JPH0525704Y2 - - Google Patents

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JPH0525704Y2
JPH0525704Y2 JP1986118198U JP11819886U JPH0525704Y2 JP H0525704 Y2 JPH0525704 Y2 JP H0525704Y2 JP 1986118198 U JP1986118198 U JP 1986118198U JP 11819886 U JP11819886 U JP 11819886U JP H0525704 Y2 JPH0525704 Y2 JP H0525704Y2
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、珪砂やペレツトなどの粒塊状物を充
てん材とし、この充てん材を連続的に取り出すよ
うにした集じん装置、乾式脱硫装置、乾式脱硝装
置などの移動層式固気接触装置における充てん材
の支持構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、固気接触装置として、ルーバー、金網、
多孔板などの2枚の通気性支持体間に粒塊状物を
充てんして充てん層を形成し、この充てん層にガ
スを通過させて固気接触させるようにした装置が
用いられている。この場合、下流側(出口側)の
通気性支持体として、粒塊状物より本質的に小さ
い開口を有する通気性支持体(たとえば金網、多
孔板)を配置する構造のものが一般的に用いられ
ている。
また、特開昭59−329号公報には、2枚のルー
バー間に粒状物質を充てんした移動層が示されて
いる。
実開昭60−53336号公報には、2枚のルーバー
間に粒子を充てんして移動層を形成し、下流側の
ルーバーに接して金網を固定した構造が記載され
ている。
実公昭51−14049号公報には、2枚のルーバー
間に粉粒体を充てんして移動層を形成し、下流側
のルーバーの後面に空間部が生じるように金網を
設け、この金網に振動装置を連結し、この振動装
置を間欠的に振動させて金網に付着した粉粒体の
破砕片や粉じんを振い落とすようにした構造が記
載されている。
特開昭54−134075号公報には、移動層の出口付
近に、粒子の速度を均一にするために、断面が菱
形の整流体や、複数の整流板を設け、整流体や整
流板が粒子の進行方向に対し傾けて配置された構
造が記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
特開昭59−329号公報記載の考案には、飛散粒
子を捕捉した後、その粒子を充てん層に戻すため
には、合流点の主流側粒子による圧力よりも強い
力で押し込まなければ充てん層に戻らないという
問題点であり、さらに、粒子サイズ、ダストの含
有率、壁との摩擦、層の深さ・厚さ、ガス流速等
の諸条件を整えれば、粒子のスムーズな取り込み
が可能となり得るものの、常に、あるいは広い範
囲の運転・被処理ガス条件でも、これに対応でき
るようにするのは非常に困難である。
実開昭60−53336号公報記載の考案は、ルーバ
ーの後に接して、特殊形状の金網を設けること
で、粒子の後面へのこぼれや金網の目詰りを防止
することができるが、飛散粒子をスムーズに充て
ん層に戻すことができない。
実公昭51−14049号公報記載の考案は、振動装
置のような外部駆動装置を使用するので構造が複
雑になり、コストも高くなるという問題点があ
る。また、この構造では、空間部内の粉粒体は移
動層内に円滑に入りにくいという問題点がある。
特開昭54−134075号公報記載の考案は、移動層
内の下方部では、中心部の粒子速度は速いが、側
壁部の粒子速度は遅くなるので、整流体や整流板
を設けて、移動層中心部の粒子速度を遅くするこ
とにより、均一な粒子速度を得、また偏流の発生
を防止することは可能であるが、こぼれ出た充て
ん材を充てん層内の主流の中に戻すように構成す
ることはできない。すなわち、上記公報は、均一
に粒子を流すことを目的とし、そのための内部構
造を構成の基本としているにすぎず、一旦分かれ
た粒子群を一箇所にまとめるための内部構造に関
するものではない。
本考案は上記の問題点を解消するためになされ
たもので、上流側および下流側の通気性支持体と
