JPH05262655A - カルシウムの腸管吸収促進剤および腸管吸収性を高め たカルシウム組成物ならびにそれを含有するカルシウ ム飲料 - Google Patents

カルシウムの腸管吸収促進剤および腸管吸収性を高め たカルシウム組成物ならびにそれを含有するカルシウ ム飲料

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JPH05262655A
JPH05262655A JP4050065A JP5006592A JPH05262655A JP H05262655 A JPH05262655 A JP H05262655A JP 4050065 A JP4050065 A JP 4050065A JP 5006592 A JP5006592 A JP 5006592A JP H05262655 A JPH05262655 A JP H05262655A
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plant
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Ranko Inoue
蘭子 井上
Kozo Yamamoto
晃三 山本
Naoto Takamatsu
直人 高松
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Fujix Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カルシウムの人体に対する吸収促進剤ならび
に吸収性に優れたカルシウム組成物、およびそれを含有
する液体飲料を提供する。 【構成】 植物由来のカルシウム含有化合物を焼成また
は電解した精製物に共存するアミノ酸の少なくとも1種
からなるカルシウムの腸管吸収促進剤。この腸管吸収促
進剤は、吸収性が余り優れていない動物ないし鉱物由来
のカルシウム含有化合物に少量配合するだけで、カルシ
ウム組成物全体が著しく腸管吸収性が優れたものとな
る。この腸管吸収促進剤を構成する特種なアミノ酸群
は、チロシン、プロリン、バリン、ロイシン、ヒスチジ
ン、セリン、およびグリシンからなるものであり、この
少なくとも1種を配合すれば良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルシウム組成物、な
らびにそれを含有する液体飲料に関するものであって、
より詳しくは、動物および/または鉱物由来のカルシウ
ム含有化合物と、植物由来のカルシウム含有化合物を混
合した、人体の腸管内での吸収性に優れ、ひいては骨形
成性の著しくすぐれたカルシウム組成物、および該カル
シウム組成物を含有する液体飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシウムが人間のみならず哺乳動物の
骨や歯の形成に不可欠の成分であることは広く認識され
ていたが、最近ではそれのみならず、あらゆる生命現象
を支える最も重要な栄養素であることが解明され、いま
やカルシウムは医学の最前線で注目されている。とく
に、近年になって、新聞やテレビを初めとするマスメデ
ィアを介して、人体におけるカルシウム不足が、いかに
多くの疾患を引き起こすかについてさまざまな情報が公
開されている。
【0003】例えば、平成3年11月6日、および平成
4年1月12日の読売新聞には、よみうりメディカルシ
ンポジウムの模様が報道されており、なかでも、「骨粗
鬆症を考える」と題するテーマのシンポジウムの内容が
詳細に報道されている。この報道のなかにも明記されて
いるように、骨は絶えず新陳代謝を行っており、約3か
月の間に、古い骨が壊されて(吸収される)、新しい骨
の形成が行われている。ところで、この新陳代謝のバラ
ンスが崩れ、骨の量が減ってしまうと、骨がスカスカに
なってもろくなる骨粗鬆症が発生することが解明されて
きている。
【0004】骨の量(骨量という)は、年齢と大きく関
係することが知られており、通常、図1に示すように、
成長するにつれて増え、30台でピークに達する。この
時を最大骨量といい、その後は年と共に減っていくこと
が明らかになっている。とくに、女性の場合は、ピーク
