JPH05265621A - キーボード装置 - Google Patents
キーボード装置Info
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- JPH05265621A JPH05265621A JP4063922A JP6392292A JPH05265621A JP H05265621 A JPH05265621 A JP H05265621A JP 4063922 A JP4063922 A JP 4063922A JP 6392292 A JP6392292 A JP 6392292A JP H05265621 A JPH05265621 A JP H05265621A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- circuit
- keyboard
- frequency
- amplifier circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キーボード部を無電源で動作させ、スイッチ
情報を非接触で伝送する。 【構成】 キーボード検出部1は、増幅回路10と第1
のコイル11と第2のコイル12と周波数検出回路13
とを備える。キーボード部2は、スイッチS1〜Snと
コンデンサC1〜Cnと第3のコイル20を備える。ス
イッチS1〜Snのいずれかが閉じられると、増幅回路
10、第1のコイル11、第3のコイル20を含む並列
共振回路、第2のコイル12を一連の経路とした正帰還
ループが構成される。そして、そこに並列共振回路の共
振周波数による発振が起こる。周波数検出回路13はこ
の発振周波数によりどのスイッチかを検出する。
情報を非接触で伝送する。 【構成】 キーボード検出部1は、増幅回路10と第1
のコイル11と第2のコイル12と周波数検出回路13
とを備える。キーボード部2は、スイッチS1〜Snと
コンデンサC1〜Cnと第3のコイル20を備える。ス
イッチS1〜Snのいずれかが閉じられると、増幅回路
10、第1のコイル11、第3のコイル20を含む並列
共振回路、第2のコイル12を一連の経路とした正帰還
ループが構成される。そして、そこに並列共振回路の共
振周波数による発振が起こる。周波数検出回路13はこ
の発振周波数によりどのスイッチかを検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の上位
装置へスイッチ情報を出力するキーボード装置に関し、
特に発振現象を応用したキーボード装置に関するもので
ある。
装置へスイッチ情報を出力するキーボード装置に関し、
特に発振現象を応用したキーボード装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のキーボード装置は、上位装置とコ
ネクタで接続され、上位装置から電源が供給されてお
り、キーセンス回路により押圧されたキーすなわちスイ
ッチを検出し、上位装置へそのデータを伝送していた。
ネクタで接続され、上位装置から電源が供給されてお
り、キーセンス回路により押圧されたキーすなわちスイ
ッチを検出し、上位装置へそのデータを伝送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のキ
ーボード装置は、キーセンス回路等を動作させるために
電源が必要であり、上位装置とコネクタで接続し上位装
置から電源を供給する必要があった。また、検出したス
イッチ情報を上位装置へ伝送するためにも上位装置との
接続は必要であった。
ーボード装置は、キーセンス回路等を動作させるために
電源が必要であり、上位装置とコネクタで接続し上位装
置から電源を供給する必要があった。また、検出したス
イッチ情報を上位装置へ伝送するためにも上位装置との
接続は必要であった。
【0004】このため従来のキーボード装置では、コネ
クタの接点の接触不良などの信頼性の問題があった。ま
た、例えば上位装置として小型化が要求されている携帯
機器などにおいては、このコネクタの大きさから機器の
外形を小さくできないと言う問題点があった。本発明の
目的は、このような従来の欠点を改善したものであり、
キーボード部は無電源で動作するとともにスイッチ情報
を非接触で伝送し、さらに上位装置には大きなコネクタ
用のスペースを必要としないキーボード装置を提供する
ことにある。
クタの接点の接触不良などの信頼性の問題があった。ま
た、例えば上位装置として小型化が要求されている携帯
機器などにおいては、このコネクタの大きさから機器の
外形を小さくできないと言う問題点があった。本発明の
