JP3816395B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体の両面に画像を形成可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、記録媒体(以下、用紙という)の両面に画像を形成できるように構成されたものがある。従来の両面記録可能な画像形成装置では、像担持体上に形成した一方の面の画像(顕画像)を用紙に転写して定着し、その用紙を反転路等により反転させ、再度給送して用紙の裏面にもう一方の面の画像(顕画像)を転写して定着させる方式が一般に使用されている。
【0003】
この方式による両面記録の場合、用紙の搬送方向切り換えや、片面画像の定着による用紙カールなどにより、用紙搬送の信頼性確保に多くの課題を有している。
これに対し、特開平1−209470号公報、特開平11−327335号公報には、第1の像担持体と第2の像担持体とを用いて用紙の両面にトナー像を転写した後、1回で定着を行う方式のものが開示されている。
【0004】
特開平1−209470号公報に記載のものは、感光体上に形成した第1画像を第1の転写手段で転写ベルトに転写し、次に感光体上に形成した第2画像を第1の転写手段で用紙の一面に転写する。その後、転写ベルト上の第1画像を第2の転写手段で用紙の他面に転写することで、用紙の両面に画像を転写し、その用紙を定着装置に搬送して定着するものである。
【0005】
また、特開平11−327335号公報に記載のものは、転写手段は2つ備えるタイプのもので、カラー画像を用紙の両面に転写して定着装置に搬送し、一度に定着するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、用紙両面に転写した未定着トナー像を一度に定着させる従来の画像形成装置においては、用紙の表裏で定着後の画像品質が異なる場合があるという問題があった。
【0007】
本発明は、従来の画像形成装置及び方法における上述の問題を解決し、用紙両面の画像品質を同一にすることのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本発明により、第1の像担持体と第2の像担持体と第3の像担持体を有し、前記第1の像担持体から第2の像担持体へ転写した顕像をさらに前記第3の像担持体へ一旦転写し、該顕像を第3の像担持体から記録媒体の一方の面に転写するとともに、前記第1の像担持体から第2の像担持体へ転写した顕像を第2の像担持体から記録媒体の他方の面に転写することにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な画像形成装置において、前記第3の像担持体に対向して第一の定着部材を配置し、前記第3の像担持体を前記第一の定着部材に圧接される第二の定着部材とし、該第一及び第二の定着部材が同等の表面特性を有し、前記第3の像担持体に記録媒体を密着保持し、前記第一の定着部材及び第二の定着部材で記録媒体を挟持して定着を行うことにより解決される。
【0009】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第3の像担持体と前記第一の定着部材が同材質であることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第3の像担持体と前記第一の定着部材が同材料により形成されることを提案する。
【0010】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第3の像担持体及び前記第一の定着部材の表面にコート層を設けて表面特性を同等にすることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第一の定着部材が定着ベルトであることを提案する。
【0011】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記定着ベルトの厚さが200μm以下であることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第一の定着部材が定着ローラであることを提案する。
