JPH05260777A - 電動機の速度検出方法 - Google Patents

電動機の速度検出方法

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JPH05260777A
JPH05260777A JP4052994A JP5299492A JPH05260777A JP H05260777 A JPH05260777 A JP H05260777A JP 4052994 A JP4052994 A JP 4052994A JP 5299492 A JP5299492 A JP 5299492A JP H05260777 A JPH05260777 A JP H05260777A
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speed
speed detection
value
detection
circuit
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JP4052994A
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English (en)
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Tetsuo Yamada
哲夫 山田
Masayuki Mori
雅之 森
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Meidensha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷トルク推定オブザーバの速度推定部を利
用して加減速トルクに見合った速度予測を行う。 【構成】 負荷トルク推定オブザーバ30のトルク指令
τM*とトルク推定値τLIとの差の前回値に機械時定数
M*と速度制御周期TSで決定される速度変化率TS
M*を乗算した乗算部33の出力に、検出遅れ補償回
路40においての検出速度平均値の速度検出の中間時点
から次回の速度制御までの時間TYと速度制御周期TS
の比TY/TSを乗算して検出遅れ補償データ△NCを算
出し、同期形速度検出回路からの今回の速度検出平均値
Aに加算して次回の速度制御周期時点での速度NEを予
測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の速度検出方
法、詳しくは、パルスエンコーダを用いたディジタル速
度検出方式における検出遅れ補償に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機の速度制御は図6に示すよ
うに、電動機Mの回転をパルスピックアップ等の速度検
出器24により検出し、速度検出回路26を介して速度
指令N*と突き合わせ、その偏差を速度アンプ21で増
幅した出力と電流検出器HCTで検出した電流との偏差
を電流制御アンプ22で増幅し、変換器23を介して電
動機Mを駆動している。
【0003】パルスピックアップ等で電動機速度に比例
する周波数のパルス列を得て、速度設定と比較して電動
機の可変速度制御を行う場合、例えば、可変速範囲が
1:nであれば、パルス列の1パルス間隔は1〜nまで
変化し、高速時の精度を出すために基準クロックパルス
列の周波数を高くすると、低速時にはカウンタがオーバ
ーフローしてしまうという不都合が生じ、これを避ける
ためには高速時の精度を犠牲にせざるを得なかった。
【0004】このため、従来は図7に示す速度検出回路
を用いた電動機の速度検出方法により精度,応答時間可
変速範囲全域に亘り常に一定となるようにしている。
【0005】図7の回路について説明する。3,4はデ
ータバス2に接続されたプログラマブルカウンタで、第
1のカウンタ3は電動機の速度を検出するパルスピック
アップPP(図1の24)よりの位相差を有するパルス
ピックアップ信号A,Bを4逓倍回路1で4逓倍した4
逓倍パルスピックアップ信号4fPPを設定カウント値C
Nカウントし、また第2のカウンタ4は第1カウンタ3
のカウント中基準クロックTCLKをカウントしカウント
データCMを得るようになっている(以下第1,第2カ
ウンタ3,4を#0,#1カウンタという)。
【0006】次にこの回路による速度検出方法を図8に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0007】(1)INTR割り込み処理の終わりの
“1”で次の計測開始指令を出力する。
【0008】(2)計測開始指令立ち上がりの次にくる
4逓倍パルスピックアップ信号4fPP“2”から#0カ
ウンタは信号4fPPのカウントを開始する。
