JPH0526538U - 自動車の空調装置 - Google Patents

自動車の空調装置

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JPH0526538U
JPH0526538U JP7355791U JP7355791U JPH0526538U JP H0526538 U JPH0526538 U JP H0526538U JP 7355791 U JP7355791 U JP 7355791U JP 7355791 U JP7355791 U JP 7355791U JP H0526538 U JPH0526538 U JP H0526538U
Authority
JP
Japan
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temperature
refrigerant
air
compressor
pressure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7355791U
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English (en)
Inventor
芳昭 川上
厚 小山
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のエアコンディションのクーラが切れ
る頻度を減少させる。 【構成】 制御部40には、センサS2,S3,S4か
ら冷媒圧力,冷媒温度,冷却液温度を示すデータが入力
される。外気温が高くなり冷媒圧力,冷媒温度,または
冷却液温度が設定値以上になったら、ブロアモータ3へ
供給する電圧を漸減させて、エンジン20の負荷を下げ
る。ブロアモータ供給電圧が設定最小限値よりも小さく
なっても、冷媒圧力,冷媒温度,または冷却液温度が設
定値以上であるときに、はじめて、電磁クラッチ35を
開放してコンプレッサ30を停止させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の空調装置に関し、外気温が高いときであっても、エアコンデ ィションが切れる頻度を少なくして快適な空調ができるよう工夫したものである 。
【0002】
【従来の技術】
自動車の空調装置では、エバポレータを通過して冷却・除温した空気と、ヒー タコアを通過して暖められた空気を混合して、車室内に空気を導いて空調をして いる。 エバポレータにはコンプレッサにより圧送された冷媒が供給され、ヒータコア にはエンジンを流通してきて高温になった冷却液が供給される。コンプレッサは エンジンから動力を受けて駆動する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来の自動車の空調装置では、外気温が高いときには、システム保護 のためエアコンが突然切れたり、切れる頻度が多かった。このことを次に述べる 。
【0004】 外気温が高いときにはクーラ用の冷媒を冷却するコンデンサにおいて充分な冷 却ができなくなり、冷媒の温度及び圧力がきわめて高くなる。冷媒の温度や圧力 が高くなると冷却系装置の負荷が高くなるため、装置保護のためコンプレッサの 作動を強制的に停止させていた。具体的には、冷媒の温度が160℃以上になっ たり、冷媒の圧力が27.5kg/cm2 以上になると、コンプレッサを停止して冷 房を中止していた。
【0005】 コンプレッサを停止させると冷媒温度や圧力が徐々に降下し、一定値以下にな ったら再びコンプレッサを作動させていたが、コンプレッサが停止してから再作 動するまでには数分間かかっていた。またコンプレッサの作動開始時や停止時に はショックが生じていた。
【0006】 また、外気温が高いときにはエンジン冷却用の冷却液を冷却するラジエータに より充分な冷却ができなくなり、冷却液の温度が高くなる。冷却液温度が高くな るとエンジンが過熱するおそれがあるため、エンジンの負荷を軽くすべく、コン プレッサを停止させていた。具体的には冷却液の温度が113℃以上になるとコ ンプレッサを停止させていた。
【0007】 冷却液の温度が低下したら、再びコンプレッサを作動させていた。
【0008】 このように従来では、冷媒の温度や圧力が設定値以上になったり、冷却液の温 度が設定値以上になったら、ただちにコンプレッサを停止させていたため、コン プレッサが停止してクーラがカットされる頻度が高かった。 また乗員にとっては走行中に、予期せずにクーラが突然切れたり、また数分後 に再びクーラがききだしたりした。 更に、コンプレッサのON,OFFによりエンジンに与える負荷が変動し、シ ョックが生じる。
