H05267351A JP 4064831 A JP4064831 A JP 4064831A JP 6483192 A JP6483192 A JP 6483192A JP H05267351 A JPH05267351 A JP H05267351A
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JP
Japan
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layer
channel
inp
ingaas
electric field
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JP4064831A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakajima
成 中島
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
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  • Ceramic Engineering (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドレイン電流の遮断特性の改善 【構成】 このMESFETは、半絶縁性のInP基板
110上にアンドープAlInAs層120,アンドー
プInP層130,n−InGaAs層140,アンド
ープInP層150,AlInAs層160が形成さ
れ、AlInAs層160上には、ソース電極410,
ドレイン電極430,ゲート電極420が形成された構
造になっている。ソース電極410およびドレイン電極
430は、AlInAs層160とオーミック接触し、
ゲート電極420は、AlInAs層160にショット
キ接合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、InP系のヘテロ接合
電界効果トランジスタの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】InP系のヘテロ接合電界効果トランジ
スタとして、n−InP/InGaAsのヘテロ接合構
造を有するもの、n−AlInAs/InGaAsのヘ
テロ接合を有するもの、さらには、n−AlInAs/
InPのヘテロ接合構造を有するもの等がある。InG
aAsは、低電界での移動度が高いが、高電界での移動
度は有極性光学散乱のために低くなる。そのため、ゲー
ト長の短い電界効果トランジスタ(FET)を形成して
も高電界では良好な特性が得られないという問題があっ
た。また、n−AlInAs/InPのヘテロ接合構造
を有するものは、高電界でも高い電子飽和速度を有する
InPをチャネルとするものであるが、逆に低電界での
移動度が低いために、やはりFETとしての特性には問
題があった。
【0003】これらの問題を解決するものとして、本願
発明者によってなされた「特願昭63−9192」記載
のFETがある。このFETは、上述の両者の利点を取
り入れたもので、図7に示すような構造を有している。
半絶縁性InP基板110上に、アンドープInP層3
20、アンドープInGaAs層330、n−InP層
340、アンドープInP層350、n−AlInAs
層360が順次形成されており、n−AlInAs層3
60上にオーミック接触するソース電極410およびド
レイン電極430が形成され、n−AlInAs層36
0上のソース・ドレイン電極間にショットキ接合するゲ
ート電極420が形成されている。
【0004】ここで、n−InP層340,アンドープ
InP層350についてはキャリア濃度3×1017/c
3 で100nm、n−AlInAs層360について
はキャリア濃度3×1017/cm3 で500nmで製作
したものについて実験を行っている。
【0005】このFETでは、アンドープInGaAs
層330及びアンドープInP層350の界面近傍に、
2の2次元電子ガス370,380が形成される。低電
界では、アンドープInGaAs層330の側を支配的
に走行し、高電界では、アンドープInP層350の側
を支配的に走行する。これによって、大きなドレイン電
流を得て、大きな駆動能力が得られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、前述の
FETについて、n−InP層340,アンドープIn
P層350をキャリア濃度2×1018/cm3 で30n
m,10nm、n−AlInAs層360をキャリア濃
度2×1018/cm3 で50nm、アンドープInGa
As層330を10nmで製作し、実験を行った結果つ
ぎのような問題点があることが判明した。
【0007】前述のFETでは、2の2次元電子ガス3
70,380が形成され、これをチャネルとするもので
あるが、2次元電子ガス380はゲート電極470間で
の距離が遠い。そのため、ドレイン電流の遮断特性の悪
化を招いている。また、電子移動度をより高く、即ちソ
ース寄生抵抗をより低くする必要がでてきた。
【0008】このように、InP系のヘテロ接合電界効
果トランジスタでは、高電界では良好な特性を維持しつ
つ良好なドレイン電流の遮断特性,駆動能力を持たせる
ことについては、研究開発途上なのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の半導体装置は、ドレイン−ソース間のチャ
ネルに流れる電流の制御がゲート電極に加える電圧によ
ってなされる半導体装置であって、n型ドーパントを含
む少なくとも1のInGaAs層(n−InGaAs