【0009】この#0カウンタの設定カウント値CN
速度制御インターバル周期より短くなるように設定され
ている。
【0010】#0カウンタのカウント中#1カウンタは
基準クロックTCLKをカウントする。
【0011】(3)カウント開始直後の“3”で前回の
速度検出値を使って速度制御処理(ASR処理)を行
う。
【0012】(4)#0又は#1カウンタのカウント完
了“4”によりINTR割り込みが入る。
【0013】#0,#1よりのカウントデータCN,CM
をコンピュータに読み速度検出演算N=K×CN/CM
行い速度Nを算出する。(Kは係数) (5)速度検出処理の終わり“5”にて次の計測開始指
令を出力する。
【0014】図9に速度制御サンプリングに同期して速
度検出サンプリングが開始できると考えた場合の例を示
す。
【0015】この場合、速度検出値は検出サンプル時間
における平均値と近似できるので、速度制御サンプリン
グ時(ASR処理)の実速度との間に図9に示すような
検出遅れが発生する。これを補償するためには次のよう
な予測演算が必要となる。
【0016】
【数1】
【0017】(1)式のような方式で速度予測を行う
と、速度変化率が一定のときは良好な特性が得られる。
しかし、図10に示すように加減速時の始動,加速到達
点などでは、速度変化率が変化するため(1)式の方式
では速度予測に行き過ぎ量が発生し、速度応答特性が悪
化する。
【0018】そこで、本出願人は先に検出遅れ補償方式
として速度検出の前回値と今回値とから速度変化率を求
め、速度平均値を補償する同期形速度検出回路を用いた
速度検出方法を提案した(特願平2−114214
号)。
【0019】この速度検出方法について説明する。図3
において、1はパルスピックアップPPよりの位相を異
にする信号A,Bが入力され4逓倍パルスピックアップ
信号4fPPを出力する4逓倍回路、2はデータバス、3
はデータバスよりのデータによりカウントデータCN
が設定され速度演算に相当する周期の一定周期信号TSN
の入力により4逓倍パルスピックアップ信号4fPPをカ
ウントする第1のカウンタ(以下#0カウンタとい
う)、4は第1のカウンタ3の0端子出力が“L”レベ
ルの期間基準クロックTCLKをカウントしてカウントデ
ータCMを得る第2のカウンタ(以下#1カウンタとい
う)、5は一定周期信号TSNの入力により基準クロック
CLKをカウントしてパルスピックアップ信号4fPP
クロック誤差分のカウント値CEをホールドする第3の
カウンタ(以下#2カウンタという)である。
【0020】6は第1のカウンタ3のO端子出力が入力
され第2のカウンタ4のG端子に出力する否定回路、7
は一定周期信号TSN及び#0カウンタのO端子出力が入
力され第1のカウンタ3のG端子に出力するNAND回
路、8は#1カウンタのO端子に接続され計測オーバー
フローステータスを出力するフリップフロップ、9はN
AND回路7に接続され#2カウンタのG端子に出力す
るフリップフロップ回路、10はフリップフロップ8の
Q端子及び#0カウンタのO端子に接続されINTR割
り込みを出力するOR回路、11は一定周期信号TSN
び#0カウンタのO端子に接続されCNカウント中ステ
ータスを出力するDフリップフロップ回路である。
【0021】図4は、同期形速度検出回路のタイミング
チャート例を示すもので、速度検出サンプリング時間
(例えば△TSDT≒0.75ms速度制御周期△TSN
1ms)における信号4fPPのカウント値CN=4とし
た場合のタイムチャートである。
【0022】図4における時間△TYnは次式で求めるこ
とができる。
【0023】 △TYn=△TSN−(△TEn+△TSDTn/2)……(2) 時間△TEn,△TSDTのカウント方法は次のように行っ
ている。
【0024】(1)速度検出サンプル時間(例えば△T
SDT≒0.75ms)を決定するための4逓倍パルスピ
ックアップ信号4fPPのカウント値CN=4に#0カウ
ンタのカウントデータが設定される。また、速度検出サ
ンプル時間は速度制御インターバル時間△TSNより小さ
くなるようにCN=Kn×Nn-1で設定される。ただし、
nは演算用の係数である。
【0025】また、Nn-1は速度検出値の前回値であ
る。
【0026】(2)一定周期信号TSN(速度演算に相当
する周期=1ms)が入力されると、信号4fPPの1ク
ロック分誤差を計測する#2カウンタがカウントを開始
して基準クロックTCLKの計測を開始する。
【0027】(3)一定周期信号TSN入力後、最初に入
る信号4fPPの入力で#0カウンタ出力が“L”レベル
となり、速度検出用#1カウンタがカウントを開始して
基準クロックTCLKの計測を開始する。
【0028】(4)同時に#2カウンタは計測を停止
