JPH05259534A - 放電励起レーザにおける電子密度測定方法及び装置 - Google Patents

放電励起レーザにおける電子密度測定方法及び装置

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JPH05259534A
JPH05259534A JP4050840A JP5084092A JPH05259534A JP H05259534 A JPH05259534 A JP H05259534A JP 4050840 A JP4050840 A JP 4050840A JP 5084092 A JP5084092 A JP 5084092A JP H05259534 A JPH05259534 A JP H05259534A
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JP
Japan
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laser
discharge
electron density
resonance
mirrors
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Application number
JP4050840A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Tatsukawa
美紀 達川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05259534A publication Critical patent/JPH05259534A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で小型化された装置を使用して、簡
便に放電励起レーザの電子密度測定を行うことのできる
電子密度測定方法及び装置を提供する。 【構成】プローブレーザ1のレーザ光は、ミラー14,
15で反射して、放電励起レーザの共振鏡11から共振
器内に入射する。共振器内に入射したレーザ光は、共振
鏡11と共振鏡12の間を多重反射しながら放電部13
を繰り返し通過し、共振鏡12から出射する。出射した
多重干渉光は、光強度検出器5でその干渉光強度が測定
される。放電励起レーザ自身の共振鏡11,12がファ
ブリ・ペロー干渉計の干渉鏡の役割を果たし、共振鏡1
1,12による多重干渉光の強度変化を測定することに
より、放電部13内の電子密度変化を光学的共振器長の
変化として測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電励起レーザの電子
密度測定方法及び装置に関し、特に光学的干渉測定法を
利用した電子密度測定方法及び装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、放電励起レーザにおける電子密
度の測定には、プローブレーザとして赤外レーザを用い
た、マッハツェンダー干渉法、マイケルソン干渉法など
の2光束干渉法が用いられている。
【0003】図5に、従来から用いられている電子密度
測定方法の一例を示す。即ち、プローブレーザ1のレー
ザ光は、分離光学系2によって2光束に分けられ、一方
は電子密度の被測定部3を通過する測定光路を通り、他
方は参照光路を通る。別々の光路を通った2光束は結合
光学系4によって再び重畳され、光強度検出器5で2光
束の干渉光が計測される。干渉光の強度は、測定光路と
参照光路の光学的な光路長差の変化に依存して変化する
ため、干渉光の強度変化を測定することによって電子密
度変化を測定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の放電励起レーザの電子密度測定方法は、測定光路と
参照光路との2つの光路を必要とするため、光学系が複
雑になると言う問題点が有る。特に、このような複雑な
測定光学系のために、新たな設置面積が必要となり、ま
た測定系が大きく複雑になるにつれ光学系の調整が困難
になるという欠点がある。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の欠点を
解消するために提案されたものであり、本発明の目的
は、簡単な構成で小型化された装置を使用して、簡便に
放電励起レーザの電子密度測定を行うことのできる電子
密度測定方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の電子密度測定方法は、放電励起レーザ
の共振鏡を干渉鏡としたファブリ・ペロー干渉計を構成
し、このファブリ・ペロー干渉計における干渉出力光の
強度変化を測定することにより、電子密度変化を測定す
ることを特徴とする。
【0007】また、請求項2の電子密度測定装置は、請
求項1の方法を可能とするため、放電励起レーザの共振
部を構成する放電部とそれを挟んで対向配置された一対
の共振鏡とから成る放電励起レーザの共振部と、レーザ
光を発射するプローブレーザと、プローブレーザからの
レーザ光を前記一対の共振鏡の間に導く導光手段と、前
記共振鏡間で多重反射された干渉出力光の強度変化を検
出する光強度検出器とを備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上のような構成を有する請求項1及び請求項
2の発明では、放電励起レーザにおける電子密度を測定
する場合、レーザ共振鏡がファブリ・ペロー干渉計の干
渉鏡の役割を果たすため、その干渉光の強度変化を測定
することにより、電子密度変化を光学的共振器長の変化
として測定することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図1から図4を参
