JPH0526216Y2 - - Google Patents

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JPH0526216Y2
JPH0526216Y2 JP13722687U JP13722687U JPH0526216Y2 JP H0526216 Y2 JPH0526216 Y2 JP H0526216Y2 JP 13722687 U JP13722687 U JP 13722687U JP 13722687 U JP13722687 U JP 13722687U JP H0526216 Y2 JPH0526216 Y2 JP H0526216Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 「産業上の利用分野」 この考案は開き窓における障子のダレ止めに関
する。
「従来の技術」 開き窓の障子はヒンジ側よりも戸先きが下る傾
向にある。その理由はヒンジにより障子が片持で
支持されているため弾性的に戸先き側が下るこ
と、耐久的にヒンジ部分の摩耗により障子全体が
傾くことと障子全体が下ることより生ずる。
第5図は片開き窓の正面図である。開口枠1に
はヒンジ2でもつて障子3が開閉自在となつてい
る。第6図、第7図は夫々第5図の戸先きのB−
B拡大断面図である。
第6図において障子3の下框3aには小ねじ4
でもつて固定されたブラケツト5にローラ6が見
付方向の軸により回転自在に取り付けられてお
り、開口枠1の下枠1aには該ローラ6が転動す
る外部側に向つて下る導入部7a、水平面の支持
部7bを備えたカム板7が小ねじ8により固定さ
れている。
第6図において障子3が開いている状態から閉
まるとローラ6は導入部7a上を転動し、ブラケ
ツト5を介して障子3を次第に持上げて、支持部
7bにローラ6が入ると障子3は開口枠1と正確
に合致する。
第7図においては下枠1aへのカム板7の取付
は第6図の場合と同様であるが、障子3の下框3
aには下向きに突形のすべり従動子6′が固定さ
れている。この従来例では障子3が閉まると導入
部7a上をすべり従動子6′が摺動して障子3を
持上げ、支持部7bを更に摺動して止る。
第6図に示すものはころがり摩擦、第7図のも
のはすべり摩擦であり、第6図のものの方が第7
図よりも障子3を閉めるのは軽い。
「考案が解決しようとする問題点」 然し乍ら、上記従来例のダレ止めでは障子3を
開いた位置から閉めてくると障子3を閉め切る手
前でカム板7とローラ6又はすべり従動子6′間
の抵抗で重くなる。障子3を開く際も、開き始め
に重いということがある。
この考案は上記従来例の開き窓のダレ止めが障
子開閉時重くなるという欠点を取除くことを目的
とするものである。
〔考案の構成〕
「問題点を解決するための手段」 この考案は障子の下框に沿つて摺動可能なスラ
イド部材を該下框に備え、該スライド部材を障子
の締りハンドル装置に連動して駆動する連動装置
を配設し、スライド部材にカムと従動子からなる
カム装置の一方の部材を取付け、該カム装置の他
方の部材を下枠に固定し、カムはスライド部材の
移動方向の少くとも片側に斜設した導入部を設
け、中央部に支持部を備え、スライド部材の移動
によりカムの導入部は従動子と係合し、障子に固
定されたカム又は従動子は持ち上げられ、障子の
ダレている分は持ち上がり、次にカムの支持部と
従動子が係合することを特徴とする開き窓のダレ
止めである。
「実施例」 以下、この考案の実施例を図面に従つて説明す
る。第1図は片開き窓の正面図である。開口枠1
にはヒンジ2により障子3が開閉自在に取りつけ
られている。障子3の戸先きの竪框3bには締り
ハンドル装置30が取り付けられている。締りハ
ンドル装置30の図示されない本体は該竪框3b
に固定されている。該締りハンドル装置30の本
体にはハンドル10を固定されたハンドル軸9が
回転自在に軸承され、ハンドル軸9には開口枠1
の竪枠1bに固定した受金11に係脱する掛金1
2が固定されている。
障子の戸先きの竪框3bと下框3a間には締り
ハンドル装置30とスライド部材14を連動させ
る連動装置が組込まれている。即ち、竪框3bに
は連動杆13が上下動自在に案内され、下框3a
にはスライド部材14が左右方向に往復動自在に
案内されている。そして下框3a、前記竪框3b
の隅に設けたコーナ連動金具15中の出入口が
夫々竪框3b、下框3aの長手方向を向いた湾曲
案内孔に嵌入する可撓性連結部材16の両端部が
連動杆13とスライド部材14の夫々の一端に連
結されている。
連動杆13は例えば上下動自在に竪框3bに支
