JPH05263041A - 塗料用硬化性組成物 - Google Patents

塗料用硬化性組成物

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JPH05263041A
JPH05263041A JP6364692A JP6364692A JPH05263041A JP H05263041 A JPH05263041 A JP H05263041A JP 6364692 A JP6364692 A JP 6364692A JP 6364692 A JP6364692 A JP 6364692A JP H05263041 A JPH05263041 A JP H05263041A
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Toshiyuki Masuda
増田  敏幸
Naotami Andou
直民 安藤
Hisao Furukawa
久夫 古川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A) 1分子中に重合性炭素- 炭素二重結合と
加水分解性シリル基とを併有し数平均分子量が500 〜50
00である主鎖が実質的にガラス転移温度が−10℃以下の
ポリエステルからなるマクロモノマーとアクリル系モノ
マーとの共重合体、(B) 両末端に加水分解性シリル基を
含有する主鎖が実質的にガラス転移温度が−10℃以下の
ポリエステルからなる化合物、(C) 硬化触媒ならびに
(D) 脱水剤および(または)(E) 溶剤からなりその硬化
フィルムの伸びが80%以上である塗料用硬化組成物。 【効果】 耐汚染性と伸びのバランスがよく、硬度があ
り、硬化性、耐候性に優れている塗膜がえられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば建築外装、自
動車、家電用品、プラスチックスなどの各種塗装、とく
に耐候性、弾性、柔軟性の要求される用途の塗装に使用
される塗料用硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】たとえ
ば、建築物の美装と躯体保護を目的として今日まで色々
な種類の建築仕上塗材が開発されてきている。しかし、
柔軟性のない塗膜では建築物の劣化により下地にひび割
れが生じると、塗膜にもひび割れが生じ、美観保持およ
び躯体保護の機能が失われてしまう。この欠点を解決す
るために、建築物にひび割れが生じても塗膜にひび割れ
が生じず、連続塗膜として建築物の劣化を防ぐ柔軟性や
伸びのある防水型の弾性塗材が開発されている。
【0003】しかしながら、これらの弾性塗材は、耐候
性の点で充分ではなく、長期的に見れば劣化によりひび
割れなどの下地の変化に応じてひび割れが生じ、美観を
保持したり、躯体を保護したりすることができない。
【0004】フッ素樹脂のように高耐候性を付与した塗
材も開発されているが、この塗材からの塗膜でも、フッ
素樹脂特有の性質により塗膜表面が汚れやすく、美観が
そこなわれやすいという欠点がある。
【0005】このような欠点を改良するためには、塗膜
が弾性および柔軟性、すなわち80%以上の伸びを有し、
耐候性が良好で、かつ塗膜表面の汚れが小さい(耐汚染
性が良好)ことが必要である。
【0006】しかし、伸びと耐汚染性とは相反する物性
であるため、そのバランスの最適化をはかり、さらに耐
候性、作業性などを同時に付与するのは非常に困難であ
る。
【0007】一方、加水分解性シリル基含有共重合体は
硬化剤の存在下、空気中の湿分で架橋し、耐候性、耐薬
品性、無機基材に対する密着性などに優れた塗膜を形成
することが知られている。この特徴を生かし、さらに伸
びのある塗膜にするために軟質成分をブレンドする方法
も考えられるが、加水分解性シリル基含有共重合体と軟
質成分とをブレンドしようとしても相溶せず、実用化で
きる塗料がえられていないというのが実状である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、加水分解
性シリル基を含有するポリエステル系マクロモノマーと
アクリル系モノマーとの共重合体と、両末端に加水分解
性シリル基を含有するポリエステル化合物との混合物は
非常に相溶性がよく、これに硬化触媒を組合わせること
により、良好な伸びと耐汚染性とのバランスを有し、伸
びと耐汚染性という相反する物性を同時に満足させ、か
つ耐候性、作業性のよい塗料をうることができることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は(A) 1分子中に重合性
炭素−炭素二重結合と加水分解性シリル基とを併有し数
平均分子量が500 〜5000である主鎖が実質的にガラス転
移温度が−10℃以下のポリエステルからなるマクロモノ
マーとアクリル系モノマーとの共重合体(以下、加水分
解性シリル基含有ビニル系重合体ともいう)、(B) 両末
端に加水分解性シリル基を含有する主鎖が実質的にガラ
ス転移温度が−10℃以下のポリエステルからなる化合
物、(C) 硬化触媒ならびに(D) 脱水剤および(または)
(E) 溶剤からなりその硬化フィルムの伸びが80%以上で
ある塗料用硬化性組成物に関する。
【0010】
【実施例】本発明に用いる(A) 成分である加水分解性シ
リル基含有ビニル系重合体は、1分子中に重合性炭素−
炭素二重結合と加水分解性シリル基とを併有し、主鎖が
実質的にガラス転移温度−10℃以下のポリエステルから
なり、数平均分子量が500〜5000のマクロモノマ
ーと、アクリル系モノマーとの共重合体である。
【0011】前記マクロモノマーは(B) 成分との相溶性
および柔軟性を付与し、えられる共重合体の分子量、分
子量分布の制御を容易にし、低粘度で保存安定性をよく
するための成分であり、前記アクリル系モノマーは(B)
成分との相溶性、柔軟性、耐候性をよくするための成分
である。
【0012】前記マクロモノマーは、前記のごとく、1
分子中に重合性炭素−炭素二重結合と加水分解性シリル
基とを有するが、1分子中に含有される重合性炭素−炭
素二重結合の数は共重合体の分子量、分子量分布の制
御、保存安定性の点から1個であることが好ましく、重
合性炭素−炭素二重結合1個当りの分子量としては500
〜5000であるのが好ましく、その存在する位置は分子鎖
の末端であるのが重合性、(B) 成分との相溶性の点から
好ましい。
【0013】前記加水分解性シリル基とは、たとえば一
般式(I) :
【0014】
【化3】
【0015】などで表わされる基のことであり、一般式
(I) 中のR1 は水素原子または炭素数1〜10の1価の炭
化水素基、X はハロゲン原子、アルコキシ基、アシロキ
シ基、アミノキシ基、フェノキシ基、チオアルコキシ
基、アミノ基のうちから選ばれる加水分解性基、aは0
〜2の整数である。このような加水分解性シリル基のう
ちでは、2官能性のもの(Xが2個のもの)が、塗膜の
伸びと耐汚染性のバランスがよいという点から好まし
く、また、アルコキシシリル基であるのが保存安定性の
点から好ましい。
【0016】前記加水分解性シリル基は、架橋反応性
(あるいは硬化性)の点からマクロモノマー1分子中に
1個以上、好ましくは2個以下含有されるのが好まし