【0012】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記表面特性が表面粗さであることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記表面粗さが100μm以下であることを提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の一例であるプリンタの概略を示す断面構成図である。
【0014】
この図に示すプリンタは、フルカラー画像の形成が可能な画像形成部PUを装置本体のほぼ中央部に配設している。その画像形成部PUは、斜めに傾斜して配置した中間転写ベルト60の下辺に沿って4つの作像ユニットSUをベルト60に接触させて並設している。その下方には露光装置7が配設されている。
【0015】
各作像ユニットSUの構成は同じであり、扱うトナーの色が異なるのみであるので、1つを代表として図2により説明する。
図2に示すように、作像ユニットSUにおいては、感光体ドラム1の周囲にクリーニング装置2,除電装置3,帯電装置4,現像装置5が配設されている。各作像ユニットSUの現像装置5は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナーをそれぞれ収納しており、感光体ドラム1上に形成された静電潜像に各色トナーを付与する。帯電装置4と現像装置5の間は書き込み位置となっており、露光装置7より発せられるレーザ光Lが感光体1に照射される。なお、露光装置7は公知のレーザ方式であり、本実施例では、色分解され、現像するトナーの色に対応した光情報を、一様に帯電された感光体1表面に潜像として照射する。LEDアレイと結像手段から成る露光装置も採用できる。
【0016】
そして、中間転写ベルト60を挟んで感光体ドラム1と対向するように、転写ローラ65が配設されている。符号66は裏当てローラである。第1の像担持体である感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、転写ローラ65の作用により第2の像担持体である中間転写ベルト60に転写される。
【0017】
本実施例における第1の像担持体としての感光体ドラム1は、直径が30〜100mm程度のアルミニューム製円筒表面に光導電性物質である有機半導体の層を設けた感光体である。第1の像担持体としてはベルト状の感光体を採用することも可能である。
【0018】
また、本実施例における第2の像担持体としての中間転写ベルト60は、第1の像担持体(感光体ドラム1)からトナーを転写可能とする抵抗値を備えるベルトである。一例としては、基体の厚みが50〜500μmのポリイミドあるいはポリアミドイミドで、表層にフッ素等、低表面エネルギーのコートを施し、ベルト全体の体積抵抗値を106から1012Ωcmとし、表面抵抗率(Ω/□)が105〜1012の範囲にある。
【0019】
この中間転写ベルト60は駆動ローラ61と従動ローラ62に張架され、図示矢印の如く図中反時計回りに回動する。なお、ベルト60のループ内の各機器は、転写手段以外は、適宜、装置フレームに接地されている。従動ローラ62の位置で、ベルトクリーニング装置25が設けられている。中間転写ベルト60の上方には、補給用のトナーを収納するトナーカートリッジTCを有するトナー収納部TSが設けられている。a〜dの各トナーカートリッジにはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色トナーが収められており、不図示の粉体ポンプによって対応する色の現像装置に補給される。
【0020】
フルカラー画像の形成にあたり、4つの作像ユニットSUにて感光体ドラム1上に形成されたシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色トナー像は順次中間転写ベルト60上に重ね転写され、ベルト60上にフルカラー画像が形成される。モノクロ画像を形成する場合は、ブラックトナーを扱う作像ユニットSUのみでトナー像を形成し、中間転写ベルト60上にモノクロ画像を転写する。
【0021】
画像形成部PUの右方にはベルト状の中間転写体110が配置されている。第3の像担持体である中間転写体110は図示矢印の如く図中時計回りに回動可能に、回転ローラ111,112,113,115に張架、支持されている。中間転写体110のベルトループ内において、転写手段である転写ローラ21が画像形成部PUの中間転写ベルト60を支持するローラ61の近傍に配置されている。他に加熱ローラ18、裏当てローラ114,115、裏当て板BPが配置されている。回転ローラ112及び114は冷却手段も兼ねている。なお、中間転写体110のベルトループ内の各機器は、転写手段以外は、適宜、装置フレームに接地されている。
