JPH0525985U - スイツチング電源装置 - Google Patents

スイツチング電源装置

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JPH0525985U
JPH0525985U JP840291U JP840291U JPH0525985U JP H0525985 U JPH0525985 U JP H0525985U JP 840291 U JP840291 U JP 840291U JP 840291 U JP840291 U JP 840291U JP H0525985 U JPH0525985 U JP H0525985U
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JP
Japan
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transformer
power supply
reverse
forward transformer
switching power
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Application number
JP840291U
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English (en)
Inventor
新一 阿部
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】平滑用チョ−クコイルを省略して、小型で効率
のよいスイッチング電源を可能とする。 【構成】スイッチング素子を介してフォワ−ドトランス
と直列に平滑用チョ−クコイルの機能を有するリバ−ス
トランスを設ける。1次側の印加電圧がフォワ−ドトラ
ンスとリバ−ストランスに分割されるので、フォワ−ド
トランスの磁束密度幅や鉄損等が減少し、フォワ−ドト
ランスが小形化される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスイッチング電源装置、特に小型化が可能なスイッチング電源装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、従来のフォワ−ド方式スイッチング電源装置では、制御回 路13からスイッチング素子としてのトランジスタ7のベ−スに制御パルスが付 与されたとき、トランジスタ7がオンとなり、直流電源1の正側端子からフォワ −ドランス5の1次巻線及びトランジスタ7を通り直流電源1の負側端子に電流 が流れる。このとき、フォワ−ドトランス5の2次巻線には整流用ダイオ−ド8 を順方向にバイアスする電圧が誘起され、この電圧により平滑用チョ−クコイル 10と平滑用コンデンサ11を通して負荷12に電流が供給される。トランジス タ7がオフのときは、トランジスタ7がオンのときに平滑用チョ−クコイル10 に蓄積されたエネルギ−が整流用ダイオ−ド9を介して負荷12に放出される。 制御回路13において、20はPWMパルス形成回路、18、19はフォトカプ ラ、17は誤差増幅器、16は基準電源14、15は分圧抵抗を示し、誤差増幅 器17は抵抗15に印加される電圧と基準電源16の電圧との誤差出力を発生し 、フォトカプラ18、19を介してPWMパルス形成回路20からトランジスタ 7に制御パルスを付与するものである。なお、コンデンサ2、抵抗3、ダイオ− ド4はトランス5のリセット回路である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のフォワ−ド式スイッチング電源では、トランジスタ7のオン時に、 入力電圧Vinの全てがフォワ−ドトランス5に印加される。フォワ−ドトランス 5の定常動作時には、フォワ−ドトランス5に発生する磁束密度幅△Bは入力電 圧Vinに比例する。また、fを発振周波数とすると、鉄損の大部分を占めるヒス テリシス損は△B2×fに比例する。したがって、ヒステリシス損の大きさに対 応する温度上昇がフォワ−ドトランス5に発生する。そこで、従来では磁束密度 幅△Bを小さくすることにより損失による温度上昇を防止することが必要であり 、このため、フォワ−ドトランス5の小型化が制限されていた。 