く、加水分解性シリル基1個当りの分子量としては400
〜5000であるのが好ましく、その存在する位置は分子鎖
末端であるのが架橋反応性、耐候性発現の点から好まし
い。
【0017】前記マクロモノマーの数平均分子量は前記
のごとく500 〜5000であり、好ましくは500 〜4000であ
る。数平均分子量が500 未満では(B) 成分との相溶性が
悪くなり、5000をこえると共重合体が高分子量化し、保
存安定性の低下を招く。
【0018】また、前記マクロモノマーの主鎖は実質的
にガラス転移温度が−10℃以下のポリエステルからな
る、すなわち(B) 成分の加水分解性シリル基含有ポリエ
ステル化合物との相溶性を高めるため、(A) 成分と(B)
成分の架橋反応をより促進し、硬化塗膜の伸び特性を付
与する。
【0019】前記マクロモノマーの具体例としては、た
とえば一般式(II):
【0020】
【化4】
【0021】で表わされる化合物、一般式(III) :
【0022】
【化5】
【0023】で表わされる化合物、一般式(IV):
【0024】
【化6】
【0025】で表わされる化合物、一般式(V) :
【0026】
【化7】
【0027】で表わされる化合物などがあげられる。
【0028】前記一般式中、R1 、X、aは前記に同
じ、R2 、R4 は水素原子またはメチル基、エチル基、
ブチル基、ヘキシル基、オクチル基などの炭素数1〜10
の1価のアルキル基、フェニル基などのアリール基、ま
たはベンジル基などのアラルキル基、R3 、R5 はメチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基などの
炭素数1〜10の2価のアルキレン基、フェニレン基など
の2価のアリール基、
【0029】
【化8】
【0030】などの2価のアラルキル基、R6 はヘキシ
ル基、シクロヘキシル基、ラウリル基、ステアリル基な
どの炭素数1〜30のアルキル基、フェニル基などのアリ
ール基、ベンジル基、アラルキル基、
【0031】
【化9】
【0032】、R7 、R8 は水素原子またはメチル基、
エチル基、ブチル基などの炭素数1〜10の1価のアルキ
ル基、フェニル基などのアリール基またはベンジル基な
どのアラルキル基である。また、Yは−S−または
【0033】
【化10】
【0034】(ただし、R9 は水素原子またはメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、、ヘキシル基、
オクチル基などの炭素数1〜10のアルキル基である)、
Zは、ポリエステル鎖を含み、さらにイソホロンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネートなどのジイソシアネー
ト化合物由来の基、ポリメチレン鎖、ポリエーテル鎖、
オルガノポリシロキサン鎖、ポリアミド鎖、ポリウレタ
ン鎖、ポリカボネート鎖から選ばれた1個以上の有機基
を含みうる2価の有機基である。さらに、mは1〜10の
整数であり、kは1〜10の整数である。
【0035】前記マクロモノマーのうちでは、実質的に
ポリエステルからなる主鎖が
【0036】
【化11】
【0037】で表わされる単位を含有するものが、(B)
成分との相溶性、塗膜の柔軟性の付与という点から好ま
しく、含有される該単位の数としては1〜30個程度であ
るのが好ましい。また、
【0038】
【化12】
【0039】で表わされる基を含有する単位を含有する
ものが塗膜に耐溶剤性を付与するという点から好まし
く、含有される該単位の数としては1〜10個程であるの
が好ましい。
【0040】前記マクロモノマーは1種で用いてもよ
く、2種以上併用してもよい。
【0041】前記マクロモノマーの製造方法としては、
たとえば特開昭63-112605 号公報や、特開昭63-112610
号公報などに記載されている方法などがあげられる。
【0042】前記マクロモノマーとの共重合により(A)
成分を構成する前記アクリル系モノマーとしてはマクロ
モノマーと共重合可能である限りとくに限定はない。
【0043】前記アクリル系モノマーの具体例として
は、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリ
レート、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレー
ト、パーフルオロシクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリロニトリルなどのニトリル基含有ビ
ニル化合物;グリシジル(メタ)アクリレートなどのエ
ポキシ基含有ビニル化合物;ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ビニルピリジン、アミノエチルビニルエーテ
ルなどの塩基性チッ素原子含有ビニル化合物;(メタ)
アクリルアミド、イタコン酸ジアミド、α−エチル(メ
タ)アクリルアミド、クロトンアミド、マレイン酸ジア
ミド、フマル酸ジアミド、N−ビニルピロリドン、N−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメ
チルアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、アク
リロイルモルホリンなどのアミド基含有ビニル化合物;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
エチルビニルエーテル、N−メチロール(メタ)アクリ
ルアミド、アロニクス5700(東亜合成化学工業(株)
製)、Placcel FA-1、Placcel FA-4、Placcel FM-1、Pl
accel FM-4(以上、ダイセル化学工業(株)製)などの
水酸基含有ビニル化合物;(メタ)アクリル酸のヒドロ
キシアルキルエステル類などのα,β−エチレン性不飽
和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル類とリン酸
エステル基含有ビニル化合物あるいはウレタン結合やシ
ロキサン結合を含む(メタ)アクリレートなどのビニル
化合物、東亜合成化学工業(株)製のマクロモノマーで
あるAS-6、AN-6、AA-6、AK-5などの化合物;(メタ)ア
クリル酸などがあげられる。
【0044】前記アクリル系モノマーのうち、とくにブ
チルメタクリレートを用いたばあいには、塗膜の伸びが
向上し、(B) 成分との相溶性も向上するので好ましい。
【0045】前記マクロモノマーとアクリル系モノマー
との重合割合は合計量が100 部(重量部、以下同様)に
なるようにマクロモノマーを1〜50部、さらには5〜30
部用いるのが好ましい。該量が1部未満では(B) 成分と
の相溶性がわるくなる傾向があり、50部をこえると柔軟
になりすぎ、耐汚染性、耐候性がわるくなる傾向があ
る。したがって、前記アクリル系モノマーの使用量は99
〜50部、さらには95〜70部が好ましく、該量が50部未満
では耐候性、耐水性がわるくなる傾向があり、99部をこ
えると(B) 成分との相溶性がわるくなる傾向がある。と
くに、ブチルメタアクリレートを用いるばあいには5〜
60部、さらには10〜40部であるのが好ましい。
【0046】本発明に用いる(A) 成分の共重合体(共重