目的は、このような従来の欠点を改善したものであり、
キーボード部は無電源で動作するとともにスイッチ情報
を非接触で伝送し、さらに上位装置には大きなコネクタ
用のスペースを必要としないキーボード装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のスイッ
チを有し前記スイッチが押圧されると所定のデータを伝
送するキーボード装置に、増幅回路と、該増幅回路の出
力に接続した第1のコイルと、前記増幅回路の入力に接
続した第2のコイルと、周波数検出回路とを備えたキー
ボード検出部と、前記スイッチとコンデンサとの直列回
路を有し複数の該直列回路と第3のコイルとの並列共振
回路とを備えたキーボード部とから構成され、前記並列
共振回路は、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの
双方と電磁結合を有することによって、前記増幅回路と
前記第1のコイルと前記第2のコイルとともに正帰還ル
ープをなす発振回路を形成し、前記周波数検出回路は、
前記正帰還ループによって発生する発振の周波数情報か
ら前記スイッチ情報を得る構成、もしくは前記キーボー
ド検出部は前記増幅回路のゲインを制御するAGC回路
を有し、該AGC回路は、前記増幅回路の出力における
発振信号の振幅が一定となるように前記増幅回路に制御
信号を与えるようにした構成としたものである。
チを有し前記スイッチが押圧されると所定のデータを伝
送するキーボード装置に、増幅回路と、該増幅回路の出
力に接続した第1のコイルと、前記増幅回路の入力に接
続した第2のコイルと、周波数検出回路とを備えたキー
ボード検出部と、前記スイッチとコンデンサとの直列回
路を有し複数の該直列回路と第3のコイルとの並列共振
回路とを備えたキーボード部とから構成され、前記並列
共振回路は、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの
双方と電磁結合を有することによって、前記増幅回路と
前記第1のコイルと前記第2のコイルとともに正帰還ル
ープをなす発振回路を形成し、前記周波数検出回路は、
前記正帰還ループによって発生する発振の周波数情報か
ら前記スイッチ情報を得る構成、もしくは前記キーボー
ド検出部は前記増幅回路のゲインを制御するAGC回路
を有し、該AGC回路は、前記増幅回路の出力における
発振信号の振幅が一定となるように前記増幅回路に制御
信号を与えるようにした構成としたものである。
【0006】
【作用】本発明によるキーボード装置では、第3のコイ
ルが第1のコイルと第2のコイル上に存在しないか、ま
たは、スイッチが閉じられていない場合、すなわち第1
のコイルと第2のコイルとは互いに磁気結合がない状態
においては、増幅回路の入出力間で帰還は発生せず発振
は発生しない。しかしスイッチが閉じられ並列共振回路
が構成された状態で第3のコイルを第1及び第2のコイ
ルに近付け、互いに磁気結合を生じさせると、ここに増
幅器の出力、第1のコイル、並列共振回路、第2のコイ
ル、増幅器の入力を一連の経路とした正帰還ループが構
成され、並列共振回路の共振周波数による発振が発生す
る。そして、スイッチによって並列共振回路の共振周波
数を変化させるとこれに伴って発振周波数も同様に変化
し、周波数検出回路はこの周波数情報を検出し押圧され
たスイッチ情報を検出することができる。
ルが第1のコイルと第2のコイル上に存在しないか、ま
たは、スイッチが閉じられていない場合、すなわち第1
のコイルと第2のコイルとは互いに磁気結合がない状態
においては、増幅回路の入出力間で帰還は発生せず発振
は発生しない。しかしスイッチが閉じられ並列共振回路
が構成された状態で第3のコイルを第1及び第2のコイ
ルに近付け、互いに磁気結合を生じさせると、ここに増
幅器の出力、第1のコイル、並列共振回路、第2のコイ
ル、増幅器の入力を一連の経路とした正帰還ループが構
成され、並列共振回路の共振周波数による発振が発生す
る。そして、スイッチによって並列共振回路の共振周波
数を変化させるとこれに伴って発振周波数も同様に変化
し、周波数検出回路はこの周波数情報を検出し押圧され
たスイッチ情報を検出することができる。
【0007】また本発明によるキーボード装置では、キ
ーボード検出部に増幅回路のゲインを制御するAGC回
路を持たせたため、広い周波数範囲に渡って安定した発
振状態を得ることができ、より多くのスイッチ情報を検
出することができる。
ーボード検出部に増幅回路のゲインを制御するAGC回
路を持たせたため、広い周波数範囲に渡って安定した発
振状態を得ることができ、より多くのスイッチ情報を検
出することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1に基づき説明す
る。図1は、本実施例のキーボード装置の構成図であ
る。図において、1はキーボード検出部であり、増幅回
路10と第1のコイル11と第2のコイル12と周波数
検出回路13とを備え、2はキーボード部であり、スイ
ッチS1〜SnとコンデンサC1〜Cnとから構成され
る直列回路T1〜Tnと第3のコイル20を備えてい
る。キーボード部2の直列回路T1〜Tnと第3のコイ
ル20はそれぞれ並列に接続されており、スイッチS1
〜Snのいずれかを閉じることによりLCの並列共振回
路を構成する。
る。図1は、本実施例のキーボード装置の構成図であ
る。図において、1はキーボード検出部であり、増幅回
路10と第1のコイル11と第2のコイル12と周波数
検出回路13とを備え、2はキーボード部であり、スイ
ッチS1〜SnとコンデンサC1〜Cnとから構成され
る直列回路T1〜Tnと第3のコイル20を備えてい
る。キーボード部2の直列回路T1〜Tnと第3のコイ
ル20はそれぞれ並列に接続されており、スイッチS1
〜Snのいずれかを閉じることによりLCの並列共振回
路を構成する。
【0009】第1のコイル11と第2のコイル12は、
スイッチS1〜Snのいずれかが閉じられ並列共振回路
が構成されたときにのみ強く電磁結合するようにし、ス
イッチS1〜Snが閉じられていないときには電磁結合
しないか、あるいは結合があっても極く弱い結合である
ようにしておく。図1に示した第1のコイル11と第2
のコイル12は円形コイルであるが、第2のコイル12
は円形コイルをその中心を通る軸でひねったものとし両
者を重ね合わせている。この場合、仮になんらかの電流
が第1のコイル11に流れそこから磁界が発生したとし
ても、第2のコイル12はその中心を通る軸でひねった
ものとしているので、第2のコイル12に鎖交する磁束
は紙面上左右で打ち消し合うため、第1のコイル11と
第2のコイル12との直接の結合はない。
スイッチS1〜Snのいずれかが閉じられ並列共振回路
が構成されたときにのみ強く電磁結合するようにし、ス
イッチS1〜Snが閉じられていないときには電磁結合
しないか、あるいは結合があっても極く弱い結合である
ようにしておく。図1に示した第1のコイル11と第2
のコイル12は円形コイルであるが、第2のコイル12
は円形コイルをその中心を通る軸でひねったものとし両
者を重ね合わせている。この場合、仮になんらかの電流
が第1のコイル11に流れそこから磁界が発生したとし
ても、第2のコイル12はその中心を通る軸でひねった
ものとしているので、第2のコイル12に鎖交する磁束
は紙面上左右で打ち消し合うため、第1のコイル11と
第2のコイル12との直接の結合はない。
【0010】次に本実施例の動作について説明する。キ
ーボード部2のスイッチS1〜Snが閉じられていない
場合は、前述したように第1のコイル11と第2のコイ
ル12とは互いに磁気結合がなく、増幅回路10の入出
力間で帰還は発生せず発振は発生しない。しかしスイッ
チS1〜Snのいずれかが閉じられ並列共振回路が構成
され場合、第1のコイル11及び第2のコイル12と第
3のコイル20を含む共振回路とは、互いに電磁結合を
生じ、ここに増幅器10の出力、第1のコイル11、第
3のコイル20を含む並列共振回路、第2のコイル1
2、増幅器10の入力を一連の経路とした正帰還ループ
が構成され、並列共振回路の共振周波数による発振が起
こる。
ーボード部2のスイッチS1〜Snが閉じられていない
場合は、前述したように第1のコイル11と第2のコイ
ル12とは互いに磁気結合がなく、増幅回路10の入出
力間で帰還は発生せず発振は発生しない。しかしスイッ
チS1〜Snのいずれかが閉じられ並列共振回路が構成
され場合、第1のコイル11及び第2のコイル12と第
3のコイル20を含む共振回路とは、互いに電磁結合を
生じ、ここに増幅器10の出力、第1のコイル11、第
3のコイル20を含む並列共振回路、第2のコイル1
2、増幅器10の入力を一連の経路とした正帰還ループ
が構成され、並列共振回路の共振周波数による発振が起
こる。
【0011】なお、発振条件として、増幅回路10の充
分なゲインと位相条件が必要であり、本実施例では第3
のコイル20を図1に示したように第2のコイル12上
の右側に位置させたときに増幅回路10の入出力の信号
は同相となるよう第1のコイル11および第2のコイル
12は設けられている。また、発振は増幅回路10が発
生する雑音、自然雑音等により励起され、この種の発振
作用において周知の現象である。そして、スイッチS1
〜Snによって並列共振回路の共振周波数を変化させる