【0022】
ベルトループの外側に、ベルトクリーニング装置250、チャージャ22などが配置されている。クリーニング装置250は、内部にローラ250A、ブレード250B、トナー搬送手段250Cなどを備え、用紙にトナーを転写した後、中間転写体110表面に残留する不要のトナーや紙粉を拭い去る。図ではローラ250Aが中間転写体110表面から離れた状態にある。支点250Dを中心として回動可能で、中間転写体110表面に接離可能な構造になっている。用紙に画像を転写する以前で中間転写体110がトナー像を担持しているときには離し、クリーニングが必要なとき、図で反時計方向に回動し接触する。
【0023】
前記転写ローラ21、裏当てローラ115、中間転写ベルト60を支持するローラ61により、中間転写ベルト60と中間転写体110は接触し、あらかじめ定められた転写ニップを形成する。転写ローラ21上方にある裏当て板BPに対向して、中間転写体110のベルトループの外側に、チャージャ22が設けられている。
【0024】
なお、第2の像担持体における転写手段65及び第3の像担持体における転写手段21はいずれも第2,第3像担持体に接触したローラタイプとして設けたが、ブラシ状のものやブラシでローラ状にしたものを採用することができる。あるいは、非接触の放電タイプ(チャージャ)も採用可能であるが、転写時に像担持体(中間転写ベルト60、中間転写体110)に対して押し付けることで良好な転写効果が得られるローラタイプが好都合である。
【0025】
画像形成部PUの下方の装置下部位置には、2段の給紙装置(給紙カセット)26-1,26-2が配設されている。各カセット内に収納された用紙の最上位の用紙が、給紙ローラ27により1枚ずつ給紙され、各ガイド板29により案内されてレジストローラ対28に送られる。
【0026】
中間転写体110のベルトループ内に設けられた加熱ローラ18に対向するよう、定着装置30が設けられている。この定着装置30は、図示しない接離機構により定着ローラ19を中間転写体110を挟んで加熱ローラ18に圧接および離間できるよう設けられている。図では定着装置30の定着ローラ19が中間転写体110(加熱ローラ18)に接触した状態が描かれている。
【0027】
本実施例では、第3の像担持体である中間転写体110を定着ローラ19と加熱ローラ18で挟んで定着を行うことから、中間転写体110は耐熱性を有している必要がある。また、第2の像担持体である中間転写ベルト60からトナー像を転写可能な抵抗値を備えるベルトである。一例としては、基体の厚みが50〜500μmのポリイミドあるいはポリアミドイミドで、表層にフッ素等、低表面エネルギーのコートを施し、ベルト全体の体積抵抗値を106から1012Ωcmとし、表面抵抗率(Ω/□)が105〜1012の範囲にある。
【0028】
本実施例において用紙両面に画像を得る場合は、まず画像形成部PUで作成した第1面画像を中間転写ベルト60から中間転写体110に転写し、続いて画像形成部PUで第2面画像を作成する。レジストローラ対28より送出した用紙の第2面に対して中間転写ベルト60から第2面画像を転写する。この第2面画像の転写は中間転写体110のベルトループ内に配置した転写ローラ120の作用による。このとき、中間転写体110に転写された第1面画像は中間転写体110に担持されて1周してきており、用紙の第1面と重ねられる。第2面画像を片面に転写され、他面に第1面画像が重ねられた用紙は中間転写体110によって上方に搬送され、チャージャ22の位置で中間転写体110上のトナー像(第1面画像)がチャージャ22の作用により用紙第1面に転写される。このようにして用紙両面に画像を転写された用紙は定着領域に搬送され、ベルトループ外の定着装置30の定着ローラ19とベルトループ内の加熱ローラ18によって、トナー像が用紙上に定着される。定着作動時は、定着装置30の定着ローラ19が中間転写体110を挟んでベルトループ内の加熱ローラ18に圧接されるよう移動される。トナー像定着後の用紙は、排紙ローラ対34により装置上面の排紙スタック部40に排出される。
【0029】
一方、本実施例において用紙片面に画像を得る場合は、中間転写体110に画像を転写する必要はなく、画像形成部PUで形成した画像を中間転写ベルト60から直接用紙上に転写する。