そのものが低い上に、50台で閉経を迎えると、骨の吸
収を抑える作用のある女性ホルモン(エストロゲン)の
分泌が止まるために、この時点で急激な骨量の減少傾向
が見られる。また、骨を破壊する細胞の働きを抑制する
ホルモンとして知られているカルシトニンも、その分泌
が年齢と共に減少して行くことが知られており、骨量の
減少の一要因となっている。
【0005】この他にも、運動量が少ない人、カルシウ
ムの摂取量が少ない人、カルシウムの吸収を妨げるたん
ぱく質,食塩,りん酸を採り過ぎる人、あまり日に当た
らない人、胃腸の手術をして食べ物の吸収が悪い人、ス
テロイド剤を服用している人、たばこをたくさん吸う
人、飲酒量が多い人など、骨粗鬆症の誘因として上げら
れるものは数多く知られている。なかでも、カルシウム
の摂取量が少ないことが、骨粗鬆症の最も大きな原因と
なっていることが明らかとなっている。カルシウムの摂
取量とは、カルシウムが腸管内で人体にどれだけ有効に
吸収されるかということであり、見かけ上のカルシウム
含有量、つまり、食品等に含まれるカルシウム含有量と
は明確に異なるものである。
【0006】現在、この骨粗鬆症に対する治療と予防と
しては、カルシウム剤、活性型ビタミンD、カルシトニ
ン、イプリフラボン、ビスフォスフォネイト、エストロ
ゲン製剤の投与方法が採られているが、それぞれが必ず
しも十分な効果が期待できなかったり、ホルモン剤の投
与の場合は発ガン性の問題が指摘されており、骨粗鬆症
に対する予防および治療については、いまだ、十分な対
策は立てられていないのが現状である。
【0007】さらに、人間にとってカルシウム不足は、
骨粗鬆症ばかりでなく、高血圧、動脈硬化、関節痛、糖
尿病、免疫病、肥満などの疾患を招く原因となることも
指摘されている(保健同人社発行「暮しと健康」1991.V
ol 9)。ところが、カルシウムは、ビタミンDや蛋白質
などと同時に摂取しないと、人体への吸収率がきわめて
低く、それ単体での服用によっては、人体における所要
量のカルシウムを摂取することは困難な状況にある。
【0008】最近の研究によると、成人の一日当りのカ
ルシウムの所要量は、600mgであるといわれてい
る。ところが、食品や飲料に含まれるカルシウムは、そ
のすべてが人体に吸収されるわけではなく、通常、食品
や飲料に表示されるカルシウム含量と、実際に人体に吸
収されるカルシウムの量は大幅に異なることが知られて
いる。したがって、このカルシウムの所要量を、日常の
食事から摂取しようとすると、とてつもなく大量のカル
シウム含有食品を摂らなければならないことになる。
【0009】たとえば、カルシウムを高単位で含む飲料
として知られている牛乳のカルシウムの含有量は、10
0mg/100ml程度であり、牛乳中に含まれるカル
シウムは蛋白質と結合しているため、吸収性がよいとさ
れているものの、人体に対する吸収率は最大でも50
%、つまり50mgしか吸収されないことが知られてい
る。しかも、牛乳中にカルシウムと結合状態で存在する
蛋白質は消化吸収されると、最後に乳酸、酪酸、焦性ブ
ドー酸、硫酸、リン酸を発生するため、前記50mgの
カルシウムの大半はこれらの酸を中和するために消費さ
れ、結局、牛乳100ml中の人体に吸収されるカルシ
ウム分は精々10mg程度にしかすぎないともいわれて
いる。
【0010】したがって、牛乳だけでカルシウムの所要
量を補うことができないのは当然であり、その他の飲食
品から、不足分のカルシウムを摂ろうとしても、カルシ
ウム含有食品として知られている、煮干し、マイワシ、
ひじき、焼きのりなどでさえ、そのカルシウム含有量
は、到底前記一日の所要量には遠く及ばず、結局、通常
の食事からカルシウムの所要量を摂取することは不可能
な状況にある。その結果、慢性のカルシウム不足状態に
なり、前記、各種の疾病を引き起こす原因となってい
る。
【0011】このような事態は、我が国ばかりでなく、
牛乳の消費量が我が国の3倍ないし5倍といわれている
ヨーロッパや欧米においてさえ、人体内のカルシウムと
の因果関係が解明されている骨粗鬆症が、我が国の2倍
も発生しているという事実があり、このことからも、牛
乳などのカルシウム高含有飲食品を摂取してもカルシウ
ム不足を解消することは不可能であることが理解され
