JP2020169259A - 塗料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐候性、柔軟性の良好な塗膜を与え、環境に左右されずに良好な塗膜性能を発揮させることのできる1液型塗料組成を提供すること。【解決手段】(a)不飽和二重結合基を片末端に有する直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、(メタ)アクリル酸エステルを含む1種以上のビニル系化合物とを反応させてなり、ビニル系化合物とポリウレタンプレポリマーとの質量比が85/15〜25/75である共重合樹脂(b)上記ポリウレタンプレポリマーとアルコキシシリル基含有ビニル系化合物との反応物であるアクリルウレタン共重合樹脂、アルコキシシリル基含有アクリル樹脂、アルコキシシリル基含有ポリウレタンプレポリマーおよびアルコキシシリル基含有オルガノポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種(c)有機溶剤を含み、(b)成分が(a)成分100部(固形分)に対し、1〜100部(固形分)含まれ、(b)成分由来のケイ素が、(a),(b)成分の総固形分中に0.1〜10質量%含まれる組成物。【選択図】 なし

Description

本発明は、塗料組成物に関し、さらに詳述すると、1液型のアクリルウレタン塗料に関する。
従来、耐候性や、光沢性を有するアクリルポリオール樹脂と、柔軟性・強靭性を有するポリウレタン樹脂とのOH/NCO反応を利用した2液タイプのアクリルウレタン樹脂が知られており、例えば、上塗り塗料用の樹脂組成物として使用されている。
2液タイプのアクリルウレタン樹脂からなる上塗り塗料用樹脂組成物の代表的なものとして、水酸基含有アクリル樹脂と、ポリイソシアネートまたはイソシアネート基末端ポリウレタンプレポリマーとを使用時に混合する、2液混合型組成物が知られている。
しかし、この2液型のアクリルウレタン塗料は、塗装業者が塗装現場において所定の割合で正確に混合し、十分に撹拌する必要があることや、使用可能な時間に制限があるなど、その取り扱い性や作業性という点で大きな問題がある。
また、2液タイプのアクリルウレタン塗料組成物に、Si含有成分を導入し、塗膜の耐候性を改善する試みがなされており、具体的には、水酸基およびシリル基を有するアクリル成分を用いたり、シリル基を含有するビニル系共重合体を別途配合したりすることが提案されている。
例えば、特許文献1には、加水分解性シリル基を有するビニル系単量体と水酸基を有するビニル系単量体とのアクリル系共重合体、芳香族含有量が50質量%以下の有機溶剤、および多官能性イソシアネート化合物を含む上塗り塗料用硬化性樹脂組成物が開示されている。
また、特許文献2には、水酸基含有アクリル樹脂成分、加水分解性シリル基を有するビニル系共重合体成分、多官能性イソシアナート化合物成分、および弱溶剤を含む塗料用硬化性樹脂組成物が開示されている。
しかし、シリル基の導入によってSi成分が多くなると、塗膜が硬くなって割れ易くなるため、Si含有成分の導入量にも限界があり、十分な耐候性を付与できない場合がある。
さらに、2液タイプのアクリルウレタン塗料は、ウレタン結合形成反応により硬化するが、このウレタン結合形成反応は環境に大きく依存され、例えば、高湿度下や降雨下等の水分が多い環境では、ウレタン成分のNCOはウレアに変わり、アクリル成分との架橋が充分に進まなくなる。しかも、ウレアの生成によって塗膜が硬くなる結果、塗膜が割れ易くなるという問題も生じる。
このように、2液型のアクリルウレタン塗料は、使用時の自然環境に大きく影響されるため、同じ性能の塗膜を常時得ることが非常に難しい。
このような観点から、本発明者らは、エチレン性不飽和二重結合基を両末端に有するポリウレタンプレポリマーに、(メタ)アクリル酸エステルおよび反応性シリル基を有するビニルモノマーを含有するビニル系化合物を反応させてなるアクリルウレタン共重合体を含む、1液タイプの塗料組成物をすでに見出しているが(特許文献3)、塗膜の柔軟性という点でさらなる改良の余地がある。
特開2000−297242号公報 特開2002−129097号公報 特開2004−217795号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、耐候性および柔軟性の良好な塗膜を与えるとともに、環境に左右されずに良好な塗膜性能を発揮させることのできる1液型塗料組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、アルコキシシリル基を含有しない所定のアクリルウレタン共重合樹脂、アルコキシシリル基を含有する所定の樹脂を所定割合で含み、かつ、ケイ素原子の含有量を所定範囲とした1液型塗料組成物が、環境に左右されずに良好な塗膜性能を発揮し得るとともに、耐候性および柔軟性の良好な塗膜を与えることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
1. (a)エチレン性不飽和二重結合基を片末端に有し、重量平均分子量3,000〜50,000の直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、(メタ)アクリル酸エステルを含む1種または2種以上のビニル系化合物とを反応させてなり、前記ビニル系化合物と前記ポリウレタンプレポリマーとの質量比が85/15〜25/75であるアクリルウレタン共重合樹脂、
(b)前記ポリウレタンプレポリマーにアルコキシシリル基を有するビニル系化合物を反応させてなるアルコキシシリル基含有ウレタン共重合樹脂、アルコキシシリル基を有するアクリル樹脂、アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーおよびアルコキシシリル基を有するオルガノポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種、並びに
(c)有機溶剤
を含み、
前記(b)成分が、前記(a)成分100質量部(固形分)に対し、1〜100質量部(固形分)含まれ、前記(b)成分に由来するケイ素が、前記(a)成分と前記(b)成分の総固形分中に0.1〜10質量%含まれることを特徴とする1液型塗料組成物、
2. 前記(メタ)アクリル酸エステルを含むビニル系化合物が、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸イソボニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、および(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチルから選ばれる1種または2種以上である1の1液型塗料組成物、
