JPH05256952A - 地震情報報知装置 - Google Patents
地震情報報知装置Info
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- JPH05256952A JPH05256952A JP5543092A JP5543092A JPH05256952A JP H05256952 A JPH05256952 A JP H05256952A JP 5543092 A JP5543092 A JP 5543092A JP 5543092 A JP5543092 A JP 5543092A JP H05256952 A JPH05256952 A JP H05256952A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、地震情報を周囲に速報する地震情
報報知装置に関し、高価な地震計を設置しないでも、テ
レビ等を通じて迅速に地震情報を報知できることを特徴
とする。 【構成】 震動の加速度を検出する震動加速度検出部
と、その出力から純地震成分を抽出して合成加速度等を
算出する純地震成分演算部と、その出力を表示する地震
情報表示部とからなる地震情報検知装置の後段に地震情
報報知部を設け、この地震情報報知部は、前記地震情報
表示部の出力で電磁波を変調する電磁波変調回路と、こ
れに供給する前記電磁波を発生する電磁波発生器と、前
記電磁波変調回路の出力を周囲の受信装置に送信するた
めの送信アンテナへ送出する電磁波信号送信回路とで構
成することを特徴とする。
報報知装置に関し、高価な地震計を設置しないでも、テ
レビ等を通じて迅速に地震情報を報知できることを特徴
とする。 【構成】 震動の加速度を検出する震動加速度検出部
と、その出力から純地震成分を抽出して合成加速度等を
算出する純地震成分演算部と、その出力を表示する地震
情報表示部とからなる地震情報検知装置の後段に地震情
報報知部を設け、この地震情報報知部は、前記地震情報
表示部の出力で電磁波を変調する電磁波変調回路と、こ
れに供給する前記電磁波を発生する電磁波発生器と、前
記電磁波変調回路の出力を周囲の受信装置に送信するた
めの送信アンテナへ送出する電磁波信号送信回路とで構
成することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震に関する情報を敏
速に周囲に報知するための地震情報報知装置に関する。
速に周囲に報知するための地震情報報知装置に関する。
【0002】従来、地震が自分の生活に密接に関係する
人々からは、地震が発生したら即座に地震情報を知りた
いという要望が多かった。テレビ等を通じて、気象庁で
取りまとめた地震情報が得られることは得られるが、そ
れまでに地震発生後数分ないし十数分待たなければなら
ない欠点があった。
人々からは、地震が発生したら即座に地震情報を知りた
いという要望が多かった。テレビ等を通じて、気象庁で
取りまとめた地震情報が得られることは得られるが、そ
れまでに地震発生後数分ないし十数分待たなければなら
ない欠点があった。
【0003】また、地震計を多くの要望箇所に設置する
ことは、特に価格の点で安直にはできない難点があっ
た。
ことは、特に価格の点で安直にはできない難点があっ
た。
【0004】
【従来の技術】以下、従来の技術について説明する。従
来の地震検知装置技術の代表例として、特開平2−30
9284号「震度計」の公報に記載されたものがある。
来の地震検知装置技術の代表例として、特開平2−30
9284号「震度計」の公報に記載されたものがある。
【0005】この震度計の構成は、基本素子である加速
度センサで検出された震動の加速度を出発点とするもの
なので、まず加速度センサ素子について知る必要があ
る。加速度センサの代表例としては、特開平1−145
573号「加速度センサ」の公報に記載されたものがあ
るので、まず後者について説明する。
度センサで検出された震動の加速度を出発点とするもの
なので、まず加速度センサ素子について知る必要があ
る。加速度センサの代表例としては、特開平1−145
573号「加速度センサ」の公報に記載されたものがあ
るので、まず後者について説明する。
【0006】図3は、この従来技術による加速度センサ
の原理構成図である。図中、1点鎖線で示したブロック
が加速度センサ素子である。片端固定震動片1aの可動
端には永久磁石1bが図示のような極性で取付けられて
おり、その永久磁石1bの両側に磁気抵抗素子1c,1
dが設置されている。磁界の強さによって電気抵抗値が
