JP2720821B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
- Publication number
- JP2720821B2 JP2720821B2 JP7123527A JP12352795A JP2720821B2 JP 2720821 B2 JP2720821 B2 JP 2720821B2 JP 7123527 A JP7123527 A JP 7123527A JP 12352795 A JP12352795 A JP 12352795A JP 2720821 B2 JP2720821 B2 JP 2720821B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- spindle hub
- clamp plate
- disk drive
- spindle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に関
し、特に磁気ディスク媒体の固定時に生じる反り、うね
りの低減をはかった磁気ディスク装置に関する。
し、特に磁気ディスク媒体の固定時に生じる反り、うね
りの低減をはかった磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置の搭載される磁
気ディスク媒体を固定するには、所定数の磁気ディスク
を積層した後、その上にクランププレートを載せ、クラ
ンププレートとともにねじ締め、もしくは焼きばめを行
ってスピンドルハブに固定する。この場合、磁気ディス
ク媒体の歪みおよびうねりの低減は、ねじ締めの場合に
は締め付け方法(締め付け順序)により、また、焼きば
めの場合は、焼きばめ技術の程度によっては、かなりの
改善効果がある。
気ディスク媒体を固定するには、所定数の磁気ディスク
を積層した後、その上にクランププレートを載せ、クラ
ンププレートとともにねじ締め、もしくは焼きばめを行
ってスピンドルハブに固定する。この場合、磁気ディス
ク媒体の歪みおよびうねりの低減は、ねじ締めの場合に
は締め付け方法(締め付け順序)により、また、焼きば
めの場合は、焼きばめ技術の程度によっては、かなりの
改善効果がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置における磁気ディスク媒体の固定では、ねじ
締めによって生じる部分的な荷重や片当りにより、磁気
ディスク媒体に反りやうねりが発生、または増幅される
ため、磁気ヘッドの追従性が悪くなって性能が十分に発
揮できなくなる。また、焼きばめによる固定の場合に
は、製造時の作業工程や作業者の熟練度により“ばらつ
き”が生じる恐れがある。
ィスク装置における磁気ディスク媒体の固定では、ねじ
締めによって生じる部分的な荷重や片当りにより、磁気
ディスク媒体に反りやうねりが発生、または増幅される
ため、磁気ヘッドの追従性が悪くなって性能が十分に発
揮できなくなる。また、焼きばめによる固定の場合に
は、製造時の作業工程や作業者の熟練度により“ばらつ
き”が生じる恐れがある。
【0004】さらに、ねじ締めによる固定の場合には、
ねじ締め工程で発生する微小な切りくず(切子)によっ
て発塵することがあり、これが磁気ディスク装置の性能
に悪影響を及ぼすという欠点がある。
ねじ締め工程で発生する微小な切りくず(切子)によっ
て発塵することがあり、これが磁気ディスク装置の性能
に悪影響を及ぼすという欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
媒体を装着して回転駆動するするスピンドルハブと、こ
のスピンドルハブに係合する係合部を有し前記磁気ディ
スク媒体を前記スピンドルハブに固定するクランププレ
ートと、前記スピンドルハブの内面側に設けた円周方向
に凹状の溝と、前記クランププレートの円周方向に設け
た突起状のつめとを備え、前記クランププレートの前記
複数の突起状のつめが前記スピンドルハブの前記凹状の
溝に係合するように構成されている。
媒体を装着して回転駆動するするスピンドルハブと、こ
のスピンドルハブに係合する係合部を有し前記磁気ディ
スク媒体を前記スピンドルハブに固定するクランププレ
ートと、前記スピンドルハブの内面側に設けた円周方向
に凹状の溝と、前記クランププレートの円周方向に設け
た突起状のつめとを備え、前記クランププレートの前記
複数の突起状のつめが前記スピンドルハブの前記凹状の
溝に係合するように構成されている。
【0006】そして、前記クランププレートおよび前記
スピンドルハブに穴を設け、これらの穴にピンを貫通し
て前記クランププレートと前記スピンドルハブとを位置
決めするようにしたことを特徴とする。
スピンドルハブに穴を設け、これらの穴にピンを貫通し
て前記クランププレートと前記スピンドルハブとを位置
決めするようにしたことを特徴とする。
