JPH05258525A - 磁気ディスク装置及び組立方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及び組立方法

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JPH05258525A
JPH05258525A JP5857692A JP5857692A JPH05258525A JP H05258525 A JPH05258525 A JP H05258525A JP 5857692 A JP5857692 A JP 5857692A JP 5857692 A JP5857692 A JP 5857692A JP H05258525 A JPH05258525 A JP H05258525A
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JP
Japan
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disk
head
magnetic
compression
compression means
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JP5857692A
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Inventor
Akihiko Yamaguchi
昭彦 山口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立が容易な磁気ディスク装置及び組立方法
に関し、小型化/大容量化に対応できる磁気ディスク装
置及び組立方法を提供することを目的とする。 【構成】 1)複数のディスク3を弾性材の所定厚さの
第1のスペーサ5を介して第1のスピンドル部10に積層
し第1の圧縮手段12で圧縮したディスク組立部1と、ヘ
ッド4を持つスプリング20を保持する複数のアーム21を
弾性材の所定厚さの第2のスペーサ6を介して第2のス
ピンドル部22に積層し第2の圧縮手段7で圧縮したアク
チュエータ部2とを備えた。2)第1の圧縮手段12及び
第2の圧縮手段23の圧縮を緩めて第1のスペーサ5及び
第2のスペーサ6の復元力で間隔を広げ、ヘッド4間隔
にディスク3を挿入した後、再び圧縮する。3)ディス
クが一枚の時は第2の圧縮手段23の圧縮を緩めて、アー
ム21の間隔を広げ、ヘッド4の間隔にディスク3を挿入
した後、第2の圧縮手段23で圧縮する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に係
り、特に磁気ディスクに磁気ヘッドを対向させる組立作
業を容易にすることができる磁気ディスク装置及びその
組立方法に関するものである。
【0002】近来、磁気ディスクに磁気ヘッドによって
情報の書込み/読取りを行う磁気ディスク装置がコンピ
ュータの周辺機として広く使用されている。このような
装置は、磁気ディスクの小型化及び大容量化の進行によ
り、積層される磁気ディスクの間隔が縮小され、且つ磁
気ディスクも薄くなり、これに連れて先端に磁気ヘッド
を有するスプリングアームの間隔も狭くなって、磁気デ
ィスクと磁気ヘッドを対向させる組立作業の作業性が悪
くなっているので、作業性を高める方法が望まれてい
る。
【0003】
【従来の技術】磁気ディスク装置については、本出願人
による特願平03−006055号に記載されている
が、以下に図9及び図10により従来例を説明する。
【0004】図9(a) 及び(b) は磁気ディスク装置の側
面図及び平面図である。図9(a) に示すように、磁気デ
ィスク装置は、ディスク組立部1a及びアクチュエータ部
2aで構成されている。
【0005】ディスク組立部1aは、複数の磁気ディスク
3a,3b,─を下端にフランジ部100 を有するスピンドル10
aに間隔リング11a,11b,─を介して等ピッチで積層して
取り付け、上端でディスククランプ12aによって押えて
いる。またスピンドル10aはベアリング13a,13b を介し
て軸14に嵌合し、モータMの回転によるスピンドル10a
