JP3624617B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置であって、エンジンの動力によって熱交換媒体を空調用熱交換器に循環させるものにおいて、特にエンジン停止時にも空調を継続するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通常の車両の車両用空調装置では、走行駆動用のエンジンの駆動力により空調用コンプレッサを駆動したり、上記エンジンに内蔵された機械式のウォーターポンプにて温水(エンジン冷却水)をヒータコアに循環させることで、車室内の冷房暖房が可能となっている。
【0003】
従って、上記通常の車両(エンジンのみ搭載)においては、エンジンが停止すると、上記空調用コンプレッサおよび上記ウォーターポンプが停止するので、車室内の空調が継続できないという問題がある。
そこで、このようにエンジンが停止されたときに空調を継続可能とするために、車両にコンプレッサ駆動用電動モータや、電動ウォーターポンプを設置することが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両用空調装置は、夏期の長時間駐車等により室温が50℃以上といった過酷な使用条件でも十分な空調能力が発揮できるように、家庭用の空調装置等に比べて空調空間の容積の割りに空調能力がかなり大きい。従って、上述の駆動用モータや電動ウォーターポンプにて、車室内を空調するのに必要な必要空調能力を発揮させようとすると、かなり大型のものを使用する必要がある。この結果、車両用空調装置のシステムが大型化し、車両搭載性が悪化するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、エンジン停止時に空調が継続可能な車両用空調装置において、車両用空調装置の体格を小さくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。請求項1ないし4記載の発明では、車室内への空気通路をなす空調ケース(101)と、空調ケース(101)内に外気を導入するための外気導入口(41)と、空調ケース(101)内に内気を導入するための内気導入口(42)と、外気導入口(41)と内気導入口(42)とを選択的に開閉する内外気切換部材(43)と、内外気切換部材(43)を駆動する駆動手段(44)と、外気導入口(41)と内気導入口(42)との下流側にあって、空調ケース(101)内に車室内に向かう空気流を発生する空調用送風ファン(102)と、空調ケース(101)内に配置され、走行用の駆動力を発生するエンジン(1)の駆動力によって内部に空調用熱交換媒体が循環する空調用熱交換器(14、103)と、を有し、内外気切換部材(43)にて内気導入口(42)を閉塞するとともに外気導入口(41)を開口して空調ケース(101)内に外気を導入する外気導入モードと、内外気切換部材(43)にて外気導入口(41)を閉塞するとともに内気導入口(42)を開口して空調ケース(101)内に内気を導入する内気循環モードとが選択的に設定されるようになっており、空調用送風ファン(102)により空調用熱交換器(14、103)を介して車室内に空気流を送出することにより、車室内の空調を行うようにした車両用空調装置であって、車両が所定条件になると、エンジン(1)を停止させるエンジン停止制御手段(S140)と、エンジン停止制御手段(S140)にてエンジン(1)が停止されているときに空調用送風ファン(102)を作動させて車室内の空調を行うときには、常に、内気循環モードとするように駆動手段を制御する手段(S120、S130、S150)と、を有することを特徴としている。
【0007】
これにより、エンジン(1)が停止されているときに空調を行うときには、常に、空調ケース(101)内に内気を導入する内気循環モードとなる。従って、例えば上記空調用熱交換器を車両に搭載された冷凍サイクルの冷却用熱交換器とすると、夏場では車室内が冷却されているので内気の温度は外気より低くなっており、内気循環モードとすることで、車両用空調装置での冷房負荷を低減できる。
【0008】
この結果、エンジンを停止して車室内の冷房を継続するときに、例えば冷凍サイクルのコンプレッサを駆動するコンプレッサ駆動用の電動モータとして、小型のものを使用したとしても、十分車両用空調装置での冷房能力を稼げる。この結果、車両用空調装置システム全体の体格を小さくすることができる(請求項1記載の発明)。また、例えば、空調用熱交換器を暖房用熱交換器とすると、冬場においては車室内が暖房されているので内気の温度は外気より高くなっているので、エンジンを停止して車室内の暖房を継続するときには、内気循環モードとすることで、車両用空調装置での暖房負荷を低減できる。
