JPH05259743A - Fm復調装置 - Google Patents

Fm復調装置

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JPH05259743A
JPH05259743A JP24420391A JP24420391A JPH05259743A JP H05259743 A JPH05259743 A JP H05259743A JP 24420391 A JP24420391 A JP 24420391A JP 24420391 A JP24420391 A JP 24420391A JP H05259743 A JPH05259743 A JP H05259743A
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JP
Japan
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signal
circuit
output
low
pass filter
Prior art date
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Application number
JP24420391A
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English (en)
Inventor
Keisuke Tanaka
中 啓 介 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な回路構成で、反転現象を防止するFM復
調装置を提供する。 【構成】入力FM映像信号に反転現象を生じさせるよう
な低域のサイドバンドの周波数成分を含むときには、ゼ
ロクロスポイントカウント時の基準レベル信号を上記F
M映像信号をローパスフィルタリングして得られる信号
に設定することにより、ノイズの増加を防止し、反転現
象を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、FM復調装置に関
し、特にVTR等の記録再生装置の高精度なFM復調を
可能とするFM復調装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、VTR等の記録再生装置におい
てFM変調された映像信号を復調するFM復調装置とし
ては、図3に示されるような構成が用いられている。F
M信号は、ハイパスフィルタ(HPF)11に入力さ
れ、高域成分のみが抽出されて遅延補正回路12に入力
される。FM信号は、またローパスフィルタ(LPF)
14で低域成分のみが抽出されて加算回路15に供給さ
れる。遅延補正回路12は、ローパスフィルタ14によ
る時間遅延を補正するためにハイパスフィルタ11の出
力信号を所定時間遅延する。こうして、遅延補正された
信号は、振幅制限回路13で振幅が制限された後、加算
回路15にてローパスフィルタ14からの出力信号と加
算される。加算回路15で加算された加算信号は、振幅
制限回路16で更に振幅制限されて反転を防止し、パル
スカウンタ回路17で一定基準レベルに基づくゼロクロ
スポイントをカウントし、パルスカウントにて復調信号
を出力する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】さて、FM信号である
画像が黒から白に急激に変化するような信号である場合
には、低域成分と高域成分が同一レベルで含まれ、高域
成分のゼロクロスポイントが無視されてしまい、いわゆ
る反転現象が生じ、正確なFM復調が不可能となってし
まう。すなわち、図4に示すごとく、低域成分は基準レ
ベルと正確にゼロクロスするが、高域成分については、
H1点やH2点で本来ゼロクロスすべきなのにもかかわ
らずゼロクロスせず、これら高域成分については正しく
パルスカウントされないことになる。その結果、精度の
低いFM復調しか得られない。ところで、上述のよう
に、従来のFM復調装置は、FM信号をハイパスフィル
タ11とローパスフィルタ14でフィルタリングし、高
域成分と低域成分とを分離し、低域成分と、振幅制限し
た高域成分とを加算した後に更に振幅制限し、パルス
(ゼロクロス点)をカウントする装置であった。しかし
ながら、かかる従来のFM復調装置は、ハイパスフィル
タとローパスフィルタが必要であるため位相歪が増加す
るという問題だけでなく、振幅制限回路も2つ必要とす
るため構成が複雑化するという問題もある。 【0004】そこで、この発明の目的は、簡易な回路構
成で、反転現象を防止するFM復調装置を提供すること
にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この発明によるFM復調装置は、FM信号を入力
し、低域のサイドバンドが反転現象を起こす周波数成分
のみを出力するローパスフィルタと、このローパスフィ
ルタの出力レベルを可変調整する可変減衰回路と、前記
ローパスフィルタと可変減衰回路の処理に起因する時間
遅れを補正する遅延補正回路と、前記可変減衰回路から
の出力を基準レベルとして前記遅延補正回路の出力信号
