JPH05260850A - 透水性マットおよびその敷設方法 - Google Patents
透水性マットおよびその敷設方法Info
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- JPH05260850A JPH05260850A JP4091649A JP9164992A JPH05260850A JP H05260850 A JPH05260850 A JP H05260850A JP 4091649 A JP4091649 A JP 4091649A JP 9164992 A JP9164992 A JP 9164992A JP H05260850 A JPH05260850 A JP H05260850A
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- Japan
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- water
- permeable mat
- permeable
- mat
- soil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排水層を容易に造成することができ、しか
も、造成された排水層は閉塞の虞がない。 【構成】 排水層12を構成する透水性マット20は、
方形の布袋中に球状または塊状の発泡スチロール材22
が充填されており、布袋の4辺のうち少くとも隣合う2
辺には縁布24が設けられている。透水性マット20を
支持地盤10上の隅角部から順に敷設してゆけば、隣接
配置されたマット20、20間に生じる間隙は上方から
完全に覆われる。従って、排水層12上に土壌層14を
載せても、間隙に土壌が流れ込んで、人工地盤内部に堰
を造ったり、あるいは、排水路16を土壌で閉塞するよ
うなことはない。
も、造成された排水層は閉塞の虞がない。 【構成】 排水層12を構成する透水性マット20は、
方形の布袋中に球状または塊状の発泡スチロール材22
が充填されており、布袋の4辺のうち少くとも隣合う2
辺には縁布24が設けられている。透水性マット20を
支持地盤10上の隅角部から順に敷設してゆけば、隣接
配置されたマット20、20間に生じる間隙は上方から
完全に覆われる。従って、排水層12上に土壌層14を
載せても、間隙に土壌が流れ込んで、人工地盤内部に堰
を造ったり、あるいは、排水路16を土壌で閉塞するよ
うなことはない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人工地盤における植栽材
料、または土木用材料としての透水性マット、および、
同透水性マットを人工地盤上に敷設する方法に関するも
のである。
料、または土木用材料としての透水性マット、および、
同透水性マットを人工地盤上に敷設する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、例えば、高密化した都
市部では緑地を創出する余地が少ないので、ビル屋上の
緑化等により緑を生み出そうとする工夫がなされてい
る。人工的に構築した不透水性の構造物上に用意した基
盤は人工地盤と呼ばれ、この上に植栽することが行われ
始めた。その後、駐車場の上に公園を造ったり、あるい
は逆に公園の下に駐車場を建設するなど、土地の高度利
用化に伴い人工地盤への植栽はますます増大しつつあ
る。
市部では緑地を創出する余地が少ないので、ビル屋上の
緑化等により緑を生み出そうとする工夫がなされてい
る。人工的に構築した不透水性の構造物上に用意した基
盤は人工地盤と呼ばれ、この上に植栽することが行われ
始めた。その後、駐車場の上に公園を造ったり、あるい
は逆に公園の下に駐車場を建設するなど、土地の高度利
用化に伴い人工地盤への植栽はますます増大しつつあ
る。
【0003】一般に、人工地盤は不透水支持構造物の上
に排水層と、植栽のための土壌層を載せて構成され、こ
の人工地盤に対して植栽が行われる。従って、人工地盤
上に降った雨水などの余剰水は排水層を経て、支持構造
物の下部に設けた排水路に流出する。排水層としては、
従来から、無菌性でしかも保水性や排水性が良好な微粒
状のパーライトが用いられている。しかし、パーライト
は非常に軽いので、その上にシートを敷くなどしても、
敷設作業中、シートと共に飛散し易い。
に排水層と、植栽のための土壌層を載せて構成され、こ
の人工地盤に対して植栽が行われる。従って、人工地盤
上に降った雨水などの余剰水は排水層を経て、支持構造
物の下部に設けた排水路に流出する。排水層としては、
従来から、無菌性でしかも保水性や排水性が良好な微粒
状のパーライトが用いられている。しかし、パーライト
は非常に軽いので、その上にシートを敷くなどしても、
敷設作業中、シートと共に飛散し易い。
【0004】最近、これに代わる方法として、布袋中に
発泡スチロール材を詰め込んだ透水性マットを排水層と
して敷き並べて、人工地盤を形成することも行われるよ
うになってきた。この方法によれば、透水性のマットを
敷設するだけで、パーライトを撒いたりシートを敷く手
間を省くことが可能である。しかしながら、上記透水性
マットを使用しても、隣接して敷設したマットの隙間に
上方から土壌が流れ込み、人工地盤内部に堰を造り、排
水を妨げるという欠点が生じていた。
発泡スチロール材を詰め込んだ透水性マットを排水層と
して敷き並べて、人工地盤を形成することも行われるよ
うになってきた。この方法によれば、透水性のマットを
敷設するだけで、パーライトを撒いたりシートを敷く手
間を省くことが可能である。しかしながら、上記透水性
マットを使用しても、隣接して敷設したマットの隙間に
上方から土壌が流れ込み、人工地盤内部に堰を造り、排