合体(A) )は、前記マクロモノマーとアクリル系モノマ
ーとの共重合により製造される。
【0047】前記マクロモノマーとアクリル系モノマー
との共重合体の製法としては、たとえば特開昭54-36395
号公報、同57-36109号公報、同58-157810 号公報などに
示される方法などが例示されるが、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどのアゾ系ラジカル開始剤を用いた溶液重合
法により製造するのが重合の容易さの点から好ましい。
【0048】また必要に応じて、n−ドデシルメルカプ
タン、t−ドデシルメルカプタン、n−ブチルメルカプ
タン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカ
プトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルメチルジエトキシシラン、
【0049】
【化13】
【0050】などの連鎖移動剤を用い、分子量を調節し
てもよい。とくに加水分解性シリル基を分子中に有する
連鎖移動剤、たとえばγ−メルカプトプロピルトリメト
キシシランなどを用いれば、求めるビニル系共重合体を
うることができる。
【0051】前記溶液重合に用いる重合溶剤は、非反応
性の溶剤であればとくに限定はない。そのような溶剤の
具体例としては、たとえばトルエン、キシレン、n−ヘ
キサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル類、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどのア
ルコール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セ
ロソルブアセテートなどのエーテル類、メチルエチルケ
トン、アセト酢酸エチル、アセチルアセトン、ジアセト
ンアルコール、メチルイソブチルケトン、アセトンなど
のケトン類などがあげられる。
【0052】このようにしてえられる(A) 成分は、主鎖
末端および(または)側鎖に加水分解性基と結合したケ
イ素原子(加水分解性シリル基)を1分子中に少なくと
も1個、好ましくは2〜10個有し、数平均分子量が2000
〜50000 程度、好ましくは5000〜40000 程度、さらにこ
のましくは10000 〜30000 程度であり、主鎖が実質的に
アクリル共重合鎖からなるため、硬化物の耐候性、耐薬
品性、耐水性などが良好であり、表面硬度が高く耐汚染
性に優れるなどの特性を有する共重合体である。前記主
鎖が実質的にアクリル共重合鎖からなるとは、アクリル
系モノマーの重合により生成した炭素- 炭素結合が主鎖
の50%以上であるものをいう。
【0053】アルコキシシリル基は炭素原子に結合して
いるために、硬化物の耐水性、耐アルカリ性、耐酸性な
どが向上する。1分子中の加水分解性シリル基、たとえ
ばアルコキシシリル基の個数が1個未満では、本発明の
組成物からえられる塗膜の耐溶剤性が低下しやすくな
る。
【0054】また、数平均分子量が低すぎると非架橋成
分量が増え、分子量が高すぎると保存安定性がわるくな
りがちになる。
【0055】また、(A) 成分の主鎖または側鎖には、ウ
レタン結合やシロキサン結合などが一部含まれていても
よい。
【0056】前記共重合体(A) を製造する際に、共重合
体(A) 中の加水分解性シリル基の数を調整する、密着性
を向上する、表面硬度を向上するなどのために、マクロ
モノマーおよびアクリル系モノマーと共重合しうる成分
を共重合させてもよい。
【0057】このような共重合成分の具体例としては、
たとえば不飽和ポリカルボン酸(マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸など)と炭素数1〜20の直鎖または分岐
のアルコールとのジエステルまたはハーフエステルなど
の不飽和ポリカルボン酸エステル;スチレン、α−メチ
ルスチレン、クロロスチレン、スチレンスルホン酸、4
−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族炭
化水素系ビニル化合物;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ジアリルフタレートなどのビニルエステルやアリル
化合物;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、それらの
塩(アルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩な
ど)、カルボン酸、それらの塩、酸無水物;ビニルメチ
ルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、クロロプレ
ン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、マレイミ
ド、N−ビニルイミダゾール、ビニルスルホン酸などの
その他のビニル化合物などや、分子量500 未満の加水分
解性シリル基含有ビニル系モノマーなどがあげられる。
【0058】前記加水分解性シリル基含有ビニルモノマ
ーを用いると塗膜の耐候性、耐水性、耐アルカリ性、耐
酸性、耐溶剤性が著しく向上する。このような加水分解
性シリル基含有ビニル系モノマーとしては、たとえば一
般式(VI):
【0059】
【化14】
【0060】で表わされる基を有し、同時に重合性炭素
−炭素二重結合を有するモノマーがあげられ、一般式(V
I)中のR10は水素原子またはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基などの炭素
数1〜10のアルキル基、フェニル基などのアリール基、
ベンジル基などのアラルキル基より選ばれる1価の炭化
水素基、X、aは前記と同じであるが、a=1すなわち
2官能性シリル基含有モノマーであるのが塗膜の伸びと
硬化性のバランスの点から好ましい。Siに結合するX
およびR10がそれぞれ2個以上のばあい、それらは同一
の基であってもよく、異なる基であってもよい。
【0061】前記加水分解性シリル基含有ビニル系モノ
マーの例としては、たとえばアルコキシシリル基含有ビ
ニルモノマーなどがあげられ、その具体例としては、た
とえば
【0062】
【化15】
【0063】などがあげられる。
【0064】前記加水分解性シリル基含有モノマーは1
種または2種以上を併用してもよい。
【0065】前記マクロモノマーおよびアクリル系モノ
マーと共重合しうる成分の使用量は、マクロモノマーお
よびアクリル系モノマーの合計量100 部に対して50部以
下が好ましく、1〜30部であるのがさらに好ましい。前
記共重合成分が加水分解性シリル基含有モノマーのばあ
い、その使用量は全モノマー量100 部に対して1〜50
部、さらには2〜20部であるのが硬化性、耐候性、耐水
性、耐汚染性、の点から好ましい。
【0066】本発明に用いる(B) 成分である両末端に加
水分解性シリル基を含有する主鎖が実質的にガラス転移
温度が−10℃以下のポリエステルからなる化合物は弾
性、柔軟性の付与、すなわち伸びの付与のための成分で
ある。