の駆動により磁気ディスク3a,3b が回転する。
【0006】アクチュエータ部2aは、先端に磁気ヘッド
4a,4b,─を搭載した複数のスプリング20a,20b,─の後端
が、夫々アーム21a,21b,─の先端の上下面に夫々固定さ
れ、アーム21a,21b,─は下端にフランジ部220 を有する
スピンドル22aに間隔リング11A,11B,─を介して等ピッ
チで積層して取り付け、上端でアームクランプ23aによ
って押さえている。
【0007】またスピンドル22aはベアリング24a,24b
を介して軸25に嵌合し、下端が図示省略したモータに連
結している。そして各磁気ディスク3a,3b,─の面に対応
して、磁気ヘッド4a,4b,─が配設されている。
【0008】従って図9(b) に示すように、アクチュエ
ータ部2aが矢印A、B方向に往復回動することにより、
スプリング20a,20b,─の先端の磁気ヘッド4a,4b,─が磁
気ディスク3a,3b,─の半径方向に往復駆動され、目的の
トラックにシークされる。
【0009】上記のディスク組立部1aの磁気ディスク3
a,3b,─の間隔内に、アクチュエータ部2aのスプリング2
0a,20b,─の先端の磁気ヘッド4a,4b,─を夫々対応させ
て挿入するには、図10に示すように、2個ずつのスプリ
ング(例えばアーム21aの先端上下面に固定した20a,20
b)の間隔を狭めるように、図示していない押え工具 (例
えば櫛歯形状のヘッドクリップ) で夫々押さえて、先端
の磁気ヘッド4a,4b,─から挿入する。挿入後、押え工具
を外して組み立ては完了する。
【0010】上記例では複数の磁気ディスク3a,3b,─を
有する磁気ディスク装置の場合を説明したが、一枚の磁
気ディスクを備えた磁気ディスク装置もある。この場合
には、図示していないが、1枚の磁気ディスクの表裏に
磁気ヘッドが対向するので、ヘッドクリッパにより磁気
ヘッド間隔を広げて、その間隔に磁気ディスクを挿入す
ることにより組み立てされる。
【0011】また次のような異なる従来例(1) 〜(3) が
ある。異なる従来例(1) として、特開平2−19208
3号公報に、積層した磁気ディスク及びスペーサの内側
面に弾性部材を挿入した構造が記載されている。
【0012】異なる従来例(2) として、特開平2−23
9484号公報に、磁気ディスクの内周部を下方より鍔
で支承し、上面よりばね手段で押圧する保持機構が記載
されている。
【0013】異なる従来例(3) として、特平3−587
81号公報に、ディスクを弾性材で成る間隔部材で挟ん
で圧縮部材で間隔部材を圧縮する機構が記載されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、磁気ディスクの間隔内に磁気ヘッドを搭載したスプ
リングを挿入するのに、2個ずつの上下のスプリングの
間隔を狭めるように押えながら行われるが、最近のよう
に装置の大容量化が進むに連れて、磁気ディスクの枚数
を増加させる方向にあり、しかも小型化の要請により磁
気ディスクの厚さが薄くなってきたので、磁気ディスク
の間隔が狭くなり、当然アーム間隔も狭くなって、磁気
ディスクに磁気ヘッドを対向させる挿入作業が著しく困
難になってきた。
【0015】また一枚の磁気ディスクを備えた磁気ディ
スク装置の場合にも、磁気ディスクの厚さが薄くなるに
連れて、アーム間隔が狭くなり、磁気ディスクに磁気ヘ
ッドを対向させる挿入作業が著しく困難になってきた。
という問題点がある。
【0016】また異なる従来例(1) の方法は、熱膨張を
弾性部材によって吸収するものである。異なる従来例
(2) の方法は、磁気ディスクに過大な押圧力を加えずに
クランプして変形や破損を防止するものである。
【0017】異なる従来例(3) の方法は、間隔部材の弾
性によりディスクに過大な押圧力を加えないように、ま
た熱膨張を吸収して歪の発生を防止するものである。従
って異なる従来例(1) 〜(3) はいずれも磁気ディスク間
隔及びアーム間隔には関係なく、上記と同様の問題点が
ある。
【0018】本発明は、磁気ディスクの間隔及びアーム
の間隔が小さくなっても、磁気ディスクに磁気ヘッドを
