JPH0526312A - 無段変速装置 - Google Patents

無段変速装置

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JPH0526312A
JPH0526312A JP3203225A JP20322591A JPH0526312A JP H0526312 A JPH0526312 A JP H0526312A JP 3203225 A JP3203225 A JP 3203225A JP 20322591 A JP20322591 A JP 20322591A JP H0526312 A JPH0526312 A JP H0526312A
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gear
engine
sensor
accelerator
crankshaft
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Kenichi Omori
謙一 大森
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2基の中小型エンジンを用いて1基の大型エン
ジンとほぼ同一の出力を得ることができ、かつ燃費を向
上する。 【構成】第1エンジン11のクランク軸11aに遊星歯
車組13及びクラッチ14を介して前後進切換え用のギ
ヤユニット16を接続する。遊星歯車組の太陽ギヤをク
ランク軸11aに固着し、リングギヤをクラッチのフラ
イホイール14aと一体的に回転するように構成し、更
に遊星ギヤを支持するキャリヤの外周面に形成された従
動ギヤにアイドルギヤ17を介して第2エンジン12の
クランク軸12aに固着された駆動ギヤ18が噛合す
る。アクセルセンサ29と第1及び第2アクセル開度セ
ンサ31,32と第1及び第2回転センサ41,42と
車速センサ33との各検出出力に基づいてコントローラ
34が第1及び第2エンジンの回転速度をそれぞれ調整
する第1及び第2調整手段21,22を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の変速を2基の中小
型エンジンを用いて無段階に行う装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックやトレーラ等の車両を大
型化するためには大出力のエンジンを搭載しなけれれば
ならず、この場合1台のエンジンを大型化して大きなエ
ンジン出力を得る方法が一般的である。
【0003】しかし、上記方法では従来のエンジンとは
全く異なる大型エンジンを新たに製作しなければならず
膨大な投資が必要になる問題点があった。またエンジン
を大型化すると、エンジンの慣性が大きくなり、エンジ
ンを作動させること自体に多くの動力が消費されるの
で、燃費が悪くなる恐れがあった。
【0004】これらの点を解消するために、従来より大
量生産される2基の第1及び第2エンジンが車両に並置
され、単一の大出力を得るように第1エンジンのクラン
ク軸が第2エンジンのクランク軸にギヤ又はチェーンを
介して連結された自動車両用動力装置が開示されている
(特開昭49−129005)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置では
新たに大型エンジンを製作しなくて済むので、高額の投
資が不要になるが、低負荷時でも常に2基のエンジンの
クランク軸を同一の回転速度で回転させるため、燃費の
向上はあまり望めなかった。
【0006】本発明の目的は、2基の中小型エンジンを
用いて1基の大型エンジンとほぼ同一の出力を得ること
ができ、かつ燃費を向上することのできる無段変速装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1、図2、図6
及び図7を用いて説明する。本発明の第1の無段変速装
置は図1及び図2に示すように、第1エンジン11のク
ランク軸11aに遊星歯車組13及びクラッチ14を介
して前後進切換え用のギヤユニット16が接続され、遊
星歯車組13が太陽ギヤ13aと、このギヤ13aと同
