JPH05260628A - ピッチ変更可能なブスバー構造 - Google Patents

ピッチ変更可能なブスバー構造

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Publication number
JPH05260628A
JPH05260628A JP4052628A JP5262892A JPH05260628A JP H05260628 A JPH05260628 A JP H05260628A JP 4052628 A JP4052628 A JP 4052628A JP 5262892 A JP5262892 A JP 5262892A JP H05260628 A JPH05260628 A JP H05260628A
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JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
bussbar
tab
branch
pitch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4052628A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Natsume
嘉久 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車等の電装回路に用いられる電気接続箱
において、縦型ブスバーのブスバー間のピッチを変更可
能にした、ピッチ変更可能なブスバー構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 底面にブスバー2のタブ2aの挿通孔1a1
が形成されたコネクタハウジング1a及びヒューズキャ
ビティ1bを設けた上部ケース1と、下部ケース3との
間に縦型のブスバー2が挟持され、ブスバー2の側縁に
タブ2aが形成されるとともに、隣接するブスバー2の
一方の端部は、タブ2aと交叉する方向に折り曲げられ
た連結板2bで連結され、該連結板2bのほぼ中間にク
ランク部2b1 が形成されている。下部ケース3には、
ブスバー2の収容溝3bが形成されるとともに、該収容
溝3bにはブスバー2の下方のタブ2aに対応する箇所
に挿通孔3b′が形成され、前記ブスバー2の位置保持
手段を構成するとともに、前記収容溝3aの一方の端部
近くにはブスバー2のクランク部2b1 の収容する凹部
3cが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の電装回路に
用いられる分岐接続箱において、縦型ブスバーのブスバ
ー間のピッチを変更可能にした、ピッチ変更可能なブス
バー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例の分岐接続箱aの分解斜視
図である。図6は同じくブスバーcの拡大斜視図であ
る。図5及び図6において、下部ケースbに等間隔で並
設された複数条のブスバー収容溝b1 は、ブスバーcの
嵌着手段を構成するとともに、該ブスバーcの側縁から
延びる連結片c1 の両端に形成された分岐タブc2 は前
記ブスバーcの板面と交叉する方向にブスバーcから突
出するように折り曲げられている。
【0003】上部ケースdの上面には、底面に前記分岐
タブc2 の挿通孔d1 が形成されたコネクタハウジング
2 が設けられ、該上部ケースdの側面に形成された係
合部d3 が前記下部ケースbの側面に形成された係合部
2 と係合手段を構成している(実開平3−11392
1号公報)。
【0004】従来例は上記のように構成されているの
で、ブスバーcは図7に示すようにブスバーcに連結片
1 及び分岐タブc2 を一体にプレスで抜いた後、折り
曲げ線c3 から直角に折り曲げて形成される。複数の分
岐タブc2 を同層内で構成させるには、前記分岐タブc
2 の縦方向のピッチp1 と同じく横方向のピッチp2
が異なる為、ブスバーcが標準化しにくく、同一種類の
分岐タブc2 で構成されたものになり、ひいては同一種