【0067】前記加水分解性シリル基は、(A) 成分中に
含まれるものと同様のものである。塗膜の伸びと耐汚染
性とのバランスをよくし、さらに硬化性とのバランスを
よくするためには、両末端の加水分解性シリル基として
2官能性のシリル基を用いるのが好ましい。
【0068】前記主鎖が実質的にポリエステルからなる
とは、ポリエステル鎖が50%以上含まれることであり、
ポリエステル鎖以外にポリメチレン鎖、ポリエーテル
鎖、オルガノポリシロキサン鎖、ポリアミド鎖、ポリウ
レタン鎖などの1種または2種以上を50%をこえない範
囲で含んでいてもよい。
【0069】また、主鎖に分岐があったり、1分子中に
加水分解性シリル基を2個以上含んでいたりしてもよ
く、加水分解性シリル基1個当りの分子量としては500
〜10000 であるのが好ましい。
【0070】(B) 成分の数平均分子量は1000〜20000 が
好ましく、さらに好ましくは2000〜15000 、とくに好ま
しくは4000〜10000 である。数平均分子量が1000未満で
は、充分な伸びがえられず、20000 をこえると相溶性が
わるく、耐汚染性、耐候性が低下する傾向がある。
【0071】このような(B) 成分の例としては、たとえ
ば一般式(VII) :
【0072】
【化16】
【0073】で表わされる化合物、一般式(VIII):
【0074】
【化17】
【0075】で表わされる化合物、一般式(IX):
【0076】
【化18】
【0077】で表わされる化合物、一般式(X) :
【0078】
【化19】
【0079】で表わされる化合物、一般式(XI):
【0080】
【化20】
【0081】で表わされる化合物、一般式(XII) :
【0082】
【化21】
【0083】で表わされる化合物、一般式(XIII):
【0084】
【化22】
【0085】で表わされる化合物、一般式(XIV) :
【0086】
【化23】
【0087】で表わされる化合物などがあげられる。
【0088】前記式中、R11は、水素原子またはメチル
基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基など
の炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基などのアリー
ル基、ベンジル基などのアラルキル基より選ばれる1価
の炭化水素基、R12、R14は、ポリエステル鎖を含み、
かつイソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート
などのジイソシアネート化合物に由来するセグメントを
含み、さらにポリメチレン鎖、ポリエーテル鎖、オルガ
ノポリシロキサン鎖、ポリアミド鎖、ポリウレタン鎖か
ら選ばれた1個以上の有機基を含みうる2価の有機基、
13、R15は、水素原子またはメチル基、エチル基、ブ
チル基、ヘキシル基、オクチル基などの炭素数1〜10の
アルキル基、フェニル基などのアリール基、ベンジル基
などのアラルキル基より選ばれる1価の炭化水素基、あ
るいはシクロヘキシルイソシアネートなどのモノイソシ
アネート化合物由来の基である。また、R10、X、aは
前記に同じ、nは1以上の整数である。なお、Siに結
合するX、R10、R11がそれぞれ2個以上のばあい、そ
れらは同一の基であってもよく、異なる基であってもよ
い。
【0089】これらの化合物のうち、ポリエステル鎖と
して、カプロラクトン単位
【0090】
【化24】
【0091】やバレロラクトン単位、たとえば
【0092】
【化25】
【0093】(ただし、R16は水素原子またはメチル
基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基など
の炭素数1〜10のアルキル基、
【0094】
【化26】
【0095】などの基である)で表わされる単位、
【0096】
【化27】
【0097】で表わされる単位や他のポリエステル鎖な
どを含むものが耐候性、耐酸性、耐水性に優れており好
ましい。
【0098】これらの化合物は単独で用いてもよいし、
2種以上を併用してもよい。
【0099】前記化合物(B) の合成法のうち代表的な製
造法としては、以下のようなものがあげられる。
【0100】
【化28】
【0101】
【化29】
【0102】
【化30】
【0103】前記式中、R17、R20は水素原子または炭
素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラルキル基よ
り選ばれる1価の炭化水素基、R18
【0104】
【化31】
【0105】イソホロニル基などの2価の脂肪族炭化水
素基、トリレン基、キシリレン基などの2価の芳香族炭
化水素基、R19はアルキル基、アリール基、アラルキル
基、ポリエステル基、ポリエーテル基、ポリメチレン
基、オルガノポリシロキサン基、ポリアミド基、ポリウ
レタン基より1個または2個以上選ばれる有機基を含む
2価の有機基、X、a、nは前記と同じ、Siに結合す
るXおよびR17がそれぞれ2個以上のばあい、それらは
同一の基であってもよく、異なる基であってもよい。
【0106】前記(A) 成分と(B) 成分との使用割合とし
ては、(A) 成分/(B) 成分が重量比で20/80〜99/1、
さらには60/40〜90/10であるのが耐汚染性と伸びのバ
ランス、耐候性の点から好ましい。
【0107】本発明に用いる(C) 成分である硬化触媒
(以下、硬化触媒(C) ともいう)の具体例としては、た
とえばジブチルスズラウレート、ジブチルスズジマレエ
ート、ジオクチルスズラウレート、ジオクチルスズジマ
レエート、オクチル酸スズなどの有機スズ化合物;リン
酸、モノメチルホスフェート、モノエチルホスフェー
ト、モノブチルホスフェート、モノオクチルホスフェー
ト、モノデシルホスフェート、ジメチルホスフェート、
ジエチルホスフェート、ジブチルホスフェート、ジオク
チルホスフェート、ジデシルホスフェートなどのリン酸
またはリン酸エステル;プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、グリシジル
メタクリレート、グリシドール、アクリルグリシジルエ
ーテル、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、
【0108】
【化32】
【0109】油化シェルエポキシ(株)製のカーデュラ
E、油化シェルエポキシ(株)製のエピコート828 、エ
ピコート1001などのエポキシ化合物とリン酸および(ま
たは)モノ酸性リン酸エステルとの付加反応物;有機チ
タネート化合物;有機アルミニウム化合物;有機ジルコ
ニウム化合物;マレイン酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、イタコン酸、クエン酸、コハク酸、フ
タル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの酸
無水物、パラトルエンスルホン酸などの酸性化合物;ヘ
キシルアミン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、N,N
−ジメチルドデシルアミン、ドデシルアミンなどのアミ
ン類;これらアミンと酸性リン酸エステルとの混合物ま