変化する磁気抵抗素子1c,1dから出力される電流
は、加速度センサ素子に併設された加算回路1eに互に
逆極性で加えられる。
の原理構成図である。図中、1点鎖線で示したブロック
が加速度センサ素子である。片端固定震動片1aの可動
端には永久磁石1bが図示のような極性で取付けられて
おり、その永久磁石1bの両側に磁気抵抗素子1c,1
dが設置されている。磁界の強さによって電気抵抗値が
変化する磁気抵抗素子1c,1dから出力される電流
は、加速度センサ素子に併設された加算回路1eに互に
逆極性で加えられる。
【0007】加速度が加わって永久磁石1bが変位する
と、磁気抵抗素子1c,1dの一方には近付き、他方か
らは遠去かるよう運動するから、震動に対しては1c,
1dの出力交流電流は互に逆極性となる。これをさらに
極性反転して加算回路1eに加えるから、加算回路1e
の出力からは2倍の加速度検出電流が得られる。逆に、
図中左右非対象の加速度すなわち外乱に基因する電流は
相殺されることになる。
と、磁気抵抗素子1c,1dの一方には近付き、他方か
らは遠去かるよう運動するから、震動に対しては1c,
1dの出力交流電流は互に逆極性となる。これをさらに
極性反転して加算回路1eに加えるから、加算回路1e
の出力からは2倍の加速度検出電流が得られる。逆に、
図中左右非対象の加速度すなわち外乱に基因する電流は
相殺されることになる。
【0008】ちなみに、図示の場合加速度センサは、X
軸方向の加速度成分に応答するように配置されている。
つぎに、前者の震度計の従来技術について説明する。
軸方向の加速度成分に応答するように配置されている。
つぎに、前者の震度計の従来技術について説明する。
【0009】図4は、従来の震度計の構成図である。図
中、1xは図3で説明したようにX軸方向の加速度成分
に応答するように配置された加速度センサである。1y
はY軸方向、1zはZ軸方向の加速度成分に応答するよ
うに配置された加速度センサである。
中、1xは図3で説明したようにX軸方向の加速度成分
に応答するように配置された加速度センサである。1y
はY軸方向、1zはZ軸方向の加速度成分に応答するよ
うに配置された加速度センサである。
【0010】図5は、加速度ないし震源の方向をX,
Y,Zの各座標軸方向の成分で示すための、3次元図で
ある。図4中の各数字に付加されたx,y,zなる文字
は、それぞれX,Y,Z方向の加速度成分に対応するも
のであり、同数字のものはすべてまったく同一機能の要
素であるから各数字だけについて説明する。
Y,Zの各座標軸方向の成分で示すための、3次元図で
ある。図4中の各数字に付加されたx,y,zなる文字
は、それぞれX,Y,Z方向の加速度成分に対応するも
のであり、同数字のものはすべてまったく同一機能の要
素であるから各数字だけについて説明する。
【0011】すなわち、21はフィルタ増幅部、22は
絶対値部、23は積分部、24はA/D変換部、25は
メモリ部で、26は平均化部である。以下は文字x,
y,zの付加はなくなり、27はR=(X2+Y2+
Z2)1/2 演算部、28はθ=tan-1(Y÷X)演算
部、29はP=(X2+Y2)1/2 演算部、31は震度テ
ーブル、32は比較器、33はピークホールド部、34
はクリアスイッチ、35は切換スイッチで、36は表示
部である。
絶対値部、23は積分部、24はA/D変換部、25は
メモリ部で、26は平均化部である。以下は文字x,
y,zの付加はなくなり、27はR=(X2+Y2+
Z2)1/2 演算部、28はθ=tan-1(Y÷X)演算
部、29はP=(X2+Y2)1/2 演算部、31は震度テ
ーブル、32は比較器、33はピークホールド部、34
はクリアスイッチ、35は切換スイッチで、36は表示
部である。
【0012】さて、各軸方向の震動加速度成分は、加速
度センサ1で検出されたのち、フィルタ増幅部21で
0.1〜10ヘルツの帯域フィルタで純地震成分だけが
抽出増幅される。この抽出増幅された純地震成分は、絶
対値部22で整流され、絶対値化されたのち、積分部2
3で所定の周期たとえば、0.02秒ごとに積分され
る。そして、その所定の周期ごとの積分値が、A/D変
換部24でディジタル化されたうえ、メモリ部25に格
納される。メモリ25に格納されたディジタル信号は時
間的に変動しているため、平均化部26で所定周期にわ
たる、たとえば10秒間のディジタル信号を平均化す
る。ここまでは、既述のようにX,Y,Zの各方向につ
いて同様な操作が行なわれる。
度センサ1で検出されたのち、フィルタ増幅部21で
0.1〜10ヘルツの帯域フィルタで純地震成分だけが