持させたラツク17に連結され、ラツク17はハ
ンドル軸9に固定したピニオン18とかみ合う。
従つてハンドル10を反時計方向に回転すると
掛金12は同方向に回転して受金11に係合する
と同時にピニオン18は反時計方向に回転して、
ラツク17を引上げ、ラツク17は連動杆13を
引上げる。ハンドル10を時計方向に回転すると
掛金12は受金11から外れると同時にピニオン
18は時計方向に回転してラツク17を降下さ
せ、ラツク17は連動杆13を引下げる。
締りハンドル装置は上例に限らず連動杆13が
上下動させると同時に少くとも施錠を行うもので
あればよい。
第2図は締りハンドル装置においてクランク機
構を用いた例である。締りハンドル装置30の図
示されない本体に回転自在に設けられたハンドル
軸9に固定したハンドル10を反時計方向に回転
するとハンドル軸9に固定した掛金12は開口枠
の竪枠1bに固定した受金11に係合して施錠さ
れる。同時にハンドル軸9に固定したクランク1
9は反時計方向に回転し、クランク19のアーム
端に一端が枢着され他端が滑り子21に枢着され
た連結杆22は、上下動自在に竪框3bに支持さ
れている滑り子21を互に近ずく方向に移動さ
せ、滑り子21に連結されている連動杆13を互
に近ずける。ハンドル10を上記と逆に回転する
とハンドル軸9、掛金12、クランク19は夫々
時計方向に回転して、掛金12は受金11から外
れ、連結杆22は滑り子21を互に遠のく方向に
移動し、連動杆13を互に遠のかせる。この締り
ハンドル装置30の上側の連動杆は引寄せ或は締
りに用いられ、下側の連動杆13は可撓性連結部
材16を介してスライド部材14を移動させる。
以上の締りハンドル装置30のハンドル軸9は
見込方向を向いているが框形状により見付方向の
ものもある。
第3図は第1図又は第2図のA−A拡大断面図
である。
下框3aに設けるスライド部材14は下框3a
の下側でその長手方向に設けたT溝の案内条溝3
cに滑合している。スライド部材14に小ねじ2
3によりカム24が固定されている。カム24は
第3図の右側より見た正面図の第4図に示すよう
にスライド部材14の移動方向の少くとも片側に
斜設した導入部24aを設け、中央部に水平面と
なつている支持部24bを備える。
下枠1aには条溝1cが設けられ、条溝1cの
上縁の平面となつた部材に軸受ブラケツト25が
当接し、軸受ブラケツト25の小ねじ穴を挿通す
る小ねじ26が条溝1cに嵌入する裏板27にね
じ込み固定されている。二又ヨーク状となつた軸
受ブラケツト25には見込方向の軸28が固定さ
れ、軸28にブツシユ29を介してローラ31が
回転自在に取り付けられている。ローラ31はジ
ユラコン等耐摩耗性があり摩擦係数の小さい材質
が選ばれる。
カム24とローラ31は障子3が閉められた状
態では第3図に示すように係脱可能な位置に配設
されている。
次に作用をのべる。
障子3を開いた位置から閉めると障子3はヒン
ジ2を中心にして回転して開口枠1に納まる。こ
の際に障子3を閉める抵抗は障子3を加速する慣
性抵抗並びにヒンジ2に加わる障子3の重量に基
ずくヒンジ2の軸方向荷重及び障子3の重心とヒ
ンジ2間の距離をアームとし障子3の重量を力と
するモーメントによるヒンジ2に加わるラジアル
荷重に基ずくヒンジ2に生ずる摩擦抵抗であるか
ら、障子3が動き出せばほぼ一定の抵抗であり、
障子3は開口枠1に納まる際に格別な抵抗を受け
ない。障子3を開ける際も、同様、障子3の重量
による慣性抵抗及びヒンジ2の摩擦抵抗のみであ
り、開け始めに格別な抵抗を受けることがない。
障子3を閉めた位置ではカム24は第4図に二
点鎖線で示すようにローラ31とは異なる位置に
ある。そこでハンドル10を反時計方向に回す
と、締りハンドル装置30の下方の連動杆13は
引上げられ、該連動杆13は可撓性連結部材16
をコーナ連動金具15中で移動させ、可撓性連結
部材16はスライド部材14を第4図において右
行させる。カム24の導入部24aはローラ31
と係合し、カム24は持上げられ、障子3のダレ
ている分は持上り、次にカム24の支持部24b
端とローラ31が係合する。この位置で引寄せ装
置が締りハンドル装置と連動するようになつてい
る場合は掛金12が受金11に係合し始めるやゝ
以前に引寄せ装置は障子3を開口枠1に向つて移
動させて開口枠1を囲繞して取付けたパツキン1
dに障子3の各框が圧接する。その際カム24の
支持部24bはローラ31に対しては接線方向に
転がると共にローラ31の軸方向に滑動する。
続いて掛金12は受金11に掛けられ施錠され
る。
尚掛金と受金が見付方向の水平軸にて回転する
締りハンドル装置例えばクレセント錠を用いたも
のはクレセントによつて引寄せが行われるもので
ある。
障子3を開く動作は上記と逆でハンドル10を
時計方向に回転すると同方向に掛金12、ピニオ
ン18は回転して解錠され、締りハンドル装置3
0の下方の連動杆13を押し下げ、該連動杆13
は下撓性連結部材16をコーナブロツク15中で
移動させ、可撓性連結部材16はスライド部材1
4を第1図、第4図において左行させる。これに
より、カム16とローラ31の係合が外れる。従
つて障子3は軽く開けることができる。
実施例はカム従動子として下枠1aにローラ3
1を配設したが、カム24とすべり接触するよう
にカム従動子を配設してもよい。
実施例においてカム装置の一方の部材のローラ
31をスライド部材14に回転自在に取付け、ロ
ーラ31と係合するカム24を下枠1aに設けて
もよい。
〔発明の効果〕
この考案は障子の下框に沿つて摺動可能なスラ
イド部材を該下框に備え、該スライド部材を障子
の締りハンドル装置に連動して駆動する連動装置
を配設し、スライド部材にカムと従動子からなる
カム装置の一方の部材を取付け、該カム装置の他
方の部材を下枠に固定し、カムはスライド部材の
移動方向の少くとも片側に斜設した導入部を設
け、中央部に支持部を備え、スライド部材の移動
によりカムの導入部は従動子と係合し、障子に固
定されたカム又は従動子は持ち上げられ、障子の
ダレている分は持ち上がり、次にカムの支持部と
従動子が係合することを特徴とする開き窓のダレ
止めとしたから、障子がダレた時でも障子開閉の
抵抗が変らない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した開き窓の正面図、
第2図は締りハンドル装置の他の例を示す正面
図、第3図は第1図のA−A拡大断面図、第4図
は第3図の右側より見る正面図、第5図は従来例
の開き窓の正面図、第6図、第7図は夫々が第5
図のB−B拡大断面図である。 1……開口枠、1a……下枠、1b……竪枠、
1c……条溝、1d……パツキン、2……ヒン
ジ、3……障子、3a……下框、3b……竪框、
3c……案内条溝、4……小ねじ、5……ブラケ
ツト、6……ローラ、6′……すべり従動子、7
……カム板、7a……導入部、7b……支持部、
8……小ねじ、9……ハンドル軸、10……ハン
ドル、11……受金、12……掛金、13……連
動杆、14……スライド部材、15……コーナ連
動金具、16……可撓性連結部材、17……ラツ
ク、18……ピニオン、19……クランク、21
……滑り子、22……連結杆、23……小ねじ、
24……カム、24a……導入部、24b……支
持部、25……軸受ブラケツト、26……小ね
じ、27……裏板、28……軸、29……ブツシ
ユ、30……締りハンドル装置、31……ロー
ラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 障子の下框に沿つて摺動可能なスライド部材を
    該下框に備え、該スライド部材を障子の締りハン
    ドル装置に連動して駆動する連動装置を配設し、
    スライド部材にカムと従動子からなるカム装置の
    一方の部材を取付け、該カム装置の他方の部材を
    下枠に固定し、カムはスライド部材の移動方向の
    少くとも片側に斜設した導入部を設け、中央部に
    支持部を備え、スライド部材の移動によりカムの
    導入部は従動子と係合し、障子に固定されたカム
    又は従動子は持ち上げられ、障子のダレている分
    は持ち上がり、次にカムの支持部と従動子が係合
    することを特徴とする開き窓のダレ止め。
JP13722687U 1987-09-08 1987-09-08 Expired - Lifetime JPH0526216Y2 (ja)

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JPS6443183U JPS6443183U (ja) 1989-03-15
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Families Citing this family (6)

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JP4486281B2 (ja) * 2001-07-16 2010-06-23 不二サッシ株式会社 開き障子のダレ止め金具の取付け装置
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