たは反応物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリ性化合物などがあげられる。
【0110】これら硬化触媒(C) のうち、有機スズ化合
物、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステルとアミン
との混合物もしくは反応物、飽和もしくは不飽和多価カ
ルボン酸またはその酸無水物、反応性シリコン化合物、
有機チタネート化合物、有機アルミニウム化合物、有機
ジルコニウム化合物またはこれらの混合物が活性も高く
好ましい。さらには、有機スズ化合物、酸性リン酸エス
テル、酸性リン酸エステルとアミンの混合物または反応
物が好ましい。
【0111】このような硬化触媒(C) は単独で用いても
よく、2種以上を併用してもよい。
【0112】(C) 成分の使用量としては、(A) 成分およ
び(B) 成分の固形分量 100部に対して通常 0.1〜20部、
好ましくは 0.1〜10部である。(C) 成分の使用量が 0.1
部未満になると硬化性が低下する傾向があり、20部をこ
えると塗膜の外観性が低下する傾向がある。
【0113】本発明の組成物には、脱水剤((D)成分)お
よび(または)溶剤((E)成分)が含有せしめられる。
【0114】前記(D) 成分である脱水剤の具体例として
は、たとえばオルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オ
ルト酢酸メチル、オルト酢酸エチル、メチルトリメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、メチルシリケート、
エチルシリケートなどの加水分解性エステル化合物など
があげられる。これらの加水分解性エステル化合物は、
加水分解性シリル基含有アクリル共重合体(A) の重合前
に加えてもよく、重合後に加えてもよく、重合中に加え
てもよい。また、化合物(B) には、合成後に加えるのが
副反応防止の点から好ましい。
【0115】脱水剤の使用量にはとくに限定はないが、
(A) 成分および(B) 成分の固形分量100部に対し、通常
100部以下、好ましくは50部以下であり、溶剤を用いず
脱水剤単独で用いるばあいには、通常 0.5〜 100部、好
ましくは1〜50部である。
【0116】脱水剤を用いる際に脱水促進剤を併用する
ことにより、さらに効果を高めることが可能である。
【0117】前記脱水促進剤の好ましい具体例として
は、たとえば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸などの無機酸;
ギ酸、酢酸、シュウ酸、安息香酸、フタル酸、p−トル
エンスルホン酸、アクリル酸、メタクリル酸などの有機
酸;アルキルチタン酸塩、オクチル酸鉛などのカルボン
酸の金属塩;オクチル酸錫、ジブチル錫ジラウレート、
ジオクチル錫マレエートなどのカルボン酸型有機錫化合
物;モノブチル錫サルファイド、ジオクチル錫メルカプ
タイドなどのスルフィド型、メルカプチド型有機錫化合
物;ジオクチル錫オキサイドなどの有機錫オキサイド;
有機錫オキサイドとエチルシリケート、エチルシリケー
ト40、マレイン酸ジメチル、フタル酸ジオクチルなどの
エステル化合物との反応による有機錫化合物;テトラエ
チレンペンタミン、トリエチレンジアミン、N−β−ア
ミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランな
どのアミン;水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの
アルカリ触媒などがあげられるが、これらに限定される
ものではない。これらのうちではとくに有機酸、無機酸
および有機錫化合物系のものが有効である。
【0118】これら脱水促進剤は脱水剤 100部に対し、
通常 0.0001 〜20部、好ましくは 0.001〜10部用いられ
る。脱水促進剤として前記(C) 成分でもある化合物を使
用するばあいは、(C) 成分の使用量に加え、さらに 0.1
〜20部、好ましくは0.1 〜10部用いられる。
【0119】本発明の組成物に用いられる溶剤(E) とし
ては非反応性の溶剤であれば使用しうる。
【0120】このような溶剤(E) の具体例としては、た
とえば一般の塗料、コーティング剤などに用いられてい
る脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭
化水素類、アルコール類、ケトン類、エステル類、エー
テル類、アルコールエステル類、ケトンアルコール類、
エーテルアルコール類、ケトンエーテル類、ケトンエス
テル類、エステルエーテル類などがあげられる。
【0121】前記(E) 成分である溶剤の好ましい具体例
としては、アルキル基の炭素数が1〜10のアルコールが
あげられ、このようなアルコールとしては、たとえばメ
チルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、n−アミルアルコー
ル、イソアミルアルコール、ヘキシルアルコール、オク
チルアルコール、セロソルブなどが用いられる。
【0122】前記アルコールなどの溶剤の使用量にはと
くに限定はないが、(A) 成分および(B) 成分の固形分量
100部に対し、通常 100部以下、好ましくは50部以下で
あり、脱水剤を用いず溶剤単独で用いるばあいには、通
常 0.5〜 100部、好ましくは2〜50部である。
【0123】(E) 成分として前記のごときアルコール、
とくにアルキルアルコールを用い、かつ、前記脱水剤と
して加水分解性エステル化合物を用いるばあい、(A) 成
分および(B) 成分からなる組成物を保存したばあいと比
較して保存安定性が顕著に改善される。このような効果
を呈する溶剤の使用量は、本発明の組成物中における
(A) 成分および(B) 成分の分子量や組成などにより異な
り、一概には規定できないが、組成物が実用上必要な固
形分濃度、粘度などになるように調整すればよい。
【0124】本発明の組成物には要すれば添加剤として
従来公知の紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤などを
用いることができる。
【0125】前記紫外線吸収剤の具体例としては、たと
えばベンゾフェノン系、トリアゾール系、フェニルサリ
シレート系、ジフェニルアクリレート系、アセトフェノ
ン系、ヒンダードアミン系などの紫外線吸収剤が好まし
い。
【0126】前記光安定剤としては、たとえばビス(2,
2,6,6-テトラメチル-4- ピペリジル)セバケート、ビス
(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4- ピペリジル)セバケー
ト、2-(3,5- ジ-tert-ブチル-4- ヒドロキシベンジル)
-2-n- ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4
- ピペリジル)、テトラキス(2,2,6,6-テトラメチル-4
- ピペリジル)-1,2,3,4- ブタンテトラカルボキシレー
ト、テトラキス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4- ピペリジ
