JPH05260036A - フレーム同期回路 - Google Patents

フレーム同期回路

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JPH05260036A
JPH05260036A JP4054639A JP5463992A JPH05260036A JP H05260036 A JPH05260036 A JP H05260036A JP 4054639 A JP4054639 A JP 4054639A JP 5463992 A JP5463992 A JP 5463992A JP H05260036 A JPH05260036 A JP H05260036A
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JP
Japan
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synchronization
frame
output
signal
circuit
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JP4054639A
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English (en)
Inventor
Koji Hirayama
浩司 平山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正規位置以外での同期パターンの検出が混在
する状況下においても短時間に同期を獲得できるように
する。 【構成】 同期パターン検出部1から同期パターン検出
信号S4 が与えられる毎にフレーム同期モジュール2
a,2b,2cの順に同期獲得動作を起動し、最初に同
期を獲得したモジュールからの信号をゲート回路4を通
じてフレーム同期回路全体の同期確立信号S10として出
力する。単一のモジュールを用いた場合には、先の同期
パターンが正規の位置で検出されたものでないと分かっ
てから更に次の同期パターンに対する同期獲得動作を続
行する以外になかったものが、複数のモジュールにより
同期獲得動作を並行して進めることができるようにな
り、無駄な待ち時間を節約して、短時間で同期の獲得が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報をフレーム化して
伝送する通信装置に用いられるフレーム同期回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、情報をフレーム化して伝
送する通信装置では、送信側と受信側の間で送信の開始
点と受信の開始点を一致させるためにフレーム同期回路
を用いて伝送フレームの同期をとるようにしている。
【0003】図3は、この種の従来のフレーム同期回路
の一般的構成を示す回路図であり、同期パターン検出部
1、フリップフロップ21-4,21-5、ゲート22-5〜
22-8、フレームカウンタ23、同期保護カウンタ24
が具備されている。
【0004】また、図4は、このフレーム同期回路によ
って監視される伝送フレームの一形式を示したものであ
り、当該フレーム同期回路の検出対象である同期パター
ンと伝送データとを含む構成を有している。
【0005】更に、図5は、このフレーム同期回路の同
期獲得動作に係る状態遷移図を示しており、前方保護、
ハンティング、後方保護の各状態を経て同期確立の状態
に至る様子を表している。以下に、これら図3、図4及
び図5を参照しながら従来のフレーム同期回路の動作を
説明する。
【0006】図3において、このフレーム同期回路に
は、まず始めに、リセット信号S3 が入力され、フレー
ムカウンタ23、同期保護カウンタ24、フリップフロ
ップ21-4,21-5がリセットされる。この時のフレー
ム同期回路の状態は、図5に示すハンティングの状態で
ある。
【0007】リセット信号S3 の解除後、フリップフロ
ップ21-4は同期パターン検出部1から出力される同期
パターン検出信号S4 の入力待ちの状態となる。この同
期パターン検出信号S4 は、データ信号S1 としてのデ
ータ列の中に、図4に示す構成のフレーム中の同期パタ
ーンと同じデータ配列のものが存在した時に同期パター
ン検出部1が出力する信号である。
【0008】この同期パターン検出信号S4 がゲート2
2-5を通ってフリップフロップ21-4に入力されると、
その出力端子Qよりリセット信号が出力し、これがフレ
ームカウンタ23に与えられてそのリセット状態が解除