容易に対向させることができ、小型化及び大容量化の要
請に応えることができる磁気ディスク装置及び組立て方
法を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は本発明の
原理図(その1)及び(その2)で、(a) は請求項1に
対応する側面図、(b) は請求項2に対応する説明図、
(c) は請求項3に対応する説明図である。 1)請求項1に対応する手段 図1(a) において、3はディスク、10は第1のスピンド
ル部、12は第1の圧縮手段、22は第2のスピンドル部、
23は第2の圧縮手段、5はディスク組立部1に設けら
れ、弾性材で形成された所定厚さの第1のスペーサ、1
は複数のディスク3を第1のスペーサ5を介して第1の
スピンドル部10に積層搭載して、第1の圧縮手段12によ
って圧縮したディスク組立部、4はアクチュエータ部2
に設けられ、ディスク3面に情報を記録或いは再生する
ヘッド、20はアクチュエータ部2に設けられ、ヘッド4
を搭載したスプリング、21はアクチュエータ部2に設け
られ、スプリング20を保持するアーム、6はアクチュエ
ータ部2に設けられ、弾性材で形成された所定厚さの第
2のスペーサ、2は複数のアーム21を第2のスペーサ6
を介して第2のスピンドル部22に積層搭載して第2の圧
縮手段23によって圧縮したアクチュエータ部である。
【0020】従って複数のヘッド4をディスク3の各面
に夫々対向せしめるように構成されている。 2)請求項2に対応する手段 図1(b) において、3はディスク、10は第1のスピンド
ル部、12は第1の圧縮手段、22は第2のスピンドル部、
23は第2の圧縮手段、5はディスク組立部1に設けら
れ、弾性材で形成された所定厚さの第1のスペーサ、1
は複数のディスク3を第1のスペーサ5を介して第1の
スピンドル部10に積層搭載して、第1の圧縮手段12によ
って圧縮したディスク組立部、4はアクチュエータ部2
に設けられ、磁気ディスク3面に情報を記録或いは再生
するヘッド、20はアクチュエータ部2に設けられ、ヘッ
ド4を搭載したスプリング、21はアクチュエータ部2に
設けられ、スプリング20を保持するアーム、6はアクチ
ュエータ部2に設けられ、弾性材で形成された所定厚さ
の第2のスペーサ、2は複数のアーム21を第2のスペー
サ6を介して第2のスピンドル部22に積層搭載して第2
の圧縮手段23によって圧縮したアクチュエータ部であ
る。
【0021】従って第1の圧縮手段12及び第2の圧縮手
段23による圧縮を緩めて、複数のディスク3の間隔及び
複数のアーム21の間隔を広げ、ヘッド4の間隔内にディ
スク3を挿入した後、再び第1の圧縮手段12及び第2の
圧縮手段23により圧縮するように構成されている。 3)請求項3に対応する手段 図2(c) において、3はディスク、10は第1のスピンド
ル部、22は第2のスピンドル部、23は第2の圧縮手段、
1は第1のスピンドル部10にディスク3を搭載したディ
スク組立部、4はアクチュエータ部2に設けられ、ディ
スク3面に情報を記録或いは再生するヘッド、20はアク
チュエータ部2に設けられ、ヘッド4を搭載したスプリ
ング、21はアクチュエータ部2に設けられ、スプリング
20を保持するアーム、6はアクチュエータ部2に設けら
れ、弾性材で形成された所定厚さの第2のスペーサ、2
は複数のアーム21を第2のスペーサ6を介して第2のス
ピンドル部22に積層搭載して第2の圧縮手段23によって
圧縮したアクチュエータ部である。
【0022】従って第2の圧縮手段23による圧縮を緩め
て、複数のアーム21の間隔を広げ、ヘッド4の間隔内に
ディスク3を挿入した後、再び第2の圧縮手段23により
圧縮するように構成されている。
【0023】
【作用】
1)請求項1に対応する作用 ディスク組立部1のディスク3の間隔の間にアクチュエ
ータ部2のヘッド4を挿入して組み立てる時に、ディス
ク組立部1及びアクチュエータ部2の第1の圧縮手段12
及び第2の圧縮手段23による圧縮を夫々緩めると、スペ
ーサ5の弾性による復元力で複数のディスク3の間隔及
び複数のアーム21の間隔が夫々広がり、ヘッド4をディ
スク3の間隔内に容易に挿入することができる。