類の端子構成であることからジョイント吸収用のブロッ
クに用途が制限されている。
【0005】また一般に、図8に示すようなブスバー
c′に連結片c1 ′及び分岐タブc2′を一体にプレス
で抜いた後、所望の形状に各分岐タブc2 ′を折り曲げ
て図9に示すように形成する場合、抜き型の設計上の制
約により、対向する分岐タブc 2 ′間の間隙dはある値
より小さくは設定出来ない。
【0006】従って、図9に示すように対向する分岐タ
ブc2 ′間の間隙d1 は、分岐タブc2 ′の長さmの2
倍に前記の間隙dを加えた長さ以下には短縮することは
不可能であり、ひいては図10に示すように分岐するコ
ネクタe1 ,e2 間の間隙も前記の間隙d1 の制約によ
り実装密度を上げることが出来ない欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、自動車等の電装回路に用いられる分岐接続箱にお
いて、縦型ブスバーのブスバー間のピッチを変更可能に
した、ピッチ変更可能なブスバー構造を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数の縦型ブスバーに分岐タブを突設
し、前記分岐タブを上部ケース又は下部ケースのコネク
タ又はヒューズ挿着部に突出させてなる分岐接続箱にお
いて、隣接する前記ブスバーの端部を、前記タブの突設
方向と交叉する方向に形成したブスバー連結板で連結す
るとともに、該ブスバー連結板にクランク部を設けて隣
接する前記ブスバー間のピッチを変更可能にした構造を
採用した。
【0009】さらに、複数の縦型ブスバーに分岐タブを
突設し、前記分岐タブを上部ケース又は下部ケースのコ
ネクタ部等に突出させてなる分岐接続箱において、 ヒ
ューズを介した下流側電源分配を行う前記縦型ブスバー
に、ヒューズの接続,上流側電源分配を行う平面ブスバ
ーを連設した構造を採用した。
【0010】
【作用】複数の縦型ブスバーのタブ連結部を介して分岐
タブを突設し、前記分岐タブを上部ケース又は下部ケー
スのコネクタ又はヒューズ挿着部に突出させてなる分岐
接続箱において、隣接する前記ブスバーの端部を、前記
タブの突設方向と交叉する方向に形成したブスバー連結
板で連結するとともに、該ブスバー連結板にクランク部
を設けたので、該クランク部の折り曲げ深さを変更する
ことにより、前記隣接するブスバー間のピッチが変更を
可能とするものである。
【0011】さらに、ヒューズを介した下流側電源分配
を行う前記縦型ブスバーに、ヒューズの接続,上流側電
源分配を行う平面ブスバーを連設したので、平面ブスバ
ーにおいて上流側電源分配が行えるとともに、該平面ブ
スバーに連結された縦型ブスバーにおいて下流側電源分
配がスペース効率良く行える。
【0012】
【実施例】図1は本発明によるピッチ変更可能なブスバ
ー構造を内装した分岐接続箱Aの一部切欠き斜視図であ
る。図2は同じくブスバーの斜視図である。
【0013】図1において、ピッチ変更可能なブスバー
構造を内装した分岐接続箱Aは、上面に複数のコネクタ
ハウジング1a…及びヒューズキャビティ1bが形成さ
れるとともに、該コネクタハウジング1a及びヒューズ
キャビティ1bの底面に後述するブスバー2のタブ2a
の挿通孔1a1 が形成された上部ケース1と、下面にコ
ネクタハウジング3aが形成された下部ケース3との間
に後述するブスバー2が挟持されている。
【0014】下部ケース3には、後述するブスバー2の
収容溝3bが形成されるとともに、該収容溝3bには後
述するブスバー2の下方のタブ2aに対応する箇所に挿
通孔3b′が形成され、前記ブスバー2の位置保持手段
を構成するとともに、前記コネクタハウジング3aは下
方のタブ2aへの図示しないコネクタの下方からの装着
手段を構成し、前記収容溝3aの一方の端部近くに後述
するブスバー2のクランク部2b1 の収容する凹部3c
が形成されている。
【0015】縦型のブスバー2の上下方向の側縁は所要
の箇所が延長されてタブ2aが形成されるとともに、隣
接するブスバー2の一方の端部は、タブ2aと交叉する
方向に折り曲げられた連結板2bで連結されるととも
に、該連結板2bのほぼ中間にクランク部2b1 が形成
