JPH05259830A - ラッチ回路 - Google Patents

ラッチ回路

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JPH05259830A
JPH05259830A JP4057866A JP5786692A JPH05259830A JP H05259830 A JPH05259830 A JP H05259830A JP 4057866 A JP4057866 A JP 4057866A JP 5786692 A JP5786692 A JP 5786692A JP H05259830 A JPH05259830 A JP H05259830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
transistor
differential
latch circuit
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4057866A
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English (en)
Inventor
Toru Sai
通 崔
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッチ回路におけるミッドポイントノイズを
低減することである。 【構成】 入力データを受ける差動トランジスタQ1,
Q2とエミッタを共通にする切換え用トランジスタQ5
を設け、また、フリップフロップを構成するトランジス
タQ3,Q4とエミッタを共通にする切換え用トランジ
スタQ6を設けて、Q5およびQ6に相補クロックを供
給してスイッチングする。従来の電流源切換え方式に代
えて、ECLと同様の差動切換え方式を採用したことに
より、スムーズが切り替わりが行え、ラッチ回路におけ
るミッドポイントノイズを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラッチ回路に関し、特
に、ECL構成のラッチ回路のノイズ特性の向上に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のラッチ回路の一例の構成を
示す図である。このようなECL構成のラッチ回路は、
例えば、D/Aコンバータの出力段に用いられるもので
あり、相補入力データを受ける差動回路(q1,q2,
q5,r1,I1)と、フリップフロップ(q3,q
4,q6,q7,q8,I1,I2,I3)とから構成
されている。
【0003】この従来例では、相補クロック(CLK,
CLKバー(CLKの反転信号であり、本明細書では反
転信号には、以下同様に末尾にバーを付す表記を行
う))によって電流源トランジスタq5,q6をスイッ
チングし、定電流の切換えを行うことにより、差動回路
とフリップフロップを交互にオン/オフする。これによ
り、相補データ(D,Dバー)の取込み/ラッチが行わ
れ、相補出力(VOUT ,V OUT バー)が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のラッチ
回路は、差動回路によって取り込んだデータをフリップ
フロップによってラッチする際、その移行過程において
ミッドポイントノイズが発生し、このノイズが、例え
ば、次段のアナログ回路に漏れてアナログ回路の波形品
質を劣化させる場合があるという問題点がある。
【0005】ミッドポイントノイズについて、以下、図
4を参照して具体的に説明する。図4(a)のように、
時刻t3にクロックCLKがハイレベルに変化してトラ
ンジスタq5がオン,q6がオフとなり、相補入力デー
タ(D,Dバー,それぞれ「H」,「L」)を取込み、
時刻t4に、CLKバーがハイレベルとなってトランジ
スタq6がオン,q5がオフとなってデータをラッチす
る。
【0006】このとき、トランジスタq1,q3を流れ
る電流(ic(q1),ic(q3))は図4(b)の
ようになり、負荷抵抗r1を流れるトータルの電流は、
これらの電流の和となる(図4(c))。この場合に点
線の円で囲まれるA部において電流量の減少が発生し、
B部において過渡的な上昇が発生する。これは、トラン
ジスタq3がオフからオンに移行するのが遅れ(すなわ
ち、図4(b)におけるic(q1),ic(q3)の
クロスポイントが振幅の中点より下がり)、電流吸引量
が瞬時的に低下し、その後のオンによって急激に電流を
引くことに起因するものである。
【0007】これによって、図4(d),(e)に示す
ように、出力電圧にアンダーシュートおよびオーバーシ
ュートが生じ、その変動幅は最大で218mVにもな
り、ミッドポイントノイズが生じる。
【0008】トランジスタq3がオフからオンに移行す
る際の遅延の原因は、電流源の切換えトランジスタq6
とフリップフロップを構成する差動対トランジスタq3
とが縦に積み上げられた構成となっており、q6のオン
後にq3がオンするという構造上の特性や、図3中に点
線で示されるような、トランジスタq6のコレクタとサ
ブストレート間の寄生容量の充電遅延等によると考えら
れる。
【0009】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的は、ラッチ回路のミッドポイ
ントノイズを低減することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、相補入力デー
タを差動回路で受け、この差動回路の出力をフリップフ
ロップによりラッチするラッチ回路であって、前記差動
回路を構成する差動対トランジスタのそれぞれと差動対