【0024】従って小型化により磁気ディスク3の間隔
及びアーム21の間隔が縮小しても、また大容量化による
ディスク3の厚さの減少や枚数の増加でディスク3の間
隔及びアーム21の間隔が縮小しても組み立てが容易で作
業性が向上し、小型化及び大容量化の要請に応えること
ができる。 2)請求項2に対応する作用 ディスク組立部1のディスク3の間隔の間にアクチュエ
ータ部2のヘッド4を挿入して組み立てる時は、まずデ
ィスク組立部1及びアクチュエータ部2の第1の圧縮手
段12及び第2の圧縮手段23による圧縮を夫々緩めると、
第1のスペーサ5及び第2のスペーサ6の弾性による復
元力で複数のディスク3の間隔及び複数のアーム21の間
隔が夫々広がる。
【0025】そこでヘッド4を磁気ディスク3の間隔内
に挿入して、ディスク3の面にヘッド4を対向させた後
に、再び第1の圧縮手段12及び第2の圧縮手段23によっ
て圧縮すると、ディスク組立部1とアクチュエータ部2
の組み立てが完了する。
【0026】このようにして、容易にヘッド4を磁気デ
ィスク3の間隔内に挿入することができるので、組み立
ての作業性が向上し、小型化及び大容量化の要請に応え
ることができる。 3)請求項3に対応する作用 ディスク組立部1のディスク3をアクチュエータ部2の
ヘッド4の間隔に挿入させて組み立てる時は、まずアク
チュエータ部2の第2の圧縮手段23による圧縮を夫々緩
めると、第2のスペーサ6の弾性による復元力で複数の
アーム21の間隔が夫々広がる。
【0027】そこでヘッド4の間隔にディスク3を挿入
して、ディスク3の面にヘッド4を対向させた後に、再
び第2の圧縮手段23によって圧縮すると、ディスク組立
部1とアクチュエータ部2の組み立てが完了する。
【0028】このようにして、容易にヘッド4の間隔に
ディスク3を挿入することができるので、ディスク3の
厚さが薄くなり、これに連れてアーム21の間隔が狭くな
っても組み立てが容易になって作業性が向上し、小型化
の要請に応えることができる。
【0029】
【実施例】図3〜図5により従来例で説明した磁気ディ
スク装置に本発明を適用した一実施例(請求項1及び請
求項2に対応する)を説明する。全図を通じて同一符号
は同一対象物を示す。
【0030】図3の皿ばね座金5a,5b,─、皿ばね座金6
a,6b,─、スピンドル10a、ディスククランプ12a、ス
ピンドル22a及びアームクランプ23aは、図1(a) 及び
(b) の第1スペーサ5、第2のスペーサ6、第1のスピ
ンドル部10、第1の圧縮手段12、第2のスピンドル部及
び第2の圧縮手段23に夫々対応している。
【0031】図3の側面図に示すように、ディスク組立
部1bは、複数の磁気ディスク3a,3b,─をスピンドル10a
に所定サイズの皿ばね座金5a,5b,─を介して積層して取
り付け、上端でディスククランプ12aによって皿ばね座
金5a,5b,─を圧縮して押えている。
【0032】またアクチュエータ部2bは、アーム21a,21
b,─をスピンドル22aに所定サイズの皿ばね座金6a,6b,
─を介して積層して取り付け、上端でアームクランプ23
aによって皿ばね座金6a,6b,─を圧縮して押えている。
【0033】皿ばね座金5a,5b,─及び皿ばね座金6a,6b,
─は、常態では例えば皿ばね座金5a,5b,─を図5(a) に
示すように、常態では断面が台形で所定の厚さT1を有
し、ディスククランプ12a(皿ばね座金6a,6b,─はアー
ムクランプ23a)で圧縮した時は、図5(b) に示すよう
に、平坦な板状で所定の厚さT2となる。
【0034】従って寸法差は、T1−T2=ΔT となる。皿
ばね座金6a,6b,─については、サイズが異なっても常態
時と圧縮時の寸法差は、同様にΔT になるように設定さ
れている。
【0035】そして圧縮によって組み立て後の磁気ディ
スク3a,3b,─の間隔及びアーム21a,21b,─の間隔が所定
寸法になるように、また圧縮を緩めた時、即ち、ΔT だ
け広がった時の磁気ディスク3a,3b,─の間隔及びアーム
21a,21b,─の間隔が後述する組み立てが容易な間隔寸法
になるように設定されている。
【0036】またアクチュエータ部2bの最下位のアーム
