JPH05263776A - スクロール形圧縮機 - Google Patents
スクロール形圧縮機Info
- Publication number
- JPH05263776A JPH05263776A JP6280092A JP6280092A JPH05263776A JP H05263776 A JPH05263776 A JP H05263776A JP 6280092 A JP6280092 A JP 6280092A JP 6280092 A JP6280092 A JP 6280092A JP H05263776 A JPH05263776 A JP H05263776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end plate
- scroll
- fixed scroll
- support frame
- tapered surface
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0246—Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
- F04C18/0253—Details concerning the base
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、スクロール形圧縮機の固定スクロ
ール及び旋回スクロールのラップ端面の摩耗を防止しな
がら、ラップ端面と鏡板間ののシール性を向上する。 【構成】外周部が支持フレーム４に軸方向に移動自在に
当接支持された固定スクロール３の鏡板３ａと支持フレ
ーム４の当接面の少なくとも一方を、反圧縮室側に向か
って拡径するテーパー面３ｃ、４ａに形成する。
ール及び旋回スクロールのラップ端面の摩耗を防止しな
がら、ラップ端面と鏡板間ののシール性を向上する。 【構成】外周部が支持フレーム４に軸方向に移動自在に
当接支持された固定スクロール３の鏡板３ａと支持フレ
ーム４の当接面の少なくとも一方を、反圧縮室側に向か
って拡径するテーパー面３ｃ、４ａに形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機などに組込ま
れて使用されるスクロール形圧縮機に係わり、特に、固
定スクロール及び旋回スクロールのラップ端面の摩耗を
防止しながら、シール性を向上させたスクロール形圧縮
機に関する。
れて使用されるスクロール形圧縮機に係わり、特に、固
定スクロール及び旋回スクロールのラップ端面の摩耗を
防止しながら、シール性を向上させたスクロール形圧縮
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来スクロール形圧縮機においては、例
えば特開昭６３−８００８８号公報等に示されるよう
に、固定スクロールをその軸方向に移動自在に支持し、
かつ、固定スクロールの反ラップ側の面である背面に、
吐出圧力または圧縮途中の圧力を作用させることによ
り、固定スクロールを旋回スクロールの方向に押付け、
各ラップ端面と各鏡板間のシール性を向上して、成績係
数を向上することが知られている。
えば特開昭６３−８００８８号公報等に示されるよう
に、固定スクロールをその軸方向に移動自在に支持し、
かつ、固定スクロールの反ラップ側の面である背面に、
吐出圧力または圧縮途中の圧力を作用させることによ
り、固定スクロールを旋回スクロールの方向に押付け、
各ラップ端面と各鏡板間のシール性を向上して、成績係
数を向上することが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のものにおいて、各ラップ端面と各鏡板とを直接当接
するようにした場合には、シール性は向上するが、各ラ
ップ端面が摩耗する不具合があった。また、固定スクロ
ールの鏡板外周部を支持フレームに当接支持するように
した場合にも、固定スクロールと支持フレームの熱膨張
係数が異なると、運転中の温度上昇に伴う各ラップの熱
膨張により各ラップ端面と各鏡板とが当接し各ラップ端
面が摩耗したり、この熱膨張分だけ各ラップ端面と各鏡
板間に予め隙間を設けた場合には、起動時などの低温時
にシール性が悪化する不具合があった。
来のものにおいて、各ラップ端面と各鏡板とを直接当接
するようにした場合には、シール性は向上するが、各ラ
ップ端面が摩耗する不具合があった。また、固定スクロ
ールの鏡板外周部を支持フレームに当接支持するように
した場合にも、固定スクロールと支持フレームの熱膨張
係数が異なると、運転中の温度上昇に伴う各ラップの熱
膨張により各ラップ端面と各鏡板とが当接し各ラップ端
面が摩耗したり、この熱膨張分だけ各ラップ端面と各鏡
板間に予め隙間を設けた場合には、起動時などの低温時
にシール性が悪化する不具合があった。
【０００４】本発明は上記のような不具合を解消し、固
