JPH0525996A - 上下2本の道路トンネルにおける下部道路トンネルの分岐、または合流トンネルの施工法 - Google Patents

上下2本の道路トンネルにおける下部道路トンネルの分岐、または合流トンネルの施工法

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JPH0525996A
JPH0525996A JP17962191A JP17962191A JPH0525996A JP H0525996 A JPH0525996 A JP H0525996A JP 17962191 A JP17962191 A JP 17962191A JP 17962191 A JP17962191 A JP 17962191A JP H0525996 A JPH0525996 A JP H0525996A
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tunnel
lower road
road
tunnels
branch
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Yoshiharu Kiritani
祥治 桐谷
Kazunobu Shimura
和伸 志村
Minoru Yamamoto
稔 山本
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Sato Kogyo Co Ltd
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Sato Kogyo Co Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネルの切り拡げに際して路面からの作業
を必要とせず、作業性が向上され、信頼性の高い、上下
2本の道路トンネルにおける下部トンネルの分岐、また
は合流トンネルの施工法を提供する。 【構成】 下部道路トンネル2の分岐、または合流トン
ネル3を下部道路トンネル2に隣接して構築したのち、
上下各道路トンネル1,2間、上部トンネル1と前記分
岐、または合成トンネル3間、及び同分岐、または合流
トンネル3と下部道路トンネル2間にそれぞれパイプル
ーフ5a,5b,5cを架設し、同各パイプルーフ5
a,5b,5cと前記各トンネル1,2,3で囲まれた
空間を切り拡げ、同切り拡げ空間内に前記分岐または合
流トンネル3の分岐帯部3aまたは合流帯部3bを構築
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上下2本の道路トンネル
における下部道路トンネルの分岐、合流トンネルの施工
法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】上下2本のトンネルをそれぞれ片側交通
に用いる地下道路において、道路トンネルの分岐トンネ
ルまたは合流トンネルを施工する際、路上からの開削工
法が適用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上部道路トンネルの分
岐帯、または合流帯を構築するには、前記した路上から
の開削工法による施工が可能である。しかし上下2本の
道路トンネルのうち、下部道路トンネルの分岐帯、また
は合流帯を構築する際、前記した路上からの開削工法を
適用すると、(1)上部道路トンネルが開削の支障とな
る。(2)開削深度が深くなる。(3)上部道路トンネ
ルを避けて開削すると、開削幅が大きくなり、作業用地
の問題が生じるため、前記開削工法の採用は難しくな
る。
【0004】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、トンネル
の切り拡げに際して路面からの作業を必要とせず、作業
性が向上され、信頼性の高い、上下2本の道路トンネル
における下部道路トンネルの分岐、または合流トンネル
の施工法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る施工法によれば、上下2本の道路トン
ネルからなる地下道路における下部道路トンネルの分
岐、または合流トンネルを下部道路トンネルに隣接して
構築したのち、上部道路トンネルと下部道路トンネルと
の間、及び同上部道路トンネルと前記分岐、または合流
トンネルとの間、並に前記下部道路トンネルと分岐、ま
たは合流トンネルとの間にそれぞれパイプルーフを架設
し、次いで前記トンネルとパイプルーフとで囲まれた地
下空間を切り拡げ、同切り拡げ空間内に前記分岐、また
は合流トンネルの分岐、または合流帯部を構築するもの
である。
【0006】
【作用】本発明によれば前記したように、上下各道路ト
ンネル間、及び上部道路トンネルと下部道路に隣接して
構築された同下部道路トンネルの分岐、または合流トン
ネルとの間、並に同分岐、または合流トンネルと前記上
部道路トンネルとの間にパイプルーフを架設することに
よって、同パイプルーフが土留及び前記各トンネル間の
緊結部材として作用するとともに、前記各トンネルとパ
イプルーフとによって閉合断面を形成するので、地山荷
重の支持に有利である。
【0007】このように構成された閉合断面の地下空間
を切り拡げ、同切り拡げ空間内に下部道路トンネルの分
岐、または合流トンネルの分岐または合流帯部を構築す
るものであり、この際、前記閉合断面の地下空間は断面
