JPH05261350A - 配管内部洗浄法 - Google Patents
配管内部洗浄法Info
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- JPH05261350A JPH05261350A JP4060314A JP6031492A JPH05261350A JP H05261350 A JPH05261350 A JP H05261350A JP 4060314 A JP4060314 A JP 4060314A JP 6031492 A JP6031492 A JP 6031492A JP H05261350 A JPH05261350 A JP H05261350A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管内部の洗浄度を可能な限りＮＡＳ略８級
以下の高純度に保持できるように効率よく洗浄し、且つ
公害上の問題も少なく、低廉迅速に配管内部を洗浄す
る。 【構成】 洗浄しようとする配管１の入口側に洗浄ノズ
ル１５ａを結合し、該洗浄ノズル１５ａから該配管１内
へＮＡＳ略７級以下の高純度の洗浄液を約７kg／cm2 以
上の圧力で噴射して該配管１内の付着物を剥離させる。
次に、剥離したゴミは該洗浄液に混入し、之を入口側よ
り乾燥したエアを約６kg／cm2 の圧力で噴射して該配管
１の外側へ流出せしめ、そして、該ゴミ混入の洗浄液を
洗浄液管理タンク２１に回収し、更に之を洗浄液濾過装
置２２にて濾過してＮＡＳ略７級以下の高純度の洗浄液
に環元してリサイクルできるようにする。
以下の高純度に保持できるように効率よく洗浄し、且つ
公害上の問題も少なく、低廉迅速に配管内部を洗浄す
る。 【構成】 洗浄しようとする配管１の入口側に洗浄ノズ
ル１５ａを結合し、該洗浄ノズル１５ａから該配管１内
へＮＡＳ略７級以下の高純度の洗浄液を約７kg／cm2 以
上の圧力で噴射して該配管１内の付着物を剥離させる。
次に、剥離したゴミは該洗浄液に混入し、之を入口側よ
り乾燥したエアを約６kg／cm2 の圧力で噴射して該配管
１の外側へ流出せしめ、そして、該ゴミ混入の洗浄液を
洗浄液管理タンク２１に回収し、更に之を洗浄液濾過装
置２２にて濾過してＮＡＳ略７級以下の高純度の洗浄液
に環元してリサイクルできるようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は配管内部の洗浄法に関
するものであり、特に、パワーショベルの油圧配管内部
の洗浄法に関するものである。
するものであり、特に、パワーショベルの油圧配管内部
の洗浄法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の此種パワーショベルの油圧配管内
部の洗浄法を図３に基いて説明する。図に於て１は洗浄
しようとする配管であり、該配管１はクレーン２によっ
て吊り上げられ、そして、脱脂槽３、水洗槽４、脱錆槽
５、水洗槽６、表面調整槽７、パーカー槽８、水洗槽
９、防錆槽１０の順に各槽内へ浸漬されて処理される。
又、小物配管（図示せず）は籠１１内に入れクレーン２
によって吊り上げられ、前述と同様の動作にて各槽へ順
次浸漬されて処理される。
部の洗浄法を図３に基いて説明する。図に於て１は洗浄
しようとする配管であり、該配管１はクレーン２によっ
て吊り上げられ、そして、脱脂槽３、水洗槽４、脱錆槽
５、水洗槽６、表面調整槽７、パーカー槽８、水洗槽
９、防錆槽１０の順に各槽内へ浸漬されて処理される。
又、小物配管（図示せず）は籠１１内に入れクレーン２
によって吊り上げられ、前述と同様の動作にて各槽へ順
次浸漬されて処理される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の配管内部の
洗浄法に於ては、各槽内の液は約１週間毎に全量が交換
され、そして廃液は産業廃棄物として処理されるので公
害上の問題が生じると共にコスト高となる。更に、各槽
毎の処理時間が約４０分位を要して極めて非能率的であ
り、且つ、工程が多いため広い作業空間を必要とするの
みならず、前記各槽内の液中には一週間分のゴミが残留
