JPH0525985A - 回転穿孔具 - Google Patents

回転穿孔具

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JPH0525985A
JPH0525985A JP18136491A JP18136491A JPH0525985A JP H0525985 A JPH0525985 A JP H0525985A JP 18136491 A JP18136491 A JP 18136491A JP 18136491 A JP18136491 A JP 18136491A JP H0525985 A JPH0525985 A JP H0525985A
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Katsuhei Omi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】切削粉の比重の大きさにかかわらず、その切削
粉を効率良く吸引及び排出することが可能な回転穿孔具
を提供する。 【構成】アダプタ3に取付けられた内筒4内には、同内
筒4先端のダイヤモンドセグメント6により生じた切削
粉8をアダプタ3の排出路22へ導くためのガイド管3
8が配設され、その一端がアダプタ3に固定されてい
る。ガイド管38には内筒4の長さ方向へ伸縮可能な蛇
腹状伸縮部40が形成されている。また、ガイド管38
の先端には集塵ヘッド41が取付けられ、同集塵ヘッド
41には、その外周面とガイド管38内とを連通させる
連通路44が設けられている。さらに、集塵ヘッド41
の先端中心部には、被穿孔物7の表面に点接触してガイ
ド管38の捩じれを防止するチップ45が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄筋コンクリート製建造
物における穿孔作業、土質調査のためのサンプル採取作
業等に適した回転穿孔具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の穿孔作業を行うための回
転穿孔具としては、例えば本出願人が先に提案したもの
がある(特願平1−136154号)。この回転穿孔具
は、電動機に装着されるアダプタと、前記アダプタの先
端部に取付けられ、かつ先端部に複数個の切削刃を有す
る内筒と、前記内筒に外嵌固定された外筒とからなる。
そして、電動機によって前記アダプタ、内筒及び外筒を
一体的に回転駆動させ、切削刃部分で被穿孔物に孔を開
けるようになっている。
【0003】また、前記回転穿孔具では、切削粉が切削
刃部分に滞留して切削抵抗となるのを防止するために、
内筒と外筒との間に形成された流通路へ圧縮空気を供給
し、この供給された圧縮空気を前記切削粉に噴射する。
そして、圧縮空気の噴射により穿孔部分から吹き出され
た切削粉を、吸引装置等の作動により吸引し、内筒内及
びアダプタを介して外部へ排出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
回転穿孔具においては、内筒が大径かつ長い形状をなし
ているので、吸引装置によって回転穿孔具内の空気を吸
引しても、内筒内を充分大きな負圧状態にすることが困
難である。そのため、切削粉が内筒内に滞留し、同切削
粉を回転穿孔具外へ効率良く排出させることができな
い。このような不具合は、特に、鉄筋コンクリート製建
造物における穿孔作業等、比重の大きな切削粉が生ずる
場合に問題となる。
【0005】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、切削粉の比重の大きさにかかわ
らずその切削粉を効率良く吸引及び排出することが可能
な回転穿孔具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、電動機の回転軸に連結されるアダプタ
と、前記アダプタに取付けられた円筒状胴体部と、前記
胴体部の先端に固定され、回転により被穿孔物を切削し
て穿孔する切削刃とを備え、前記切削刃近傍に滞留する
切削粉を負圧で吸引し、前記胴体部内とアダプタに設け
られた排出路とを介し、前記切削粉をアダプタの外部へ
排出するようにした回転穿孔具において、前記胴体部内
には、前記切削刃により生じた切削粉をアダプタの排出
路へ導くためのガイド管を配設し、そのガイド管の一端