水を妨げるという欠点が生じていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記課題を解決しようとするも
のであり、人工地盤における植栽材料や土木用材料とし
て好適な透水性マット、および、同透水性マットを人工
地盤上に敷設する方法を提供することを発明の目的とす
るものである。
のであり、人工地盤における植栽材料や土木用材料とし
て好適な透水性マット、および、同透水性マットを人工
地盤上に敷設する方法を提供することを発明の目的とす
るものである。
【0006】
【発明の構成】上記目的を達成するために、本発明に係
る透水性マットは、方形の布袋中に球状または塊状の発
泡スチロール材を充填してなり、少くとも隣合う2辺に
縁布を有することを特徴とする。
る透水性マットは、方形の布袋中に球状または塊状の発
泡スチロール材を充填してなり、少くとも隣合う2辺に
縁布を有することを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る透水性マットの敷設方
法は、人工地盤上において、布袋中に球状または塊状の
発泡スチロール材を充填した方形の透水性マットを水平
方向に敷設するに際し、当該透水性マットは少くとも隣
合う2辺に縁布を有し、かつ、既設した透水性マットの
表面に、隣接配置しようとする透水性マットの縁布を重
ねることを特徴とするものである。
法は、人工地盤上において、布袋中に球状または塊状の
発泡スチロール材を充填した方形の透水性マットを水平
方向に敷設するに際し、当該透水性マットは少くとも隣
合う2辺に縁布を有し、かつ、既設した透水性マットの
表面に、隣接配置しようとする透水性マットの縁布を重
ねることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】前記透水性マットを支持地盤上の隅角部から順
に敷設してゆけば、隣接配置されたマット間に生じる間
隙は上方から完全に覆われる。従って、透水性マットに
よる排水層上に土壌層を載せても、前記間隙に土壌が流
れ込んで、人工地盤内部に堰を造ったり、あるいは、排
水路を土壌で閉塞するようなことはない。
に敷設してゆけば、隣接配置されたマット間に生じる間
隙は上方から完全に覆われる。従って、透水性マットに
よる排水層上に土壌層を載せても、前記間隙に土壌が流
れ込んで、人工地盤内部に堰を造ったり、あるいは、排
水路を土壌で閉塞するようなことはない。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る透水性マットと、その敷
設方法の好適な実施例を図面に基づいて説明する。図1
は透水性マットを使用した人工地盤の縦断側面図であ
り、図2は透水性マットの敷設手順を示す斜視図であ
る。
設方法の好適な実施例を図面に基づいて説明する。図1
は透水性マットを使用した人工地盤の縦断側面図であ
り、図2は透水性マットの敷設手順を示す斜視図であ
る。
【0010】図1においてコンクリート製の支持地盤1
0上には、排水層12および土壌層14が形成されてい
る。排水層12は複数個の透水性マット20を水平方向
に敷設して形成され、図2に示すように、同マット20
の形状は略方形で所定の厚さを有している。透水性マッ
ト20を構成する布袋は、化学繊維や天然繊維を使用し
た織布、不織布などでできている。
0上には、排水層12および土壌層14が形成されてい
る。排水層12は複数個の透水性マット20を水平方向
に敷設して形成され、図2に示すように、同マット20
の形状は略方形で所定の厚さを有している。透水性マッ
ト20を構成する布袋は、化学繊維や天然繊維を使用し
た織布、不織布などでできている。
【0011】透水性マット20の内部には、球状または
塊状の発泡スチロール材22を充填する。発泡スチロー
ル材22は、一般に緩衝材や断熱材として使用されてい
るもので、その粒径が約5〜20mm程度のものを利用
する。本発明の透水性マット20に詰め込む発泡スチロ
ール材22としては、圧縮強度や軽さの点で、電気製品
などの包装用として使用済の廃発泡スチロール材で性能
的に十分である。
塊状の発泡スチロール材22を充填する。発泡スチロー
ル材22は、一般に緩衝材や断熱材として使用されてい
るもので、その粒径が約5〜20mm程度のものを利用
する。本発明の透水性マット20に詰め込む発泡スチロ
ール材22としては、圧縮強度や軽さの点で、電気製品
などの包装用として使用済の廃発泡スチロール材で性能
的に十分である。
【0012】方形の透水性マット20の4辺のうち、少
くとも隣合う2辺には縁布24を設ける。同縁布24
は、3辺または4辺(即ち、全周)に設けてもよいが、
マット20の1辺のみでは後述するように本発明の所期
の効果を得ることができず、不十分である。縁布24の
幅(マット20の辺と垂直方向の長さ)は、マット20
を隣接して敷設する際に、マット20、20間に生じる
間隙を塞ぐことができる程度であればよい。なお、縁布
24を作製するには、1枚ないしは複数枚の織布または
不織布を折り畳んで内部に発泡スチロール材22を充填
した後、方形に縫製すればよい。
くとも隣合う2辺には縁布24を設ける。同縁布24
は、3辺または4辺(即ち、全周)に設けてもよいが、
マット20の1辺のみでは後述するように本発明の所期
の効果を得ることができず、不十分である。縁布24の
幅(マット20の辺と垂直方向の長さ)は、マット20
を隣接して敷設する際に、マット20、20間に生じる
間隙を塞ぐことができる程度であればよい。なお、縁布
24を作製するには、1枚ないしは複数枚の織布または
不織布を折り畳んで内部に発泡スチロール材22を充填
した後、方形に縫製すればよい。
【0013】支持地盤10上に透水性マット20を敷設