一軸上に設けられた大径のリングギヤ13bと、太陽ギ
ヤ13a及びリングギヤ13bに噛合する複数の遊星ギ
ヤ13cと、遊星ギヤ13cを支持するキャリヤ13d
とを有し、太陽ギヤ13aがクランク軸11aに固着さ
れ、リングギヤ13bがクラッチ14のフライホイール
14aと一体的に回転するように構成され、キャリヤ1
3dの外周面に形成された従動ギヤ13eにアイドルギ
ヤ17を介して第1エンジン11とは別の駆動手段12
の出力軸12aに固着された駆動ギヤ18が噛合し、第
1エンジン11及び駆動手段12の回転速度をそれぞれ
調整する第1及び第2調整手段21,22が設けられた
無段変速装置であって、運転席のアクセルペダル28の
踏込み量を検出するアクセルセンサ29と、第1及び第
2調整手段21,22の調整量をそれぞれ検出する第1
及び第2アクセル開度センサ31,32と、第1エンジ
ン11及び駆動手段12の回転速度をそれぞれ検出する
第1及び第2回転センサ41,42と、車速を検出する
車速センサ33と、アクセルセンサ29、第1アクセル
開度センサ31、第2アクセル開度センサ32、第1回
転センサ41、第2回転センサ42及び車速センサ33
の各検出出力に基づいて第1及び第2調整手段21,2
2を制御するコントローラ34とを備えたことを特徴と
する。また、本発明の第2の無段変速装置は図6に示す
ように、第1エンジンのクランク軸11aに遊星歯車組
63及びクラッチ64を介して前後進切換え用のギヤユ
ニットが接続され、遊星歯車組63が太陽ギヤ63a
と、このギヤ63aと同一軸上に設けられた大径のリン
グギヤ63bと、太陽ギヤ63a及びリングギヤ63b
に噛合する複数の遊星ギヤ63cと、遊星ギヤ63cを
支持するキャリヤ63dとを有し、太陽ギヤ63aがク
ランク軸11aに固着され、リングギヤ63bの外周面
に形成された従動ギヤ63eにアイドルギヤ17を介し
て第1エンジンとは別の駆動手段の出力軸12aに固着
された駆動ギヤ18が噛合し、キャリヤ63dがクラッ
チ64のフライホイール64aと一体的に回転するよう
に構成され、図1に示される第1エンジン11及び駆動
手段12の回転速度をそれぞれ調整する第1及び第2調
整手段21,22が設けられた無段変速装置である。更
に、本発明の第3の無段変速装置は図7に示すように、
第1エンジンのクランク軸11aに遊星歯車組83及び
クラッチ84を介して前後進切換え用のギヤユニット1
6が接続され、遊星歯車組83が太陽ギヤ83aと、こ
のギヤ83aと同一軸上に設けられた大径のリングギヤ
83bと、太陽ギヤ83a及びリングギヤ83bに噛合
する複数の遊星ギヤ83cと、遊星ギヤ83cを支持す
るキャリヤ83dとを有し、太陽ギヤ83aがクラッチ
84のフライホイール84aと一体的に回転するように
構成され、リングギヤ83bの外周面に形成された従動
ギヤ83eにアイドルギヤ17を介して第1エンジンと
は別の駆動手段の出力軸12aに固着された駆動ギヤ1
8が噛合し、キャリヤ63dがクランク軸11aに固着
され、図1に示される第1エンジン11及び駆動手段1
2の回転速度をそれぞれ調整する第1及び第2調整手段
21,22が設けられた無段変速装置である。第2及び
第3の無段変速装置は、第1の無段変速装置と同一のセ
ンサ、調整手段、コントローラを備える。
【0008】
【作用】車両を加速するときには、クラッチ14を切
り、ギヤユニット16を前進に切換え、アクセルペダル
28を踏込む。コントローラ34はアクセルセンサ29
の検出出力に基づいて第1アクセルアクチュエータ21
cを第1エンジン11のクランク軸11aが所定の回転
速度になるように作動させ、かつアクセルペダル28の
踏込み量に対する車速を得るように第2アクセルアクチ
ュエータ22cを駆動手段12の出力軸12aの回転速
度を増大する方向に作動させる。クラッチ14を接続す
ると、車両は徐々に加速されてアクセルペダル28の踏
込み量に対応する速度に達する。アクセルペダル28の
踏込み量が変化すると、コントローラ34は第1エンジ
ン11の回転速度を所定値に保持した状態で、アクセル
センサ29の検出出力に基づいて第2アクセルアクチュ