る。
【0012】さらに、カルシウムの吸収を促進すること
が知られているビタミンDの場合についてみると、ビタ
ミンDは体内のプロビタミンDから日光照射によって生
成される他に、食品からも摂取できるもので、摂取され
たビタミンDは、副甲状腺ホルモンの働きによって、そ
れが活性ビタミンDとなりカルシウムの腸管からの吸収
を助けるものであるが、この作用は、副甲状腺ホルモン
と共同して骨からのカルシウムを取り出すことによるも
ので、この結果、ビタミンDを過剰に摂取した場合に
は、高カルシウム血症、尿毒症、さらに骨軟化症などの
障害がもたらされることが知られており、米国ではFD
AによってビタミンDを医薬として認めていないのが現
状である。
【0013】このように、最も吸収性のすぐれていると
されている牛乳でさえ、人体に対する吸収量は極くわず
かであることからもわかるように、食品から所要量のカ
ルシウムを補うことはきわめて困難な状況にあり、しか
も、前述したように、加齢につれて骨量の減少が起こ
り、さらにカルシウムの吸収率はどんどん低下するため
に、現代のあらゆる疾病や老化現象は、身体をミクロ的
(細胞レベル)に見ても、マクロ的(全身の機能レベ
ル)に見ても、カルシウム不足が最大の原因であること
が突き止められている(平成2年4月、日本内科学会報
告)。
【0014】
【発明が解決すべき課題】前述したように、骨の新陳代
謝は約3か月で組織がすべて入れ替わるほどに早く、古
い骨が壊され、新しい骨が作られているものであるが、
その過程において、カルシウムの供給、つまり、真の意
味でのカルシウムの吸収性が十分でないと、新しい骨を
作り出すのに必要なカルシウムの量が不足することにな
り、それが原因となって、骨がスカスカになる骨粗鬆症
はもとより、細胞に障害を与え、骨や歯の発育不良や、
血液の浄化や、脳、神経、心臓、筋肉などの総合的な健
康状態の維持が阻害されることになる。
【0015】また、血液中のカルシウム濃度が生命を維
持する上で十分な量でない場合に、生体機能は、不足分
のカルシウムを骨から血液中に供給させる仕組みになっ
ていることも解明されている。このような場合には当然
骨中のカルシウムが減少することになり、骨がスカスカ
となって骨粗鬆症を引き起こすにいたることは容易に理
解されることである。しかもこの病気が、寝たきり老人
や痴呆症の老人をつくることも明らかにされてきてい
る。したがって、高齢化社会の到来と共に、人体に真の
意味でのカルシウム不足を解消することは、前記した骨
粗鬆症を初めとする数々の病気を予防ないし治療し、健
康な長寿社会を実現するために最も重要な課題といえ
る。
【0016】そこで、これらのカルシウム不足を補うこ
とを目的として、食品としてのカルシウムの他に栄養補
助食品としてのカルシウム製品が開発され、医薬品とし
てのカルシウム組成物も、より吸収性の優れたものを求
める傾向が高まりつつある(「カルシウムの全て」藤田
拓男著、あき書房)。本発明者らは、長年にわたって、
人体への吸収性に優れたカルシウム組成物の研究を続け
てきており、その第1歩として、ミネラル成分を多量に
含み高度のイオン化カルシウム濃度を示す牡蠣殻の電解
精製物を開発し(特公昭60−56795 号公報、特許第1332
767 号)、すでに販売してきた実績がある。このイオン
化カルシウムは、当時発売されていたカルシウム製剤の
中では、抜群に腸内での吸収がすぐれ、かつ、骨への沈
着率が高いという評価を得、各大学の付属病院をはじめ
とする医療機関において、成人病の予防、治療のための
栄養補助食品として積極的に採用されている。
【0017】本発明者らは、前記栄養補助食品としての
カルシウム組成物について追試を続ける過程で、よりす
ぐれた吸収性とともに骨に対する沈着性にもすぐれたカ
ルシウム組成物を求めてさらに研究を続け、天然の酸化
カルシウムおよび/または水酸化カルシウムに極く少量
のアミノ酸、とくに低分子量のアミノ酸が共存している
本出願前未知の活性アミノ酸カルシウムが、前記目的を
達成するという知見を得、特願平3−200851号と
してすでに特許出願をしている。
【0018】さらに、電解処理や、焼成処理などの特別
の処理を必要とすることなく、カルシウム含有化合物、
