JP3687321B2 - プライマー組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプラマー組成物に関し、詳しくは、各種弾性シーリング材とモルタル、金属、セラミックス、ガラス、セメント、窯業系成形物、プラスチック、各種塗装面等との接着性に効果のあるプライマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾性シーリング材は近年、建築物、自動車輌等に幅広く使用されるようになってきているが、それ自身の接着性能はまだ不充分でありプライマーの使用がほぼ必須となっている。
【0003】
特に、窯業系成形物、コンクリート等に使用する場合、被塗物から移行するアルカリ性の影響により剥離が生じやすく、又、冬場の施工においてはプライマーが乾きにくいため、接着性の低下を引き起こすというような問題が残っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、前記のごとき実状に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の反応性シリル基を含有するアクリル系共重合体からなる組成物をプライマーとして使用することにより、窯業系成形物、コンクリート等に対して非常に高い接着力を示すことを見出した。
【0005】
すなわち、本発明のプライマー組成物は、下記(a)〜(c)の単量体成分からなる共重合体であって、ガラス転移温度が35℃以上で、かつ数平均分子量が6,000以上である共重合体(A)を含有することを特徴とする。
【0006】
(a)一般式(I)
【化2】
Figure 0003687321
(式中、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基、アリール基及びアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基、aは0〜2の整数を示す)で表わされる、炭素原子に結合した反応性シリル基を含有する単量体(反応性シリル基含有単量体)
(b)炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体
(c)その他の共重合可能な単量体。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のプライマー樹脂組成物は、湿分の存在下、室温で硬化性を有するベース樹脂として反応性シリル基含有単量体(a)、炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体(b)、その他の共重合可能な単量体(c)からなる共重合体であって、ガラス転移温度が35℃以上で且つ数平均分子量が6,000以上であるアクリル系共重合体(A)を含有する。
【0008】
アクリル系共重合体(A)は、その主鎖が実質的にアクリル系単量体が共重合した主鎖からなる(以下、主鎖が実質的にアクリル系共重合鎖からなるともいう)共重合体(A)であり、且つ、反応性シリル基が炭素原子に結合した形式で含有されているため、得られる本発明の組成物から形成されるプライマーは窯業系成形物、コンクリート等に対する接着性に優れるのみならず、耐水性、耐アルカリ性などが優れたものとなる。
【0009】
アクリル系共重合体(A)において、一般式(I)で表される炭素原子に結合した反応性シリル基の数は、アクリル系共重合体(A)1分子あたり1個以上、好ましくは1〜15個、更に好ましくは2〜10個であることが、本発明の組成物から形成されるプライマーの接着強度、耐アルカリ性、耐久性などが優れるという点から好ましい。反応性シリル基の数が1個未満の場合は接着強度が低くなる傾向にある。
【0010】
前記一般式(I)で表される反応性シリル基は、アクリル系共重合体(A)の主鎖の末端に結合していてもよく、側鎖に結合していてもよく、主鎖の末端および側鎖に結合していてもよい。
【0011】
前記一般式(I)において、Rは水素原子または炭素数1〜10、好ましくはたとえばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基などの炭素数1〜4のアルキル基である。前記アルキル基の炭素数が10を超える場合には、反応性シリル基の反応性が低下するようになる。また、前記Rがたとえばフェニル基、ベンジル基などのアルキル基以外の基である場合にも、反応性シリル基の反応性が低下するようになる。
【0012】
また、前記一般式(I)において、Rは水素原子または炭素数1〜10、好ましくはたとえば前記Rにおいて例示された炭素数1〜4のアルキル基、たとえばフェニル基などの好ましくは炭素数6〜25のアリール基およびたとえばベンジル基などの好ましくは炭素数7〜12のアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基である。これらの中では、本発明の組成物が硬化性に優れるという点から炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
【0013】
前記一般式(I)において、(RO)3−aは3−aが1以上3以下になるように、すなわちaが0〜2になるように選ばれるが、アクリル系共重合体(A)の硬化性が良好になるという点からは、aが0または1であることが好ましい。したがって、Rの結合数は0または1であるのが好ましい。
【0014】
