JPH05256740A - プラント診断装置 - Google Patents

プラント診断装置

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Publication number
JPH05256740A
JPH05256740A JP4052158A JP5215892A JPH05256740A JP H05256740 A JPH05256740 A JP H05256740A JP 4052158 A JP4052158 A JP 4052158A JP 5215892 A JP5215892 A JP 5215892A JP H05256740 A JPH05256740 A JP H05256740A
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JP
Japan
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curve data
data
plant
curve
input
Prior art date
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Application number
JP4052158A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Watabe
勉 渡部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】カーブデータ変更手段4は、オペレータの所定
の操作によりディスプレイ装置10の表示カーブデータ
を変更し、変更カーブデータ4aとしてカーブデータ記
憶部7に保存する。カーブデータ編集手段5は、入力カ
ーブデータ2aと変更カーブデータ4aとに基づいて編
集して、変更された変更カーブデータを作成する。カー
ブデータ伝送手段6は、伝送カーブデータ7cをプラン
ト診断部8へ伝送する。 【効果】一部のみ異なるカーブデータを数多く、容易に
作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントの異常原因を
診断するためのプラント診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント診断装置では、プラントの状態
量をセンサ等により入力し、これらのデータを時系列に
履歴データとして蓄え、この履歴データに基づいてプラ
ントを診断することが最も望ましい。ところが通常のプ
ラントでは異常時のデータを入力することは難しく、所
望する上記したプラントの状態量をプラント診断装置に
入力することが実際にできない場合が多い。また、プラ
ント診断装置自体の診断をしないで、プラントの実用運
転に入ることもできない。このためプラントを模擬する
模擬データをプラント状態量として入力しプラント診断
装置のシミュレーションテストを行っている。この際の
模擬データは、多数のパターンのカーブデータが用いら
れる。
【0003】プラント診断装置では、模擬データを作成
するためまず時間幅を指定し、入力装置のマウスの操作
によりいわゆる一筆書きにて時間幅分のカーブデータを
入力している。このように従来のプラント診断装置で
は、入力装置により任意のカーブデータを作成し、この
カーブデータを用いて実際のセンサ等の代わりのデータ
を時系列に蓄えた履歴データを用いてプラント診断装置
のシミュレーションを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のプラント診断装置では、カーブデータの部分的
な修正ができないため模擬データの作成毎に作り直さな
ければならないという問題がある。
【0005】即ち、プラント診断装置では、任意のカー
ブデータを作成するとき入力装置の操作により一筆書き
によりカーブデータを入力していた。このため、シミュ
レーションの結果、1つの既存のカーブデータの一部分
にカーブの変更をする必要があるとき始めから入力しな
ければならず大変に苦労を要していた。さらに、一筆書
きで再度一部分だけ変更したカーブデータを作成する
と、変更を要しない部分を前回のカーブと全く同じにす
るのも容易でない。また、プラント診断装置では、ある
パターンの一部分だけ相違する模擬データが数多く必要
とする。
【0006】そこで、本発明は、模擬データのカーブデ