ル)-1,2,3,4- ブタンテトラカルボキシレートなどがあ
げられる。
【0127】これらは単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。
【0128】前記紫外線吸収剤や光安定剤を配合すると
著しく耐候性が向上する。また、紫外線吸収剤と光安定
剤とを併用することにより耐候性をより一層向上させる
ことができる。
【0129】紫外線吸収剤、光安定剤および酸化防止剤
の配合量は、クリアー塗料の固形分量100 部に対し、通
常0.1 〜10部、好ましくは1〜5部である。また光安定
剤を用いるばあい、その配合量は、クリアー塗料の固形
分量100 部に対し、通常0.1〜10部、好ましくは1〜5
部である。酸化防止剤を用いるばあい、その配合量は、
クリアー塗料の固形分量100 部に対し、通常0.1 〜10
部、好ましくは1〜5部である。
【0130】つぎに本発明の組成物の調製法について説
明する。
【0131】該調製法にとくに限定はないが、たとえば
(A) 成分と(B) 成分とをコールドブレンドするか、混合
したのち加熱(ホットブレンド)などして部分反応させ
たものを、(D) 成分および(または)(E)成分と混合する
などし、これらの混合物と(C) 成分とを混合反応させる
ことにより、本発明の組成物が調製される。
【0132】このようにして調製される本発明の組成物
は、耐汚染性と伸びとのバランスがよく硬度があり、硬
化性、耐候性に優れた塗膜を与える。
【0133】つぎに本発明の組成物を実施例に基づき説
明する。
【0134】製造例1 [マクロモノマーを共重合しない加水分解性シリル基含
有ビニル系重合体の合成]攪拌機、温度計、還流冷却
器、チッ素ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容
器にキシレン45.9部を仕込み、チッ素ガスを導入しつつ
110 ℃に昇温したのち、下記組成の混合物(a) を滴下ロ
ートにより5時間かけて等速滴下した。
【0135】(混合物(a) ) アクリル酸ブチル 41.7部 メタクリル酸メチル 51.2部 γ−メタクリロキシプロピル− トリメトキシシラン 9.5部 キシレン 13.5部 2,2 ′−アゾビスイソブチロニトリル 1.8部 混合物(a) の滴下終了後、2,2 ′−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.2 部およびトルエン5部を1時間かけて等速
滴下した。滴下終了後110 ℃で2時間熟成したのち冷却
し、樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度が60%にな
るように調整し、樹脂溶液(1) をえた。えられた樹脂溶
液(1) の特性を表1に示す。
【0136】製造例2 [マクロモノマー共重合加水分解性シリル基含有ビニル
系重合体(A) の合成] (i) マクロモノマーの合成 攪拌機、温度計、還流冷却器、チッ素ガス導入管および
滴下ロートを備えた反応容器にトルエン8.9 部とイソホ
ロンジイソシアネート13.7部を仕込み、チッ素ガスを導
入しつつ室温で攪拌しながらメタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル8.0 部を1時間かけて滴下した。この際に反応
による発熱があるので充分注意して行なった。滴下終了
後、室温のまま1時間攪拌を続けたのち100 ℃に昇温
し、Placcel FA-4(ダイセル化学(株)製)51.4部とト
ルエン8.9 部を2時間かけて等速滴下した。滴下終了
後、1時間熟成したのち室温まで冷却し、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン16.2部とトルエン2.7 部を加
え、室温のまま1時間反応させたのち60℃まで昇温し、
30分間反応を続けた。再び室温まで冷却し、シクロヘキ
シルイソシアネート10.7部とトルエン2.7 部を加え、30
分間反応させたのち60℃まで昇温し反応を終了した。冷
却後、メタノール5部、オルト酢酸メチル2部とトルエ
ンを加えて、えられるマクロモノマー含有液の樹脂固形
分濃度が75%となるように調整した。えられたマクロモ
ノマーは式:
【0137】
【化33】
【0138】で表わされる。
【0139】(ii)ビニル系共重合体の合成 製造例1と同様にして、下記組成の混合物(b) を添加し
た。
【0140】(混合物(b) ) (i) でえられたマクロモノマー溶液 13.6部 アクリル酸ブチル 32.2部 メタクリル酸メチル 49.8部 γ−メタクリロキシプロピル トリメトキシシラン 4.4部 キシレン 13.5部 2,2 ′−アゾビスイソブチロニトリル 1.8部 混合物(b) の滴下終了後、2,2 ′−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.2 部およびトルエン3.8 部を1時間かけて等
速滴下した。滴下終了後、110 ℃で2時間熟成したのち
冷却し、樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度が60%
になるように調整し、樹脂溶液(2) をえた。えられた樹
脂溶液(2) の特性を表1に示す。
【0141】製造例3 [マクロモノマー共重合加水分解性シリル基含有ビニル
系重合体(A) の合成]製造例1と同様にして下記組成の
混合物(c) を添加した。
【0142】(混合物(c) ) 製造例2(i) でえられた マクロモノマー溶液 16.2部 アクリル酸ブチル 34.3部 メタクリル酸メチル 21.5部 メタクリル酸ブチル 23.9部 γ−メタクリロキシプロピル トリメトキシシラン 4.1部 キシレン 13.5部 2,2 ′−アゾビスイソブチロニトリル 1.8部 混合物(c) の滴下終了後、2,2 ′−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.2 部およびトルエン3.8 部を1時間かけて等
速滴下した。滴下終了後、110 ℃で2時間熟成したのち
冷却し、樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度が60%
になるように調整し、樹脂溶液(3) をえた。えられた樹
脂溶液(3) の特性を表1に示す。
【0143】製造例4 [両末端に加水分解性シリル基を有するポリエステル化
合物(B) の合成]攪拌機、温度計、還流冷却管、チッ素
ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容器にトルエ
ン9.2 部とイソホロンジイソシアネート13.5部を仕込
み、チッ素ガスを導入しつつ攪拌しながら100 ℃まで昇
温した。この混合液にPlaccel L212AL(ダイセル化学工
業(株)製)56.4部を1時間かけて等速滴下し、滴下終
了後2時間攪拌したのち、Placcel FA-4(ダイセル化学
(株)製)19.5部とトルエン4.6 部を1時間で滴下し、
滴下終了後2時間攪拌を続けた。室温まで冷却し、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン6.4 部とトルエン4.