3. 前記アルコキシシリル基を有するビニル系化合物が、下記式(3)で示される化合物である1または2の1液型塗料組成物、
Figure 2020169259
(式中、R1は、それぞれ独立して、炭素数1〜10のアルキル基を表し、R2は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、または炭素数7〜10のアラルキル基を表し、R3は、水素原子またはメチル基を表し、aは、0〜2の整数を表す。)
4. 前記アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーが、ポリイソシアネートと、ポリオールと、イソシアネート基と反応し得る官能基を有するアルコキシシラン化合物とのウレタン化反応物である1または2の1液型塗料組成物
を提供する。
本発明によれば、耐候性および柔軟性の良好な塗膜を与えるとともに、環境に左右されずに良好な塗膜性能を発揮させることのできる1液型塗料組成を提供できる。
このような特性を有する1液型塗料組成物は、例えば、金属、セラミックス、ガラス、セメント、モルタル、窯業系成型物、プラスチック、木材、紙、繊維、鉄部等からなる建築物、家電用品、産業機器などの上塗り用の塗料として好適であり、特に、ウレタン防水材の上塗り塗料として好適である。
以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明に係る1液型塗料組成物は、(a)エチレン性不飽和二重結合基を片末端に有し、重量平均分子量3,000〜50,000の直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、(メタ)アクリル酸エステルを含む1種または2種以上のビニル系化合物とを反応させてなり、前記ビニル系化合物と前記ポリウレタンプレポリマーとの質量比が85/15〜25/75であるアクリルウレタン共重合樹脂、
(b)エチレン性不飽和二重結合基を片末端に有し、重量平均分子量3,000〜50,000の直鎖状ポリウレタンプレポリマーにアルコキシシリル基を有するビニル系化合物を反応させてなるアルコキシシリル基含有ウレタン共重合樹脂、アルコキシシリル基を有するアクリル樹脂、アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーおよびアルコキシシリル基を有するオルガノポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種、並びに
(c)有機溶剤
を含み、(b)成分が、(a)成分100質量部(固形分)に対し、1〜100質量部(固形分)含まれ、(b)成分に由来するケイ素が、(a)成分と(b)成分の総固形分中に0.1〜10質量%含まれることを特徴とする。
(1)(a)成分
(a)成分のケイ素原子を含有しないアクリルウレタン共重合樹脂の原料となるエチレン性不飽和二重結合基を片末端に有し、重量平均分子量3,000〜50,000の直鎖状ポリウレタンプレポリマーは、ポリイソシアネートと、水酸基を1つ含有する(メタ)アクリレートと、ポリオールと、モノオールとをウレタン化反応させて得ることができる。
ポリイソシアネートとしては、従来公知の各種ポリイソシアネートから適宜選択して用いることができ、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、2−メチルペンタン−1,5−ジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート;イソホロンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、水添化トリレンジイソシアネート、水添化キシレンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化テトラメチルキシレンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネート;2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニトロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、ナフチレン−1,4−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキシジフェニル−4,4′−ジイソシアネート等の芳香族イソシアネート;キシリレン−1,4−ジイソシアネート、キシリレン−1,3−ジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイソシアネート等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも、脂肪族イソシアネート、脂環式ジイソシアネートが好適であり、特に、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネートが好ましい。
水酸基を1つ有する(メタ)アクリレートの具体例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート等の水酸基含有1官能(メタ)アクリレート;グリセリンジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート等の水酸基含有2官能(メタ)アクリレート;ペンタエリスリトールトリアクリレート等の水酸基含有3官能(メタ)アクリレートなどが挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記(メタ)アクリレートは市販品を用いることもでき、その具体例としては、美源スペシャリティケミカル(株)製のMiramer M340(ペンタエリスリトールトリアクリレート)、新中村化学工業(株)製のNKエステル A−TMM−3LM−N、東亞合成(株)製アロニックスM306等が挙げられる。
ポリオールとしては、ポリエステルジオール、ポリエステルアミドジオール、ポリエーテルジオール、ポリエステル・ポリエーテルジオール、ポリカーボネートジオール等の長鎖ポリオールが挙げられる。