定スクロール及び旋回スクロールのラップの摩耗を防止
しながら、シール性を向上することのできるスクロール
形圧縮機を提供することを目的としている。
定スクロール及び旋回スクロールのラップの摩耗を防止
しながら、シール性を向上することのできるスクロール
形圧縮機を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、外周部が支持フレームに軸方向に移動自
在に当接支持された鏡板とこの鏡板に突設された渦巻状
のラップからなる固定スクロールと、鏡板とこの鏡板に
突設された渦巻状のラップからなり前記固定スクロール
と組合わされて圧縮室を形成する旋回スクロールを有す
る圧縮機構部を密閉ケース内に収納してなるスクロール
形圧縮機において、前記固定スクロールの鏡板と支持フ
レームの当接面の少なくとも一方を反圧縮室側に向かっ
て拡径するテーパー面に形成したものである。
に、本発明は、外周部が支持フレームに軸方向に移動自
在に当接支持された鏡板とこの鏡板に突設された渦巻状
のラップからなる固定スクロールと、鏡板とこの鏡板に
突設された渦巻状のラップからなり前記固定スクロール
と組合わされて圧縮室を形成する旋回スクロールを有す
る圧縮機構部を密閉ケース内に収納してなるスクロール
形圧縮機において、前記固定スクロールの鏡板と支持フ
レームの当接面の少なくとも一方を反圧縮室側に向かっ
て拡径するテーパー面に形成したものである。
【０００６】
【作用】このような構成では、圧縮機の起動後、圧縮機
構部の各部の温度が徐々に高くなり、固定スクロール及
び旋回スクロールのラップの長さが熱膨張により長くな
る。また同時に、固定スクロールの鏡板の半径も大きく
なり、固定スクロールは固定スクロールの鏡板と支持フ
レームの当接面の少なくとも一方に設けたテーパー面に
沿って反圧縮室側に向かって移動する。この結果、各ラ
ップ端面と各鏡板間の微小隙間が略一定に保持される。
構部の各部の温度が徐々に高くなり、固定スクロール及
び旋回スクロールのラップの長さが熱膨張により長くな
る。また同時に、固定スクロールの鏡板の半径も大きく
なり、固定スクロールは固定スクロールの鏡板と支持フ
レームの当接面の少なくとも一方に設けたテーパー面に
沿って反圧縮室側に向かって移動する。この結果、各ラ
ップ端面と各鏡板間の微小隙間が略一定に保持される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例係わるスクロール形
圧縮機について、図面に基づいてて詳細に説明する。
圧縮機について、図面に基づいてて詳細に説明する。
【０００８】図１に示すように、スクロール形圧縮機は
密閉ケース１内に、圧縮機構部２と電動要素２０を収納
して構成されている。前記圧縮機構部２は、円盤状の鏡
板３ａとこの鏡板３ａに突設された渦巻状のラップ３ｂ
とからなり、前記鏡板３ａの外周部が後述するように支
持フレーム４に軸方向に移動自在に当接支持された固定
スクロール３と、円盤状の鏡板５ａとこの鏡板５ａに突
設された渦巻状のラップ５ｂとからなり、前記固定スク
ロール３に組合わされて圧縮室６を形成する旋回スクロ
ール５とから主に構成されている。
密閉ケース１内に、圧縮機構部２と電動要素２０を収納
して構成されている。前記圧縮機構部２は、円盤状の鏡
板３ａとこの鏡板３ａに突設された渦巻状のラップ３ｂ
とからなり、前記鏡板３ａの外周部が後述するように支
持フレーム４に軸方向に移動自在に当接支持された固定
スクロール３と、円盤状の鏡板５ａとこの鏡板５ａに突
設された渦巻状のラップ５ｂとからなり、前記固定スク
ロール３に組合わされて圧縮室６を形成する旋回スクロ
ール５とから主に構成されている。
【０００９】また、前記旋回スクロール５の背面側には
軸受ボス部５ｃが突設されており、この軸受ボス部５ｃ
内に、支持フレーム４に軸支され、旋回スクロール５を
旋回駆動する回転軸７のクランク軸７ａが嵌め込まれて
いる。さらに、前記旋回スクロール５は、支持フレーム
４に固定して設けられたスラスト受８によりその背面側
を支持されていると共に、旋回スクロール５及び支持フ
レーム４に係合して設けられたオルダムリング９によ
り、自転を防止されている。
軸受ボス部５ｃが突設されており、この軸受ボス部５ｃ
内に、支持フレーム４に軸支され、旋回スクロール５を
旋回駆動する回転軸７のクランク軸７ａが嵌め込まれて
いる。さらに、前記旋回スクロール５は、支持フレーム
４に固定して設けられたスラスト受８によりその背面側
を支持されていると共に、旋回スクロール５及び支持フ
レーム４に係合して設けられたオルダムリング９によ
り、自転を防止されている。
【００１０】また、前記電動要素２０は、前記回転軸７
に固着された回転子２０ａと、前記支持フレーム４に保
持された固定子２０ｂとから構成されている。さらに、
前記支持フレーム４の側壁には密閉ケース１を貫通して