照して説明する。なお、従来型と同一の部材には、同一
の符号を付して、説明は省略する。
【0010】(1)第1実施例…図1 第1実施例においては、レーザ光を発射するプローブレ
ーザ1と光強度検出器5との間に、放電励起レーザ自身
を構成する共振器が設けられている。この共振器は、放
電部13を挟んで一定の間隔を持って配置された対向す
る2つの共振鏡11,12から構成されている。このう
ち入射側の共振鏡11は、反射用のミラー14,15を
介して、プローブレーザ1に対向し、出射側の共振鏡1
2は、光強度検出器5に対向している。
【0011】このような構成を有する第1実施例におい
て、プローブレーザ1のレーザ光は、ミラー14,15
で反射して、放電励起レーザの共振鏡11から共振器内
に入射する。共振器内に入射したレーザ光は、共振鏡1
1と共振鏡12の間を多重反射しながら放電部13を繰
り返し通過し、共振鏡12から出射する。出射した多重
干渉光は、光強度検出器5でその干渉光強度が測定され
る。この様に、放電励起レーザ自身の共振鏡11,12
がファブリ・ペロー干渉計の干渉鏡の役割を果たし、共
振鏡11,12による多重干渉光の強度変化を測定する
ことにより、放電部13内の電子密度変化を光学的共振
器長の変化として測定することができる。
【0012】(2)第2実施例…図2 第2実施例では、放電励起レーザの共振器を構成する2
つの共振鏡のうち一方の共振鏡12が、光強度検出器5
に対向して設けられ、この共振鏡12と光強度検出器5
との間に、ビームスプリッター21が設けられている。
このビームスプリッター21とプローブレーザ1との間
には、ビームスプリッター21に対してレーザ光を導く
ミラー14が設けられている。
【0013】このような構成を有する第2実施例におい
ては、プローブレーザ1から出射されミラー14で反射
したレーザ光は、その一部がビームスプリッター21で
反射し、共振鏡12から放電励起レーザの共振器内に入
射する。そして、共振鏡12から出射した多重干渉光の
一部は、ビームスプリッター21を透過して光強度検出
器5で干渉光強度が測定される。
【0014】(3)第3実施例…図3 第3実施例は、共振器内における共振鏡11と放電部1
3との間にビームスプリッター22を配置したものであ
る。この第3実施例では、プローブレーザ1からのレー
ザ光は、ビームスプリッター22から共振器内に入射
し、共振器11,12間を多重反射することにより放電
部13を繰り返し通過し、その後共振鏡12より出射
し、光強度検出器5によって、その干渉光強度が検出さ
れる。
【0015】(4)第4実施例…図4 第4実施例は、前記第3実施例と同様に、共振器におけ
る共振鏡11と放電部13との間にビームスプリッター
22を配置したものであって、このビームスプリッター
22から干渉光を共振器外部に取り出して、光強度検出
器5で測定するものである。
【0016】
【発明の効果】この様に本発明によれば、放電励起レー
ザの共振部をそのままファブリ・ペロー干渉計の干渉鏡
の役割を果たすように構成したので、電子密度測定のた
めに新たな光学系を配設することなく、簡便に放電励起
レーザの電子密度測定を行うことが可能である。その結
果、装置の構造の簡略化、小型化が可能となり、また、
光学系の簡略化により測定誤差も減少し、精度の高い電
子密度の測定も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の第3実施例を示すブロック図。
【図4】本発明の第4実施例を示すブロック図。
【図5】従来の電子密度測定方法及びその装置を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
1…プローブレーザ 5…光強度検出器 11,12…共振鏡 13…放電部 14,15…ミラー 21,22…ビームスプリッター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電励起レーザの放電部を挟んで配置され
    た一対の共振鏡を干渉鏡としてファブリ・ペロー干渉計
    を構成し、前記共振鏡間からの干渉出力光の強度変化を
    測定することにより、放電部の電子密度変化を測定する
    ことを特徴とする放電励起レーザにおける電子密度測定
    方法。
  2. 【請求項2】放電励起レーザの共振部を構成する放電部
    とそれを挟んで対向配置された一対の共振鏡とから成る
    放電励起レーザの共振部と、レーザ光を発射するプロー
    ブレーザと、プローブレーザからのレーザ光を前記一対
    の共振鏡の間に導く導光手段と、前記共振鏡間で多重反
    射された干渉出力光の強度変化を検出する光強度検出器
    とを備えていることを特徴とする放電励起レーザにおけ
    る電子密度測定装置。
JP4050840A 1992-03-09 1992-03-09 放電励起レーザにおける電子密度測定方法及び装置 Pending JPH05259534A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108559A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Denso Corp 線材及びその作製方法、コア及びその作製方法
KR100867632B1 (ko) * 2006-12-22 2008-11-10 한국표준과학연구원 다중 광로 레이저 광감쇠를 이용한 미세 입자의 밀도 측정시스템
CN102252614A (zh) * 2010-05-17 2011-11-23 中国计量科学研究院 声学共鸣腔特征长度测量装置

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