とこれに伴って発振周波数も同様に変化し、周波数検出
回路13は増幅回路10の出力信号からこの周波数情報
を検出し押圧されたスイッチを検出することができ、適
宜処理を加えスイッチ情報を出力する。
分なゲインと位相条件が必要であり、本実施例では第3
のコイル20を図1に示したように第2のコイル12上
の右側に位置させたときに増幅回路10の入出力の信号
は同相となるよう第1のコイル11および第2のコイル
12は設けられている。また、発振は増幅回路10が発
生する雑音、自然雑音等により励起され、この種の発振
作用において周知の現象である。そして、スイッチS1
〜Snによって並列共振回路の共振周波数を変化させる
とこれに伴って発振周波数も同様に変化し、周波数検出
回路13は増幅回路10の出力信号からこの周波数情報
を検出し押圧されたスイッチを検出することができ、適
宜処理を加えスイッチ情報を出力する。
【0012】なお、上記実施例では、周波数検出回路1
3は増幅回路10の出力信号から周波数情報を検出した
が、増幅回路10の入力信号からでも可能である。この
場合、増幅回路10の入力信号は微小な信号であるた
め、周波数検出回路13には前処理として周波数検出可
能な所定の電圧まで増幅することが必要になる。次に、
本発明の第2の実施例を図2に基づき説明する。図2に
おいて、図1と同じ記号のものは同一のものを示す。1
4はAGC回路であり、増幅回路10aの出力信号より
制御信号100を生成し増幅回路10aの増幅度を制御
し増幅回路10aから一定の出力信号を得るものであ
り、この種のAGC回路は周知の技術である。他の構成
については図1に示した前記実施例と同一であり、その
動作についても同一である。本実施例の場合、AGC回
路14を設けているため前記実施例と比較し、広い周波
数範囲に渡って安定した発振動作が得られるようにな
る。したがって、より多くのスイッチ数を検出できるよ
うになる。検出可能なスイッチ数は、発振周波数範囲と
周波数検出回路13の分解能により決まる。例えばアン
プとしてテキサツインスツルメンツ社のTL026を用
いて増幅回路10aを構成した場合、キーボード部2の
共振回路の共振周波数を変化させ100kHz〜1MH
z程度の発振周波数範囲は得ることができる。例えば2
0種類のスイッチを検出する場合、200kHz〜50
0kHzの周波数範囲を20分割してそれぞれのスイッ
チを閉じたときのキーボード部2の共振回路の共振周波
数に割当て、周波数検出回路13にてこれを検出すれば
よい。
3は増幅回路10の出力信号から周波数情報を検出した
が、増幅回路10の入力信号からでも可能である。この
場合、増幅回路10の入力信号は微小な信号であるた
め、周波数検出回路13には前処理として周波数検出可
能な所定の電圧まで増幅することが必要になる。次に、
本発明の第2の実施例を図2に基づき説明する。図2に
おいて、図1と同じ記号のものは同一のものを示す。1
4はAGC回路であり、増幅回路10aの出力信号より
制御信号100を生成し増幅回路10aの増幅度を制御
し増幅回路10aから一定の出力信号を得るものであ
り、この種のAGC回路は周知の技術である。他の構成
については図1に示した前記実施例と同一であり、その
動作についても同一である。本実施例の場合、AGC回
路14を設けているため前記実施例と比較し、広い周波
数範囲に渡って安定した発振動作が得られるようにな
る。したがって、より多くのスイッチ数を検出できるよ
うになる。検出可能なスイッチ数は、発振周波数範囲と
周波数検出回路13の分解能により決まる。例えばアン
プとしてテキサツインスツルメンツ社のTL026を用
いて増幅回路10aを構成した場合、キーボード部2の
共振回路の共振周波数を変化させ100kHz〜1MH
z程度の発振周波数範囲は得ることができる。例えば2
0種類のスイッチを検出する場合、200kHz〜50
0kHzの周波数範囲を20分割してそれぞれのスイッ
チを閉じたときのキーボード部2の共振回路の共振周波
数に割当て、周波数検出回路13にてこれを検出すれば
よい。
【0013】次に、本発明のキーボード装置を上位装置
に接続した実施例を図3乃至図4に基づき説明する。図
3はキーボード装置と上位装置の接続の様子を示した斜
視図である。図において、3は上位装置であり図示しな
いがキーボード検出部を有し、40はキーボード装置の
キーボード部本体であり第3のコイルが接続部41に設
けられている。上位装置3として、例えばノートコンピ
ュータやブックコンピュータなどと呼ばれているCPU
ボードと表示装置が一体化された装置が挙げられる。本
実施例では、接続部41を上位装置3に差し込むことに
より、上位装置に設けられたキーボード検出部の第1の