【0009】
この結果、エンジンを停止して車室内の暖房を継続するときに、例えば暖房用熱交換器へ空調用熱交換媒体を循環させる電動ポンプとして、小型のものを使用したとしても、十分車両用空調装置での暖房能力を稼げる。この結果、車両用空調装置のシステム全体の体格を小さくすることができる(請求項2記載の発明)。また、請求項3記載の発明では、車室内の空調負荷を検出する空調負荷検出手段(20)と、空調負荷検出手段(20)が検出する空調負荷が所定空調負荷より大きいか否かを判定する判定手段(S100)と、を有し、エンジン停止制御手段(S140)は、所定条件が成り立ったときに前記判定手段(S100)によって空調負荷が所定空調負荷より小さいと判定されると、エンジン(1)を停止し、また所定条件が成り立ったときに判定手段(S100)によって空調負荷が所定空調負荷より大きいと判定されると、エンジン停止制御手段(S140)によるエンジン(1)の停止を禁止して、エンジン(1)を駆動する第1エンジン駆動手段(S90)を有することを特徴としている。
【0010】
これにより、エンジンが停止する条件が成り立ち、さらに空調負荷が所定空調負荷より小さいときにエンジンを停止するので、空調用熱交換器へ空調用熱交換媒体を循環させる循環装置を大型化せずに、空調負荷に応じて小型の循環装置を使用できる。この結果、車両用空調装置の体格を小さくすることができる。
一方、エンジンが停止する条件が成り立っても、空調負荷が所定空調負荷より大きいときにはエンジンの停止を禁止して、エンジンを駆動するので、駆動力が十分なエンジンにて空調用熱交換器に空調用熱交換媒体を循環させることで、車室内の空調を十分行うことができる。
【0011】
また、請求項1記載の発明では、エバポレータ(14)での空気の冷却能力に相当する物理量を検出する冷却能力検出手段(26)を有し、エンジン停止制御手段(S140)は、所定条件が成り立ったときに冷却能力検出手段(26)が検出する物理量が所定冷却能力値より大きいとエンジン(1)を停止させ、また所定条件が成り立ったときに、冷却能力検出手段(26)が検出する物理量が所定冷却能力値より小さいときには、エンジン停止制御手段(S140)によるエンジン(1)の停止を禁止して、エンジン(1)を駆動する第2エンジン駆動手段(S90)を有することを特徴としている。
【0012】
これにより、例えば車室内を冷却する冷房時において、上記エンジンは、所定条件が成り立ったときに冷却能力検出手段(26)が検出する物理量が所定冷却能力値より大きいと停止されるようになっているので、エバポレータに冷媒が循環されていなくとも、比較的低温なエバポレータ内の冷媒の持つ冷熱を使用して車室内が冷却を継続できる。
【0013】
そして、このように車室内の冷却を継続すると、エバポレータ内の冷媒の持つ冷熱が空気に奪われることで、エバポレータでの冷却能力が低下していき、最終的にはエバポレータの冷却能力が0となって、車室内の冷却が出来なくなる。従って、請求項1記載の発明によれば上述に加え、所定条件が成り立っているときに、冷却能力検出手段が検出する物理量が所定冷却能力値より小さくなると上記エンジンが駆動されるようにしたので、車室内の冷却を継続できる。
【0014】
また、請求項2記載の発明では、空調用熱交換器をなし、エンジン(1)を冷却する温水が循環するヒータコア(103)と、エンジン(1)に内蔵され、エンジン(1)よって駆動されるとともにヒータコア(103)に温水を圧送するウォーターポンプ(1a)と、ヒータコア(103)での空気の加熱冷却能力に相当する物理量を検出する暖房能力検出手段(27)を有し、エンジン停止制御手段(S140)は、所定の条件が成り立ったときに暖房能力検出手段が検出する物理量が所定暖房能力値より大きいとエンジン(1)を停止させ、また所定の条件が成り立ったときに、暖房能力検出手段(27)が検出する物理量が前記所定暖房能力値より小さいときには、エンジン停止制御手段(S140)によるエンジン(1)の停止を禁止して、エンジン(1)を駆動する第3エンジン駆動手段(S90)を有することを特徴としている。
【0015】
これにより、例えば車室内を暖房する暖房時において、上記エンジンは、所定条件が成り立ち、さらに暖房能力検出手段(26)が検出する物理量が所定暖房能力値より大きいと停止されるようになっているので、ヒータコアに温水が循環していなくとも、比較的高温なヒータコア内の温水の持つ温熱を使用して車室内の暖房を継続できる。
【0016】
