JPH05265170A - 圧力転写装置 - Google Patents

圧力転写装置

Info

Publication number
JPH05265170A
JPH05265170A JP3166392A JP3166392A JPH05265170A JP H05265170 A JPH05265170 A JP H05265170A JP 3166392 A JP3166392 A JP 3166392A JP 3166392 A JP3166392 A JP 3166392A JP H05265170 A JPH05265170 A JP H05265170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
roller
transfer device
photosensitive member
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3166392A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
隆史 鈴木
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Yuko Nakano
優子 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp, Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Epson Corp
Publication of JPH05265170A publication Critical patent/JPH05265170A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両加圧ローラを通過する感光部材及び転写部
材に均一な圧力を付与できる圧力転写装置を提供するこ
とをその目的としている。 【構成】 予め画像が露光されたシート状の感光部材F
を現像した後、当該感光部材Fにシート状の転写部材P
を重ね合わせ、一対の加圧ローラ72,73の間に通過
させながら加圧することで、画像を当該感光部材Fから
転写部材Pに転写する圧力転写装置71において、一対
の加圧ローラ72,73は、重ね合わせた感光部材Fと
転写部材Pとに弾性的に転接される弾性手段101を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる感光転写型の
感光部材を用いて複写機、プリンタ、プロッタ、ファク
シミリ等の画像を形成する画像形成装置に用いる圧力転
写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置として、特開
昭62−147461号公報に記載のものが知られてい
る。この従来装置はカラー複写機であり、複写機本体の
内部に、搬送路に沿って感材供給部、露光部、加熱現像
部、圧力転写部、および感材廃棄部を備えている。感材
供給部はフィルム状の感光部材を心材に巻回して(ロー
ル)収容しており、感光部材を露光部に供給できるよう
になっている。露光部は原稿の反射光を取り込み、感光
部材の感光面に画像をスキャン露光して潜像を形成す
る。加熱現像部は感光部材を加熱し、感光部材に形成さ
れた潜像を加熱現像する。圧力転写部は、感光部材と用
紙などの転写部材とを重ね合わせて、現像した感光部材
の画像を転写部材に圧力転写するとともに、感光部材と
転写部材とを分離する。そして、感材廃棄部では、転写
が終了した感光部材が順次排出され積層状態でストック
される。
【0003】前記感光部材は、プラスチックフィルムを
支持体として、その表面に感光性物質や色材等を封入し
たマイクロカプセルを塗布して構成したものである。こ
の感光部材を用い、露光部で感光性物質に光反応を起こ
させ(潜像形成)、その状態変化を加熱現像部の加熱に
より色材に影響させて色材の選択的固形化(現像)を行
い、圧力転写部でマイクロカプセルを潰して固形化して
いない色材を用紙に転写し、出力画像を形成するように
なっている。
【0004】更に詳述すると、マイクロカプセルは直径
が10[μm]程度であり、例えば、イエローの色材を
含むマイクロカプセルと、マゼンタの色材を含むマイク
ロカプセルと、シアンの色材を含むマイクロカプセルが
ある。前記感光部材は、三色の多数のマイクロカプセル
を混合して支持体上に塗布して構成したものである。原
稿の反射光(光学像)により感光部材を露光すると、イ
エローのマイクロカプセルはブルー(イエローの補色)
の光に反応し、マゼンタのマイクロカプセルはグリーン
(マゼンタの補色)の光に反応し、シアンのマイクロカ
プセルはレッド(シアンの補色)の光に反応し、光反応
したマイクロカプセルにより潜像が形成される。その
後、加熱現像部にて感光部材を加熱(150℃程度)す
ると、マイクロカプセルのうち、光反応して潜像を形成
しているものは硬化(固形化)し、そうでないものは硬
化しない。このことを選択的固形化と称している。圧力
転写部で感光部材と用紙とを重ね合せて加圧すると、硬
化していない(潜像を形成していない)マイクロカプセ
ルが潰れ、その中の色材が用紙に転写してカラー印刷が
できる。かくして、解像度の高い乾式のカラー印刷がで
きる。
【0005】このような従来装置の圧力転写部は、圧力
転写装置により構成されている。この圧力転写装置は一
対の加圧ローラを備えており、更に両加圧ローラを押圧
するバックアップローラが備えられているものもある。
重ね合わせた感光部材と転写部材とは、両加圧ローラ間
を通過しながら加圧されて、画像の転写が行われる。バ
ックアップローラは加圧ローラに均一な圧力を付与する
もので、加圧ローラに対し両側から軸方向に均一な加圧
を可能にしている。また、加圧ローラは炭素鋼などの金
属製ローラで構成され高い圧力が付与できるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の圧力
転写装置では、以下のような問題点を有していた。すな
わち、加圧ローラが炭素鋼等の剛性を有する部材で構成
されているため、ローラ本体の円筒度(3〜5μm)に
狂いが生じていると、感光部材及び転写部材に対する圧
力分布が不均一になるため、出力画像に濃度むらが生じ
画像品質を劣化させることとなっていた。一方、転写部
材となる記録紙は特殊な紙を用いるわけではなく、各部
の厚みの相違や、紙繊維の密度むらを有し、たとえ、十
分な円筒度を有する加圧ローラを用いても、転写部材の
側の原因により上記の圧力分布が不均一になることがあ
った。
【0007】ところで、転写工程において感光部材及び
転写部材を昇温(70℃程度)するようにすると、比較
的低い圧力でも十分良好な画像が得られることが知られ
ている。かかる場合一般には、加圧ローラの内部に加熱
源を備えるようにしている。ところが、加圧ローラのロ