【0030】
ところで、本実施例においては、第3の像担持体である中間転写体110に記録紙を重ねた状態で定着を行うため、中間転写体110から記録紙に転写されなかった残留トナーが定着の熱によって溶融され、クリーニング装置250による残留トナーの除去が難しくなる。中間転写体110を冷却するための第一の冷却手段114及び第二の冷却手段112を備えている。
【0031】
第一の冷却手段114をクリーニング装置250のクリーニングローラ250Aと対向するように配置しているため、残留トナーの表層と中間転写体110のベルト界面の間に温度差を生じさせた状態でクリーニングでき、高いクリーニング効果を得ることができる。なお、第一の冷却手段114としては、空気を流通させる方式やヒートパイプ方式など、各種放熱方式を採用することができる。
【0032】
クリーニング装置250によるクリーニング領域を通過した中間転写体110は、第2の冷却手段112により完全に(定着前の状態まで)冷却される。第二の冷却手段112としては、空気を流通させる方式やヒートパイプ方式など、各種放熱方式を採用することができる。
【0033】
第一の冷却手段114及び第二の冷却手段112によって中間転写体110から奪った熱は、画像形成装置の外部に排出される。本実施例では、クリーニング装置250の上方に熱を排出するためのファンF1が設けてある。
【0034】
なお、第一の冷却手段をクリーニング装置250よりも上流側に配置することもできる。また、用紙分離位置の回転ローラ111を第一の冷却手段とすることもできる。また、第二の冷却手段は、回転ローラ113と112の間に別途配置することもできる(複数設けてもよい)。あるいは、クリーニング装置250のクリーニングローラ250Aを第二の冷却手段とすることもできる。
【0035】
本実施例においては、図3に示すように、中間転写体110を含む部分が装置本体から開放できるように構成されている。この開放できる部分には、中間転写体110とそのベルトループ内に配置された機器およびベルトクリーニング装置250等がある。排紙ローラ対34は、上部のローラ34aが開放可能な側に設けられ、下部のローラ34bが本体側に設けられている。図3に示すように、中間転写体110を含む部分を装置本体から開放した場合、装置下部の給紙部から装置上部の排紙ローラ対34までの用紙搬送経路が開放され、用紙ジャムが発生した場合の処理を容易にしている。
【0036】
さて、本実施形態では、中間転写体110を挟んで定着装置30と定着ローラ18とが圧接され、用紙は定着ローラ19と中間転写体110の間を通過することから、定着時に記録媒体の各面に接する定着部材は、定着ローラ19と中間転写体110ということになる。
【0037】
定着ローラ19は、その表面特性が中間転写体110の表面特性と同じになるように構成されている。この場合、ヒートローラとして構成される定着ローラ19は、その表面にフッ素樹脂の離型性コート層が設けられ、中間転写体110の表層にも同じフッ素樹脂の離型性コート層を設けることで両者の表面特性を同じにしている。このため、用紙両面での定着後の画像品質を同等にすることができる。
【0038】
また、定着ローラ19を駆動するモータは中間転写体110の駆動モータとは別に設けられ、定着ローラ19の線速と中間転写体110の線速が同じになるように制御される。定着ローラ19の線速と中間転写体110の線速を同じにすることにより、両者間での画像の擦れが防止され、画像品質を低下させることがない。
【0039】
なお、定着ローラ18,19は、金属芯金の外側に弾性層を設け、表層を上記フッ素樹脂の離型性コート層とすることにより、定着ニップを増大させることができる。
【0040】
さらに、本実施形態では、用紙両面にトナーが転写される両面記録時は片面記録時に比べて定着に要するエネルギーが多いため、両面記録時に定着ヒータ(定着ローラ19及び定着ローラ18のヒータ)への入力電圧を高める、あるいは入力の頻度を頻繁にする等の制御を行なう。これにより、両面記録時に確実な定着を行うとともに、片面記録時の熱量過多を防ぎ、適正な定着動作を行なうことができる。また、エネルギーの無駄を省くこともできる。
【0041】