6 部を滴下し、1時間後60℃まで昇温し、30分間反応を
続けた。再び室温まで冷却し、シクロヘキシルイソシア
ネート4.2 部とトルエン4.6 部を滴下し、30分後60℃ま
で昇温し、反応の終了を確認したのちに冷却し、脱水剤
(D) としてオルト酢酸メチル3部とトルエンを加えて固
形分濃度が75%になるように調整し、樹脂溶液(4) をえ
た。えられた樹脂溶液(4) の特性を表1に示す。
【0144】製造例5 [マクロモノマー共重合加水分解性シリル基含有ビニル
系共重合体(A) の合成] (i) マクロモノマーの合成 製造例2と同様の反応容器を用いて、それにトルエン8.
9 部とイソホロンジイソシアネート13.7部を仕込み、チ
ッ素ガスを導入しつつ室温で攪拌しながらメタクリル酸
2−ヒドロキシエチル8.0 部を1時間かけて滴下した。
滴下終了後、室温のまま1時間攪拌を続けたのち100 ℃
に昇温し、Placcel FA-4(ダイセル化学(株)製)51.4
部とトルエン8.9 部を2時間かけて等速滴下した。滴下
終了後、1時間攪拌を続けたのち室温まで冷却し、γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン16.2部とトルエ
ン2.7 部を加え、室温のまま1時間反応させたのち60℃
まで昇温し、30分間反応を続けた。再び室温まで冷却
し、シクロヘキシルイソシアネート10.7部とトルエン2.
7 部を加え、30分間反応させたのち60℃まで昇温し反応
を終了した。冷却後、メタノール5部、オルト酢酸メチ
ル2部とトルエンを加えて、えられるマクロモノマー含
有液の樹脂固形分濃度が75%となるように調整した。こ
のマクロモノマーは式:
【0145】
【化34】
【0146】で表わされる。
【0147】(ii)ビニル系共重合体の合成 製造例1と同様にして、下記組成の混合物(d) を添加し
た。
【0148】(混合物(d) ) (i) でえられたマクロマー溶液 16.2部 アクリル酸ブチル 34.3部 メタクリル酸メチル 21.5部 メタクリル酸ブチル 23.9部 γ−メタクリロキシプロピルメチル ジメトキシシラン 4.1部 キシレン 13.5部 2,2 ′−アゾビスイソブチロニトリル 1.8部 混合物(d) の滴下終了後、2,2 ′−アゾビスイソブチロ
ニトリル0.2 部およびトルエン3.8 部を1時間かけて等
速滴下した。滴下終了後、110 ℃で2時間熟成したのち
冷却し、樹脂溶液にキシレンを加えて固形分濃度が60%
になるように調整し、樹脂溶液(5) をえた。えられた樹
脂溶液(5) の特性を表1に示す。
【0149】製造例6 [両末端に加水分解性シリル基を有するポリエステル化
合物(B) の合成]製造例4と同様の反応容器を用い、そ
れにトルエン9.2 部とイソホロンジイソシアネート13.5
部を仕込み、チッ素ガスを導入しつつ100 ℃まで昇温し
た。この混合液にPlaccel L212AL(ダイセル化学工業
(株)製)56.4部を1時間かけて等速滴下し、滴下終了
後2時間攪拌したのち、Placcel FA-4(ダイセル化学工
業(株)製)19.5部とトルエン4.6 部を1時間で滴下
し、滴下終了後2時間攪拌を続けた。室温まで冷却し、
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン6.4 部とト
ルエン4.6 部を滴下し、1時間後60℃まで昇温し、30分
間反応を続けた。再び室温まで冷却し、シクロヘキシル
イソシアネート4.2 部とトルエン4.6 部を滴下し、30分
後60℃まで昇温し、冷却後オルト酢酸メチル3部とトル
エンを加え固形分濃度が75%になるように調整し、樹脂
溶液(6) をえた。えられた樹脂溶液(6) の特性を表1に
示す。
【0150】
【表1】
【0151】実施例1 製造例2でえられた加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体(A)49.0 部に、酸化チタン(CR-90 、石原産業
(株)製)18.0部と脱水剤(D) として、オルト酢酸メチ
ルエステル2.1 部とキシレン3.6 部を加えて2時間振と
うし、さらに製造例4でえられた加水分解性シリル基を
含有するポリエステル化合物(B)21.0 部とキシレン6.3
部を加えて30分間振とうし、白エナメルを調製した。こ
の白エナメル100 部に対し、硬化触媒(C) として、No.9
18(ジブチルスズオキシドとジ(DOP)の反応物、三
共有機合成(株)製)を0.84部とキシレン38.3部を加
え、充分混合して組成物をえたのち塗装し、フィルムお
よびテスト板を作製し耐汚染性、伸び、ペロゾス硬度を
評価した。結果を、相溶性、ゲル分率とともに表2に示
す。
【0152】(相溶性)ガラス板上に樹脂液をスポット
し、乾燥後、透明度を目視により10段階評価した。
【0153】10点:完全に透明 9〜7点:やや曇りあり(その程度により点をつける) 6〜4点:曇りあり(その程度により点をつける) 3〜1点:ほとんど白色 0点:真白 (耐汚染性)促進法による評価は、塗装1日後に1枚の
テスト板を二分し、一方に粉末カーボンブラック、他方
に2%濃度カーボン水スラリー液を塗布し、1日放置後
ガムテープを圧着して遊離カーボンを粘着により取り除
き、カーボンによるシミの程度をテスト前とのΔEによ
り評価する。
【0154】実曝法による評価は、テスト板を鹿児島市
内において1年間曝露し洗浄前後の汚染の程度をテスト
前とのΔEにより評価する。
【0155】(伸び)オートグラフを用い、23℃、荷重
5kg、引張速度200mm /min で行なう。
【0156】(ペロゾス硬度)23℃において、ペロゾス
硬度計で測定する。
【0157】実施例2 製造例3でえられた加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体(A)49.0 部に酸化チタン(CR-90 、石原産業(株)
製)18.0部と脱水剤(D) としてオルト酢酸メチル2.1 部
とキシレン3.6 部を加えて2時間振とうし、さらに製造
例4でえられた加水分解性シリル基を含有するポリエス
テル化合物(B)21.0 部とキシレン6.3 部を加えて30分間
振とうし、白エナメルを調製した。この白エナメル100
部に対し、硬化触媒(C) としてNo.918(ジブチルスズオ
キシドとDOPの反応物、三共有機合成(株)製)を0.