ータの一部分を編集することができるプラント診断装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
ントの異常原因を診断するプラント診断部の診断機能を
シミュレーションするために被診断対象のプラント状態
量を模擬する模擬データとしてのカーブデータを作成
し、このカーブデータをプラント診断部に出力するプラ
ント模擬部を有するプラント診断装置において、オペレ
ータが入力装置を操作してカーブデータを作成するため
に入力データを入力カーブデータとしてカーブデータ記
憶部へ保存するカーブデータ入力手段と、カーブデータ
記憶部から入力カーブデータを取り出してディスプレイ
装置の所定の座標画面上に表示させるカーブデータ表示
手段と、ディスプレイ装置に表示された表示カーブデー
タを入力装置からオペレータの所定の操作により所定の
範囲で変更して変更カーブデータとしてカーブデータ記
憶部に保存するカーブデータ変更手段と、カーブデータ
記憶部から変更カーブデータと入力カーブデータとを取
り出し、これらのデータに基づいて変更後のカーブデー
タを編集するカーブデータ編集手段と、入力カーブデー
タまたは変更後のカーブデータをカーブデータとしてプ
ラント診断部へ伝送するカーブデータ伝送手段とをプラ
ント模擬部に設けるようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、プラントの異常原因を
診断するプラント診断部の診断機能をシミュレーション
するために被診断対象のプラント状態量を模擬する模擬
データとしてのカーブデータを作成し、このカーブデー
タをプラント診断部に出力するプラント模擬部を有する
プラント診断装置において、プラントからのデータを入
力して履歴データ記憶部へ履歴データとして保存するプ
ラント入力手段と、履歴データをプラント模擬部へ送信
するためのプラントデータ送信手段とをプラント診断部
に設ける一方、プラントデータ送信手段から送信された
履歴データをカーブデータを作成するために第1の入力
カーブデータとしてカーブデータ記憶部へ保存するプラ
ントデータ入力手段と、オペレータが入力装置を操作し
てカーブデータを作成するために入力データを第2の入
力カーブデータとしてカーブデータ記憶部へ保存するカ
ーブデータ入力手段と、カーブデータ記憶部から前記第
1の入力カーブデータまたは第2の入力カーブデータを
取り出しディスプレイ装置の所定の座標画面上に表示さ
せるカーブデータ表示手段と、ディスプレイ装置に表示
された表示カーブデータを入力装置からオペレータの所
定の操作により所定の範囲で変更して変更カーブデータ
としてカーブデータ記憶部に保存するカーブデータ変更
手段と、カーブデータ記憶部から変更カーブデータと第
1の入力カーブデータまたは第2の入力カーブデータを
取り出し、これらのデータに基づいて変更後のカーブデ
ータを編集するカーブデータ編集手段と、第1の入力カ
ーブデータと第2の入力カーブデータと変更後カーブデ
ータのいずれかをカーブデータとしてプラント診断部へ
伝送するカーブデータ伝送手段とをプラント模擬部に設
けるようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明は、プラント模擬部においてオ
ペレータが入力装置を所定の手順で操作して、カーブデ
ータとして発生させ、カーブデータ入力手段でそのカー
ブデータを入力する。カーブデータ表示手段は、所定座
標系でのカーブデータを画面上に表示する。カーブデー
タ変更手段は、画面に表示されているカーブデータにつ
いて、そのカーブの座標系の任意の範囲において、その
範囲内のカーブデータを入力装置から入力されるカーブ
データに変更する。カーブデータ編集手段は、カーブデ
ータ変更手段により変更されたカーブデータの部分を、
先にカーブデータ入力手段により入力されていたカーブ
データの座標系の任意の範囲に編集して入れ込む。カー
ブデータ伝送手段は、以上のようにして入力されたカー
ブデータまたは、編集されたカーブデータを、プラント
診断部にシミュレーション用のデータとして伝送する。
従って、既存のパターンの一部分のみ変更した数多くの
模擬データが容易にできる。
【0010】請求項2の発明は、プラント診断部のプラ
ント入力手段によりプラントデータが入力され、履歴デ
ータとして履歴データ記憶部に保存される。プラントデ
ータ送信手段により履歴データはプラント模擬部へ送信
され、プラント模擬部では、プラントデータ入力手段に
より送信された履歴データがカーブデータ作成のための