【0009】 本考案は、上記従来技術に鑑み、コンプレッサを停止する頻度を下げるととも にエンジンにかける負荷が過大になることを防いだ自動車の空調装置を提供する ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案の構成は、ブロアファンを回転して空気を取り込む ブロアモータと、取り込んだ空気を冷却するエバポレータと、エンジンを流通し てきた高温の冷却液が供給されて空気を暖めるヒータコアと、エンジンからクラ ッチを介して動力を受けて駆動しエバポレータに供給する冷媒を圧縮するコンプ レッサを有する自動車の空調装置において、 冷却液の温度,冷媒の温度及び冷媒の圧力を検出するセンサを備えるとともに 、 冷却液の温度,冷媒の温度,冷媒の圧力がそれぞれの設定値よりも大きいとき には、ブロアモータへ供給する電圧を徐々に減少させていき、ブロアモータへ供 給する電圧が設定最小限値よりも小さくなっても冷却液の温度,冷媒の温度,冷 媒の圧力がそれぞれの設定値よりも大きいときには、前記クラッチを開放状態に する制御部を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案では、冷却液温度,冷媒温度及び冷媒圧力が設定値以上になったときに は、ブロアモータの電圧を下げてエンジン負荷を軽くする。ブロアモータ電圧が 設定最小限値よりも小さくなっても、冷却液温度,冷媒温度及び冷媒圧力が設定 値以上であるときには、コンプレッサを停止させる。
【0012】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案を適用した自動車の空調装置を示す。同図に示すように、バキュ ームモータ1により作動する内外気切換ダンパ2により内気と外気の切換が行な われる。ブロアモータ3の駆動によりブロワファン(図示省略)が回転してダク ト4内に空気が取り入れられる。取り入れた空気は、エバポレータ5により冷却 ・除湿され、更に、バキュームモータ6により作動するエアミックスダンパ7に より分流される。分流した一方の空気はヒータコア8により暖められるとともに 、分流した他方の空気はヒータコア8を迂回する。そして両空気は再び合流する 。合流した空気は、こんどは、バキュームモータ9により作動する切換ダンパ1 0とバキュームモータ11により作動する切換ダンパ12とにより分流され、デ フ(DEF)モード,フェース(FACE)モード,フット(FOOT)モード になる。
【0013】 ヒータコア8には、エンジン20を流通してきた高温の冷却液が供給され、高 温の冷却液により、ヒータコア8を通る空気が暖められる。ヒータコア8から出 た冷却液は、ラジエータ21で冷却されてからエンジン20へ送られる。
【0014】 一方、コンプレッサ30により圧縮されて高温高圧のガスとなった冷却用の冷 媒は、コンデンサ31に送られて冷却されて液化する。液化した冷媒は、レシー バ32に貯えられ、乾燥器33で水分やごみが除かれてエキスパンションバルブ 34に送られて圧力が下げられ、エバポレータ5で気化する。このとき周囲から 気化熱を奪い、エバポレータ5を通る空気を冷却する。エバポレータ5から出た 冷媒はコンプレッサ30へ送られる。
【0015】 コンプレッサ30は、エンジン20からVベルトを介して動力が伝わり駆動さ れる。この場合、電磁クラッチ35がONになると、エンジン回転力が伝達して コンプレッサ30が駆動し、電磁クラッチ35がOFFになるとエンジン回転力 は伝わらずコンプレッサ30は停止する。
【0016】 制御部40には、センサS1からブロアモータ3の電圧を示すブロア電圧信号 Vが、センサS2から冷媒の圧力を示す冷媒圧力信号HP が、センサS3から冷 媒の温度を示す冷却温度信号Td が、センサS4から冷却液の温度を示す冷却液 温度信号Tw が、それぞれ入力される。また、制御部40は、電磁クラッチ35 をON,OFFさせる指令であるクラッチ信号CLを出力する。
【0017】 次に図2を参照して、制御装置40によるコンプレッサ30の駆動・停止制御 を説明する。
【0018】 図2においてエアコンがONされると(ステップ1)、各センサS2,S3, S4からセンシング信号を受けて、冷却液温度Tw ,冷媒温度Td 及び冷媒圧力 HP を読み込む(ステップ2)。
【0019】 次に冷却液温度Tw が設定値tw (113℃)より小さいか、冷媒温度Td が 設定温度td (160℃)より小さいか、冷媒圧力HP が設定圧力hP (27. 5kg/cm2 )より小さいかどうかを判定する(ステップ3)。Tw <tw ,Td <td ,HP <hP であるときには、クラッチ信号CLを出力してコンプレッサ 30の電磁クラッチ35をONとし、コンプレッサ30を作動させる(ステップ 4)。コンプレッサ30が作動することにより冷房ができる。
【0020】 ステップ3においてTw ≧tw ,またはTd ≧td ,またはHP ≧hP である ときには、センサS1からセンシング信号を受けて、ブロア電圧Vを読み込む( ステップ5)。