ポリエステルポリオールの具体例としては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等のジカルボン酸、これらの酸エステルまたは酸無水物と、エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,5−ペンタングリコール、1,6−ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペンタングリコール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタングリコール、1,9−ノナンジオール、ジエチレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ダイマー酸ジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヘキサントリオール、クオドロールまたはビスフェノールAのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイド付加物等のグリコール単独、またはこれらの混合物との脱水縮合反応で得られるポリエステルポリオールや、ε−カプロラクトン、アルキル置換ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、アルキル置換δ−バレロラクトン等の環状エステル(すなわちラクトン)モノマーの開環重合により得られるポリエステルポリオール等が挙げられる。
モノオールの具体例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ペンタノール、1−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−エチル−1−ブタノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチルヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘキサノール、2,2,4−トリメチル−1−ペンタノール、1−ノナノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、1−デカノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノール、1−トリデカノール、1−テトラデカノール、1−ペンタデカノール、1−ヘキサデカノール、1−ヘプタデカノール、1−オクタデカノール、1−ノナデカノール、1−エイコサノール、1−ヘキサコサノール、1−ヘプタトリコンタノール、1−オレイルアルコール、2−オクチルドデカノール等の脂肪族モノアルコール;フェノール、クレゾール、キシレノール、ノニルフェノール等のフェノール性水酸基を含有する化合物を開始剤としたオキシアルキレン付加物であるポリアルキレングリコールモノアルキル/アリールエーテル;ポリアルキレングリコールのモノカルボン酸エステル;ヒマシ油脂肪酸とモノオールの脱水縮合物などが挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
ポリエステルアミドポリオールの具体例としては、上記ポリエステルポリオールで例示したジカルボン酸、それらの酸エステルまたは酸無水物と、ヘキサメチレンジアミン、キシレンジアミン、イソホロンジアミン、モノエタノールアミン、イソプロパノールトリアミン等のジアミン、トリアミンもしくはアミノアルコール単独、またはこれらの混合物との脱水縮合反応で得られるポリエステルアミドポリオールが挙げられる。
ポリエーテルポリオールの具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレンエーテルポリオール、ポリテトラメチレンエーテルポリオール等が挙げられる。
ポリエーテル・エステルポリオールの具体例としては、上記ポリエーテルポリオールと上記ジカルボン酸または酸無水物等とから製造されるものが挙げられる。
ポリカーボネートポリオールの具体例としては、1,4−ブチレングリコール、1,5−ペンタングリコール、ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等と、ジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネート等のカーボネート類との反応物が挙げられる。
さらに、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール等も、活性水素基を2個以上含有するものであれば長鎖ポリオールまたはその一部として使用することができる。
上記長鎖ポリオールは、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
これら長鎖ポリオールの分子量または重量平均分子量は、特に限定されるものではないが、得られる塗膜の柔軟性を高めるとともに、塗膜に耐摩耗性、耐熱性、耐溶剤性を発揮させることを考慮すると、350〜8,000が好ましい。
また、ポリオールとして、上記長鎖ポリオールとともに、短鎖グリコールを併用してもよい。
短鎖グリコールの具体例としては、エチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,5−ペンタングリコール、1,6−ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペンタングリコール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタングリコール、1,9−ノナンジオール、ジエチレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ダイマー酸ジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヘキサントリオール、クオドロール、ビスフェノールAのエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイド付加物等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、長鎖ジオールと短鎖グリコールの使用比率は、特に限定されるものではないが、質量比で長鎖ジオール/短鎖グリコール=100/0〜70/30が好ましく、100/0〜80/20がより好ましい。
また、直鎖状ポリウレタンプレポリマーを製造する際に、必要に応じて鎖延長剤を用いることもできる。
鎖延長剤としては、ヒドラジン;エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の脂鎖式ジアミン;トルエンジアミン、ジアミノジフェニルメタン等の芳香族ジアミン;イソホロンジアミン等の脂環式ジアミン;ポリエーテルの末端がアミノ基となったポリエーテルポリアミン等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記ウレタン化反応の条件は特に限定されるものではなく、例えば、ウレタン化触媒の存在下、20〜150℃で、ポリイソシアネートと、水酸基を1つ有する(メタ)アクリレートと、ポリオールとを反応させる手法が挙げられる。