第1の入力カーブデータとしてカーブデータ記憶部へ保
存される。また、オペレータにより入力装置を操作され
た入力データが第2の入力カーブデータとしてカーブデ
ータ記憶部に保存される。次に、カーブデータ表示手段
によりカーブデータ記憶部から入力カーブデータが取り
出されディスプレイ装置の所定の座標画面上にカーブデ
ータを表示される。ディスプレイ装置に表示された表示
カーブデータは入力装置からオペレータの所定の操作に
より所定の範囲で変更されカーブデータ変更手段により
変更カーブデータとしてカーブデータ記憶部に保存され
る。変更カーブデータと第1の入力カーブデータと第2
の入力カーブデータのいずれかが、カーブデータ記憶部
から取り出され、カーブデータ編集手段がこれらのデー
タに基づいて変更後カーブデータが編集され、第1の入
力カーブデータと第2の入力カーブデータと変更後カー
ブデータのいずれかがカーブデータとしてプラント診断
部へ伝送される。したがって、実際のプラントデータを
入力カーブデータとして用いて若干変更したカーブデー
タができるからプラント特有の流れ等を崩すことなく模
擬データが作成できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施例を示すプラ
ント診断装置の構成図である。プラント模擬部1は、カ
ーブデータ入力手段2、カーブデータ表示手段3、カー
ブデータ変更手段4、カーブデータ編集手段5、カーブ
データ伝送手段6、カーブデータ記憶部7で構成され
る。このプラント模擬部1には、プラント診断部8と入
力装置9とディスプレイ装置10とが接続されている。
【0013】ここで、カーブデータ入力手段2は、入力
装置9からの入力データ9aを入力処理して入力カーブ
データ2aとしてカーブデータ記憶部7へ保存する。カ
ーブデータ表示手段3は、カーブデータ記憶部7から表
示カーブデータ7aを取り出しディスプレイ装置10に
表示データ3aとして表示させる。
【0014】カーブデータ変更手段4は、カーブデータ
記憶部7に入力装置9からの変更データ9bを入力し、
変更カーブデータ4aとしてカーブデータ記憶部7に保
存する。カーブデータ編集手段5は、変更カーブデータ
4aと入力カーブデータ2aとをカーブデータ記憶部7
から編集前カーブデータ7bとして読み込み、編集後カ
ーブデータ5aとしてカーブデータ記憶部7に保存す
る。
【0015】カーブデータ伝送手段6は、入力装置9か
らのカーブデータ伝送通知9cを入力して伝送カーブデ
ータ7cをプラント診断部8にプラント模擬信号6aと
して伝送する。カーブデータ記憶部7は、上記各手段に
て入力または編集したデータを保存する。
【0016】入力装置9には、キーボードとマウスとが
備えられ、キーボードは縦軸および横軸の各々の幅と、
プラント状態量の情報を入力する。また、入力装置9
は、カーブデータ入力手段2、カーブデータ変更手段4
およびカーブデータ伝送手段6に対する起動要求を行
い、マウスは実際にカーブデータを入力してカーブを描
くために使用される。このマウスは要求ボタンを持って
おり、オペレータが任意に作成した表示座標上において
この要求ボタンを押すことによつて、表示座標上に任意
のカーブが描けるようになつている。
【0017】上記構成で、まず、オペレータが、入力装
置9のキーボードからカーブデータ入力手段2の起動要
求を行う。続いて、カーブデータ入力手段2により、オ
ペレータがプラント状態量の情報、縦軸および横軸の幅
を入力するために、例えば、図2に示す画面をディスプ
レイ装置10に出力して、オペレータに情報の入力を促
す。この対話画面では、各プラント状態量に個別に割り
当てられている識別番号としてのプラント状態量番号1
0a、プラント状態量副番号10b、ガイドメッセー
ジ、縦軸初期値10c、縦軸最終値10d、横軸初期値
10e、横軸最終値10fが表示される。
【0018】この対話画面上でオペレータが情報を入力
すると、画面解像度の最小単位から入力カーブデータ2
aの横軸の方向のデータの数が定まり、カーブデータ記
憶部7に図3に示す如く入力カーブデータ2aを保存す
る領域を確保される。このカーブデータ記憶部7に保存
される入力カーブデータ2aは入力装置9からオペレー
タが指定したプラント状態量番号10a、プラント状態
量副番号10b、縦軸初期値10c、縦軸最終値10
d、横軸初期値10e、横軸最終値10fを保存する領
域がある。さらに、オペレータが作成したカーブデータ
の軌跡を画面解像度の最小単位に分解し、この表示座標