してルーバーなどの充てん材粒径より本質的に大
きい開口を有する通気性支持体を用い、下流側
(出口側)の通気性支持体の後面に空間を介して
金網、多孔板などのように充てん材粒径より本質
的に小さい開口を有するバツクアツプ支持体を配
置し、充てん層の下端部近傍に略水平方向の複数
本の棒状のさえぎり材を、ガス入口側の通気性支
持体の下端部近傍とガス出口側の通気性支持体の
下端部近傍との間にわたつて設けて、前記空間内
にこぼれ出た充てん材を棒状さえぎり材の下側の
充てん材の主流に円滑に戻すように構成した充て
ん材の支持構造を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段および作用〕
上記の目的を達成するために、本考案の充てん
材の支持構造は、第1図および第2図を参照して
説明すれば、粒塊状物である充てん材3を充てん
材粒径より本質的に大きい開口を有する略鉛直方
向の2枚の通気性支持体1,2間に充てんし充て
ん層4を形成し、充てん材3を下方から連続的に
取り出す移動層式固気接触装置の充てん材の支持
構造において、 ガス出口側の通気性支持体2の後面に、空間5
を介して、充てん材粒径より本質的に小さい開口
を有するバツクアツプ支持体6を配置し、通気性
支持体1,2間に位置する充てん層4の下端部近
傍に略水平方向の複数本の棒状さえぎり材7を、
ガス入口側の通気性支持体1の下端部近傍とガス
出口側の通気性支持体2の下端部近傍との間にわ
たつて設け、該棒状さえぎり材7の側部近傍のガ
ス出口側の通気性支持体2下端に、ガス出口側の
通気性支持体2とバツクアツプ支持体6との間の
空間5にこぼれ出た充てん材3を棒状さえぎり材
7の下側の充てん材3の主流11に戻すための開
口8を設けたことを特徴としている。
棒状さえぎり材7は、出口側の通気性支持体2
からこぼれた充てん材3が、棒状さえぎり材7の
下側の充てん材の主流11内に入り易くするた
め、棒状さえぎり材7の上側の充てん材3の鉛直
方向の圧力を受け止めて、棒状さえぎり材7の下
側に位置する充てん材の主流11の充てん材3の
鉛直方向の圧力を軽減するためのものである。
前記移動層式固気接触装置は、珪砂などの粒塊
状物の移動層を用いた集じん装置、ボイラ排ガス
や石炭ガス化炉の生成ガスなどを処理するために
粒塊状の脱硫触媒を用いる乾式脱硫装置、ボイラ
排ガスなどを処理するために粒塊状の脱硝触媒を
用いる乾式脱硝装置などとして用いられる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
詳細に説明する。ただしこの実施例に記載されて
いる構成部材の形状、その相対配置などは、とく
に特定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる
説明例にすぎない。
第1図は本考案の一実施例を示している。1は
入口側の通気性支持体、2は出口側の通気性支持
体で、これらの通気性支持体1,2間に珪砂、ペ
レツトなどの粒塊状の充てん材3を充てんして移
動層の充てん層4を形成している。通気性支持体
1,2としては、たとえばルーバー状支持体のよ
うに、充てん材粒径より本質的に大きい開口を有
するものが用いられる。
出口側の通気性支持体2の後面に、空間5をお
いて通気性を有するバツクアツプ支持体6を配設
する。このバツクアツプ支持体6としては、たと
えば金網、多孔板、スリツトスクリーンなどのよ
うに、充てん材粒径より本質的に小さい開口を有
するものが用いられる。
さらに充てん層4の下端部近傍に棒状のさえぎ
り材7を複数本設け、該棒状さえぎり材7の側部
近傍の出口側の通気性支持体2の下端に、出口側
の通気性支持体2とバツクアツプ支持体6との間
の空間5にこぼれ出た充てん材3を棒状さえぎり
材7の下側の充てん材の主流11内に戻すために
開口8を設けている。9は定量排出機である。
本実施例において、充てん層4とは、前述のよ
うに、通気性支持体1,2間に充てん材を充てん
した部分を指称する。そして、この充てん層4の
下端と、定量排出機9との間に充てん材の主流1
1が、充てん層4に連続して形成されている。
また、棒状さえぎり材7相互の間隔又は通気性
支持体1,2とそれらと隣接する棒状さえぎり材
7との間隔は、通気性支持体1,2間に位置する