エータ22cを作動して駆動手段12の出力軸12aの
回転速度を増減する。
【0009】
【実施例】次に本発明の第1の実施例を図1〜図3に基
づいて詳しく説明する。図1に示すように、車両には小
型の第1エンジン11と、このエンジン11とは別の駆
動手段である第2エンジン12の2基のエンジンが搭載
され、第2エンジン12はこの例では第1エンジン11
と同一のエンジンである。第1エンジン11のクランク
軸11aには遊星歯車組13及びクラッチ14を介して
前後進切換え用のギヤユニット16が接続される。図2
及び図3に詳しく示すように、遊星歯車組13は太陽ギ
ヤ13aと、このギヤ13aと同一軸上に設けられた大
径のリングギヤ13bと、太陽ギヤ13a及びリングギ
ヤ13bに噛合する複数の遊星ギヤ13cと、遊星ギヤ
13cを支持するキャリヤ13dとを有する。太陽ギヤ
13aはクランク軸11aに固着され、リングギヤ13
bはクラッチ14のフライホイール14aと一体的に形
成される。またキャリヤ13dの外周面には従動ギヤ1
3eが一体的に形成され、このギヤ13eにはアイドル
ギヤ17を介して第2エンジン12の出力軸であるクラ
ンク軸12aに固着された駆動ギヤ18が噛合する。駆
動ギヤ18は従動ギヤ13eと同一の歯数を有する。こ
こで太陽ギヤ13aの歯数をZ1、リングギヤ13bの
歯数をZ2、第1エンジン11のクランク軸11aの最
も効率の良い回転速度をN1とした場合、第2エンジン
12のクランク軸12aの回転速度をN2=N1/(1+
2/Z1)にするとリングギヤ13bの回転速度が0に
なり、第2エンジン12のクランク軸12aの回転速度
2を大きくしていくとリングギヤ13bの回転速度が
徐々に大きくなり、第2エンジン12のクランク軸12
aの回転速度N2をN1と同一にするとリングギヤ13b
の回転速度が第1エンジン11と同一になるようになっ
ている。
【0010】図2に詳しく示すように、クラッチ14は
上記フライホイール14aに収容されかつシャフト19
の前端に摺動可能に嵌入されたクラッチディスク14b
と、このディスク14bをフライホイール14aの内面
に圧接可能なプレッシャプレート14cと、このプレー
ト14cをクラッチディスク14bから引離し可能なシ
フトホーク14dとを有する。シフトホーク14dは倍
力装置20、管路23及びマスタシリンダ24を介して
図示しない運転席に設けられたクラッチペダル26に接
続される。図1に戻って、シャフト19の後部にはギヤ
ユニット16の前進用ギヤ16a及び後進用ギヤ16b
が回転可能に嵌入され、シャフト19に平行に設けられ
た軸27には前進用ギヤ16aに噛合する第1ギヤ16
cと、アイドルギヤ16dを介して後進用ギヤ16bに
噛合する第2ギヤ16eとが固着される。前進用ギヤ1
6aと後進用ギヤ16bの間のシャフト19には外周面
に歯が形成されたハブギヤ16fがスプライン嵌入され
る。このギヤ16fにはシャフト19の軸方向に摺動可
能なスリーブ16gが噛合し、スリーブ16gはシフト
レバー16hの操作により前進用ギヤ16a及び後進用
ギヤ16bにそれぞれ形成された爪ギヤに選択的に噛合
可能に構成される。
【0011】第1エンジン11の回転速度を調整する第
1調整手段21は、第1エンジン11に燃料を噴射する
燃料噴射ポンプ21aと、このポンプ21aの噴射量を
調整するコントロールレバー21bと、このレバー21
bを回動する第1アクセルアクチュエータ21cとを有
する。また第2エンジン12の回転速度を調整する第2
調整手段22は、第2エンジン22に燃料を噴射する燃
料噴射ポンプ22aと、このポンプ22aの噴射量を調
整するコントロールレバー22bと、このレバー22b
を回動する第2アクセルアクチュエータ22cとを有す
る。運転席に設けられたアクセルペダル28にはこのペ
ダル28の踏込み量を検出するアクセルセンサ29が取
付けられる。コントロールレバー21b,22bにはこ
れらのレバー21b,22bの移動量、即ち第1及び第
2エンジン11,12のアクセル開度を検出する第1及
び第2アクセル開度センサ31,32がそれぞれ取付け
られる。第1及び第2エンジン11,12のクランク軸
11a,12aにはこれらの回転速度を検出する第1及