層)及びこのInGaAs層を挟むInP層とで構成さ
れるチャネル層を有し、このチャネル層にチャネルが形
成されることを特徴とする。
【0010】InGaAs層は、チャネルの電界が高電
界である際に、InP層へ遷移する電子数が無視できな
い程度に薄く、十分なドレイン電流を得る程度の電子濃
度を有することを特徴としても良い。
【0011】InGaAs層に対しドレイン及びソース
の電極側に位置するInP層は、遷移した電子が十分に
走行しうる厚さで形成され、ゲート電極との間でショッ
トキ接合を得る程度の電子濃度を有することを特徴とし
ても良い。
【0012】ゲート電極とチャネル層との間にAlIn
As層をさらに有することを特徴としても良い。
【0013】チャネル層に対しドレイン及びソースの電
極とは反対側に、チャネル層の間でポテンシャル障壁を
作る層をさらに有することを特徴としても良い。
【0014】
【作用】本発明の半導体装置のチャネル層においては、
n−InGaAs層はInP層よりも伝導帯のポテンシ
ャルが低いものになっている。そのため、ドレイン−ソ
ース間(チャネル)に流れる電子は、チャネルの電界が
低電界の場合ではn−InGaAs層を流れ、高電界で
は一部が障壁を越えてInP層を流れる。n−InGa
As層は低電界では電子移動度が高く、InP層は電子
飽和速度が大きい。そのため、チャネルに流れる電子
は、高電界でも平均走行時間の低下が抑えられ、電界の
大きさにかかわらず平均走行時間が短いものになってい
る。
【0015】また、n−InGaAs層は、InP層へ
遷移する電子数が無視できない程度に薄く形成すること
が可能で、ゲート電極とチャネルの間隔を小さくし得
る。この場合においても、上述のようにチャネルに流れ
る電子の平均走行時間は短いものになっている。十分に
電子濃度をもたせることで、ゲート電極とのショットキ
接合でチャネルに流れる電流の制御がなされるとともに
十分大きなドレイン電流を流せる。
【0016】AlInAs層をさらに有する場合、ゲー
ト電極との間で良好なショットキ接合が得られる。
【0017】ポテンシャル障壁を作る層をさらに有する
場合、高電界時InP層に遷移した電子がさらにチャネ
ル層の外に拡散するのを防止する。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
前述の従来例と同一または同等のものについてはその説
明を簡略化し若しくは省略するものとする。
【0019】図1には、本発明の第1の実施例であるヘ
テロ接合FET(MESFET)の構造が示されてい
る。このFETは、半絶縁性のInP基板110上にア
ンドープAlInAs層120,アンドープInP層1
30,n−InGaAs層140(Inx Ga1-x
s,アンドープInP層150,AlInAs層160
が形成され、AlInAs層160上には、ソース電極
410,ドレイン電極430,ゲート電極420が形成
された構造になっている。
【0020】このヘテロ接合FETは、図2の製造工程
で製作される。この製造工程を説明すると次のようにな
る。
【0021】まず、半絶縁性のInP基板110上に、
分子線エピタキシー(MBE)法もしくは有機金属気相
エピタキシャル成長法(MOVPE)によって、エピタ
キシャル層のアンドープAlInAs層120,アンド
ープInP層130,n−InGaAs層140,アン
ドープInP層150,AlInAs層160を順次成
長させる。ここで、アンドープAlInAs層120の
層厚は300nmで、アンドープInP層130の層厚
は30nmである。n−InGaAs層140の層厚は
10nm、キャリア濃度は5×1018/cm3 であり、
チャネルの電界が高電界である際、InP層130,1
50へ遷移する電子数が無視できない程度に薄く、十分
なドレイン電流を得る程度の電子濃度としたものであ
る。
【0022】アンドープInP層150の層厚は10n
mである。アンドープInP層130,150の層厚
は、アンドープAlInAs層120から遷移してきた
電子が走行するのに十分な厚さのものにし、アンドープ
InP層130についてはショットキ接合を得るのに十
分な電子濃度としたものである。AlInAs層160
の層厚は15nmである(図2(A))。
【0023】つぎに、レジストをマスクにメサエッチン
グを行って、活性領域の電気的な分離即ち素子間分離を
行う(図2(B))。そして、表面にレジスト膜を堆積
した後、パターンニングを行って将来ソース電極および
ドレイン電極となる部分に開口を設ける(これは、通常
のフォトリソグラフィによる)。その後、AuGe/N
i(100nm/30nm)を真空蒸着した後、AuG
e/Niをパターンニングされたレジストによってリフ
トオフすることにより、ソース電極410およびドレイ
ン電極430を形成する(図2(C))。
【0024】ついで、表面にレジストを堆積した後、パ
ターンニングを行って将来ゲート電極となる部分に開口
を設け、Ti/Pt/Au(30/10/300nm)
を真空蒸着する。その後、パターンニングされたレジス
トによってリフトオフすることで、図1に示すようなヘ
テロ接合FETを得る。
【0025】この図1のFETにおいては、ソース電極
410およびドレイン電極430は、AlInAs層1
60とオーミック接触し、ゲート電極420は、AlI
nAs層160にショットキ接合している。アンドープ
AlInAs層120はアンドープInP層130に対
しヘテロ障壁を作り、これによってアンドープInP層
130から電子が基板110へ漏れるのを防いでいる。
また、InPは良好なショットキ接合が得にくい。その
ため、AlInAs層160を形成し、これによって、