される。フレームカウンタ23にはビットクロック信号
S2 が入力されており、上記リセット解除後にその入力
クロック信号をカウントすることによって、このフレー
ムカウンタ23から1フレーム間隔毎にフレーム同期パ
ルスS91が出力されることになる。この時のフレーム同
期回路の状態は、図5に示すハンティングの状態から後
方保護の状態に遷移した状態である。
【0009】フレーム同期パルスS91は同期保護カウン
タ24へ入力されると同時に、ゲート22-7にも入力さ
れる。この時のゲート22-7の出力は、ゲート22-6を
通ってフリップフロップ21-4,21ー5のそれぞれのリ
セット端子へ入力され、更にゲート22-8を通って同期
保護カウンタ24のクリア端子にも入力される。
【0010】ここで、ビットクロック信号S2 がフレー
ムカウンタ23に1フレ−ム長のビット数だけ入力され
て、フレーム同期パルスS91が出力される時の更に詳し
い動作をついて考察してみる。
【0011】すなわち、この動作に際し、フレームカウ
ンタ23のリセット解除に利用された同期パターン検出
信号S4 の出力位置が、図4に示す構成のフレーム中の
正しい同期パターンの位置であったならば、データ信号
S1 に誤りがない限りそれ以後も同期パターンは周期的
に現れるため、フレーム同期パルスS91の出力位置では
同期パターン検出信号S4 が必ず出力されることにな
る。
【0012】この状態では、同期パターン検出信号S4
がゲート22-7のゲート入力信号となって、フレーム同
期パルスS91の信号はゲート22-7で止められるため、
フレームカウンタ23、同期保護カウンタ24、フリッ
プフロップ21-4,21-5はリセットされないままの状
態を維持する。従って、この時、同期保護カウンタ24
ではフレーム同期パルスS91によりそのカウント値が1
つインクリメントされる。この時のフレーム同期回路の
状態は図5に示す後方保護の状態である。
【0013】データ信号S1 に誤りがない状態が続く
と、同期保護カウンタ24の値が更にインクリメントさ
れ、やがて設定値に達する。すると、同期保護カウンタ
24から出力される信号によりフリップフロップ21-5
がセットされ、同期が獲得できたことを指す同期確立信
号S101 が出力される。この時のフレーム同期回路の状
態は図5に示す同期確立の状態である。
【0014】次に、フレームカウンタ23のリセット解
除に利用された同期パターン検出信号S4 が、図4に示
す構成のフレーム中の正しい同期パターンの位置で出力
されなかった場合の動作について考察する。
【0015】この動作状態は、同期パターンの位置以外
でのビット列がたまたま同期パターンと同じになった時
に起こり得るものである。この場合は、フレーム同期パ
ルスS91の出力位置で同期パターン検出信号S4 が出力
されるのはデータの並び方によるため確率的でしかな
い。つまり、偶然、フレーム同期パルスS91の出力位置
で同期パターン検出信号S4 が出力されることはあって
も、それが同期確立状態になるまで続けて起きる確率は
極めて小さいと言える。
【0016】そのため、同期確立状態になる前にフレー
ム同期パルスS91の出力位置で同期パターン検出信号S
4 が出力されないことが発生する。そうすると、フレー
ム同期パルスS91の信号はゲート22-7で止められない
ので、フレームカウンタ23、同期保護カウンタ24、
フリップフロップ21-4,21-5がリセットされること
になり、再び初期状態(図4に示すハンティングの状
態)に戻り、始めから同期獲得動作をやり直すことにな
る。
【0017】以上説明したように、このフレーム同期回
路ではハンティング状態にある時はデータ信号S1 上に
同期パターンが現れた時点で動作を開始するが、一度同
期パターンを検出して後方保護状態に移った後は、1フ
レ−ム長間隔の位置でしか同期パターンの存在の有無の
判断を行なわないようになっている。そのため、ハンテ
ィング状態にある時に最初に同期パターンを検出して同
期パターン検出信号S4 を出力した位置が正しい同期パ
ターンの位置であれば問題はないが、同期パターンの位
置以外でのビット列がたまたま同期パターンと同じよう
になって出力された場合は、その同期パターンを検出し
た位置が正しい同期パターンの位置でないと判断される
までの1フレーム期間は、データ信号S1 上に正しい位
置での同期パターンが到来してもこの回路を動作させる
ことができず、その分だけ同期を獲得するまでに余計に
時間がかかることになった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のフレーム同期回路では、同期パターンを検出して一旦
後方保護状態に移った後は、1フレーム長の時間間隔で
同期パターンの存在の有無を認識して同期がとれたか否
かの信号を出力するようにしていたため、ハンティング
状態にある時に、たまたま同期パターンと同じようなビ
ット列が現れ、これが同期パターンとして検出されて同
期獲得動作に入ってしまった時、これが正しい位置での
同期パターンの検出ではないと判断されるまでの1フレ
ーム期間中は、たとえその間にデータ信号上に正しい位
置での同期パターンが現れても同期獲得動作に入ること
ができず、上記1フレーム期間経過時点で正しい同期パ
ターンでなかったことを認識してから改めて同期獲得動
作をやり直さなければならないことから、同期獲得まで
の時間が長くかかるという問題点があった。
【0019】本発明はこの問題点を除去し、全ての同期
パターンの検出に対してその検出時点で直ちに同期獲得
動作を開始でき、正規位置以外での同期パターンの検出
が混在する状況下においても正規位置の同期パターンを
迅速に捕捉してできるだけ短時間に同期獲得を実現する
フレーム同期回路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のフレーム同期回
路は、フレーム化されて送られてくるデータ列の中に含
まれるフレーム同期パターンを検出する同期パターン検
出手段と、同期パターンの検出後、1フレーム期間経過
後に再び同期パターンが検出された時に同期が獲得され
たことを指す同期確立信号を出力する機能モジュールに
よって構成され、各々がそれぞれ異なるタイミングにお
ける前記フレーム同期パターンの検出に対して順に同期
獲得動作を開始するように制御される複数のフレーム同
期検出手段と、該フレーム同期検出手段の中から最初に
出力された同期確立信号をフレーム同期回路全体の同期
確立信号として選択する出力選択手段とを具備して構成
される。
【0021】
【作用】本発明では、同期パターン検出部から出力され
る同期パターン検出信号によりフレーム同期をとるフレ
ーム同期検出手段を複数設けると共に、各フレーム同期
検出手段を、前記同期パターン検出信号が出力される度
に順に動作させるように制御し、その中で最初にフレー
ム同期がとられたフレーム同期検出手段からの同期確立
信号を選択して出力するようにしている。
【0022】この本発明の構成によれば、最初のフレー
ム同期検出信号によりあるフレーム同期検出手段が動作
開始した後、1フレーム分の時間経過前に引き続き同期
パターン検出信号が出力された場合も、この新たなフレ
ーム同期検出信号に対して別のフレーム同期検出手段を
動作させることによって、2つ以上の同期パターンに関
する同期獲得処理を並行して実施できる。
【0023】単一のフレーム同期検出手段しか持たない
この種の従来回路では、この回路が一旦同期獲得動作に
入った後は1フレーム分の時間を経ないと次の動作に移
ることができず、この1フレーム分の時間経過時点でフ
レーム同期が得られなかった場合には更に同じ動作を継
続しなければならなかったが、同期獲得処理を並行して
行えるようにした本発明回路によれば、この種の時間の
ロスを解消して、同期獲得までの時間を大幅に短縮化で
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は、本発明に係るフレーム同期回
路の一実施例を示す回路図であり、同期パターン検出部
1から出力される同期パターン検出信号S4 によりフレ
ーム同期をとる機能回路として、3つのフレーム同期モ
ジュール2a,2b,2cが設けられている。その他の
構成要素として、この回路には、フレーム同期モジュー
ル2a,2b,2cの各々から出力されるフレーム同期
パルスS7a,S7b,S7cの中の1つをこの回路全体のフ
レーム同期パルスS9 として選択するセレクタ3が備わ
っている。また、この回路には、ゲート4と、ゲート5
-1及び5-2が設けられ、このうち、特に、ゲート4は、
フレーム同期モジュール2a,2b,2cの各々から出
力される同期確立信号S8a,S8b,S8cの中から1つを
この回路全体の同期確立信号S10として選択出力する機
能回路である。
【0025】次に、このフレーム同期回路の動作につい
て説明する。まず、始めに、この回路には、リセット信
号S3 が入力され、フレーム同期モジュール2a,2
b,2cがリセットされる。リセット信号S3 の解除
後、制御信号(入力)S5aの入力を受けるフレーム同期
モジュール2aのみが同期パターン検出部1から出力さ
れる同期パターン検出信号S4 の入力待ちの状態とな
る。
【0026】この時、フレーム同期モジュール2b,2
cに対してはゲート5-1,5-2を通って入力する制御信
号(入力)S5b,S5cが動作禁止を示す信号内容となっ
ており、これにより、当該時点で動作を行なうことがで
きるのはフレーム同期モジュール2aのみとなる。
【0027】同期パターン検出信号S4 の入力後、フレ
ーム同期モジュール2aは同期を獲得する動作に移る。
ここで、同期パターン検出信号S4 の出力された位置が
正しい同期パターンの位置であれば、フレーム同期モジ
ュール2aの同期を獲得する動作のみが引き続き行なわ
れる。
【0028】これに対して、同期パターン検出信号S4
の出力された位置が正しい同期パターンの位置でなかっ
た場合(データ信号S1 のデータ列が同期パターンと一
致するような場合)、次に正しい位置の同期パターンの
検出により同期パターン検出信号S4 が出力されるのは
上述した同期獲得動作の開始後、1フレーム分のデータ
が流れ過ぎる前のタイミングとなる。
【0029】この場合、フレーム同期モジュール2aは
既に動作中であるが、フレーム同期モジュール2bに対
してはゲート5-1を通して動作許可を指示する内容の制
御信号(入力)S56が入力されるため、フレーム同期モ
ジュール2bは同期を獲得する動作に移行する。
【0030】一方、フレーム同期モジュール2cに対し
てはゲート5-2を通して、引き続き動作禁止を指示する
内容の制御信号(入力)S5cが入力されており、ここで
動作を行なうことができるのはフレーム同期モジュール
2bのみに制限される。
【0031】このように、本発明では、同期パターン検
出信号S4 の出力位置が以前に出力された位置に対して
フレーム長の整数倍になっていない時は、次段のフレー
ム同期モジュールを順に動作開始させるような構成とな
っている。
【0032】それぞれのフレーム同期モジュール2a,
2b,2cから出力されているフレーム同期パルスS7
a,S7b,S7cと同期確立信号S8a,S8b,S8cはセレ
クタ3に入力されており、一番早くに同期確立状態とな
ったフレーム同期モジュールからのフレーム同期パルス
がフレーム同期回路全体としてフレーム同期パルスS9
として出力される。更に、同期確立信号S8a,S8b,S
8cはゲート4にも入力されており、このゲート4の出力
がフレーム同期回路全体としての同期確立信号S10とし
て出力される。次に、この回路の動作をより理解し易い
ものとするために、各フレーム同期モジュール2a,2
b,2cの動作を詳述する。
【0033】一例として、図2には、図1の回路に含ま
れるフレーム同期モジュール2aの詳細な回路図を示し
ている。このフレーム同期モジュール2aは、前段の回
路から入力する制御信号(この例では、同期パターン検
出部1から与えられる制御信号S5a)を受け取るフリッ
プフロップ21-1を持ち、かつフレームカウンタ23の
出力を制御信号(出力)S61として次段の回路に出力す
る信号経路を有する以外は図3に示した従来のフレーム
同期回路と同等の構成であると考えて良い。但し、フリ
ップフロップやゲートに関してはそれぞれ対応する機能
回路であっても図2と図3とでは異なった符号を用いて
いる。
【0034】このフレーム同期モジュール2aに対し、
まず、始めに、リセット信号S3 が入力され、これによ
りフレームカウンタ23、同期保護カウンタ24、フリ
ップフロップ21-1,21-2,21-3がリセットされ
る。この時のフレーム同期回路の状態は、図5に示すハ
ンディングの状態である。
【0035】リセット信号S3 の解除後、フリップフロ
ップ21-1に制御信号(入力)S5aが入力されると、そ
の出力端子Qからの出力信号によりゲート22-1が出力
可能に制御される。この状態で、同期パターン検出信号
S4 が出力された場合、この同期パターン検出信号S4
はゲート22-1を通ってフリップフロップ21-2に入力
されることになる。
【0036】同期パターン検出信号S4 は、図1に示す
回路でデータ信号S1 上を流れているデータ列の中に、
同期パターン(図4参照)と同じデータ配列のものが存
在した時に同期パターン検出部1から出力される信号で
ある。
【0037】同期パターン検出信号S4 がフリップフロ
ップ21-2に入力すると、その出力端子Qよりリセット
信号が出力し、これがフレームカウンタ23に与えられ
てそのリセット状態が解除される。フレームカウンタ2
3にはビットクロック信号S2 が入力されており、上記
リセット解除後にその入力クロック信号をカウントする
ことによって、このフレームカウンタ23から1フレー
ム間隔毎にフレーム同期パルスS7aが出力されるように
なる。この時のフレーム同期回路の状態は、図5に示す