【0007】また、前記スピンドルハブの前記凹状の溝
が、複数に分割した凹状の溝であってもよい。
が、複数に分割した凹状の溝であってもよい。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1は、本発明の一実施例を示す断面図で
ある。なお、本実施例では複数の磁気ディスク媒体を搭
載する磁気ディスク装置を例に挙げて説明する。
ある。なお、本実施例では複数の磁気ディスク媒体を搭
載する磁気ディスク装置を例に挙げて説明する。
【0010】本実施例による磁気ディスク装置は、図1
に示すように、複数の磁気ヘッドアーム8の先端にはそ
れぞれ磁気ヘッド11が保持されている。また、これら
の磁気ヘッドアーム8はピボットシャフト7に取り付け
られている。これにより、磁気ヘッド11は、ピボット
シャフト7を回転軸としてボイスコイル型モータ(以
下、VCMという)6により揺動自在に回動することが
できる。そして、磁気ヘッド11の電磁変換部(図示せ
ず)は、それぞれ対向する磁気ディスク媒体3上の所定
のトラック位置に位置決めされ、データの書き込み・読
み出しを行う。
に示すように、複数の磁気ヘッドアーム8の先端にはそ
れぞれ磁気ヘッド11が保持されている。また、これら
の磁気ヘッドアーム8はピボットシャフト7に取り付け
られている。これにより、磁気ヘッド11は、ピボット
シャフト7を回転軸としてボイスコイル型モータ(以
下、VCMという)6により揺動自在に回動することが
できる。そして、磁気ヘッド11の電磁変換部(図示せ
ず)は、それぞれ対向する磁気ディスク媒体3上の所定
のトラック位置に位置決めされ、データの書き込み・読
み出しを行う。
【0011】次に、データを記憶する磁気ディスク媒体
3は、所定の間隔を維持するためのスペーサリング2と
交互に積層されスピンドルハブ9に装着される。また、
スピンドルハブ9の内面側上部には円周方向に凹状の溝
9aが設けられている。
3は、所定の間隔を維持するためのスペーサリング2と
交互に積層されスピンドルハブ9に装着される。また、
スピンドルハブ9の内面側上部には円周方向に凹状の溝
9aが設けられている。
【0012】そして、スピンドルハブ9に積層された磁
気ディスク媒体3は、そのその最上部に載せたクランプ
プレート1とともに固定される。このクランププレート
1は、弾性を有する金属で作製されており、その円周方
向には複数の突起状のつめ1aが設けてある。このつめ
1aは、スピンドルハブ9の内面側に設けた凹状の溝9
aに係合することにより、磁気ディスク媒体3をスペー
サリング2で押圧して固定する。さらに、クランププレ
ート1およびスピンドルハブ9には、対応する位置に穴
が開けてあり、この穴に位置決めピン15を挿入するす
ることにより、クランププレート1とスピンドルハブ9
との位置ずれを防ぐことができる。
気ディスク媒体3は、そのその最上部に載せたクランプ
プレート1とともに固定される。このクランププレート
1は、弾性を有する金属で作製されており、その円周方
向には複数の突起状のつめ1aが設けてある。このつめ
1aは、スピンドルハブ9の内面側に設けた凹状の溝9
aに係合することにより、磁気ディスク媒体3をスペー
サリング2で押圧して固定する。さらに、クランププレ
ート1およびスピンドルハブ9には、対応する位置に穴
が開けてあり、この穴に位置決めピン15を挿入するす
ることにより、クランププレート1とスピンドルハブ9
との位置ずれを防ぐことができる。
【0013】このようにして、積層された複数の磁気デ
ィスク媒体3を固定したスピンドルハブ9は、スピンド
ルハブ9の上部および下部を回転支持する2つのベアリ
ング12を介してスピンドルシャフト1に取り付けられ
るとともに、モータ13により駆動される。また、スピ
ンドルシャフト1は、ねじ14a,ねじ14bを用いて
ベースプレート5およびカバー4に取り付けられて密閉
収納される。
ィスク媒体3を固定したスピンドルハブ9は、スピンド
ルハブ9の上部および下部を回転支持する2つのベアリ
ング12を介してスピンドルシャフト1に取り付けられ
るとともに、モータ13により駆動される。また、スピ
ンドルシャフト1は、ねじ14a,ねじ14bを用いて
ベースプレート5およびカバー4に取り付けられて密閉
収納される。
【0014】なお、本実施例では、スピンドルハブ9の
内面側に円周方向に凹状の溝9aが設けられているが、
この溝9aを複数に分割してもよい。
内面側に円周方向に凹状の溝9aが設けられているが、
この溝9aを複数に分割してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気ディス
ク装置は、磁気ディスクとクランププレートとの接触部
は均一に押圧して固定されるため、磁気ディスクの反り
やうねりの発生や増幅が抑制され、磁気ヘッドの特性を
十分に発揮できる。また、磁気ディスクの固定にはねじ
を用いないため、ねじ締め工程で発生する切子の発生も