の下に皿ばね座金6a,6b,─とは復元寸法が異なる皿ばね
座金60が挿入されている。これはディスククランプ12a
及びアームクランブ23aを緩めた時に各アームの中心を
磁気ディスク間隔の中心に位置させるように復元寸法が
設定されている。
【0037】このような構成を有するので、図4(a) に
示すように、ディスク組立部1bの磁気ディスク3a,3b,─
の間隔の間にアクチュエータ部2bの磁気ヘッド4a,4b,─
を挿入する時に、図4(b) に示すように、ディスククラ
ンプ12a及びアームクランプ23aを夫々緩めると、皿ば
ね座金5a,5b,─及び皿ばね座金6a,6b,─の弾性の復元力
で磁気ディスク3a,3b,─の間隔及びアーム21a,21b,─の
間隔が夫々広がる。
【0038】そこで従来例で説明した方法と同様に、2
個ずつのスプリング(例えばアーム21aの先端上下面に
固定したスプリング20a,20b)の間隔を狭めるように、図
示していないが例えば櫛歯形状のヘッドクリッパで夫々
押さえて、先端の磁気ヘッド4a,4b,─から挿入する。挿
入後、ヘッドクリッパを外すと、図4(c) に示すように
なる。
【0039】そこで磁気ディスク3a,3b,─の間隔及びア
ーム21a,21b,─の間隔は夫々広がった状態にあるので、
ディスククランプ12a及びアームクランプ23aを締め付
けることにより、図3に示したように組み立てが完了す
る。
【0040】このようにして、磁気ヘッド4a,4b,─を搭
載したスプリング20a,20b,─を磁気ディスク3a,3b,─の
間隔に容易に挿入することができる。従って小型化によ
り磁気ディスク3a,3b,─の間隔及びアーム21a,21b,─の
間隔が縮小しても、また大容量化により磁気ディスク3
a,3b,─の厚さの減少や枚数の増加で磁気ディスク3a,3
b,─の間隔及びアーム21a,21b,─の間隔が縮小しても組
み立てが容易になって作業性が向上し、小型化及び大容
量化の要請に応えることができる。
【0041】上記例では、磁気ディスク3a,3b,─の間、
及びアーム21a,21b,─の間に挿入する弾性材で形成され
たスペーサを皿ばね座金5a,5b,─,6a,6b, ─とした場合
を説明したが、他の方法としても良く、例えば図6(a)
及び(b) に示す異なる実施例(1) 及び(2) としても良
い。
【0042】即ち、図6(a) は、ばね座金5a′,5b ′,
─,6a ′,6b ′, ─を使用し、図5(b) は、複数のコイ
ルばね7a〜7d,7A 〜7Dで連結された間隔板8a,8b,8A,8B
から成るばね入りスペーサ5A,5B,─,6A,5B, ─としたも
のであり、作用は上記実施例と同様である。
【0043】また上記例では皿ばね座金、ばね座金、或
いはばね入りスペーサを単独で使用する場合を説明した
が、従来例で説明した間隔リング11a,11b,─,11A,11B,
─の厚さを薄くして皿ばね座金等と併用する方法として
も良い。
【0044】即ち、図7の異なる実施例(3) において、
ディスク組立部1c及びアクチュエータ部2cは、間隔リン
グ11a′,11b′,11A′,11B′, ─と皿ばね座金5a″,5b
″,6a ″,6b ″─を併用した例を示しており、作用は
上記実施例と同様である。
【0045】また図8に異なる実施例(4)(請求項3に対
応する)を示す。図8が図3及び図7で説明した実施例
及び異なる実施例(3) と異なるのは、図3及び図7が複
数枚の磁気ディスクを備えた装置の場合であるが、図8
では磁気ディスクが1枚の装置の場合である。
【0046】これは前述の如く磁気ディスクの厚さが薄
くなって、アーム間隔が狭くなるに連れて組み立ての作
業性が低下するので、これに対処するものである。図8
に示すように、ディスク組立部1dは、スピンドル10bに
磁気ディスク3aが搭載されてディスククランプ12bで締
め付けられ、アクチュエータ部2dは、アーム21a′,21
b′の間に間隔リング11A ′及び皿ばね座金6a″が挿入
されてアームクランプ23bで締め付けられている。また
図示していないが、スピンドル10b,22bの下方に夫々
を回転させるモータが設けられている。