しているので、該槽内へ配管を浸漬したとき、該ゴミが
該配管内へ入り込んで付着し、その洗浄度はＮＡＳ約１
１級以上となって、折角洗浄した配管内部の前記ゴミが
油圧機器に故障をもたらす等の不都合が生じてくるので
ある。
洗浄法に於ては、各槽内の液は約１週間毎に全量が交換
され、そして廃液は産業廃棄物として処理されるので公
害上の問題が生じると共にコスト高となる。更に、各槽
毎の処理時間が約４０分位を要して極めて非能率的であ
り、且つ、工程が多いため広い作業空間を必要とするの
みならず、前記各槽内の液中には一週間分のゴミが残留
しているので、該槽内へ配管を浸漬したとき、該ゴミが
該配管内へ入り込んで付着し、その洗浄度はＮＡＳ約１
１級以上となって、折角洗浄した配管内部の前記ゴミが
油圧機器に故障をもたらす等の不都合が生じてくるので
ある。
【０００４】そこで、可能な限り配管内部の洗浄度をＮ
ＡＳ略８級以下に保持できるように効率よく洗浄し、且
つ、公害上の問題も少なく、低廉迅速に配管内部を洗浄
するために解決せらるべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
ＡＳ略８級以下に保持できるように効率よく洗浄し、且
つ、公害上の問題も少なく、低廉迅速に配管内部を洗浄
するために解決せらるべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案せられたものであり、配管内へＮＡＳ
略７級以下の高純度の洗浄液を約７kg／cm2 以上の圧力
で噴射した後、乾燥したエアを約６kg／cm2 以上の圧力
で該配管内に噴射して、該配管内部のゴミを前記洗浄液
と共に配管外へ流出せしめ、更に、ゴミ混入の該洗浄液
を洗浄液管理タンク内に回収し、該洗浄液管理タンク内
に回収した前記ゴミ混入の洗浄液を洗浄液濾過装置にて
純度の高い洗浄液（ＮＡＳ略７級以下）に環元して再利
用できるようにしたことを特徴とする配管内部洗浄法を
提供するものである。
成するために提案せられたものであり、配管内へＮＡＳ
略７級以下の高純度の洗浄液を約７kg／cm2 以上の圧力
で噴射した後、乾燥したエアを約６kg／cm2 以上の圧力
で該配管内に噴射して、該配管内部のゴミを前記洗浄液
と共に配管外へ流出せしめ、更に、ゴミ混入の該洗浄液
を洗浄液管理タンク内に回収し、該洗浄液管理タンク内
に回収した前記ゴミ混入の洗浄液を洗浄液濾過装置にて
純度の高い洗浄液（ＮＡＳ略７級以下）に環元して再利
用できるようにしたことを特徴とする配管内部洗浄法を
提供するものである。
【０００６】
【作用】浄化しようとする配管の入口に洗浄ノズルをセ
ットし、そして、該配管の出口側をブロックする。そこ
で、該配管の入口にセットした洗浄ノズルよりＮＡＳ略
７級以下の高純度の洗浄液を約７kg／cm2 以上の圧力で
約３秒以上噴射させる。その後、前記出口側のブロック
を解除し、乾燥したエアを約６kg／cm2 以上の圧力で４
秒以上噴射させる。然るときは、該配管内に付着してい
るゴミ類は前記洗浄液と共に該配管の出口より流出して
洗浄液管理タンク内に回収される。そして、洗浄液濾過
装置によって該ゴミ混入の洗浄液はＮＡＳ略７級以下の
純度の高い洗浄液に環元されて該洗浄液管理タンク内に
収容される。そこで、ＮＡＳ略７級以下に環元された該
洗浄液は再び洗浄しようとする配管内部の洗浄用として
リサイクルされ、依って、洗浄された配管内部の洗浄度
をＮＡＳ略８級以下に上げることができる。
ットし、そして、該配管の出口側をブロックする。そこ
で、該配管の入口にセットした洗浄ノズルよりＮＡＳ略
７級以下の高純度の洗浄液を約７kg／cm2 以上の圧力で
約３秒以上噴射させる。その後、前記出口側のブロック
を解除し、乾燥したエアを約６kg／cm2 以上の圧力で４
秒以上噴射させる。然るときは、該配管内に付着してい
るゴミ類は前記洗浄液と共に該配管の出口より流出して
洗浄液管理タンク内に回収される。そして、洗浄液濾過
装置によって該ゴミ混入の洗浄液はＮＡＳ略７級以下の
純度の高い洗浄液に環元されて該洗浄液管理タンク内に
収容される。そこで、ＮＡＳ略７級以下に環元された該