抽出増幅される。この抽出増幅された純地震成分は、絶
対値部22で整流され、絶対値化されたのち、積分部2
3で所定の周期たとえば、0.02秒ごとに積分され
る。そして、その所定の周期ごとの積分値が、A/D変
換部24でディジタル化されたうえ、メモリ部25に格
納される。メモリ25に格納されたディジタル信号は時
間的に変動しているため、平均化部26で所定周期にわ
たる、たとえば10秒間のディジタル信号を平均化す
る。ここまでは、既述のようにX,Y,Zの各方向につ
いて同様な操作が行なわれる。
【0013】つぎに、平均化部26x,26y,26z
の出力は演算部27へ加えられ、ここで合成加速度Rが
(式1)に従って算出される。 (式1)・・・R=(X2+Y2+Z2)1/2 一方、平均化部26x,26yの出力は演算部29およ
び28に加えられ、ここでそれぞれ水平方向の合成加速
度Pおよび震源地の方向を示す角度θが、それぞれ(式
2)および(式3)に従って算出される。
の出力は演算部27へ加えられ、ここで合成加速度Rが
(式1)に従って算出される。 (式1)・・・R=(X2+Y2+Z2)1/2 一方、平均化部26x,26yの出力は演算部29およ
び28に加えられ、ここでそれぞれ水平方向の合成加速
度Pおよび震源地の方向を示す角度θが、それぞれ(式
2)および(式3)に従って算出される。
【0014】 (式2)・・・P=(X2+Y2)1/2 (式3)・・・θ=tan-1(Y÷X) 震度テーブル31には、合成加速度と震度との関係を示
す表が格納されており、前記演算部27で算出された合
成加速度Rと比較器32で比較することにより、震度が
判定される。比較器32出力の震度信号はピークホール
ド部33に加えられ、ここで最大震度値が保持される。
このピークホールド部33に保持された最大震度値はク
リアスイッチ34を押せばリセットできる。刻々と変化
する震度値あるいは前記最大震度値のいずれかが、切替
スイッチ35で選択されて表示部36に加えられ、ここ
で表示される。
す表が格納されており、前記演算部27で算出された合
成加速度Rと比較器32で比較することにより、震度が
判定される。比較器32出力の震度信号はピークホール
ド部33に加えられ、ここで最大震度値が保持される。
このピークホールド部33に保持された最大震度値はク
リアスイッチ34を押せばリセットできる。刻々と変化
する震度値あるいは前記最大震度値のいずれかが、切替
スイッチ35で選択されて表示部36に加えられ、ここ
で表示される。
【0015】一方、前記演算部28,29で算出された
水平方向合成加速度Pと震源地の方向を示す角度θと
は、直接表示部36に加えられ、ここで表示される。図
6は震源地方向の表示の一例を示す。すなわち、同図で
は、現在地から見て北西−南東の方向の震源地から震度
4に相当する地震加速度が到着したことを示している。
水平方向合成加速度Pと震源地の方向を示す角度θと
は、直接表示部36に加えられ、ここで表示される。図
6は震源地方向の表示の一例を示す。すなわち、同図で
は、現在地から見て北西−南東の方向の震源地から震度
4に相当する地震加速度が到着したことを示している。
【0016】図7は、前述の従来技術の震度計の構成を
集約して示したものである。すなわち、X,Y,Zの各
方向の成分に関するブロックを1ブロックでまとめ、図
4中の各ブロックに付記した2桁の数字の最初の桁が2
であるものを純地震成分演算部2としてまとめ、また3
であるものを地震情報表示部3としてまとめたものであ
る。
集約して示したものである。すなわち、X,Y,Zの各
方向の成分に関するブロックを1ブロックでまとめ、図
4中の各ブロックに付記した2桁の数字の最初の桁が2
であるものを純地震成分演算部2としてまとめ、また3
であるものを地震情報表示部3としてまとめたものであ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術による震度計では、容積・重量の点はともかく、価格
の点で多くの要望箇所に安直に設置するわけには行かな
い。
術による震度計では、容積・重量の点はともかく、価格
の点で多くの要望箇所に安直に設置するわけには行かな
い。
【0018】一方従来、地震情報は、地震発生後暫く
(数分〜十数分)待てば気象庁が情報を取りまとめてテ
レビ等を通じて報知して来るので、一般情報としてはそ
れで十分であった。
(数分〜十数分)待てば気象庁が情報を取りまとめてテ
レビ等を通じて報知して来るので、一般情報としてはそ
れで十分であった。
【0019】しかし、地震が起こったとき、防災対策を
