JPH0526429Y2 - - Google Patents

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JPH0526429Y2
JPH0526429Y2 JP16800286U JP16800286U JPH0526429Y2 JP H0526429 Y2 JPH0526429 Y2 JP H0526429Y2 JP 16800286 U JP16800286 U JP 16800286U JP 16800286 U JP16800286 U JP 16800286U JP H0526429 Y2 JPH0526429 Y2 JP H0526429Y2
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JP
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space
closing member
curtain wall
air
perimeter
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JP16800286U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、柱及び隣接する柱間に渡つて架設さ
れる梁の外方にカーテンウオールを配設するとと
もに、前記梁上に床版を配置してなるペリメー
タ・ダクトに関する。
〔従来の技術〕
建物の室内を冷房する場合、カーテンウオール
に設けた窓ガラスを通して内部へ流入する熱量が
多く、これが空調機の熱負荷として大きく影響す
るため、空調機としても外部からの熱負荷要因を
考慮した大能力のものが必要となる。
そのため、従来では、天井裏空間に金属製又は
コンクリート製のダクトを配設し、このダクトの
窓際近くに位置する部分に、天井に形成した開口
部を通して室内に連通する通気項を形成するとと
もに、前記ダクト内の空気を吸引する排気用フア
ンを設けて、ガラス窓からの外部熱によつて加温
されて上昇する室内空気をダクトを介して室内に
排出する方法が採られている(文献を示すことが
できない)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この従来方法による場合は、外
部熱によつて加温された室内空気を外部に排出案
内するための専用のダクトが必要で、しかも、こ
のダクトを天井裏空間に配設するための工事も必
要となるため、工期が長くなるとともに工費も高
くなる問題がある。
本考案は、上述の実情に鑑みて勘案されたもの
であつて、その目的は、柱と梁ならびにカーテン
ウオールとを利用した合理的な改造をもつて、ペ
リメータの排気構造を工期面及び工費面で有利に
構成することができるようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるペリメータ・ダクトは、柱から外
方に間隔を隔てた箇所にカーテンウオールを配設
し、隣接する前記柱間に渡つて架設された梁とそ
の梁上に位置する床版ならびに前記カーテンウオ
ールとで囲まれた空間の下部を閉塞する閉塞部材
に、前記空間と室内とを連通する通気孔を形成す
るとともに、前記空間から空気を吸引する排気手
段を設けてある事に特徴を有するものであり、そ
れによる作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
梁と床版ならびにカーテンウオールと閉塞部材
とで囲まれた空間内の空気を排気用フアン等の排
気手段によつて吸引すると、ガラス窓からの外部
熱によつて加温されて上昇する室内空気が閉塞部
材の通気孔を通して空気内に吸引され、この空気
内に沿つて流動案内されながら所定箇所に排出さ
れる。
〔考案の効果〕
従つて、柱、梁、床版、カーテンウオールの工
事と同時に従来のダクトに相当する排気用空間を
形成することができるから、通気孔を備えた閉塞
部材と排気手段とを設けるだけでよく、従来に比
して、ペリメータの排気構造を工費の低廉化を図
りながら短い工期で構成することができたのであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図に示すように、隣接する柱1,
1間に渡つて架設される梁2に、前記柱1から外
方に所定間隔1を隔てた状態でカーテンウオー
ル3を構成する多数のパネル3Aを取付け、これ
らパネル3Aのうち、前記梁2に対応位置するパ
ネル3Aの支持枠4の室内側に、前記梁2上に配
設されたコンクリート製床版5の端面に気密材6
を介して接触する状態で石綿硅酸カルシウム製の
断熱材7を取付けて、この断熱材7と柱1、なら
びに、前記梁2の耐火被覆材として設けた石綿硅
酸カルシウム板製の断熱材8、及び、前記床版5
との間に、第3図でも示す如く、建物の周囲に沿
う空間9を形成してある。
また、前記パネル3Aのうち、ガラス窓を構成
するパネル3Aの支持枠4の上側枠部分と梁2に
固着されたブラケツト10とに亘つて、前記空間
9の下側部を気密状態で閉塞する閉塞部材の一例
で、隣接柱1,1の対向面間隔2よりも大なる
3を有するブラインドボツクス11を取付け、
このブラインドボツクス11の底板部には、前記
空間9と室Sとを連通する通気孔12を形成して
ある。
さらに、前記空間9を、第3図に示すように、
建物のコーナー部の所要箇所に形成した空調機の
屋外ユニツト用設置室13に開口させ、この設置
室13に配設した屋外ユニツト用フアン14を利
用して、前記空間9内の空気を吸引して設置室1
3の開口部15から外部に排出する排気手段を構
成してある。
そして、夏期の冷房時に前記屋外ユニツト用フ
アン14が駆動されると、カーテンウオール3の
ガラス窓構成用パネル3Aからの外部熱によつて
加温されて上昇する室内空気がブラインドボツク
ス11の通気孔12を通して空間9内に吸引され
たのち、この空間9及び屋外ユニツト用設置室1
3を通して外部に排出される。それ故に、窓ガラ
スを通して内部を流入する熱量に起因する熱負荷
が減少するから、省エネルギー化を図ることがで
きるのである。
尚、図中16はブラインド、17はアクリル樹
脂焼付塗装を施したスチール製の窓台、18は同
じくアクリル樹脂焼付塗装を施したスチール製の
腰パネル、19は窓下配線スペースである。
次に、別の実施例について説明する。
(イ) 上述実施例では、前記空間9の下側部をブラ
インドボツクス11を利用して閉塞したが、ブ
ラインド16を用いない場合には専用の閉塞部
材11を設けて実施してもよい。
(ロ) また、上述実施例では、前記空間9内の空気
を吸引する排気手段14を空調機の屋外ユニツ
ト用フアンを利用して兼用構成したが、専用の
排気フアンを設けて実施してもよい。
(ハ) さらに、前記閉塞部材11の通気孔12又は
前記空間9を開閉するシヤツターを設けて実施
してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るペリメータ・ダクトの実施
例を示し、第1図は要部の縦断側面図、第2図は
要部の横断平面図、第3図はペリメータ・ダクト
のレイアウト図である。 1……柱、2……梁、3……カーテンウオー
ル、5……床版、9……空間、11……閉塞部
材、12……通気孔、14……排気手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 柱1から外方に間隔を隔てた箇所にカーテン
    ウオール3を配設し、隣接する前記柱1,1間
    に渡つて架設された梁2とその梁2上に位置す
    る床版5ならびに前記カーテンウオール3とで
    囲まれた空間9の下部を閉塞する閉塞部材11
    に、前記空間9と室内とを連通する通気孔12
    を形成するとともに、前記空間9から空気を吸
    引する排気手段14を設けて構成されるペリメ
    ータ・ダクト。 前記閉塞部材11がブラインドボツクスであ
    る実用新案登録請求の範囲第項に記載のペリ
    メータ・ダクト。 前記排気手段14が空調機の屋外ユニツト用
    フアンである実用新案登録請求の範囲第項又
    は第項に記載のペリメータ・ダクト。
JP16800286U 1986-10-30 1986-10-30 Expired - Lifetime JPH0526429Y2 (ja)

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