たとえば、炭酸カルシウム、りん酸カルシウム、水酸化
カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウムの
ような鉱物由来のカルシウム含有化合物でも、特定の複
数種のアミノ酸を混合してやると、驚くべきことに、該
カルシウム含有化合物単体では生体に対して低い吸収性
しか示さないのにもかかわらず、この特定のアミノ酸の
混合物を配合したカルシウム組成物は、生体に対して著
しい吸収性を示すという知見を得、特願平3−3235
45号として特許出願している。
【0019】本発明者らは、これらの技術的な積み重ね
を背景として、さらに、人体に対して吸収性が優れ、骨
量の形成を促進する作用の著しいカルシウム組成物の開
発を進めるなかで、動物性ないし鉱物性由来のカルシウ
ムに対して、植物性由来のカルシウム含有化合物を焼成
または電解した精製物に結合状態で共存するアミノ酸を
少量ブレンドしてやると、カルシウムの人体に対する吸
収性、ひいては骨量の形成を促進する作用が著しく優れ
たカルシウム組成物が得られるというまったく新たな事
実をつきとめ、本発明を完成するに至った。
【0020】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、人体における
吸収性が優れ、かつ、骨の形成を促進する作用に優れた
カルシウム組成物、および該カルシウム組成物を含有す
る液体飲料を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、植物由来のカルシウム含有化合物を焼成または電解
した精製物に共存するアミノ酸の少なくとも1種からな
ることを特徴とするカルシウムの腸管吸収促進剤が提供
される。また、本発明によれば、動物および/または鉱
物由来のカルシウム含有化合物に、植物由来のカルシウ
ム含有化合物を焼成または電解した精製物に共存するア
ミノ酸の少なくとも1種を配合したことを特徴とするカ
ルシウム組成物が提供される。前記動物由来のカルシウ
ム含有化合物としては、牡蠣殻、魚の骨、帆立貝の殻、
えびの殻などの海性の動物由来の原料から得られた焼成
または電解精製物が好ましく用いられる。また、前記植
物由来のカルシウム化合物としては、ワカメ、こんぶ、
ひじき、および藁からなる群より選ばれた少なくとも1
種が好適に使用され、これらの原料を焼成または電解す
ることによって得られた精製物には、きわめて高単位で
特定のアミノ酸および微量のミネラルが結合状態で共存
している。本願明細書においては、以下、これを単に
「アミノ酸群」ということがある。植物由来のカルシウ
ム化合物は、これらのものに限定されるわけではなく、
後述するようにカルシウムを含有する植物が、いずれも
使用することができる。
【0022】
【発明の具体的説明】本発明者らの研究によれば、こん
ぶ、ひじき、ワカメなどの海生の植物を焼成または電解
したカルシウム精製物中に存在するアミノ酸群の量を1
00とすると、大豆、ごま、牧草、大麦、にんじん、さ
つまいも、ブロッコリーなどの陸生の植物には、その約
20%のアミノ酸群が含まれているが、魚の骨、貝類の
殻、海老の殻などの海生の動物には1%,さらに、牛の
骨や卵の殻などの陸性の動物には0.5%程度のアミノ
酸群しか含まれていないことが判明した。また、鉱物由
来のカルシウム化合物には当然のことながら、アミノ酸
群はまったく含まれていない。
【0023】本発明者らによって確認された植物由来の
カルシウム電解生成物中に含まれるアミノ酸群とは、チ
ロシン、プロリン、バリン、ロイシン、ヒスチジン、セ
リン、およびグリシンの7種であり、これに微量成分と
してのミネラルが含まれている。本発明の上記アミノ酸
群は、カルシウム精製物から分離するか、あるいは、そ
のままカルシウムに結合した状態で、いわゆるカルシウ
ム製剤として市販されているような、動物および/また
は鉱物由来のカルシウム化合物ばかりでなく、牛乳やビ
スケットなどのカルシウム含有食品または飲料(以下、
本願明細書では、これらのカルシウム含有化合物を総称
して、「動物および/または鉱物由来のカルシウム化合
物」という)に少量配合することにより、腸管でのカル
シウムの吸収性を著しく促進させるものである。アミノ
酸群は、これらの少なくとも1種を配合して、また複数