し、信号4fPP1クロック誤差分でデータのカウント値
Eをホールドする。
【0029】(5)#0カウンタが信号4fPPをカウン
ト値CN=4をカウント完了すると、#0カウンタ出力
が“H”レベルとなり、速度検出用#1カウンタはカウ
ントを停止する。同時にINTR割り込みが発生して、
各カウンタのカウントデータCN,CM,CEを使用して
速度演算を実行する。これにより今回の速度検出値Nn
がNn=KCN/CMで求まり、また今回の速度予測値N
Enが後述する予測演算により求まる。
【0030】(6)次の一定周期TSNが入力されると速
度制御処理を開始し、今回の速度予測値NEnを使って速
度アンプ演算等を実行する。
【0031】しかして、図3の同期形速度検出回路は、
速度制御処理に同期した一定周期により速度検出を開始
するようにすると共に、速度検出の4逓倍パルスピック
アップ信号の検出開始時の1クロック分誤差も計測して
いるので、速度制御処理(ASR)と速度検出処理の同
期がとれ、速度検出データの平均値Nnと速度制御処理
との時間関係が明確になり、第1〜第3のカウントデー
タにより速度制御処理で用いる速度予測値NEnの予測が
可能となる。しかして、この速度予測値NEnを用いて電
動機の速度制御を行うことにより、従来不可能であった
高応答の速度制御が可能となると共に検出遅れによるオ
ーバーシュートが発生することがなくなる。
【0032】近年、電動機の速度制御において、図1に
示すような負荷トルク推定オブザーバを用いて、電動機
Mの負荷外乱抑制を行う方式が広く適用されている。こ
こで、負荷トルク推定オブザーバ30の電動機モデル部
31では、電動機Mの加減速トルク(τM−τLI)を用
いて速度推定を行っている。また、オブザーバゲイン部
35では、この速度推定値N′Iと実際値Nとの差をゲ
インL倍して負荷トルクτLIを推定している。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記パルスエンコーダ
を用いたデジタル速度検出方式は、検出期間での平均速
度を計測する。そのために定期的に実行される速度制御
演算処理(PIアンプ演算等)で使用される速度検出値
は、その瞬時における実速度とは異なり遅れを含んだデ
ータとなる。速度制御周期が長い場合(例えば3〜10
ms程度)やサーボ等の高速応答を要求される用途で
は、この速度検出遅れにより過渡応答が悪化し、オーバ
ーシュートの発生や加減速時の速度に段付きが発生した
りという不具合が発生する。
【0034】また、上記同期形速度検出回路を用いた速
度検出方式は、速度変化率が一定の場合には有効な特性
が得られるが、加減速開始点や完了点では、速度変化率
が変化するために速度予測に行き過ぎ量が発生する。こ
れにより速度応答特性が悪化する。
【0035】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、負荷
トルク推定オブザーバの速度推定部を利用して、加減速
トルクに見合った速度予測を行い速度変化率が変化する
ところでも良好な速度検出補償がなしうる電動機速度検
出方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、変発明における電動機の速度検出方法は、電動機制
御回路のトルク指令及び速度検出信号が入力し外乱トル
ク推定値を速度アンプの出力に加え最小次元の負荷トル
ク推定オブザーバを備えた電動機の制御系において、速
度検出回路を同期形速度検出回路とすると共に、前記オ
ブザーバのトルク指令とトルク推定値との差の前回値に
機械時定数TM*と速度制御周期TSで決定される速度変
化率データTS/TM*を乗算する乗算部の出力が入力す
る検出遅れ補償回路を設け、前記オブザーバの乗算部の
出力に今回の検出速度平均値の速度検出の中間時点から
次回の速度制御周期までの時間TYと速度制御周期TS
の比TY/TSを乗算して検出遅れ補償データを算出し、
この補償データを同期形速度検出回路から出力される今
回の速度指令平均値に加算し、次回の速度制御周期時点
での速度を予測する。
【0037】また、オブザーバのトルク指令とトルク推
定値との差の前回値が入力する検出遅れ補償回路をもこ
の差の前回値に今回の速度検出平均値の速度検出の中間
点から次回の速度制御周期までの時間と負荷トルク推定
オブザーバのモデル機械時定数との比を乗算して検出遅
れ補償データを算出してもよい。
【0038】
【作用】同期形速度検出回路の速度検出タイミングは図
2のようになる。図2において時間TE,TSDTが検出で
きると検出速度平均値NA〔i−1〕から速度予測値NE
〔i〕までの時間TYが算出できる。
【0039】負荷トルク推定オブザーバの時間比TS