び第2回転センサ41,42がそれぞれ取付けられ、軸
27には車速を検出する車速センサ33が取付けられ
る。
【0012】アクセルセンサ29、第1アクセル開度セ
ンサ31、第2アクセル開度センサ32、第1回転セン
サ41、第2回転センサ42及び車速センサ33の各検
出出力はコントローラ34の制御入力に接続され、コン
トローラ34の制御出力は第1及び第2アクセルアクチ
ュエータ21c,22cに接続される。コントローラ3
4のメモリ34aにはアクセルセンサ29の検出出力に
対する車速のマップが記憶される。即ち図示しない運転
者が操作したアクセルペダル28の踏込み量に対する車
速を得るように第2エンジン12のクランク軸12aを
回転させるようになっている。
【0013】このように構成された無段変速装置の動作
を図4及び図5のフローチャートに基づいて説明する。
ギヤユニット16のシフトレバー16hをニュートラル
位置にした状態でキースイッチ(図示せず)をオンする
と、コントローラ34は第1及び第2エンジン11,1
2を始動し、両エンジン11,12をアイドリング状態
に保持する。車両を加速するときには、先ず運転者はク
ラッチペダル26を踏込んでクラッチ14を切り、シフ
トレバー16hを操作してスリーブ16gを前進用ギヤ
16aの爪ギヤに噛合させる。次にアクセルペダル28
を踏込んで、徐々にクラッチ14を接続する。アクセル
ペダル28を踏込むと同時にコントローラ34は第1ア
クセルアクチュエータ21cを第1エンジン11のクラ
ンク軸11aが所定の回転速度N1になるように作動さ
せ、かつアクセルセンサ29の検出出力をメモリ34a
のマップと比較してアクセルペダル28の踏込み量に対
する車速を得るように第2アクセルアクチュエータ22
cを第2エンジン12のクランク軸12aの回転速度を
増大する方向に作動させる。第1及び第2回転センサ4
1,42が所定のクランク軸11a,12aの回転速度
1,N2を検出し、クラッチ14が完全に接続される
と、車両は徐々に加速されてアクセルペダル28の踏込
み量に対応する速度に達する。
【0014】アクセルペダル28の踏込み量、即ちアク
セルセンサ29の検出出力が変化すると、コントローラ
34は第1エンジン11の回転速度をN1に保持した状
態で、アクセルセンサ29の検出出力をマップと比較
し、所望の車速を得る方向に第2アクセルアクチュエー
タ22cを作動して第2エンジン12のクランク軸12
aの回転速度を増減する。この結果、第1エンジン11
を常に最も効率の良い回転速度で回転させた状態で自動
的に無段変速できるので、燃費を向上することができ
る。また第1及び第2エンジン11,12の小型のエン
ジン2基で1基の大型エンジンとほぼ同一の出力を得る
ことができる。
【0015】図6は本発明の第2の実施例を示す。図6
において上記第1の実施例と同一符号はそれぞれ同一部
品を示す。この例では遊星歯車組63の太陽ギヤ63a
が第1エンジンのクランク軸11aに固着され、リング
ギヤ63bの外周面に形成された従動ギヤ63eにアイ
ドルギヤ17を介して第2エンジンの出力軸であるクラ
ンク軸12aに固着された駆動ギヤ18が噛合し、かつ
遊星ギヤ63cを支持するキャリヤ63dがシャフト6
6を介してクラッチ64のフライホイール64aと一体
的に回転するように構成される。駆動ギヤ18は従動ギ
ヤ63eと同一の歯数を有する。ここで太陽ギヤ63a
の歯数をZ1、リングギヤ63bの歯数をZ2、第1エン
ジンのクランク軸11aの最も効率の良い回転速度をN
1とした場合、第2エンジンのクランク軸12aの回転
速度N2を0に近づけるとキャリヤ63dの回転速度は
1/(1+Z2/Z1)に近づき、第2エンジンのクラ
ンク軸12aの回転速度N2を大きくしていくとキャリ
ヤ63dの回転速度が徐々に大きくなり、第2エンジン
のクランク軸12aの回転速度N2をN1と同一にすると
キャリヤ63dの回転速度が第1エンジンと同一になる
ようになっている。
【0016】このように構成された無段変速装置の動作
は第1の実施例と同様であるので、繰返しの説明を省略
する。
【0017】図7は本発明の第3の実施例を示す。図7