種を併用してもよいが、単独で用いる場合は、バリンが
最も効果的である。
【0024】植物性のカルシウムの焼成または電解精製
物に、動物性カルシウムに比較してアミノ酸群が大量に
含まれているという現象は、ひじき、こんぶ、ワカメな
どの植物性カルシウム源には、誕生以来の有効成分が使
われずにそのまま残っている、いわば、1次カルシウム
をそのまま有しているのに対し、牡蠣殻などの動物性の
カルシウム源は、植物性の1次カルシウムを食べ、その
中に含まれている有効成分を使って、自己の骨や殻を形
成するものであり、いわば、動物性カルシウムは、すで
に有効成分がある程度消費されてしまった2次カルシウ
ムの集合体というべき状態で存在していることが原因で
あると推定される。
【0025】本発明者らは、これらの原料に由来するア
ミノ酸群の存在が、人体の腸管でのカルシウムの吸収
性、ひいては骨形成促進性の面においてどのような働き
を示すのかという点に着眼し、度重なる動物実験を繰り
返した結果、植物由来のカルシウムに大量割合で存在し
ている前記特殊アミノ酸群が、腸管内でのカルシウムの
吸収性に大きく関与しているという事実をつきとめ、こ
の事実に基づいて、さらに、実験を繰り返し、植物由来
のカルシウム精製物中に大量割合で含まれるアミノ酸群
を、動物および/または鉱物由来のカルシウム化合物
に、少量成分として混合してやるだけで、該組成物は、
1次カルシウム単独の場合にほぼ匹敵する、骨形成促進
性を示すという事実が確認され、本発明を完成するに至
ったものである。
【0026】植物性、動物性、および鉱物性の各カルシ
ウム源におけるカルシウム化合物は、カルシウム含有量
という点から見れば、植物性のカルシウム原料は、動物
性や鉱物性の原料に比べて少ない量のカルシウムしか含
まれていないことは自明のことである。ところが、本発
明者らの研究の結果によれば、海性の植物由来のカルシ
ウム精製物には、0.8ないし1.2%(重量、以下同
じ)のアミノ酸群が共存しているのに対し、海性の動物
由来のカルシウム精製物には0.05ないし0.1%程
度の微量のアミノ酸群が生成していたことが確かめられ
ており、この植物由来のカルシウム精製物に結合してい
るアミノ酸群を、カルシウム含有量の多い、動物性およ
び/または鉱物性のカルシウムに少量成分として混合す
るだけで、カルシウム組成物全体の腸管内での吸収性お
よび骨形成促進性を著しく優れたものにするという事実
は驚くべきことである。
【0027】とくに、それ単独では、ほとんど人体に対
して吸収性を示さない鉱物由来のカルシウムの場合に
も、前記アミノ酸群を少量成分として混合してやること
によって、腸管内での吸収性および骨形成促進性が著し
く高められることは、まったく予想だにできないことで
ある。
【0028】このような現象がなぜ起こるのかは理論的
に解明されたわけではないが、カルシウムと植物由来の
カルシウム中に存在する大量のアミノ酸群がキレート結
合し、これが何らかの作用によって、生体への吸収性を
促進させ、ひいては骨形成促進作用をもたらすのではな
かろうかと推測される。いずれにしても、かかる事実
は、本発明者らの度重なる実験の結果として得られたも
のであり、従来の当業界の技術常識をはるかに超えるも
のというべきであろう。
【0029】本発明のカルシウム組成物において、さら
に注目すべきことは、このカルシウム組成物を、人間の
生体機能に比較的類似しているとされているビーグル犬
に投与した実験によれば、加齢によって体内での分泌が
減少することが確認されているホルモンのカルシトニン
の分泌が促進されるという事実が判明したことである。
カルシトニンが生体の骨を壊す細胞の働きを抑えるとい
う作用があることは前述したとおりである。本発明のカ
ルシウム組成物の投与によってカルシトニンの分泌が促
進されるという事実は、本発明のカルシウム組成物が骨
の破壊を防止する機能を有していることを明白に物語っ
ているもので、これまた、従来まったく知られていなか
ったものである。
【0030】動物および/または鉱物由来のカルシウム
化合物に対する、前記アミノ酸群の配合割合は、とくに
臨界的なものではないが、0.5ないし1.5%である
ことが好ましく、さらに好ましくは、0.8ないし1.