コイル及び第2のコイルとキーボード部の第3のコイル
を含む共振回路とが電磁結合するように構成されてい
る。図4に図3を詳細にしたキーボード装置と上位装置
の接続部の説明図を示す。20aはキーボード部の接続
部41に設けられた第3のコイルであり、前記実施例で
示したように複数のスイッチとコンデンサの直列回路に
並列に接続されている。31は上位装置に内蔵された基
板でありキーボード検出部の第1のコイル11aとその
内側に第2のコイルと12aが基板31上にパターンで
設けられており、これらは図示しないが増幅回路の入出
力に接続されている。
に接続した実施例を図3乃至図4に基づき説明する。図
3はキーボード装置と上位装置の接続の様子を示した斜
視図である。図において、3は上位装置であり図示しな
いがキーボード検出部を有し、40はキーボード装置の
キーボード部本体であり第3のコイルが接続部41に設
けられている。上位装置3として、例えばノートコンピ
ュータやブックコンピュータなどと呼ばれているCPU
ボードと表示装置が一体化された装置が挙げられる。本
実施例では、接続部41を上位装置3に差し込むことに
より、上位装置に設けられたキーボード検出部の第1の
コイル及び第2のコイルとキーボード部の第3のコイル
を含む共振回路とが電磁結合するように構成されてい
る。図4に図3を詳細にしたキーボード装置と上位装置
の接続部の説明図を示す。20aはキーボード部の接続
部41に設けられた第3のコイルであり、前記実施例で
示したように複数のスイッチとコンデンサの直列回路に
並列に接続されている。31は上位装置に内蔵された基
板でありキーボード検出部の第1のコイル11aとその
内側に第2のコイルと12aが基板31上にパターンで
設けられており、これらは図示しないが増幅回路の入出
力に接続されている。
【0014】第2のコイル12aは1ターンのコイル部
12bと2ターンのコイル部12cより成り、コイル部
12bとコイル部12cは巻方向が反対方向となってお
り、コイル部12bはコイル部12cの約2倍の面積と
なるよう敷設されている。このため、第1のコイル11
aと第2のコイルと12aは直接結合することはない。
また、第2のコイル12aのコイル部12bにて第3の
コイル20aと結合したとき発振が開始するよう巻方向
が定められている。そして、接続部41が上位装置3へ
差し込まれ、第3のコイル20aが第2のコイル12a
のコイル部12b上に位置し、キーボード部のスイッチ
が閉じられたとき所定の周波数で発振動作が発生する。
したがって、接続部41は薄型化することができ、小ス
ペースでの接続が可能である。
12bと2ターンのコイル部12cより成り、コイル部
12bとコイル部12cは巻方向が反対方向となってお
り、コイル部12bはコイル部12cの約2倍の面積と
なるよう敷設されている。このため、第1のコイル11
aと第2のコイルと12aは直接結合することはない。
また、第2のコイル12aのコイル部12bにて第3の
コイル20aと結合したとき発振が開始するよう巻方向
が定められている。そして、接続部41が上位装置3へ
差し込まれ、第3のコイル20aが第2のコイル12a
のコイル部12b上に位置し、キーボード部のスイッチ
が閉じられたとき所定の周波数で発振動作が発生する。
したがって、接続部41は薄型化することができ、小ス
ペースでの接続が可能である。
【0015】なお、上記実施例では上位装置に小さな開
口部を設けて接続部を差し込むようにしたが、開口部を
設けずに、例えば上位装置の底面や側面に接続部をガイ
ドするようにし、キーボード検出部のコイルと結合させ
ることが可能であることは、本発明の電磁誘導結合によ
る原理から明らかである。また、第1、第2、第3のコ
イル形状は前述した円形や矩形コイルのみでなく他の形
状でもよく、特に第1と第2のコイルは互いに結合を有
さない各種変形が考えられ本発明に適用できることは言
うまでもない。
口部を設けて接続部を差し込むようにしたが、開口部を
設けずに、例えば上位装置の底面や側面に接続部をガイ
ドするようにし、キーボード検出部のコイルと結合させ
ることが可能であることは、本発明の電磁誘導結合によ
る原理から明らかである。また、第1、第2、第3のコ
イル形状は前述した円形や矩形コイルのみでなく他の形
状でもよく、特に第1と第2のコイルは互いに結合を有
さない各種変形が考えられ本発明に適用できることは言
うまでもない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、キーボード部に設けた
共振回路とキーボード検出部に設けた2つのコイルとが
電磁結合することによって正帰還ループによる発振回路