ーラ本体を介して加熱源から感光部材及び転写部材に熱
が付与されるので、どうしても温度分布が不均一にな
る。一方、色材は熱によりその粘度が変化するので、温
度分布が不均一になると、転写され易い部分とされ難い
部分とが生じ、結果として出力画像に濃度むらが生ずる
こととなっていた。
【0008】プリンタ、複写機の出力は一般的に紙が用
いられるため、感光転写型の画像形成装置の転写部材に
おいても紙の支持体に対応できることが必要である。と
ころが、転写部材の支持体として紙を用いた場合、従来
の感光転写型の画像形成装置では、出力画像上全面に、
もやもやとした濃度むらが現れ画像品質を劣化させてい
た。また、本発明者は加圧ローラに加熱装置を備えるこ
とによって圧力転写時に必要な加圧力を低減した方式の
ものでは、その傾向が大きくなることも発見した。ま
た、圧力転写装置を構成している各ローラの形状および
円筒度は、均一な圧力分布を得るために高い精度が要求
されている。円筒度が5μm程度でも前述のような濃度
むらが発生し、円筒度が10μm以上になると、しわが
発生したりすることもある。また、加圧力を増大させて
ゆくことによって濃度を高め、濃度むらを減らすことは
一般に行なわれるが、この場合、画像の白くなるべき部
分までわずかに転写が起こり、画質を著しく損ねる上、
前述のしわの発生確率が高くなる。
【0009】本発明は上記従来技術に鑑み、(a)一対
の加圧ローラ間を通過する感光材及び転写部材に均一な
圧力を付与でき、(b)転写部材の支持体として紙を用
いた場合でも、濃度むらやしわを発生させず、(c)使
用済の感光部材の巻き戻し(このことについては後述す
る)や、加圧ローラの温度検出が容易にできるととも
に、静電気の発生を抑制した、圧力転写装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、予め
画像が露光されたシート状の感光部材を現像した後、当
該感光部材にシート状の転写部材を重ね合わせ、一対の
加圧ローラの間に通過させながら加圧することで、画像
を当該感光部材から転写部材に転写する圧力転写装置に
おいて、一対の加圧ローラは、重ね合わせた感光部材と
転写部材とに弾性的に転接される弾性手段を備えている
ことを特徴とする。
【0011】一方で請求項2の発明の場合、電源ON時
に当該一対の加圧ローラを相対的に加圧状態とし、電源
OFF時に加圧状態を解く加圧解除手段を、更に備えて
いることが好ましい。
【0012】また、請求項3,4,5,6の発明では、
弾性手段は、一対の加圧ローラの少なくとも一方の加圧
ローラのローラ本体の表面に介装された弾性部材である
ことが好ましく、この場合、弾性部材は、材質がゴム又
は樹脂であることが好ましい。更にこの場合、ゴム又は
樹脂の厚さが0.02〜5mmであること、ゴム又は樹脂
の硬度が90〜99Aであることが好ましい。
【0013】また、請求項7,8の発明では弾性手段
は、撓み変形可能な前記一対の加圧ローラの少なくとも
一方の加圧ローラのローラ本体であることが好ましく、
この場合、ローラ本体はパイプ状に形成されており、内
部に当該ローラ本体より軟らかい材質の支持体を有する
ことが好ましい。
【0014】請求項9の発明の圧力転写装置は、内部に
少なくとも感光性物質と色材を封入したマイクロカプセ
ルを支持体上に有する感光部材と転写部材を重ねて一対
の加圧ローラで加圧する圧力転写装置において、前記加
圧ローラの少なくともいずれか一方の表面に、縦弾性率
が10000kg/平方mm以下、厚さが0.02mm以上の
弾性層を有し、0.5kg/平方mm以上、20kg/平方mm
以下の圧力で加圧することを特徴とする。
【0015】請求項10,11の発明の圧力転写装置
は、感光転写型の感光部材と転写部材を重ねて一対の加
圧ローラで加圧する圧力転写装置において、前記加圧ロ
ーラのいずれか一方の表面に弾性部材を有し、該弾性部
材の表面の摩擦係数がプラスチックフィルムに対し1.
0以下であること、前記加圧ローラのいずれか一方の表
面に弾性部材を有し、該弾性部材が導電性あるいは半導
電性を有するかあるいは該弾性部材の表面を導電性ある
いは半導電性の部材で被覆したことを特徴とする。
【0016】
【作用】まず請求項1〜8の発明の作用について説明す
る。加圧ローラが重ね合わせた感光部材と転写部材とに
弾性的に転接される弾性手段を備えていれば、加圧ロー
ラ表面の比較的盛り上がっている部分や転写部材の厚さ
が厚い部分では、圧力が高くなって弾性手段が大きく潰
れ、加圧ローラ表面の凹んだ部分や転写部材の厚さが薄
い部分では、圧力が低くなって弾性手段が小さく潰れ
る。弾性手段が大きく潰れた部分は、感光部材、転写部
材との接触面積が大きくなり、小さく潰れた部分は逆に
感光部材、転写部材との接触面積が小さくなる。したが
って、接触面積が大きい部分はたとえ圧力が大きくなっ
ても単位面積あたりの圧力は比較的低くなってしまう
し、接触面積が小さい部分は圧力が小さくとも単位面積
あたりの圧力は比較的高くなる。したがって、全体とし
ては感光部材が加圧ローラから受ける圧力は均一化す
る。
【0017】また、弾性部材として一般的な樹脂やゴム
等では、高温になるほど弾性率が低くなることが知られ
ている。したがって、加熱源を備えた加圧ローラの高温
部では弾性部材の弾性率が比較的低く、低温部では弾性
率が比較的高くなる。このため、加圧ローラの高温部で
は弾性部材が比較的小さく潰れ、低温部では大きく潰れ
る。弾性部材が小さく潰れた部分は感光部材及び転写部
材との接触面積が小さくなり、大きく潰れた部分は接触
面積が大きくなる。このことは、高温部では伝熱面積が
小さくなり、低温部では伝熱面積が大きくなることを意
味する。したがって、全体としては感光部材及び転写部
材に付与される熱は均一化する。
【0018】一方、圧力転写装置に、電源ON時に両加
圧ローラを相対的に加圧状態とし、OFF時加圧状態を
解く加圧解除手段をさらに備えていれば、加圧ローラの
弾性手段の一部に長時間圧力が加わった状態を回避する
ことができ、弾性手段の部分的な永久歪みを防止するこ
とができる。
【0019】次に請求項9の発明の作用について説明す
る。本発明者らは、前述の従来例の課題である濃度むら
の原因が、支持体である紙を構成している繊維の密度む
らにより生じた支持体の弾性率のむらであることを発見
した。すなわち、円筒面である加圧ローラにより、均一
なたわみを与えるよう加圧するため、支持体の弾性率の
高い領域には高い圧力が生じ弾性率の低い領域には低い
圧力が生じる。さらに、前述したような感光転写型の画
像形成方法においては出力画像濃度が転写時の圧力に依
存することが知られている。従って、支持体の弾性率の
高いところと低いところで濃度差が生じるのである。加
熱により加圧力を低減したときに上述の濃度むらが顕著
になることについての確たる根拠は特定されていない
が、本発明者らの研究したところによれば、加熱するこ