ウレタン化触媒は公知のものから適宜選択することができ、例えば、ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズジラウレート等が挙げられる。
ポリイソシアネートと、水酸基を1つ有する(メタ)アクリレートと、ポリオールと、モノオールとの仕込み比は、NCOが消失し、(メタ)アクリレート由来のエチレン性不飽和二重結合基を片末端に有し、所定分子量の直鎖状ポリウレタンプレポリマーが得られる限り、特に限定されるものではないが、本発明では、上記ポリイソシアネート100質量部に対し、(メタ)アクリレートは通常1〜100質量部、好ましくは2〜50質量部、ポリオールは通常150〜500質量部、好ましくは200〜450質量部、モノオールは通常0.5〜50、好ましくは1〜30質量部が好適である。
ウレタン化反応の際、反応に影響を与えない有機溶媒を用いてもよく、その具体例としては、n−ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素類;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル類;エチレングリコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、エチル−3−エトキシプロピオネート等のグリコールエーテルエステル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;塩化メチル、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、臭化メチル、ヨウ化メチレン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニルアミド等の極性非プロトン溶媒等が挙げられ、これらの溶媒は単独で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明で用いる直鎖状ポリウレタンプレポリマーの重量平均分子量は3,000〜50,000であるが、5,000〜48,000が好ましく、7,000〜46,000がより好ましい。なお、本発明における重量平均分子量は、いずれの重合体においても、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(溶離液THF)によるポリスチレン換算値である。
上記直鎖状ポリウレタンプレポリマーと反応させる(メタ)アクリル酸エステル化合物は、ケイ素原子を含有しないものであれば特に限定されるものではなく、その具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸イソボニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、上述した水酸基を1つ有する(メタ)アクリレートも使用できるが、直鎖状ポリウレタンプレポリマーと反応させる(メタ)アクリル酸エステル化合物は、水酸基を含まないものが好ましい。
なお、本発明においては、(メタ)アクリル酸エステル以外に、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエン等の芳香族炭化水素系ビニル系化合物;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸を併用してもよいが、ビニル系化合物として(メタ)アクリル酸エステルのみを用いることが好ましい。
本発明では、得られる塗膜の耐候性と柔軟性のバランスという点から、直鎖状ポリウレタンプレポリマーとビニル系化合物との量比は、ビニル系化合物/ウレタンプレポリマー=85/15〜25/75(質量比)とされるが、80/20〜30/70が好ましい。
直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、ビニル系化合物との反応は、適当な有機溶媒の存在下、ラジカル重合開始剤を用いて行われる。
有機溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば任意であり、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、シクロペンタン等の脂肪族または脂環族炭化水素;トルエン、キシレン、エチルベンゼン、低沸点芳香族ナフサ、高沸点芳香族ナフサ等の芳香族炭化水素;酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n−アミル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテート等のエステル類;メタノール、エタノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノn−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルn−アミルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のエーテル類;N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、エチレンカーボネート等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
ラジカル重合開始剤としては、公知のものから適宜選択することができ、例えば、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、アゾビスイソバレロニトリル、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシド、クメンハイドロパーオキシドなどが挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。ラジカル重合開始剤の使用量は、ビニル系化合物の総質量に対し、0.1〜5質量%が好ましい。
反応温度は、通常、60〜120℃程度である。反応時間は、通常、6〜12時間程度である。
(2)(b)成分
(b)成分は、(b−1)上述した直鎖状ポリウレタンプレポリマーにアルコキシシリル基を有するビニル系化合物を反応させてなるアルコキシシリル基含有ウレタン共重合樹脂、(b−2)アルコキシシリル基を有するアクリル樹脂、(b−3)アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーおよび(b−4)アルコキシシリル基を有するオルガノポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種である。