一般式(I)中に存在する(RO)3−aまたは(R)aの数が2個以上の場合、2個以上含まれるRまたはRは互いに同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0015】
また、アクリル系共重合体(A)としては、その分子内に一般式(I)で表される炭素原子に結合した反応性シリル基を含有する単量体単位を用いて合成したものが好ましい。なお、アクリル系共重合体(A)中の前記単量体単位の含有割合は、本発明の組成物を用いて形成されるプライマーの耐久性が優れる、強度が大きくなるという点から、1〜30%、さらには2〜20%、とくには2〜15%であるのが好ましい。使用量が1%未満の場合には、硬化性が不充分となる傾向にあり、30%を超える場合には、保存安定性が低下する傾向にある。
【0016】
前記アクリル系共重合体(A)の数平均分子量は、本発明の組成物を用いて形成されるプライマーの接着強度、耐久性などの物性が優れるという点から、5000から50000、なかんずく7000から25000であることが好ましい。
【0017】
前記アクリル系共重合体(A)のガラス転移温度は、本発明の組成物を用いて形成されるプライマーの指触乾燥性、ほこり付着性などの物性が優れるという点から、35℃以上であることが好ましい。前記のごときアクリル系共重合体(A)は、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0018】
つぎに、アクリル系共重合体(A)の製法の一例について説明する。
アクリル系共重合体(A)は、前述したように、たとえば重合性2重結合および炭素原子に結合した反応性シリル基を含有する単量体(a)、炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体(b)、その他の共重合可能な単量体(c)を含有するモノマー混合物を重合することによって製造することができる。
【0019】
単量体(a)
前記単量体(a)の具体例としては、たとえば
【化3】
Figure 0003687321
などの一般式(III):
【化4】
Figure 0003687321
(式中、R、R、aは前記と同じ、Rは水素原子またはメチル基を示す)で表される化合物。
【0020】
【化5】
Figure 0003687321
などの一般式(IV):
【化6】
Figure 0003687321
(式中、R、R、Rおよびaは前記と同じ、nは1〜12の整数をを示す。)で表される化合物。
【0021】
【化7】
Figure 0003687321
などの一般式(V):
【化8】
Figure 0003687321
(式中、R、R、R、aおよびnは前記と同じ)で表される化合物。
【0022】
【化9】
Figure 0003687321
などの一般式(VI):
【化10】
Figure 0003687321
(式中、R、R、R、aは前記と同じ、mは1〜14の整数を示す。)で表される化合物。
【0023】
【化11】
Figure 0003687321
(式中、pは0〜20の整数を示す。)などの一般式(VII):
【化12】
Figure 0003687321
等が例示できる。
【0024】
単量体(b)
前記炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体(b)の具体例としてはラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ドコサニル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0025】
前記単量体(b)の使用量は、通常用いる重合成分全量の2〜30%、さらには5〜25%、とくには5〜20%であるのが好ましい。使用量が2%未満の場合は接着性が発現しにくく、又、30%を超える場合は相溶性が低下する。
【0026】
単量体(c)
前記その他の共重合可能な単量体(c)の具体例としては、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2ーエチルヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、パーフルオロシクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、α−エチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド(メタ)アクリロイルモルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2ーヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、アロニクスM−5700、マクロモノマーであるAS−6、AN−6、AA−6、AB−6、AK−5などの化合物(以上、東亜合成化学工業(株)製)、Placcel FA−1、Placcel FA−4、Placcel FM−1、Placcel FM−4(以上、ダイセル化学工業(株)製)、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類とリン酸またはリン酸エステル類との縮合生成物などのリン酸エステル基含有(メタ)アクリル系化合物、ウレタン結合やシロキサン結合を含む(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの単量体(c)は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0027】
