JPH0526282A - 減衰力調整式油圧緩衝器 - Google Patents

減衰力調整式油圧緩衝器

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JPH0526282A
JPH0526282A JP20344591A JP20344591A JPH0526282A JP H0526282 A JPH0526282 A JP H0526282A JP 20344591 A JP20344591 A JP 20344591A JP 20344591 A JP20344591 A JP 20344591A JP H0526282 A JPH0526282 A JP H0526282A
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JP
Japan
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damping force
rod
piston
piston rod
shutter
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JP20344591A
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Sei Watanabe
聖 渡辺
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッドガイドに減衰力調整機構を設けること
により、油圧緩衝器の基本長を短くできると共に、径方
向寸法を小さくでき、コンパクトな油圧緩衝器を構成す
る。 【構成】 ロッドガイド19に減衰力調整機構20を設
ける。ロッドガイド19にはリザーバ室Cとロッド側油
室Aとを連通する油通路21を形成すると共に、流路面
積の異なる複数のオリフィス24を有するシャッタ22
を設ける。シャッタ22をロッドガイド19に対して回
動することにより、オリフィス24を選択する。そし
て、油通路21の流路面積を調整し、油通路21のオリ
フィス24による油液の抵抗力により所望の減衰力を発
生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車輛の振動を緩
衝するのに好適に用いられる油圧緩衝器に関し、特に、
車輛の走行条件に応じて減衰力を調整しうるようにした
減衰力調整式油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車輛に取付けられる油圧緩衝器
は、例えば、高速道路走行時、一般道路走行時、砂利
道、凹凸道走行時等のように車輌の走行条件に応じてそ
の減衰力特性が変化するようにしたものが乗り心地の面
ばかりでなく操縦安定性等の観点からも好ましい。この
ような観点から、減衰力発生機構として固定式のものの
ほか走行条件等に応じて適宜に減衰力を変化させること
ができる可変式の減衰力調整機構を備えた、所謂減衰力
調整式油圧緩衝器が用いられている。
【0003】この種の減衰力調整式油圧緩衝器は、シリ
ンダと、一端側が該シリンダ内に挿入され、他端側が該
シリンダ外に突出したピストンロッドと、前記シリンダ
内に摺動可能に挿嵌すべく、該ピストンロッドの一端側
に袋ナットを介して固着され、前記シリンダ内を二つの
油室に画成したピストンと、該ピストンに形成され、前
記各油室間を連通する油穴と、該油穴を開,閉すべく前
記ピストンの少なくとも一側に設けられた伸長側あるい
は縮小側のディスクバルブと、前記袋ナット内に設けら
れた減衰力調整機構と、前記ピストンロッドの軸方向に
穿設された挿通穴と、該挿通穴内に回動可能に挿入さ
れ、一端側が前記減衰力調整機構に連結され、他端側を
回動操作することにより減衰力を変化させる調整ロッド
とから構成されている。そして、前記減衰力調整機構は
調整ロッドの一端側に固着され、径の異なる複数のオリ
フィスが形成されたシャッタ等からなり、該シャッタを
調整ロッドで回動操作することによって、前記オリフィ
スの流路面積を変化させ、減衰力を変化させるようにな
っている。
【0004】このように構成される減衰力調整式油圧緩
衝器では、ピストンロッドの伸縮速度が比較的遅いとき
には、伸長側および縮小側のディスクバルブが閉弁し、
シャッタのオリフィスを流通する油液によって所定の減