吸込管１０が接続されており、また、密閉ケース１の上
部には、吐出管１１が接続されている。１２は吐出弁、
１３は吐出ポートである。
に固着された回転子２０ａと、前記支持フレーム４に保
持された固定子２０ｂとから構成されている。さらに、
前記支持フレーム４の側壁には密閉ケース１を貫通して
吸込管１０が接続されており、また、密閉ケース１の上
部には、吐出管１１が接続されている。１２は吐出弁、
１３は吐出ポートである。
【００１１】次に、前記固定スクロール３の支持構造に
ついて、図２及び図３により説明する。前記支持フレー
ム４の上面の固定スクロール３の鏡板３ａとの当接面に
は、その内周側から外周側に向かって、すなわち、反圧
縮室側に向かって拡径するテーパー面４ａが全周に亘っ
て形成されている。一方、前記固定スクロール３の鏡板
３ａ外周部の前記支持フレーム４との当接面にも、前記
テーパー面４ａと同一の勾配を有するテーパー面３ｃが
形成されており、このテーパー面３ｃが前記支持フレー
ム４のテーパー面４ａに当接するようにして支持フレー
ム４上に載置されている。なお、この状態で各ラップ３
ｂ、５ｂの端面と各鏡板５ａ、３ａ間には、シール性を
充分維持でき、かつ、摺動のために最小限必要な微小隙
間が形成される。
ついて、図２及び図３により説明する。前記支持フレー
ム４の上面の固定スクロール３の鏡板３ａとの当接面に
は、その内周側から外周側に向かって、すなわち、反圧
縮室側に向かって拡径するテーパー面４ａが全周に亘っ
て形成されている。一方、前記固定スクロール３の鏡板
３ａ外周部の前記支持フレーム４との当接面にも、前記
テーパー面４ａと同一の勾配を有するテーパー面３ｃが
形成されており、このテーパー面３ｃが前記支持フレー
ム４のテーパー面４ａに当接するようにして支持フレー
ム４上に載置されている。なお、この状態で各ラップ３
ｂ、５ｂの端面と各鏡板５ａ、３ａ間には、シール性を
充分維持でき、かつ、摺動のために最小限必要な微小隙
間が形成される。
【００１２】また、前記支持フレーム４には、前記固定
スクロール３の鏡板３ａの背面と所定の隙間を有して環
状の圧力制御板１４が任意の手段により固定されている
と共に、固定スクロール３の鏡板３ａの背面と前記圧力
制御板１４との間には弾性部材からなる圧力シールリン
グ１５が設けられている。したがって、前記固定スクロ
ール３は、鏡板３ａの背面と圧力制御板１４間の前記隙
間の範囲で、その軸方向に移動自在にされている。
スクロール３の鏡板３ａの背面と所定の隙間を有して環
状の圧力制御板１４が任意の手段により固定されている
と共に、固定スクロール３の鏡板３ａの背面と前記圧力
制御板１４との間には弾性部材からなる圧力シールリン
グ１５が設けられている。したがって、前記固定スクロ
ール３は、鏡板３ａの背面と圧力制御板１４間の前記隙
間の範囲で、その軸方向に移動自在にされている。
【００１３】さらに、前記支持フレーム４上には、前記
固定スクロール３の円周方向の動きを規制するピン１６
が複数個突設されており、前記固定スクロール３の外周
部には、前記ピン１６と係合する切欠溝３ｄが設けられ
ている。前記支持フレーム４のテーパー面４ａ及び固定
スクロール３のテーパー面３ｃの勾配は下記のように設
定される。
固定スクロール３の円周方向の動きを規制するピン１６
が複数個突設されており、前記固定スクロール３の外周
部には、前記ピン１６と係合する切欠溝３ｄが設けられ
ている。前記支持フレーム４のテーパー面４ａ及び固定
スクロール３のテーパー面３ｃの勾配は下記のように設
定される。
【００１４】すなわち、固定スクロール３のラップ３ｂ
の高さをＨ、鏡板３ａの支持フレーム４との当接面の平
均半径をＲ、固定スクロール３の熱膨張率をα１、支持
フレーム４の熱膨張率をα２、温度変化量をＴ、テーパ
ー面４ａ及びテーパー面３ｃの半径方向の変位量をｂ、
半径方向の変位量ｂに対する軸方向の変位量をａとする
と、固定スクロール３のラップ３ｂの高さの変化量ｈ１
は、
の高さをＨ、鏡板３ａの支持フレーム４との当接面の平
均半径をＲ、固定スクロール３の熱膨張率をα１、支持
フレーム４の熱膨張率をα２、温度変化量をＴ、テーパ
ー面４ａ及びテーパー面３ｃの半径方向の変位量をｂ、
半径方向の変位量ｂに対する軸方向の変位量をａとする
と、固定スクロール３のラップ３ｂの高さの変化量ｈ１
は、
【００１５】
【数１】ｈ１＝α１・Ｈ・Ｔ で表される。また、固定スクロール３の鏡板３ａの軸方
向の変位量ｈ２は、
向の変位量ｈ２は、
【００１６】
【数２】 ｈ２＝Ｒ・Ｔ・（α１−α２）・ａ／ｂ＋Ｈ・Ｔ・α２ で表される。したがって、
【００１７】
【数３】ｈ１＝ｈ２ とすれば、テーパー面４ａ及びテーパー面３ｃの勾配θ
は、
は、
【００１８】
【数４】θ＝ａ／ｂ＝Ｈ／Ｒ となる。
【００１９】このような構成の前記実施例のものにおい
て、電動要素２０に通電すると、回転子２０ａと回転軸
７が一体的に回転し、同時に旋回スクロール５が旋回運