前記単量体(c)の使用量は、通常用いる重合成分全量の5〜95%、さらには30〜90%、とくには40〜85%であるのが好ましい。
【0028】
また、本発明においては、得られる本発明の組成物から形成されるプライマーの接着性をさらに向上させる目的で、たとえば主鎖にウレタン結合やシロキサン結合により形成されたセグメントを、50%を超えない範囲でアクリル系共重合体(A)の製造時に導入してもよい。
【0029】
前記単量体以外の単量体の具体例としては、たとえばスチレン、αーメチルスチレン、クロロスチレン、スチレンスルホン酸、4ーヒドロキシスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族炭化水素系ビニル化合物;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩などの塩;無水マレイン酸などの不飽和カルボン酸の酸無水物、これら酸無水物と炭素数1〜20の直鎖状または分岐鎖を有するアルコールまたはアミンとのジエステルまたはハーフエステルなどの不飽和カルボン酸のエステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジアリルフタレートなどのビニルエステルやアリル化合物;ビニルピリジン、アミノエチルビニルエーテルなどのアミノ基含有ビニル系化合物;イタコン酸ジアミド、クロトン酸アミド、マレイン酸ジアミド、フマル酸ジアミド、N−ビニルピロリドンなどのアミド基含有ビニル系化合物;2ーヒドロキシエチルビニルエーテル、メチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、クロロプレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、フルオロオレフィンマレイミド、N−ビニルイミダゾール、ビニルスルホン酸などのその他ビニル系化合物などが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0030】
前記アクリル系共重合体(A)は、たとえば特開昭54−36395号公報、特開昭57−55954号公報などに記載のヒドロシリル化法または反応性シリル基を含有する単量体を用いた溶液重合法によって製造することができるが、合成の容易さなどの点から反応性シリル基を含有する単量体を用い、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系ラジカル重合開始剤を用いた溶液重合法によって製造することがとくに好ましい。
【0031】
前記溶液重合法に用いられる溶剤は、非水系のものであればよく、とくに制限はないが、たとえばトルエン、キシレン、nーヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル類;エチルセロソルブ、ブチルセロソロブなどのセロソルブ類;セロソルブアセテートなどのエーテルエステル類;メチルエチルケトン、アセト酢酸エチル、アセチルアセトン、メチルイソブチルケトン、アセトンなどのケトン類;メタノール、イソプロピルアルコール、nーブタノール、イソブタノール、ヘキサノール、オクタノールなどのアルコール類が挙げられる。
【0032】
また、前記溶液重合の際には、必要に応じて、たとえばn−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ブチルメルカプタン、γーメルカプトプロピルトリメトキシシラン、γーメルカプトプロピルトリエトキシシラン、(CHO)Si−S−S−Si(OCH、(CHO)Si−S−Si(OCHなどの連鎖移動剤を単独または2種以上併用することにより、得られるアクリル系共重合体(A)の分子量を調整してもよい。とくに、たとえばγーメルカプトプロピルトリメトキシシランなどのアルコキシシリル基を分子中に有する連鎖移動剤を用いた場合には、アクリル系共重合体(A)の末端に反応性シリル基を導入することができる。かかる連鎖移動剤の使用量は、用いる重合成分全量の0.05〜10%、なかんづく0.1〜8%であることが好ましい。
【0033】
前記脱水剤の具体例としては、たとえばオルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、オルト酢酸エチル、オルトプロピオン酸トリメチル、オルトプロピオン酸トリエチル、オルトイソプロピオン酸トリメチル、オルトイソプロピオン酸トリエチル、オルト酪酸トリメチル、オルト酪酸トリエチル、オルトイソ酪酸トリメチル、オルトイソ酪酸トリエチルなどの加水分解性エステル化合物などが挙げられる。これらの中では脱水効果の点でオルト酢酸メチルが好ましい。これらは単独で用いてもよく2種以上併用してもよい。
【0034】
また、前記アルキルアルコールの具体例としては、例えばメタノール、エタノールなどの炭素数1から4の低級アルコールなどが挙げられる。
【0035】
前記脱水剤やアルキルアルコールは、たとえばアクリル系共重合体(A)を重合する前の成分に加えてもよく、アクリル系共重合体(A)の重合中に加えてもよく、また、得られたアクリル系共重合体(A)とそのほかの成分との混合時に加えてもよく特に制限はない。
【0036】