そして、このように車室内の暖房を継続すると、ヒータコア内の温水の持つ温熱が空気に奪われることで、ヒータコアでの暖房能力が低下していき、最終的にはヒータコアの暖房能力が0となって、車室内の暖房が出来なくなる。従って、請求項2記載の発明によれば上述に加え、エンジンは、所定条件が成り立っても、暖房能力検出手段が検出する物理量が所定暖房能力値より小さくなると駆動されるようになっているので、車室内の暖房が継続できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜3を用いて説明する。なお、本実施形態における車両は、信号待ち等の所定の条件となると、後述のイグニッションスイッチ16がオンであっても、エンジン1を自動的に停止することで、車両停止時の排ガス量を低減するものである。
【0018】
図1は、本実施形態における車両用空調装置の全体システム図である。
1は、車両に搭載された走行駆動源であるエンジンである。エンジン1の出力軸には、駆動プーリ2が設けられており、この駆動プーリ2は、エンジン1の駆動と連動して回転するようになっている。3は動力断続手段としての周知の電磁クラッチであり、4は車両の冷凍サイクル5の構成部品であるコンプレッサである。
【0019】
コンプレッサ4の駆動軸には図示しない受動プーリが設けられている。そして、この受動プーリと上記電磁クラッチ3の回転軸とは、同軸上に配置されている。駆動プーリ2と電磁クラッチ3には、動力伝達部材であるベルト7が巻架されている。これにより、電磁クラッチ3に通電(オン)が施されると、電磁クラッチ3により受動プーリを介してコンプレッサ4と連結されるので、エンジン1によってコンプレッサ4が駆動される。
【0020】
ここで、上記冷凍サイクル5について簡単に説明する。上記コンプレッサ4は、冷媒を高温高圧に圧縮するものである。冷凍サイクル5は、上記コンプレッサ4の他に、コンプレッサ4にて圧縮された冷媒を凝縮液化させるコンデンサ11、凝縮液化された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離するレシーバー12、受液器12からの液相冷媒を膨張減圧させる膨張弁13、膨張された冷媒(空調用熱交換媒体)を蒸発気化させるエバポレータ14とからなる周知のものである。
【0021】
エバポレータ14は、車両の室内(キャビン)を空調する車両用空調装置100の冷却用熱交換器を構成するものである。車両用空調装置100は、周知のものであって簡単に説明すると、車室内への空気通路をなす空調ケース101を有する。
空調ケース101の上流部位には、内部に外気もしくは内気を導入する内外気切換手段である内外気切換ユニット40が設けられている。内外気切換ユニット40には、空調ケース101内に外気を導入するための外気導入口41と、空調ケース101内に内気を導入するための内気導入口42とが設けられている。
【0022】
これら外気導入口41と内気導入口42とは、周知の内外気切換部材である内外気切換ドア43にて選択的に開閉される。内外気切換ドア43は、駆動手段として周知のサーボモータ44にて駆動される。サーボモータ44は、後述の制御装置15にて制御される。これにより、本実施形態では、内外気モードとして図1中実線で示すように内外気切換ドア43にて内気導入口42を閉塞するとともに、外気導入口41を開口して、空調ケース101内に外気を導入する外気導入モード、図1中点線で示すように内外気切換ドア43にて外気導入口41を閉塞するとともに、内気導入口42を開口して、空調ケース101内に内気を導入する内気循環モードとが設定可能となっている。
【0023】
内外気切換ユニット40のうち、上記外気導入口41と内気導入口42との下流側には、空調ケース101内に車室内に向かう空気流を発生する空調用送風ファン102とが配置されている。
そして、空調ケース内で上記空調用送風ファン102の下流側には上記エバポレータ14が収納配置されている。また、エバポレータ14の下流側には空調用熱交換媒体であるエンジン冷却水(温水)を熱源とする周知のヒータコア103や、空調風の温度を調整する周知のエアミックスドア104等が設けられている。
【0024】
また、ヒータコア103は、図1に示すように上記エンジン1を冷却するエンジン冷却水(温水)が流れる温水回路108に設けられている。そして、この温水回路108には、ヒータコア103に温水を循環させる機械式ポンプ1aが設置されている。この機械式ポンプ1aは、エンジン1内に内蔵されており、エンジン1が駆動すると駆動されるようになっている。
【0025】
エアミックスドア104の下流側には、空調風を車室内の異なる部位に送風するための周知のフェイス用開口部105、フット用開口部106、およびデフロスタ開口部107が形成されている。また、これら開口部105〜107は、それぞれ吹出口切換ドアであるフェイス用ドア105a、フット用ドア106a、およびデフロスタ用ドア107aによって切り換えられる。