M*出力は後記の(3)式の右辺第1項となる。これ
は、速度制御周期i−1からiまでの間の電動機速度の
変化分予測を示す。
【0040】しかして、上記時間比TS/TM*出力デー
タを利用し、このデータに検出遅れ補償回路により時間
比TY/TSを乗算すれば図2におけるNE〔i〕とN
A〔i−1〕の差△N〔i−1〕が得られる。従って検
出遅れ補償回路からの出力△N〔i−1〕を検出速度予
測補償値として同期形速度検出回路の検出速度平均値N
A〔i−1〕に加算すれば速度予測値NE〔i〕が得られ
る。
【0041】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0042】実施例1 図1は負荷トルク推定オブザーバを用いた速度予測回路
を示す。なお図中従来図6〜図11に示したものと同一
構成部分は同一符号を付してその重複する説明を省略す
る。
【0043】図1は離散系として表している。次に説明
に使用する符号について説明する。
【0044】 N*:速度指令 N:速度実際値 τM*:トルク指令 τL:外乱トルク τ′M*:速度アンプ出力 N′I:オブザーバ速度推定値 τLI:外乱トルク推定値 NA:検出速度平均値 △NC:検出速度予測補正値 NE:速度予測値 KWC:速度アンプゲイン(オブザーバを用いると、PI
要素がオブザーバより得られるのでゲインのみでよ
い。) TS:速度制御周期 TM:電動機加速時間(定格トルクで定格回転数まで加
速する時間) TM*:オブザーバの電動機モデルの加速時間(モデル
の機械時定数) L:オブザーバゲイン TY:NA(平均値)から次の速度制御周期までの時間 Z-1:1サンプル遅れ 図1において、25は図3に示し従来技術で説明した同
期形速度検出回路、40は従来図10に示した負荷トル
ク推定オブザーバ(以下単にオブザーバという)30の
S/TM*演算部33の出力が入力し速度検出回路25
からの検出速度平均値NAの遅れ補償をする検出遅れ補
償回路である。
【0045】電動機Mは一慣性系とし、摩擦等を無視し
て伝達関数を1/STMに近似している。また図11に
示した電流制御系22は応答が速いとして無視してい
る。
【0046】オブザーバ30による外乱トルク推定値τ
LIを速度アンプ21の出力に加えてトルク補償を用いる
と、オブザーバ30により速度制御系にPI要素が現れ
る。そのため速度アンプ21はゲインKWCのみとしてい
る。
【0047】図1より離散系の方程式を表すと次のよう
になる。
【0048】
【数2】
【0049】図2は同期形速度検出回路25(図3)の
速度検出タイミングチャートを示す。図2について、速
度検出回路25が同期形速度検出を行ったときに、速度
制御周期i−1からi間(“1”〜“2”間)を考え
る。
【0050】“1”〜“2”間で検出する速度平均値は
A〔i−1〕となる。同期形速度検出によりTE(図4
の△TEnに相当),TSDT(図4の△TSDTnに相当)が
検出できると、速度平均値NA〔i−1〕から速度予測
値NE〔i〕までの時間TYが(2)式より算出できる。
【0051】今、図1のオブザーバ30においてTS
M*乗算部33の出力は(3)式右辺第1項となる。
これはi−1からiまでの間電動機速度の変化分予測を
示している。つまりトルク指令から外乱トルク推定値を
減算した加減速トルク分による制御周期間の速度変化を
示す。そこでこの速度制御周期〔i−1〕におけるTS
/TM*出力データを利用して次式より速度予測値N
E〔i〕の速度予測が可能となる。
【0052】
【数3】
【0053】(6)式右辺第1項は速度検出回路25か
らの検出速度平均値であり、右辺第2項は検出速度予測
補正値△N〔i−1〕であり、検知遅れ補償回路40か
ら得られる。しかして、速度検出回路25の検出速度平
均値NAと検知遅れ補償回路40からの検出速度予測補
正値△NCを突き合わせ加算することにより速度予測値
E〔i〕を得ることができる。
【0054】実施例2 図5は実施例2の実施例1と相違する回路部分のみを示
す。図5において、32は負荷トルク推定オブザーバ3
0のトルク指令値τM*とトルク推定値τLIとの差の前
回値(τM*−τLI)〔i−1〕を出力する1サンプル
遅れ部、41はこの前回値に今回検出速度平均値の速度
検出の中間点から次回の速度制御周期までの時間TY
モデル機械時定数TM*との比TY/TM*を乗算する検
出遅れ補償回路である。
【0055】実施例における速度変化率データTS/TM
*と時間TYとTSとの比TY/TSの積は TS/TM*×TY/TS=TY/TM* となるので、検出遅れ補償回路41から実施例1と同様
の検出遅れ補償データ△NCを出力することができる。
【0056】なお、上記実施例は最小次元の負荷トルク
