JPH05259750A - 過電圧保護回路 - Google Patents

過電圧保護回路

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JPH05259750A
JPH05259750A JP4054587A JP5458792A JPH05259750A JP H05259750 A JPH05259750 A JP H05259750A JP 4054587 A JP4054587 A JP 4054587A JP 5458792 A JP5458792 A JP 5458792A JP H05259750 A JPH05259750 A JP H05259750A
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diode
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Abstract

(57)【要約】 【目的】増幅回路の入力端子に印加される過電圧を電源
電圧以内にクランプして、増幅回路を過電圧から保護す
る。 【構成】増幅回路7に使用している正の高電圧および負
の低電圧電源よりもダイオード端子電圧段分以上動作範
囲内になるようにした2つの基準電圧を作成する定電圧
ダイオード3および抵抗5の直列回路、定電圧ダイオー
ド4および抵抗6の直列回路と、増幅回路7の入力端子
11に印加する電圧が2つの基準電圧から逸脱した過電
圧となる場合にグランド端子12に電流を流し、増幅回
路7の入力端子電圧が電源範囲を超えないようにするP
NPトランジスタ1およびNPNトランジスタ2を含ん
で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過電圧保護回路に関し、
特に増幅回路の入力端子を過電圧印加から保護する過電
圧保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の過電圧保護回路は、図2
に示すように、入力端子11が高電圧電源端子10を介
して供給される高電圧電源よりも高くなると電流が流れ
るダイオード8と、入力端子11が低電圧電源端子13
を介して供給される低電圧電源よりも低くなると電流が
流れるダイオード9とを有している。
【0003】入力端子11に、高電圧電源を超える過電
圧が印加されて増幅回路7に供給されるときには、ダイ
オード8から高電圧電源端子10の方に電流が流れ、増
幅回路7の入力端子11を電源電圧よりダイオード端子
電圧の1段分だけ高い電圧に抑える。
【0004】又、増幅回路7の低電圧電源より低い過電
圧が入力端子11に印加されると、低電圧電源端子13
からダイオード9を通して電流が流れ、増幅回路7の入
力端子11を低電圧電源よりダイオード1段分だけ低い
電圧に抑えることによって過電圧からの保護を行なって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の過電圧保護
回路は、増幅回路の入力端子が電源電圧よりもダイオー
ド1段分大きな電圧になるため、ダイオード1段分の電
圧を少しでも少なくするためにダイオードを特別に選択
したり、特別過電圧に弱い増幅回路は破壊するというよ
うな問題点があった。
【0006】本発明の目的は上述した問題点を解決し、
ダイオードの特別選択を不要とし、かつ増幅回路に対す
る過電圧印加を排除した過電圧保護回路を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の過電圧保護回路
は、正の高電圧および負の低電圧を電源とする増幅回路
の入力端子を過電圧から保護する過電圧保護回路におい
て、前記増幅回路に使用する高電圧電源よりも少なくと
もダイオード1段分の端子電圧だけ低い第1の電圧を生
成するとともに前記増幅回路に使用する低電圧電源より
も少なくともダイオード1段分の端子電圧だけ高い第2
の電圧を生成し、前記増幅回路の入力端子に前記第1の
電圧より高いかもしくは前記第2の電圧よりも低い電圧
が印加したときに、前記増幅回路の入力端子からグラン
ドに前記第1の電圧による電流を流すかもしくは前記増
幅回路の入力端子へグランドから前記第2の電圧による
電流を流すようにして前記増幅回路の入力端子の電圧を
前記高電圧および低電圧以内に保持して過電圧から保護
する構成を有する。
【0008】また本発明の過電圧保護回路は、前記増幅
回路の入力端子と前記第1の電圧および前記第2の電圧
間にそれぞれPNPおよびNPNトランジスタを配置
し、これらトランジスタのエミッタ端子と前記入力端子
とを接続し、コレクタ端子とグランドとを接続し、かつ
ベース端子はそれぞれ前記第1の電圧および第2の電圧
に接続して、前記入力端子に印加する過電圧から保護す
るものとした構成を有する。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例の過電圧保護回路の回路
図である。
【0010】図1において、増幅回路7の高電圧電源端
子10とグランド端子12との間に、抵抗5と定電圧ダ
イオード3から成る直列回路を接続し、かつ定電圧ダイ
オード3の端子間に高電圧電源端子10を介して受ける
高電圧よりもダイオード1段分低い第1の電圧を発生さ
せる。
【0011】また、増幅回路7の低電圧電源端子13と
グランド端子12との間に抵抗6と定電圧ダイオード4