【0021】 ステップ6ではブロア電圧Vと、設定最小限値Vmin とを比べる。設定最小限 値Vmin の値は、ブロワモータ3を最低速度で回転させることのできる電圧値で ある。V≧Vmin であるときには、ステップ7に移りブロアモータ3に供給する 電圧を、1ステップ値だけ下げる。
【0022】 ブロアモータ3に供給する電圧を下げると、エンジン負荷が下がるので、Tw <tw ,Td <td ,HP <hP となる可能性があり、この場合には電磁クラッ チ35をONする状態を続け冷房を続行する(ステップ3)。このようにならな いときにはステップ2→3→5→7→6→2と循環する制御動作を繰り返してい き、ブロアモータ供給電圧を漸減させていく。この途中で、Tw <tw ,Td < td ,HP <hP となったら(ステップ3)、ステップ4に移り電磁クラッチ3 5をONする状態を続け冷房を続行する(ステップ4)。
【0023】 ブロア電圧を下げていけば、吹出口から出てくる風量は減少するものの冷房は 継続しているので、快適な空調が維持できる。
【0024】 ブロア電圧を何回か下げていきV<Vmin となったら(ステップ6)、こんど は電磁クラッチ35をOFFにしてコンプレッサ30を停止させる。このように 、V<Vmin となったときにのみ、システムの保護を優先してコンプレッサ30 を停止させて冷房を止めている。しかし、このような状態になるのは、まれであ る。
【0025】
【考案の効果】
以上実施例をもとに具体的に説明したように本考案では、外気温が高くて冷却 液の温度や冷媒の温度・圧力が高いときには、ブロアモータへの供給電圧を下げ てエンジン負荷を軽くし、冷却液や冷媒の温度降下を待つとともに、この間は冷 房を続行する。このため、冷房が続けられて快適な空調を維持できる。
【0026】 ブロワモータ供給電圧が設定最小限値以下になっても冷却液温度が設定値より も高くて冷媒の温度・圧力が設定値よりも高いときには、コンプレッサを停止さ せる。このような状態はまれにしか生じないので、冷房をカットする頻度が減少 し、またコンプレッサON,OFFに伴う振動の発生回数も減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す構成図である。
【図2】実施例の制御動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1,6,9,11 バキュームモータ 2 内外気切換ダンパ 3 ブロアモータ 4 ダクト 5 エバポレータ 7 エアミックスダンパ 8 ヒータコア 10,12 切換ダンパ 20 エンジン 21 ラジエータ 30 コンプレッサ 31 コンデンサ 32 レシーバ 33 乾燥器 34 エキスパンションバルブ 35 電磁クラッチ 40 制御部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロアファンを回転して空気を取り込む
    ブロアモータと、取り込んだ空気を冷却するエバポレー
    タと、エンジンを流通してきた高温の冷却液が供給され
    て空気を暖めるヒータコアと、エンジンからクラッチを
    介して動力を受けて駆動しエバポレータに供給する冷媒
    を圧縮するコンプレッサを有する自動車の空調装置にお
    いて、 冷却液の温度,冷媒の温度及び冷媒の圧力を検出するセ
    ンサを備えるとともに、 冷却液の温度,冷媒の温度,冷媒の圧力がそれぞれの設
    定値よりも大きいときには、ブロアモータへ供給する電
    圧を徐々に減少させていき、ブロアモータへ供給する電
    圧が設定最小限値よりも小さくなっても冷却液の温度,
    冷媒の温度,冷媒の圧力がそれぞれの設定値よりも大き
    いときには、前記クラッチを開放状態にする制御部を備
    えたことを特徴とする自動車の空調装置。
JP7355791U 1991-09-12 1991-09-12 自動車の空調装置 Withdrawn JPH0526538U (ja)

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JP7355791U JPH0526538U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 自動車の空調装置

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JPH0526538U true JPH0526538U (ja) 1993-04-06

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JP7355791U Withdrawn JPH0526538U (ja) 1991-09-12 1991-09-12 自動車の空調装置

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