JPH05265143A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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Publication number
JPH05265143A
JPH05265143A JP6527092A JP6527092A JPH05265143A JP H05265143 A JPH05265143 A JP H05265143A JP 6527092 A JP6527092 A JP 6527092A JP 6527092 A JP6527092 A JP 6527092A JP H05265143 A JPH05265143 A JP H05265143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
film unit
unit
detecting means
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6527092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Matsushita
敏廣 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP6527092A priority Critical patent/JPH05265143A/ja
Publication of JPH05265143A publication Critical patent/JPH05265143A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2219/00Cameras
    • G03B2219/02Still-picture cameras
    • G03B2219/04Roll-film cameras
    • G03B2219/045Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査工数をかけずにレンズ付きフイルムユニ
ットの部品の再利用,リサイクル適性を識別する。 【構成】 ユニット本体3の底面にサーモテープ15を
貼付する。パトローネ取り出し用の底蓋12の内面に水
分検出テープ16を貼付する。メーカーでレンズ付きフ
イルムユニットを分解するときに、サーモテープ15,
水分検出テープ16の色調変化により、このレンズ付き
フイルムユニットが高温あるいは高湿環境下で使用され
たかどうかを確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ付きフイルムユニ
ットに関し、更に詳しくは、効率的に部品の再利用を図
ることができるようにしたレンズ付きフイルムユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラを所持していなくても手軽に写真
撮影を楽しむことができるように、本出願人からレンズ
付きフイルムユニット(商品名「写ルンです」等)が広
く販売されている。このようなレンズ付きフイルムユニ
ットは、図4に示したように、撮影機構が組み込まれ、
未露光の写真フイルムを予め内蔵させたユニット本体3
と、これを覆う紙製の外ケース4とからなる。外ケース
4の所要部には、撮影レンズ5,ファインダ窓6,シャ
ッタボタン7,カウンタ窓8,巻上げノブ9,ストロボ
発光部10を各々露呈させるための開口が形成され、外
ケース4でユニット本体3を覆ったままで使用すること
ができる。
【0003】使用済みとなったレンズ付きフイルムユニ
ットはそのままの状態で現像所に集められ、撮影済みの
フイルムを取り出してフイルム現像,プリント処理など
が行われる。また、ユニット本体3や外ケース4はメー
カーが現像所から回収し、ユニット本体3については分
解を行って部品ごとに再利用の適否を検査する。そし
て、再利用可能な部品は製造ラインに再び供給され、そ
のまま製品の一部として用いられる。また、再利用不可
の部品は樹脂部品,金属部品等、素材ごとに分別された
後、原材料としてリサイクル利用され、外ケース4はパ
ルプ材として利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、部品の
再利用や原材料のリサイクルを行うことは省資源の観点
から非常に好ましいことであるが、ユニット本体3を構
成している部品が再利用に適しているか否かを判定する
には非常に手間がかかっているのが実情である。例えば
ユニット本体3の構成部品の多くはPS(ポリスチレ
ン)樹脂で成形されているが、こうした樹脂部品は85
℃程度で熱変形することがある。そして、このような熱
変形を伴った部品をそのまま再利用したのでは、他部品
との嵌合部に狂いが生じて充分な遮光が得られなかった
り、あるいは可動部品の場合には確実な連動が達成でき
ない等の不都合が生じてくる。したがって、これまでは
部品に熱変形があるか否かを判断するために、その部品
の各部を0.1mmの寸法精度で測定しており、非常に
時間がかかっていた。
【0005】また、雨水や結露するほどの高湿に曝され
た金属部品は錆びたりしていることが多く、さらに亜硫
酸ガスに曝された部品はフイルムに化学変化を及ぼすお
それが大きい。したがってこうした部品についても再利
用を避けなくてはならないが、このためにはやはり別途
の検査工程が必要になり、設備や労力の点で負担が大き
かった。
【0006】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、検査工程を簡略化して効率的に部品の再利用がで
きるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、レンズ付きフイルムユニットの主要部分で
あるユニット本体に、使用環境より非可逆に変化する環
境検知手段を内蔵させたものである。このような環境検
知手段としては、所定温度あるいは所定湿度で色調が変
化するサーモテープや水分検出テープがあり、また亜硫
酸ガスとの接触によって腐食する金属薄板や、所定強度
以上の衝撃を受けたときに支持部から離脱する重りが用
いられる。
【0008】
【実施例】図1は、使用後にメーカーで回収して外ケー
ス4(図4参照)を外した状態のユニット本体3を示し
ている。底蓋12はメーカーに回収される前に現像所で
開かれ、撮影済みのフイルムを巻き込んだパトローネが
すでにパトローネ室1から取り出された状態となってい
る。メーカーで外ケース4を外すと、ユニット本体3の
底面が露出する。ユニット本体3の底面にはサーモテー
プ15が貼付され、その奥にストロボ用の電池14が組
み込まれている。サーモテープ15は周囲温度が80℃
程度になると色調が変化し、その後は温度が下がっても
色調が変化しない非可逆反応をするもので、例えば「サ
ーモラベル」(商品名:日油技研工業社製)を用いるこ
とができる。
【0009】前記底蓋12の内面には、湿度が約90%
以下の雰囲気中では淡青色を呈し、さらに湿度が高くな
ると赤色に色調変化して、以後は湿度が変化しても色調
変化しない非可逆性の水分検出テープ16が貼付されて
いる。このような水分検出検出テープ16としては、例
えば塩化コバルトを基剤として含ませた紙テープを用い
ることができる。
【0010】図2は、前記ユニット本体3から前カバー
3aを取り外した状態を示す。前カバー3aを取り外す
と、シャッタ機構18,ストロボユニット19を組み付
けた本体基部20が現れる。パトローネ室1を構成して
いる外壁21には、銅箔22が貼付されている。銅箔2
2は亜硫酸ガスとの接触により容易に腐食し、目視によ
り簡単に腐食の有無を識別することができる。
【0011】前記外壁21には、さらに図3に示したよ
うな衝撃検出用の重り24が支持棒25を介して取り付
けられている。重り24は例えば鉄のように比較的重量
のある材質で作られ、また支持棒25は外壁21ととも
に樹脂で一体成形され、その先端に重り24が強固に接
着されている。支持棒25の中間部には切込み25aが
刻まれており、ある程度の衝撃が加わったときには、支
持棒25は切込み25aの部分から折れるようになって
いる。
【0012】上記レンズ付きフイルムユニットの作用に
ついて説明する。メーカーに回収されてきたレンズ付き
フイルムユニットから外ケース4を外すと、図1に示し
たようにサーモテープ15と水分検出テープ16とを目
視することができる。そして、このレンズ付きフイルム
ユニットが基準の温度,湿度を越えた環境下で使用され
た場合には、サーモテープ15,水分検出テープ16は
常態とは異なる色調を呈していることが確認できる。し
たがって、このレンズ付きフイルムユニットに関しては
部品の再利用が不適であると判定することができ、さら
にユニット本体3を分解した後は素材ごとの分別工程を
経て、原材料としてのリサイクル工程に回せばよい。
【0013】一方、サーモテープ15及び水分検出テー
プ16が色調変化していないときには、少なくとも熱変
形や水ぬれがないと判断できる。さらに前カバー3aを
外すと、銅箔22の腐食状態と重り24の取り付け状態
とを確認することができる。銅箔22が腐食していると
きには、このレンズ付きフイルムユニットが亜硫酸ガス
雰囲気中で使用されたことを示しているから、やはり部
品の再利用は不適で、所定の脱硫処理を施してから原材
料としてのリサイクルを図ることができる。
【0014】支持棒25が切欠25aの部分から折れ、
重り24が外壁21から離脱している場合には、このレ
ンズ付きフイルムユニットに過度の衝撃が加わったもの
と判断することができる。なお、重り24が離脱してい
ることは、前カバー3aを外す前にユニット本体3を振
るだけでも確認することができる。このようなレンズ付
きフイルムユニットについては、例えばシャッタ機構1
8に狂いが生じていたり、ストロボユニット19に電気
的な接触不良が生じているおそれが大きいので、シャッ
タ機構18も分解して組み付け直したり、ストロボユニ
ット19についてはそのままの再利用を避けるようにす
る。また、重り24が組み付け時の状態のままであり、
その他のサーモテープ15,水分検出テープ16及び銅
箔22にも異常がない場合には、この本体基部20をそ
のまま再利用することも可能である。なお、ユニット本
体3の成形時に重り24も樹脂材料で一体成形すること
も可能である。この場合には、重り24の重量が不足し
がちになるので、支持棒25を細くしたり、切欠25a
を深めにしておくのがよい。
【0015】上記構成によれば、サーモテープ15,水
分検出テープ16,銅箔22及び重り24を目視するこ
とによって、部品の再利用が不適となる環境下でレンズ
付きフイルムユニットが使用されたか否かを識別するこ
とができ、従来のように部品の再利用を図るうえで面倒
な検査を行わずに済むようになる。また、これらの環境
検知手段の変化から、レンズ付きフイルムユニットがど
のような環境下で使用されたものであるかが判断できる
ので、例えば原材料としてリサイクルを行う際に、乾燥
処理や脱硫処理など、使用環境に応じた適宜の前処理を
行うことができる。なお、上述したサーモテープ15,
水分検出テープ16,銅箔22及び重り24を全てユニ
ット本体3の底面にまとめて設けるようにしておけば、
一見してこれらの変化の様子を知ることができるので好
都合である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
本体に使用環境によって非可逆変化する環境検知手段を
設け、レンズ付きフイルムユニットがどのような環境下
で使用されたかを簡単に識別できるようにしたから、レ
ンズ付きフイルムユニットの構成部品の再利用を図る上
で、部品の個々に対して面倒な検査を行わずに済み、効
率的な部品の再利用,リサイクルを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニットの
ユニット本体を示す底面がほ斜視図である。
【図2】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニットの
本体基部を概略的に示す斜視図である。
【図3】図2の本体基部に組み付けられた重りの要部概
略図である。
【図4】レンズ付きフイルムユニットの外観図である。
【符号の説明】
3 ユニット本体 12 底蓋 15 サーモテープ 16 水分検出テープ 18 シャッタ機構 19 ストロボユニット 20 本体基部 22 銅箔 24 重り 25 支持棒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影機構を組み込んだユニット本体に予
    め未露光のフイルムを内蔵させたレンズ付きフイルムユ
    ニットにおいて、前記ユニット本体に使用環境によって
    非可逆変化する環境検知手段を設けたことを特徴とする
    レンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記環境検知手段は、所定温度で色調変
    化するサーモテープであることを特徴とする請求項1記
    載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記環境検知手段は、所定湿度で色調変
    化する水分検出テープであることを特徴とする請求項1
    記載のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記環境検知手段は、亜硫酸ガスとの接
    触により腐食する金属薄板であることを特徴とする請求
    項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記環境検知手段は、所定強度以上の衝
    撃を受けたときに支持部から離脱する重りであることを
    特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
JP6527092A 1992-03-23 1992-03-23 レンズ付きフイルムユニット Pending JPH05265143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6527092A JPH05265143A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 レンズ付きフイルムユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6527092A JPH05265143A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 レンズ付きフイルムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05265143A true JPH05265143A (ja) 1993-10-15

Family

ID=13282073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6527092A Pending JPH05265143A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 レンズ付きフイルムユニット

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JP (1) JPH05265143A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300090A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Jiikuesuto:Kk 不可逆的感温感湿センサー
JP2010536024A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 エアバス ユーケー リミティド 複合積層構造体

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