JP3395648B2 - 回転トルク測定装置 - Google Patents

回転トルク測定装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転トル
クを測定する回転トルク測定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術として、例えば図6に示す回転
トルク測定装置がある。この測定装置は、回転力を発生
するモータ100と、このモータ100の回転力を機械
的にワーク110に伝達する伝達部120とを備え、こ
の伝達部120に歪みゲージ130を具備したトルク計
140が具備されている。この測定装置による回転トル
ク測定方法は、ワーク110の回転トルクによって発生
した捻り変形を歪みゲージ130で計測し、予め算出さ
れている歪みゲージ130の変形量とトルクとの関係式
からトルク値を求めるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、歪みゲージ
130による回転トクル計測では、歪みゲージ130の
計測範囲が狭いため、微小なトルクを計測する歪みゲー
ジ130では大きなトルクを計測できず、大きなトルク
を計測する歪みゲージ130では微小なトルクを計測で
きないという問題があった。また、使用する歪みゲージ
130の計測範囲を超える過大なトルクが掛かると歪み
ゲージ130が破損するという問題もあった。本発明
は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、
計測範囲が広く、且つ過大なトルクが掛かることを防止
できる回転トルク測定装置を提供することにある。 【0004】 【0005】【課題を解決するための手段】請求項1の手段) 回転トルク測定装置は、回転力を発生する駆動手段と、
磁力により駆動手段の回転力を被計測回転体に伝達する
非接触式の伝達手段と、この伝達手段により駆動手段の
回転力が伝達されて回転する被計測回転体の回転速度を
計測する1つの速度検出手段と、この速度検出手段で検
出される回転速度より被計測回転体の回転速度変化量を
演算する速度変化量演算手段と、予め求められている回
転速度変化量と回転トルクとの相関に基づいて、速度変
化量演算手段で演算された回転速度変化量より被計測回
転体の最大回転トルクを演算するトルク演算手段とを備
え、前記伝達手段は、駆動手段と被計測回転体の少なく
とも一方側の回転部に具備された1個の磁石と、他方側
の回転部に具備された1個の磁石または磁性体とから構
成され、磁石間または磁石と磁性体間に生じる磁力によ
り駆動手段の回転力を被計測回転体に伝達するものであ
り、磁石は、周方向にN極とS極とが交互に着磁された
円筒形状を有することを特徴とする。 【0006】この測定装置によれば、被計測回転体の予
想される回転トルクの大きさに応じて駆動手段と被計測
回転体との間に生じる磁力の大きさを変えることができ
る。例えば、被計測回転体の予想回転トルクが小さい時
は、駆動手段と被計測回転体との間に生じる磁力を小さ
くし、被計測回転体の予想回転トルクが大きい時は、駆
動手段と被計測回転体との間に生じる磁力を大きくす
る。この磁力の大きさは、駆動手段側と被計測回転体側
との磁石間または磁石と磁性体間の距離、磁石の強さ、
大きさ等によって容易に変更できる。これにより、被計
測回転体の微小なトルク変動に対しても大きな回転速度
変化量を測定できるため、その回転速度変化量より被計
測回転体の微小なトルク変動を求めることができる。ま
た、磁力によって駆動手段の回転力を被計測回転体に伝
達しているため、被計測回転体を回転させる最大トルク
が大きくなると、伝達手段(磁石間または磁石と磁性体
間)で滑りが生じることにより、測定装置に過大なトル
クが掛かることを防止できる。 【0007】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は回転トクル測定装置1の構成を
示す模式図である。本実施例の回転トクル測定装置1
は、被計測回転体(以下ワーク2と言う)の回転トルク
を計測するもので、図1に示すように、回転力を発生す
る駆動手段3、この駆動手段3の回転力をワーク2に伝
達する伝達手段4、5、回転するワーク2の回転速度を
計測する1つの速度センサ6、この速度センサ6の出力
信号を演算処理する演算装置7等より構成される。 【0008】駆動手段3は、例えばステッピングモータ
3を使用する。伝達手段4、5は、ステッピングモータ
3の回転軸3aの一端に取り付けられた1個の磁石4
と、ワーク2の回転軸2aの一端に取り付けられた1個
磁石5とで構成される。各磁石4、5は、図2に示す
ように、それぞれ円筒形状に設けられ、N極とS極とが
径方向に対向して(周方向に交互に)着磁されている。
速度センサ6は、ワーク2に対して非接触式であり、例
えばレーザ光の干渉縞を利用して回転速度を計測するこ
とができる。演算装置7は、例えばマイクロコンピュー
タを内蔵し、予めインプットされている演算プログラム
に沿って所定の演算処理を実行するもので、その演算手
段として、速度センサ6の信号よりワーク2の回転速度
変化量を演算する速度変化量演算手段(図示しない)
と、予め求められている回転速度変化量と回転トルクと
相関(図4参照)に基づいて、速度変化量演算手段で
演算された回転速度変化量よりワーク2の最大回転トル
クを演算するトルク演算手段(図示しない)とを有して
いる。 【0009】次に、本実施例の作動について説明する。
まず、ステッピングモータ3の回転軸3aとワーク2の
回転軸2aとを同軸に配置し、且つステッピングモータ
3の回転軸3aに取り付けた磁石4と、ワーク2の回転