洗浄液は再び洗浄しようとする配管内部の洗浄用として
リサイクルされ、依って、洗浄された配管内部の洗浄度
をＮＡＳ略８級以下に上げることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図２に従
って詳述する。１は配管であり、特に、該配管１はパワ
ーショベルの油圧配管である。１２は油圧ユニットであ
り、該油圧ユニット１２は概してポンプ装置より成る。
該油圧ユニット１２は洗浄液（主として防錆油を用い
る）を約７kg／cm2 以上の圧力で配管１内に圧力噴射す
るように構成される。そこで、該配管１は前記油圧ユニ
ット１２とホース１３にて連結されている配液管１４に
突設した蛇口様の連結部１５，１５…の一つに洗浄ノズ
ル１５ａを介して連結される。又、洗浄しようとする配
管１が多数ある場合は前記連結部１５，１５…に並列状
に夫々連結され、前記油圧ユニット１２にて前記洗浄液
を同時に圧送することもできるように構成されている。
又、該配液管１４は受皿１６上に配設され、該配液管１
４から漏洩する洗浄油を蒐集する。 次に、該配管１は
前記配液管１４の連結部１５又は前記洗浄ノズル１５ａ
に乾燥したエアを噴射するためのエア管１７を連結して
おく。該エア管１７はエアドライ装置１７ａに連結され
て乾燥したエアを前記配管１内部へ圧力噴射できるよう
に構成されている。
って詳述する。１は配管であり、特に、該配管１はパワ
ーショベルの油圧配管である。１２は油圧ユニットであ
り、該油圧ユニット１２は概してポンプ装置より成る。
該油圧ユニット１２は洗浄液（主として防錆油を用い
る）を約７kg／cm2 以上の圧力で配管１内に圧力噴射す
るように構成される。そこで、該配管１は前記油圧ユニ
ット１２とホース１３にて連結されている配液管１４に
突設した蛇口様の連結部１５，１５…の一つに洗浄ノズ
ル１５ａを介して連結される。又、洗浄しようとする配
管１が多数ある場合は前記連結部１５，１５…に並列状
に夫々連結され、前記油圧ユニット１２にて前記洗浄液
を同時に圧送することもできるように構成されている。
又、該配液管１４は受皿１６上に配設され、該配液管１
４から漏洩する洗浄油を蒐集する。 次に、該配管１は
前記配液管１４の連結部１５又は前記洗浄ノズル１５ａ
に乾燥したエアを噴射するためのエア管１７を連結して
おく。該エア管１７はエアドライ装置１７ａに連結され
て乾燥したエアを前記配管１内部へ圧力噴射できるよう
に構成されている。
【０００８】又、前記配管１の両端部にはジョイント１
８，１８を設け、入口側に於ては該ジョイント１８を前
記洗浄ノズル１５ａの端部と結合せしめ、そして、出口
側に於てはホース１３ａと結合する。更に、該出口側に
於ては、開閉器１９を取付けて該出口側の開閉を行う。
尚、開閉器１９は所定時間毎に自動的に開閉するものを
用いるを可とする。
８，１８を設け、入口側に於ては該ジョイント１８を前
記洗浄ノズル１５ａの端部と結合せしめ、そして、出口
側に於てはホース１３ａと結合する。更に、該出口側に
於ては、開閉器１９を取付けて該出口側の開閉を行う。
尚、開閉器１９は所定時間毎に自動的に開閉するものを
用いるを可とする。
【０００９】一方、前記配管１の出口側のジョイント１
８に連結したホース１３ａは遠心分離機２０に連結さ
れ、更にホース１３ｂを介して洗浄液管理タンク２１に
連結される。又、該洗浄液管理タンク２１にはホース１
３ｃ，１３ｄを介して洗浄液濾過装置２２に連結され、
そして、該洗浄液濾過装置２２にて濾過された洗浄液は
該洗浄液管理タンク２１に収容され、更に、該洗浄液管
理タンク２１と前記油圧ユニット１２とをホース１３ｅ
にて連結する。勿論、該洗浄液管理タンク２１内に回収
されるゴミ混入の洗浄液と洗浄液濾過装置２２にて濾過
された高純度の洗浄液とが相互に混合しないように隔離
されていることは当然である。
８に連結したホース１３ａは遠心分離機２０に連結さ
れ、更にホース１３ｂを介して洗浄液管理タンク２１に
連結される。又、該洗浄液管理タンク２１にはホース１
３ｃ，１３ｄを介して洗浄液濾過装置２２に連結され、
そして、該洗浄液濾過装置２２にて濾過された洗浄液は