とにより色材の粘度が下がるため色材が転写され易くな
り、一方マイクロカプセルの破壊にはある一定圧力を必
要とするため、その圧力をすぎたところで濃度の圧力依
存性が敏感になることが原因と推定される。
【0020】本発明者らはこれらの研究の過程で上述の
構成を創案し、それにより前述の濃度むらを大幅に改善
できることを発見した。その理由は、加圧ローラ側が弾
性を持つことにより、支持体の弾性率の高い部分では加
圧ローラが大きく変形するのに対し支持体の弾性率の低
い部分では加圧ローラがあまり変形しない、言い替えれ
ば加圧ローラの弾性により発生する圧力むらを吸収する
ため、圧力むらの支持体の弾性率のむらへの依存性が大
幅に改善されたことによると推定される。
【0021】この濃度むらを改善する効果は弾性層の弾
性率と厚さによって違いがあることは容易に想像できる
が、本発明者らのさらなる研究により、請求項9記載の
条件を満たすことによって高い改善効果が得られること
が判明した。これは、ある一定以上の厚みと柔らかさが
なくては紙や感光部材の持つ厚みむらや弾性むらを吸収
できないためであると推定できる。また、当然のことな
がら、弾性率が低く、厚みが大きくなるに従い、加圧力
に対する圧力は低下し、転写量が減少し、濃度が下がっ
てしまうが、請求項9記載の最低圧力を確保できるよう
に加圧力と弾性層の厚み、弾性率を選択すれば良好な画
像が得られる。ただし、画像の白くなるべき部分を十分
白くするために請求項9の最高圧力以下にすることも必
要である。
【0022】さらに、予期せぬ事であったが、必要圧力
が大幅に減少することがわかった。これは圧力むらを低
減することによって局部的な低圧部分がなくなり、イン
クの紙の上で占める面積が増大し、濃度が上がるものと
思われる。
【0023】次に請求項10,11の発明の作用につい
て説明する。一般に金属とプラスチックフィルムの摩擦
係数は0.3ないし1.0程度であるが、弾性部材であ
るゴムや樹脂等とプラスチックフィルムとの摩擦係数は
1.0以上であるのが通常である。このため、加圧ロー
ラの表面が金属であった時に可能であった感光部材の巻
き戻しが、加圧ローラ表面に弾性部材を設けることによ
り感光部材巻き取りのためのモータを高出力な大型なも
のに取り替えなければ不可能となってしまう。また、弾
性部材を設けたことによる圧力均一化の効果は弾性部材
の硬度が低いほど大きい。ところが、一般的にゴム等で
は硬度が低いほど摩擦係数は増加する傾向にあり、硬度
が低い弾性部材を使用した場合には感光部材巻き取りが
ほとんど不可能になってしまう。
【0024】また、加圧ローラのように回転する物体の
温度を検出するには、温度センサをローラに押し当て摺
接させて測定するのが一般的である。ところが弾性部材
を設けることにより、摩擦係数が高くなり温度センサと
の摺動が困難となってしまう。
【0025】ところで、加圧ローラ表面に弾性部材を設
けた効果というのは、圧力分布の均一化というだけでな
く、加圧ローラに弾性部材を設けるという比較的簡単な
変更だけで、これ以外の画像形成装置の構成をほとんど
変更する必要もなくかなりの高画質化が可能であるとい
うコスト的なメリットもかなり大きい。ところが、弾性
部材表面の摩擦係数が大きいことや導電性がないという
だけで、感光部材の巻き取りや加圧ローラの温度検出が
困難になってしまっては、弾性部材を設けた効果が半減
してしまう。
【0026】請求項10,11の発明では、弾性部材表
面の摩擦係数を1.0以下の金属ローラ並とし、弾性部
材に導電性、半導電性を付与することで、弾性部材を設
けた効果を活かしつつ、画像形成装置の大型化、コスト
の増加を防止している。
【0027】
【実施例】以下、実施例に従って本発明にかかる圧力転
写装置が適用されるカラー複写機について説明する。な
お、ここでは理解を容易にするためにカラー複写機の全
体構造から説明し、その後圧力転写装置について詳細に
説明する。
【0028】図1は本発明の一実施例に係るカラー複写
機の裁断側面図である。同図に示すように、この複写機
は装置本体1の上面がガラス製の原稿台2となってお
り、その上部空間の原稿台カバー3が起立可能に取り付
けられている。入力画像としての原稿Aはこの原稿台2
上にセットされ、原稿台カバー3で押さえられた状態で
複写される。
【0029】原稿台2の下方の装置本体1内には、原稿
Aの画像を感光部材Fに露光する露光部4が配設され、
露光部4の上流側には感光部材Fを供給する供給部5が
配設されている。供給部5は感光部材を収容したマガジ
ン形式となっており、装置本体1に対して着脱自在に構
成されている。供給部5から装置本体1内に供給される
感光部材Fは、搬送路に沿って適宜搬送され、露光部
4、加熱現像部7、圧力転写部8及び感材回収部9に順
次臨むようになっている。搬送部6は加熱現像部7の部
分で折り返され、これら各部が装置本体1内に無駄なく
配設され、装置本体1の小型化が図られている。供給部
5から搬送部6に沿って搬送されてくる感光部材Fは、
露光部4で入力画像の露光により潜像が形成され、続く
加熱現像部7で150℃程度に加熱されてこの潜像が加
熱現像される。現像が完了した感光部材Fは続く圧力転
写部8で、転写部材である用紙Pと重ね合わされて、現
像した画像が用紙Pに圧力転写される。最後に、感光部
材Fと用紙Pとが分離され、感光部材Fは感材回収部9
に巻き取られるようにして回収される。また、用紙Pは
装置本体1下部の給紙部10から圧力転写部8に供給さ
れ、出力画像が転写された用紙Pは排紙部11に送られ
るようになっている。
【0030】一方、感光部材Fは、ポリエチレンテレフ
タレート(以下、「PET」という)フィルムを基材と
して、その表面に、感光性ハロゲン化銀と、還元材と、
重合性化合物からなる感光性物質と、色材とを封入した
マイクロカプセルを塗布して構成したものである。感光
性物質は、光反応して色材固形化のためのトリガー的な
働きをする。色材はイエローY、マゼンタM、グリーン
Gの各色が用意され、これらをそれぞれ個別に封入した
3色のマイクロカプセルが混合した状態でPETの表面
に多数塗布されている。本実施例の画像形成では感光部
材Fを露光部4で感光性物質に光反応を起こさせ(潜像
形成)、その状態変化を加熱現像部7の加熱の際に色材
に影響させて色材の選択的固定化(現像)を行い、圧力
転写部8でマイクロカプセルを潰して固形化していない
色材を用紙Pに転写し、出力画像を形成するようになっ
ている。
【0031】図1中の装置本体1の左上が供給部5とな
っており、供給部5は暗箱状のマガジン21に感光部材
Fを収容した構造となっている。マガジン21は図外の
部品により装置本体1に対し着脱できるように構成され
ている。この着脱により、未露光の感光部材Fが装着さ
れると共に、露光済みの感光部材Fがマガジン21内に
巻き戻されて廃棄できるようになっている。感光部材F
は長尺に形成されており、供給ローラ22にロール状に