2%である。本発明の植物由来のカルシウム精製物に
は、前述したごとく、約0.8ないし1.2%のアミノ
酸群が結合状態で共存していることが確かめられている
から、植物由来のカルシウム精製物をそのまま、動物お
よび/または鉱物由来のカルシウムに配合する場合に
は、おおよその見当として、動物および/または鉱物由
来のカルシウム約85ないし93.3%に対して、植物
由来のカルシウム精製物を約6.7ないし15%の割合
で配合してやれば良いことになる。アミノ酸群の配合割
合が前記範囲よりも少ない場合は、配合割合に比例し
て、腸管内での吸収性および骨形成促進性がしだいに劣
ったものとなり(とはいっても、動物または鉱物由来の
カルシウム単独の場合に比べれば優れているが)、ま
た、前記範囲よりも多い場合には、腸管内での吸収性お
よび骨形成促進が必要以上に行われることになり無意味
である。
【0031】本発明者らの知見によれば、前記アミノ酸
群は、前記7種のアミノ酸がすべて含まれている場合
に、その腸管内での吸収性および骨形成促進性が最も優
れているが、アミノ酸の存在が単独の配合でも、動物ま
たは鉱物由来のカルシウム含有化合物単独の場合に比較
して、生体への吸収性の向上効果は認められ、とくに単
独での存在の場合には、バリンが最も優れた腸管内での
吸収性および骨形成促進効果を発揮し得ることが確かめ
られている。
【0032】
【作用】本発明は、動物および/または鉱物由来のカル
シウム含有化合物であっても、これに少量の、特定のア
ミノ酸群を混合してやることによって、カルシウム組成
物全体の生体に対する吸収性、および骨に対する沈着性
が著しくすぐれたものになるという本発明者らによって
得られた新たな知見をもとに完成されたものである。
【0033】本発明において使用される動物由来のカル
シウム化合物の原料としては、牡蠣殻、その他の貝殻、
えびの殻、魚の骨、珊瑚などの海生の動物、または、牛
の骨、卵の殻などの陸生の動物由来のものが例示される
が、アミノ酸群の含有量の点で海生の動物由来のカルシ
ウム化合物が好適に使用される。これら動物由来のカル
シウムは、例えば、原料を特公昭60−56795号公
報に記載された方法などによって通電するか、または高
温で焼成するなどの方法によってイオン化する方法など
が例示される。本発明において使用される鉱物由来のカ
ルシウム含有化合物としては、重質炭酸カルシウム、沈
降炭酸カルシウム、および胡粉などの炭酸カルシウムな
どのほかに、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウムがい
ずれも好ましく使用されるが、とくに、通常医薬品とし
て使用される(6局)収載のCaCo3 98.5%以上
の炭酸カルシウムが好ましく使用される。
【0034】本発明において使用される植物由来のカル
シウム含有化合物としては、ワカメ、ひじき、こんぶな
どの海生植物、あるいは、パセリ、大根、ほうれんそ
う、にんじん、ねぎ、さつまいも、レタスなどの野菜
類、牧草、藁などの陸生植物が例示され、なかでも、海
生植物または藁などがアミノ酸群を大量割合で含んでい
る点で好ましく使用される。これらの植物由来のカルシ
ウム化合物も、動物由来のカルシウムと同様に、焼成ま
たは電解などによって精製したものが好適に使用され
る。
【0035】これら植物由来のカルシウム中に大量割合
で存在する特定のアミノ酸群は、本発明者らがすでに前
記特許出願をしている技術、つまり、牡蠣殻などのカル
シウム含有物質を焼成した生成物にも結合状態で存在し
ていることが確かめられているが、その量は前述したよ
うに、植物由来のカルシウムに比較して1/100程度
であり、この程度のアミノ酸類の存在では、腸管内での
吸収性および骨形成促進性に寄与する割合はさほど大き
なものとは言えないのに対して、これに、アミノ酸群の
結合量が極めて大きい植物由来のカルシウムを少量混合
してやることによって、腸管内での吸収性および骨形成
促進性が飛躍的に向上するという事実は、カルシウムの
含有量の大小にかかわらず、カルシウム中に含まれるこ
のアミノ酸群の量割合が、腸管内での吸収性および骨形
成促進性に大きく影響するものであることを如実に物語
っている。
【0036】本発明のカルシウム組成物は、通常略白色
の粉末であり、このまま、自体公知の方法で打錠して錠
剤とするか、または、各種の酸、とくに醗酵乳酸水溶液
に溶解した液体飲料、ヨーグルト状あるいはゼリーなど
の形態で消費者に提供することができる。
【0037】本発明によって得られたカルシウム組成物
を配合した液体飲料とするには、醗酵乳酸、クエン酸、
リンゴ酸などの各種の酸に、前記カルシウム組成物を溶
解させればよいが、飲料としての味覚適性、さらに、溶
解性の点で、醗酵乳酸、とくに、光学活性型L(+)乳
酸の10ないし35容量%程度の水溶液100ccに対
して、前記炭酸カルシウムの粉末0.5ないし2.4g
程度を溶解させてやればよい。