【0026】
そして、上述の電磁クラッチ3、サーボモータ44等の空調機器は周知のコンピュータ手段である制御装置15(エアコンECU)にて制御されるようになっている。
ECU15は、図2に示すように上記エンジンを駆動するスイッチ手段である上記イグニッションスイッチ16がオンされると、図示しない車載バッテリから電力が供給されるようになっている。
【0027】
ECU15には、図2に示すようにエンジン1の点火時期や燃料噴射量を制御する周知のエンジン制御用ECU17が接続されており、エンジン制御用ECU17からの信号が入力されるようになっている。
また、ECU15には、入力端子として車室外温度(外気温)を検出する手段である外気温センサ20、車室内温度(内気温)を検出する手段である内気温センサ21、車室内に入射する日射量を検出する手段である日射センサ22、車室内の設定温度を設定する温度設定器23が接続されている。
【0028】
さらにECU15には、車速を検出する手段である車速センサ24、上記センサ20〜22、温度設定器23からの信号に基づいて車両用空調装置100を自動制御するエアコンスイッチ25、エバポレータ14を通過した直後の空気温度(蒸発器後温度Te)を検出する温度センサ26、ヒータコア103に循環する温水温度(Tw)を検出する温水温度センサ27が接続されている。そして、本実施形態では、上記エアコンスイッチ25がオンされているときに、始めて上記コンプレッサ4や、サーボモータ44、空調送風ファン102等の空調機器が自動的に駆動制御されるようになっている。
【0029】
続いて、上記制御装置15の制御内容について図2のフローチャートに基づき説明する。なお、このフローチャートは、上記イグニッションスイッチ16がオンされているときに実行される。
先ず、ステップS30では情報読み込みとして、上記センサ20〜22、24〜27からの信号、および温度設定器23からの信号を読み込み記憶する。
【0030】
その後、ステップS40にて、上記ステップS30にて読み込んだ信号に基づいて、空調風の目標温度である周知の目標吹出温度TAOを所定の演算式にて算出する。
次にステップS50では、上記目標吹出温度TAOに基づいて内外気モードを決定する。簡単に説明すると、上記目標吹出温度TAOが所定値より低いと内気循環モード、目標吹出温度TAOが所定値より高いと外気モードとなるように決定する。
【0031】
そしてステップS60では、その他の空調状態設定として、周知の手段にて上記空調用ファン102の送風レベル、エアミックスドア104の開度、電磁クラッチ3のオンオフを設定する。例えば、空調用ファン102の送風レベルは、上記目標吹出温度TAOがある所定範囲では一定で、この所定範囲より低い範囲では目標吹出温度TAOが低くなるほど大きくなるように、さたに上記所定範囲より高い範囲では目標吹出温度TAOが大きくなるほど大きくなるように決定される。
【0032】
また、エアミックスドア104の開度は、上記目標吹出温度TAOと、上記蒸発器後温度Te、上記温水温度Twとによって決定され、考え方としてはほぼ上記目標吹出温度TAOが高くなるほど、エバポレータ14を通過した空気が、ヒータコア103を通過する割合が大きくなるように開度が決定される。
さらに電磁クラッチ3は、上記蒸発器後温度Teが3℃より低くなるとエバポレータ14にフロストが発生するのでオフとなって、コンプレッサ4が停止される。また、電磁クラッチ3は、上記蒸発器後温度Teが3℃より高くなるとオンとなって、コンプレッサ4が駆動される。
【0033】
続いて、ステップS70では、上記エアコンスイッチ25がオンか否かを判定する。そして、エアコンスイッチ25がオフの場合は、車両用空調装置100を作動させて、車室内を空調する必要が無いのでこのフローチャートを抜ける。従って、この場合、上記ステップS40〜60にて決定された空調制御状態は、演算処理だけで各空調機器には出力され無い。
【0034】
そして、ステップS70にてエアコアスイッチ25がオンと判定されると、空調制御を行うためにステップS80に進む。ステップS80では車速センサ24が検出する車速が0か否かが判定され、車速が0でないつまり車両走行中であると判定されると、ステップS90に進む。そして、ステップS90ではエンジン1を駆動状態とする。要するに車両走行中であると、エンジン1は常に駆動状態である。
【0035】
一方、ステップS80にて車速が0と判定される場合、例えば車両が信号待ち等で停止した場合では、ステップS100にて車室内の空調負荷が所定値(所定空調負荷)より大きいか否かが判定される。