動をして圧縮運転を開始する。その結果、冷媒が吸込管
１０から吸込まれ、圧縮室６で圧縮されて吐出ポート１
３から密閉ケース１内に吐出される。密閉ケース１内に
吐出された冷媒は、それから、吐出管１１を通って外部
に吐出される。固定スクロールの鏡板３ａの背面には、
シールリング１５の内側の範囲に吐出圧力が作用し、固
定スクロール３は、この圧力によって圧縮室６側に押し
付けられる。
て、電動要素２０に通電すると、回転子２０ａと回転軸
７が一体的に回転し、同時に旋回スクロール５が旋回運
動をして圧縮運転を開始する。その結果、冷媒が吸込管
１０から吸込まれ、圧縮室６で圧縮されて吐出ポート１
３から密閉ケース１内に吐出される。密閉ケース１内に
吐出された冷媒は、それから、吐出管１１を通って外部
に吐出される。固定スクロールの鏡板３ａの背面には、
シールリング１５の内側の範囲に吐出圧力が作用し、固
定スクロール３は、この圧力によって圧縮室６側に押し
付けられる。
【００２０】この圧縮運転に伴って、圧縮機構部２の各
部の温度が上昇する。その結果、固定スクロール３のラ
ップ３ｂ及び旋回スクロールのラップ５ｂの長さが長く
なる。これと同時に、固定スクロール３の鏡板３ａの半
径が大きくなり、固定スクロール３は支持フレーム４の
テーパー面４ａに沿って、反圧縮室側に向かって移動す
る。そのため、各ラップ３ｂ、５ｂの端面と各鏡板５
ａ、３ａ間の微小隙間は常時略一定に保たれ、充分なシ
ール性が維持されると共に、各ラップ３ｂ、５ｂの端面
と各鏡板５ａ、３ａが当接して各ラップ３ｂ、５ｂの端
面が摩耗することもない。
部の温度が上昇する。その結果、固定スクロール３のラ
ップ３ｂ及び旋回スクロールのラップ５ｂの長さが長く
なる。これと同時に、固定スクロール３の鏡板３ａの半
径が大きくなり、固定スクロール３は支持フレーム４の
テーパー面４ａに沿って、反圧縮室側に向かって移動す
る。そのため、各ラップ３ｂ、５ｂの端面と各鏡板５
ａ、３ａ間の微小隙間は常時略一定に保たれ、充分なシ
ール性が維持されると共に、各ラップ３ｂ、５ｂの端面
と各鏡板５ａ、３ａが当接して各ラップ３ｂ、５ｂの端
面が摩耗することもない。
【００２１】なお、前記実施例においては、固定スクロ
ール３の鏡板３ａと支持フレーム４の両方の当接面にテ
ーパー面３ｃ及びテーパー面４ａを形成したが、本発明
はこれに限らず、例えば、図４に示すように、支持フレ
ーム４にのみテーパー面４ａを形成し、固定スクロール
３の鏡板３ａの当接面を曲面３ｅに形成しても良く、こ
の逆でも良い。
ール３の鏡板３ａと支持フレーム４の両方の当接面にテ
ーパー面３ｃ及びテーパー面４ａを形成したが、本発明
はこれに限らず、例えば、図４に示すように、支持フレ
ーム４にのみテーパー面４ａを形成し、固定スクロール
３の鏡板３ａの当接面を曲面３ｅに形成しても良く、こ
の逆でも良い。
【００２２】また、固定スクロール３の鏡板３ａの背面
には、吐出圧力に限らず、圧縮途中の圧力を作用させて
も良く、さらに、本発明は、密閉ケース内低圧のものに
も適用できる。
には、吐出圧力に限らず、圧縮途中の圧力を作用させて
も良く、さらに、本発明は、密閉ケース内低圧のものに
も適用できる。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、固定スクロールの外周
部が支持フレームに軸方向に移動自在に当接支持された
スクロール形圧縮機において、前記固定スクロールの鏡
板と支持フレームの当接面の少なくとも一方を反圧縮室
側に向かって拡径するテーパー面に形成したので、固定
スクロール及び旋回スクロールのラップ端面とこれと対
向する各鏡板間の微小隙間が常時略一定に保たれ、充分
なシール性が維持されると共に、各ラップ端面と各鏡板
が当接して各ラップ端面が摩耗することもない。
部が支持フレームに軸方向に移動自在に当接支持された
スクロール形圧縮機において、前記固定スクロールの鏡
板と支持フレームの当接面の少なくとも一方を反圧縮室
側に向かって拡径するテーパー面に形成したので、固定
スクロール及び旋回スクロールのラップ端面とこれと対
向する各鏡板間の微小隙間が常時略一定に保たれ、充分
なシール性が維持されると共に、各ラップ端面と各鏡板
が当接して各ラップ端面が摩耗することもない。
【図１】本発明の一実施例におけるスクロール形圧縮機
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図２】図１の要部を拡大して示す断面図である。
【図３】図２の要部を拡大して示す断面図である。
【図４】本発明の他の実施例に係わるスクロール形圧縮
機の要部を拡大して示す断面図である。
機の要部を拡大して示す断面図である。
１…密閉ケース、２…圧縮機構部、３…固定スクロー
ル、３ａ，５ａ…鏡板、３ｂ，５ｂ…ラップ、３ｃ，４
ａ…テーパー面、４…支持フレーム、５…旋回スクロー
ル。