衰力が発生し、ピストンロッドの伸縮速度が速くなる
と、伸長側および縮小側のディスクバルブが開弁し、該
ディスクバルブを介して流通する油液によって所定の減
衰力が発生する。
【0005】従って、従来技術の減衰力調整式油圧緩衝
器では、前記ピストンロッドの伸縮行程における減衰力
をディスクバルブにより発生させうる上に、減衰力調整
機構により、調整ロッドを回動操作して、オリフィスの
流路面積を変化させることにより適宜に減衰力を調整す
ることができ、車輛の走行条件等に応じて多様に減衰力
を変化させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術における減衰力調整機構を有する油圧緩衝器にお
いては、減衰力調整機構はピストンの先端側に位置して
袋ナット内に設けているものであり、この場合には油圧
緩衝器の基本長が長くなるという問題がある。また、ピ
ストンロッドの軸方向には調整ロッドを挿入するために
挿通穴を穿設しているため、ピストンロッドを中空に形
成していた。このため、ピストンロッドの強度を確保す
るためにピストンロッドの径寸法を大きくしなければな
らなず、油圧緩衝器の径方向寸法が大きくなるという問
題があり、油圧緩衝器全体が大きくなってしまうという
問題がある。
【0007】さらに、減衰力調整機構はピストンの近傍
に位置して設けられ、該減衰力調整機構はオリフィスの
径を選択することにより、ピストンロッドの伸長,縮小
時の減衰力を調整するものであるから、油室内にガスを
封入しなければならないという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は減衰力調整機構をコンパクトに
形成できるようにした減衰力調整式油圧緩衝器を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成の特徴は、ロッドガイド
には、アッパーキャップとの間を介してリザーバ室とロ
ッド側油室とを連通させる油通路と、前記ピストンロッ
ドの軸線を中心に回動して、油通路の流路面積を変化さ
せるシャッタとを設け、該シャッタと前記ピストンロッ
ドとの間に該ピストンロッドが最伸長付近で前記シャッ
タと前記ピストンロッドとが一体に回動できるように係
合する係合手段とを設けたことにある。
【0010】
【作用】上記構成により、ピストンロッドを例えば伸長
させた状態で、ロッドガイドに対して該ピストンロッド
を回動させることによってシャッタを回動させ、該シャ
ッタの回動によって油通路を流れる油液の量を変化さ
せ、発生する減衰力を調整することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき説明する。
【0012】図中、1は油圧緩衝器の本体を構成する外
筒を示し、該外筒1の下端側はボトムキャップ2によっ
て閉塞され、上端側は後述するロッドガイド19を介し
てアッパーキャップ3により閉塞されている。4はボト
ムキャップ2に溶接等の手段を用いて固着された取付ブ
ラケットを示し、該取付ブラケット4は外筒1を車輛の
車軸側(図示せず)に取付けるようになっている。5は
外筒1内に同軸に配設された内筒を示し、該内筒5は外
筒1内に上下方向に延在し、前記ロッドガイド19と後
述するボトムバルブ14の弁本体15を介して外筒1内
に固着されている。そして、前記外筒1と内筒5との間
にリザーバ室Cが画成されている。
【0013】6は内筒5内に摺動可能に挿嵌されたピス
トンを示し、該ピストン6は内筒5内をロッド側油室A
とボトム側油室Bとに画成すると共に、各油室A,Bを
連通するように油穴6A,6Aが穿設されている。
【0014】7は下端側がピストン6に固着され、段付
円柱状に形成されたピストンロッドを示し、該ピストン
ロッド7の上端側はロッドガイド19を介して外筒1外
へと突出し、その突出端側はマウントラバー等を介して
車輛の車体(いずれも図示せず)に取付けられる。ま
た、該ピストンロッド7の下端側にはナット8が螺着さ
れ、該ナット8はピストンロッド7に対して後述のガイ
ド10と共にピストン6を締着している。
【0015】9はピストン6の上側面に設けられた伸長
側減衰力発生機構を構成するピストンバルブを示し、該
ピストンバルブ9は筒状のガイド10との間に挟持され
た複数枚のディスクバルブ11と、該ディスクバルブ1
1の上側に位置してガイド10に摺動案内されるように