推定オブザーバ30を使用しているが、この負荷トルク
推定オブザーバ30のオブザーバゲイン部35をPIア
ンプに置換して完全次元の負荷トルク推定オブザーバを
構成しても同等の効果が得られることはいうまでもな
い。また、速度アンプ21はPIアンプ構成としてもよ
い。
【0057】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0058】(1)パルスエンコーダを用いたデジタル
速度検出による検出遅れを補償することができる。これ
により電動機の加減速特性が良好になる。
【0059】(2)負荷トルク推定オブザーバによる速
度推定部を利用して簡単に速度予測を行うことができ
る。
【0060】(3)加減速トルクに見合った速度予測が
行えるので、加減速開始点や完了点等の速度変化率が変
化するところでも良好な速度検出補償が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す速度予測回路のブロック
回路図。
【図2】実施例の速度検出タイミングチャート。
【図3】実施例における同期形速度検出回路を示すブロ
ック回路図。
【図4】同期形速度検出回路のタイミングチャート。
【図5】他の実施例を示す速度予測回路の要部を示すブ
ロック回路図。
【図6】従来電動機の速度制御回路を示すブロック回路
図。
【図7】従来速度検出回路を示すブロック回路図。
【図8】従来速度検出回路の速度検出タイミングチャー
ト。
【図9】従来方式の実測値と検出値との関係を示すグラ
フ。
【図10】従来方式の速度変化パターンを示すグラフ。
【図11】負荷トルク推定オブザーバを用いた速度制御
系を示すブロック回路図。
【符号の説明】
1…逓倍回路、3,4,5…カウンタ、8,9,11…
フリップフロップ、21…速度アンプ、22…電流制御
アンプ(電流制御系)、23…変換器、24…速度検出
器、25,26…速度検出回路、30…負荷トルク推定
オブザーバ、31…電動機モデル部、32,34…1サ
ンプル遅れ部、35…オブザーバゲイン部、40,41
…検出遅れ補償回路、HCT…電流検出器、PP…パル
スピックアップ、N′I…オブザーバ速度推定値、τLI
…外乱トルク推定値、NA…検出速度平均値、△NC…検
出速度予測補償値、NE…速度予測値。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機制御回路のトルク指令及び速度検
    出信号が入力し外乱トルク推定値を速度アンプの出力に
    加え最小次元の負荷トルク推定オブザーバを備えた電動
    機の制御系において、 速度検出回路を同期形速度検出回路とすると共に、前記
    オブザーバのトルク指令とトルク推定値との差の前回値
    に機械時定数TM*と速度制御周期TSで決定される速度
    変化率データTS/TM*を乗算する乗算部の出力が入力
    する検出遅れ補償回路を設け、 前記オブザーバの乗算部の出力に今回の検出速度平均値
    の速度検出の中間時点から次回の速度制御周期までの時
    間TYと速度制御周期TSとの比TY/TSを乗算して検出
    遅れ補償データを算出し、この補償データを同期形速度
    検出回路から出力される今回の速度検出平均値に加算
    し、次回の速度制御周期時点での速度を予測した速度検
    出信号を得ることを特徴とした電動機の速度検出方法。
  2. 【請求項2】 電動機制御回路のトルク指令及び速度検
    出信号が入力し外乱トルク推定値を速度アンプの出力に
    加え最小次元の負荷トルク推定オブザーバを備えた電動
    機の制御系において、 速度検出回路を同期形速度検出回路とすると共に、前記
    オブザーバのトルク指令とトルク推定値との差の前回値
    が入力する検出遅れ補償回路を設け、 前記トルク指令とトルク推定値との差の前回値に今回検
    出速度平均値の速度検出の中間点から次回の速度制御周
    期までの時間TYと負荷トルク推定オブザーバモデル機
    械時定数TM*との比TY/TM*を乗算して検出遅れ補
    償データを算出し、この補償データを同期形速度検出回
    路から出力される今回の速度検出平均値に加算し、次回
    の速度制御周期時点での速度を予測した速度検出信号を
    得ることを特徴とした電動機の速度検出方法。
  3. 【請求項3】 負荷トルク推定オブザーバを最小次元の
    負荷トルク推定オブザーバ又は完全次元の負荷トルク推
    定オブザーバとしたことを特徴とした請求項1又は2記
    載の電動機の速度検出方法。
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