(b−1)アルコキシシリル基含有ウレタン共重合樹脂
アルコキシシリル基含有ウレタン共重合樹脂の原料であり、上述した(a)成分の原料でもある直鎖状ポリウレタンプレポリマーと共重合されるアルコキシシリル基を有するビニル系化合物は、下記式(1)で示される基を有するビニル系化合物であれば任意である。
Figure 2020169259
式(1)において、R1は、それぞれ独立して、炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜5のアルキル基を表し、R2は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜5のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、または炭素数7〜10のアラルキル基を表し、aは、0〜2、好ましくは0または1、より好ましくは0の整数を表す。
炭素数1〜10のアルキル基は、直鎖、分岐、環状のいずれでもよく、その具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、シクロブチル、n−ペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル基等が挙げられる。
炭素数6〜10のアリール基の具体例としては、フェニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられる。
炭素数7〜10のアラルキル基の具体例としては、ベンジル、フェニルエチル基等が挙げられる。
上記式(1)で示される基を有するビニル系化合物としては、例えば、下記式(2)〜(6)で示されるものや、炭素原子に結合した反応性シリル基をウレタン結合またはシロキサン結合を介して末端に有する(メタ)アクリレートなどが挙げられるが、これらの中でも、直鎖状ポリウレタンプレポリマーとの共重合性や重合安定性、および得られる塗料組成物の硬化性や保存安定性に優れるという点から、一般式(3)で表される化合物が好適である。なお、式(1)で示される基を有するビニル系化合物は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
Figure 2020169259
(式中、R1、R2およびaは、上記と同じ意味を表す。R3は、水素原子またはメチル基を表し、nは、1〜13の整数を表し、mは、1〜14の整数を表し、pは、1〜21の整数を表す。)
本発明で好適に用いられる、上記式(1)で示される基を有するビニル系化合物の具体例としては、下記式で示されるものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
Figure 2020169259
(式中、nは、上記と同じ意味を表す。)
なお、この場合も、上記アルコキシシリル基を有するビニル系化合物以外に、上述した水酸基を1つ有する(メタ)アクリレート;上述したケイ素原子を含有しない(メタ)アクリル酸エステル化合物;スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエン等の芳香族炭化水素系ビニル系化合物;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸を併用することができ、特に、ケイ素原子を含有しない(メタ)アクリル酸エステル化合物を、アルコキシシリル基を有するビニル系化合物と組み合わせて用いることが好ましい。
(a)成分で詳述した直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、アルコキシシリル基を有するビニル系化合物との反応は、上述した直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、(メタ)アクリル酸エステルを含むビニル系化合物との反応と同様の条件で行うことができる。
直鎖状ポリウレタンプレポリマーとアルコキシシリル基を有するビニル系化合物を含む全ビニル系化合物との量比は、特に限定されるものではないが、得られる塗膜の耐候性と柔軟性のバランスや、耐水性という点から、全ビニル系化合物/ウレタンプレポリマー=85/15〜25/75(質量比)が好ましく、80/20〜30/70がより好ましく、70/30〜40/60がより一層好ましい。
(b−2)アルコキシシリル基を有するアクリル樹脂
アルコキシシリル基を有するアクリル樹脂としては、(メタ)アクリレート基含有アルコキシシラン化合物の単独重合体、またはこれと、(メタ)アクリル酸、上述した水酸基を1つ有する(メタ)アクリレート、上述したアルコキシシリル基を有しないアクリル酸エステル化合物等のその他の(メタ)アクリル系化合物との共重合体を用いることができる。
この場合、(メタ)アクリレート基含有アルコキシシラン化合物としては、公知の化合物から適宜選択して用いることができるが、上記式(3)で示される化合物が好ましい。
その具体例としては、例えば、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等の(メタ)アクリロキシジアルコキシシラン;3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリプロポキシシラン等の(メタ)アクリロキシトリアルコキシシランなどが挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、アルコキシシリル基は(部分)加水分解縮合物であってもよい。
(メタ)アクリレート基含有アルコキシシラン化合物の縮合物としては、市販品を用いることもでき、その具体例としては、KR−513(Si含量14.0質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−2655A(Si含量16.8質量%、信越化学工業(株)製)などが挙げられる。
(メタ)アクリレート基含有アルコキシシラン化合物と、その他の(メタ)アクリル系化合物とを共重合させる場合、その使用比率は特に限定されるものではないが、得られる塗膜の耐候性と柔軟性のバランスや、耐水性という点から、(メタ)アクリレート基含有アルコキシシラン化合物/その他の(メタ)アクリル系化合物=5/95〜90/10(質量比)が好ましく、10/90〜80/20がより好ましく、10/90〜50/50がより一層好ましく、10/90〜30/70がさらに好ましい。
上記(メタ)アクリレート基含有アルコキシシラン化合物を含むアクリル系化合物の重合反応は、上述した直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、(メタ)アクリル酸エステルを含むビニル系化合物との反応と同様の条件で行うことができる。
(b−3)アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマー
アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーは、ポリイソシアネートと、ポリオールと、イソシアネート基と反応し得る官能基を有するアルコキシシラン化合物をウレタン化反応させて得ることができる。ポリイソシアネートおよびポリオールとしては、上記(a)成分で例示した化合物と同様のものが挙げられる。
イソシアネート基と反応し得る官能基を有するアルコキシシラン化合物の具体例としては、メルカプト基含有アルコキシシラン化合物、アミノ基含有アルコキシシラン化合物、水酸基含有アルコキシシラン化合物等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
メルカプト基含有アルコキシシラン化合物の具体例としては、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
アミノ基含有アルコキシシランの具体例としては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
水酸基含有アルコキシシランとしては、2−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン、2−ヒドロキシプロピルトリエトキシシラン、3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン、3−ヒドロキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられ、これらは1種単独で用いても2種以上組み合わせて用いてもよい。
ポリイソシアネートと、ポリオールと、イソシアネート基と反応し得る官能基を有するアルコキシシラン化合物との仕込み比は、NCOが消失して目的のポリウレタンプレポリマーが得られる限り、特に限定されるものではないが、本発明では、上記ポリイソシアネート100質量部に対し、ポリオールは通常100〜800質量部、好ましくは300〜700質量部、イソシアネート基と反応し得る官能基を有するアルコキシシラン化合物は通常50〜150質量部、好ましくは60〜100質量部である。
この場合のウレタン化反応の条件としては、上記(a)成分で同様の条件を採用でき、例えば、上述したウレタン化触媒の存在下、20〜150℃で各成分を反応させる手法が挙げられる。
アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーの重量平均分子量は、特に限定されるものではないが、3,000〜50,000が好ましく、5,000〜40,000がより好ましい。
(b−4)アルコキシシリル基を有するオルガノポリシロキサン
本発明で用いるアルコキシシリル基を有するオルガノポリシロキサンは、テトラメチルシリケート(テトラメトキシシラン)、テトラエチルシリケート(テトラエトキシシラン)等のテトラアルキルシリケート;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン等のアルキルトリアルコキシシラン;フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン等のアリールトリアルコキシシランの単一物または2種以上の混合物に、水を添加し、部分加水分解縮合させて得られるオルガノポリシロキサンが挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
また、本発明では、市販されているオルガノポリシロキサンを用いることもでき、その具体例としては、KR−510(Si含量20.5質量%、信越化学工業(株)製)、KR−213(Si含量17.7質量%、信越化学工業(株)製)、KR−217(Si含量11.6質量%、信越化学工業(株)製)、KR−500(Si含量29.4質量%、信越化学工業(株)製)、KC−89S(Si含量27.5質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−9225(Si含量31.3質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−9246(Si含量33.6質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−9250(Si含量34.1質量%、信越化学工業(株)製)、KR−401N(Si含量26.1質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−9227(Si含量27.5質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−9247(Si含量21.5質量%、信越化学工業(株)製)、KR−9218(Si含量18.7質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−2308(Si含量23.8質量%、信越化学工業(株)製)、X−40−9238(Si含量21質量%、信越化学工業(株)製)などが挙げられる。
上記(b−1)〜(b−2)の各アルコキシシシル基含有成分は、(b−1)〜(b−4)のそれぞれの種類を単独で用いても、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
特に、環境に左右されずに良好な塗膜性能を発揮させるということを考慮すると、(b−1)〜(b−3)のそれぞれと、(b−4)とを組み合わせて用いることが好ましい。
併用する場合、(b)成分中における(b−4)の割合は、0.1〜50質量%が好ましく、0.5〜25質量%が好ましく、1〜10質量%がより一層好ましい。
(3)(c)成分
(c)成分の有機溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶剤;酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n−アミル等のエステル溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン溶剤;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素溶剤;ミネラルスピリット等の石油系炭化水素溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、グリコールエーテルエステル類溶剤等が挙げられる。これらの溶剤は、単独で用いても、2種以上混合して用いてもよい。
(4)任意成分
本発明の1液型塗料組成物には、本発明の効果を損なわない限りにおいて、通常塗料に用いられる顔料成分、例えば酸化チタン、群青、紺青、亜鉛華、ベンガラ、黄鉛、鉛白、カーボンブラック、透明酸化鉄、アルミニウム粉などの無機顔料、アゾ系顔料、トリフェニルメタン系顔料、キノリン系顔料、アントラキノン系顔料、フタロシアニン系顔料などの有機顔料などの顔料;希釈剤;紫外線吸収剤;光安定剤;タレ防止剤;レベリング剤;消泡剤;脱水剤などの添加剤を含んでいてもよい。
本発明の1液型塗料組成物は、上記各成分を任意の順序で適宜配向して調製することができる。
本発明の1液型塗料組成物において、(b)成分の含有量は、得られる塗膜の耐候性と柔軟性のバランスや、環境に左右されずに良好な塗膜性能を発揮させるという点から、(a)成分100質量部(固形分)に対し、1〜100質量部(固形分)とされるが、1〜90質量部が好ましい。
また、塗膜の耐水性をより向上させるという点から、本発明の1液型塗料組成物中における(b)成分に由来するケイ素の含有量は、(a)成分と(b)成分の総固形分中に0.1〜10質量%とされるが、0.12〜9.9質量%が好ましい。
また、(c)成分の溶剤の使用量には特に制限はないが、組成物中の総固形分量が10〜70質量%程度となる量が好ましい。なお、溶剤は(a)成分や、(b)成分の合成に用いられた溶媒をそのまま用いてもよく、必要に応じて組成物の調製時に添加してもよい。
本発明の一液型塗料組成物の塗装方法については、浸漬、吹きつけ、刷毛、ローラーなどを用いた通常の方法によって被塗布物に塗布すればよく、通常、常温でそのまま、または30℃以上で焼き付けて硬化させればよい。
以下、合成例、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、以下において、「部」は「質量部」を意味し、「%」は「質量%」を意味する。また、使用した装置は以下のとおりである。
(1)粘度
装置:Brookfield製 Viscometer DV−E
(2)重量平均分子量
装置:東ソー(株)製 高速GPC装置 HLC−8320GPC
カラム:東ソー(株)製 TSK−GEL SUPER MULTIPORE HZの2個連結
カラム温度:40℃
検出器:示差屈折計
溶離液:THF
カラム流速:0.35ml/min
[合成例1]アクリルウレタン共重合樹脂の製造
(1)直鎖状ポリウレタンプレポリマーの合成
撹拌装置、温度計、冷却管および窒素ガス導入管を備えた反応器に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート500部、イソホロンジイソシアネート(住化コベストロウレタン(株)製、ディスモジュールI)126.4部、分子量1,000のポリテトラメチレンエーテルグリコール(保土谷化学工業(株)製、PTG−1000SN)142.2部、ポリカプロラクトンジオール((株)ダイセル製、プラクセルL212AL、分子量1250)177.2部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート37.0部、イソプロパノール17.2部、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.05部を仕込み、窒素雰囲気下80℃、12時間以上反応させた。イソシアネート基を示す2250cm-1の赤外線吸収スペクトルが消失したことを確認し、固形分50%、粘度180mPa・s(25℃)、重量平均分子量8,000のエチレン性不飽和二重結合基を片末端に有する直鎖状ポリウレタンプレポリマー溶液を得た。
(2)アクリルウレタン共重合樹脂の合成
撹拌装置、温度計、冷却管および窒素ガス導入管、滴下装置を備えた反応器に、上記で得られた直鎖状ポリウレタンプレポリマー溶液187.4部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート362.1部、メチルメタクリレート226.3部、2−エチルヘキシルアクリレート64.8部、シクロヘキシルメタクリレート36.2部、α−メチルスチレンダイマー34.8部を仕込み、撹拌しながら105℃まで昇温した。そこに、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)11.9部およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート76.5部からなる混合液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間反応させ、固形分46.8%、粘度520mPa・s(25℃)のアクリルウレタン共重合樹脂Aを得た。
[合成例2〜12]アクリルウレタン共重合樹脂の製造
下記表1の組成・配合量に変更した以外は、合成例1と同様の条件で反応させてアクリルウレタン共重合樹脂B〜Lを得た。
[合成例13]アルコキシシリル基含有アクリルウレタン共重合樹脂の製造
下記表1の組成・配合量に変更した以外は、合成例1と同様の条件で反応させてアルコキシシリル基含有アクリルウレタン共重合樹脂Aを得た。
[合成例14]アルコキシシリル基含有アクリル樹脂の製造
撹拌装置、温度計、冷却管および窒素ガス導入管、滴下装置を備えた反応器にプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート467.7部を仕込み、撹拌しながら105℃まで昇温した。そこに、メチルメタクリレート281.2部、2−エチルヘキシルアクリレート81.0部、シクロヘキシルメタクリレート45.3部、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−503)45.3部、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)14.9部、およびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート64.6部からなる混合液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間反応させ、固形分46.8%、粘度800mPa・s(25℃)のアルコキシシリル基含有アクリル樹脂Aを得た。
[合成例15]アルコキシシリル基含有ポリウレタンプレポリマーの合成例