軸2aに取り付けた磁石5とを所定の距離だけ離して位
置決めする(図1参照)。次に、ステッピングモータ3
を一定速度で回転させる。これにより、磁石4、5間に
生じる磁力によってステッピングモータ3の回転力がワ
ーク2の回転軸2aに伝達される。この時、図3に示す
ように、ワーク2の回転部分に抵抗があると、その抵抗
の大きさ(つまりワーク2の回転トルク)が磁石4、5
間に生じる回転トルクより大きい間は、ワーク2の回転
軸2aが静止している。 【0010】その後、ステッピングモータ3の回転軸3
aが更に回転して磁石4、5間に生じる回転トルクが増
大し、その回転トルクがワーク2の回転部分の抵抗の大
きさを超えると、ワーク2の回転軸2aが回転する。磁
石4、5間に生じる回転トルクは、図5に示すように、
磁石4と磁石5との位置関係(磁石4、5間の捻れ角)
によって変化する。例えば、捻れ角0〜90度の間で
は、捻れ角が0度の時は回転トルクが発生することな
く、その後、捻れ角が大きくなるに連れて回転トルクも
増大し、捻れ角が90度で回転トルクが最大となる。な
お、磁石4、5間の捻れ角は、外力の作用しない静止状
態での捻れ角を0度としたものである。 【0011】続いて、ワーク2の回転速度を速度センサ
6で計測して演算装置7に出力する。演算装置7では、
速度センサ6の信号よりワーク2の最大回転速度変化量
を演算し、図4に示すワーク2の最大回転速度変化量と
最大回転トルクとの相関に基づいてワーク2の最大回転
トルク(即ち、ワーク2の回転部分の抵抗の大きさ)を
求める。なお、図4に示すワーク2の回転速度変化量と
回転トルクとの相関は、予め演算装置7のマイクロコン
ピュータに記憶されている。求められたワーク2の回転
トルクは、演算装置7の表示部7aにてデジタル表示さ
れる。これにより、ワーク2の回転部分の抵抗が所定の
値より大きなものを確実に見つけることができる。 【0012】(本実施例の効果)本実施例では、ステッ
ピングモータ3側に取り付けた磁石4と、ワーク2側に
取り付けた磁石5の強さ、大きさ、または磁石4、5間
の距離等によって磁石4、5間に生じる磁力の大きさを
容易に変えることができる。この結果、ワーク2の微小
なトルク変動に対しても大きな回転速度変化量を測定で
きるため、その回転速度変化量よりワーク2の微小なト
ルク変動を求めることができる。これにより、従来人の
手の感覚にて検査していたワーク2の微小なトルク変動
を自動で定量的に検査できる。また、本実施例の回転ト
ルク測定装置1は、ステッピングモータ3の回転力を磁
石4、5間に生じる磁力によってワーク2に伝達してい
る。つまり、非接触式の伝達手段を用いているため、ワ
ーク2を回転させる最大トルクが大きくなると、磁石
4、5間で滑りが生じる。この結果、過大なトルクが測
定装置1に掛かることはなく、従来装置のように測定装
置1が破損することもない。 【0013】(変形例)本実施例では、ステッピングモ
ータ3の回転力をワーク2に伝達する伝達手段として、
ステッピングモータ3側とワーク2側との両方に磁石
4、5を配置しているが、何方か一方側のみ磁石を配置
し、他方側には磁性体を配置しても良い。本実施例で
は、回転力を発生する駆動手段としてステッピングモー
タ3を示したが、その他のモータを使用しても良い。ま
た、速度センサ6は、レーザ光の干渉縞を利用したもの
を示したが、他の光学系や磁気系を利用した非接触式速
度センサでも良い。演算装置7は、速度センサ6専用に
設けても良いが、デスクトップ型またはノート型パソコ
ンを演算装置7として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】回転トルク測定装置の構成を示す模式図であ
る。 【図2】磁石の着磁状態を示す図である。 【図3】回転トルク測定方法の説明図である。 【図4】ワークの回転速度変化量と回転トルクとの関係
を示すグラフである。 【図5】磁石間の捻れ角と回転トルクとの関係を示すグ
ラフである。 【図6】従来の回転トルク測定装置の構成を示す模式図
である。 【符号の説明】 1 回転トルク測定装置 2 ワーク(被計測回転体) 3 ステッピングモータ(駆動手段) 4 磁石(伝達手段) 5 磁石(伝達手段) 6 速度センサ(速度検出手段) 7 演算装置(速度変化量演算手段、トルク演算手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】回転力を発生する駆動手段と、 この駆動手段の回転力を被計測回転体に伝達する非接触
    式の伝達手段と、 この伝達手段により前記駆動手段の回転力が伝達されて
    回転する前記被計測回転体の回転速度を計測する1つの
    速度検出手段と、 この速度検出手段で検出される回転速度より前記被計測
    回転体の回転速度変化量を演算する速度変化量演算手段
    と、 予め求められている回転速度変化量と回転トルクとの
    に基づいて、前記速度変化量演算手段で演算された回
    転速度変化量より前記被計測回転体の最大回転トルクを
    演算するトルク演算手段とを備え、 前記伝達手段は、前記駆動手段と前記被計測回転体の少
    なくとも一方側の回転部に具備された1個の磁石と、他
    方側の回転部に具備された1個の磁石または磁性体とか
    ら構成され、前記磁石間または前記磁石と磁性体間に生
    じる磁力により前記駆動手段の回転力を前記被計測回転
    体に伝達するものであり、前記磁石は、周方向にN極と
    S極とが交互に着磁された円筒形状を有することを特徴
    とする回転トルク測定装置。
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