とのゼロクロス点を出力する差動入力リミッタと、前記
差動リミッタの出力パルスをカウントするパルスカウン
ト回路と、を備えて構成される。 【0006】 【作用】この発明では、入力FM映像信号に反転現象を
生じさせるような低域のサイドバンドの周波数成分を含
むときには、ゼロクロスポイントカウント時の基準レベ
ル信号を上記FM映像信号をローパスフィルタリングし
て得られる信号に設定することにより、ノイズの増加を
防止し、反転現象を防止している。 【0007】 【実施例】次に、この発明について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明によるFM復調装置の一実
施例を示す構成ブロック図である。FM信号は、ローパ
スフィルタ(LPF)1に入力され、低域のサイドバン
ドが上記反転現象を生じさせる周波数成分のみが通過し
て出力される。ローパスフィルタ1の出力は、可変減衰
回路2でレベル調整される。遅延補正回路3は、ローパ
スフィルタ1と可変減衰回路2による処理時間遅れを補
正する。差動入力リミッタ4は、遅延補正回路3で補正
されたFM信号から、可変減衰回路2からの減衰出力信
号を減算する。この減算出力をパルスカウンタ回路5で
カウントして復調出力(元の映像信号)を得る。 【0008】さて、図1の回路において、通常反転現象
を起こさないようなFM映像信号が入力されると、ロー
パスフィルタ1には出力が生ぜず、差動入力リミッタの
−端子には一定基準レベル信号が入力される。したがっ
て、差動入力リミッタ4は正常に動作し、遅延補正回路
3の出力の確実なゼロクロスポイントが得られ、正確な
FM復調が可能となる。一方、黒から白に急激に立ち上
がるような映像信号のように、周波数が高く、エンファ
シスのクリップ付近などのようにサイドバンドが広がっ
ている場合には、ローパスフィルタ1には出力が現れ、
可変減衰回路2でレベルが減衰された信号が差動入力リ
ミッタ4の−端子に供給される。この−端子への信号は
ゼロクロスポイントを定める基準レベルであり、したが
って、図4に示すような高域成分についても確実なゼロ
クロス点が得られ、反転現象が防止される。 【0009】図2には、図4と同様なFM映像信号につ
いてのゼロクロスポイントカウント動作例についての波
形図が示されている。図2の(A)は、差動入力リミッ
タ4の+端子に入力される黒から白への急激な変化を含
むFM映像信号を示す。また(B)は、差動入力リミッ
タ4の−端子に供給される基準レベル信号を示し、ロー
パスフィルタ1の出力がない場合には一定レベルの直流
成分であり、出力があるときにはS区間のように、FM
映像信号の高周波成分の変化に対応してそのレベルが変
化している。その結果、対応する区間Hでの高域成分に
ついても正しくゼロクロスポイントが得られる。尚、可
変減衰器2によるローパスフィルタ1の出力信号のレベ
ル調整によってFM復調動作を最適化できる。 【0010】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によるF
M復調装置は、入力FM映像信号に反転現象を生じさせ
るような低域のサイドバンドの周波数成分を含むときに
は、ゼロクロスポイントカウント時の基準レベル信号を
上記FM映像信号をローパスフィルタリングして得られ
る信号に設定しているので、通常の映像信号の場合にF
M信号の高域を強調しない。したがって、ノイズが増加
せず、反転現象を防止でき、また回路構成も簡単であ
り、高精度なFM復調が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明によるFM復調装置の一実施例を示す
ブロック図である。 【図2】図1の実施例動作を説明するための波形タイミ
ング図である。 【図3】従来のFM復調装置のブロック図である。 【図4】従来の反転防止を行っていないFM復調装置の
動作を説明するための波形タイミング図である。 【符号の説明】 1,14 ローパスフィルタ 2 可変減衰回路 3,12
遅延補正回路 4 差動入力リミッタ 5,17
パルスカウンタ回路 11 ハイパスフィルタ 13,16
振幅制限回路 15 加算回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 FM信号を入力し、低域のサイドバンドが反転現象を起
    こす周波数成分のみを出力するローパスフィルタと、 このローパスフィルタの出力レベルを可変調整する可変
    減衰回路と、 前記ローパスフィルタと可変減衰回路の処理に起因する
    時間遅れを補正する遅延補正回路と、 前記可変減衰回路からの出力を基準レベルとして前記遅
    延補正回路の出力信号とのゼロクロス点を出力する差動
    入力リミッタと、 前記差動リミッタの出力パルスをカウントするパルスカ
    ウント回路と、 を備えて成ることを特徴とするFM復調装置。
JP24420391A 1991-08-30 1991-08-30 Fm復調装置 Pending JPH05259743A (ja)

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