とる必要があるかどうか判断を迫られる、たとえば地方
自治体職員のように、自分の生活に密着している人々、
あるいは頻発地点付近の人々にとっては、即座に情報を
得たい理由があり、テレビ等を通じて地震情報を速報し
てもらいたいという要望が少なくない。
とる必要があるかどうか判断を迫られる、たとえば地方
自治体職員のように、自分の生活に密着している人々、
あるいは頻発地点付近の人々にとっては、即座に情報を
得たい理由があり、テレビ等を通じて地震情報を速報し
てもらいたいという要望が少なくない。
【0020】従って本発明の目的は、前述のような要望
に応じ、個々に高価な震度計を設置しなくても、テレビ
等を通じて地震瞬時即応報道の得られる地震情報報知装
置を提供する点にある。
に応じ、個々に高価な震度計を設置しなくても、テレビ
等を通じて地震瞬時即応報道の得られる地震情報報知装
置を提供する点にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。同図中、10は地震情報検知装置、4は地震
情報報知部で、8は送信アンテナである。3は地震情報
検知装置10内に含まれる地震情報表示部である。地震
情報報知部4中、5は電磁波変調回路、6は電磁波発生
器で、7は電磁波信号送信回路である。図1に示すよう
に、前記目的を達成するため、本発明は下記の構成とす
る。 すなわち、設置場所における地面震動の加速度を
検出する震動加速度検出部と、前記震動加速度検出部の
出力から純地震成分を抽出して合成加速度や震源方向を
演算する純地震成分演算部と、前記純地震成分演算部の
出力を表示する地震情報表示部とからなる地震情報検知
装置10の後段に地震情報報知部4を設け、この地震情
報報知部4は、前記地震情報表示部の出力で電磁波を変
調する電磁波変調回路5と、前記電磁波を発生して前記
電磁波変調回路5に供給する電磁波発生器6と、前記電
磁波変調回路5の出力を設置場所の周囲の受信装置に送
信するための送信アンテナに送出するための電磁波信号
送信回路7とで構成する。
図である。同図中、10は地震情報検知装置、4は地震
情報報知部で、8は送信アンテナである。3は地震情報
検知装置10内に含まれる地震情報表示部である。地震
情報報知部4中、5は電磁波変調回路、6は電磁波発生
器で、7は電磁波信号送信回路である。図1に示すよう
に、前記目的を達成するため、本発明は下記の構成とす
る。 すなわち、設置場所における地面震動の加速度を
検出する震動加速度検出部と、前記震動加速度検出部の
出力から純地震成分を抽出して合成加速度や震源方向を
演算する純地震成分演算部と、前記純地震成分演算部の
出力を表示する地震情報表示部とからなる地震情報検知
装置10の後段に地震情報報知部4を設け、この地震情
報報知部4は、前記地震情報表示部の出力で電磁波を変
調する電磁波変調回路5と、前記電磁波を発生して前記
電磁波変調回路5に供給する電磁波発生器6と、前記電
磁波変調回路5の出力を設置場所の周囲の受信装置に送
信するための送信アンテナに送出するための電磁波信号
送信回路7とで構成する。
【0022】
【作用】本発明の原理構成を示す図1において、従来技
術となっている地震検知装置では、地震の震動加速度を
検出して演算の結果、数値情報として震度が得られる。
術となっている地震検知装置では、地震の震動加速度を
検出して演算の結果、数値情報として震度が得られる。
【0023】この数値情報を地震情報報知部4に印加す
ると、まず電磁波変調回路5に加えられ、ここで電磁波
を発生する電磁波発生器6から加えられる電磁波を変調
し、電磁波信号送信回路7へ加えられる。電磁波信号送
信回路7に加えられた電磁波信号は、ここでフィルタ増
幅されたのち、設置場所の周囲の受信装置に送信するた
めの送信アンテナに送出される。
ると、まず電磁波変調回路5に加えられ、ここで電磁波
を発生する電磁波発生器6から加えられる電磁波を変調
し、電磁波信号送信回路7へ加えられる。電磁波信号送
信回路7に加えられた電磁波信号は、ここでフィルタ増
幅されたのち、設置場所の周囲の受信装置に送信するた
めの送信アンテナに送出される。
【0024】送出アンテナの周辺のテレビジョンやラジ
オの聴視者は、前記電磁波発生器6の周波数に同調をと
れば、今の地震の「震度」をいち速く知ることができ
る。
オの聴視者は、前記電磁波発生器6の周波数に同調をと
れば、今の地震の「震度」をいち速く知ることができ
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。こ
の実施例では、電磁波としてスーパヘテロダイン受信方