本考案は、フォワ−ドトランスと直列にリバ−ストランスを設けて小型で効率 のよいスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によるスイッチング電源装置は直流電源とフォワ−ドトランスの1次巻 線に直列に接続されたスイッチング素子をオン・オフして前記フォワ−ドトラン スの2次巻線から負荷に直流出力を供給するスイッチング電源装置において、前 記フォワ−ドトランスの1次巻線と直列にリバ−トランスの1次巻線を接続し、 前記スイッチング素子のオン時間に前記フォワ−ドトランスの2次巻線から前記 負荷に電力を供給すると同時に前記リバ−ストランスにエネルギ−を蓄積し、前 記スイッチング素子のオフ時間に前記リバ−ストランスに蓄積されたエネルギ− を前記リバ−ストランスの2次巻線から前記負荷に供給する。
【0005】
【作用】
1次側の印加電圧がフォワ−ドトランスとリバ−ストランスに分割されるので 、フォワ−ドトランスの磁束密度幅や鉄損等が大幅に減少し、フォワ−ドトラン スが小型化される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図5について説明する。これらの図面では図6 に示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。 図1は本考案の第1の実施例を示す。図6と異なるところは、フォワ−ドトラ ンス5と直列にリバ−ストランス6が設けられ、かつ平滑用チョ−クコイル10 が省略されている点である。すなわち、フォワ−ドトランス5の1次巻線、リバ −ストランス6の1次巻線及びスイッチング素子としてのトランジスタ2は直列 に接続され、フォワ−ドトランス5の2次巻線の一端は整流用ダイオ−ド8を介 して負荷12の一端に接続され、フォワ−ドトランス5の2次巻線の他端は負荷 11の他端に接続される。さらにリバ−ストランス6の2次巻線の一端はフォワ −ドトランス6の2次巻線の他端及び負荷12の他端に接続され、リバ−ストラ ンス6の2次巻線の他端は整流用ダイオ−ド9を介して整流用ダイオ−ド8と負 荷12の一端との間に接続される。 次に、図2に示す動作波形図とともに図1の回路の動作を説明する。図2では 、トランジスタ7のオン時及びオフ時をそれぞれTon及びToffで表す。フォワ −ドトランス5の1次巻線のインダクタンスをLp1、リバ−ストランス6の1次 巻線のインダクタンスをLp2で表し、Lp1はLp2より十分に大きく、Lp1≫Lp2 とする。制御回路13からトランジスタ7に制御パルスが付与されると、トラン ジスタ7がオンし、フォワ−ドトランス5の1次巻線とリバ−トランス6の1次 巻線に励磁電流が流れる。この励磁電流によりリバ−ストランス6の1次側に誘 起される電圧は、Lp1≫Lp2よりほとんど無視できる。この励磁電流によりフォ ワ−ドトランス5の2次側に電圧が誘起されると、整流用ダイオ−ド8が順方向 にバイアスされるため、フォワ−ドトランス5の2次巻線に電流Is1が流れる。 しかし、電流Is1は、リバ−ストランス6の1次側のインダクタンスLp2の影響 で図2に示すような三角波になる。かくして、フォワ−ドトランス5の1次側に もそれに相応した電流Icが流れる。この電流Icによりリバ−ストランス6の2 次側にも電圧が誘起されるが、整流用ダイオ−ド9が逆方向のため、電流は流れ ず、リバ−ストランス6は単なるインダクタンスとして働く。そして、電流Ic はリバ−ストランス6にLp2Ic2/2なるエネルギを蓄積する。実際には励磁電 流と電流Icは同時に流れる。 次に、制御回路13からの制御パルスが停止すると、トランジスタ7はオフに なり、整流用ダイオ−ド8がオフになる。これにより、リバ−ストランス6の2 次側に逆起電力が生ずる。したがって、整流用ダイオ−ド9を介してリバ−スト ランス6に蓄積されたエネルギ−は電流Is2として放出される。電流Is1とIs2 はいずれも平滑用コンデンサ11で平滑され、負荷12に送られる。トランジス タ7には制御回路13からパルス幅変調(PWM)された制御パルスが付与され 、出力電圧はほぼ一定に制御される。即ち、負荷13への出力電圧が高いと、パ ルス幅の狭い制御パルスがトランジスタ7に付与され、逆に、負荷13への出力 電圧が低いとパルス幅の広い制御パルスがトランジスタ7に付与される。 また、図2には、フォワ−ドトランス5及びリバ−ストランス6の各1次巻線 に印加される電圧Vp1、Vp2の波形を示す。トランジスタ7のオン時は、Vin= Vp1+Vp2である。フォワ−ドトランス5のある動作点でVp1=Vp2=Vin/2 となるように設計し、他の条件に変更がなければ、フォワ−ドトランス5の磁束 密度幅△Bは1/2となる。さらに鉄損の大部分を占めるヒステリシス損Whは Wh∝△B2fより1/4に減少する。つまり、1次電圧分割比のほぼ2乗に比例 して鉄損が減少する点で有利になる。 なお、本考案の上記実施例では、従来のフォワ−ド方式スイッチング電源にお ける平滑用チョ−クコイルがリバ−ストランスによって省略されるので、部品数 が増加することはない。また、リバ−ストランスの大きさは平滑用チョ−クコイ ルとほとんど同じ大きさであるので、リバ−ストランスによって装置が大型にな ることはない。