ゲート電極420との良好なショットキ接合を形成して
いる。
【0026】また、アンドープInP層130,n−I
nGaAs層140,アンドープInP層150の伝導
帯のバンド構造は図3に示すような障壁を持つ構造を有
している。ドレイン−ソース間に流れる電流は、低電界
では伝導帯のポテンシャルの低いn−InGaAs層1
40を流れる電流が支配的となって(図3(a))、n
−InGaAs層140がチャネルとなっている。高電
界では、その電流の電子の一部が障壁を越えてInP層
130,150側に遷移し、InP層130,150を
流れ(図3(b))、チャネルとなる領域が広がる。I
nGaAs及びInPは電子飽和密度が高いので、電子
が低電界では平均走行時間が短く、高電界で一部がIn
P層130,150を流れるようになっても平均走行時
間の低下が抑えられる。即ち、電界の大きさによるチャ
ネル領域の変化にかかわらず平均走行時間が短いものに
なっている。これにより、バイアス条件によらずに高速
で、周波数特性を良好に保たれる。
【0027】特に、n−InGaAs層はInP層へ遷
移する電子数が無視できない程度に薄く形成されている
のだが、チャネルとなるn−InGaAs層140は電
子密度が高いため、ソース寄生抵抗が低く電流駆動能力
の高いものになり、より大きな電力を取り扱えるように
なる。また、表面に近いアンドープInP層150,A
lInAs層160も薄く形成されているため、n−I
nGaAs層140とゲート電極420との距離は短く
なり、良好な遮断特性が得られている。このように、図
1のヘテロ接合FETは、良好な特性を持ち、マイクロ
波やミリ波帯の高出力素子に用いると効果的である。
【0028】本発明は前述の実施例に限らず様々な変形
が可能である。
【0029】例えば、基板側のInP層(アンドープI
nP層150)は、キャリア濃度が小さいほど良く、特
に厚さは遷移してきた電子が走行するのに十分な厚さで
よいが、表面側のInP層(アンドープInP層13
0)は、ソース抵抗を下げるためにn型にドープしたも
の(例えば、不純物濃度5×1017/cm3 )でも良
い。この層の厚さは、遷移してきた電子がAlInAs
層160に届かない程度であれば良い。
【0030】また、AlInAs層160についてはア
ンドープのものとしたが、オーミック接触抵抗を下げた
いものならn型にドープしたもの(例えば、不純物濃度
5×1017/cm3 )でも良い。この層上に、酸化防止
用の表面保護層(例えば、InGaAs層)を設けるよ
うにしても良い。
【0031】さらに、アンドープAlInAs層120
はヘテロ障壁を作って動作に悪影響を及ぼさないための
ものであるから、バンドギャップの大きいほかのものを
用いても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、電界の大き
さにかかわらず平均走行時間が短いため、バイアス条件
によらずに高速で、周波数特性を良好に保つことができ
る。また、ゲートとチャネルの間隔を小さくし得るの
で、良好なドレイン電流の遮断特性を持たせることがで
き良好な特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図。
【図2】第1の実施例の製造工程図。
【図3】チャネル近傍のポテンシャル図。
【図4】従来例の構成図。
【符号の説明】
110…InP基板、120…アンドープAlInAs
層、130…アンドープInP層、140…n−InG
aAs層、150…アンドープInP層、160…Al
InAs層、410…ソース電極、420…ゲート電
極、430…ドレイン電極。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレイン−ソース間のチャネルに流れる
    電流の制御がゲート電極に加える電圧によってなされる
    半導体装置であって、 n型ドーパントを含む少なくとも1のInGaAs層及
    びこのInGaAs層を挟むInP層とで構成されるチ
    ャネル層を有し、このチャネル層に前記チャネルが形成
    されることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記InGaAs層は、前記チャネルの
    電界が高電界である際に、前記InP層へ遷移する電子
    数が無視できない程度に薄く、十分なドレイン電流を得
    る程度の電子濃度を有することを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記InGaAs層に対し前記ドレイン
    及び前記ソースの電極側に位置するInP層は、遷移し
    た電子が十分に走行しうる厚さで形成され、前記ゲート
    電極との間でショットキ接合を得る程度の電子濃度を有
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極と前記チャネル層との間
    にAlInAs層をさらに有することを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記チャネル層に対し前記ドレイン及び
    前記ソースの電極とは反対側に、前記チャネル層の間で
    ポテンシャル障壁を作る層をさらに有することを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
JP4064831A 1992-03-23 1992-03-23 半導体装置 Pending JPH05267351A (ja)

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