【0038】
【実施例】以下、実施例によって、本発明を説明する。実施例1 (1) 動物由来のカルシウム化合物の調整:牡蠣殻を十分
に洗浄し、黒い部分を取り除いた後、粉砕機で5cm×
5cm程度の大きさに砕いた。次に、50cm×50c
m×5cmの大きさのチタントレーに前記粉砕した牡蠣
殻約8kgをのせ、電気炉で950℃で1時間焼成し
た。焼成後の牡蠣殻をコロイドミルで粉砕し、平均粒径
が約200メッシュの酸化カルシウムの白色粉末を得
た。
【0039】(2) 植物由来のカルシウム化合物の調整:
原料素材としてひじき5kgを使用して、電気炉で95
0℃で1時間焼成した精製物を上記と同様に粉砕し、平
均粒径が約200メッシュの植物性カルシウム150g
を得た。このカルシウムには、セリン10%、グリシン
7%、ヒスチジン13%、プロリン15%、チロシン2
6%、バリン15%、ロイシン14%からなる組成を有
するアミノ酸群が約10%結合していた。
【0040】<カルシウムの腸管吸収性の評価> 試料の調製: (a) 上記方法で得られた牡蠣殻由来のカルシウム (b) 上記方法で得られたひじき由来のカルシウムから分
離したアミノ酸群 (c) 炭酸カルシウム (d) (a) 5gと(b) 0.05gとの混合組成物 (e) (c) 5gと(b) 0.01gとの混合組成物 上記(a) ないし(e) のカルシウムまたはカルシウム組成
物の2%水溶液を用意した。
【0041】評価方法:1実験につきウスター系雌のラ
ット(体重150ないし200g)8匹を使用し、結果
はその平均値で示した。麻酔したラットを開腹し、胃の
幽門と噴門を結紮して、腹大静脈から採血した後、胃内
にpH7に調整した前記試料(a) ないし(e) の水溶液を
5ml注入した。注入後から15分おきに腹大静脈から
採血し、血清分離後、総カルシウム濃度を測定して、注
射前の濃度と%で比較した。その結果を表1に示した。
【0042】
【0043】実施例2 植物由来のカルシウムとして、藁を用い精製したカルシ
ウムをそのまま使用し(試料f)た以外は実施例1と同
様に行った。 試料: (g) (a) 9gと(f) 1gとの混合組成物 (h) (c) 9gと(f) 1gとの混合組成物 その結果を表2に示した。
【0044】
【0045】実施例3 実施例1と同様の方法でこんぶから得られた、バリンを
8%含むカルシウム精製物の粉末(試料i)5gを、試
料(a) 45gに配合したもの(試料j)を、同様の方法
でラットに注射して、腸管吸収性を評価した。結果を表
3に示した。
【0046】
【0047】実施例4 実施例1の試料(d) を固形の餌料100gに2%配合
し、体重40kgのビーグル犬に与えた。餌料を食べ終
った時点から、15分後、30分後、60分後、90分
後、120分後に採血をし、血清中の総カルシウム量、
カルシウムイオン量、副甲状腺ホルモン(PTH)の分
泌量、およびカルシトニンの分泌量に変化を測定した。
なお、数値は餌料が食べ終った時点を100とし、増減
を%で示した。
【0048】結果を表4に示した。
【0049】この結果から明らかなように、骨を破壊す
る細胞の働きを抑制するカルシトニンは、本発明のカル
シウム組成物を投与することによって、60分後には2
80%まで分泌量が増大することがわかる。そのため、
骨を破壊するホルモンであるPTHは減少したままで、
ほとんど増減を示さない。
【0050】実施例5 ラットの骨量がピークを示すといわれている12か月齢
の雌ウイスターラットの卵巣を摘出して、骨粗鬆症モデ
ルを作製したものをI 群とした。また、これに0.03
%のカルシウムを配合した餌料を25g/day,3か
月間投与したものをII群とし、前記実施例1における試
料(d) を2%配合した餌料を25g/day,3か月投
与したものを III群とした。3か月後に、各群のラット
の大腿骨を摘出し、12.0mmのスパンを有する試験
機の台上に載置し、その上方より加重をかけ、骨が折れ
る時の加重を測定して、卵巣摘出ラットの骨量の変化を
調べた。なお、コントロールとしては、卵巣摘出前の正
常なラットの大腿骨を使用した。表中のデータは、各群
につきラット5匹の試験による平均値である。
【0051】結果を表5に示した。
【0052】実施例6 ラットの副甲状腺を摘出し、副甲状腺ホルモンの分泌を
停止した状態で、固形の餌料に、I 群には実施例1の試
料(d) 1.25%配合したものを25g/day、II群
には炭酸カルシウム1.25%配合したものを25g/
dayの割合で投与した。1週間後と2週間後に採血
し、血清カルシウム濃度(mg/dl)を測定した。表
中の数値はラット4匹の平均値である。
【0053】結果を表6に示した。
【0054】実施例7 カルシウム組成物を配合した液体飲料の調製 実施例1によって調製した試料(d) の粉末1.5gを、
光学活性型L(+)乳酸の25容量%の水溶液100c
c中に混合し、軽く攪拌して、均一なカルシウム組成物