該洗浄液管理タンク２１に収容され、更に、該洗浄液管
理タンク２１と前記油圧ユニット１２とをホース１３ｅ
にて連結する。勿論、該洗浄液管理タンク２１内に回収
されるゴミ混入の洗浄液と洗浄液濾過装置２２にて濾過
された高純度の洗浄液とが相互に混合しないように隔離
されていることは当然である。
【００１０】本発明に用いる装置は上述せる如き構成に
係るから、先ず、前記洗浄液管理タンク２１内には前記
高純度（ＮＡＳ略７級以下）の洗浄液を収容しておく。
そして、洗浄しようとする配管１の出口側の開閉器１９
を閉塞してロックする。そこで、油圧ユニット１２を駆
動して該配管１の入口側に連結されている洗浄ノズル１
５ａより前記洗浄液を約７kg／cm2 以上の圧力で約３秒
以上該配管１内部に噴射する。このとき、該配管１内部
の付着物は、概して該洗浄液の圧力噴射にて剥離して該
洗浄液にゴミとして混入する。該洗浄液の圧力噴射が終
了した後、該配管１の出口側の前記ロック状態を解除
し、そして、該配管１内へ乾燥したエアを約６kg／cm2
以上の圧力で約４秒以上噴射する。然るときは、該配管
１内の付着物は殆ど剥離され乍らゴミとして前記洗浄液
と共に該配管１の出口側に連結したホース１３ａを介し
て遠心分離機２０に入り、該遠心分離機２０にて重量物
のゴミが分離され、そして、細粒状のゴミを混入した前
記洗浄液がホース１３ｂを介して洗浄液管理タンク２１
に回収される。
係るから、先ず、前記洗浄液管理タンク２１内には前記
高純度（ＮＡＳ略７級以下）の洗浄液を収容しておく。
そして、洗浄しようとする配管１の出口側の開閉器１９
を閉塞してロックする。そこで、油圧ユニット１２を駆
動して該配管１の入口側に連結されている洗浄ノズル１
５ａより前記洗浄液を約７kg／cm2 以上の圧力で約３秒
以上該配管１内部に噴射する。このとき、該配管１内部
の付着物は、概して該洗浄液の圧力噴射にて剥離して該
洗浄液にゴミとして混入する。該洗浄液の圧力噴射が終
了した後、該配管１の出口側の前記ロック状態を解除
し、そして、該配管１内へ乾燥したエアを約６kg／cm2
以上の圧力で約４秒以上噴射する。然るときは、該配管
１内の付着物は殆ど剥離され乍らゴミとして前記洗浄液
と共に該配管１の出口側に連結したホース１３ａを介し
て遠心分離機２０に入り、該遠心分離機２０にて重量物
のゴミが分離され、そして、細粒状のゴミを混入した前
記洗浄液がホース１３ｂを介して洗浄液管理タンク２１
に回収される。
【００１１】該洗浄液管理タンク２１は二室に分離され
ており、前記ゴミ混入の洗浄液は該洗浄液管理タンク２
１の一方の室に入り、そして、ホース１３ｃを介して洗
浄液濾過装置２２に入り、ここで濾過され、ＮＡＳ略７
級以下に環元されてホース１３ｄを介して前記洗浄液管
理タンク２１の他方の室内に収容される。そこで、ＮＡ
Ｓ略７級以下に確保された前記洗浄液はホース１３ｅを
介して前記油圧ユニット１２に入り、該油圧ユニット１
２の駆動により前述せる如く前記配液管１４に圧送さ
れ、之に洗浄ノズル１５ａ等を介して連結されている配
管１の内部に圧力噴射されて該配管内部を洗浄すること
になる。このとき、該洗浄液は常にＮＡＳ略７級以下に
確保されているので、配管１内部の洗浄度はＮＡＳ略８
級以下とすることが可能となる。
ており、前記ゴミ混入の洗浄液は該洗浄液管理タンク２
１の一方の室に入り、そして、ホース１３ｃを介して洗
浄液濾過装置２２に入り、ここで濾過され、ＮＡＳ略７
級以下に環元されてホース１３ｄを介して前記洗浄液管
理タンク２１の他方の室内に収容される。そこで、ＮＡ
Ｓ略７級以下に確保された前記洗浄液はホース１３ｅを
介して前記油圧ユニット１２に入り、該油圧ユニット１
２の駆動により前述せる如く前記配液管１４に圧送さ
れ、之に洗浄ノズル１５ａ等を介して連結されている配
管１の内部に圧力噴射されて該配管内部を洗浄すること
になる。このとき、該洗浄液は常にＮＡＳ略７級以下に
確保されているので、配管１内部の洗浄度はＮＡＳ略８
級以下とすることが可能となる。
【００１２】尚、この発明は、この発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、この発