が構成されるようにし、発振周波数情報から押圧された
スイッチを検出するようにしたため、キーボード部は無
電源で動作するとともにスイッチ情報を非接触で伝送す
るでき、従来あったコネクタの接点の接触不良などの問
題がなく信頼性の高いキーボード装置を提供することが
できる。
共振回路とキーボード検出部に設けた2つのコイルとが
電磁結合することによって正帰還ループによる発振回路
が構成されるようにし、発振周波数情報から押圧された
スイッチを検出するようにしたため、キーボード部は無
電源で動作するとともにスイッチ情報を非接触で伝送す
るでき、従来あったコネクタの接点の接触不良などの問
題がなく信頼性の高いキーボード装置を提供することが
できる。
【0017】また、上位装置には大きなコネクタ用のス
ペースを必要とせず、上位装置の小型化に寄与するキー
ボード装置を提供することができる。
ペースを必要とせず、上位装置の小型化に寄与するキー
ボード装置を提供することができる。
【図1】本発明にかかわる実施例のキーボード装置の構
成図である。
成図である。
【図2】本発明にかかる第2の実施例のキーボード検出
部の構成図である。
部の構成図である。
【図3】本発明にかかわるキーボード装置と上位装置の
接続の様子を示した斜視図である。
接続の様子を示した斜視図である。
【図4】本発明にかかわるキーボード装置と上位装置の
接続部の説明図である。
接続部の説明図である。
1 キーボード検出部 2 キーボード部 3 上位装置 10 増幅回路 11 第1のコイル 12 第2のコイル 13 周波数検出回路 14 AGC回路 20 第3のコイル
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のスイッチを有し前記スイッチが押
圧されると所定のデータを伝送するキーボード装置であ
って、増幅回路と、該増幅回路の出力に接続した第1の
コイルと、前記増幅回路の入力に接続した第2のコイル
と、周波数検出回路とを備えたキーボード検出部と、前
記スイッチとコンデンサとの直列接続をなした複数の該
直列回路と第3のコイルとの並列共振回路とを備えたキ
ーボード部とから構成され、前記並列共振回路は、前記
第1のコイルと前記第2のコイルとの双方と電磁結合を
有することによって、前記増幅回路と前記第1のコイル
と前記第2のコイルとともに正帰還ループをなす発振回
路を形成し、前記周波数検出回路は、前記正帰還ループ
によって発生する発振の周波数情報から前記スイッチ情
報を得ることを特徴とするキーボード装置。 - 【請求項2】 前記キーボード検出部は前記増幅回路の
ゲインを制御するAGC回路を有し、該AGC回路は前
記増幅回路の出力における発振信号の振幅が一定となる
ように前記増幅回路に制御信号を与えるようにしたこと
を特徴とする請求項1記載のキーボード装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063922A JPH05265621A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | キーボード装置 |
DE69326657T DE69326657T2 (de) | 1992-03-02 | 1993-02-25 | Positionseingabevorrichtung und eingabetastatur |
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JPH05265621A true JPH05265621A (ja) | 1993-10-15 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH05265621A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007200096A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書処理操作システム |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP4063922A patent/JPH05265621A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007200096A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 文書処理操作システム |
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