ハンティングの状態から後方保護の状態に遷移した状態
である。
【0038】このフレーム同期パルスS7aは同期保護カ
ウンタ24へ入力されると同時に、ゲート22-3にも入
力される。この入力に基づくゲート22-3の出力は、ゲ
ート22-2を通ってフリップフロップ21-1,21-2,
21-3の各リセット端子へ入力され、更にゲート22-4
を通って同期保護カウンタ14のクリア端子にも入力さ
れる。また、フレーム同期パルスS7aは制御信号(出
力)S61として、次段のフレーム同期モジュール2bに
対して出力される。
【0039】ここで、フレームカウンタ23にビットク
ロック信号S2 が1フレーム長のビット数だけ入力され
て、フレーム同期パルスS7aが出力される時の詳しい動
作状態を考察する。
【0040】フレームカウンタ23のリセット解除に利
用された同期パターン検出信号S4がフレーム(図4参
照)中の正規の同期パターンの位置で出力された場合に
は、図1に示す回路中のデータ信号S1 に誤りがない限
り同期パターンはその後も周期的に現れるため、フレー
ム同期パルスS7aの出力位置では同期パターン検出信号
S4 が必ず出力されることになる。
【0041】この状態では、同期パターン検出信号S4
がゲート22-3のゲート入力信号となってフレーム同期
パルスS7aは当該ゲート22-3で止められるため、フレ
ームカウンタ23、同期保護カウンタ24、フリップフ
ロップ21-1,21-2,21-3はリセットされないまま
となり、フレーム同期パルスS7aで同期保護カウンタ2
4の値が1つインクリメントされる。この時のフレーム
同期回路の状態は図5に示す後方保護の状態である。
【0042】また、この時、フレーム同期モジュール2
aからは制御信号(出力)S61が出力されるため、次段
以降のフレーム同期モジュール2b,2cに対しては制
御信号(入力)S5b,S5cが与えられることはなく、同
期パターン検出信号S4 が入力されてもこれらのフレー
ム同期モジュールは動作を開始しない。
【0043】データ信号S1 に誤りがない状態が続く
と、同期保護カウンタ24の値が更にインクリメントさ
れてやがて設定値に達する。すると、同期保護カウンタ
24から出力される信号によりフリップフロップ21-3
がセットされ、同期がとれたことを指す同期確立信号S
8aが出力される。この時のフレーム同期回路の状態は図
5に示す同期確立の状態である。
【0044】この同期確立信号S8aは、図1に示す回路
中のゲート4を通ってフレーム同期回路全体の同期確立
信号S10として出力される。また、セレクタ3では、フ
レーム同期モジュール2aから入力されるフレーム同期
パルスS7aを選択し、これをフレーム同期回路全体のフ
レーム同期パルスS9 として出力する。
【0045】次に、フレームカウンタ23のリセット解
除に利用された同期パターン検出信号S4 が、伝送フレ
ーム(図4参照)中の正規の同期パターンの位置以外で
の同期パターンの検出により発生した場合の動作状態に
ついて考察する。
【0046】この状態は、上記フレームの同期パターン
の位置以外のビット列がたまたま同期パターンと同じパ
ターンとして現れた時に起こり得るものである。この場
合、フレーム同期モジュール2aのフレームカウンタ2
3では、フレーム同期パルスS7aが出力される前に、例
えば、正規の同期パターンの位置で同期パターン検出信
号S4 が続けて出力される状況が起こり得る。
【0047】この時、フレーム同期モジュール2aで
は、フレームカウンタ23に入力するビットクロック信
号S2 が1フレーム長のビット数に満たないために、フ
レーム同期パルスS7aすなわち制御信号(出力)S61が
発生しない。これにより、フレーム同期モジュール2a
から次段のフレーム同期モジュール2bに対してはゲー
ト5-1を通って制御信号(入力)S5bが与えられ、直ち
にこのフレーム同期モジュール2bが同期獲得動作を開
始することになる。
【0048】ここで、フレーム同期モジュール2bを起
動する同期パターン検出信号S4 がフレーム(図4参
照)中の正規位置の同期パターンの検出に対応して入力
したものである場合には、その後、1フレーム期間を経
てこのフレーム同期モジュール2bにより同期が獲得さ
れることになる。
【0049】しかしながら、このフレーム同期モジュー
ル2bに対して同期パターン検出信号S4 が入力された
位置も正規の同期パターンの位置でない時には、この同
期パターン検出信号S4 の入力時点から上記同様の制御
を経て更に次段のフレーム同期モジュール2cの動作が
開始される。
【0050】このようにして、本発明では、異なる位置
で出力された複数の同期パターン検出信号に対する同期
獲得動作が並行して実施されることになる。この並行動
作を行なっているフレーム同期モジュール2a,2b,
2cの中で正規の同期パターンの位置で出力された同期
パターン検出信号S4 によって動作を開始したモジュー
ルだけが同期確立信号を出力することになり、これがゲ
ート4によりフレーム同期回路全体の同期確立信号S10
として選択される。
【0051】この種の単一のフレーム同期モジュールに
より構成されていた従来回路(図3参照)では、正規の
同期パターンの位置でないのに同期獲得動作を始めてし
まった場合は、その同期パターンを見つけた位置が正し
い同期パターンの位置でないと判断されるまでの1フレ
ーム期間は、データ信号上に正しい位置での同期パター
ンがきても同期獲得動作ができず、同期獲得までに長時
間を要していたが、上述の如くフレーム同期モジュール
を複数備えた本発明回路では、同期パターン検出部から
与えられる複数の同期パターン検出信号に対して同期獲
得動作を並行して進めることによって、同期確立までの
時間短縮が可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレーム
同期回路によれば、同期パターン検出部から出力される
同期パターン検出信号によりフレーム同期をとるための
機能回路を複数設け、これら各機能回路を、同期パター
ン検出信号が出力される度に順に同期獲得動作させるよ
うにしたため、同期パターン検出信号が正しい位置の同
期パターンの検出に基づいて出力されたか否かに拘らず
これら全ての同期パターン検出手段に関して同期獲得処
理を並行して進めることができ、これによって同期確立
までの時間を大幅に短縮化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレーム同期回路の一実施例を示
す回路図。
【図2】図1に示したフレーム同期回路におけるフレー
ム同期モジュール2aの詳細構成を示す回路図。
【図3】従来のフレーム同期回路の構成例を示す回路
図。
【図4】この種のフレーム同期回路の検出対象である同
期パターンを含む伝送フレームの構成例を示す図。
【図5】この種のフレーム同期回路のフレーム同期の獲
得に係る状態遷移図。
【符号の説明】
1 同期パターン検出部 2a,2b,2c フレーム同期モジュール 3 セレクタ 4,5-1,5-2,22-1〜22-8 ゲート 21-1〜21-5 フリップフロップ 23 フレームカウンタ 24 同期保護カウンタ S1 データ信号 S2 ビットクロック信号 S3 リセット信号 S4 同期パターン検出信号 S5a,S5b,S5c 制御信号(入力) S61,S62 制御信号(出力) S7a,S7b,S7c フレーム同期パルス(モジュール出
力) S8a,S8b,S8c 同期確立信号(モジュール出力) S9 ,S91 フレーム同期パルス(回路出力) S10,S101 同期確立信号(回路出力)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム化されて送られてくるデータ列
    の中に含まれるフレーム同期パターンを検出する同期パ
    ターン検出手段と、 同期パターンの検出後、1フレーム期間経過後に再び同
    期パターンが検出された時に同期が獲得されたことを指
    す同期確立信号を出力する機能モジュールによって構成
    され、各々がそれぞれ異なるタイミングにおける前記フ
    レーム同期パターンの検出に対して順に同期獲得動作を
    開始するように制御される複数のフレーム同期検出手段
    と、 該フレーム同期検出手段の中から最初に出力された同期
    確立信号をフレーム同期回路全体の同期確立信号として
    選択する出力選択手段とを具備することを特徴とするフ
    レーム同期回路。
JP4054639A 1992-03-13 1992-03-13 フレーム同期回路 Pending JPH05260036A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100410789B1 (ko) * 1995-05-31 2004-04-28 산요덴키가부시키가이샤 동기재생회로

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100410789B1 (ko) * 1995-05-31 2004-04-28 산요덴키가부시키가이샤 동기재생회로

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