において上記第1の実施例と同一符号はそれぞれ同一部
品を示す。この例では遊星歯車組83の太陽ギヤ83a
がシャフト86を介してクラッチ84のフライホイール
84aと一体的に回転するように構成され、リングギヤ
83bの外周面に形成された従動ギヤ83eにアイドル
ギヤ17を介して第2エンジンの出力軸であるクランク
軸12aに固着された駆動ギヤ18が噛合し、かつ遊星
ギヤ83cを支持するキャリヤ83dが第1エンジンの
クランク軸11aに固着される。駆動ギヤ18は従動ギ
ヤ83eと同一の歯数を有する。ここで太陽ギヤ83a
の歯数をZ1、リングギヤ83bの歯数をZ2、第1エン
ジンのクランク軸11aの最も効率の良い回転速度をN
1とした場合、第2エンジンのクランク軸12aの回転
速度をN2=N1×(1+Z1/Z2)にすると太陽ギヤ8
3aの回転速度は0になり、第2エンジンのクランク軸
12aの回転速度N2を小さくしていくと太陽ギヤ83
aの回転速度が徐々に大きくなり、第2エンジンのクラ
ンク軸12aの回転速度N2をN1と同一にすると太陽ギ
ヤ83aの回転速度が第1エンジンと同一になるように
なっている。
【0018】このように構成された無段変速装置の動作
は第2エンジンのクランク軸12aの回転速度N2を小
さくしていくと太陽ギヤ83aの回転速度が大きくなる
ことを除いて第1の実施例と同様であるので繰返しの説
明を省略する。
【0019】なお、上記実施例では駆動手段として第1
エンジンと同一の第2エンジンを用いたが、これは一例
であって第1エンジンと出力の異なるエンジン又は電動
機等の駆動手段を用いてもよい。また、上記実施例では
クラッチをクラッチペダルの操作により断続したが、ク
ラッチペダルを用いずにクラッチアクチュエータにより
クラッチを自動的に断続するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1エンジンのクランク軸に遊星歯車組及びクラッチを介
して前後進切換え用のギヤユニットを接続し、遊星歯車
組が太陽ギヤと、このギヤと同一軸上に設けられた大径
のリングギヤと、太陽ギヤ及びリングギヤに噛合する複
数の遊星ギヤと、遊星ギヤを支持するキャリヤとを有
し、太陽ギヤをクランク軸に固着し、リングギヤをクラ
ッチのフライホイールと一体的に回転するように構成
し、キャリヤの外周面に形成された従動ギヤにアイドル
ギヤを介して第1エンジンとは別の駆動手段の出力軸に
固着された駆動ギヤが噛合し、第1エンジン及び駆動手
段の回転速度をそれぞれ調整する第1及び第2調整手段
を設け、アクセルセンサ、第1アクセル開度センサ、第
2アクセル開度センサ、第1回転センサ、第2回転セン
サ及び車速センサの各検出出力に基づいてコントローラ
が第1及び第2調整手段を制御するので、動力性能を低
下させることなく1基の大型エンジンとほぼ同一の出力
を得ることができる。また、1基の大型エンジンを搭載
した車両のように慣性の大きいエンジンを作動させるこ
と自体に多くの動力が消費されることがなく、かつ第1
エンジンを常に最も効率の良い回転速度で回転するの
で、燃費を向上することができる。更に、新たに大型エ
ンジンを製作せずに従来のエンジンを利用できるので、
高額の設備投資をしなくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例の無段変速装置を示す構成
図。
【図2】その装置の遊星歯車組を含む要部拡大断面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】その装置の前半の動作を示すフローチャート。
【図5】その装置の後半の動作を示すフローチャート。
【図6】本発明第2の実施例を示す図3に対応する断面
図。
【図7】本発明第3の実施例を示す図3に対応する断面
図。
【符号の説明】
