JPH0525827Y2 - - Google Patents

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JPH0525827Y2
JPH0525827Y2 JP15663084U JP15663084U JPH0525827Y2 JP H0525827 Y2 JPH0525827 Y2 JP H0525827Y2 JP 15663084 U JP15663084 U JP 15663084U JP 15663084 U JP15663084 U JP 15663084U JP H0525827 Y2 JPH0525827 Y2 JP H0525827Y2
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gear
pinion
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spring
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、携帯用電気ハンマドリル等のよう
に、減速ギヤをもつ電動工具の工具軸トルクを制
限するためのスリツプ装置に関するものである。
従来のスリツプ装置、例えば当社出願の実願昭
58−179072号では、サードピニオン軸上で回転可
能なセカンドギヤの凹部に配設されたスチールボ
ールを、セカンドギヤに押し付けるスプリングを
係止する軸トメワツシヤは、サードピニオンが傘
歯車係合して動力を伝達する際のスラスト荷重を
受ける玉軸受とセカンドギヤの間のサードピニオ
ン軸上に配設されていた。このため、前述の軸ト
メワツシヤには取付状態のスプリング力と、セカ
ンドギヤ空転時において、スチールボールがセカ
ンドギヤ凹部を乗り上げてスプリングをたわま
せ、スプリング力を増加させる力が作用する。セ
カンドギヤ空転時には、スチールボールは断続的
にセカンドギヤ凹部を乗り上げ、従つてスプリン
グ力の増加も断続的に軸トメワツシヤに作用し、
軸トメワツシヤの寿命、信頼性が不足する欠点を
有していた。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、長寿命で、かつ信頼性のあるスリツプ装置
を提供することである。
本考案は、本体組付状態におけるスリツプ装置
の作動時において、傘歯車係合するサードピニオ
ンのスラスト荷重が、玉軸受に作用して、スリツ
プ装置内スプリング力の増加を相殺する方向に働
くことに着目し、上記玉軸受の外側にスプリング
を係止する軸トメワツシヤを配設して、軸トメワ
ツシヤへのスプリング荷重が軽減するように工夫
したものである。
以下図示実施例により本考案を説明する。
第2図において、1はサードピニオンで傘形歯
車が付いている。2,11は玉軸受であり、サー
ドピニオン1に圧入され、サードピニオン1を回
転可能に支持する。3はセカンドギヤで内径はサ
ードピニオン1に遊嵌されている。また一平面に
同心かつ円周同一ピツチの凹部4を多数個配設し
ている。5はスリツププレートで内径はスプライ
ンまたは2面幅を持つ小判形穴で結合している。
また平面部にはセカンドギヤ3の凹部と同一位置
に多数個の嵌合穴12が設けてあり、スチールボ
ール6が遊嵌される。7,8はワツシヤ、9はス
プリングで、玉軸受11を圧入後、軸トメワツシ
ヤ10でサードピニオン1の軸上に圧縮して取り
付けられ、スチールボール6に所定の力を加えて
いる。このスリツプ装置が本体取付状態では、セ
カンドギヤ3はピニオン14により駆動され、サ
ードピニオン1はサードギヤ15と傘歯車係合し
て動力を伝達し、この際の傘歯車係合によるサー
ドピニオン1のスラスト荷重は玉軸受11、ワツ
シヤ16を経てギヤカバ13で支持される。以上
の構成において、工具軸に過大なトルクが作用す
るとサードギヤ15と係合するサードピニオン1
へa方向のスラスト荷重が作用し、ギヤカバ13
で支持された玉軸受11をaと反対方向へ押すた
め、セカンドギヤ3の空転により、スチールボー
ル6が凹部4を乗り上げてスプリング9を圧縮
し、この時生じるスプリング斥力はa方向に働
く。即ち、スプリング斥力はa方向のスラスト過
重で打ち消され、軸トメワツシヤ10への加重は
過大トルク作用時、ほとんど消滅する。
スリツプ装置のスプリング力の係止を軸トメワ
ツシヤにより行つたが、スピロロツクスやリング
でもよい。
以上のように本考案によれば、スリツプ装置の
スプリング力を係止する軸トメワツシヤの位置を
玉軸受の外側に設けたため、セカンドギヤがスリ
ツプする時スチールボールが凹部を乗り上げてス
プリング荷重が増大するが、同時にサードギヤと
サードピニオンの傘歯車係合部よりサードピニオ
ンへスラスト荷重が生じ、玉軸受をギヤカバへ押
し付けるため、軸トメワツシヤへのスラスト荷重
はほとんど消滅する。このため、軸トメワツシヤ
の寿命向上が実現するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるスリツプ装置の縦断側
面図、第2図は本考案によりなるスリツプ装置の
本体取付状態の縦断側面図である。 図において、1はサードピニオン、3はセカン
ドギヤ、5はスリツププレート、7,8はワツシ
ヤ、9はスプリング、10は軸トメワツシヤ、1
1は玉軸受、12は嵌合穴、13はギヤカバ、1
4はピニオン、15はサードギヤである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 動力を伝達するサードピニオンと、該サードピ
    ニオンに遊嵌するセカンドギヤと、前記サードピ
    ニオンに回転不能に嵌合する平板状のスリツププ
    レートと、該スリツププレートに設けられた嵌合
    穴に配設されると共に所定位置で前記セカンドギ
    ヤ側面に成形された凹部に係合するスチールボー
    ルと、該スチールボールをセカンドギヤ側面にワ
    ツシヤを介して押圧するスプリングとを有して構
    成された動力伝達スリツプ装置において、前記サ
    ードピニオン軸上に、セカンドギヤとスリツププ
    レートとスプリングとワツシヤを介して玉軸受と
    を直列に配列すると共に、該玉軸受に隣接し前記
    サードピニオン軸に軸止メワツシヤを係止固定し
    て構成し動力伝達時に生ずる軸力を前記玉軸受と
    軸止メワツシヤとに分散支持するようにして成る
    スリツプ装置。
JP15663084U 1984-10-16 1984-10-16 Expired - Lifetime JPH0525827Y2 (ja)

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JP15663084U JPH0525827Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JPS6171378U JPS6171378U (ja) 1986-05-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4759649A (en) * 1987-02-24 1988-07-26 Hewlett-Packard Company Dual axis paper drive
JP2002227875A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Moric Co Ltd トルクリミッタ

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JPS6171378U (ja) 1986-05-15

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