さらに、本実施形態では、中間転写体110を挟んで対向配置される定着ローラ19と定着ローラ18は、夫々のヒータへ個別に通電制御できるように構成されている。例えば、片面作像での定着には、中間転写ベルト10のループ内の定着手段18の付勢を弱めるか、停止させることができる。ベルトループ内側と外側の定着手段の温度制御を個別にできるようにすると、省エネルギーの面で好都合である。
【0042】
また、フルカラー画像あるいは多色画像を得る場合と、単色(モノクロを含む)画像を得る場合とで、定着ローラ19及び定着ローラ18の制御温度を異ならせると好適である。単色画像の場合はフルカラー画像あるいは多色画像の場合よりも定着温度を低めに制御することが可能である。
【0043】
次に、定着装置の構成が異なる第2の実施例について説明する。定着装置以外の構成は図1の実施例と同様であるので、重複する説明は省略する。
図4に示すプリンタは、ベルト定着装置50を備えている。この定着装置50は、図示しない機構により図示矢印の如く左右に移動され、中間転写体110(及び用紙)を挟んで定着ローラ18に圧接及び離間できるように構成されている。図5は、中間転写体110を含む部分を開放した様子を示すものである。
【0044】
図6は、定着装置50の構成を示す詳細図である。なお、この図では右側が装置上方、左側が装置下方であり、実際とは90度回転した状態で描かれている。この図に示すように、定着装置50は、定着ベルト51を駆動ローラ52、従動ローラ53及び加熱体54に懸回張設したベルト定着装置であり、中間転写体110のループ内側に配した定着ローラ18と協働して定着動作を行う。駆動ローラ52は図中反時計回りに回転駆動され、定着ベルト51を矢印S50の方向に回動させる。従動ローラ53は定着ベルト51のテンションローラを兼ね、定着ベルト51を常に張設させている。
【0045】
未定着トナー像を転写された用紙は中間転写体110に密着保持されて矢印S10の方向に搬送され、定着動作時に圧接された定着装置50と定着ローラ18及び中間転写体110により形成される定着ニップ内を通過する。本実施形態では、中間転写体110を挟んで定着装置50と定着ローラ18とが圧接され、用紙は定着ベルト51と中間転写体110の間を通過することから、定着時に記録媒体の各面に接する定着部材は、定着ベルト51と中間転写体110ということになる。
【0046】
定着ベルト51は耐熱性、離型性、耐久性に優れたものが好ましく、本実施例では総厚200μm以下の薄肉のものを使用している。定着ベルト51としては、例えばポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)等の耐熱樹脂の単層フィルム、あるいは複合層フィルム、例えば20μm厚ベルトの少なくとも画像当接面側にPTFE(4フッ化エチレン樹脂)、PFA等のフッ素樹脂に導電材を添加した離型性コート層を10μm厚に施したものや、フッ素ゴム、シリコンゴム等の弾性層を施したものである。
【0047】
加熱体54は、平面基板55で発熱体(定着ヒータ)56を支持したものである。平面基板55はアルミナ等の高熱伝導度且つ高電気抵抗率を有する材料からなっており、定着フィルム(定着ベルト51)と接触する表面には抵抗発熱体で構成した定着ヒータ56を長手方向(ベルト51の幅方向)に設置してある。かかる定着ヒータ56は、例えばAg/Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料をスクリーン印刷等により線状もしくは帯状に塗工したものである。また、定着ヒータ56の両端部には、図示しない電極が形成され、この電極間に通電することで抵抗発熱体が発熱する。さらに、平面基板55の定着ヒータが具備させてある面と逆の面にはサーミスタによって構成した定着温度センサ57が設けられている。
【0048】
定着温度センサ57によって検出された基板55の温度情報は図示しない制御手段に送られ、かかる制御手段により定着ヒータ56に供給される電力量が制御され、加熱体54は所定の温度に制御される。
【0049】
ところで、本実施例では、第3の像担持体である中間転写体110を、定着ベルト51と同材質で形成している。この結果、定着時に記録媒体の各面に接する定着部材である中間転写体110と定着ベルト51の表面特性が同じになっている。本実施例では、用紙の表裏両面に未定着トナー像を担持した記録用紙を、中間転写体110で保持した状態で中間転写体110と定着ベルト51間に通紙させ、定着ローラ18と定着装置50の協働で未定着トナー像を用紙上に定着させている。その際、中間転写体110と定着ベルト51の表面特性が同じであるので、用紙両面の画像品質を同等にすることができる。
【0050】
用紙と直接接触する定着部材(ここでは定着ベルト51及び中間転写体110)の表面粗さは定着後の画像の光沢具合に影響し、定着部材の硬度はトナーのつぶれ具合に影響する。そこで、用紙両面に夫々接する中間転写体110と定着ベルト51の表面特性(本実施形態では表面粗さ及び硬度)を同じにすることにより、用紙両面での定着後の画像品質を同等にすることができる。なお、本実施例では、中間転写体110と定着ベルト51を同材質で形成することにより両者の表面特性を同じにしているが、中間転写体110と定着ベルト51を同材料のものを用いても良い。
【0051】
中間転写体110と定着ベルト51を同材質で形成する場合、例えば、中間転写体110をポリイミド製樹脂フィルム、定着ベルト51をポリエーテルイミド製樹脂フィルムとしてやれば、両者の材料は異なるもののその材質(材料の性質)はほぼ同等であり、記録媒体の各面に接する定着部材(ここでは中間転写体110と定着ベルト51)の表面特性をほぼ同等にできる。
【0052】
また、中間転写体110と定着ベルト51を同材料で形成する場合、例えば、中間転写体110及び定着ベルト51を共にポリイミド製樹脂フィルムとしてやれば、両者の材質は同等となり、記録媒体の各面に接する定着部材の表面特性が同等になる。
【0053】
また、中間転写体110と定着ベルト51は、同材質あるいは同材料でなくとも、表面特性を同じにしてやれば同様の効果を奏することが可能である。その場合、両者の表層に同じコーティング層(例えばPTFE、PFA等のフッ素樹脂の離型性コート層)を設けることによって両者の表面特性を同じにすることができる。
【0054】
なお、中間転写体110と定着ベルト51の表面粗さ(Rz)を100μm以下とすることにより、定着後の画像の光沢の度合いとガサツキを防止することができる。
【0055】
本実施例では、定着装置としてベルト定着装置を採用している。定着ベルト方式は、ローラ方式のものよりも定着ニップを大きくできるので、定着性に優れている。また、定着ベルト51はその厚みが200μm以下の薄肉のものを使用しているので、定着立ち上げ時間を長くすることがなく、短い立ち上げ時間で定着動作を行なうことができる。
【0056】
また、本実施例では、定着ベルト51(の駆動ローラ52)を駆動するモータと、中間転写体110(の駆動ローラ111)を駆動するモータとを別にし、中間転写体110と定着ベルト51の線速が同じになるように各モータを制御している。同じモータで中間転写体110と定着ベルト51とを駆動した場合、ギヤなどの部品精度や組み立て精度、あるいは熱膨張の影響等により中間転写体110と定着ベルト51の線速に差が生じることがある。この線速差により画像ブレを生じる結果となる。これを防止するため、本実施形態では、定着ベルト51の駆動モータを中間転写体110の駆動モータとは別にして、中間転写体110と定着ベルト51の線速が同じになるように構成している。中間転写体110と定着ベルト51の線速を同じにすることにより、両者間での画像の擦れが防止され、画像品質を低下させることがない。
【0057】
また、定着ベルト51の駆動モータと中間転写体110の駆動モータを別にすることにより、一つのモータからギヤ列等を介して両者を駆動する場合よりも駆動系の構成が簡単になり、装置レイアウト上からも有利である。なお、両ベルトの線速を同じにする場合、例えば、各ベルトが張設される何れかのローラにエンコーダを付設して回転数を検知し、その検知出力に基づいて各駆動モータの回転数を制御すると効果的である。
【0058】
さらに、本実施形態では、用紙両面にトナーが転写される両面記録時は片面記録時に比べて定着に要するエネルギーが多いため、両面記録時に定着ヒータ(発熱体56及び定着ローラ18のヒータ)への入力電圧を高める、あるいは入力の頻度を頻繁にする等の制御を行なう。これにより、両面記録時に確実な定着を行うとともに、片面記録時の熱量過多を防ぎ、適正な定着動作を行なうことができる。また、エネルギーの無駄を省くこともできる。
【0059】
さらに、本実施形態では、中間転写体110を挟んで対向配置されるベルト定着装置50と定着ローラ18は、夫々のヒータへ個別に通電制御できるように構成されている。例えば、片面作像での定着には、中間転写体110のループ内の定着手段18の付勢を弱めるか、停止させることができる。ベルトループ内側と外側の定着手段の温度制御を個別にできるようにすると、省エネルギーの面で好都合である。
【0060】
また、フルカラー画像あるいは多色画像を得る場合と、単色(モノクロを含む)画像を得る場合とで、ベルト定着装置50及び定着ローラ18の制御温度を異ならせると好適である。単色画像の場合はフルカラー画像あるいは多色画像の場合よりも定着温度を低めに制御することが可能である。
【0061】
図7は、図1又は図4に示した実施例のプリンタ2台がネットワークによりホストコンピュータHCに接続された様子を示すものである。ケーブルを介さず、無線で繋がれたシステムでも良い。符号OPは操作パネルである。
【0062】
本実施例のプリンタにおいては、図1又は図4に詳しく示したように、排紙スタック部40の底面がトナー収納部TSのカバー40Aとなっており、このカバー40Aは回動軸40Bを支点として開閉可能に構成されている。図7に示すように、カバー40Aを開放することでトナーカートリッジの扱いが可能になる。回動軸40Bは排紙ローラ32の側にあるので、排紙スタック部40に記録済み用紙が存在しているときにカバー40Aを開放しても、記録済み用紙が落下し、ページ順が狂うような不具合が生じない。
【0063】
装置前面に設けられたドア67は左辺を支点として手前側に開くことができ、このドア67を開くことで、画像形成部PUにアクセスして作像部の保守を行うことができる。画像形成部PUは、中間転写ベルト60と4つの作像ユニットSU及びそれら周囲の構成部品が、露光装置7を本体に残した状態で、装置手前側に引き出すことが可能である。引き出した状態で中間転写ベルト60及び各作像ユニットSUの取り出しが可能にしてある。引き出しが容易で確実にできるよう、不図示のガイドレールによって案内される。ドア67は垂直方向のヒンジで支持されているので、ドアを開いたときでも、その下方の保守部品に対する視認性がよい。また、ドア67を開いた状態でも給紙トレイ26-1,26-2への用紙補給作業がより易い。図示していないが、露光装置7の構成部品がトナー等により汚染されないように、シール部材が設けられている。なお、露光装置7による露光は、鏡像、正像の両方を実行する必要があるが、書き込みを制御するコントローラ(不図示)で対応している。
【0064】
また、2段の給紙トレイ26-1,26-2は、装置手前側に引き出し可能に構成され、引き出した状態で記録用紙の補給・交換が行われる。図11の下方に示した装置では、ドア67を開き給紙トレイ26-2を引き出した状態で示してある。
【0065】
プリンタに対する指令(プリント指示等)はプリンタの操作パネルOPあるいはホストコンピュータHCから行うことができる。プリンタの操作パネルOPの構成は詳しい説明を省略するが、両面印刷の場合は操作パネルOPに設けた両面ボタンによって、また、特殊紙の選択や給紙カセットの選択は給紙選択を行なうための設定ボタンによって指示できるようになっている。また、ホストコンピュータHCのディスプレイにプリンタ制御用の指示画面を表示できるようになっており、そこから両面印刷や給紙選択を含む各種の指示が可能になっている。
【0066】
以上本発明を図示の実施例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。画像形成装置としてはプリンタに限らず、
例えば、第1の像担持体に対する帯電装置や現像装置あるいは転写手段の構成などは適宜の方式を採用しえるものである。
【0067】
また、定着装置も誘導加熱方式やサーマルヒータなど各種の方式のものを採用することができる。その場合でも、定着に際して用紙両面に夫々接する部材の表面特性を同等にすることにより、用紙両面での定着後の画像品質を同等にすることができる。
【0068】
もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリでも良いことは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、定着装置の記録媒体と接する第一の定着部材が第二の定着部材である第3の像担持体と同等の表面特性を有するので、定着後の用紙両面の画像品質を同一にすることができる。
【0070】
請求項2の構成により、第3の像担持体と第一の定着部材を同材質とすることで表面特性を同じにすることができる。
請求項3の構成により、第3の像担持体と第一の定着部材を同材料とすることで表面特性を同じにすることができる。
【0071】
請求項4の構成により、第3の像担持体と第一の定着部材の表面にコート層を設けることで表面特性を同じにすることができる。
請求項5の構成により、ベルト定着装置により定着ニップを大きく取ることが容易にでき、確実な定着を行うことができる。
【0072】
請求項6の構成により、定着ベルトの厚さが200μm以下であるので、定着立ち上がり時間を短くすることができる。
請求項7の構成により、ヒートローラ方式の定着装置により簡単な構成で低コストな定着装置を採用することができる。また、ベルト定着装置におけるベルトの寄りなどが生ぜず、信頼性を高くすることができる。
【0073】
請求項8の構成により、第3の像担持体と第一の定着部材の表面粗さを同等とすることで、定着後の用紙両面の画像品質を同一にすることができる。
請求項9の構成により、表面粗さが100μm以下であるので、定着後の画像の鏡面状態及びガサツキを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例であるプリンタの概略を示す断面構成図である。
【図2】そのプリンタにおける作像ユニットの構成を示す断面図である。
【図3】第3の像担持体を含むユニットを開放した状態を示す部分構成図である。
【図4】定着装置の構成が異なる別実施例を示す断面構成図である。
【図5】第3の像担持体を含むユニットを開放した状態を示す部分構成図である。
【図6】ベルト定着装置の構成を示す断面図である。
【図7】実施例のプリンタがネットワーク接続された様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(第1の像担持体)
60 中間転写ベルト(第2の像担持体)
18,19 定着ローラ
21,65 転写ローラ
22 転写チャージャ
30,50 定着装置
51 定着ベルト
54 加熱体
110 中間転写体(第3の像担持体)
Claims (9)
- 第1の像担持体と第2の像担持体と第3の像担持体を有し、
前記第1の像担持体から第2の像担持体へ転写した顕像をさらに前記第3の像担持体へ一旦転写し、該顕像を第3の像担持体から記録媒体の一方の面に転写するとともに、
前記第1の像担持体から第2の像担持体へ転写した顕像を第2の像担持体から記録媒体の他方の面に転写することにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な画像形成装置において、
前記第3の像担持体に対向して第一の定着部材を配置し、前記第3の像担持体を前記第一の定着部材に圧接される第二の定着部材とし、該第一及び第二の定着部材が同等の表面特性を有し、
前記第3の像担持体に記録媒体を密着保持し、前記第一の定着部材及び第二の定着部材で記録媒体を挟持して定着を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第3の像担持体と前記第一の定着部材が同材質であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第3の像担持体と前記第一の定着部材が同材料により形成されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第3の像担持体及び前記第一の定着部材の表面にコート層を設けて表面特性を同等にすることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第一の定着部材が定着ベルトであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記定着ベルトの厚さが200μm以下であることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記第一の定着部材が定着ローラであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記表面特性が表面粗さであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記表面粗さが100μm以下であることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
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