【0007】 本考案の実施態様は種々の変更が可能である。例えば、図3に示すように、フ ォワ−ドトランス5とリバ−ストランス6を置きかえた形でもよい。 図4は本考案のプッシュプル方式への応用例である。7a、7bはスイッチング 素子としてのトランジスタ、5はフォワ−ドトランス、6はリバ−ストランス、 8、9、20は整流用ダイオ−ドを示す。動作原理は同様なので割愛する。 図5は本考案のフルブリッジ方式への応用例である。7a〜7dはスイッチング 素子としてのトランジスタ、5はフォワ−ドトランス、6はリバ−ストランス、 8、9、20は整流用ダイオ−ド、21、22、23、24は保護用ダイオ−ド を示す。動作原理は同様なので割愛する。 本考案は更に変更が可能である。スイッチング素子はバイポ−ラトランジスタ に限らず、FETトランジスタ、サイリスタ等でもよい。また、スイッチング電 源装置は前記他励式のほか、自励式でもよい。また、定電圧電源のほか定電流電 源として構成することもできる。また、リセット回路はフォワ−ドトランス5の みに設けることも可能である。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように、フォワ−ドトランスとリバ−ストランスにより、1次印 加電圧が分割される。その分割比分、磁束密度幅△Bは比例して減少し、さらに 鉄損の大部分を占めるヒステリシス損はほぼ2乗に比例して減少するので、フォ ワ−ドトランスの大幅な小型化低損失化を達成できる。更に、付随する利点とし て、2次側巻線の巻きスペ−スに余裕ができ、銅損が減少され、また2次側ダイ オ−ドのカソ−ド点がコ−ルドエンドになるためカソ−ドコモンのセンタタップ ダイオ−ドを使う場合、ノイズ対策上優利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスイッチング電源装置の第1実施例を
示す回路図
【図2】出力波形を示すタイムチャ−ト
【図3】本考案のスイッチング電源装置の第2実施例を
示す回路図
【図4】本考案のスイッチング電源装置の第3実施例を
示す回路図
【図5】本考案のスイッチング電源装置の第4実施例を
示す回路図
【図6】従来のスイッチング電源装置を示す回路図
【符号の説明】
7..トランジスタ(スイッチング素子)、5..フォ
ワ−ドトランス、6..リバ−ストランス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源とフォワ−ドトランスの1次巻線
    に直列に接続されたスイッチング素子をオン・オフして
    前記フォワ−ドトランスの2次巻線から負荷に直流出力
    を供給するスイッチング電源装置において、 前記フォワ−ドトランスの1次巻線と直列にリバ−トラ
    ンスの1次巻線を接続し、前記スイッチング素子のオン
    時間に前記フォワ−ドトランスの2次巻線から前記負荷
    に電力を供給すると同時に前記リバ−ストランスにエネ
    ルギ−を蓄積し、前記スイッチング素子のオフ時間に前
    記リバ−ストランスに蓄積されたエネルギ−を前記リバ
    −ストランスの2次巻線から前記負荷に供給することを
    特徴とするスイッチング電源装置。
JP840291U 1991-01-31 1991-01-31 スイツチング電源装置 Pending JPH0525985U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354890A (ja) * 2004-06-07 2005-12-22 Power Integrations Inc フライフォワード変換器の動作範囲を拡大するための方法及び装置

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