JPH0526291Y2 - - Google Patents

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JPH0526291Y2
JPH0526291Y2 JP1986011654U JP1165486U JPH0526291Y2 JP H0526291 Y2 JPH0526291 Y2 JP H0526291Y2 JP 1986011654 U JP1986011654 U JP 1986011654U JP 1165486 U JP1165486 U JP 1165486U JP H0526291 Y2 JPH0526291 Y2 JP H0526291Y2
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valve
diaphragm
valve stem
negative pressure
pair
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃機関の排気還流弁に関するもので
ある。
[従来の技術] 第2図に示すように、排気還流弁は負圧アクチ
ユエータ2により作動される弁体19がハウジン
グ7に支持した弁座20へ着座すると、排気マニ
ホールドに連なる入口8から出口9を経て吸気管
へ向う排気の流れが遮断される。負圧アクチユエ
ータ2はカツプ状の分割体12,12aの間にダ
イヤフラム13の周縁部を挟んで構成され、ダイ
ヤフラム13によりハウジングの内部に大気室5
と負圧室4とを区画される。ダイヤフラム13は
両面に当て板14,15を重ね合され、かつ弁ス
テム16の端部を固定される。当て板14と分割
体12との間に介装したばね30により、弁ステ
ム16の端部に結合した弁体19が弁座20へ押
し付けられる。ハウジングの分割体12aは断熱
板10,17,18を介して、ハウジング7にボ
ルト6により取り付けられる。弁ステム16は断
熱板10,17,18に摺動可能に支持され、か
つ摺動部を適当なシール部材によりシールされ
る。
機関の低回転数で、吸気マニホールドの吸気負
圧が入口3から負圧室4へ供給されると、図示の
ようにばね30の力に抗してダイヤフラム13が
上方へ吸引され、弁体19が弁座20から離れ、
排気管の排気が入口8からハウジング7の内部へ
入り、出口9から吸気管へ還流される。
ところで、例えば急激にアクセルペダルを踏み
込むと、負圧室4からダイヤフラム13へ作用す
る吸気負圧よりもばね30の力が強くなり、弁体
19が弁座20へ押し付けられる。この時、弁体
19が弁座20に激しく当り打音を発生するばか
りでなく、ダイヤフラム13に作用する吸気負圧
と弁体19に作用する排気圧による開弁力の合力
と、ばね30の開弁力とがほぼ等しい場合は、弁
体19が弁座20に着座したままとならず、いわ
ゆるチヤタリングを起こし、連続した打音を発生
する。チヤタリング現象はばね30の力と、ダイ
ヤフラム13に作用する吸気負圧と弁体19に作
用する排気圧の合力とが瞬間的に釣り合う時に起
こり、特に排気圧の高い機関の中・高速回転数で
アクセルペダルを加・減速操作した時に起こりや
すい。
従来の排気還流弁では、ダイヤフラム13の上
下両面に金属からなる当て板14,15を重ね合
せ、弁ステム16の基端部を当て板15、ダイヤ
フラム13、当て板14に貫通し、弁ステム16
のフランジ16aで当て板15を押え、弁ステム
16の先端を押し潰して当て板14を押えている
ので、弁体19が弁座20へ衝突する時の打音
は、弁ステム16を経て当て板14,15へ伝達
され、負圧アクチユエータ2のハウジングの内部
で増幅されるという問題がある。
ダイヤフラムとロツドの連結手段として、例え
ば実開昭57−87176号公報に開示されるものでは、
ダイヤフラムと一体に挿入穴を有するボス部を形
成し、先端が大径となつているロツドの先端部を
ボス部の挿入穴へ嵌合したうえ、ボス部に円筒形
のリテーナを外嵌して、ロツドが抜けないように
している。しかし、上述の連結手段は、ダイヤフ
ラムは機関の始動燃料供給用の燃料ポンプに適用
されるものであるから、使用頻度からして一般的
な材質のゴムを使用できるが、排気還流弁のよう
にダイヤフラムが外径もストロークも非常に大き
く、熱に曝されるものでは、薄膜状の耐熱性を有