充てん材3が、棒状さえぎり材7の側方(脇)を
すり抜けて、棒状さえぎり材の下側に流下移動す
るという、充てん材3の本流の流れを止めること
のないような範囲で決める。第1図では、略水平
方向の複数本の棒状さえぎり材7を略等間隔で充
てん層4の下端部近傍に設けた。
ガスは入口側の通気性支持体1から導入され、
充てん層4内を通過する際に充てん材3と接触し
た後、出口側の通気性支持体2、バツクアツプ支
持体6を経て排出される。
出口側の通気性支持体2の間からこぼれ出た充
てん材3は、空間5内を落下して空間下部に溜
る。充てん層4の下端部近傍に棒状さえぎり材を
設けない場合は、空間5下部に溜つた充てん材3
が棒状さえぎり材7の下側の充てん材の主流11
内に入り難く、したがつて、空間5内の上部にま
で充てん材3が堆積して好ましくない状態になる
が、充てん層4の下端部近傍に棒状さえぎり材7
を設けることにより、通気性支持体1,2間に位
置する充てん材3の鉛直方向の圧力を受け止める
ので、空間5内の充てん材3は開口8から棒状さ
えぎり材7の下側の充てん材の主流11内に円滑
に移動する。
棒状さえぎり材7は第2図に示すように、たと
えば千鳥状に配列したり、また第3図に示すよう
に、アングル状の棒状さえぎり材10などを用い
る場合がある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されているので、つ
ぎのような効果を有している。
(1) 出口側の通気性支持体からこぼれ出た若干量
の充てん材は、後流へ流れないようバツクアツ
プ支持体で止められる。こぼれ出た充てん材は
出口側の通気性支持体とバツクアツプ支持体と
の間の空間の下部に堆積するが、棒状さえぎり
材を設けたため、棒状さえぎり材7の下側に位
置する充てん材3の鉛直方向の圧力が小さくな
つて、棒状さえぎり材7下側の充てん材の主流
11の中に円滑に戻すことができ、定量排出機
から抜き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の充てん材の支持構造の一実施
例を示す説明図、第2図は本考案の充てん材の支
持構造の他の実施例を示す説明図、第3図は本考
案において用いられる棒状さえぎり材の他の例を
示す斜視図である。 1……入口側の通気性支持体、2……出口側の
通気性支持体、3……充てん材、4……充てん
層、5……空間、6……バツクアツプ支持体、7
……棒状さえぎり材、8……開口、9……定量排
出機、10……アングル状の棒状さえぎり材、1
1……充てん材の主流。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 粒塊状物である充てん材3を充てん材粒径より
    本質的に大きい開口を有する略鉛直方向の2枚の
    通気性支持体1,2間に充てんし充てん層4を形
    成し、充てん材3を下方から連続的に取り出す移
    動層式固気接触装置の充てん材の支持構造におい
    て、 ガス出口側の通気性支持体2の後面に、空間5
    を介して、充てん材粒径より本質的に小さい開口
    を有するバツクアツプ支持体6を配置し、通気性
    支持体1,2間に位置する充てん層4の下端部近
    傍に略水平方向の複数本の棒状さえぎり材7を、
    ガス入口側の通気性支持体1の下端部近傍とガス
    出口側の通気性支持体2の下端部近傍との間にわ
    たつて設け、該棒状さえぎり材7の側部近傍のガ
    ス出口側の通気性支持体2下端に、ガス出口側の
    通気性支持体2とバツクアツプ支持体6との間の
    空間5にこぼれ出た充てん材3を棒状さえぎり材
    7の下側の充てん材3の主流11に戻すための開
    口8を設けたことを特徴とする充てん材の支持構
    造。
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JPS59329A (ja) * 1982-06-25 1984-01-05 Babcock Hitachi Kk 移動層型粒状物質充填塔
JPS6053336B2 (ja) * 1975-01-06 1985-11-25 株式会社日立製作所 同期ずれ検出装置

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