から成る直列回路を接続し、定電圧ダイオード4の端子
間に低電圧電源端子13を介して受ける低電圧よりもダ
イオード1段分高い第2の電圧を発生させる。
【0012】さらに、PNPトランジスタ1を、エミッ
タ端子は増幅回路7の入力端子11に接続し、ベース端
子は定電圧ダイオード3のカソード側に接続し、コレク
タ端子を定電圧ダイオード3のアノード側に接続すると
ともに、グランド端子12に接続するようにして配置す
る。
【0013】一方、NPNトランジスタ2を、エミッタ
端子は増幅回路7の入力端子11に接続し、ベース端子
は定電圧ダイオード4のアノード側に接続し、コレクタ
端子は定電圧ダイオード4のカソード側に接続するとと
もにグランド端子12に接続するようにして配置する。
【0014】上述したように接続することにより、入力
端子11に高電圧電源端子10に加わる高電圧よりも高
い電圧が印加するとPNPトランジスタ1が動作し、入
力端子11からPNPトランジスタ1のエミッタを通
り、コレクタに電流が流れ、増幅回路7の入力端子11
を高電圧電源端子10に加わる高電圧以内に制限する。
【0015】同様にして、入力端子11に低電圧電源端
子13に加わる低電圧よりも低い電圧が印加されると、
NPNトランジスタ2が動作し、グランド端子12から
トランジスタ2のコレクタを通りエミッタを流れ、増幅
回路7の入力端子11を低電圧電源端子10に加わる低
電圧以内に制限する。
【0016】このようにして、ダイオードの特別選択を
不要として増幅回路の入力端子の印加電圧を高電圧電源
および低電圧電源の電圧範囲内に制限し、増幅回路に対
する過電圧印加を根本的に排除することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、増幅回路
に使用する電源電圧よりも少なくともダイオード1段分
低目の電圧を作り、この電圧を基準にして入力端子電圧
が規定電圧以内か比較し、固定をはずれていた場合には
電源電圧以内に入力端子電圧を抑圧することにより、ダ
イオードの特別選択を要することなく増幅回路を外部か
ら印加する過大電圧から保護することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の過電圧保護回路の回路図で
ある。
【図2】従来の過電圧保護回路の回路図である。
【符号の説明】
1 PNPトランジスタ 2 NPNトランジスタ 3,4 定電圧ダイオード 5,6 抵抗 7 増幅回路 8,9 ダイオード 10 高電圧電源端子 11 入力端子 12 グランド端子 13 低電圧電源端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の高電圧および負の低電圧を電源とす
    る増幅回路の入力端子を過電圧から保護する過電圧保護
    回路において、前記増幅回路に使用する高電圧電源より
    も少なくともダイオード1段分の端子電圧だけ低い第1
    の電圧を生成するとともに前記増幅回路に使用する低電
    圧電源よりも少なくともダイオード1段分の端子電圧だ
    け高い第2の電圧を生成し、前記増幅回路の入力端子に
    前記第1の電圧より高いかもしくは前記第2の電圧より
    も低い電圧が印加したときに、前記増幅回路の入力端子
    からグランドに前記第1の電圧による電流を流すかもし
    くは前記増幅回路の入力端子へグランドから前記第2の
    電圧による電流を流すようにして前記増幅回路の入力端
    子の電圧を前記高電圧および低電圧以内に保持して過電
    圧から保護することを特徴とする過電圧保護回路。
  2. 【請求項2】 前記増幅回路の入力端子と前記第1の電
    圧および前記第2の電圧間にそれぞれPNPおよびNP
    Nトランジスタを配置し、これらトランジスタのエミッ
    タ端子と前記入力端子とを接続し、コレクタ端子とグラ
    ンドとを接続し、かつベース端子はそれぞれ前記第1の
    電圧および第2の電圧に接続して、前記入力端子に印加
    する過電圧から保護するものとしたことを特徴とする請
    求項1記載の過電圧保護回路。
JP4054587A 1992-03-13 1992-03-13 過電圧保護回路 Expired - Lifetime JP2785568B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340253A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd アナログ入力の過電圧保護回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49106246U (ja) * 1972-12-28 1974-09-11

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JP4692084B2 (ja) * 2005-06-06 2011-06-01 富士電機システムズ株式会社 アナログ入力の過電圧保護回路

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JP2785568B2 (ja) 1998-08-13

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