【0047】磁気ディスク3aの下に皿ばね座金50が挿入
されており、皿ばね座金50はディスククランプ12a及び
アームクランプ23aを緩めた時に、アーム21a ′,21b′
の間隔の中心に磁気ディスク3aの中心がくるように復元
寸法が設定されている。
【0048】また13c,13b,24a,24b はベアリング、14a,
25a は軸、20b,20c はスプリング、100a,220a はフラン
ジ部を示す。このような構成を有するので、ディスクク
ランプ12b及びアームクランプ23bを緩めると、皿ばね
座金50,6a ″の復元力によりアーム21a′,21b′の間隔
が広がる。そこでスプリング20b′,20c′の先端間隔、
即ち、磁気ヘッド4b′,4c ′の間隔を、図示していない
ヘッドクリッパによって広げて、その間隔に磁気ディス
ク3aを挿入する。
【0049】挿入後、ヘッドクリッパを外して、ディス
ククランプ12b及びアームクランプ23bを締め付ける
と、組み立てが完了する。従って磁気ディスク3aの厚さ
が薄くなってアーム21a′,21b′の間隔が縮小しても組
み立てが容易になって作業性が向上し、小型化の要請に
応えることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1及び請求項2では、ディスクを弾性材で形成した
所定厚さの第1のスペーサを介して第1のスピンドル部
に積層搭載して、第1の圧縮手段によって圧縮したディ
スク組立部と、アームを弾性材で形成した所定厚さの第
2のスペーサを介して第2のスピンドル部に積層搭載し
て第2の圧縮手段によって圧縮したアクチュエータ部と
で構成し、各ヘッドをディスクの各面に対向せしめたデ
ィスク装置において、ディスク組立部とアクチュエータ
部を組み立てる時に、第1の圧縮手段及び第2の圧縮手
段の圧縮を緩めて、ディスクの間隔及びアームの間隔を
第1のスペーサ及び第2のスペーサの弾性の復元力で広
げておいて、ヘッドをディスクの間隔に挿入した後、再
び第1の圧縮手段及び第2の圧縮手段によって圧縮する
ことにより、小型化及び大容量化によりディスクの間隔
及びアームの間隔が縮小しても、組み立て作業が容易に
でき、小型化及び大容量化に対応することができる。
【0051】請求項3では、ディスクを第1のスピンド
ル部に搭載したディスク組立部と、ディスク面に情報を
記録或いは再生するヘッドを搭載したスプリングを保持
する複数のアームを、弾性を有する所定厚さの第2のス
ペーサを介して第2のスピンドル部に積層搭載して、第
2の圧縮手段によって圧縮したアクチュエータ部とで構
成され、ヘッドをディスクの面に対向せしめたディスク
装置の組立方法であって、第2の圧縮手段による圧縮を
緩めて、アームの間隔を広げ、ヘッドの間隔内にディス
クを挿入した後、第2の圧縮手段により圧縮することに
より、一般にディスク装置の小型化と大容量化の要請か
らディスクの厚さが薄くなるに連れて、アームの間隔が
狭くなっても、組み立てが組み立て作業が容易にでき、
小型化に対応することができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図(その1)
【図2】 本発明の原理図(その2)
【図3】 本発明の実施例を示す側面図
【図4】 実施例の組立て方法の説明図
【図5】 実施例の皿ばね座金の説明図
【図6】 異なる実施例(1) 及び(2) の説明図
【図7】 異なる実施例(3) の説明図
【図8】 異なる実施例(4) の説明図
【図9】 本発明が適用される磁気ディスク装置を示す
構成図
【図10】 磁気ディスクの間隔への磁気ヘッドの挿入方
法の説明図
【符号の説明】
1,1a 〜1dはディスク組立部、 2,2a 〜2dはアク
チュエータ部、3,3a,3bは磁気ディスク、
4,4a 〜4cは磁気ヘッド、5は第1のスペーサ、5a,5b,
6a,6b,5a″,5b ″,6a ″,6b ″,50,60は皿ばね座金、5
a′,5b ′,6a ′,6b ′はばね座金、5A,5B,6A,6B はば
ね入りスペーサ、10は第1のスピンドル部、
10a,10b,22a,22b はスピンドル、11a,11b,11A,11B,11A