前記脱水剤の配合量には特に限定はないが、通常アクリル系共重合体(A)の樹脂固形分100部に対して脱水剤が0.5〜20部程度、なかんづく2〜10部程度であるのが好ましい。
【0037】
本発明に用いられる硬化触媒はオクチル酸錫、ジブチル錫ジラウレ−ト、ジオクチル錫マレート等のカルボン酸型有機錫化合物、モノブチル錫サルファイド、ジオクチル錫メルカプタイド等のスルフィド型、メルカプチド型有機錫化合物、ジオクチル錫オキサイドまたはジブチル錫オキサイド等の有機錫オキサイド、有機錫オキサイドとエチルシリケ−ト、エチルシリケ−ト40、マレイン酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等のエステル化合物との反応物、;リン酸、モノメチルフォスフェート、モノエチルフォスフェート、モノブチルフォスフェート、モノオクチルフォスフェート、モノデシルフォスフェート、ジメチルフォスフェート、ジエチルフォスフェート、ジブチルフォスフェート、ジデシルホスシクロヘキセンオキサイド、グリシジルメタクリレート、グリシドール、アクリルグリシジルエーテル、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
【化13】
Figure 0003687321
、油化シェルエポキシ(株)製のカーデュラE、油化シェルエポキシ(株)製のエピコート828、エピコート1001などのエポキシ化合物とリン酸および(または)モノ酸性リン酸エステルとの反応物;有機チタネート化合物、有機アルミニウム化合物;マレイン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、イタコン酸、クエン酸、コハク酸、フタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの酸無水物、パラトルエンスルホン酸などの酸性化合物、;ヘキシルアミン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、ドデシルアミン、などのアミン類;これらのアミンと酸性アミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、ドデシルアミン、などのアミン類;これらのアミンと酸性リン酸エステルとの混合物又は反応物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性化合物などが挙げられる。
【0038】
これらのうち、有機錫化合物、有機錫化合物とエチルシリケートの反応物が密着性、硬化性の点で好ましい。
【0039】
これらの硬化触媒はアクリル共重合体(A)100重量部に対して0.05〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部である。使用量が0.05重量部未満の場合は硬化性が低下する傾向にあり、20重量部を超える場合は耐水性が低下する傾向にある。
【0040】
上記した通り、本発明では反応性珪素基を少なくても1個有するアクリル系重合体をプライマーとして使用するが、プライマー化に際し、各種溶剤を使用して作業性の良いプライマーの作製が可能である。湿潤面に使用する場合にはイソプロパノール等のアルコール類、メチルエチルケトン等のケトン類等極性溶媒を使用すると更に接着性能を高める事ができる。
【0041】
本発明においては、まず、被着体上にプライマーを塗布し、プライマー層を形成させた後、その上に上記硬化性組成物を塗布すれば良い。プライマーの塗布方法及び該硬化性組成物の塗布方法としては、特に限定はなく、従来公知の塗布手段、例えばハケによる塗布、ロールによる塗布、スプレーによる塗布等を広く採用する事ができる。プライマーの塗布量としては、被着体の1m面積に相当する部分あたり、通常20〜400g程度、好ましくは40〜100g程度とするのが良い。被着体上にプライマー層を形成させるには、プライマー塗布後、これを室温にて乾燥しても良いし、又は、50〜120℃程度の温度で加熱しても良い。
【0042】
また、本発明のプライマー用組成物には、たとえば酸化チタン、群青、紺青、亜鉛華、ベンガラ、黄鉛、鉛白、カーボンブラック、透明酸化鉄、アルミニウム粉などの無機顔料、アゾ系顔料、トリフェニルメタン系顔料、キノリン系顔料、アントラキノン系顔料、フタロシアニン系顔料などの有機顔料などの顔料;希釈剤、紫外線吸収剤、光安定剤、タレ防止剤、レベリング剤などの添加剤;ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレートなどの繊維素;エポキシ樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム、ポリビニルブチラール、ポリシロキサンなどの樹脂などを適宜加えてもよい。
【0043】
本発明に用いられる弾性シーリング材は特に限定はなく、ポリウレタン系、ポリサルファイド系、変性シリコン系、シリコーン系が使用できる。
【0044】
本発明のプラマー用組成物は、各種弾性シーリング材とモルタル、金属、セラミックス、ガラス、セメント、窯業系成形物、プラスチック、各種塗装面等との接着性に効果のあるプライマーとして好適に使用される。
【0045】
【実施例】
次に、本発明のプライマー樹脂組成物を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0046】
製造例1(アクリル系共重合体(A−1)の製造)
撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容器にキシレン50部を仕込み、窒素ガスを導入しつつ110℃に昇温した。そののち、スチレン2.4部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン6.6部、ステアリルメタクリレート14部、メチルメタクリレート71部、n−ブチルアクリレート5部、アクリルアミド1部、トルエン18部および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.8部からなる混合物を滴下ロートにより5時間かけて等速滴下した。
【0047】
滴下終了後、2,2’−アゾイソブチロニトリル0.1部、キシレン5部およびトルエン8部を1時間かけて等速滴下したのち、110℃で2時間熟成してから冷却し、樹脂溶液にトルエンを加えて樹脂固形分濃度が30%のアクリル系共重合体(A−1)を得た。
【0048】
得られたアクリル系共重合体(A−1)の数平均分子量は16000であった。又、計算上のガラス転移温度は52℃であった。
【0049】
製造例2(アクリル系共重合体(A−2)の製造)
撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容器にキシレン50部を仕込み、窒素ガスを導入しつつ110℃に昇温した。そののち、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン10部、ステアリルメタクリレート14部、メチルメタクリレート75部、アクリルアミド1部、トルエン18部および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル2.8部からなる混合物を滴下ロートにより5時間かけて等速滴下した。
【0050】
滴下終了後、2,2’−アゾイソブチロニトリル0.2部、キシレン5部およびトルエン8部を1時間かけて等速滴下したのち、110℃で2時間熟成してから冷却し、樹脂溶液にトルエンを加えて樹脂固形分濃度が30%のアクリル系共重合体(A−2)を得た。
【0051】
得られたアクリル系共重合体(A−2)の数平均分子量は7000であった。又、計算上のガラス転移温度は62℃であった。
【0052】
製造例3(アクリル系共重合体(A−3)の製造)
撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容器にキシレン50部を仕込み、窒素ガスを導入しつつ110℃に昇温した。そののち、スチレン5.7部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン3.3部、ステアリルメタクリレート20部、メチルメタクリレート65部、n−ブチルアクリレート5部、アクリルアミド1部、トルエン18部および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.5部からなる混合物を滴下ロートにより5時間かけて等速滴下した。
【0053】
滴下終了後、2,2’−アゾイソブチロニトリル0.1部、キシレン5部およびトルエン8部を1時間かけて等速滴下したのち、110℃で2時間熟成してから冷却し、樹脂溶液にトルエンを加えて樹脂固形分濃度が30%のアクリル系共重合体(A−3)を得た。
【0054】
得られたアクリル系共重合体(A−3)の数平均分子量は21000であった。又、計算上のガラス転移温度は41℃であった。
【0055】
製造例4(アクリル系共重合体(A−4)の製造
撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容器にキシレン50部を仕込み、窒素ガスを導入しつつ110℃に昇温した。そののち、スチレン2.4部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン6.6部、ラウリルメタクリレート10部、メチルメタクリレート71部、n−ブチルアクリレート9部、アクリルアミド1部、トルエン18部および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.8部からなる混合物を滴下ロートにより5時間かけて等速滴下した。
【0056】
滴下終了後、2,2’−アゾイソブチロニトリル0.1部、キシレン5部およびトルエン8部を1時間かけて等速滴下したのち、110℃で2時間熟成してから冷却し、樹脂溶液にトルエンを加えて樹脂固形分濃度が30%のアクリル系共重合体(A−4)を得た。
【0057】
得られたアクリル系共重合体(A−4)の数平均分子量は15000であった。また、計算上のガラス転移温度は53℃であった。
【0058】
製造例5(アクリル系共重合体(A−5)の製造)
撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容器にキシレン50部を仕込み、窒素ガスを導入しつつ110℃に昇温した。そののち、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン6.9部、ステアリルメタクリレート20部、メチルメタクリレート65部、n−ブチルアクリレート15部、トルエン18部および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.8部からなる混合物を滴下ロートにより5時間かけて等速滴下した。
【0059】