なく、磁気ディスク装置の性能に悪影響を及ぼすことも
ない。
ク装置は、磁気ディスクとクランププレートとの接触部
は均一に押圧して固定されるため、磁気ディスクの反り
やうねりの発生や増幅が抑制され、磁気ヘッドの特性を
十分に発揮できる。また、磁気ディスクの固定にはねじ
を用いないため、ねじ締め工程で発生する切子の発生も
なく、磁気ディスク装置の性能に悪影響を及ぼすことも
ない。
【0016】さらに、本発明の磁気ディスク装置では、
作業者による製造差もなくなり、かつ製造時間が短縮す
るという効果がある。
作業者による製造差もなくなり、かつ製造時間が短縮す
るという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
1 クランププレート 1a つめ 2 スペーサリング 3 磁気ディスク媒体 4 カバー 5 ベースプレート 6 VCM(ボイスコイル型モータ) 7 ピボットシャフト 8 磁気ヘッドアーム 9 スピンドルハブ 9a 溝 10 スピンドルシャフト 11 磁気ヘッド 12 ベアリング 13 モータ 14a,14b ねじ 15 位置決めピン
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気ディスク媒体を装着して回転駆動す
るするスピンドルハブと、このスピンドルハブに係合す
る係合部を有し前記磁気ディスク媒体を前記スピンドル
ハブに固定するクランププレートと、前記スピンドルハ
ブの内面側に設けた円周方向に凹状の溝と、前記クラン
ププレートの円周方向に設けた突起状のつめとを備え、
前記クランププレートの前記複数の突起状のつめが前記
スピンドルハブの前記凹状の溝に係合する磁気ディスク
装置において、前記クランププレートおよび前記スピン
ドルハブに穴を設け、これらの穴にピンを貫通して前記
クランププレートと前記スピンドルハブとを位置決めす
るようにしたことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 前記スピンドルハブの前記凹状の溝が、
複数に分割した凹状の溝であることを特徴とする請求項
1記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123527A JP2720821B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123527A JP2720821B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08321108A JPH08321108A (ja) | 1996-12-03 |
JP2720821B2 true JP2720821B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=14862825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7123527A Expired - Lifetime JP2720821B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720821B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100555549B1 (ko) | 2004-01-28 | 2006-03-03 | 삼성전자주식회사 | 하드 디스크 드라이브의 디스크 클램핑 장치 |
KR100604861B1 (ko) | 2004-05-29 | 2006-07-31 | 삼성전자주식회사 | 디스크 스페이서와 이를 구비한 스핀들 모터 조립체 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04195958A (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-15 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置 |
JPH08321107A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-12-03 | Miyota Kk | ハードディスクドライブのディスククランプ機構 |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7123527A patent/JP2720821B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08321108A (ja) | 1996-12-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971021 |