例えば、今外気温が非常に高い夏場であったとすると、本実施形態におけるステップS100の具体的な判定内容は、以下のようなものである。通常、夏場では常に車室内を冷却する必要があるので、コンプレッサ3を駆動しなければならない。そこで、本実施形態では外気温が例えば30℃より高いと空調負荷が所定値より大きいと判定し、ステップS90に進んでエンジン1を駆動してコンプレッサ3を駆動する。これにより、車室内の冷却が継続して行われる。
【0036】
一方、本実施形態では外気温が例えば30℃より低いと空調負荷が所定値より小さいと判定し、エンジン1を停止してコンプレッサ3を停止したとしても、それほど乗員に不快感を与えないとし、ステップS110に進む。
そして、ステップS110では、上記蒸発器後温度Teが所定温度(例えば 10℃)より高いか否かが判定される。ステップS110にて蒸発器後温度Teが所定温度より高いと判定されると、ステップS90に進み、エンジン1は駆動状態になる。一方、ステップS110にて蒸発器後温度Teが所定温度より低いと判定されるとステップS120に進む。
【0037】
ステップS120では、上記ステップS50にて決定された内外気モードが内気循環モードであるか否かが判定される。そして、ステップS120での判定結果がNO、つまり外気導入モードであると判定されると、ステップS130に進んで、内外気モードを内気循環モードに設定し直す。その後、ステップS140に進んで、エンジン1を停止した後、ステップS150に進んで、上記ステップS40〜60、130にて決定された空調制御状態なるように各空調機器に出力する。また、ステップS120にてステップS50にて決定された内外気モードが内気循環モードであると判定されると、ステップS140に進む。
【0038】
以下、上述のフローチャートの作動について説明する。先ず、イグニッションスイッチ16がオンで、エアコンスイッチ25がオンであると、図3のフローチャートが実行される。そして、ステップS70にて車速が0となる、つまり車両が信号待ちで停止したときに、上記ステップS100、110での判定結果に応じてエンジン1を停止するか駆動するかが決定される。
【0039】
つまり、ステップS100にて空調負荷が所定値より小さい、すなわちエンジン1を停止することでコンプレッサ3を停止しても、乗員に不快感をそれほど与え無くと判定され、かつステップS110にて蒸発器後温度Teが所定温度より低いと判定されると、内外気モードを内気循環モードとする。ここで、エバポレータ14内に存在する冷媒の蒸発器後温度Teが所定温度より低いということは、コンプレッサ3を停止しても、エバポレータ14内の冷媒の冷熱を使用して、車室内を冷却できるということである。従って、この場合、ステップS140に進み、エンジン1を停止する。
【0040】
また、内外気モードを内気循環モードとすることで、例えば夏場においては車室内が冷却されて内気の温度は外気より低くなっているのでエバポレータ14での必要冷却能力は、外気導入モードに比べて格段に小さくなる。これにより、エンジン1を停止しても、エバポレータ14内の冷媒の持つ冷熱によって、十分車室内の冷却の継続を行うことができる。
【0041】
ここで、本発明者ら検討した本実施形態における効果を具体的に説明する。例えば、コンプレッサ4が停止してエバポレータ14内に0℃、かつ乾き度50%の冷媒(R134a)100gがあるとし、これら全て5℃の気体に変わるまで空調が維持可能とする。すると、一般的なモリエル線図からエバポレータ14により約10KJの吸熱が可能となる。これにより、夏場において信号待ち程度であれば、車室内を十分冷却できる。
【0042】
そして、車両の停止が長時間続くと、エバポレータ14内の冷媒の持つ冷熱が空気に奪われることで、エバポレータ14での冷却能力が低下していき、最終的にはエバポレータ14の冷却能力が0となって、車室内の冷却が出来なくなる。そこで、本実施形態では、ステップS110にて蒸発器後温度Teが所定温度より高くなると、ステップS90に進んで、自動的にエンジン1を駆動する。これにより、車室内の冷却が継続される。
【0043】
このように本実施形態では、エンジン1を停止して空調を継続するときには、内外気モードを内気循環モードにし、エバポレータ14の冷房負荷を低減することで、例えば本実施形態にコンプレッサ4駆動用の小型の電動モータを設置したとしても、十分エバポレータ14での冷房能力を稼げる。この結果、車両用空調装置のシステム全体の体格を小さくすることができる。
【0044】
また、本実施形態では上記電動モータを使用しておらず、エンジン1が停止したときには冷凍サイクル5の冷媒循環を停止させることで、既存の車両用空調装置に利用してエンジン停止時に車室内の冷却を継続できる。また、本実施形態では、車速が0となっても、さらに空調負荷が所定値より小さいときにエンジン1を停止するので、上記コンプレッサ駆動用の電動モータを大型化せずに、空調負荷に応じてさらに小型の電動モータを使用できる。この結果、車両用空調装置の体格をさらに小さくすることができる。
【0045】
これに加え、車速が0となっても、空調負荷が所定値より大きいときにはエンジン1の停止を禁止して、エンジン1を駆動するので、駆動力が十分なエンジンにてエバポレータ14に冷媒を循環させることで、車室内の空調を十分行うことができる。(第2実施形態)上記実施形態では特に夏場における冷房時について説明したが、本実施形態では外気温が非常に低い冬場に本発明を適用したものである。なお、本実施形態は、上記第1実施形態に比べて上記ステップS100、110の内容が異なるものであり、本実施形態におけるステップS100、110の内容を図4のフローチャートに示す。
【0046】
本実施形態におけるステップS100の具体的な判定内容は、以下のようなものである。通常、冬場では常に車室内を暖房する必要があるので、エンジン1を駆動することで、機械式ポンプ1aを駆動しなければならない。従って、本実施形態では外気温が例えば15℃より低いと空調負荷が所定値(所定空調負荷)より大きいと判定し、ステップS90に進んでエンジン1を駆動して機械式ポンプ1aを駆動する。これにより、ヒータコア103には温水が供給されて車室内の暖房が継続して行われる。
【0047】
一方、本実施形態では外気温が例えば15℃より高いと空調負荷が所定値より小さいと判定し、エンジン1を停止して機械式ポンプ1aを停止してもそれほど乗員に不快感を与えないとし、ステップS110に進む。
そして、ステップS110では、上記温水温度Twが所定温度(例えば50℃)より高いか否かが判定され、温水温度Twが所定温度より低いと判定されると、ステップS90に進み、エンジン1は駆動状態が保持される。一方、ステップS110にて温水温度Twが所定温度より高いと判定されるとステップS120に進む。
【0048】
つまり、冬場おいては車室内が暖房されているので内気の温度は外気より高い、従って、内外気モードを内気循環モードにすることで、ヒータコア103での必要加熱能力は、外気導入モードに比べて格段に小さくなる。これにより、エンジン1を停止しても、ヒータコア103内の温水の持つ温熱によって、十分車室内の暖房の継続を行うことができる。
【0049】
そして、このように車両が停止して車室内の暖房を継続すると、ヒータコア103内の温水の持つ温熱が空気に奪われることで、ヒータコア103での加熱能力が低下していき、最終的にはヒータコア103の暖房能力が0となって、車室内の暖房が出来なくなる。そこで、本実施形態では、ステップS110にて温水温度Twが所定温度より低くなると、ステップS90に進んで、自動的にエンジン1を駆動する。これにより、機械式ポンプ1aが駆動されてヒータコア103に温水が循環されて、車室内の暖房が継続される。
【0050】
このように本実施形態では、エンジン1を停止して空調を継続するときには、内外気モードを内気循環モードにし、ヒータコア103の暖房負荷を低減することで、例えば本実施形態の温水回路108に小型の電動モータを設置したとしても、十分ヒータコア103での加熱能力を稼げる。この結果、車両用空調装置のシステム全体の体格を小さくすることができる。
【0051】
また、本実施形態では上記電動モータを使用しておらず、エンジン1が停止したときには温水回路108の温水循環を停止させることで、既存の車両用空調装置に利用してエンジン停止時に車室内の暖房を継続できる。
また、本実施形態では、車速が0となっても、さらに空調負荷が所定値より小さいときにエンジン1を停止するので、ヒータコア103へ温水を循環させる上記電動モータを大型化せずに、空調負荷に応じてさらに小型の電動モータを使用できる。この結果、車両用空調装置の体格をさらに小さくすることができる。
【0052】
これに加え、車速が0となっても、空調負荷が所定値より大きいときにはエンジンの停止を禁止して、エンジン1を駆動するので、駆動力が十分なエンジン1にてヒータコア102に温水を循環させることで、車室内の空調を十分行うことができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、夏場における車室内の冷房と冬場における暖房との別々に説明したが、これを組み合わせても良いことは勿論である。例えば、冬場の暖房時に内気循環モードとすることにより窓ガラスに曇りが生じる場合には、両方を組み合わせて、空調風を除湿することが望ましい。また、春秋等の中間期では、例えば周知の吹出温度設定レバーと外気温とに応じて、エンジン1を停止するか否かを判定するようにしても良い。
【0053】