するヒドリンゴムが用いられており、このゴム質
は必ずしも防振材として最適なものとは言い難
い。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述のように、弁体と弁座との
金属接触による打音が、弁ステムを経て負圧アク
チユエータのダイヤフラムとの結合部の当て板へ
伝達され、かつ負圧アクチユエータの内部で増幅
されるのを効果的に防止する、内燃機関の排気還
流弁を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は負
圧アクチユエータのダイヤフラムの両面に一対の
金属製当て板を重合せ結合し、ダイヤフラムと当
て板に設けた軸穴に、両端にフランジを有するゴ
ム製振動吸収筒を嵌合し、筒体の一端にフランジ
を備えてなる上下一対の金属製のデイスタンスピ
ースを振動吸収筒へ嵌挿し、排気還流弁の弁ステ
ムの端部をデイスタンスピースへ嵌挿し、弁ステ
ムと一体のフランジと弁ステムに螺合したナツト
とにより一対のデイスタンスピースを挟持したも
のである。
[作用] 弁ステムの基端部には両端にフランジを有する
円筒形のデイスタンスピースが外挿され、デイス
タンスピースのフランジ間に防振ゴムからなる振
動吸収筒が外挿されるとともに、振動吸収筒の外
周に設けた環状溝に、ダイヤフラムと当て板が外
嵌され、かつ当て板の両面が挟持されるので、振
動吸収筒により弁体と弁座の衝突による打音が、
弁ステムから当て板へ伝達されるのを完全に遮断
され、したがつて、打音が負圧アクチユエータの
内部で増幅されることはない。
本考案は排気還流弁が弁座に衝突した時の打音
が、弁ステムを経てダイヤフラムの両面に配した
当て板へ伝達され、負圧アクチユエータの内部で
増幅されるのを防止するものである。
[考案の実施例] 第1図に示すように、ダイヤフラム13の両面
に当て板14,15が重ね合され、複数のリベツ
ト24により固定される。ダイヤフラム13の中
心に設けた軸穴(符号なし)に、振動吸収筒21
が嵌合される。振動吸収筒21は防振ゴムから形
成され、外周に環状溝を備えている。換言すれ
ば、中間部の外径が小さく、両端部にフランジが
一体に形成されている。振動吸収筒21は一方の
フランジを押し潰してダイヤフラム13と当て板
14,15の軸穴へ嵌挿したうえ、両端のフラン
ジを当て板14,15に重ね合される。デイスタ
ンスピース22は一端にフランジを備えた上下一
対の金属筒からなり、上下両方向から振動吸収筒
21へ嵌挿される。弁ステム16は基端部をデイ
スタンスピース22へ嵌挿し、フランジ16aを
下側のデイスタンスピース22のフランジへ重ね
合せ、弁ステム16のねじ軸に螺合したナツト2
3を、上側のデイスタンスピース22のフランジ
へ重ね合される。
振動吸収筒21は上下一対のデイスタンスピー
ス22により無理に押し潰されることなく、適正
な弾性力を保持し、デイスタンスピース22と当
て板14,15との間へ介装される。
次に、本考案による内燃機関の排気還流弁の作
動について説明する。負圧アクチユエータ2へ供
給される吸気マニホールドの吸気負圧が大きい場
合は、第1図に示すように弁体19が弁座20か
ら引き上げられ、排気マニホールドからの排気が
入口8からハウジング7の内部へ入り、出口9か
ら吸気管へ還流される。
吸気マニホールドの吸気負圧が小さくなると、
ばね30の力によりダイヤフラム13が吸気負圧
に抗して押し下げられ、弁体19が弁座20に当
たる。
閉弁状態において、弁体19を押し下げる力は
ばね30の力であるのに対し、弁体19を押し上
げようとする力は弁体19の下面に作用する排気
圧とダイヤフラム13に作用する吸気負圧との合
力である。したがつて、弁体19を押し下げる力
と押し上げる力とが、ほぼ釣り合つている状態で
は、急激なアクセルペダルの加・減速操作などに
より、ダイヤフラム13に作用する吸気負圧が変
化すると、弁体19が不安定な運動すなわちチヤ
タリングを生じる。
弁体19のチヤタリングにより弁体19が弁座
20に繰り返し衝突する時の打音は、弁ステム1
6へ伝達されるが、基端部は振動吸収筒21を介
して、ダイヤフラム13の当て板14,15に支
持されているので、打音が弁ステム16から当て
板14,15へ伝達されることも、負圧アクチユ
エータ2の内部で増幅されることも解消される。