11 第1エンジン 11a クランク軸 12 第2エンジン(駆動手段) 12a クランク軸(出力軸) 13,63,83 遊星歯車組 13a,63a,83a 太陽ギヤ 13b,63b,83b リングギヤ 13c,63c,83c 遊星ギヤ 13d,63d,83d キャリヤ 13e,63e,83e 従動ギヤ 14,64,84 クラッチ 14a,64a,84a フライホイール 16 ギヤユニット 17 アイドルギヤ 18 駆動ギヤ 21 第1調整手段 22 第2調整手段 28 アクセルペダル 29 アクセルセンサ 31 第1アクセル開度センサ 32 第2アクセル開度センサ 33 車速センサ 34 コントローラ 41 第1回転センサ 42 第2回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:36 8207−3J 59:44 8207−3J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1エンジン(11)のクランク軸(11a)に
    遊星歯車組(13)及びクラッチ(14)を介して前後進切換え
    用のギヤユニット(16)が接続され、 前記遊星歯車組(13)が太陽ギヤ(13a)と、このギヤ(13a)
    と同一軸上に設けられた大径のリングギヤ(13b)と、前
    記太陽ギヤ(13a)及びリングギヤ(13b)に噛合する複数の
    遊星ギヤ(13c)と、前記遊星ギヤ(13c)を支持するキャリ
    ヤ(13d)とを有し、 前記太陽ギヤ(13a)が前記クランク軸(11a)に固着され、 前記リングギヤ(13b)が前記クラッチ(14)のフライホイ
    ール(14a)と一体的に回転するように構成され、 前記キャリヤ(13d)の外周面に形成された従動ギヤ(13e)
    にアイドルギヤ(17)を介して前記第1エンジン(11)とは
    別の駆動手段(12)の出力軸(12a)に固着された駆動ギヤ
    (18)が噛合し、 前記第1エンジン(11)及び駆動手段(12)の回転速度をそ
    れぞれ調整する第1及び第2調整手段(21,22)が設けら
    れた無段変速装置であって、 運転席のアクセルペダル(28)の踏込み量を検出するアク
    セルセンサ(29)と、 前記第1及び第2調整手段(21,22)の調整量をそれぞれ
    検出する第1及び第2アクセル開度センサ(31,32)と、 前記第1エンジン(11)及び駆動手段(12)の回転速度をそ
    れぞれ検出する第1及び第2回転センサ(41,42)と、 車速を検出する車速センサ(33)と、 前記アクセルセンサ(29)、第1アクセル開度センサ(3
    1)、第2アクセル開度センサ(32)、第1回転センサ(4
    1)、第2回転センサ(42)及び車速センサ(33)の各検出出
    力に基づいて第1及び第2調整手段(21,22)を制御する
    コントローラ(34)とを備えたことを特徴とする無段変速
    装置。
  2. 【請求項2】 第1エンジン(11)のクランク軸(11a)に
    遊星歯車組(63)及びクラッチ(64)を介して前後進切換え
    用のギヤユニット(16)が接続され、前記遊星歯車組(63)
    が太陽ギヤ(63a)と、このギヤ(63a)と同一軸上に設けら
    れた大径のリングギヤ(63b)と、前記太陽ギヤ(63a)及び
    リングギヤ(63b)に噛合する複数の遊星ギヤ(63c)と、前
    記遊星ギヤ(63c)を支持するキャリヤ(63d)とを有し、 前記太陽ギヤ(63a)が前記クランク軸(11a)に固着され、 前記リングギヤ(63b)の外周面に形成された従動ギヤ(63
    e)にアイドルギヤ(17)を介して前記第1エンジン(11)と
    は別の駆動手段(12)の出力軸(12a)に固着された駆動ギ
    ヤ(18)が噛合し、 前記キャリヤ(63d)が前記クラッチ(64)のフライホイー
    ル(64a)と一体的に回転するように構成され、 前記第1エンジン(11)及び駆動手段(12)の回転速度をそ
    れぞれ調整する第1及び第2調整手段(21,22)が設けら
    れた無段変速装置であって、 運転席のアクセルペダル(28)の踏込み量を検出するアク
    セルセンサ(29)と、 前記第1及び第2調整手段(21,22)の調整量をそれぞれ
    検出する第1及び第2アクセル開度センサ(31,32)と、 前記第1エンジン(11)及び駆動手段(12)の回転速度をそ