を前記アダプタに固定するとともに、同ガイド管の少な
くとも一部には胴体部の長さ方向へ伸縮可能な伸縮部を
設けている。
【0007】また、第2の発明は第1の発明の構成に加
え、ガイド管の先端に集塵ヘッドを取付け、同集塵ヘッ
ドには、その外周面と前記ガイド管内とを連通させる連
通路を設けている。
【0008】さらに、第3の発明は前記第2の発明の構
成に加え、集塵ヘッドの先端中心部に、前記被穿孔物の
表面に点接触して同ガイド管の捩じれを防止する回転支
持部を設けている。
【0009】
【作用】第1の発明においては、電動機の駆動にともな
いアダプタ及び胴体部が一体的に回転すると、その胴体
部先端の切削刃により被穿孔物が切削されて孔が開けら
れる。このとき切削刃近傍には切削粉が滞留しようとす
るが、この切削粉は負圧で吸引され、前記胴体部内とア
ダプタの排出路とを介しアダプタの外部へ排出される。
前記胴体部内にはガイド管が配設され、その一端がアダ
プタに固定されているので、同アダプタの排出路の先端
開口部は、実質的にガイド管の長さ分だけ被穿孔物に近
づく。しかも、このガイド管は前記胴体部よりも小径で
ある。このため、ガイド管を内筒内に配設しない場合に
比べ、穿孔部分に大きな負圧が作用し、前記切削刃近傍
の切削粉が効率よく吸引される。
【0010】また、ガイド管には伸縮部が設けられてい
るので、穿孔作業が進められて胴体部分が被穿孔物内に
没入すると、ガイド管が収縮する。このため、ガイド管
の先端開口部を常に被穿孔物の表面に近接させることが
可能である。
【0011】第2の発明においては、ガイド管の先端開
口部が集塵ヘッドに設けられた連通路の分だけ穿孔部分
に近づく。このため、吸引効率がさらに向上する。第3
の発明においては、穿孔作業時に、集塵ヘッドの先端中
心の回転支持部が被穿孔物の表面に点接触する。このと
き回転支持部と被穿孔物との間で発生する摩擦は小さ
く、ガイド管の捩じれが防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。まず、本実施例の回転穿孔具の基本的
構成について説明する。図1に示すように、この回転穿
孔具1は、電動機2に装着されるアダプタ3と、そのア
ダプタ3の先端部に取付けられる胴体部とを備えてい
る。胴体部は内筒4とその内筒4に外嵌固定される外筒
5とからなり、内筒4の先端部に、切削刃としての複数
個のダイヤモンドセグメント6が固着されている。前記
アダプタ3、内筒4及び外筒5は電動機2によって一体
的に回転駆動され、ダイヤモンドセグメント6部分で被
穿孔物7に孔を開ける。また、前記回転穿孔具1では、
穿孔時に発生する切削粉(粉塵等の固体粒子)8がダイ
ヤモンドセグメント6部分に滞留して切削抵抗となるの
を防止するために、内筒4と外筒5との間の流通路9へ
圧縮空気10を供給し、この供給された圧縮空気10を
前記切削粉8に吹き付ける(図5参照)。そして、圧縮
空気10の吹き付けにより穿孔部分から吹き出た切削粉
8を負圧で吸引し、内筒4内及びアダプタ3を介して外
部へ排出するようにしている。
【0013】次に、前記回転穿孔具1の各部について詳
述する。図1及び図2に示すように、前記アダプタ3の
基端部(図1の右端部)にはねじ孔11が形成され、こ
のねじ孔11に電動機2の回転軸12が螺入されてい
る。回転軸12上には第1の回り継手13が回転軸12
に対し相対回転可能に支持されている。そして、第1の
回り継手13の外方から供給される圧縮空気10が、回
転軸12内を通ってねじ孔11内へ流入されるようにな
っている。
【0014】ねじ孔11の内底面からは、複数本の小径
孔14が等角度間隔を隔ててアダプタ3の先端側へ向け
て軸方向に延びている(図6参照)。これらの小径孔1
4はアダプタ3の先端面において開口している。各小径
孔14の先端開口部分はねじ15により塞がれている。
各小径孔14の先端部からは連通孔16が半径方向外方
へ延びている。連通孔16は、アダプタ3の外周面に形
成された環状溝17に開口している。そして、本実施例
では前記ねじ孔11、小径孔14及び連通孔16によっ
て、前記アダプタ3の基端側から供給された圧縮空気1
0を環状溝17へ導く流体供給路18が構成されてい
る。
【0015】アダプタ3のほぼ中央には先端面において
開口し、基端側へ向けて軸方向に延びる大径孔19が穿
設されている。大径孔19の内端部からは複数本の連通