また、上記各実施形態では、外気温にて空調負荷が所定値より大きいか否かを判定したが、日射等を加味して判定するようにしても良い。さらに上記目標吹出温度TAOにて判定するようにしても良い。また、上記各実施形態では、コンプレッサ3がエンジン1のみで駆動するようになっていたが、例えばエンジン1停止時に空調継続するために、温水回路107に電動ウォーターポンプを配置したり、コンプレッサ駆動用電動モータを配置するものでも、本発明は適用できる。
【0054】
また、上記各実施形態では、車両がエンジン1の駆動力のみで走行可能となっていたが、例えば走行用電動モータと上記エンジン1とを搭載したハイブリッド車にも適用できる。さらには発電専用のエンジンと、走行用電動モータとを搭載したハイブリッド車にも適用できる。なお、請求項1記載の発明でいう、走行用の駆動力を発生するエンジンとは、発電専用のエンジンを含む。
【0055】
また、上記各実施形態では、車速が0となるとエンジン1を停止するようにしたが、上記走行用電動モータと上記エンジン1とを搭載したハイブリッド車では、例えば車速が0から所定速度までは走行用電動モータにて車両を駆動し、車速が所定速度より高くなるとエンジン1にて車両を駆動するようにしても良い。
また、上記各実施形態において、冷凍サイクルを冷媒の流れ方向を切り換えることで、車室内の冷房暖房が可能なヒートポンプ式のものとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、2実施形態における車両用空調装置の全体概略構成図である。
【図2】上記第1、2実施形態おける制御装置15の構成図である。
【図3】上記第1実施形態と、第2実施形態における上記制御装置15の制御内容を表すフローチャートである。
【図4】上記第2実施形態における上記制御装置15の制御内容を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン、15…制御装置、43…内外気切換ドア、44…サーボモータ、101…空調ケース。
Claims (4)
- 車室内への空気通路をなす空調ケース(101)と、
前記空調ケース(101)内に外気を導入するための外気導入口(41)と、
前記空調ケース(101)内に内気を導入するための内気導入口(42)と、
前記外気導入口(41)と前記内気導入口(42)とを選択的に開閉する内外気切換部材(43)と、
前記内外気切換部材(43)を駆動する駆動手段(44)と、
前記外気導入口(41)と前記内気導入口(42)との下流側にあって、前記空調ケース(101)内に車室内に向かう空気流を発生する空調用送風ファン(102)と、
前記空調ケース(101)内に配置され、走行用の駆動力を発生するエンジン(1)の駆動力によって内部に空調用熱交換媒体が循環する空調用熱交換器(14、103)と、を有し、
前記内外気切換部材(43)にて前記内気導入口(42)を閉塞するとともに前記外気導入口(41)を開口して前記空調ケース(101)内に外気を導入する外気導入モードと、前記内外気切換部材(43)にて前記外気導入口(41)を閉塞するとともに前記内気導入口(42)を開口して前記空調ケース(101)内に内気を導入する内気循環モードとが選択的に設定されるようになっており、
前記空調用送風ファン(102)により前記空調用熱交換器(14、103)を介して車室内に空気流を送出することにより、車室内の空調を行うようにした車両用空調装置であって、
車両が所定条件になると、前記エンジン(1)を停止させるエンジン停止制御手段(S140)と、
前記エンジン停止制御手段(S140)にて前記エンジン(1)が停止されているときに前記空調用送風ファン(102)を作動させて前記車室内の空調を行うときには、常に、前記内気循環モードとするように前記駆動手段を制御する手段(S120、S130、S150)と、を有し、
前記エンジン停止制御手段(S140)にて前記エンジン(1)が停止されると、前記空調用熱交換器(14、103)への空調用熱交換媒体の循環が停止するようになっており、
さらに、前記エンジン(1)により駆動可能な空調用コンプレッサ(4)、この空調用コンプレッサ(4)にて圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ(11)、このコンデンサ(11)にて凝縮された冷媒を減圧する減圧装置(13)、および前記減圧装置(13)にて減圧された冷媒を蒸発し、前記空調用熱交換器をなすエバポレータ(14)を有する冷凍サイクル装置(5)と、
前記エバポレータ(14)での空気の冷却能力に相当する物理量を検出する冷却能力検出手段(26)と、を有し、
前記エンジン停止制御手段(S140)は、前記所定条件が成り立ったときに前記冷却能力検出手段(26)が検出する物理量が所定冷却能力値より大きいと前記エンジン(1)を停止させ、また前記所定条件が成り立ったときに、前記冷却能力検出手段(26)が検出する物理量が前記所定冷却能力値より小さいときには、前記エンジン停止制御手段(S140)による前記エンジン(1)の停止を禁止して、前記エンジン(1)を駆動するエンジン駆動手段(S90)を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 車室内への空気通路をなす空調ケース(101)と、
前記空調ケース(101)内に外気を導入するための外気導入口(41)と、
前記空調ケース(101)内に内気を導入するための内気導入口(42)と、
前記外気導入口(41)と前記内気導入口(42)とを選択的に開閉する内外気切換部材(43)と、
前記内外気切換部材(43)を駆動する駆動手段(44)と、
前記外気導入口(41)と前記内気導入口(42)との下流側にあって、前記空調ケース(101)内に車室内に向かう空気流を発生する空調用送風ファン(102)と、
前記空調ケース(101)内に配置され、走行用の駆動力を発生するエンジン(1)の駆動力によって内部に空調用熱交換媒体が循環する空調用熱交換器(14、103)と、を有し、
前記内外気切換部材(43)にて前記内気導入口(42)を閉塞するとともに前記外気導入口(41)を開口して前記空調ケース(101)内に外気を導入する外気導入モードと、前記内外気切換部材(43)にて前記外気導入口(41)を閉塞するとともに前記内気導入口(42)を開口して前記空調ケース(101)内に内気を導入する内気循環モードとが選択的に設定されるようになっており、
前記空調用送風ファン(102)により前記空調用熱交換器(14、103)を介して車室内に空気流を送出することにより、車室内の空調を行うようにした車両用空調装置であって、
車両が所定条件になると、前記エンジン(1)を停止させるエンジン停止制御手段(S140)と、
前記エンジン停止制御手段(S140)にて前記エンジン(1)が停止されているときに前記空調用送風ファン(102)を作動させて前記車室内の空調を行うときには、常に、前記内気循環モードとするように前記駆動手段を制御する手段(S120、S130、S150)と、を有し、
前記エンジン停止制御手段(S140)にて前記エンジン(1)が停止されると、前記空調用熱交換器(14、103)への空調用熱交換媒体の循環が停止するようになっており、
さらに、前記空調用熱交換器をなし、前記エンジン(1)を冷却する温水が循環するヒータコア(103)と、
前記エンジン(1)に内蔵され、前記エンジン(1)よって駆動されるとともに前記ヒータコア(103)に前記温水を圧送するウォーターポンプ(1a)と、
前記ヒータコア(103)での空気の加熱冷却能力に相当する物理量を検出する暖房能力検出手段(27)と、を有し、
前記エンジン停止制御手段(S140)は、前記所定の条件が成り立ったときに前記暖房能力検出手段が検出する物理量が所定暖房能力値より大きいと前記エンジン(1)を停止させ、また前記所定の条件が成り立ったときに、前記暖房能力検出手段(27)が検出する物理量が前記所定暖房能力値より小さいときには、前記エンジン停止制御手段(S140)による前記エンジン(1)の停止を禁止して、前記エンジン(1)を駆動するエンジン駆動手段(S90)を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記車室内の空調負荷を検出する空調負荷検出手段(20)と、
前記空調負荷検出手段(20)が検出する空調負荷が所定空調負荷より大きいか否かを判定する判定手段(S100)と、を有し、
前記エンジン停止制御手段(S140)は、前記所定条件が成り立ったときに前記判定手段(S100)によって前記空調負荷が前記所定空調負荷より小さいと判定されると、前記エンジン(1)を停止し、また前記所定条件が成り立ったときに前記判定手段(S100)によって前記空調負荷が前記所定空調負荷より大きいと判定されると、前記エンジン停止制御手段(S140)による前記エンジン(1)の停止を禁止して、前記エンジン(1)を駆動するエンジン駆動手段(S90)を有することを特徴とする請求項1または2記載の車両用空調装置。 - 前記エンジン停止制御手段(S140)は、車両を走行可能な状態に設定するスイッチ手段(16)にて車両が走行可能な状態に設定されているときに、前記車両の車速が所定値より小さくなる前記所定条件になると前記エンジン(1)を停止することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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