巻回されて収容されている。感光部材は供給ローラ22
から連続的に巻き出され、マガジン21のスリット21
aからその感光面を上にして下流側の露光部4に供給さ
れる。
【0032】露光部4は、露光ランプ40であるR・G
・Bランプ、すなわちレッドランプ41、グリーンラン
プ42及びブルーランプ43と、集光レンズ44と、露
光台45とを備えており、この露光台45上を感光部材
Fが走行するようになっている。レッドランプ41、グ
リーンランプ42及びブルーランプ43は、原稿台2上
の原稿Aに向けて光を照射できるようになっており、原
稿Aからの反射光が集光レンズ44及びシャッタ(図示
省略)を介して感光部材Fの感光面に集光され、感光部
材Fの露光が行われる。この場合、原稿Aは原稿台2と
共に前後方向(図1中左右方向)に進退動され、これと
同速で感光部材Fが搬送走行されて、いわゆるスキャン
露光系を構成している。
【0033】加熱現像部7は、加熱部材である加熱ロー
ラ51を備えており、加熱ローラ51は装置本体1のフ
レーム(図示せず)に回転自在に軸支されたローラ本体
52と、ローラ本体52の内部に取り付けられたハロゲ
ンランプヒータ53とで構成されている。ローラ本体5
2はこのハロゲンランプヒータ53のON・OFFによ
り、表面温度が150±3℃(場合によっては155
℃)になるように温度制御されており、その表面に感光
部材Fが裏面側から直接接触するようになっている。感
光部材Fは、このローラ本体52に所定の角度巻き付け
られて所定の現像温度で所定の時間加熱されると共に、
ここで圧力転写部8に向けてUターンされる。
【0034】圧力転写部8は、上ローラ72と中ローラ
73と下ローラ74とを有する圧力転写装置71に、分
離ローラ75とピンチローラ76とを付加して構成され
ており、感光部材Fと転写部材である用紙Pとが上中両
ローラ72,73の間に重ねられて導入され、ここで現
像された感光部材Fの画像が用紙Pに転写される。分離
ローラ75は、圧力転写装置71の下流側に近接して設
けられており、この部分で感光部材Fの搬送経路を鋭角
に内側に曲げることで、感光部材Fと用紙Pを強制的に
分離するようになっている。ピンチローラ76は、感光
部材Fの搬送時に図示の鎖線に示す位置に移動され、上
ローラ72との間に感光部材Fを挟むようにしてこれに
搬送力を付与する。分離された感光部材Fは、ピンチロ
ーラ76を介して適宜、感材回収部9に送られる。な
お、本実施例の転写温度は70±3℃が好ましい。
【0035】感材回収部9は、巻取ローラ21を備えて
おり、巻取ローラ12では、使用済みの感光部材Fがロ
ール状に巻き取られる。巻取ローラ12は使用済みの感
光部材Fをすべて巻き取ると、クラッチの切り替えによ
りフリーとなる。この状態で供給部5の供給ローラ22
が逆転駆動され、最終的に使用済みの感光部材Fがマガ
ジン21内に回収される。
【0036】一方、圧力転写部8に用紙を供給する給紙
部10は、カット紙としての用紙Pを供給する給紙カセ
ット81と、給紙カセット81から用紙を1枚ずつ送り
出す半月ローラ82と、用紙Pの経路を変更するガイド
ローラ83と、送り出された用紙Pを圧力転写部8に導
く給紙ローラ84とを備えている。給紙カセット81は
装置本体1に着脱自在に構成されており、各種用紙サイ
ズに合わせて、複数個が用意されている。半月ローラ8
2は直線部分82aと円弧部分82bとから成るゴム性
の周面を有しており、直線部分82aと円弧部分82b
との境目で用紙Pの先端を引っ掻け、続く円弧部分82
bで用紙Pの先端が給紙ローラ84に達するまで用紙P
を送り出せるようになっている。この用紙Pの給紙開始
は、感光部材Fの露光部分に重ね合わせることができる
ように、感光部材Fの搬送に同期させてなされる。
【0037】排紙部11は、画像が転写された用紙Pを
収容する排紙カセット91と、この排紙カセット91に
圧力転写部8からの用紙Pを導く排紙ローラ92とを備
えている。排紙ローラ92は上述の給紙ローラ84より
も幾分、過送り気味に構成されており、そのスリップ回
転により用紙Pを送り出すと共に、圧力転写時の用紙P
に皺やジャムが生じないように張力を付与している。
【0038】又、露光部4と加熱現像部7との間にはフ
ィードローラ13とテンションローラ14とが配設され
ており、フィードローラ13で露光部4における感光部
材Fの搬送速度を一定に保つと共に、テンションローラ
14で加熱現像部7以降の感光部材Fの弛みの吸収と、
皺の発生防止を行っている。
【0039】なお、図中符号15は、排気ファン16に
ガスフィルタ17を組み込んだ排気ユニットであり、装
置本体1内部に発生する熱およびガスをガスフィルタ1
7を介して外部に排気する。又、図中符号18は、用紙
Pを手動で給紙するための手差し用の給紙口である。
【0040】次に、本実施例の圧力転写装置について説
明する。圧力転写装置71は、上ローラ71、中ローラ
73および下ローラ74を有し、上ローラ72と中ロー
ラ73との間に、重ね合わせた感光部材Fおよび用紙P
を通過させることにより、加熱現像された画像を感光部
材Fから用紙Pに圧力転写する。この転写は、上ローラ
72の回転軸位置を固定とし、中ローラ73を介して下
ローラ74により均一な圧力を付与し、感光部材Fおよ
び用紙Pに対し、上ローラ72と中ローラ73との間で
相対的な挟持力を付与することで行われる。このため、
中ローラ73の下部には均一な圧力を加えるため下ロー
ラ74が当接されている。
【0041】又、上ローラ72の内部には加熱源である
ハロゲンランプヒータ77が収容されており、このハロ
ゲンランプヒータ77により感光部材Fおよび用紙Pを
転写温度70±3℃に昇温できるようになっている。こ
の加熱(昇温)により感光部材Fに塗布されたマイクロ
カプセルを潰すための圧力を、比較的低くすることがで
きる。このように、感光部材Fから用紙Pへの画像の転
写は、加熱、加圧下で行われるが、上ローラ72および
中ローラ73は、この加圧の際に感光部材F、用紙Pへ
の軸方向の圧力分布を均一にするための特徴的構成を備
えている。
【0042】図2は、本発明の第1の実施例を示してい
る。同図に示すように、上ローラ72にはローラ本体7
2aの表面に弾性部材101であるポリウレタンゴムが
介装されており、上ローラ72はこの部分で感光部材F
に転接される。ポリウレタンゴムは硬度98(JIS
A)で約1mmの厚みを有し、十分な弾性力を発揮できる
ようになっている。なお、本実施例ではポリウレタンゴ
ムを用いるようにしているが、他の材料、例えばシリコ
ンゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエ
ンゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリン
ゴム等のゴム弾性を示すものならば使用可能であり、ま