を配合した液体飲料を調製した。この液体飲料は、わず
かな酸味を有するもので、口当たりが良く、天然のジュ
ース感覚でのカルシウム補給ができる液体飲料である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、動物および/または鉱
物由来のカルシウム化合物に対して、植物由来のカルシ
ウム化合物を焼成または電解した精製物に結合状態で共
存しているアミノ酸群の少なくとも1種を、少量配合す
ることによって、従来のカルシウム組成物では達成し得
なかった、腸管内でのカルシウム吸収性が著しく優れた
カルシウム組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加齢による骨量の変化を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/16 E 7433−4C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物由来のカルシウム含有化合物を焼成
    または電解した精製物に共存するアミノ酸の少なくとも
    1種からなることを特徴とするカルシウムの腸管吸収促
    進剤。
  2. 【請求項2】 前記植物由来のカルシウム化合物が、ワ
    カメ、こんぶ、ひじき、および藁からなる群よりえらば
    れた少なくとも1種である請求項1記載のカルシウムの
    腸管吸収促進剤。
  3. 【請求項3】 動物および/または鉱物由来のカルシウ
    ム含有化合物に、植物由来のカルシウム含有化合物を焼
    成または電解した精製物に共存するアミノ酸の少なくと
    も1種を配合したことを特徴とするカルシウム組成物。
  4. 【請求項4】 前記植物由来のカルシウム化合物が、ワ
    カメ、こんぶ、ひじき、および藁からなる群よりえらば
    れた少なくとも1種である請求項3記載のカルシウム組
    成物。
  5. 【請求項5】 前記動物由来のカルシウム含有化合物が
    海生動物の殻または骨の焼成または電解精製物である請
    求項3または4記載のカルシウム組成物。
  6. 【請求項6】 前記動物および/または鉱物由来のカル
    シウム含有化合物に対する前記アミノ酸の配合割合が
    0.8ないし1.2%(重量)である請求項3ないし5
    のいずれか1項記載のカルシウム組成物。
  7. 【請求項7】 アミノ酸が、チロシン、プロリン、バリ
    ン、ロイシン、ヒスチジン、セリン、およびグリシンか
    らなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項3な
    いし6のいずれか1項記載のカルシウム組成物。
  8. 【請求項8】 アミノ酸が少なくともバリンを含むもの
    である請求項3ないし7のいずれか1項記載のカルシウ
    ム組成物。
  9. 【請求項9】 請求項3ないし8いずれか1項記載のカ
    ルシウム組成物を、醗酵乳酸水溶液に溶解したことを特
    徴とするカルシウム飲料。
JP4050065A 1992-03-07 1992-03-07 カルシウムの腸管吸収促進剤および腸管吸収性を高め たカルシウム組成物ならびにそれを含有するカルシウ ム飲料 Withdrawn JPH05262655A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0879603A1 (en) * 1997-05-21 1998-11-25 Fujix Inc. Calcium channel antagonist possessing an inhibitory action against secretion of parathyroid hormones and a use thereof
WO2007000884A1 (ja) * 2005-06-29 2007-01-04 National University Corporation Kanazawa University 骨・関節疾患の予防・治療剤およびそのスクリーニング方法
JP2007045785A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Sunny Herz Japan:Kk 植物性カルシウム製剤

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WO2007000884A1 (ja) * 2005-06-29 2007-01-04 National University Corporation Kanazawa University 骨・関節疾患の予防・治療剤およびそのスクリーニング方法
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