明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、この発
明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、上記一実施例にて詳述せる如
き方法に係るから、配管内部を洗浄する洗浄液は常にＮ
ＡＳ略７級以下のものを用いることができる。即ち、該
洗浄液は油圧ユニットの駆動にて配管内部に圧力噴射さ
れて該配管内の付着物を剥離させ、そして剥離したゴミ
は該洗浄液に混入する。更に、その後乾燥したエアを噴
射して該配管の外部に流出させるのであるが、このと
き、該ゴミ混入の洗浄液はＮＡＳ約１１級以上に下る。
そこで、該洗浄液を洗浄液管理タンクに回収し、そして
洗浄液濾過装置にて前記ＮＡＳ略７級以下の高純度に環
元して該洗浄液管理タンク内に収容する。斯くして、該
配管内部の洗浄に用いる洗浄液は前述せる通り、常にＮ
ＡＳ略７級以下の純度の高いものが用いられ、従って、
該配管内部の洗浄度はＮＡＳ略８級以下に上げることが
可能となる。斯くすることにより、パワーショベルの油
圧機器に対するスプールスティックによる異常作動或い
はポンプ、モータ類の焼付、早期摩耗又は故障等の発生
率を低減できると共に、作業は殆ど自動的に行われるの
で作業時間も短縮され、而も、前述せる如く洗浄液はリ
サイクルして使用するので、廃液処理は不要となって公
害上の問題も少なく、依って、作業性の向上と精度の高
い洗浄作業を極めて低廉に且つ効率よく行うことができ
る。
き方法に係るから、配管内部を洗浄する洗浄液は常にＮ
ＡＳ略７級以下のものを用いることができる。即ち、該
洗浄液は油圧ユニットの駆動にて配管内部に圧力噴射さ
れて該配管内の付着物を剥離させ、そして剥離したゴミ
は該洗浄液に混入する。更に、その後乾燥したエアを噴
射して該配管の外部に流出させるのであるが、このと
き、該ゴミ混入の洗浄液はＮＡＳ約１１級以上に下る。
そこで、該洗浄液を洗浄液管理タンクに回収し、そして
洗浄液濾過装置にて前記ＮＡＳ略７級以下の高純度に環
元して該洗浄液管理タンク内に収容する。斯くして、該
配管内部の洗浄に用いる洗浄液は前述せる通り、常にＮ
ＡＳ略７級以下の純度の高いものが用いられ、従って、
該配管内部の洗浄度はＮＡＳ略８級以下に上げることが
可能となる。斯くすることにより、パワーショベルの油
圧機器に対するスプールスティックによる異常作動或い
はポンプ、モータ類の焼付、早期摩耗又は故障等の発生
率を低減できると共に、作業は殆ど自動的に行われるの
で作業時間も短縮され、而も、前述せる如く洗浄液はリ
サイクルして使用するので、廃液処理は不要となって公
害上の問題も少なく、依って、作業性の向上と精度の高
い洗浄作業を極めて低廉に且つ効率よく行うことができ
る。
【００１４】又、従来のように多数の洗浄槽を必要とし
ないので広いスペースも不要となり、更に、酸洗、パー
カーを使用する必要がなくなるので、廃液処理が不要と
なり且つ、洗浄液は浄化してリサイクルするので交換す
る必要がなく、継足するだけで足りる。更に、配管内部
の汚れは外部に流出するのでゴミが残留せず、且つどの
ような配管の形状にも適応できるので、高圧ホース内部
の洗浄にも応用できる等、正に諸種の効果を奏する発明
である。
ないので広いスペースも不要となり、更に、酸洗、パー
カーを使用する必要がなくなるので、廃液処理が不要と
なり且つ、洗浄液は浄化してリサイクルするので交換す
る必要がなく、継足するだけで足りる。更に、配管内部
の汚れは外部に流出するのでゴミが残留せず、且つどの
ような配管の形状にも適応できるので、高圧ホース内部
の洗浄にも応用できる等、正に諸種の効果を奏する発明
である。
【図１】本発明に用いる装置の解説斜面図。
【図２】配管の斜面図。
【図３】従来の方法を示す解説斜面図。
１ 配管 １２ 油圧ユニット １５ａ 洗浄ノズル １７ エア管 １７ａ エアドライ装置 １８ ジョイント １９ 開閉器 ２１ 洗浄液管理タンク ２２ 洗浄液濾過装置
Claims (1)
- 【請求項１】 配管内へＮＡＳ略７級以下の高純度の洗