孔20が等角度間隔をおいて半径方向外方へ延びてい
る。これらの連通孔20はアダプタ3の外周面において
開口しており、この外周面開口部分が排出口21となっ
ている。そして、本実施例では、前記大径孔19及び連
通孔20により、切削粉8を排出口21へ導くための排
出路22が構成されている。
【0016】前記アダプタ3の外周面上には、第2の回
り継手23が回転可能に支持されている。この第2の回
り継手23によって全排出口21が覆われている。第2
の回り継手23には、連結金具24を介して吸引パイプ
25が接続されている。吸引パイプ25には吸引装置
(図示しない)が接続されている。そのため、吸引装置
の作動により、前記排出路22、第2の回り継手23、
連結金具24、吸引パイプ25の順に切削粉8がアダプ
タ3の外方へ吸引されることになる。
【0017】前記アダプタ3の外周面において、排出口
21の近傍にはフランジ部26が一体に形成されてい
る。また、連通孔20の基端側近傍においてアダプタ3
の外周にはストッパ27が螺合されている。これらのフ
ランジ部26及びストッパ27により、前記第2の回り
継手23が軸方向へ移動するのを規制している。
【0018】図1及び図3に示すように、前記アダプタ
3には、両端を開放した円筒状の内筒4が取付けられて
いる。内筒4は小径部29と、その小径部29の基端側
及び先端側に形成された大径部28,30とからなる。
基端側の大径部28の内周面には雌ねじ31が螺刻さ
れ、この雌ねじ31がアダプタ3の先端側外周の雄ねじ
32に螺合されている。なお、この螺合部分よりも先端
側において、アダプタ3と内筒4との間には、シール性
を確保するためのOリング33が介装されている。
【0019】前記内筒4における先端側の大径部30の
先端面には、基端側へ向けて延びる適数個の切欠き34
が等角度を隔てて形成されている。隣接する一対の切欠
き34間の先端面には、ダイヤモンドセグメント6がロ
ウ付け等により固着されている。前記アダプタ3の環状
溝17と対応する内筒4の基端部分には、同内筒4の内
外を連通させる複数個の連通孔35が等角度を隔てて透
設されている。さらに、内筒4の外周面には、前記各連
通孔35から前記切欠き34へ向かって軸方向に延びる
ガイド溝36が形成されている。
【0020】そして、前記内筒4における小径部29の
外周面上に外筒5が外嵌固定されている。この外筒5は
略円筒状をなし、前記内筒4の小径部29よりも若干小
径に形成されている。また、外筒5には軸方向に延びる
直線状スリット37が設けられている。そのため、外筒
5は拡径及び縮径が可能である。同外筒5を拡径させて
内筒4の小径部29に外嵌させると、外筒5は自身の弾
性復元力により小径部29に密着する。そして、前記ス
リット37がガイド溝36と一致しないように、外筒5
を内筒4上に外嵌させた状態で、同外筒5は内筒4に溶
接固定されている。
【0021】従って、このように外筒5を内筒4に外嵌
固定させた状態では、図5に示すようにその外筒5の内
周面と、内筒4のガイド溝36との間に流通路9が形成
されることになる。この流通路9は、前記アダプタ3の
連通孔16から吐出された圧縮空気10を、内筒4先端
のダイヤモンドセグメント6へ導くためのものである。
【0022】ところで、本実施例では前記ダイヤモンド
セグメント6部分で発生した切削粉8の排出効率を高め
るために、次のような構成が採られている。図1及び図
2に示すように前記内筒4内には、両端を開放し、かつ
内筒4よりも小径のガイド管38が配設されている。そ
して、このガイド管38は基端部において前記アダプタ
3に連結されている。すなわち、アダプタ3における大
径孔19の開口部分には取付金具39が固定されてお
り、この取付金具39にガイド管38の基端部が外嵌固
定されている。そのため、回転穿孔具1の使用時には、
ガイド管38がアダプタ3、内筒4、外筒5等と一体で
回転することが可能である。
【0023】また、回転穿孔具1による穿孔深さに応じ
てガイド管38の長さを可変とするために、ガイド管3
8には伸縮部40が形成されている。本実施例では、ガ
イド管38において両端部を除くほとんどの部分が蛇腹
状に形成されて伸縮部40となっており、この伸縮部4
0が軸方向へ伸縮可能である。そして、このガイド管3
8は、最も伸張したときにダイヤモンドセグメント6に
近接するような長さに設定されている。