′,11B′,11A″,11B″は間隔リング、12は第1の圧縮
手段、 12a,12b はディスククランプ、2
0,20a,20b,20a′〜20c′はスプリング、21,21a,21b,
21a′,21b′はアーム、 22は第2のスピンドル部、23
は第2の圧縮手段、 23a,23b はアームク
ランプ、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁気ディスク(3) を弾性を有する
    所定厚さの第1のスペーサ(5) を介して第1のスピンド
    ル部(10)に積層搭載して、第1の圧縮手段(12)によって
    圧縮したディスク組立部(1) と、 該ディスク(3) 面に情報を記録或いは再生するヘッド
    (4) を搭載したスプリング(20)を保持する複数のアーム
    (21)を、弾性を有する所定厚さの第2のスペーサ(6) を
    介して第2のスピンドル部(22)に積層搭載して、第2の
    圧縮手段(23)によって圧縮したアクチュエータ部(2) と
    で構成され、 該複数のヘッド(4) を該ディスク(3) の各面に対向せし
    めたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 複数のディスク(3) を弾性を有する所定
    厚さの第1のスペーサ(5) を介して第1のスピンドル部
    (10)に積層搭載して、第1の圧縮手段(12)で圧縮したデ
    ィスク組立部(1) と、 該ディスク(3) 面に情報を記録或いは再生する磁気ヘッ
    ド(4) を搭載したスプリング(20)を保持する複数のアー
    ム(21)を、弾性を有する所定厚さの第2のスペーサ(6)
    を介して第2のスピンドル部(22)に積層搭載して、第2
    の圧縮手段(23)によって圧縮したアクチュエータ部(2)
    とで構成され、 該ヘッド(4) を該ディスク(3) の面に対向せしめたディ
    スク装置の組立て方法であって、 前記第1の圧縮手段(12)及び前記第2の圧縮手段(23)に
    よる圧縮を緩めて、前記複数のディスク(3) の間隔、及
    び前記アーム(21)の間隔を広げ、 前記ヘッド(4) の間隔内に該ディスク(3) を挿入した
    後、該第1の圧縮手段(12)及び該第2の圧縮手段(23)に
    より圧縮することを特徴とするディスク装置の組立方
    法。
  3. 【請求項3】 ディスク(3) を第1のスピンドル部(10)
    に搭載したディスク組立部(1) と、 該ディスク(3) 面に情報を記録或いは再生するヘッド
    (4) を搭載したスプリング(20)を保持する複数のアーム
    (21)を、弾性を有する所定厚さの第2のスペーサ(6) を
    介して第2のスピンドル部(22)に積層搭載して、第2の
    圧縮手段(23)によって圧縮したアクチュエータ部(2) と
    で構成され、 該ヘッド(4) を該ディスク(3) の面に対向せしめたディ
    スク装置の組立方法であって、 前記第2の圧縮手段(23)による圧縮を緩めて、前記アー
    ム(21)の間隔を広げ、 前記ヘッド(4) の間隔内に該ディスク(3) を挿入した
    後、該第2の圧縮手段(23)により圧縮することを特徴と
    するディスク装置の組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008276861A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nhk Spring Co Ltd ディスク回転駆動装置のクランプ

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WO2008139676A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-20 Nhk Spring Co., Ltd ディスク回転駆動装置のクランプ
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