式で利用する中間周波数の電波を用いている。
の実施例では、電磁波としてスーパヘテロダイン受信方
式で利用する中間周波数の電波を用いている。
【0026】図2は、受信側を含めた本実施例の全体的
な構成を示している。図中、送信側の13,14および
18は、地震情報報知装置のそれぞれ地震情報表示部、
地震情報報知部および送信アンテナである。
な構成を示している。図中、送信側の13,14および
18は、地震情報報知装置のそれぞれ地震情報表示部、
地震情報報知部および送信アンテナである。
【0027】地震情報報知部14中、15は中間周波変
調回路(IF MODと略記する。)、16は中間周波
搬送波発生器(IF GENと略記する。)で、17は
中間周波信号送信回路(IF TXと略記する。)であ
る。
調回路(IF MODと略記する。)、16は中間周波
搬送波発生器(IF GENと略記する。)で、17は
中間周波信号送信回路(IF TXと略記する。)であ
る。
【0028】IF GENの周波数は通常のNTSC方
式のテレビジョン受像機に対し約57メガヘルツの中間
周波数、FM受信機に対し10.7メガヘルツ、中波ラ
ジオ受信機に対し455キロヘルツの中間周波数に選定
する。
式のテレビジョン受像機に対し約57メガヘルツの中間
周波数、FM受信機に対し10.7メガヘルツ、中波ラ
ジオ受信機に対し455キロヘルツの中間周波数に選定
する。
【0029】また送信電力は、電波法施行規則の定める
所に従って、アンテナから3メートルの距離において毎
メートル500マイクロボルト以下とすれば、電波を発
射することに免許は不要である。
所に従って、アンテナから3メートルの距離において毎
メートル500マイクロボルト以下とすれば、電波を発
射することに免許は不要である。
【0030】つぎに受信側であるが、9,〜,9δは前
記地震情報報知装置の設置場所の周囲の事務所や家庭等
に備えられた複数のテレビ受像機とする。図2には9と
9δの2台の内部構成しか画かれていないが、その他の
テレビ受像機の内部の原理的構成もまったく同様とす
る。
記地震情報報知装置の設置場所の周囲の事務所や家庭等
に備えられた複数のテレビ受像機とする。図2には9と
9δの2台の内部構成しか画かれていないが、その他の
テレビ受像機の内部の原理的構成もまったく同様とす
る。
【0031】さて、91,〜,91δは極超短波(UH
F)あるいは超短波(VHF)の放送波を受信するため
の受信アンテナ、92,〜,92δは受信した放送波す
なわちUHFまたはVHFのような高周波を増幅する高
周波増幅回路(U/V AMPと略記する。)、93,
〜,93δは混合回路いわゆるミキサ(MIXと略記す
る。)、94,〜,94δは局部発振器(LOと略記す
る。)、95,〜,95δは中間周波増幅器(IF A
MPと略記する。)で、96,〜,96δは受像管(C
RTと略記する。)である。
F)あるいは超短波(VHF)の放送波を受信するため
の受信アンテナ、92,〜,92δは受信した放送波す
なわちUHFまたはVHFのような高周波を増幅する高
周波増幅回路(U/V AMPと略記する。)、93,
〜,93δは混合回路いわゆるミキサ(MIXと略記す
る。)、94,〜,94δは局部発振器(LOと略記す
る。)、95,〜,95δは中間周波増幅器(IF A
MPと略記する。)で、96,〜,96δは受像管(C
RTと略記する。)である。
【0032】まず、受信側の代表例としてテレビ受像機
9について説明する。U/V AMP92の出力周波数
をfHとすると、テレビ受像機9ではこれをMIX93
の第1の入力に加える。一方第2の入力には周波数fL
のLO94の出力を加えると、MIX93は周波数(f
H +fL )と(fH −fL )の2つの信号を発生する。
fL はfL ≒fH に設定されているから、(fH +
fL )≒2fH と非常に高い周波数となる。従ってこの
高い周波数成分は除去し、(fH −fL )=fIのいわ
ゆる中間周波信号だけをIF AMP95に加えて自動
利得増幅する。
9について説明する。U/V AMP92の出力周波数
をfHとすると、テレビ受像機9ではこれをMIX93
の第1の入力に加える。一方第2の入力には周波数fL
のLO94の出力を加えると、MIX93は周波数(f
H +fL )と(fH −fL )の2つの信号を発生する。
fL はfL ≒fH に設定されているから、(fH +
fL )≒2fH と非常に高い周波数となる。従ってこの
高い周波数成分は除去し、(fH −fL )=fIのいわ
ゆる中間周波信号だけをIF AMP95に加えて自動
利得増幅する。
【0033】以上が公知のスーパヘテロダイン受信方式
の動作原理である。前記IF AMP95の出力をCR
T96に加えることにより、放送テレビ動画を見ること
ができる。
の動作原理である。前記IF AMP95の出力をCR
T96に加えることにより、放送テレビ動画を見ること
ができる。
【0034】つぎに地震情報報知部14では、地震情報
表示部13の出力信号がIF MOD15に加えられ、
IF GEN16からの前述の周波数に選定した中間周
波搬送波を変調する。IF MOD15の出力は、IF
TX17でフィルタ増幅され、送信アンテナ18へ送
られる。
表示部13の出力信号がIF MOD15に加えられ、
IF GEN16からの前述の周波数に選定した中間周
波搬送波を変調する。IF MOD15の出力は、IF
TX17でフィルタ増幅され、送信アンテナ18へ送
られる。
【0035】送信アンテナ18は、IF TX17の出
力を経路100,〜,100δを経てテレビ受像機9,
〜,9δに伝達させる。伝達された中間周波信号はIF
AMP95,〜,95δに直接入力することができ、
受像画面に図6に示すような地震情報を画像として重ね
あわせることができる。この場合、聴視者は、地震情報
を報知してもらうために格別の同調をとる作業を必要と
しないので便利である。
力を経路100,〜,100δを経てテレビ受像機9,
〜,9δに伝達させる。伝達された中間周波信号はIF
AMP95,〜,95δに直接入力することができ、
受像画面に図6に示すような地震情報を画像として重ね
あわせることができる。この場合、聴視者は、地震情報
を報知してもらうために格別の同調をとる作業を必要と
しないので便利である。
【0036】地震情報報知部14において、地震情報表
示部13の情報を音声信号に変換する部分を設けておけ
ば、前述と同様な手段はテレビジョン受像機に併用し、
またラジオ受信機に対しても実施することが可能であ
る。この場合放送中の音声信号に地震情報が重畳する欠
点がある。
示部13の情報を音声信号に変換する部分を設けておけ
ば、前述と同様な手段はテレビジョン受像機に併用し、
またラジオ受信機に対しても実施することが可能であ
る。この場合放送中の音声信号に地震情報が重畳する欠
点がある。
【0037】なお、テレビ受像機は東京地区の場合第5
チャネル、第9チャネルのように未使用のチャネルがあ
る。このため、地震情報をたとえば第9チャネルのよう
に定めておき、郵政大臣の免許を得てから、200メガ
ヘルツ帯の周波数の比較的強力な地震情報報知電波を使
用して放送することができる。中波ラジオの場合、たと
えば1600キロヘルツ付近を使用するのが好適であ
る。地震を感じたときは、このような所定周波数に同調
をとれば地震情報のみが受信できる。
チャネル、第9チャネルのように未使用のチャネルがあ
る。このため、地震情報をたとえば第9チャネルのよう
に定めておき、郵政大臣の免許を得てから、200メガ
ヘルツ帯の周波数の比較的強力な地震情報報知電波を使
用して放送することができる。中波ラジオの場合、たと
えば1600キロヘルツ付近を使用するのが好適であ
る。地震を感じたときは、このような所定周波数に同調
をとれば地震情報のみが受信できる。
【0038】以上の実施例では、電磁波として中間周波
数を用いたが、当然それ以外の電磁波、たとえばUHF
等のテレビ放送波や、遠赤外線を始めとする光等を利用
することもできる。
数を用いたが、当然それ以外の電磁波、たとえばUHF
等のテレビ放送波や、遠赤外線を始めとする光等を利用
することもできる。
【0039】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、高価格
の地震計を多くの要望箇所に設置しないでも、地震発生
と同時に、テレビ等を通じてその震動や震源方向を報知
できる地震情報報知装置が実現できる。
の地震計を多くの要望箇所に設置しないでも、地震発生
と同時に、テレビ等を通じてその震動や震源方向を報知
できる地震情報報知装置が実現できる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例の全体的構成図である。
【図3】加速度センサの原理構成図である。
【図4】従来技術の震度計の構成図である。
【図5】加速度成分の3軸方向図である。
【図6】震源地方向の表示例である。
【図7】従来技術の震度計集約構成図である。