されている。
【0016】一対のブスバー2,2の両外側縁の延長線
X(図2参照)に沿って該一対のブスバー2,2が互い
に対向するとともに、連結板2bと交叉するように折り
曲げられている、更に連結板2b一側は、前記延長線X
の延長線Yから下方に折り曲げられ、更に折り曲げ線Z
で水平方向に折り曲げられ、P1 の間隔を置いて折り曲
げ線Z′で垂直方向へ立ち上げられ、折り曲げ線Y′で
水平方向に折り曲げて前記クランク部2b1 が形成され
ている。
【0017】なお、延長線Yと折り曲げ線Z間の間隔と
折り曲げ線Z′と折り曲げ線Y′間の間隔とは等しく設
定されている(図2及び図3参照)。なお、符号2cは
電線4との接続手段を構成するスロットである。本発明
による実施例のピッチ変更可能なブスバー構造を内装し
た分岐接続箱Aは、上記のように構成されているので、
前記の隣接するブスバー2を金属板より図3に示すよう
に一体にプレスで抜かれる。
【0018】次いで、前記のように各折り曲げ線から所
望の形状に折り曲げられて、クランク部2b1 が形成さ
れとともに、一対のブスバー2,2が互いに対向するよ
うに折り曲げられる。次いで、下部ケース3の収容溝3
aにブスバー2を挿着するとともに、タブ2aを前記収
容溝3aの挿通孔3b′に挿通し、さらにブスバー2の
クランク部2b1 を凹部3cに収容する。
【0019】次いで、上部ケース1の図示しない挿通孔
にブスバー2の上方のタブ2aを挿通しながら、該上部
ケース1と下部ケース3とを嵌着して、該ピッチ変更可
能なブスバー構造を内装した分岐接続箱Aの組み立てを
終了する。従って、前記の隣接するブスバー2間の取付
けピッチは延長線X−X間の間隔となり、図3に示すよ
うに折り曲げ線Z−Z′間の間隔P1 に、折り曲げ線
Y′と延長線X間の間隔P2 を加えた値となる。即ち前
記クランク部2b1 の折り曲げ深さである延長線Yと折
り曲げ線Zとの間隔を適宜変更することにより、残余の
折り曲げ線Z−Z′間の間隔P1 と、折り曲げ線Y′と
延長線X間の間隔P2とは自由に変更されるので、結果
的に前記ブスバー2間の取付けピッチは延長線X−X間
の間隔は自由に変更出来る。
【0020】さらに、図4に示すように、前記ブスバー
2の連結板2bは両端が水平方向に形成されているの
で、ピッチ変更可能なブスバー構造を内装した分岐接続
箱Aを自動組み立てする場合、ロボットのハンド5の先
端の吸着盤5aで前記連結板2bの平面部2b2 を吸着
して簡単に一括移載出来て、設備が小型化出来るととも
に、組み立て効率が向上する。
【0021】他の実施例について、図1に基づき説明す
る。タブ2aがコネクタハウジング1a内に挿通された
一方のブスバー21 の連結板2bは延長されて、他端に
平面ブスバー23 が形成されたブスバー22 に連結され
ている。該平面ブスバー23 のタブ2aにはヒューズ用
雌−雌中継端子5が挿着されて図示しないヒューズによ
りバッテリー直付け端子に接続され、ヒューズ用雌−雌
中継端子5が挿着されたタブ6に接続されている。
【0022】ブスバー21 に形成されているスリット2
c′には電線4が挿着されている。他方のタブ6にもヒ
ューズ用雌−雌中継端子5が挿着されて、ヒューズ7に
より平面ブスバー23 ′のヒューズ用雌−雌中継端子5
が挿着されたタブ2aに接続されるとともに、該平面ブ
スバー23 ′の他端にはブスバー24 が連結されてい
る。
【0023】なお、平面ブスバー23 は、ブスバー21
の連結板2bにて連結されたブスバーブスバー22 と一
体にプレス成形されているが、平面ブスバー23 ′が連
設されたブスバー24 は、当初ブスバー2と一体にプレ
ス成形された後、切断部24′で切断されたものであ
る。
【0024】他の実施例は上記のように構成されている
ので、ブスバー22 は上流側に平面ブスバー23 が接続
されるとともに、図示しないヒューズを介して上流側の
タブ6に接続されている。下流側にはブスバー22 が接
続されるとともに、さらに連結板2bによりブスバー2
1 に連結され、該ブスバー21 のタブ2aによりそれぞ
れ分岐されるとともに、スリット2c′に挿着された電
線4によりスリット2cからブスバー2に分岐されてい
る。
【0025】上流の他方のタブ6へヒューズ7を介して
接続されている平面ブスバー23 ′の他端にはブスバー
4 が連結され、該ブスバー24 のタブ2aにより分岐
されている。他の実施例は上記のように、縦型のブスバ
ーの上流に平面ブスバーを接続しているので、縦型のブ
スバーはピッチを密に挿着されるとともに、上流の平面
ブスバーはピッチに余裕をもってヒューズを介して更に
上流に接続される。
【0026】
【発明の効果】本発明による実施例は上記のように構成
したので、自動車等の電装回路に用いられる分岐接続箱
において、縦型ブスバーのブスバー間のピッチを変更可
能にするとともに、ブスバーの連結板を利用してロボッ
トによる組み立てが容易になる、ピッチ変更可能なブス
バー構造を特長とする。
【0027】更に、縦型のブスバーの上流に平面ブスバ
ーを接続しているので、縦型のブスバーはピッチを密に
挿着されるとともに、上流の平面ブスバーはピッチに余
裕をもってヒューズを介して更に上流に接続されるの
で、スペース的に効率良く分岐出来ることを特長とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるピッチ変更可能なブスバー構造を
内装した分岐接続箱Aの一部切欠き斜視図である。
【図2】同じくブスバーの斜視図である。
【図3】同じくブスバーの展開図である。
【図4】同じくブスバーをロボットで吸着する過程の斜
視図である。
【図5】従来例の分岐接続箱の分解斜視図である。
【図6】同じくブスバーの斜視図である。
【図7】同じくブスバーの展開図である。
【図8】従来例の一般的ブスバーの展開図である。
【図9】従来例の一般的ブスバーの横断面図である。
【図10】従来例の一般的ブスバーに装着されるコネク
タのピッチを示す図である。
【符号の説明】
A ピッチ変更可能なブスバー構造を内装
した分岐接続箱 X,Y 延長線 Y′,Z,Z′ 折り曲げ線 1 上部ケース 1a,3a コネクタハウジング 1b ヒューズキャビティ 2 ブスバー 2a,6 タブ 2b 連結板 2b1 クランク部 23 ,23 平面ブスバー 3 下部ケース 3b 収容溝 3b1 挿通孔 3c 凹部 4 電線 5 雌−雌中継端子 7 ヒューズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縦型ブスバーに分岐タブを突設
    し、前記分岐タブを上部ケース又は下部ケースのコネク
    タ部等に突出させてなる分岐接続箱において、 隣接する前記ブスバーの端部を、前記タブの突設方向と
    交叉する方向に形成したブスバー連結板で連結するとと
    もに、該ブスバー連結板にクランク部を設けて隣接する
    前記ブスバー間のピッチを変更可能にしたことを特徴と
    するピッチ変更可能なブスバー構造。
  2. 【請求項2】 複数の縦型ブスバーに分岐タブを突設
    し、前記分岐タブを上部ケース又は下部ケースのコネク
    タ部等に突出させてなる分岐接続箱において、 ヒューズを介した下流側電源分配を行う前記縦型ブスバ
    ーに、ヒューズの接続,上流側電源分配を行う平面ブス
    バーを連設した請求項1項記載のピッチ変更可能なブス
    バー構造。
JP4052628A 1992-03-11 1992-03-11 ピッチ変更可能なブスバー構造 Withdrawn JPH05260628A (ja)

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JP4052628A JPH05260628A (ja) 1992-03-11 1992-03-11 ピッチ変更可能なブスバー構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5823819A (en) * 1996-06-07 1998-10-20 Yazaki Corporation Electric junction box
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Effective date: 19990518