設けられ、油通路12A,12Aを有するリテーナ12
と、該リテーナ12を下側に付勢するばね13とから構
成され、ピストンロッド7の伸長時には、ロッド側油室
A内の油液でディスクバルブ11の内周側を下側に撓ま
せることにより、この油液をボトム側油室B内に流通さ
せることにより、伸長時の減衰力を発生させる。一方、
縮小時にはリテーナ12をばね13に抗して変位させる
ことにより、減衰力を発生させることなくボトム側油室
B内の油液をロッド側油室A内に流出させる逆止弁とし
て作用する。
【0016】ここで、前記ガイド10は図1,図4に示
す如く、ピストンバルブ9より上側に4箇所の係合凸部
10A,10A,…が突設され、該各係合凸部10Aは
後述するシャッタ22の各係合凹部22Aと係合して該
シャッタ22を回動させる係合手段を構成するもので、
このようにガイド10はリテーナ12を摺動案内する機
能と、シャッタ22を回動させる機能を有している。
【0017】14は内筒5の底部側に設けられた縮小側
減衰力発生機構を構成するボトムバルブを示し、該ボト
ムバルブ14は外周側が内筒5とボトムキャップ2との
間に固定され、ボトム側油室Bとリザーバ室Cとを連通
する油路15Aが形成された弁本体15と、該弁本体1
5上に設けられ、一部に固定オリフィス(図示せず)を
有する複数枚のディスクバルブ16と、該ディスクバル
ブ16の上側に位置して設けられ、油通路17A,17
Aを有するリテーナ17と、該リテーナ17を下側に付
勢するばね18とから構成され、ピストンロッド7の縮
小時には、ボトム側油室B内の油液をディスクバルブ1
6の内周側を下側に撓ませることにより、外筒1と内筒
5との間に形成されたリザーバ室C内に流通させ、縮小
時の減衰力を発生させる。一方、伸長時にはリテーナ1
7をばね18に抗して変位させることにより、減衰力を
発生することなくリザーバ室C内の油液をボトム側油室
B内に流通させる逆止弁として作用する。
【0018】19はロッドガイドを示し、該ロッドガイ
ド19は段付筒状に形成され、図2に示す如く、内周面
は前記ピストンロッド7を案内する案内穴19Aとな
り、上部にはアッパーキャップ3と当接する突起部19
Bが形成されている。そして、該ロッドガイド19は前
記外筒1と内筒5の上端側をアッパーキャップ3と共に
閉塞するように設けられ、前記案内穴19A内にはピス
トンロッド7が挿入され、該ピストンロッド7の伸長,
縮小時に該ピストンロッド7を軸方向に摺動させて案内
する。
【0019】20はロッドガイド19に設けられた本実
施例の減衰力調整機構を示し、該減衰力調整機構20は
図2に示す如く、ロッドガイド19に形成された後述す
る油通路21と、前記ロッドガイド19の下側に位置し
て設けられたシャッタ22と、該シャッタ22を位置決
めすべく前記ロッドガイド19に取付けられた位置決め
機構25とから大略構成されている。
【0020】21は油通路を示し、該油通路21はロッ
ドガイド19の径方向内側に位置し、軸方向に穿設され
た連通穴21Aと、突起部19Bを部分的に切欠いて形
成された切欠溝21Bと、ロッドガイド19の径方向外
周側に位置し、軸方向に貫通して形成された複数個の貫
通溝21C(1個のみ図示)とから構成され、該油通路
21はリザーバ室Cとロッド側油室Aとを連通させるよ
うになっている。
【0021】22はロッドガイド19の下側に位置して
環状止め輪23との間に挟持して設けられたシャッタを
示し、該シャッタ22は図3に示すように環状に形成さ
れ、内周側には4箇所に係合手段としての係合凹部22
A,22A,…が形成され、上面の径方向外側位置の一
側には45度毎に位置決め孔22B,22B,22Bが
3個形成され、該各位置決め孔22Bのそれぞれに対向
する位置には径寸法の異なるオリフィス24A,24
B,24C(以下、全体として「オリフィス24」とい
う)が形成されている。
【0022】25はロッドガイド19に形成された連通
穴20Aの反対側に位置し、下側に開口するように形成
された取付穴19C内に設けられた位置決め機構を示
し、該位置決め機構25はばね25Aと、該ばね25A
により下側にシャッタ22を付勢するボール25Bとか
ら構成され、該ボール25Bは前記シャッタ22の位置
決め孔22Bに係合されることによって、シャッタ22
のロッドガイド19に対する位置決めを行なうようにな
る。
【0023】減衰力調整機構20はこのように構成さ