浄液を約７kg／cm2以上の圧力で噴射した後、乾燥した
エアを約６kg／cm2 以上の圧力で該配管内に噴射して、
該配管内部のゴミを前記洗浄液と共に配管外へ流出せし
め、更に、ゴミ混入の該洗浄液を洗浄液管理タンク内に
回収し、該洗浄液管理タンク内に回収した前記ゴミ混入
の洗浄液を洗浄液濾過装置にて純度の高い洗浄液（ＮＡ
Ｓ略７級以下）に環元して再利用できるようにしたこと
を特徴とする配管内部洗浄法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4060314A JP2908106B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 配管内部洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4060314A JP2908106B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 配管内部洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05261350A true JPH05261350A (ja) | 1993-10-12 |
| JP2908106B2 JP2908106B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=13138593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4060314A Expired - Lifetime JP2908106B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 配管内部洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2908106B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101222302B1 (ko) * | 2010-08-27 | 2013-02-14 | 광동하이텍 주식회사 | 파이프 내경 청소장치 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS627486A (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-14 | 住友金属工業株式会社 | サンドブラスト処理細径管の内面洗浄装置 |
| JPH0215244U (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-30 | ||
| JPH03503736A (ja) * | 1988-04-29 | 1991-08-22 | スンドホルム，ゲラン | 油圧管システム又は類似システムの洗浄装置 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4060314A patent/JP2908106B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS627486A (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-14 | 住友金属工業株式会社 | サンドブラスト処理細径管の内面洗浄装置 |
| JPH03503736A (ja) * | 1988-04-29 | 1991-08-22 | スンドホルム，ゲラン | 油圧管システム又は類似システムの洗浄装置 |
| JPH0215244U (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-30 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2908106B2 (ja) | 1999-06-21 |
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