【0024】さらに、前記ガイド管38の先端部には集
塵ヘッド41が取付けられている。集塵ヘッド41の本
体部42は略円板状をなし、その中心部には、後面にお
いて開口する凹部43が形成されている。凹部43から
は複数本の小径の連通路44が等角度間隔をおいて半径
方向外方へ延び、これらの連通路44は本体部42外周
面で開口している。
【0025】また、集塵ヘッド41の本体部42の先端
面中心には回転支持部としての金属製チップ45が固定
されている。このチップ45の先端は尖っており、被穿
孔物7の表面に点接触することにより、穿孔作業時にお
ける被穿孔物7と集塵ヘッド41との摩擦を軽減して、
前記ガイド管38の捩じれを防止するようになってい
る。なお、前記チップ45の外周には係止孔46が開け
られている。この係止孔46は、穿孔作業により収縮し
たガイド管38を、同穿孔作業後に引き出す際に、針金
等(図示しない)を引っ掛けるための孔である。
【0026】次に、前記のように構成された回転穿孔具
1を用い、鉄筋コンクリート製建造物等の被穿孔物7に
穿孔作業を行う場合の作用及び効果を説明する。まず、
回転穿孔具1による穿孔作業に先立ち、内筒4内で収縮
しているガイド管38を伸張させておく。そして、この
状態で電動機2を作動させて回転軸12を回転駆動す
る。すると、この回転軸12に連結されたアダプタ3、
内筒4、外筒5、ガイド管38等が一体となって回転す
る。このように回転穿孔具1を回転させながらダイヤモ
ンドセグメント6を被穿孔物7に押圧する。すると、ダ
イヤモンドセグメント6によって被穿孔物7が切削さ
れ、切削粉8が発生する。また、このときには集塵ヘッ
ド41のチップ45先端が被穿孔物7の表面に点接触し
ている。この際、被穿孔物7とチップ45との間に生ず
る摩擦はわずかであるので、ガイド管38は捩れること
なくスムーズに回転する。
【0027】穿孔作業が進むと、前記のように発生した
切削粉8はダイヤモンドセグメント6部分に滞留しよう
とする。そこで、第1の回り継手13の外方から圧縮空
気10を供給するとともに吸引装置を作動させる。する
と、圧縮空気10は、電動機2の回転軸12、ねじ孔1
1、小径孔14、連通孔16及び環状溝17を経て内筒
4の連通孔35へ供給される。この圧縮空気10は、内
筒4のガイド溝36と外筒5の内周面との間の流通路9
を通過して、ダイヤモンドセグメント6側へ噴射され
る。
【0028】一方、吸引装置の作動により、アダプタ3
内、ガイド管38内、集塵ヘッド41内等の空気が吸引
されるので、同集塵ヘッド41の近傍やダイヤモンドセ
グメント6により開けられた孔内には大きな負圧が作用
する。このときの負圧は、前記ガイド管38及び集塵ヘ
ッド41を用いずに前記内筒4内の空間全体の空気を吸
引するようにした従来技術に比べ大きい。これは、ガイ
ド管38が内筒4に比べはるかに小径であり、しかも集
塵ヘッド41が常に被穿孔物7の表面近くに位置し、切
削粉8の発生箇所の近くで吸引を行っているからであ
る。加えて、本実施例では集塵ヘッド41が内筒4より
も若干小径の略円板状をなし、かつその外周面に連通路
44が開口しており、この開口部分が吸い込み口となっ
ている。そのため、この連通路44の分だけ吸い込み口
が穿孔部分に近づくこととなり、より効率良く穿孔部分
の切削粉8を吸引することが可能となる。
【0029】そして、前記負圧により切削粉8は被穿孔
物7の外方の空気を伴って集塵ヘッド41、ガイド管3
8内、アダプタ3の大径孔19、連通孔16、第2の回
り継手23及び連結金具24を経て吸引パイプ25内へ
効率良く吸引される。このため、穿孔時に発生する切削
粉8は開けられた孔内に滞留することなく、速やかに吸
引装置に吸引及び回収される。従って、この切削粉8が
切削時の抵抗となるのを防止できる。
【0030】また、本実施例では前記のように大きな負
圧を発生させることができるので、前記被穿孔物7が鉄
筋コンクリート製建造物であり切削粉8の比重が大きい
にもかかわらず、この切削粉8を効果的に吸引及び排出
することができる。
【0031】なお、ガイド管38には蛇腹状の伸縮部4
0が形成されているので、穿孔作業が進んで内筒4及び
外筒5が被穿孔物7内へ没入しても、その伸縮部40が
収縮することで、集塵ヘッド41を被穿孔物7の表面に
位置させることができる。そのため、穿孔深さに関係な
く常に前記切削粉8の排出を効率良く行うことができ