[考案の効果] 本考案は上述のように、負圧アクチユエータの
ダイヤフラムの両面に一対の金属製当て板を重合
せ結合し、ダイヤフラムと当て板に設けた軸穴
に、両端にフランジを有するゴム製振動吸収筒を
嵌合し、筒体の一端にフランジを備えてなる上下
一対の金属製のデイスタンスピースを振動吸収筒
へ嵌挿し、排気還流弁の弁ステムの端部をデイス
タンスピースへ嵌挿し、弁ステムと一体のフラン
ジと弁ステムに螺合したナツトとにより一対のデ
イスタンスピースを挟持したから、次の効果を奏
する。
弁体が弁座に繰り返し衝突する時の打音は、弁
ステムへ伝達されるが、弁ステムの基端部は振動
吸収筒の端部フランジを介して、当て板に支持さ
れているので、打音が弁ステムから当て板へ伝達
されることも、負圧アクチユエータ2の内部で増
幅されることもない。
振動吸収筒はダイヤフラムとは異質の振動吸収
能に優れたものを使用でき、弁ステムを支持する
軸穴の内周面と一対の当て板とに係合しており、
かつ金属製のデイスタンスピースにより保護され
るので、常に適正な振動吸収能を発揮し、組立て
も簡単である。
従来の弁座の内径や弁リフトに変更をもたらさ
ないので、機関の高回転数で何ら制限されず、必
要量の排気を還流できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る内燃機関の排気還流弁の
正面断面図、第2図は従来の内燃機関の排気還流
弁の正面断面図である。 2……負圧アクチユエータ、3……吸気負圧入
口、7……ハウジング、13……ダイヤフラム、
14,15……当て板、16……弁ステム、19
……弁体、20……弁座、21……振動吸収筒、
22……デイスタンスピース、23……ナツト、
30……ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 負圧アクチユエータのダイヤフラムの両面に一
    対の金属製当て板を重合せ結合し、ダイヤフラム
    と当て板に設けた軸穴に、両端にフランジを有す
    るゴム製振動吸収筒を嵌合し、筒体の一端にフラ
    ンジを備えてなる上下一対の金属製のデイスタン
    スピースを振動吸収筒へ嵌挿し、排気還流弁の弁
    ステムの端部をデイスタンスピースへ嵌挿し、弁
    ステムと一体のフランジと弁ステムに螺合したナ
    ツトとにより一対のデイスタンスピースを挟持し
    たことを特徴とする内燃機関の排気還流弁。 気還流弁。
JP1986011654U 1986-01-31 1986-01-31 Expired - Lifetime JPH0526291Y2 (ja)

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JP1986011654U JPH0526291Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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JPS62124269U JPS62124269U (ja) 1987-08-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347452A (en) * 1976-10-11 1978-04-27 Rhone Poulenc Ind Compound on basis of incombustibilized polyamide

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5539870Y2 (ja) * 1976-12-11 1980-09-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347452A (en) * 1976-10-11 1978-04-27 Rhone Poulenc Ind Compound on basis of incombustibilized polyamide

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JPS62124269U (ja) 1987-08-07

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