積的に余裕があり、地下作業が容易に行なわれる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。1及び2は地下道路における上部道路トンネル並に
下部道路トンネルで、それぞれ片側交通に用いられる。
前記下部道路トンネル2に隣接して分岐または合流トン
ネル3が施工される。
【0009】トンネル施工の変形を防止するため、前記
各トンネル1,2,3の内部に変形防止支保工4が架設
され、上部道路トンネル1と下部道路トンネル2との
間、上部道路トンネル1と分岐または合流トンネル3と
の間、及び同分岐または合流トンネル3と下部道路トン
ネル2との間に夫々土留用兼トンネル間緊結用としてパ
イプルーフ5a,5b,5cを施工する。
【0010】前記パイプルーフ5a,5b,5cと前記
各トンネル覆工とを定着させたのち、下部道路トンネル
2と前記分岐、または合流トンネル3の覆工のうち、パ
イプルーフ5a,5b,5cに囲まれた部分を解体して
地下空間を切り拡げ、同切り拡げ空間内に下部道路トン
ネル2の分岐帯または合流帯を施工する。図2における
メツシユ部分が切り拡げによって構築された下部道路ト
ンネル3の分岐帯部3aとなる。
【0011】図4乃至図7は切り拡げ部覆工5の概念図
を示し、3本の前記トンネル1,2,3とパイプルーフ
5a,5b,5cとで囲まれた地下空間は断面積的に余
裕があり、切り拡げ部覆工5を、上載荷重を支持する上
で構造的に有利なアーチ構造とすることができる。図8
は下部道路トンネル2の合流トンネル3の切り拡げ時の
各トンネルの位置を示し、メツシユ部が合流帯部3bと
なる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、既設の
本線上下道路トンネルに近接して下部道路トンネルの分
岐または合流トンネルを施工するのに当り、トンネル切
り拡げに際して路面からの作業を必要とせず上部道路ト
ンネルによって支障を生じることなく施工できる。
【0013】また上下道路トンネルと分岐、または合流
トンネルとの間のパイプルーフは閉合断面を形成するた
め、地山荷重の支持に有利であり、またこのように上下
道路トンネルと分岐、または合流トンネルとの間のパイ
プルーフとによって形成された地下空間は断面積的に余
裕があるため、地下作業に有利である。また地山荷重を
支持する上で有利なアーチ構造の切り拡げ部覆工を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施工法の一実施例の実施状況を示
す斜視図である。
【図2】本発明に係る施工法における分岐トンネル切り
拡げ施工時における各トンネルの位置を示す平面図であ
る。
【図3】図2の断面図である。
【図4】図2の矢視A−A図である。
【図5】図2の矢視B−B図である。
【図6】図2の矢視C−C図である。
【図7】図2の矢視D−D図である。
【図8】本発明に係る施工法における合流トンネル切り
拡げ時における各トンネルの位置を示す平面図である。
【図9】図8の断面図である。
【符号の説明】
1 上部道路トンネル 2 下部道路トンネル 3 分岐、または合流トンネル 3a 分岐帯部 3b 合流帯部 5a パイプルーフ 5b パイプルーフ 5c パイプルーフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 稔 東京都町田市玉川学園1−15−2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上下2本の道路トンネルからなる地下道
    路における、下部道路トンネルの分岐、または合流トン
    ネルの施工法において、下部道路トンネルの分岐、また
    は合流トンネルを下部道路トンネルに隣接して構築した
    のち、上部道路トンネルと下部道路トンネルとの間、及
    び同上部道路トンネルと前記分岐、または合流トンネル
    との間、並に前記下部道路トンネルと分岐、または合流
    トンネルとの間にそれぞれパイプルーフを架設し、次い
    で前記トンネルとパイプルーフとで囲まれた地下空間を
    切り拡げ、同切り拡げ空間内に前記分岐、または合流ト
    ンネルの分岐、または合流帯部を構築することを特徴と
    する上下2本の道路トンネルにおける下部道路トンネル
    の分岐、または合流トンネルの施工法。
JP3179621A 1991-07-19 1991-07-19 上下2本の道路トンネルにおける下部道路トンネルの分岐、または合流トンネルの施工法 Expired - Fee Related JP2777940B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169577A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Shimizu Corp トンネル構造およびトンネル工法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5392530A (en) * 1977-01-21 1978-08-14 Hazama Gumi Underground structure utilizing tunnel and method of building same
JPH0313694A (ja) * 1989-06-09 1991-01-22 Maeda Corp 複合断面シールド工法

Patent Citations (2)

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