3 地震情報表示部 4 地震情報報知部 5 電磁波変調回路 6 電磁波発生器 7 電磁波信号送信回路 8 送信アンテナ 10 地震情報検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 修太郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 設置場所における地面震動の加速度を検
出する震動加速度検出部と、 前記震動加速度検出部の出力から純地震成分を抽出して
合成加速度や震源方向を演算する純地震成分演算部と、 前記純地震成分演算部の出力を表示する地震情報表示部
とからなる地震情報検知装置(10)の後段に地震情報
報知部(4)を設け、 この地震情報報知部(4)は、 前記地震情報表示部の出力で電磁波を変調する電磁波変
調回路(5)と、 前記電磁波を発生して前記電磁波変調回路(5)に供給
する電磁波発生器(6)と、 前記電磁波変調回路(5)の出力を設置場所の周囲の受
信装置に送信するための送信アンテナに送出するための
電磁波信号送信回路(7)とで構成することを特徴とす
る地震情報報知装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電磁波発生器(6)の
発生周波数をテレビジョン受像機またはラジオ受信機の
中間周波数に等しく選定したことを特徴とする地震情報
報知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5543092A JPH05256952A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 地震情報報知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5543092A JPH05256952A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 地震情報報知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05256952A true JPH05256952A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12998373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5543092A Withdrawn JPH05256952A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 地震情報報知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05256952A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011021446A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Kobe Steel Ltd | 土石流検知システム |
JP2013217778A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Misawa Homes Co Ltd | 地震表示計 |
CN110322663A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-11 | 深圳创维-Rgb电子有限公司 | 基于电视机的地震预警信息发布方法、系统及存储介质 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP5543092A patent/JPH05256952A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011021446A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-03 | Kobe Steel Ltd | 土石流検知システム |
JP2013217778A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Misawa Homes Co Ltd | 地震表示計 |
CN110322663A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-10-11 | 深圳创维-Rgb电子有限公司 | 基于电视机的地震预警信息发布方法、系统及存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |