JPH05264425A - 棒材テストピースの標点間でのねじり角度測定装置 - Google Patents

棒材テストピースの標点間でのねじり角度測定装置

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Publication number
JPH05264425A
JPH05264425A JP34201992A JP34201992A JPH05264425A JP H05264425 A JPH05264425 A JP H05264425A JP 34201992 A JP34201992 A JP 34201992A JP 34201992 A JP34201992 A JP 34201992A JP H05264425 A JPH05264425 A JP H05264425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test piece
angle
twist angle
gauge
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34201992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Saito
一博 斉藤
Toshiyuki Kanesawa
敏之 兼澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMOEGUMI GIKEN KK
Original Assignee
TOMOEGUMI GIKEN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOMOEGUMI GIKEN KK filed Critical TOMOEGUMI GIKEN KK
Publication of JPH05264425A publication Critical patent/JPH05264425A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒材テストピースにおける各標点のねじり角
度を実測定し、テストピース標点間のねじり角度を精度
良く測定するねじり角度測定装置の提供。 【構成】 棒材テストピース2の略中央部に設定した二
点の標点位置において、当接状態でテストピース2を挟
持している一対のフリクションローラー3と、このフリ
クションローラー3の回転角度を測定する両角度センサ
ー4で得ることのできる、両標点位置の両ローラー3回
転角度から、演算することにより、テストピース標点間
のねじり角度を測定値として表示する演算部5とを備え
る。そして、両標点位置のフリクションローラー3と角
度センサー4とで標点位置の回転変位を実測定し、この
実測定値に基づき演算部5で処理し、テストピース標点
間におけるねじり角度の測定値として表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、棒材のねじり特性を
知るために行う、ねじり試験の実施時において、棒材で
あるテストピースの略中央部に設定した二点の標点間の
ねじり角度を測定するねじり角度測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の標点間のねじり角度測定
装置としては、図5に示すような装置が一般に知られて
いる。この従来装置でのねじり角度の測定は、テストピ
ース20の一端を固定側のチャック21で固定すると共に、
他端をトルクアクチュエータ22側のチャック23で固定す
る。その後、トルクアクチュエータ22を作動させること
で他端のチャック23を回転させ、このチャック回転角度
を計測する。
【0003】そして、この両チャック間のねじり角度か
ら、テストピース20の標点間におけるねじり角度に換算
して、テスト標点間のトルク・ねじり角度直線のヒステ
リシスカーブを描がいている。
【0004】
【この発明が解決しようとする課題】しかし、前述した
従来のねじり角度測定装置では、固定側およびトルクア
クチュエータ側のチャックにおけるチャッキング状態
が、滑り等から確実でないことがある。そのため、トル
クアクチュエータ側チャックの回転角度が、即ち、固定
およびトルクアクチュエータ側の両チャック間における
ねじり角度が、必ずしもテストピースの標点間における
ねじり角度と一致するとは言えない。
【0005】従って、従来装置のように、両チャック間
で得られたねじり角度がテストピースの標点間でのねじ
り角度と比例しているとして、チャック間のねじり角度
によって描いたヒステリシスカーブから標点間のねじり
角度に換算した場合に、精度的な信頼がないものとな
る。
【0006】これらのことから近年では、テストピース
における標点のねじり角度を得るべく、標点間のねじり
角度を実測定する装置が従来から無いことと相まって、
テストピースにおける標点のねじり角度を正確に測定す
ることのできるねじり角度測定装置が望まれていた。
【0007】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的はねじり試験時のテストピースにお
ける標点間のねじり角度を精度良く測定することのでき
る棒材テストピースの標点間でのねじり角度測定装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のねじり角度測
定装置によれば、棒材テストピースの略中央部における
二点の標点位置において、当接状態でテストピースを挟
持している一対のフリクションローラーと、各標点位置
におけるフリクションローラーの回転変位を測定する角
度センサーと、この両角度センサーで得ることのでき
る、各標点位置における両ローラーの回転変位値から、
演算することにより、テストピースにおける標点間のね
じり角度を測定値として表示する演算部とを備える。
【0009】そして、両フリクションローラーとこのそ
れぞれのローラーに付設した角度センサーとで、棒材テ
ストピースにおける各標点位置の回転変位を実測定する
と共に、この実測定値に基づき演算部で処理して、標点
間におけるねじり角度の測定値として表示することによ
り、棒材テストピースにおける標点間のねじり角度を精
度良く測定できるようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の棒材テストピースの標点間
でのねじり角度測定装置を、図示する実施例によって説
明する。
【0011】棒材のねじり試験実施時において、棒材で
あるテストピース2の略中央部に設定した二点の標点間
におけるねじり角度を測定するねじり角度測定装置1
(図1参照)は、テストピース2の各標点位置にそれぞ
れ設けられており、当接状態でテストピース2を挟持し
ている一対のフリクションローラー3と、標点位置毎に
設けられており、フリクションローラー3の回転変位を
測定する角度センサー4と、この両角度センサー4で得
ることのできる、両標点位置における両ローラーの回転
変位値から、演算することにより、テストピース2にお
ける標点間のねじり角度を測定値として表示する演算部
5とを備えてなっている。
【0012】またフリクションローラー3は、空転せ
ず、テストピース2の回転状態を確実に検出できるよう
に、その回転中心部3aが水平方向へのみ移動自在とし
て、テストピース2を常に一定の力で押圧するように構
成されている。
【0013】そして、この実施例のフリクションローラ
ー3には、テストピース2とフリクションローラー3と
のスリップを防止するためとして、一定力f(図1参
照)の押付け力を、図3に示すように、重錘Wを用いて
与えている。また、このフリクションローラー3には、
テストピース2とのスリップを防ぐためとして、ローラ
ー周表面に、摩擦力の大きいゴム材(図示せず)が装着
されているものを使用している。
【0014】なお、テストピース2が、例えば、鋼材料
の場合には、磁力でスリップを防止することができるよ
うに、マグネットローラーやローラー周表面への装着用
として磁性ゴム材を用いることも、またロレット状に加
工することもできる。
【0015】演算部5は、図2に示すように、標点間の
ねじり角度α(rad )を、一方の標点位置(トルクアク
チュエータ側)における回転角度θ2 (rad )から、他
方の標点位置(固定側)における回転角度θ1 (rad )
を引く演算、即ち、α=θ2−θ1 =(x2-x1)/rの
式を演算して、表示する。なお、この式において、rは
テストピース2の半径であり、また、x1,x2はフリクシ
ョンローラー3に付設した角度センサー4により、標点
位置で実測した回転変位である。
【0016】図4は、角度センサー4の代わりに、歪み
ゲージ6を用いた場合を示したものである。ここでは、
フリクションローラー3が回転すると、フリクションロ
ーラー3に設けられたカム7が回転し、このカム7によ
って検出板8が変形して歪むことを歪みゲージ6で検出
する。そして、この検出値から、カム7,即ちフリクシ
ョンローラー3の回転変位を測定する。
【0017】なお、前述した実施例において、本発明の
ねじり角度測定装置1が測定しているテストピース2は
丸棒の棒材であるが、フリクションローラー3が当接す
る円周面を有するアダプター(図示せず)をテストピー
スへ装着するようにすれば、本発明のねじり角度測定装
置1によって、角材等の棒材テストピースのねじり角度
も測定することができる。
【0018】このような構成からなるねじり角度測定装
置1を使用して、テストピース2の標点間におけるねじ
り角度を測定するに際しては、先ず、図3に示すよう
に、テストピース2の略中央部に設定した二点の標点位
置それぞれに、一対のフリクションローラー3, 3を配設
する。
【0019】そして、この一対のフリクションローラー
3は、テストピース2の断面方向水平に、テストピース
2を挟む方向に二個配置してなり、回転中心部3aが水平
方向へのみ移動可能な構造とする。
【0020】次に、フリクションローラー3に対して、
リンク機構を用いた重錘Wの荷重により、テストピース
2を挟む押付力を発生させると共に、トルクアクチュエ
ータ9(図1参照)を作動させて、チャック10で支持し
ているテストピース2をねじる。
【0021】そして、図1に示したように、テストピー
ス2における両標点間距離Sの間隔を設けて標点位置に
配設した両フリクションローラー3、即ち、角度センサ
ー4によって、回転変位x1,x2(図2参照)を測定す
る。
【0022】次に、この角度センサー4での測定値に基
づいて、演算部5により、両標点における回転角度
θ1 ,θ2 (図2参照)を求め、テストピース2の標点
におけるねじり角度α(図2参照)を算出し、標点にお
けるねじり角度αの測定値として表示する。
【0023】このようにして、テストピース2における
標点間(距離S)のねじれ角度を、フリクションローラ
ー3で直接測定することにより、テストピース2の標点
間におけるねじり角度αを精度良く測定することができ
る。
【0024】なお、棒材のねじり特性を知る手段とし
て、一般的には前述したテストピース標点間のねじり角
度で得ているが、棒材の剪断角γ(rad )を知りたい場
合には(図2参照)、前述したように、この発明のねじ
り角度測定装置1によって得たねじり角度αを利用し
て、γ=α・r/S(両標点間距離)の式で求めること
ができる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、テストピース2にお
ける標点間の回転変位を、フリクションローラーおよび
角度センサーで直接測定すると共に、この測定値に基づ
いて演算する演算部で、テストピースの標点間における
ねじり角度測定値として表示することにより、テストピ
ースの標点間におけるねじり角度を精度良く測定するこ
とができる。
【0026】そのため、この発明の標点間ねじり角度測
定装置は、別の位置を測定して換算するのではなく、標
点間のねじれ角度として直接測定するので、所謂、チャ
ック間測定を換算した従来の測定装置よりも、精度およ
び信頼性が高いものとすることがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の棒材テストピースの標点間でのねじ
り角度測定装置を示す概略平面図である。
【図2】この発明のねじり角度測定装置における演算部
でのテストピース標点間のねじり角度測定状態を示す概
略図である。
【図3】この発明のねじり角度測定装置におけるフリク
ションローラーを示す、図1のA−A線概略断面図であ
る。
【図4】この発明のねじり角度測定装置におけるフリク
ションローラーの別態様を示す概略断面図である。
【図5】従来のねじり角度測定装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】 1…ねじり角度測定装置、2…テストピース、3…フリ
クションローラー、3a…回転中心部、4…角度センサ
ー、5…演算部、6…歪みゲージ、7…カム、8…検出
板、9…トルクアクチュエータ、10…チャック。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材のねじり試験実施時において、前記
    棒材であるテストピースの略中央部に設定した二点の標
    点間におけるねじり角度を測定するねじり角度測定装置
    であり、 前記テストピースの各標点位置にそれぞれ設けられてお
    り、当接状態でテストピースを挟持している一対のフリ
    クションローラーと、前記標点位置毎に設けられてお
    り、前記フリクションローラーの回転変位を測定する角
    度センサーと、この両角度センサーで得ることのでき
    る、前記両標点位置における両ローラーの回転変位値か
    ら、演算することにより、テストピースにおける標点間
    のねじり角度を測定値として表示する演算部とを備えて
    なることを特徴とする棒材テストピースの標点間でのね
    じり角度測定装置。
  2. 【請求項2】 フリクションローラーは、空転せずテス
    トピースの回転状態を確実に検出できるように、その回
    転中心部が水平方向へのみ移動自在として、テストピー
    スを常に一定の力で押圧するように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の棒材テストピースの標点間
    でのねじり角度測定装置。
JP34201992A 1991-12-25 1992-12-22 棒材テストピースの標点間でのねじり角度測定装置 Pending JPH05264425A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34346291 1991-12-25
JP3-343462 1991-12-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05264425A true JPH05264425A (ja) 1993-10-12

Family

ID=18361717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34201992A Pending JPH05264425A (ja) 1991-12-25 1992-12-22 棒材テストピースの標点間でのねじり角度測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05264425A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110082226A (zh) * 2019-04-03 2019-08-02 西北工业大学 扭转试验装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110082226A (zh) * 2019-04-03 2019-08-02 西北工业大学 扭转试验装置

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