れ、シャッタ22は一つの位置決め孔22Bに位置決め
機構25のボール25Bを係合させることにより位置決
めされ、その位置決め孔22Bの径方向に対向する位置
のオリフィス24が選択され、油通路21を介してリザ
ーバ室Cとロッド側油室Aとの間を流れる油液の流路面
積を設定する。そして、このオリフィス24は油液が油
通路21を流れるときの抵抗力により、減衰力を発生さ
せるようになっている。
【0024】また、減衰力調整機構20の調整は、ピス
トンロッド7の最伸長時にシャッタ22の内周側に形成
された各係合凹部22Aがピストンバルブ9を構成する
ガイド10の各係合凸部10A(図4参照)に係合さ
れ、ピストンロッド7をロッドガイド19、即ち外筒1
に対して相対的に回動させることにより、シャッタ22
を回動させて油通路21の連通穴21Aに対応するオリ
フィス24を選択して油通路の流路面積を変化させる。
【0025】本実施例による油圧緩衝器は上述の如き構
成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0026】まず、ピストンロッド7の伸長,縮小速度
が速い時には、ピストンバルブ9およびボトムバルブ1
4により各ディスクバルブ11,16を撓ませることに
より減衰力を発生して、その振動を吸収する。一方、ピ
ストンロッド7の伸長,縮小速度が遅い時には、ロッド
ガイド19に設けた減衰力調整機構20およびボトムバ
ルブ14により、シャッタ22のオリフィス24および
ディスクバルブ16の固定オリフィスを流れる油液の抵
抗力により減衰力を発生させるようになる。
【0027】このように、本実施例では、シャッタ22
のオリフィス24の選択により、3種類の減衰力を発生
することができる減衰力調整機構20をロッドガイド1
9に設けたから、シャッタ22のオリフィス24A(最
大径、図3のS位置)を選択したときには、油通路21
の流路面積は大きくなるため、抵抗力(減衰力)は小さ
くなり、ソフトな乗り心地を発生させる。また、シャッ
タ22のオリフィス24B(中間径、図3のM位置)を
選択したときには、流路面積は中間になるから、ミディ
アムな乗り心地を発生する。さらに、シャッタ22のオ
リフィス24C(最小径、図3のH位置)を選択したと
きには、流路面積は小さくなるため、抵抗力(減衰力)
は大きくなり、ハードな乗り心地を発生させることがで
きる。
【0028】また、この減衰力調整機構20の調整方法
は、車体をジャッキアップ等を施してピストンロッド7
を最伸長にし、ピストンバルブ9のガイド10に形成さ
れた各係合凸部10Aを減衰力調整機構20のシャッタ
22の各係合凹部22Aに係合させ、ピストンロッド7
をロッドガイド19に対して回動させることにより、オ
リフィス24を選択することによって設定するようにな
っている。
【0029】然るに、本実施例によれば、減衰力調整機
構20をロッドガイド19に設けることにより、従来技
術のようにピストンの下側に袋ナット内に減衰力調整機
構を設ける必要がなくなるため、従来の油圧緩衝器に比
べ油圧緩衝器の基本長を短くすることができる。
【0030】また、ピストンロッド7を円柱部材で形成
することができるから、該ピストンロッド7の径方向寸
法を小さくすることができ、油圧緩衝器の径方向寸法を
小さくできる。これにより、油圧緩衝器の全体を確実に
コンパクトに構成することができる。
【0031】さらに、ピストンロッド7の伸長,縮小に
おける減衰力発生機構をそれぞれ独立に設けることによ
り、従来、油室内に封入していたガスの封入をする必要
がなくなり、油圧緩衝器の製造時の作業工程を簡略化す
ることができる。
【0032】なお、前記実施例では、シャッタ22にソ
フト,ミディアム,ハードの3段階に切換えられるオリ
フィス24を形成したものについて説明したが、本発明
はこれに限らず、複数のオリフィス24の数を適宜設定
することにより2段階または4段階以上の切換えができ
るように構成することも可能である。また、ハードの場
合には、リザーバ室Cからロッド側油室Aへの油液の流
動を阻止するようにオリフィスをなくしたものにしても
よい。また、オリフィス24を回動により流路面積が連
続的に変化する一つの細長い穴としてもよい。
【0033】さらに、前記実施例ではガイド10に係合
凸部10Aを設けるものとして述べたが、図5に示す如
く、ピストンバルブ9の近傍に位置してピストンロッド