る。
【0032】本発明は前記実施例の構成に限定されるも
のではなく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で任意に変更してもよい。 (1)前記実施例におけるダイヤモンドセグメント6、
小径孔14、連通孔16,20,35、ガイド溝36等
の数を適宜変更してもよい。 (2)前記実施例におけるOリング33にかえてVリン
グを用いてもよい。 (3)本発明の回転穿孔具1は、土質調査のためのサン
プル採取作業を行う際にも使用することができる。 (4)本発明は、内筒4に代えて外筒5の先端部に切削
刃を設けたタイプの回転穿孔具に適用してもよい。 (5)前記実施例ではガイド管38における両端部以外
の部分を全て蛇腹状に形成して伸縮部40としたが、こ
の伸縮部40をガイド管38の一部にのみ設けてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明によれ
ば、切削粉の比重の大きさに関係なく、その切削粉を効
率良く吸引及び排出することができる。
【0034】第2の発明によれば、第1の発明の効果に
加え、さらに切削粉の吸引効率を高めることができる。
第3の発明によれば、第2の発明の効果に加え、穿孔作
業時にガイド管が捩じれるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例において、内筒、
外筒及びガイド管の一部を省略して示す回転穿孔具の断
面図である。
【図2】一実施例におけるアダプタ及びガイド管の一部
を破断して示す分解斜視図である。
【図3】一実施例における内筒及び外筒の一部を破断し
て示す分解斜視図である。
【図4】一実施例におけるアダプタに対する内筒の取付
部分の拡大断面図である。
【図5】一実施例における内筒及び外筒の先端部分の拡
大断面図である。
【図6】図1におけるA−A線方向の断面図である。
【符号の説明】
2…電動機、3…アダプタ、4…胴体部の一部を構成す
る内筒、5…胴体部の一部を構成する外筒、6…切削刃
としてのダイヤモンドセグメント、7…被穿孔物、8…
切削粉、12…回転軸、22…排出路、38…ガイド
管、40…伸縮部、41…集塵ヘッド、44…連通路、
45…回転支持部としてのチップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機(2)の回転軸(12)に連結さ
    れるアダプタ(3)と、 前記アダプタ(3)に取付けられた円筒状胴体部(4,
    5)と、 前記胴体部(4,5)の先端に固定され、回転により被
    穿孔物(7)を切削して穿孔する切削刃(6)とを備
    え、前記切削刃(6)近傍に滞留する切削粉(8)を負
    圧で吸引し、前記胴体部(4,5)内とアダプタ(3)
    に設けられた排出路(22)とを介し、前記切削粉
    (8)をアダプタ(3)の外部へ排出するようにした回
    転穿孔具において、 前記胴体部(4,5)内には、前記切削刃(6)により
    生じた切削粉(8)をアダプタ(3)の排出路(22)
    へ導くためのガイド管(38)を配設し、そのガイド管
    (38)の一端を前記アダプタ(3)に固定するととも
    に、同ガイド管(38)の少なくとも一部には胴体部
    (4,5)の長さ方向へ伸縮可能な伸縮部(40)を設
    けたことを特徴とする回転穿孔具。
  2. 【請求項2】 ガイド管(38)の先端に集塵ヘッド
    (41)を取付け、同集塵ヘッド(41)には、その外
    周面と前記ガイド管(38)内とを連通させる連通路
    (44)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の回
    転穿孔具。
  3. 【請求項3】 集塵ヘッド(41)の先端中心部に、前
    記被穿孔物(7)の表面に点接触して同ガイド管(3
    8)の捩じれを防止する回転支持部(45)を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の回転穿孔具。
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Cited By (3)

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