撹拌装置、温度計、冷却管および窒素ガス導入管を備えた反応器に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート500部、イソホロンジイソシアネート(住化コベストロウレタン(株)製、ディスモジュールI)78.4部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(保土谷化学工業(株)製、PTG−2000SN、分子量2,000)176.2部、ポリカプロラクトンジオール((株)ダイセル製、プラクセルL220AL、分子量2,000)176.2部、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、KBM−803)69.2部、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.05部を仕込み、窒素雰囲気下80℃、16時間以上反応させた。イソシアネート基を示す2250cm-1の赤外線吸収スペクトルが消失したことを確認し,固形分50%、粘度300mPa・s(25℃)、重量平均分子量13,000のアルコキシシリル基含有ポリウレタンプレポリマーAを得た。
Figure 2020169259
(2)1液型塗料組成物
[実施例1]
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート343部、合成例1で得られたアクリルウレタン共重合樹脂A427.0部、合成例13で得られたアルコキシシリル基含有アクリルウレタン共重合樹脂A110.0部、酸化チタン(石原産業(株)製、PFC−105)120.0部、およびガラスビーズ1000部を混合容器に仕込み、ペイントシェーカーで1時間分散を行い、塗料組成物を得た。
[実施例2〜22,比較例1〜13]
下記表2および表3の組成に変更した以外は、実施例1と同様にして塗料組成物を得た。
Figure 2020169259
Figure 2020169259
上記各実施例および比較例で調製した塗料組成物について、以下の評価を行った。その結果を表4に併せて示す。
(1)促進耐候性
促進耐候性試験は、超促進耐候試験機(岩崎電気(株)製アイスーパーUVテスター)を用いて行った。なお、試験片は、50×50×4mmのフレキシブルボードに乾燥塗膜厚が50μmになるように塗料組成物をスプレーで塗装し、23℃,50%RHの条件下で7日間乾燥して作製した。試験条件は、波長295〜450nm、紫外線照射度100mW/cm2、ブラックパネル温度63℃,50%RH、1サイクルを照射4時間、結露4時間とし、125サイクル(1000時間)試験した。試験終了後、塗膜の初期60度鏡面光沢値に対する光沢保持率を求め、以下の3段階で評価した。
○:光沢保持率60%以上
△:光沢保持率30%以上60%未満
×:光沢保持率30%未満
(2)伸長性
伸長性は、引張試験機((株)島津製作所製オートグラフAG−5000C)を用い、引張速度200mm/分で破断までの伸び率を測定し、以下の3段階で評価した。なお、試験片は、ポリプロピレン製試験板に乾燥塗膜厚が50μmになるように塗料組成物をスプレーで塗装し、23℃,50%RHの条件下で7日間乾燥して塗膜を形成させ、次に、塗膜を試験板から剥離し、2号ダンベルを用いて打ち抜き作製した。
○:伸び率60%以上
△:伸び率30%以上60%未満
×:伸び率30%未満
(3)耐水性
耐水性は、試験片を23℃の水中に7日間浸漬させ、取り出した直後に塗膜の状態を目視にて観察し、塗膜の艶引け、白化の程度を以下の3段階で評価した。なお、試験片は、150×70×4mmのフレキシブルボードに乾燥塗膜厚が50μmになるように塗料組成物をスプレーで塗装し、23℃,50%RHの条件下で7日間乾燥して作製した。
○:塗膜に変化がみられない
△:塗膜に若干の艶引け,白化が認められる
×:塗膜に艶引け,白化が認められる
(4)初期耐水性
初期耐水性は、23℃,50%RHの条件下で、試験片に水を約2ml滴下し、24時間後に拭き取った直後に塗膜の状態を目視にて観察し、塗膜の艶引け、白化の程度を以下の3段階で評価した。なお、試験片は、150×70×4mmのフレキシブルボードに乾燥塗膜厚が50μmになるように塗料組成物をスプレーで塗装し、23℃,50%RHの条件下で16時間乾燥して作製した。
○:塗膜に変化がみられない
△:塗膜に若干の艶引け,白化が認められる
×:塗膜に艶引け,白化が認められる
Figure 2020169259
表4に示されるように、各実施例で調製した組成物から形成された被膜は、促進耐候性、伸長性、耐水性および初期耐水性に優れていることがわかる。

Claims (4)

  1. (a)エチレン性不飽和二重結合基を片末端に有し、重量平均分子量3,000〜50,000の直鎖状ポリウレタンプレポリマーと、(メタ)アクリル酸エステルを含む1種または2種以上のビニル系化合物とを反応させてなり、前記ビニル系化合物と前記ポリウレタンプレポリマーとの質量比が85/15〜25/75であるアクリルウレタン共重合樹脂、
    (b)前記ポリウレタンプレポリマーにアルコキシシリル基を有するビニル系化合物を反応させてなるアルコキシシリル基含有ウレタン共重合樹脂、アルコキシシリル基を有するアクリル樹脂、アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーおよびアルコキシシリル基を有するオルガノポリシロキサンから選ばれる少なくとも1種、並びに
    (c)有機溶剤
    を含み、
    前記(b)成分が、前記(a)成分100質量部(固形分)に対し、1〜100質量部(固形分)含まれ、前記(b)成分に由来するケイ素が、前記(a)成分と前記(b)成分の総固形分中に0.1〜10質量%含まれることを特徴とする1液型塗料組成物。
  2. 前記(メタ)アクリル酸エステルを含むビニル系化合物が、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸イソボニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、および(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチルから選ばれる1種または2種以上である請求項1記載の1液型塗料組成物。
  3. 前記アルコキシシリル基を有するビニル系化合物が、下記式(3)で示される化合物である請求項1または2記載の1液型塗料組成物。
    Figure 2020169259
    (式中、R1は、それぞれ独立して、炭素数1〜10のアルキル基を表し、R2は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、または炭素数7〜10のアラルキル基を表し、R3は、水素原子またはメチル基を表し、aは、0〜2の整数を表す。)
  4. 前記アルコキシシリル基を有するポリウレタンプレポリマーが、ポリイソシアネートと、ポリオールと、イソシアネート基と反応し得る官能基を有するアルコキシシラン化合物とのウレタン化反応物である請求項1または2記載の1液型塗料組成物。
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