84部とキシレン38.3部を加え、充分混合したのち塗装
し、フィルムおよびテスト板を作製し耐汚染性、伸び、
ペロゾス硬度を評価した。結果を、相溶性、ゲル分率と
ともに表2に示す。
【0158】実施例3 製造例5でえられた加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体(A)49.0 部に酸化チタン(CR-90 、石原産業(株)
製)18.0部と脱水剤としてオルト酢酸メチル2.1 部とキ
シレン3.6 部を加えて2時間振とうし、さらに製造例6
でえられた加水分解性シリル基を含有するポリエステル
化合物(B)21.0 部とキシレン6.3 部を加えて30分間振と
うし、白エナメルを調製した。この白エナメル100 部に
対し、硬化触媒(C) としてNo.918(ジブチルスズオキシ
ドとDOPの反応物、三共有機合成(株)製)0.84部と
キシレン38.3部を加え、充分混合したのち塗装し、フィ
ルムおよびテスト板を作製し耐汚染性、伸び、ペロゾス
硬度を評価した。結果を、相溶性、ゲル分率とともに表
2に示す。
【0159】比較例1 製造例1でえられた加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体49.0部に酸化チタン(CR-90 、石原産業(株)製)
18.0部と脱水剤(D) として、オルト酢酸メチル2.1 部と
キシレン3.6 部を加えて2時間振とうし、さらに製造例
4でえられた加水分解性シリル基を含有するポリエステ
ル化合物(B)21.0 部とキシレン6.3 部を加えて30分間振
とうし、白エナメルを調製した。この白エナメル100 部
に対し、硬化触媒としてNo.918(ジブチルスズオキシド
とDOPの反応物、三共有機合成(株)製)を0.84部と
キシレン38.3部を加え、充分混合したのち塗装し、フィ
ルムおよびテスト板を作製し耐汚染性、伸び、ペロゾス
硬度を評価した。結果を、相溶性、ゲル分率とともに表
2に示す。
【0160】比較例2 製造例1でえられた加水分解性シリル基含有ビニル系重
合体70.0部、酸化チタン(CR-90 、石原産業(株)製)
18.0部、脱水剤(D) として、オルト酢酸メチルエステル
2.1 部とキシレン9.9 部を加えて振とうし、白エナメル
を調製した。この白エナメル100 部に対し、硬化触媒と
して、No.918(ジブチルスズオキシドとDOPの反応
物、三共有機合成(株)製)0.84部とキシレン38.3部を
加え、充分混合したのち塗装し、フィルムおよびテスト
板を作製し耐汚染性、伸び、ペロゾス硬度を評価した。
結果を、相溶性、ゲル分率とともに表2に示す。
【0161】
【表2】
【0162】表2の評価結果から、本発明の組成物は、
耐汚染性と伸びのバランスが改善された組成物であるこ
とがわかる。
【0163】
【発明の効果】通常の弾性塗料においては、耐汚染性と
伸びのバランスが必ずしも良好でなく、欠点となること
が多いが、本発明の組成物は、耐汚染性と伸びのバラン
スが充分によくとれており、硬度もあり硬化性も良好で
あり、耐候性にも優れている。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 1分子中に重合性炭素−炭素二重結
    合と加水分解性シリル基とを併有し数平均分子量が500
    〜5000である主鎖が実質的にガラス転移温度が−10℃以
    下のポリエステルからなるマクロモノマーとアクリル系
    モノマーとの共重合体、(B) 両末端に加水分解性シリル
    基を含有する主鎖が実質的にガラス転移温度が−10℃以
    下のポリエステルからなる化合物、(C) 硬化触媒ならび
    に(D) 脱水剤および(または)(E) 溶剤からなり、その
    硬化フィルムの伸びが80%以上である塗料用硬化性組成
    物。
  2. 【請求項2】 (A) 成分が前記マクロモノマーとブチル
    メタクリレートを含むアクリル系モノマーとの共重合体
    である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記マクロモノマー中の加水分解性シリ
    ル基がアルコキシシリル基であり、実質的にポリエステ
    ルからなる主鎖に 【化1】 が含まれる請求項1記載の塗料用硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 前記マクロモノマーが分子中にウレタン
    結合を含む請求項1記載の塗料用硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 実質的にポリエステルからなる(B) 成分
    の主鎖が、ポリカプロラクトン鎖またはポリバレロラク
    トン鎖からなる請求項1記載の塗料用硬化性組成物。
  6. 【請求項6】 (B) 成分の実質的にポリエステルからな
    る主鎖に 【化2】 が含まれる請求項1記載の塗料用硬化性組成物。
  7. 【請求項7】 (C) 成分である硬化触媒が、有機スズ化
    合物、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステルとアミ
    ンとの混合物もしくは反応物、飽和もしくは不飽和多価
    カルボン酸、飽和もしくは不飽和多価カルボン酸の酸無
    水物、反応性シリコン化合物、有機チタネート化合物、
    有機アルミニウム化合物、有機ジルコニウム化合物また
    はこれらの混合物である請求項1記載の塗料用硬化性組
    成物。
  8. 【請求項8】 (D) 成分である脱水剤が加水分解性エス
    テル化合物である請求項1記載の塗料用硬化性組成物。
  9. 【請求項9】 (E) 成分である溶剤がアルキルアルコー
    ルを含む請求項1記載の塗料用硬化性組成物。
  10. 【請求項10】 (D) 成分である脱水剤として加水分解
    性エステル化合物を含み、(E) 成分である溶剤としてア
    ルキルアルコールを含む請求項1記載の塗料用硬化性組
    成物。
  11. 【請求項11】 (D) 成分である脱水剤として加水分解
    性エステル化合物を含み、(E) 成分である溶剤としてア
    ルキルアルコールを含み、さらに脱水促進剤を含む請求
    項1記載の塗料用硬化性組成物。
  12. 【請求項12】 添加剤として紫外線吸収剤、光安定剤
    および(または)酸化防止剤を含む請求項1記載の塗料
    用硬化性組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101417727B1 (ko) * 2013-12-31 2014-07-10 이동우 강재 보호용 코팅제의 제조 방법 및 그에 의해 제조되는 코팅제, 및 이를 이용한 시공 방법
JP2020169259A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 亜細亜工業株式会社 塗料組成物

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