するには、図2に示すように、隅角部から順に配置して
ゆき、既設したマット20の表面に、隣接配置しようと
するマット20の縁布24を重ね、マット20、20間
に生じる間隙を上方から覆うようにする。このようにマ
ット20を敷設すれば、マット20上に客土して土壌層
14を載せても、前記間隙に土壌が流れ込んで、人工地
盤内部に堰を造ったり、あるいは、排水路16を土壌で
閉塞するようなことはない。
するには、図2に示すように、隅角部から順に配置して
ゆき、既設したマット20の表面に、隣接配置しようと
するマット20の縁布24を重ね、マット20、20間
に生じる間隙を上方から覆うようにする。このようにマ
ット20を敷設すれば、マット20上に客土して土壌層
14を載せても、前記間隙に土壌が流れ込んで、人工地
盤内部に堰を造ったり、あるいは、排水路16を土壌で
閉塞するようなことはない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、植栽用人工地盤におけ
る排水層や土木用、土木工事用の透水層を簡易な構造の
透水性マットで構成することができる。また、この透水
性マットは隅角部から順に敷設してゆくだけで、前記排
水層や透水層を極めて容易に造成することができ、しか
も、造成された排水層や透水層は閉塞の虞もないという
顕著な効果を有する。
る排水層や土木用、土木工事用の透水層を簡易な構造の
透水性マットで構成することができる。また、この透水
性マットは隅角部から順に敷設してゆくだけで、前記排
水層や透水層を極めて容易に造成することができ、しか
も、造成された排水層や透水層は閉塞の虞もないという
顕著な効果を有する。
【図1】透水性マットを使用した人工地盤の縦断側面図
である。
である。
【図2】透水性マットの敷設手順を示す斜視図である。
10 支持地盤 12 排水層 14 土壌層 16 排水路 20 透水性マット 22 発泡スチロール材 24 縁布
Claims (2)
- 【請求項1】 方形の布袋中に球状または塊状の発泡ス
チロール材を充填してなり、少くとも隣合う2辺に縁布
を有することを特徴とする透水性マット。 - 【請求項2】 人工地盤上において、布袋中に球状また
は塊状の発泡スチロール材を充填した方形の透水性マッ
トを水平方向に敷設するに際し、当該透水性マットは少
くとも隣合う2辺に縁布を有し、かつ、既設した透水性
マットの表面に、隣接配置しようとする透水性マットの
縁布を重ねることを特徴とする透水性マットの敷設方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4091649A JPH07106102B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 透水性マットおよびその敷設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4091649A JPH07106102B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 透水性マットおよびその敷設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05260850A true JPH05260850A (ja) | 1993-10-12 |
JPH07106102B2 JPH07106102B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=14032370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4091649A Expired - Fee Related JPH07106102B2 (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 透水性マットおよびその敷設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106102B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07255281A (ja) * | 1994-03-18 | 1995-10-09 | Komatsu Shiko:Kk | 植木鉢植込用具 |
CN107419855A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-12-01 | 广州城建职业学院 | 一种适用于地下车库顶板上的大型乔木种植方法 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4091649A patent/JPH07106102B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07255281A (ja) * | 1994-03-18 | 1995-10-09 | Komatsu Shiko:Kk | 植木鉢植込用具 |
CN107419855A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-12-01 | 广州城建职业学院 | 一种适用于地下车库顶板上的大型乔木种植方法 |
CN107419855B (zh) * | 2017-06-06 | 2019-04-02 | 广州城建职业学院 | 一种适用于地下车库顶板上的大型乔木种植方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07106102B2 (ja) | 1995-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |