JPH05260418A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH05260418A
JPH05260418A JP5274292A JP5274292A JPH05260418A JP H05260418 A JPH05260418 A JP H05260418A JP 5274292 A JP5274292 A JP 5274292A JP 5274292 A JP5274292 A JP 5274292A JP H05260418 A JPH05260418 A JP H05260418A
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data signal
signal line
liquid crystal
crystal display
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Toshio Matsumoto
俊夫 松本
Kenichi Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め定める特定の映像信号の縦横比と同一の
縦横比をもつ液晶表示パネルに、異なる縦横比をもつ映
像信号の表示を行う際に、良好な表示を行うことができ
る液晶表示装置を提供する。 【構成】 液晶表示パネル1に接続されるデータ信号線
駆動回路6は、データ信号線の配列方向に沿って分割さ
れる左端部、中央部、右端部の3つのデータ信号線群
に、それぞれ対応する左端部用駆動回路6L、中央部用
駆動回路6C、右端部用駆動回路6Rから成り、前記液
晶表示パネル1と異なる縦横比をもち、液晶表示パネル
1の上下の表示ラインに映像信号の最初と最後の水平走
査期間の映像信号を表示させると、前記中央部用駆動回
路6Cに接続されるデータ信号線2に対応する画素の表
示のみが行われるような映像信号の表示を行うときは、
中央部用駆動回路6Cの動作前あるいは動作後に前記左
端部用駆動回路6Lおよび右端部用駆動回路6Rを同時
に動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
特に、水平走査線数の異なる2種類の映像信号、たとえ
ばHDTV方式およびNTSC方式の両映像信号を共に
表示可能な液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のTFTアクティブマト
リックス型の液晶表示装置の構成例を示す回路図であ
る。TFTアクティブマトリックス型液晶表示装置で
は、その表示手段である液晶表示パネル31に複数のデ
ータ信号線32と複数の走査信号線33とを直交配置
し、図11(2)に示すように、両信号線32,33の
各交点にそれぞれTFT(薄膜トランジスタ)34を介
して画素電極35を形成する。また、前記画素電極35
に対向して、1枚の対向電極を形成し、画素電極35と
図示しない対向電極との間隙に配置された液晶層に表示
電圧を印加して、各画素の明暗を制御することによって
表示が行われる。その動作原理を以下に説明する。
【0003】TFTアクティブマトリックス型の液晶表
示装置においては、各データ信号線32に表示の明暗情
報をもつデータ信号を与え、同時に複数の走査信号線3
3のうちの特定の1本の走査信号線33に、TFT34
をオンとするための選択信号を印加する。このとき、そ
の選択された走査信号線33に接続された横1列(一水
平表示ライン)の画素群にTFT34を介して前記明暗
情報をもつデータ信号が伝達され、横1列分の表示がな
される。このような動作を、映像信号(データ信号)と
同期させて走査信号線33を最上部(図11の上方側)
の走査信号線33から1本ずつ順番に選択することによ
って、1画面分の表示が行われる。
【0004】これらの動作を行うため、データ信号線駆
動回路36と走査信号線駆動回路37とが設けられ、デ
ータ信号線駆動回路36および走査信号線駆動回路37
は、ともに映像信号源41から与えられる同期信号に基
づいて動作する制御回路38によって制御され、さらに
データ信号線駆動回路36には映像信号源41から映像
信号が与えられる。
【0005】走査信号線駆動回路37は、通常、シフト
レジスタ回路と、TFT34を動作させるために必要な
電圧に変換するレベルシフタと、出力バッファとから構
成される。一方、データ信号線駆動回路36では、アナ
ログ信号として入力される映像信号を複数のデータ信号
線32に振り分けるため、サンプリング動作を行う。
【0006】具体的に説明すると、データ信号線駆動回
路36は、図12に示すように、主にシフトレジスタ回
路39とサンプリング回路40とから構成される。シフ
トレジスタ回路39は、制御回路38から与えられるス
タート信号をクロック信号によって順次シフトし、サン
プリングパルスSa1,Sa2,…をサンプリング回路
40に出力する。サンプリング回路40は、このサンプ
リングパルスSa1,Sa2,…によって、各データ信
号線S1,S2,…毎に異なったタイミングで映像信号
源41から与えられる映像信号をサンプリングする。サ
ンプリング回路40の出力端側には、次回のサンプリン
グ時までデータ信号線32に印加された電圧を保持する
ためのコンデンサ42が接続される。
【0007】なお、データ信号線駆動回路36には、サ
ンプリングによって得られたデータ信号線と同数のデー
タを、全サンプリング後に一斉にラッチして記憶するア
ナログメモリを有するものもあるが、ポリシリコンTF
Tなどを用いた、駆動回路を画素TFTと一緒に基板上
に作り込むドライバモノリシック型のアクティブマトリ
ックス液晶表示装置では、回路の簡素化のため、アナロ
グメモリを使わないほうが一般的である。
【0008】図13は、前述の図11に示される液晶表
示装置の動作を示すタイミングチャートである。前記デ
ータ信号線駆動回路36および走査信号線駆動回路37
から出力される各信号は、以下に説明するように、その
動作タイミングが設定されている。
【0009】データ信号線駆動回路36は、映像信号の
水平走査周期と同期して一連の動作を繰り返し行う。す
なわち、図13(1)に示される映像信号の一水平期間
(たとえばNTSC方式では約63.6μsec)のう
ち、図13(2)に示されるように実際に映像信号の含
まれる期間(有効期間、図13(1)において参照符号
Waで示された期間、NTSC方式では約52μse
c)の範囲内に、サンプリングパルスSa1〜SaNが
相当するように、シフトレジスタ回路39のスタート信
号、クロック信号のタイミングが設定される。データ信
号線S1〜SNでは、図13(3)に示すように、各デ
ータ信号線に対応するサンプリング回路40のサンプリ
ングタイミングで、そのデータが更新される。
【0010】一方、走査信号線駆動回路37も、水平走
査期間と同期して動作する。すなわち、それぞれの走査
信号線33には、図13(4)に示されるように、それ
ぞれ一水平期間の幅をもつ選択信号が印加されるが、そ
の印加開始および終了時刻tGは、一水平期間分のサン
プリングが完了する時刻tEから、次のサンプリングが
開始される時刻tSまでの間に設定される。
【0011】このとき、選択信号の印加されている走査
信号線33に接続されたTFT34を通して、データ信
号がデータ信号線32から画素電極35に書込まれ、そ
の後、選択信号の印加終了によって画素電極35はデー
タ信号線32と電気的に切り離され、画素電極35への
印加電圧は、前記コンデンサや液晶などの容量によって
そのまま保持される。図13の例では、x番目の走査信
号線Gxと接続された画素にはそれぞれ○印の電圧が書
込まれ、x+1番目の走査信号線Gx+1に接続された
画素にはそれぞれ×印の電圧が書込まれる。
【0012】その際、各画素のTFT34においては、
データ信号線32上のデータ信号が更新されてから走査
信号線33から与えられる選択信号が終了するまでの間
に、画素電極35への充電を終える必要がある。そのた
め、選択信号の変化時刻tGは、時刻tEからある程度
の時間をおかなければならず、通常、時刻tSに比較的
近いタイミングに設定される。NTSC方式の場合、時
刻tEから時刻tSまでの間は約11μsecあるた
め、ポリシリコンTFTをスイッチング素子に用いれ
ば、充分に画素電極35への充電を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年、新しいテレビ方
式であるHDTV(ハイビジョン)が実用化レベルにま
で進歩し、間もなくホームユースにも使われるようにな
ると見られている。その際、各家庭において、現行のN
TSC用のテレビ受像機とHDTV用のテレビ受像機と
を2台並べて設置するのはスペース的に不利であり、1
台でNTSCとHDTVとの両者が表示可能なテレビ受
像機が望まれている。
【0014】ところで、HDTV・NTSC兼用の受像
機においては、NTSCとHDTVとでは画面の縦横比
(アスペクト比)が異なるという問題がある。NTSC
が3:4であるのに対し、HDTVは9:16(=3:
5.33)であり、NTSCに比べてかなり横長であ
る。このように縦横比の異なる2つの方式を1つの表示
装置にて表示しようとした場合、以下の4つの表示方法
が考えられる。
【0015】図14は、前記4つの表示方法を説明する
ための図である。図14(1)および図14(2)は表
示装置の縦横比をHDTVに合わせて9:16とした場
合の表示方法を示し、図14(3)および図14(4)
は表示装置の縦横比をNTSCに合わせて3:4とした
ときの表示方法を示している。
【0016】図14(1)は、表示装置の縦横比をHD
TVに合わせて9:16とし、NTSCを表示するとき
は、映像信号の欠落がないように全映像信号を表示し、
表示装置の一部分を映像表示を行わない領域(斜線をし
て示す領域)とする表示方法を示している。
【0017】図14(2)は、表示装置の縦横比をHD
TVに合わせて9:16とし、NTSCを表示するとき
は、表示装置の全体を使って映像表示を行い、本来表示
すべき映像(図において破線で示す領域)の一部分をカ
ットする表示方法を示している。
【0018】図14(3)は、表示装置の縦横比をNT
SCに合わせて3:4とし、HDTVを表示するとき
は、映像信号の欠落がないように全映像信号を表示し、
表示装置の一部分を映像表示を行わない領域(図におい
て斜線をして示す領域)とする表示方法を示している。
【0019】図14(4)は、表示装置の縦横比をNT
SCに合わせて3:4とし、HDTVを表示するとき
は、表示装置の全体を使って映像表示を行い、本来表示
すべき映像(図において破線で示す領域)の一部分をカ
ットする表示方法を示している。
【0020】上述の4つの表示方法のうち、図14
(2)および図14(4)に示される映像信号の一部分
をカットする表示方法では、映像信号によってはその価
値を大きく低下させてしまう場合もあり、望ましくな
い。一方、図14(3)に示されるように表示装置自体
の縦横比をNTSCに合わせた表示方法では、HDTV
の表示の際に表示装置の大きさに比べてかなり小さな領
域に映像表示が行われるため、大画面ほど画質の良さが
強調されるHDTVの特徴が余り発揮されず、効果的で
ない。このことから、HDTV・NTSC兼用の受像機
は、図14(1)に示される表示方法が最も合理的であ
る。
【0021】ここで、上記図14(1)の表示方法のH
DTV・NTSC兼用受像機を、前述の図11に示され
る液晶表示装置において実現する場合、表示装置自体の
縦横比がHDTVに合わせて設定してあるため、HDT
Vの表示については特に問題はない。一方、この液晶表
示装置でNTSCの表示を行うときには、次のような問
題が生じる。
【0022】図15は、問題点を説明するためのタイミ
ングチャートである。HDTVの縦横比をもつ液晶表示
装置でNTSC表示を行う際には、横方向の長さに対し
て中央部付近3/4の領域に映像表示するため、図15
(3)に示すように、複数本設けたデータ信号線32の
うちの中央部3/4の数のデータ信号線に対応したデー
タ信号線駆動回路36のサンプリング回路に対してサン
プリングパルスSai+1〜Sajを与えて、図15
(1)に示される映像信号の有効期間Waのサンプリン
グを実施する必要がある。
【0023】しかしながら、前述の図11に示す液晶表
示装置では全データ信号線32に対応したサンプリング
回路について連続してサンプリングが行われることか
ら、画面両端部のそれぞれ1/8の数のデータ信号線3
2に対応するサンプリング回路では、サンプリングパル
スSa1〜Sai;Saj+1〜SaNが与えられるの
で、図15(2)および図15(4)にそれぞれ示すよ
うに、有効期間外(ブランキング期間)にサンプリング
が行われてしまう。
【0024】すなわち、すべてのサンプリングに要する
期間が、従来のNTSC専用の液晶表示装置の場合と比
べてより長い期間必要となる。したがって、一水平期間
分のサンプリングが完了してから、次のサンプリングが
開始されるまでの期間は相対的に短くなり、結果的に最
終サンプリング時刻tEから走査信号線33における選
択信号の印加終了時刻tGまでの期間も大きく減少して
しまう。このため、画面右端部ではTFT34を通して
の画素電極への充電が充分に行われず、液晶に充分な表
示電圧を印加することができなくなる。
【0025】本発明の目的は、予め定める特定の映像信
号の縦横比と同一の縦横比をもつ液晶表示パネルに、異
なる縦横比をもつ映像信号の表示を行う際に、良好な表
示を行うことができる液晶表示装置を提供することであ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のデータ
信号線と複数の走査信号線とを直交配置し、各信号線の
交差部分にて走査信号線によってオン/オフが制御され
るスイッチング素子を介して画素電極がデータ信号線に
接続され、前記複数の画素電極に対向する対向電極を備
える液晶表示パネルと、前記複数のデータ信号線に表示
信号を印加するデータ信号線駆動回路と、前記複数の走
査信号線に線順次でスイッチング素子をオンとするため
の選択信号を印加する走査信号線駆動回路と、前記デー
タ信号線駆動回路および前記走査信号線駆動回路を制御
する制御回路とを含み、前記データ信号線駆動回路は、
前記データ信号線の配列方向に沿って分割される左端
部、中央部、および右端部の3つのデータ信号線群に、
それぞれ対応する左端部用駆動回路、中央部用駆動回
路、および右端部用駆動回路から成り、前記制御回路
は、前記液晶表示パネルと同一の縦横比をもつ映像信号
の表示を行うときは、左端部用駆動回路、中央部用駆動
回路、右端部用駆動回路の順で動作させ、前記液晶表示
パネルと異なる縦横比をもち、液晶表示パネルの上下の
表示ラインに映像信号の最初と最後の水平走査期間の映
像信号を表示させると、前記中央部用駆動回路に接続さ
れるデータ信号線に対応する画素の表示のみが行われ
る、そのような映像信号の表示を行うときは、中央部用
駆動回路の動作前あるいは動作後に前記左端部用駆動回
路および右端部用駆動回路を同時に動作させることを特
徴とする液晶表示装置である。
【0027】また本発明は、前記左端部用駆動回路およ
び右端部用駆動回路は、前記異なる縦横比をもつ映像信
号の表示を行うときは、データ信号線に映像信号とは異
なる予め定める基準信号を印加することを特徴とする。
【0028】さらに本発明は、前記左端部用駆動回路、
中央部用駆動回路、右端部用駆動回路のそれぞれに接続
されるデータ信号線の本数の比率を、おおむね1:6:
1に選ぶことを特徴とする。
【0029】
【作用】本発明に従えば、液晶表示パネルを構成する複
数のデータ信号線は左端部、中央部、右端部の3つの信
号線群に分割されており、各データ信号線群毎に左端部
用駆動回路、中央部用駆動回路、右端部用駆動回路が接
続され、それぞれ個別に駆動される。液晶表示パネルと
同一の縦横比をもつ映像信号、たとえばHDTV信号を
表示するときは、左端部用駆動回路、中央部用駆動回
路、右端部用駆動回路の順で一水平期間毎に映像信号を
サンプリングして複数のデータ信号線にデータ信号を与
えて液晶表示パネルの各画素電極の表示駆動を行う。
【0030】液晶表示パネルの縦横比とは異なる縦横比
をもつ映像信号、たとえばNTSC信号を表示するとき
は、前記複数のデータ信号線のうち中央部のデータ信号
線群を前記NTSC信号の表示の際の表示領域に対応さ
せているため、NTSC信号の表示の場合には、この中
央部のデータ信号線群のみにデータ信号を供給する中央
部用駆動回路において、与えられるNTSC信号の有効
期間のサンプリングを行う。
【0031】一方、液晶表示パネルの左端部および右端
部に相当する表示領域では、1面黒色、1面白色、ある
いは1面灰色などのように、与えられるNTSC信号と
は無関係の映像を表示させればよく、したがって前記左
端部および右端部のデータ信号線にデータ信号を供給す
る段階において、必ずしもサンプリングをする必要はな
いため、左端部用駆動回路および右端部用駆動回路は前
記中央部用駆動回路とは独立して動作される。
【0032】この左端部用駆動回路および右端部用駆動
回路の動作時間を、映像信号のサンプリングを行った場
合のサンプリングに要する時間よりも短くすると、その
分データ信号線に映像信号を与えてから走査信号線にお
いて選択信号の印加を終えるまでの時間に余裕が生じ、
液晶表示パネルの液晶に充分な表示電圧を印加すること
ができる。
【0033】たとえば、中央部用駆動回路の映像信号の
サンプリングの後に、左端部用駆動回路および右端部用
駆動回路において同時にサンプリング動作を行うことに
よって、全データ信号線に対して順番に連続してサンプ
リングを行い、データ信号を印加する場合を比べて、左
端部用駆動回路または右端部用駆動回路に接続されるデ
ータ信号線のサンプリングに要する時間分だけ動作時間
が少なくてすみ、その分最終サンプリング時刻から走査
信号線における選択信号の印加終了時刻までの期間を長
く確保することができる。なお、この場合、画面左右両
端部はブランキング期間の映像信号、すなわち黒色表示
となる。また、左端部用駆動回路および右端部用駆動回
路の前述した同時サンプリング動作は、中央部用駆動回
路の動作に先立って行っても同様の効果が得られる。
【0034】また本発明に従えば、前述した表示パネル
の縦横比とは異なる縦横比をもつ映像信号、たとえばN
TSC信号の表示の際に、左端部用駆動回路および右端
部用駆動回路ではサンプリング動作を行わず、接続され
るデータ信号線には映像信号とは異なる予め定める基準
信号が一括して同時に印加される。
【0035】たとえば、前記左端部用駆動回路および右
端部用駆動回路の各データ信号線に共通の切換信号によ
って制御されるスイッチング素子を通じて同じ信号電圧
を印加するようにそれぞれの回路を構成すれば、全デー
タ信号線にデータ信号を供給するために要する期間は、
映像信号の有効期間以外では前記スイッチング素子を動
作させるための期間だけでよく、最終的に全データ信号
線上に信号が与えられてから選択信号の印加を終えるま
での期間は上述の場合に比べてさらに長く確保すること
ができる。この場合、画面の左右両端部は与えられる基
準信号の電圧値に応じた明るさのいわゆるベタ表示とな
る。
【0036】さらに本発明に従えば、前記左端部用駆動
回路、中央部用駆動回路および右端部用駆動回路のそれ
ぞれに接続されるデータ信号線の本数の比率はおおむね
1:6:1に選ばれる。すなわち、本発明の液晶表示装
置では、HDTV信号およびNTSC信号の両方を表示
するために、液晶表示パネルの縦横比はHDTV信号に
合わせて縦:横=9:16が用いられる。この液晶表示
パネルに縦横比が3:4であるNTSC信号を、その上
下端を液晶表示パネルの枠に合わせて表示するとき、表
示画像は液晶表示パネルの左右方向に対しておよそ3/
4の割合の領域を使って表示される。
【0037】したがって、表示の行われない領域をバラ
ンスよく左右両端に均等に振り分ければ、画面左端から
順に非表示領域、表示領域、非表示領域それぞれの領域
の占有幅は、おおむね1:6:1の比率となる。このた
め、前述したように本発明の液晶表示装置のデータ信号
線の分割についても、それぞれの本数をおおむね左端
部:中央部:右端部=1:6:1として、各データ信号
線群に対する駆動回路をそれぞれ画像表示用、または非
表示用に区別することによって、効果的にHDTV信号
およびNTSC信号の両信号の表示を行うことができ
る。
【0038】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である液晶表示
装置の構成を示す回路図である。本実施例の液晶表示装
置は、TFTアクティブマトリックス型の液晶表示装置
であり、その液晶表示パネル1は複数のデータ信号線2
と複数の走査信号線3とが直交配置され、前記両信号線
2,3の各交点にそれぞれTFT(薄膜トランジスタ)
4を介して画素電極5を形成する。前記画素電極5に対
向して1枚の対向電極が液晶表示パネル1の表示面のほ
ぼ全面に亘って形成される。画素電極5と図示しない対
向電極との間には液晶層が介在され、電極間に介在され
る液晶層に表示電圧を印加して、各画素の明暗を制御す
ることによって表示が行われる。その動作原理を以下に
説明する。
【0039】TFTアクティブマトリックス型液晶表示
装置においては、各データ信号線2に表示の明暗情報を
もつデータ信号を与え、同時に複数の走査信号線3のう
ちの特定の1本の走査信号線3に、TFT4をオンとす
るための選択信号を印加する。このとき、その選択され
た走査信号線3に接続された一水平ラインを構成する画
素群にTFT4を介して明暗情報が伝達され、一水平ラ
イン分の表示が成される。このように、映像信号(デー
タ信号)と同期させて走査信号線3を液晶表示パネル1
の1番端、たとえば最上部の走査信号線3から1本ずつ
順番に選択することによって、1画面分の表示が行われ
る。
【0040】これらの動作を行うために、左端部用、中
央部用および右端部用データ信号線駆動回路6L,6
C,6R(総称するときは参照符号6で示す)と、走査
信号線駆動回路7とが接続され、データ信号線駆動回路
6と走査信号線駆動回路7とは、ともに映像信号源11
から与えられる同期信号に基づいて動作する制御回路8
によって制御され、さらにデータ信号線駆動回路6には
映像信号源11から映像信号が与えられる。
【0041】制御回路8は、信号ラインL1,L2,L
3を介して駆動回路6L,6C,6Rにそれぞれ後述す
るスタート信号を与え、また信号ラインL4を介して駆
動回路6L,6C,6Rに共通のクロック信号を与え
る。
【0042】走査信号線駆動回路7は、通常、シフトレ
ジスタと、TFT4を動作させるために必要な電圧に変
換するレベルシフタと、出力バッファとから構成され
る。一方、データ信号線駆動回路6は、アナログ信号と
して入力される映像信号を複数のデータ信号線2に割り
付けるため、サンプリング動作を行う。
【0043】図2は、データ信号線駆動回路6の構成を
示す回路図である。データ信号線駆動回路6は、図2に
示すように、主にシフトレジスタ9とサンプリング回路
10とから構成される。シフトレジスタ9は、制御回路
8から与えられるスタート信号をクロック信号によって
順次シフトし、サンプリングパルスSa1,Sa2,…
を出力する。サンプリング回路10は、前記サンプリン
グパルスSa1,Sa2,…によって、各データ信号線
毎に異なったタイミングで映像信号をサンプリングして
出力する。サンプリング回路10の出力端側には、画素
電極5に供給した映像信号(表示電圧)を次回のサンプ
リング時まで保持するためのコンデンサ12が接続され
る。
【0044】本実施例の液晶表示装置においては、液晶
表示パネル1のアスペクト比(縦横比)をHDTV信号
に合わせて9:16としている。また本液晶表示装置に
おいては、データ信号線2を全体の1/8、6/8、1
/8の本数の3つのデータ信号線群に分割し、それぞれ
のデータ信号線群に対して左端部用データ信号線駆動回
路6L、中央部用データ信号線駆動回路6Cおよび右端
部用データ信号線駆動回路6Rを設けている。
【0045】たとえば全データ信号線2の本数を120
0本とすると、図1において液晶表示パネル1の左側1
50本のデータ信号線は左端部用データ信号線駆動回路
6Lによって、中央部分の900本は中央部用データ信
号線駆動回路6Cによって、右側150本のデータ信号
線は右端部用データ信号線駆動回路6Rによってそれぞ
れ駆動される。これらのデータ信号線駆動回路6L,6
C,6Rは、いずれも図2に示す構成であり、接続され
るデータ信号線の本数以外に違いはない。
【0046】各データ信号線駆動回路6L,6C,6R
は、制御回路8からのスタート信号が入力されてから予
め定めるクロックサイクル経過後に、最初のサンプリン
グパルスを発生するものとする。各データ信号線駆動回
路6L,6C,6Rに入力されるクロック信号はすべて
共通であるが、スタート信号はそれぞれ独立した信号を
与える。
【0047】なお、データ信号線駆動回路6には、サン
プリングによって得られたデータ信号線と同数のデータ
を、全サンプリング後に一斉にラッチして記憶するアナ
ログメモリを有するものもあるが、ポリシリコンTFT
などを用いた駆動回路を画素TFTと一緒に基板上に作
り込むドライバモノリシック型のアクティブマトリック
ス型液晶表示装置では、回路の簡素化のため、前記アナ
ログメモリを使わないほうが一般的である。
【0048】以下に、HDTV信号を表示する場合とN
TSC信号を表示する場合とを説明する。
【0049】HDTV信号を表示する場合 図3は、HDTV信号を表示する場合の動作を示すタイ
ミングチャートである。本実施例の液晶表示装置におい
てHDTV信号の表示を行う場合には、液晶表示パネル
1の全表示領域に対して有効期間の映像信号を表示する
ので、3個の駆動回路のそれぞれに入力する3つのスタ
ート信号を図3(2)〜図3(4)に示すようなタイミ
ングで与える。このタイミングは、各駆動回路6L,6
C,6R内のサンプリング回路の動作に関し、駆動回路
6Lの最後段と駆動回路6Cの最前段とが連続し、かつ
駆動回路6Cの最後段と駆動回路6Rの最前段とが連続
するようなタイミングである。すなわち、3つの駆動回
路6L,6C,6Rの動作が、全体的に見て、あたかも
単一のシフトレジスタをもつ1個の駆動回路において成
される動作と等しくなるように、すなわち前述の図13
のタイミングチャートに示すように、スタート信号のタ
イミングが定められる。これによって、HDTV信号の
表示が正常に行われる。
【0050】NTSC信号を表示する場合 図4および図5は、NTSC信号を表示する場合の動作
を示すタイミングチャートである。本実施例における液
晶表示装置においてNTSC信号の表示を行う場合、こ
の場合は液晶表示パネル1の中央部分の900本のデー
タ信号線に対応する領域に映像信号を表示する。そのた
め、駆動回路6L,6C,6Rに入力する3つのスター
ト信号のタイミングを図4に示すように設定し、中央部
用データ信号線駆動回路6Cにおいてのみ有効期間の映
像信号のサンプリングが行われるようにクロック周波数
も定める。
【0051】駆動回路6L,6Rの各スタート信号は、
駆動回路6Cにおけるサンプリング動作の終了後、同時
に与えられる。これによって、駆動回路6L,6Rでは
ブランキング期間にサンプリングが行われ、液晶表示パ
ネル1の左右両端それぞれ150本のデータ信号線に対
応する領域は黒表示となる。駆動回路6L,6Rのサン
プリング動作は、駆動回路6Cにおけるサンプリング動
作に先立って行うようにしてもよい。
【0052】このように左端部用および右端部用データ
信号線駆動回路6L,6Rにおけるサンプリングが同時
に並行して行われるため、それぞれの駆動回路6L,6
Rを別時間にサンプリングする場合に比べ、1200本
分のデータ信号線12へサンプリングによって電圧を与
える時間が短くてすみ、その分、画素電極に充電する時
間がより長時間となる。これによって、液晶表示パネル
1の表示品位が向上される。
【0053】さらに図5を参照して詳しく説明すると、
図5(1)に示す映像信号の有効期間Wにおいて、図5
(3)に示すように中央部用データ信号線駆動回路6C
は、サンプリングパルスSai+1〜Sajに基づいて
映像信号のサンプリングを行う。これによって、図5
(5)に示すように、データ信号線Si+1〜Sjに
は、前記各サンプリング信号のタイミング時における映
像信号に対応する表示電圧が印加される。
【0054】また、図5(2)および図5(4)に示す
ように左端部用および右端部用データ信号線駆動回路6
L,6Rは、サンプリングパルスSa1〜Sai;Sa
j+1〜SaNに基づいてブランキング期間におけるサ
ンプリングを実行する。これによって図5(5)に示す
ように、データ信号線S1〜Si;Sj+1〜SNに
は、映像信号とは異なる信号に対応する表示電圧が印加
される。
【0055】さらに、走査信号線駆動回路7は、水平走
査期間と同期して動作する。すなわち、それぞれの走査
信号線3には、図5(6)に示すように、それぞれ一水
平走査期間の幅をもつ選択信号…,Gx,Gx+1,…
が印加される。この選択信号の印加開始および印加終了
時刻tGは、一水平走査期間分のサンプリングが完了す
る時刻tEから、次のサンプリングが開始される時刻t
Sまでの間に設定される。
【0056】このように、全データ信号線に対して連続
してサンプリングする場合と比べて、データ信号線S1
〜Siのサンプリングに要する時間分だけサンプリング
時間が短縮され、その分、最終サンプリング時刻tEか
ら走査信号線における選択信号の印加終了時刻tGまで
の期間をより長く確保することができる。なお、この場
合液晶表示パネル1の画面左右両端部はブランキング期
間の映像信号、すなわち黒表示となる。また、左端部お
よび右端部用データ信号線駆動回路6L,6Rによるサ
ンプリングを中央部用データ信号線駆動回路6Cによる
サンプリング動作に先立って行ってもよい。
【0057】図6は、本発明の第2実施例の構成を示す
ブロック図である。本実施例は、前述の図1に示す実施
例と類似しており、同一の構成には同一の参照符号を付
す。本実施例の特徴は、映像信号源11から与えられる
映像信号のサンプリング機能に加えて、制御回路8から
与えられる予め定める基準信号のサンプリング機能を付
加し、映像信号のサンプリング出力および基準信号のサ
ンプリング出力のうちいずれか一方を出力する左端部用
および右端部用データ信号線駆動回路16L,16Rを
用いたことである。
【0058】制御回路8は、駆動回路16L,16Rに
対して、信号ラインL5を介して基準信号を、信号ライ
ンL6を介して後述するH/N信号を、信号ラインL7
を介して後述する切換信号Pswをそれぞれ与える。
【0059】図7は、左端部用データ信号線駆動回路1
6Lの構成を示す回路図である。なお、右端部用データ
信号線駆動回路16Rの構成も同様である。左端部用デ
ータ信号線駆動回路16Lは、シフトレジスタ17と、
サンプリング回路18と、スイッチング素子19と、切
換スイッチ20と、コンデンサ21とを含んで構成され
る。
【0060】シフトレジスタ17は、制御回路8から与
えられるスタート信号を、制御回路8から与えられるク
ロック信号によって順次シフトし、サンプリングパルス
Sa1,Sa2,…をサンプリング回路18に出力す
る。サンプリング回路18は、映像信号源11から与え
られる映像信号を前記サンプリングパルスの入力タイミ
ングでサンプリングし、すなわち各データ信号線毎に異
なったタイミングで映像信号をサンプリングし、サンプ
リング結果を切換スイッチ20の一方端子に与える。ス
イッチング素子19は、制御回路8から与えられる基準
信号を、制御回路8から与えられる共通切換信号Psw
によって選択的に切換スイッチ20の他方端子に与え
る。
【0061】切換スイッチ20は、制御回路8から与え
られる切換信号であるH/N信号に基づいて、サンプリ
ング回路18の出力およびスイッチング素子19の出力
のうちいずれか一方を、接続されるデータ信号線S1,
S2,…に出力する。すなわち、映像信号はHDTV信
号である場合はサンプリング回路18の出力をデータ信
号線に印加し、映像信号がNTSC信号の場合はスイッ
チング素子19の出力をデータ信号線に印加する。コン
デンサ21は、データ信号線に印加される表示電圧を、
次のサンプリングタイミングまで保持する。
【0062】以下に、HDTV信号を表示する場合とN
TSC信号を表示する場合とを説明する。
【0063】HDTV信号を表示する場合 図8は、HDTV信号を表示する場合の動作を示すタイ
ミングチャートである。本実施例の液晶表示装置におい
てHDTV信号の表示を行う場合、左端部用および右端
部用データ信号線駆動回路16L,16RにおいてH/
N信号によってサンプリング回路18のサンプリング結
果をデータ信号線2に出力するように切換スイッチ20
を設定するが、それ以外の動作は前述の実施例の液晶表
示装置におけるHDTV信号の表示の場合と全く同様で
ある。
【0064】すなわち、全表示領域に対して有効期間の
映像信号を表示するので、各データ信号線駆動回路16
L,6C,16Rに対して、スタート信号を図8(2)
〜図8(4)に示すようなタイミングで与える。このタ
イミングは、各駆動回路16L,6C,16R内のサン
プリング回路の動作に関し、左端部用データ信号線駆動
回路16Lの最後段と、中央部用データ信号線駆動回路
6Cの最前段とが連続し、かつ中央部用データ信号線駆
動回路6Cの最後段と右端部用データ信号線駆動回路1
6Rの最前段とが連続するようなタイミングである。
【0065】すなわち、3つの駆動回路16L,6C,
16Rの動作が、全体的にみて、あたかも単一のシフト
レジスタをもつ1個の駆動回路において成される動作と
等しくなるように、すなわち前述の図13のタイミング
チャートに示すようにスタート信号のタイミングが定め
られる。これによって、HDTV信号の表示が正常に行
われる。
【0066】NTSC信号を表示する場合 図9および図10は、NTSC信号を表示する場合の動
作を示すタイミングチャートである。本実施例の液晶表
示装置においてNTSC信号の表示を行う場合、この場
合には液晶表示パネル1の中央部の900本のデータ信
号線に対応する表示領域に映像を表示する。したがっ
て、中央部用データ信号線駆動回路6Cに与えるスター
ト信号のタイミングを、図9(2)に示すように、映像
信号の有効期間の冒頭に設定し、中央部用データ信号線
駆動回路6Cにおいて有効期間の映像信号のサンプリン
グが行われるようにクロック信号の周波数を設定する。
【0067】左端部用および右端部用データ信号線駆動
回路16L,16Rについては、制御回路8から与えら
れる制御信号をデータ信号線2に出力するようにH/N
信号によって切換信号20を切換設定し、サンプリング
は行わない。すなわち、一水平走査期間内のある時点に
おいて共通切換信号Pswをスイッチング素子19に与
えて一斉にオン状態とし、左端部用および右端部用デー
タ信号線駆動回路16L,16Rに接続されたすべての
データ信号線2に基準信号を同時に印加する。
【0068】図9(3)に示した例では、中央部用デー
タ信号線駆動回路6Cにおけるサンプリングは終了した
直後に、左端部用および右端部用データ信号線駆動回路
16L,16Rに共通切換信号Pswを与えている。こ
の共通切換信号Pswによってスイッチング素子19を
オン状態とするための時間は、極短時間でよく、したが
って1200本分のデータ信号線2に信号を印加するの
に要する期間は、有効期間より僅かに長い期間でよい。
これによって、画素電極に充電する時間を充分に確保す
ることができる。
【0069】図10を参照して詳しく説明すると、ここ
では図10(1)に示す映像信号の有効期間W内におい
て中央部用データ信号線駆動回路6Cにおけるサンプリ
ングと、左端部用および右端部用データ信号線駆動回路
16L,16Rによる基準信号の伝送とを行うようにし
ている。すなわち、図10(2)に示すようにサンプリ
ングパルスSai+1〜Sajによって、中央部用デー
タ信号線駆動回路6Cは映像信号をサンプリングする。
これによって、図10(4)に示すように、データ信号
線Si+1〜Sjには、サンプリング結果としての表示
電圧が印加される。
【0070】また、中央部用データ信号線駆動回路6C
のサンプリング動作終了後に、図10(3)に示す共通
切換信号Pswを左端部用および右端部用データ信号線
駆動回路6L,6Rに与える。これによって、図10
(4)に示すように、データ信号線S1〜Si,Sj+
1〜SNには、基準信号が同時に表示電圧として印加さ
れる。
【0071】一方、それぞれの走査信号線3には、図1
0(5)に示すように、それぞれ一水平走査期間の幅を
もつ選択信号…,Gx,Gx+1,…が印加されるが、
その印加開始および終了時刻tGは、一水平走査期間分
のサンプリングおよび基準信号転送期間が完了する時刻
tEから、次のサンプリングが開始される時刻tSまで
の間に設定される。
【0072】本実施例の液晶表示装置では、映像信号の
有効期間以外ではデータ信号線駆動回路16L,16R
内のスイッチング素子19を動作させるための時間だけ
でよく、最終的に全データ信号線上に信号が与えられて
から選択信号の印加が終了するまでの期間は、前述の実
施例に比べてさらに長く確保できる。この表示方法で
は、液晶表示パネル1の左右両端部は基準信号の電圧値
に応じた明るさのいわゆるベタ表示となる。
【0073】以上のように上記各実施例によれば、縦横
比(アスペクト比)の異なるHDTV信号およびNTS
C信号の両映像信号を良好に表示することができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、左端部用
駆動回路および右端部用駆動回路は前記中央部用駆動回
路とは独立して動作されるので、液晶表示パネルの縦横
比とは異なる縦横比をもつ映像信号を表示する場合に
は、この左端部用駆動回路および右端部用駆動回路の動
作時間を、映像信号のサンプリングを行った場合のサン
プリングに要する時間よりも短くすると、その分データ
信号線に映像信号を与えてから走査信号線において選択
信号の印加を終えるまでの時間に余裕が生じ、液晶表示
パネルの液晶に充分な表示電圧を印加することができ
る。
【0075】また本発明によれば、前述した表示パネル
の縦横比とは異なる縦横比をもつ映像信号の表示の際
に、左端部用駆動回路および右端部用駆動回路ではサン
プリング動作を行わず、接続されるデータ信号線には映
像信号とは異なる予め定める基準信号が一括して同時に
印加される。これによって、最終的に全データ信号線上
に信号が与えられてから選択信号の印加を終えるまでの
期間は上述の場合に比べてさらに長く確保することがで
きる。この場合、画面の左右両端部は与えられる基準信
号の電圧値に応じた明るさのいわゆるベタ表示となる。
【0076】さらに本発明によれば、HDTV信号およ
びNTSC信号の両方を表示するために、液晶表示パネ
ルの縦横比はHDTV信号に合わせて縦:横=9:16
が用いられる。この液晶表示パネルに縦横比が3:4で
あるNTSC信号を、その上下端をおよそ液晶表示パネ
ルの枠に合わせて表示するとき、表示画像は液晶表示パ
ネルの左右方向に対しておよそ3/4の割合の領域を使
って表示されるので、表示の行われない領域をバランス
よく左右両端に均等に振り分ければ、画面左端から順に
非表示領域、表示領域、非表示領域それぞれの領域の占
有幅は、おおむね1:6:1の比率となる。このため、
データ信号線の分割についても、それぞれの本数をおお
むね左端部:中央部:右端部=1:6:1として、各デ
ータ信号線群に対する駆動回路をそれぞれ画像表示用、
または非表示用に区別することによって、効果的にHD
TV信号およびNTSC信号の両信号の表示を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である液晶表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】第1実施例で用いられるデータ信号線駆動回路
6の構成を示す回路図である。
【図3】第1実施例の液晶表示装置においてHDTV信
号の表示を行う場合のタイミングチャートである。
【図4】第1実施例の液晶表示装置においてNTSC信
号の表示を行う場合のタイミングチャートである。
【図5】第1実施例の液晶表示装置においてNTSC信
号の表示を行う場合のタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2実施例である液晶表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】第2実施例に用いられるデータ信号線駆動回路
16Lの構成を示す回路図である。
【図8】第2実施例の液晶表示装置においてHDTV信
号を表示する場合のタイミングチャートである。
【図9】第2実施例の液晶表示装置においてNTSC信
号の表示を行う場合のタイミングチャートである。
【図10】第2実施例の液晶表示装置においてNTSC
信号の表示を行う場合のタイミングチャートである。
【図11】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図
である。
【図12】従来の液晶表示装置に用いられるデータ信号
線駆動回路36の構成を示す回路図である。
【図13】従来の液晶表示装置においてNTSC信号を
表示する場合のタイミングチャートである。
【図14】1つの表示装置において異なる縦横比を有す
る映像信号を表示する場合の表示方法を説明するための
図である。
【図15】HDTV対応の表示装置においてNTSC信
号を表示する場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 2 データ信号線 3 走査信号線 4 TFT 5 画素電極 6L,16L 左端部用データ信号線駆動回路 6C 中央部用データ信号線駆動回路 6R,16R 右端部用データ信号線駆動回路 7 走査信号線駆動回路 8 制御回路 9,17 シフトレジスタ 10,18 サンプリング回路 11 映像信号源 19 スイッチング素子 20 切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 3/36 7319−5G // G09G 3/20 Z 8729−5G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ信号線と複数の走査信号線
    とを直交配置し、各信号線の交差部分にて走査信号線に
    よってオン/オフが制御されるスイッチング素子を介し
    て画素電極がデータ信号線に接続され、前記複数の画素
    電極に対向する対向電極を備える液晶表示パネルと、 前記複数のデータ信号線に表示信号を印加するデータ信
    号線駆動回路と、 前記複数の走査信号線に線順次でスイッチング素子をオ
    ンとするための選択信号を印加する走査信号線駆動回路
    と、 前記データ信号線駆動回路および前記走査信号線駆動回
    路を制御する制御回路とを含み、 前記データ信号線駆動回路は、前記データ信号線の配列
    方向に沿って分割される左端部、中央部、および右端部
    の3つのデータ信号線群に、それぞれ対応する左端部用
    駆動回路、中央部用駆動回路、および右端部用駆動回路
    から成り、 前記制御回路は、前記液晶表示パネルと同一の縦横比を
    もつ映像信号の表示を行うときは、左端部用駆動回路、
    中央部用駆動回路、右端部用駆動回路の順で動作させ、
    前記液晶表示パネルと異なる縦横比をもち、液晶表示パ
    ネルの上下の表示ラインに映像信号の最初と最後の水平
    走査期間の映像信号を表示させると、前記中央部用駆動
    回路に接続されるデータ信号線に対応する画素の表示の
    みが行われる、そのような映像信号の表示を行うとき
    は、中央部用駆動回路の動作前あるいは動作後に前記左
    端部用駆動回路および右端部用駆動回路を同時に動作さ
    せることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記左端部用駆動回路および右端部用駆
    動回路は、前記異なる縦横比をもつ映像信号の表示を行
    うときは、データ信号線に映像信号とは異なる予め定め
    る基準信号を印加することを特徴とする請求項1記載の
    液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記左端部用駆動回路、中央部用駆動回
    路、右端部用駆動回路のそれぞれに接続されるデータ信
    号線の本数の比率を、おおむね1:6:1に選ぶことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示装
    置。
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