た、ナイロン66、ポリアセタール、ポリイソシアネー
ト等の樹脂も使用可能である。
【0043】ところで、弾性部材101の硬度と厚みで
あるが、一般的に柔らかいほど、また厚いほど濃度むら
改善に対する効果は大きいが、適正濃度を得るための必
要圧力が大きくなる。本実施例では上ローラ72の直径
30mm、中ローラ73の直径20mm、上ローラを70℃
に加熱して上ローラ72と中ローラ73を総荷重(圧
力)300kgで加圧している。総荷重は低ければ低いほ
ど装置構成は単純になるのは当然だが、1000kg程度
までは実用的な状態で装置を構成できる。また、弾性部
材101の厚みが大きくなるとハロゲンランプヒータ7
7からの熱伝導性が悪化し、上ローラ72の温度コント
ロールが難しくなる。表1に総荷重1000kg以下の範
囲で、濃度むらを良好な状態に保てるような(実用的
な)弾性部材101の硬度と厚みの関係を、上ローラ7
2の加熱温度を変化させて実験した結果を示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1から明らかなように上ローラ72の各
加熱温度に対し弾性部材101の硬度を適宜変更するこ
とにより弾性部材101の厚さは0.02mm〜5mmまで
の実用に耐え得ることがわかる。
【0046】このような実験結果に基づいて上記第1実
施例の変形例を図3に示す。同図に示す弾性部材101
は薄膜状に形成され、上ローラ72のローラ本体72a
の表面に介装されている。この弾性部材101は、ゴム
や樹脂などの前記材質のもので構成され、約30〜10
0μm厚のものを用いている。なお、この変形例では、
ローラ本体72aの円筒度が約10μmまで吸収許容で
きることが実験的に確かめられた。
【0047】図4および図5は本実施例に適用される加
圧解除手段を示している。図4に示す加圧解除手段11
0は、中間部を装置フレームなどに回動可能に固定され
たシーソーアーム111と、このシーソーアーム111
を回動させる電磁ソレノイド112とを備えている。シ
ーソーアーム111の一方の端には、下ローラ74がそ
の支軸の部分で取り付けられており、他方の端は電磁ソ
レノイド112の進退ロッド112aに取り付けられて
いる。電磁ソレノイド112の後退位置では、下ローラ
74は中ローラ73に所望の圧力を付与するべくこれに
当接され、前進位置ではこの当接が解除されるようにな
っている。この電磁ソレノイド112の進退駆動は、カ
ラー複写機の電源がONしている時に後退位置に、電源
がOFFしている時に前進位置に駆動するように制御さ
れている。
【0048】したがって、電源ON時は上ローラ72と
中ローラ73とは相対的に加圧状態となり、電源OFF
時は加圧解除状態となる。このため、両ローラ72,7
3間では、両ローラ72,73が回転停止状態で長時間
加圧状態となることがなく、これらローラに設けられた
弾性部材101の一部に永久歪みが生ずることが防止で
きる。すなわち、弾性部材101自体に凹凸が生ずるの
を防止できる。
【0049】図5に示す加圧解除手段110は、ステッ
ピングモータ113とステッピングモータ113の回転
動力を下ローラ74に伝える動力伝達手段(図示せず)
とを備え、下ローラ74が偏心状態で回転される構造と
なっている。この構造では、下ローラ74が偏心回転す
ることによって加圧状態と加圧解除状態とが連続的に実
現される。なお、この場合には、下ローラ74の回転角
により適宜加圧力を制御することができる。
【0050】以上のように本実施例によれば、圧力転写
装置71が、その上ローラ72のローラ本体72aの表
面に弾性部材101を備えることで、上ローラ72を感
光部材Fおよび用紙Pに対する加熱に支障をきたすこと
なく、弾性的に転接させることができる。この転接は所
望の圧力を付与して行われるが、ローラ本体72aに円
筒度のバラツキ、すなわち、ローラ本体72aの表面に
微妙な凹凸があっても、また用紙Pに凹凸があってもこ
れを吸収して、ローラ本体の軸方向において、感光部材
F及び用紙Pに均一に圧力を付与できる。すなわち、上
ローラ72と感光部材Fおよび用紙Pとの転接状態にお
いて、ローラ本体72aの表面の凸の部分(用紙Pの凸
の部分)では、弾性部材101が押しつぶされて厚さが
薄くなり、弾性部材101と感光部材F、用紙Pとの接
触面積が大きくなる。逆に凹の部部(用紙Pの凹の部
分)では弾性部材101と感光部材F、用紙Pとの接触
面積が小さくなる。このことは、凹凸両部分にほぼ同一
の圧力を加えたときに、接触面積が大きい部分では単位
面積当りの圧力が比較的小さくなり、接触面積の小さい
部分では単位面積当りの圧力が比較的大きくなる。した
がって、ローラ本体72aの表面に凹凸があっても感光
部材F、用紙Pの各部には同一圧力が加わることにな
る。
【0051】ところで、弾性部材101であるゴムや樹
脂にあっては、高温に加熱されるほど弾性率が低くなる
ことが知られている。感光部材Fおよび用紙Pは加圧状
態で上ローラ72内のハロゲンランプヒータ77により
加熱される。この際、熱は上ローラ72のローラ本体7
2aから弾性部材101を介して感光部材Fおよび用紙
Pに伝熱される。この場合、弾性部材101の温度分布
が不均一であると、弾性部材101は低温部分では弾性
率が高くなり押しつぶされ易く、高温部分では弾性率が
低くなり押しつぶされ難くなる。すなわち、低温部分で
は接触面積が比較的大きくなり、高温部分では接触面積
が比較的小さくなる。一方で、接触面積と伝熱面積とは
等価であるため、低温部分では熱が伝わり易く、高温部
分では熱が伝わり難くなる。したがって、弾性部材10
1の表面温度が不均一であっても、感光部材F、用紙P
の各部は同一温度に加熱されることになる。
【0052】このように、本実施例の上ローラ72によ
れば、感光部材Fおよび用紙Pは全体が均一に加熱およ
び加圧されるので、出力画像の濃度むらが防止され、画
像品質を向上させることができる。
【0053】なお、上記実施例では上ローラ72に弾性
部材101を設けた例を示したが、中ローラ73に弾性
部材101を設けても同様の効果を得ることができる。
図6は中ローラ73のローラ本体73aに約1mm厚のゴ
ムまたは樹脂の弾性部材101を介装したものであり、
図7は、ローラ本体73aに約30〜100μmのゴム
または樹脂の弾性部材101を介装したものである。こ
の場合、上記実施例が感光部材F側から加熱されるのに
対し、用紙P側から加熱されるわけであるが、感光部材
Fも用紙Pも薄いため、前記実施例との間に特段の差異
は認められなかった。
【0054】図8は、本発明の圧力転写装置の第2の実
施例を示している。この実施例では弾性部材を中ローラ
73のローラ本体73a自体で構成している。このロー
ラ本体73aは薄肉の鋼板をパイプ状に形成したもの
で、任意の部分に所定の圧力が加わると微妙に変形する
ようになっている。したがって、第1の実施例のゴム等
から成る弾性部材101と同様に感光部材Fおよび用紙
Pに対して均一な圧力を付与することができる。
【0055】また、ローラ本体73aの内部には、ロー
ラ本体73aより軟質の材料、例えば、アルミニウム、
しんちゅう、樹脂などの支持体102が充填されてお
り、ローラ本体73aの極端な変形を抑制するようにな
っている。
【0056】なお、図9は、第2実施例の変形例を示し
ており、この変形例ではローラ本体73aの表面に薄膜
状のゴム等の弾性薄膜体103を介装している。これに
よれば、ローラ本体73aの弾性と弾性薄膜体103の
弾性との相乗効果により、感光部材Fおよび用紙Pに対
して、より一層均一な圧力を付与することができる。
【0057】図10乃至図13は、本発明の圧力転写装
置の第3の実施例を示している。この実施例では前記第
1,第2の実施例と異なり、下ローラ74が省略されて
いる。図10に示す圧力転写装置では上ローラ72に弾
性部材101が設けられ、図11の圧力転写装置では中
ローラ73に弾性部材101が設けられている。また、
図12の圧力転写装置では中ローラ73のローラ本体7
3aが薄肉のパイプ状に構成され、図13では、更にこ
のローラ本体73aに弾性薄膜体103が設けられてい
る。
【0058】このように、上ローラ72又は中ローラ7
3が弾性部材を有しているので、下ローラ74により圧
力のバックアップを行わなくとも、かなりの精度で均一
な圧力を得ることができる。
【0059】なお、以上の実施例では上ローラ72また
は中ローラ73のいずれかに弾性部材を設けるようにし
ているが、両方に弾性部材を設けるようにしても良い。
【0060】また、上ローラ72にはハロゲンランプヒ
ータ77を設けるようにしているが、これを中ローラ7
3に設けるようにしても良いし、圧力転写装置全体をケ
ースに収容し、ケース内部を所望の温度に保つようにし
ても良い。もっとも、感光部材Fおよび用紙Pの加熱は
これが転写の際の必要条件となっているわけではなく、
加熱がなくとも加圧力を高めることで良好な転写は可能
である。
【0061】図14は本発明の第4の実施例にかかる圧
力転写装置71を示している。この実施例では感光部材
Faの支持体が紙で構成されているものとする。本実施
例においても、上ローラ72は中空形状をしており、内
部にハロゲンランプヒータ77が設けられている。ま
た、ローラ本体72aの表面を弾性部材201が均一な
厚みで覆っている。弾性部材201の材質はポリウレタ
ンゴムで縦弾性率が10kg/平方mm、厚みは0.5mmで
ある。
【0062】なお、弾性部材の材質であるが、シリコン
ゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエン
ゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリンゴ
ム等ゴム弾性をしめすものならば使用可能である。ま
た、ナイロン66、ポリアセタール、ポリイソシアネー
ト等の樹脂も使用可能である。また、弾性部材の硬度と
厚みであるが、一般的に柔らかいほど、また厚いほど濃
度むら改善に対する効果は大きいが適正濃度を得るため
の必要荷重が大きくなる。総荷重は低ければ低いほど装
置構成は容易になるので濃度むら改善効果とのバランス
を考えた設計が必要となろう。本実施例では上ローラ7
2の直径30mm、中ローラ73の直径20mm、上ローラ
72を70℃に加熱して上ローラ72と中ローラ73を
総荷重300kgで加圧している。このとき、圧力は1.
3kg/平方mmである。また、厚みが大きくなるとハロゲ
ンランプヒータ77からの熱伝導性が悪化し、上ローラ
72の温度コントロールがむずかしくなる。
【0063】図15に適正濃度が得られ、濃度むらが十
分少なくなるのに最低限必要な圧力を縦軸に、弾性部材
の厚さを横軸にとったグラフを示す。また、図16に同
様に横軸に弾性層の縦弾性率をとったグラフを示す。上
述の第4実施例においては、図15における弾性層の縦
弾性率は10kg/平方mm、図16における弾性層の厚さ
は0.5mmであるが、これらを請求項9の範囲で変えて
も同様の結果となった。これらのグラフから少なくとも
0.5kg/平方mmの圧力が必要であること、必要圧力が
急激に増えて好ましくない20kg/平方mmに達するのが
弾性層厚さ0.02mm、縦弾性率10kg/平方mm付近で
あることがわかる。
【0064】また、弾性部材を設ける位置であるが、第
4実施例では上ローラ72の表面に設けてある、すなわ
ち感光部材Faと当接する側に設けてあるが、転写部材
である用紙Pと当接する側に設けても濃度むらを除去す
る効果が多少低減するものの、弾性部材の硬度と厚みを
適正化することにより十分な効果が得られる。
【0065】また、第4実施例では加圧ローラを加熱し
て必要圧力を下げるようにして装置の小型化を図ってい
るが、加熱機構を設けずに室温で用いるようにしても濃
度むらの改善効果は同様である。
【0066】以上述べてきたような第4実施例の構成に
より、画像を出力したところ、紙の繊維むらに起因する
濃度むらの無い高品位な画像が得られることが確認され
た。ところで加圧ローラの表面に弾性部材を単に備えた
だけでは、次のような不具合が生じてしまうことが判明
した。
【0067】まず第一に、画像形成装置で用いられる通
常の感光部材Fは連続なシート状のプラスチックフィル
ムを支持体として構成されており、所定量の画像の形成
を終了し使用済の感光部材を新しい感光部材と交換する
場合には、感光部材を高速で巻取ローラから供給ローラ
へ巻き戻す必要がある。一方、弾性部材を表面に有する
加圧ローラは常に感光部材と接触しており、感光部材巻
き取り動作時には、加圧ローラを感光部材の巻き戻しに
同期して高速で逆回転させることが困難であるため、感
光部材は加圧ローラの弾性部材表面を摺動してしまう。
上述した実施例では弾性部材はゴム等で構成されてお
り、弾性部材表面の摩擦係数が高いため、感光部材の巻
き取り動作のために高い張力を必要とし、そのため高出
力のモータを設ける必要があるという欠点を有する。
【0068】また、加圧ローラ表面の弾性部材は一般の
ゴム等で構成されているため導電性はなく、感光部材の
摺動等により弾性部材表面には静電気が発生する。この
ような静電気の発生は、感光部材を弾性部材表面に吸着
させてしまい、感光部材の巻き取り動作のための張力を
一層増加させてしまうだけではなく、画像装置内の埃や
ゴミ等を吸い取り、加圧ローラを汚してしまったり、画
像形成装置の電気回路の誤動作の原因となるという欠点
も有する。
【0069】さらに、弾性部材を有する加圧ローラは加
熱されて一定温度に制御されるが、そのために加圧ロー
ラの温度を常時検出するための温度センサを設ける必要
がある。しかし、加圧ローラの表面の弾性部材の摩擦係
数が高いため、回転する加圧ローラの表面に温度センサ
を摺接させることができないため温度検出が困難である
というような欠点も有する。
【0070】そこで、次に説明する第5〜第7実施例の
圧力転写装置では、感光部材巻き戻しのために高出力の
モータを設ける必要がなく、静電気の発生を防止し、安
定した動作をするよう工夫をした。
【0071】第5実施例の圧力転写装置の詳細を図17
の圧力転写装置の正面断面図により説明する。圧力転写
装置は、主に上ローラ72、中ローラ73、および下ロ
ーラ74で構成されている。上ローラ72はパイプ状と
なっており、ローラ内部にはハロゲンランプヒータ77
が設けられており、上ローラ72を70℃に加熱する。
上ローラの温度を検出しローラ温度を一定にコントロー
ルするため、温度センサであるサーミスタ210が上ロ
ーラ72と摺接自在に設けられている。サーミスタ21
0の上ローラと接触する面はプラスチックフィルムであ
るポリイミドテープで保護されている。感光部材Fはプ
ラスチックフィルムであるポリエチレンテレフタレート
を支持体としており、常に支持体側で上ローラ72と接
している。上ローラ72の表面は弾性部材211により
均一な厚みで覆われている。弾性部材211の材質は硬
度98度(JIS A)のポリウレタンゴムで厚みは1
mmである。硬度が98度(JIS A)以上のポリウレ
タンゴムでは摩擦係数はプラスチックフィルムに対し
0.85以下であるため、弾性部材102にこのような
高硬度のポリウレタンゴムを用いることにより弾性部材
表面の摩擦係数をプラスチックフィルムに対し1.0以
下とすることができる。
【0072】また、弾性部材211の材質としては、硬
度が98度(JIS A)未満のポリウレタンゴム、シ
リコンゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、エチ
レンプロピレンゴム等ゴム弾性を示すものならば使用可
能であるが、このような材質では、プラスチックフィル
ムに対する摩擦係数は1.0以上であるのが通常であ
る。そこで、上述の材質の弾性部材211を用いた場合
には弾性部材211の表面をテフロンコーティング21
2で被覆することにより摩擦係数を下げることができ
る。コーティングの厚さは20μmである。弾性部材2
11の表面へのコーティングはこの他、シリコンレジン
コーティング、金属の蒸着等、摩擦係数が1.0以下の
ものならば使用可能である。テフロンとプラスチックフ
ィルムとの摩擦係数は一般的に0.1以下であるため、
弾性部材表面の摩擦係数をかなり下げることができる。
また、コーティング厚も弾性部材102の1/50程度
の厚さであるため、弾性部材102を設けた効果を損な
うことなく、感光部材巻き戻しや温度検出をすることが
できる。
【0073】図18は本発明の第6の実施例を示す圧力
転写装置の正面断面図である。フェルト213は保持金
具214で保持されバネ215で弾性部材211に押し
当てられている。フェルト213は上ローラ72の長手
方向に弾性部材211全面と接触するよう構成されてい
る。フェルト213にはシリコンオイル216が染み込
んでおり、上ローラ72の回転に伴い弾性部材表面にシ
リコンオイル216を塗布し、弾性部材表面を潤滑して
いる。フェルト213に染み込ませるオイルはシリコン
オイルに限らず、油性オイル等弾性部材表面を潤滑させ
るものならば使用可能である。
【0074】このような構成とすることにより、シリコ
ンオイルが弾性部材211表面を潤滑することで、弾性
部材211表面の摩擦係数を下げることができる。ま
た、感光部材巻き戻し時には、上ローラ72が低速で回
転することにより、感光部材Fと接触する部分に一定量
のシリコンオイルを供給し、感光部材Fと弾性部材21
1との潤滑を図ることができる。さらに、フェルト21
3が上ローラ72の汚れを取る効果も有するため、クリ
ーナとしても使用することができる。
【0075】図19は本発明の第7の実施例を示す圧力
転写装置の正面断面図である。上ローラ72の表面には
弾性部材220が均一な厚みで被覆されている。弾性部
材220の材質はポリウレタンゴムにカーボンブラック
を分散させ、導電性を付与したものであり、厚さは1mm
である。弾性部材220の材質はこれに限られたわけで
はなく、シリコンゴム、天然ゴム、スチレンブタジエン
ゴム、エチレンプロピレンゴム等ゴム弾性を示すもの
に、カーボンブラック、カーボンファイバー、グラファ
イト、金属粉、金属酸化物、金属フレーク、金属繊維、
ガラスビーンズ、カーボン等導電性付与剤を分散させた
導電性あるいは半導電性のあるものならば使用可能であ
る。
【0076】また、弾性部材211自身に導電性または
半導電性がなくとも弾性部材211の表面を半導電部材
である帯電防止剤221が被覆することにより、弾性部
材211の表面抵抗値を10MΩ以下とすることがで
き、静電気の発生を防止することができる。
【0077】このように導電性の弾性部材220を用い
るか、あるいは弾性部材211の表面を半導電部材で被
覆することにより弾性部材102の表面での静電気の発
生を防ぎ、感光部材の張り付き、弾性部材220へのゴ
ミ等の付着、電気回路の誤動作等を防ぐことができる。
【0078】上述した各実施例においては、熱現像性の
感光部材を用いた画像形成装置を例に取って説明したが
これに限られたわけでなく、広く一般的にマイクロカプ
セルの選択的硬化性を用いて加圧により画像を形成する
画像形成装置全般にわたって適用することができるのは
いうまでもない。さらに、本実施例においては複写機を
例に取って説明したがこれに限られたわけでなく、プリ
ンタやファクシミリ、電子カメラなど画像形成装置全般
にわたって適用することができるのもいうまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように請求項1〜8の発明に
よれば、加圧ローラが重ね合わせた感光部材と転写部材
とに弾性的に転接する弾性手段を備えているので、感光
部材および転写部材に対する加圧力の圧力分布が均一と
なり、出力画像の濃度むらを防止することができる。
【0080】また、電源OFF時に加圧ローラの加圧状
態を解く加圧解除手段を設けるようにしているので、弾
性手段の永久歪みが防止され、画像品質の経時的劣化を
も防止することができる。
【0081】また請求項9の発明によれば、一対の加圧
ローラを有する圧力転写装置が、前記加圧ローラの少な
くともいずれか一方の表面に、縦弾性率が10000kg
/平方mm以下、厚さが0.02mm以上の弾性層を有し、
0.5kg/平方mm以上、20kg/平方mmの圧力で加圧す
るため、転写部材の弾性むらに起因する濃度むらのない
高品位な画像を形成できる画像形成装置の圧力転写装置
を小型低価格で提供できるという効果を有する。
【0082】請求項10,11の発明によれば、感光転
写型の感光部材を用いる圧力転写装置において、加圧ロ
ーラのいずれか一方の表面に弾性部材を有し、該弾性部
材の表面の摩擦係数がプラスチックフィルムに対し1.
0以下とすることにより、あるいは加圧ローラのいずれ
か一方の表面に弾性部材を有し、該弾性部材が導電性あ
るいは半導電性を有するかあるいは該弾性部材の表面を
導電性あるいは半導電性部材で被覆することにより、感
光部材の巻き戻し、温度センサの摺接を可能とし、静電
気の発生を防止し、安定した動作をする小型低価格な圧
力転写装置を提供することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力転写装置を適用したカラー複写機
を示す全体構造図である。
【図2】第1実施例に係る圧力転写装置を示す構造図で
ある。
【図3】第1実施例の変形例を示す構造図である。
【図4】圧力解除手段が付加された第1実施例を示す構
造図である。
【図5】圧力解除手段が付加された他の実施例を示す構
造図である。
【図6】第1実施例の変形例を示す構造図である。
【図7】第1実施例の変形例を示す構造図である。
【図8】第2実施例に係る圧力転写装置を示す構造図で
ある。
【図9】第2実施例の変形例を示す構造図である。
【図10】第3実施例に係る圧力転写装置を示す構造図
である。
【図11】第3実施例の変形例を示す構造図である。
【図12】第3実施例の変形例を示す構造図である。
【図13】第3実施例の変形例を示す構造図である。
【図14】本発明の第4実施例に係る圧力転写装置を示
す構造図である。
【図15】第4実施例の圧力転写装置のローラ上の弾性
層厚さに対する濃度むらを改善するのに最低必要な圧力
を示すグラフである。
【図16】第4実施例の圧力転写装置のローラ上の弾性
層縦弾性率に対する濃度むらを改善するのに最低必要な
圧力を示すグラフである。
【図17】本発明の第5実施例に係る圧力転写装置を示
す構造図である。
【図18】本発明の第6実施例に係る圧力転写装置を示
す構造図である。
【図19】本発明の第7実施例に係る圧力転写装置を示
す構造図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 原稿台 3 原稿台カバー 4 露光部 5 供給部 6 搬送部 7 加熱現像部 8 圧力転写部 9 感材回収部 10 給紙部 12 巻取ローラ 13 フィードローラ 14 テンションローラ 15 排気ユニット 16 排気ファン 17 ガスフィルタ 18 給紙口 21 マガジン 22 供給ローラ 40 露光ランプ 41 レッドランプ 42 グリーンランプ 43 ブルーランプ 44 集光レンズ 45 露光台 51 加熱ローラ 52 ローラ本体 53 ハロゲンランプヒータ 71 圧力転写装置 72 上ローラ 72a ローラ本体 73 中ローラ 73a ローラ本体 74 下ローラ 75 分離ローラ 76 ピンチローラ 77 ハロゲンランプヒータ 81 給紙カセット 82 半月ローラ 83 ガイドローラ 84 給紙ローラ 91 排紙カセット 92 排紙ローラ 101 弾性部材 102 支持体 103 弾性薄膜体 110 加圧解除手段 111 シーソーアーム 112 電磁ソレノイド 113 ステッピングモータ 201 弾性部材 210 サーミスタ 211 弾性部材 212 テフロンコーティング 213 フェルト 214 保持金具 215 バネ 216 シリコンオイル 220 弾性部材 221 帯電防止材 F,Fa 感光部材 P 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−9546 (32)優先日 平4(1992)1月22日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 野村 雄二郎 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 中野 優子 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め画像が露光されたシート状の感光部
    材を現像した後、当該感光部材にシート状の転写部材を
    重ね合わせ、一対の加圧ローラの間に通過させながら加
    圧することで、前記画像を当該感光部材から転写部材に
    転写する圧力転写装置において、 前記一対の加圧ローラは、重ね合わせた前記感光部材と
    前記転写部材とに弾性的に転接される弾性手段を備えて
    いることを特徴とする圧力転写装置。
  2. 【請求項2】 電源ON時に当該一対の加圧ローラを相
    対的に加圧状態とし、電源OFF時に前記加圧状態を解
    く加圧解除手段を、更に備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の圧力転写装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性手段は、前記一対の加圧ローラ
    の少なくとも一方の加圧ローラのローラ本体の表面に介
    装された弾性部材であることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の圧力転写装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、材質がゴム又は樹脂で
    あることを特徴とする請求項3に記載の圧力転写装置。
  5. 【請求項5】 前記ゴム又は樹脂の厚さが0.02〜5
    mmであることを特徴とする請求項4に記載の圧力転写装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ゴム又は樹脂の硬度が90〜99A
    であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載
    の圧力転写装置。
  7. 【請求項7】 前記弾性手段は、前記一対の加圧ローラ
    の少なくとも一方の加圧ローラの撓み変形可能なローラ
    本体であることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の圧力転写装置。
  8. 【請求項8】 前記ローラ本体はパイプ状に形成されて
    おり、内部に当該ローラ本体より軟らかい材質の支持体
    を有することを特徴とする請求項7に記載の圧力転写装
    置。
  9. 【請求項9】 内部に少なくとも感光性物質と色材を封
    入したマイクロカプセルを支持体上に有する感光部材と
    転写部材を重ねて一対の加圧ローラで加圧する圧力転写
    装置において、前記加圧ローラの少なくともいずれか一
    方の表面に、縦弾性率が10000kg/平方mm以下、厚
    さが0.02mm以上の弾性層を有し、0.5kg/平方mm
    以上、20kg/平方mm以下の圧力で加圧することを特徴
    とする圧力転写装置。
  10. 【請求項10】 内部に少なくとも感光性物質と色材を
    封入したマイクロカプセルを支持体上に有する感光部材
    と転写部材を重ねて一対の加圧ローラで加圧する圧力転
    写装置において、前記加圧ローラのいずれか一方の表面
    に弾性部材を有し、該弾性部材の表面の摩擦係数がプラ
    スチックフィルムに対し1.0以下であることを特徴と
    する圧力転写装置。
  11. 【請求項11】 内部に少なくとも感光性物質と色材を
    封入したマイクロカプセルを支持体上に有する感光部材
    と転写部材を重ねて一対の加圧ローラで加圧する圧力転
    写装置において、前記加圧ローラのいずれか一方の表面
    に弾性部材を有し、該弾性部材が導電性あるいは半導電
    性を有するかあるいは該弾性部材の表面を導電性あるい
    は半導電性部材で被覆したことを特徴とする圧力転写装
    置。
JP3166392A 1991-07-03 1992-02-19 圧力転写装置 Withdrawn JPH05265170A (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16289191 1991-07-03
JP32889091 1991-12-12
JP32889491 1991-12-12
JP3-162891 1992-01-22
JP3-328890 1992-01-22
JP4-9546 1992-01-22
JP3-328894 1992-01-22
JP954692 1992-01-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05265170A true JPH05265170A (ja) 1993-10-15

Family

ID=27455203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3166392A Withdrawn JPH05265170A (ja) 1991-07-03 1992-02-19 圧力転写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05265170A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7706715B2 (en) Image forming apparatus and developer cartridge
US9014607B2 (en) Image forming apparatus
US8953992B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP5125151B2 (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JPS60132456A (ja) 画像形成装置
JP2007021642A (ja) 画像記録装置
JP4579788B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JPS61177478A (ja) ドラムのシ−ト材装着装置
CN108693750B (zh) 清洁装置和使用清洁装置的定影装置
EP0500047A2 (en) Pressure transfer device for an image forming apparatus
JPH05265170A (ja) 圧力転写装置
JP4090742B2 (ja) 印刷メディアが静電気的画像を受容する印刷機及び離型剤を静電気印刷機の定着ロールに塗布するように構成された装置
JPH0887194A (ja) 定着装置
JP2007021927A (ja) 画像記録装置
US20050074263A1 (en) Fixing device and image forming apparatus using the same
CN112888571B (zh) 热转印印刷装置、热转印印刷系统和反转单元
JP3816395B2 (ja) 画像形成装置
JP3791273B2 (ja) 画像形成装置用の定着装置
JP2009169156A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JPS61121979A (ja) 感熱転写形プリンタ装置
JPH11202640A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JPH0749622A (ja) 電子写真プリンタおよび電子写真プリント方法
JP2004333683A (ja) 定着装置
JP6280605B2 (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2006235006A (ja) 定着装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518