の関係をなす第1の切換え用トランジスタと、前記フリ
ップフロップを構成する差動対トランジスタのそれぞれ
と差動対の関係をなす第2の切換え用トランジスタとが
設けられ、この第1および第2の切換え用トランジスタ
はそれぞれ、相補クロックにより交互にスイッチングさ
れ、これによって、前記差動回路およびフリップフップ
が相補的にオン/オフし、入力データの取込みとデータ
のラッチが交互に行われることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、従来のような縦に積み上げるトラ
ンジスタ構成をやめ、ECLと同様の差動切換え構成を
採用している。したがって、下のトランジスタがオンし
てから上のトランジスタがオンするというような構造的
な遅延が生じない。また、高速ロジックと同様の差動対
による切換え方式であるため、高速動作が可能となる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明のラッチ回路の一実施例の構
成を示す図である。
【0013】本実施例のラッチ回路において、トランジ
スタQ1〜Q4,Q7,Q8,抵抗R1,R2は、図3
の従来例のトランジスタq1〜q4,q7,q8,抵抗
r1,r2に相当するものであり、差動回路で相補デー
タを受けてフリップフロップでラッチするという基本的
な構成は同様である。但し、本実施例では、トランジス
タQ1,Q2とエミッタが共通である切換え用トランジ
スタQ5と、トランジスタQ3,Q4とエミッタが共通
である切換え用トランジスタQ6とが設けられ、Q5,
Q6のベースに相補クロック(CLK,CLKバー)が
供給されるようになっている点、および、それぞれの差
動対に対して、独立の定電流源I4,I5が設けられて
いる点が異なる。
【0014】次に、図2を用いて動作を説明する。本実
施例では、切換え用トランジスタQ5,Q6のオンによ
って、差動対Q1とQ2、または差動対Q3とQ4を強
制的にオフに移行させることから、相補クロック(CL
K,CLKバー)のレベルと相補入力データ(D,Dバ
ー)のレベルは、図2(a)に示すような関係に調整さ
れている。すなわち、相補クロック(CLK,CLKバ
ー)の「H」レベルは、相補入力データ(D,Dバー)
の「H」よりも高く、かつ、相補クロック(CLK,C
LKバー)の「L」レベルは、相補入力データ(D,D
バー)の「H」よりも低く設定されている。なお、信号
振幅は、従来と同様に400mVである。
【0015】まず、(a)に示されるように、時刻t1
にクロックCLKが「L」,CLKバーが「H」とな
る。これにより、トランジスタQ5がオフ,Q1がオン
となり、また、トランジスタQ6がオンし、Q3,Q4
がカットオフとなる。次に、時刻t2に、クロックCL
Kが「H」,CLKバーが「L」となると、トランジス
タQ5がオン,Q1,Q2がオフとなり、また、トラン
ジスタQ6がオフし、Q3がオンする。
【0016】この場合のトランジスタQ1,Q3を流れ
る電流(icQ1,icQ3)の切り替わり点(クロス
点)は、図2(b)に示されるように、振幅のほぼ中点
となる。すなわち、トランジスタQ1による電流吸引か
らトランジスタQ3への電流吸引への移行がスムーズに
行われる。したがって、図2(c)〜(e)に示される
ように、従来例のような、大きなオーバーシュートやア
ンダーシュートが出力に生じない。すなわち、出力の最
大変動幅も73mVに縮小され(従来は218mV)、
次段の回路に対して悪影響を及ぼすことがない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ラッチ回
路にECLと同様の差動切換え方式を採用することによ
り、電流切換え時のトランジスタのオン遅延を抑制し、
スムーズな切り替わりを実現することにより、ミッドポ
イントノイズを低減することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】(a)〜(E)は、図1の実施例の動作を説明
するための波形図である。
【図3】従来例の構成を示す図である。
【図4】(a)〜(E)は、図3の従来例の動作を説明
するための波形図である。
【符号の説明】
Q1〜Q8 NPNトランジスタ R1,R2 負荷抵抗 D,Dバー 相補入力データ CLK,CLKバー 切換えクロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相補入力データを差動回路(Q1,Q2,
    R1,I4)で受け、この差動回路の出力をフリップフ
    ロップ(Q3,Q4,Q7,Q8,R2,I5)により
    ラッチするラッチ回路であって、 前記差動回路を構成する差動対トランジスタ(Q1,Q
    2)のそれぞれと差動対の関係をなす第1の切換え用ト
    ランジスタ(Q5)と、前記フリップフロップを構成す
    る差動対トランジスタ(Q3,Q4)のそれぞれと差動
    対の関係をなす第2の切換え用トランジスタ(Q6)と
    が設けられ、この第1および第2の切換え用トランジス
    タ(Q5,Q6)はそれぞれ、相補クロックにより交互
    にスイッチングされ、これによって、前記差動回路およ
    びフリップフップが相補的にオン/オフし、入力データ
    の取込みとデータのラッチが交互に行われることを特徴
    とするラッチ回路。
JP4057866A 1992-03-16 1992-03-16 ラッチ回路 Pending JPH05259830A (ja)

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