    れぞれ検出する第1及び第2回転センサ(41,42)と、 車速を検出する車速センサ(33)と、 前記アクセルセンサ(29)、第1アクセル開度センサ(3
    1)、第2アクセル開度センサ(32)、第1回転センサ(4
    1)、第2回転センサ(42)及び車速センサ(33)の各検出出
    力に基づいて第1及び第2調整手段(21,22)を制御する
    コントローラ(34)とを備えたことを特徴とする無段変速
    装置。
  3. 【請求項3】 第1エンジン(11)のクランク軸(11a)に
    遊星歯車組(83)及びクラッチ(84)を介して前後進切換え
    用のギヤユニット(16)が接続され、 前記遊星歯車組(83)が太陽ギヤ(83a)と、このギヤ(83a)
    と同一軸上に設けられた大径のリングギヤ(83b)と、前
    記太陽ギヤ(83a)及びリングギヤ(83b)に噛合する複数の
    遊星ギヤ(83c)と、前記遊星ギヤ(83c)を支持するキャリ
    ヤ(83d)とを有し、 前記太陽ギヤ(83a)が前記クラッチ(84)のフライホイー
    ル(84a)と一体的に回転するように構成され、 前記リングギヤ(83b)の外周面に形成された従動ギヤ(83
    e)にアイドルギヤ(17)を介して前記第1エンジン(11)と
    は別の駆動手段(12)の出力軸(12a)に固着された駆動ギ
    ヤ(18)が噛合し、 前記キャリヤ(83d)が前記クランク軸(11a)に固着され、 前記第1エンジン(11)及び駆動手段(12)の回転速度をそ
    れぞれ調整する第1及び第2調整手段(21,22)が設けら
    れた無段変速装置であって、 運転席のアクセルペダル(28)の踏込み量を検出するアク
    セルセンサ(29)と、 前記第1及び第2調整手段(21,22)の調整量をそれぞれ
    検出する第1及び第2アクセル開度センサ(31,32)と、 前記第1エンジン(11)及び駆動手段(12)の回転速度をそ
    れぞれ検出する第1及び第2回転センサ(41,42)と、 車速を検出する車速センサ(33)と、 前記アクセルセンサ(29)、第1アクセル開度センサ(3
    1)、第2アクセル開度センサ(32)、第1回転センサ(4
    1)、第2回転センサ(42)及び車速センサ(33)の各検出出
    力に基づいて第1及び第2調整手段(21,22)を制御する
    コントローラ(34)とを備えたことを特徴とする無段変速
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5685746A (en) * 1994-05-11 1997-11-11 Yazaki Corporation Female terminal for receiving plate-shaped male terminal
WO1999024736A1 (fr) * 1997-11-06 1999-05-20 Kim, Kil, Hae Transmission a changement de vitesses continu et boite de vitesses pour vehicules utilisant cette transmission
US8844663B2 (en) 2011-10-04 2014-09-30 Hyundai Motor Company Twin engine for improving fuel efficiency and method of operating engine using the same

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WO1999024736A1 (fr) * 1997-11-06 1999-05-20 Kim, Kil, Hae Transmission a changement de vitesses continu et boite de vitesses pour vehicules utilisant cette transmission
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