31の外周に4箇所の係合凸部31A,31A,…を突
設してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、ロ
ッドガイドにはアッパーキャップとの間を介してリザー
バ室とロッド側油室とを連通させる油通路を形成すると
共に、該油通路の流路面積を変化させるシャッタを設
け、該シャッタはピストンロッドをロッドガイドに対し
て回動させることにより、流路面積を選択することがで
きるように構成したから、ピストンロッドの伸長速度が
遅いときには、リザーバ室とロッド側油室とを連通する
油通路の流路面積による抵抗力によって、減衰力を発生
させることができ、この流動面積はシャッタをロッドガ
イドに対して回動させて選択することにより容易に調整
することができる。
【0035】そして、減衰力調整機構をロッドガイドに
形成することにより、従来技術の油圧緩衝器に比べ、油
圧緩衝器自体の基本長を短くすることができると共に、
ピストンロッドを円柱部材により形成することができる
から、該ピストンロッドの径方向寸法を小さくすること
ができ、油圧緩衝器をコンパクトに形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油圧緩衝器の縦断面図で
ある。
【図2】図1中の減衰力調整機構を示す拡大断面図であ
る。
【図3】図2中のシャッタを示す平面図である。
【図4】ピストンバルブのガイドを示す平面図である。
【図5】本実施例の変形例によるピストンロッドと係合
凸部を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 ボトムキャップ 3 アッパーキャップ 5 内筒 6 ピストン 7,31 ピストンロッド 9 ピストンバルブ 10 ガイド 10A,31A 係合凸部(係合手段) 14 ボトムバルブ 19 ロッドガイド 20 減衰力調整機構 21 油通路 22 シャッタ 22A 係合凹部(係合手段) 24 オリフィス 25 位置決め機構 A ロッド側油室 B ボトム側油室 C リザーバ室

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端側がボトムキャップにより閉塞さ
    れ、他端側がアッパーキャップにより閉塞された外筒
    と、該外筒内に配設され、該外筒との間にリザーバ室を
    形成した内筒と、前記アッパーキャップの内側に位置し
    て、該内筒および外筒の他端側に配設されたロッドガイ
    ドと、前記内筒内に摺動可能に挿嵌され、該内筒内をロ
    ッド側油室とボトム側油室とに画成したピストンと、一
    端側が該ピストンに固定され、他端側が前記ロッドガイ
    ドを介して外筒外に突出したピストンロッドと、前記ピ
    ストンに設けられ、ピストンロッドの伸長時に前記ロッ
    ド側油室とボトム側油室との間を流通する油液により減
    衰力を発生させるピストンバルブと、前記内筒の一端側
    に位置して、前記ボトムキャップと内筒との間に設けら
    れ、前記ピストンロッドの縮小時に前記ボトム側油室と
    リザーバ室との間を流通する油液により減衰力を発生さ
    せるボトムバルブとからなる油圧緩衝器において、前記
    ロッドガイドには、前記アッパーキャップとの間を介し
    て前記リザーバ室とロッド側油室とを連通させる油通路
    と、前記ピストンロッドの軸線を中心に回動して、油通
    路の流路面積を変化させるシャッタとを設け、該シャッ
    タと前記ピストンロッドとの間に該ピストンロッドが最
    伸長付近で前記シャッタと前記ピストンロッドとが一体
    に回動できるように係合する係合手段とを設けたことを
    特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
JP20344591A 1991-07-19 1991-07-19 減衰力調整式油圧緩衝器 Pending JPH0526282A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108468739A (zh) * 2018-05-30 2018-08-31 浙江科技学院 一种筒圈式阻尼可调液压减振器
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