JPH0526674B2 - - Google Patents

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JPH0526674B2
JPH0526674B2 JP8161884A JP8161884A JPH0526674B2 JP H0526674 B2 JPH0526674 B2 JP H0526674B2 JP 8161884 A JP8161884 A JP 8161884A JP 8161884 A JP8161884 A JP 8161884A JP H0526674 B2 JPH0526674 B2 JP H0526674B2
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JP
Japan
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ink
dye
titanium dioxide
transfer sheet
binder
Prior art date
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JP8161884A
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English (en)
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JPS60223878A (ja
Inventor
Jukichi Murata
Takao Hirota
Nobuyoshi Taguchi
Akihiro Imai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、昇華型感熱転写記録において使用さ
れるインキ組成物及びそれを用いて基体上にイン
キ層を形成させてなる感熱転写シートに関する。
(ロ) 従来の技術 従来、フアクシミリプリンター、複写機あるい
は、テレビ画像等をカラー記録する技術が要望さ
れ、電子写真、インクジエツト、感熱転写等によ
るカラー記録技術が検討されている。
これらの中にあつて感熱転写方式は装置の保
守、操作が容易で装置及び消耗品が安価であるた
め他の方法に比べ有利と考えられる。
感熱転写方式には、基体上に熱溶融性インキ層
を形成させた転写シートを、感熱ヘツドにより加
熱して該インキを溶融し、被記録体上に転写記録
する溶融方式と、ベースフイルム上に昇華性色素
を含有するインキ層を形成させた転写シートを、
感熱ヘツドにより加熱して色素を昇華させ、被記
録体上に転写記録する昇華方式とがあるが、昇華
方式は感熱ヘツドに与えるエネルギーを変えるこ
とにより、色素の昇華転写量を制御することがで
きるので、階調記録が容易となり、フルカラー記
録には特に有利と考えられる。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 昇華性色素をこの記録方式に適用する場合、色
素を結着剤とともに溶媒中に溶解あるいは微粒子
状に分散させることによりインキを調製し、該イ
ンキをベースフイルム上に塗布又は含浸（以下単
に塗布と略記する）し、乾燥することにより転写
シートを作製する必要がある。しかし乍ら、イン
キの塗布および乾燥後、インキ中に溶解していた
色素がシート上で結晶化し、色素の結晶が生じる
ことがあり、色素の結晶の生じた転写シートを用
いて転写記録を行なつた場合、転写記録に色むら
が生じ、良質な記録を得ることができない。
本発明は、転写シート上で上記色素が結晶化す
ることを防止した昇華型感熱転写記録に使用する
インキ組成物及びそれを用いて基体上にインキ層
を形成させてなる感熱転写シートの提供をその目
的とするものである。
発明の構成 (イ) 問題点を解決するための手段 本発明は、下記一般式［］で示される色素、
結着剤、溶剤及び酸化チタンを含有する昇華型感
熱転写記録用インキ組成物及びそれを基体上に塗
布、乾燥してインキ層を形成してなる感熱転写シ
ートをその要旨とする。
（式中、Ｘは水素原子又はメチル基を表わし、
Ｒ及びR1はそれぞれC1〜C4のアルキル基を表わ
す。） 本発明で使用する色素としては、上記の色素を
使用するが、具体的には、例えば、下記構造式の
色素が挙げられる。
かかる色素は、組成物中、通常、２〜30重量
％、好ましくは、５〜20重量％の範囲で使用す
る。
本発明のインキ組成物の調製方法としては、色
素、二酸化チタン、及び結着剤を、溶剤と混合
し、色素及び結着剤の溶解及び二酸化チタンの分
散を行う方法を挙げることができる。そして必要
に応じて、これに他の無機あるいは有機の微粒
子、分散剤、帯電防止剤、ブロツキング防止剤、
消泡剤、酸化防止剤などを添加することができ
る。
本発明に使用される二酸化チタンとしては、一
般に白色顔料として使用されている微粒子状のル
チル型及びアナターゼ型のものを挙げることがで
き、粒子の大きさ、表面処理の方法など特に制限
されるものではない。又二酸化チタンの添加量と
しては、色素に対して５重量％以上で有効であ
り、特に10〜100重量％の範囲程度を挙げること
ができる。
本発明に使用する結着剤としては、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボ
ネト、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、エ
チルセルロースなど、使用する溶剤に溶解し易
く、耐熱性の良好な樹脂が好適である。
また本発明に使用する溶剤としては、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ
類、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの
芳香族類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステ
ル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、塩化メチレン、クロロホルム、トリクロロエ
チレンなどの塩素系溶剤、テトラハイドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル類、Ｎ，Ｎ−ジメ
チルホルムアミド、Ｎ−メチルピロリドンなどを
挙げることができる。
結着剤の使用量としては、組成物中、通常２〜
50重量％、好ましくは、５〜30重量％の範囲を挙
げることができる。
本発明のインキ組成物を塗布する基体として
は、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉
紙、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミドのよ
うな耐熱性の良好なプラスチツクのフイルムが適
しているが、それらの厚さとしては３〜25μmの
範囲を挙げることができる。
インキ組成物を基体に塗布する方法としては、
リバースロールコーター、グラビアコーター、ロ
ツドコーター、エアドクタコーターなどを使用し
て実施することができる（原崎勇次著、槙書店
1979年発行「コーテイング方式」）。インクの付着
量としては乾燥後、0.1〜5g／m2の範囲となるよ
うに塗布すればよい。
発明の効果 本発明のインキ組成物は、基体上に塗布し、乾
燥した場合、色素が基体上で結晶化することがな
いので、均一に色素の塗布された転写シートを得
ることができ、この転写シートを用いることによ
り均一性の良好な記録を得ることができる。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、こ
れら実施例は本発明を限定するものではない。
実施例 １ ａ） インクの調製 記色素 10g ポリスルホン樹脂* 10g 二酸化チタン** 5g クロロベンゼン 80g 合 計 105g ＊ 日産化学工業株式会社製造 ユーデル Ｐ−1700（商品名） ＊＊ 石原産業株式会社製造 タイペーク Ｒ−680（商品名） 上記組成の混合物をペイントコンデイシヨナー
で10分間処理し、インキの調製を行なつた。この
際色素はインキ中に完全に溶解した。
ｂ） 転写シートの作成 上記のインキをバーコーター（RK Print
Coat Instruments社製No.１）を用いてポリイミ
ドフイルム（15μm厚）に塗布した後、自然乾燥
して転写シートを得た。この際インク乾燥後も色
素はシート上で結晶化することなく、色素の均一
に塗布された転写シートを得ることができた。
インキの調製時に於て二酸化チタンの添加量を
1g及び10gとし、同様の試験を実施したが、同様
に色素が結晶化しない転写シートを得ることがで
きた。
比較例 １ 二酸化チタンを添加することなく、他は実施例
１と同様の方法によりインキの調製を行ない、そ
のインキを用いて、実施例１と同様の方法により
転写シートを作成したがインキの乾燥中に色素が
結晶化し、シート上に色素の針状結晶が生じた。
比較例 ２ 実施例１で使用した二酸化チタンのかわりに、
炭酸カルシウム及びシリカを添加して実施例１と
同様の方法によりインキの調製を行ない、そのイ
ンキを用いて実施例１と同様の方法により転写シ
ートを作成したが、いずれの場合にも色素がシー
ト上で結晶化し、針状結晶が生じた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 下記一般式［］で示される色素、結着剤、
    溶剤及び二酸化チタンを含有する昇華型感熱転写
    記録用インキ組成物。 （式中、Ｘは水素原子又はメチル基を表わし、
    Ｒ及びR1はそれぞれC1〜C4のアルキル基を表わ
    す） ２ 基材上に、下記一般式［］で示される色
    素、結着剤、及び二酸化チタンを含有する昇華型
    感熱転写記録用インキ組成物を、塗布、乾燥して
    インキ層を形成してなる感熱転写シート。 （式中、Ｘは水素原子又はメチル基を表わし、
    Ｒ及びR1はそれぞれC1〜C4のアルキル基を表わ
    す）
JP59081618A 1984-04-23 1984-04-23 インキ組成物及び感熱転写シート Granted JPS60223878A (ja)

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JPS60223878A JPS60223878A (ja) 1985-11-08
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