滴下終了後、2,2’−アゾイソブチロニトリル0.2部、キシレン5部およびトルエン8部を1時間かけて等速滴下したのち、110℃で2時間熟成してから冷却し、樹脂溶液にトルエンを加えて樹脂固形分濃度が30%のアクリル系共重合体(A−5)を得た。
【0060】
得られたアクリル系共重合体(A−5)の数平均分子量は15000であった。又、計算上のガラス転移温度は20℃であった。
【0061】
製造例6(アクリル系共重合体(A−6)の製造)
撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管及び滴下ロートを備えた反応容器にキシレン50部を仕込み、窒素ガスを導入しつつ110℃に昇温した。その後、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1.2部、ステアリルメタクリレート20部、メチルメタクリレート80部、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン2部、トルエン18部および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル4.8部からなる混合物を滴下ロートにより5時間かけて等速滴下した。
【0062】
滴下終了後、2,2’−アゾイソブチロニトリル0.2部、キシレン5部およびトルエン8部を1時間かけて等速滴下したのち、110℃で2時間熟成してから冷却し、樹脂溶液にトルエンを加えて樹脂固形分濃度が30%のアクリル系共重合体(A−6)を得た。
【0063】
得られたアクリル系共重合体(A−6)の数平均分子量は4000であった。又、計算上のガラス転移温度は51℃であった。
【0064】
製造例7(弾性シーリング剤の製造)
1分子当たり平均2.1個のメチルジメトキシシリル基[−Si(CH)(OCH]を有する数平均分子量17,000のプロピレンオキシド重合体100重量部、可塑剤としてDIDP(ジイソデシルフタレート)55重量部、フィラーとして表面処理膠質炭酸カルシウム100重量部、酸化チタン20重量部、タレ防止剤として脂肪族アマイドワックス2重量部、紫外線吸収剤としてチヌビン327(チバガイギー社製)1重量部、光安定剤としてチヌビン770(チバガイギー社製)1重量部、脱水剤としてビニルトリメトキシシラン2重量部、密着改良剤としてA1120(アミノシラン、日本ユニカー社製)、硬化触媒としてU−220(日東化成社製)2重量部を加え、充分混練りした後、小型3本ペイントロールに3回通し、硬化性組成物を得た。
【0065】
実施例1〜4、比較例1〜2
製造例1〜6で得られたアクリル系共重合体の樹脂固形分100重量部に対して、ジオクチル錫オキサイドとエチルシリケート40との反応物を0.2部添加し、プライマー1〜6を得た(P−1〜P−6)。
【0066】
得られたプライマー(P−1〜P−6)を5℃及び23℃雰囲気下でモルタル板(JIS A5758準拠、50×50×10mm)に脱脂綿で2度塗布し、30分各温度で乾燥後、図に示すようなモルタル板に枠を組み、製造例7で得られた弾性シーリングを充填した。5℃及び23℃雰囲気下でそれぞれ7日間養生硬化させ、更に、50℃で7日間硬化させ、接着性評価サンプルを作製した。
【0067】
常態接着性:得られた接着性評価サンプルを23℃雰囲気下で手剥離で接着性を評価した。
【0068】
耐水接着性:得られた接着性評価サンプルを更に、50℃温水に7日間浸漬し、取り出し後、23℃雰囲気下で手剥離で接着性を評価した。
【0069】
【表1】
Figure 0003687321
【0070】
【発明の効果】
本発明により、アルカリ性にさらされても非常に高い接着力を示すプライマー組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例、比較例で用いた接着性評価のための実験装置の略示説明図である。

Claims (3)

  1. プライマーを被着体上に塗布してプライマー層を形成させた後、弾性シーラントを塗布することからなる接着方法であって、前記プライマーが下記(a)〜(c)の単量体成分からなる共重合体であって、ガラス転移温度が35℃以上で、かつ数平均分子量が6,000以上である共重合体を含有するプライマー組成物からなるものであることを特徴とする接着方法
    (a)一般式(I)
    Figure 0003687321
    (式中、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基、アリール基及びアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基、aは0〜2の整数を示す)で表わされる、炭素原子に結合した反応性シリル基を含有する単量体
    (b)炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体
    (c)その他の共重合可能な単量体。
  2. 前記プライマー組成物は、炭素数10以上のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体(b)が重合成分全量の2〜30%であることを特徴とする請求項1記載の接着方法
  3. 前記弾性シーラントが変性シリコン系シーラントであることを特徴とする、請求項1又は2記載の接着方法。
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