ル、３ａ，５ａ…鏡板、３ｂ，５ｂ…ラップ、３ｃ，４
ａ…テーパー面、４…支持フレーム、５…旋回スクロー
ル。
Claims (2)
- 【請求項１】 外周部が支持フレームに軸方向に移動自
在に当接支持された鏡板とこの鏡板に突設された渦巻状
のラップからなる固定スクロールと、鏡板とこの鏡板に
突設された渦巻状のラップからなり前記固定スクロール
と組合わされて圧縮室を形成する旋回スクロールを有す
る圧縮機構部を密閉ケース内に収納してなるスクロール
形圧縮機において、前記固定スクロールの鏡板と支持フ
レームの当接面の少なくとも一方を反圧縮室側に向かっ
て拡径するテーパー面に形成したことを特徴とするスク
ロール形圧縮機。 - 【請求項２】 半径方向の変位量ｂに対する軸方向の変
位量ａで表される前記テーパー面の勾配θを、固定スク
ロールのラップの高さをＨ、固定スクロールの鏡板の支
持フレームとの当接面の平均半径をＲとしたとき、 θ＝ａ／ｂ＝Ｈ／Ｒ としたことを特徴とする請求項１記載のスクロール形圧
縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6280092A JPH05263776A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | スクロール形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6280092A JPH05263776A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | スクロール形圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05263776A true JPH05263776A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13210785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6280092A Pending JPH05263776A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | スクロール形圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05263776A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5743720A (en) * | 1994-07-22 | 1998-04-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Scroll compressor with axial biasing |
| US5829959A (en) * | 1994-09-16 | 1998-11-03 | Hitachi, Ltd. | Scroll compressor |
| CN100434703C (zh) * | 2004-07-22 | 2008-11-19 | 松下电器产业株式会社 | 涡旋压缩机 |
| JP2020007910A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-16 | 株式会社Ｓｏｋｅｎ | 電動スクロール圧縮機 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP6280092A patent/JPH05263776A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5743720A (en) * | 1994-07-22 | 1998-04-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Scroll compressor with axial biasing |
| US5829959A (en) * | 1994-09-16 | 1998-11-03 | Hitachi, Ltd. | Scroll compressor |
| US6174150B1 (en) | 1994-09-16 | 2001-01-16 | Hitachi, Ltd. | Scroll compressor |
| CN100434703C (zh) * | 2004-07-22 | 2008-11-19 | 松下电器产业株式会社 | 涡旋压缩机 |
| JP2020007910A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-16 | 株式会社Ｓｏｋｅｎ | 電動スクロール圧縮機 |
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