のデータを縦軸データ2a7と横軸データ2a8とによ
り保存する領域がある。
【0019】オペレータが情報を入力した後、カーブデ
ータ入力手段2は、ディスプレイ装置10の対話画面上
でオペレータの情報に合致したカーブを作成するための
座標を表示させ、次にマウスにより、オペレータに対し
てカーブデータの入力を要求する。
【0020】即ち、まず、オペレータは入力装置9を操
作してディスプレイ装置10の対話画面上に縦軸をプラ
ント状態量とし、横軸を時間にして、それぞれの幅を指
定して画面上に任意の表示座標を作成する。その後、オ
ペレータは、マウスを用いて表示されたマーカを移動さ
せながら、時間と共に変化するプラント状態量のカーブ
を描くようにする。これによって、カーブデータ入力手
段2は、マーカの移動による入力カーブデータ2aを出
力して、カーブデータ表示手段3により表示カーブデー
タ7aをディスプレイ装置10に画面解像度の最小単位
(ドット)で表示する、これと同時にそのカーブを画面
解像度の最小単位に分解し、カーブデータ記憶部7に入
力カーブデータ2aとして保存する。これにより、オペ
レータが描いたカーブは、プラント状態量のシミュレー
ション用の模擬データになる。ここで求めた縦軸データ
2a7と横軸データ2a8とは、ペアにして入力カーブ
データ2aにセットし、カーブデータ記憶部7に保存す
る。このときの横軸データ2a8の単位は時間である。
【0021】なお、プラント状態量副番号10bは、同
一のプラント状態量番号10aに対して複数の模擬デー
タを作成する場合の識別番号である。このようにしてプ
ラント状態量の模擬データが作成される。
【0022】なお、図3の構成は、1のプラント状態量
の模擬データを作成する場合を示すものであり、実際に
は上記構成がグループ化され、複数のプラント状態量に
対応して模擬データが記憶できるようになっている。
【0023】次に、オペレータが上記して作成されたカ
ーブデータを操作して変更する場合について具体的に説
明する。
【0024】まず、オペレータは入力装置9を操作して
カーブデータ変更手段4の起動要求を行う。これにより
カーブデータ変更手段4は、図2に示すと同様な対話画
面をディスプレイ装置10にガイドメッセージと共に表
示される。そして、オペレータが情報を入力するように
する。なお、表示されるガイドメッセージは、例えば、
プラント状態量の名称等である。
【0025】ここで、カーブデータを変更する際には、
カーブデータが予めカーブデータ入力手段2によりカー
ブデータ記憶部7に入力されて保存されている。
【0026】カーブデータ変更手段4は、プラント状態
量番号10aとプラント状態量副番号10bの情報に基
づいて、カーブデータ表示手段3を起動し、オペレータ
が指定したプラント状態量としての模擬データをディス
プレイ装置10に表示要求する。これによりカーブデー
タ表示手段3は、カーブデータ記憶部7からプラント状
態量の図4に示す如き表示カーブデータ7aを取り出し
対話画面を再生し、これをディスプレイ装置10に表示
する。
【0027】このように表示カーブデータ7aは、入力
カーブデータ2aと全く同一のフォマットで構成されて
いる。カーブデータ表示手段3は、通知されたプラント
状態量番号10aとプラント状態量副番号10bとを指
標にして、先に説明した入力カーブデータ2aの中から
指定されたプラント状態量の模擬データを表示カーブデ
ータ7aとして取り出す。
【0028】ここで、オペレータはディスプレイ装置1
0に表示された図5に示す如きプラント状態量としての
カーブデータを確認する。そして、例えば、そのカーブ
データ上の横軸に対して変更範囲初期値10gと変更範
囲最終値10hをマウスを用いて指定する。この結果、
上記範囲内のカーブデータの表示が図6のように消去さ
れ、データの変更が可能になる。
【0029】この状態でオペレータが、カーブデータを
入力したときと、同じ操作で変更範囲初期値10gと変
更範囲最終値10hとの範囲内にカーブデータをマウス
により入力すると、図7のようにカーブデータが変更さ
れる。カーブデータ変更手段4は、上記操作で指定され
た変更範囲初期値10gと変更範囲最終値10hの範囲
内で変更されたカーブデータを図8に示す如く変更カー
ブデータ4aとして、カーブデータ記憶部7に保存す
る。
【0030】変更カーブデータ4aの基本的な構成は先
に説明した図3の入力カーブデータ2aおよび、図4の
表示カーブデータ7aと同じであるが、横軸初期値10
eが変更範囲初期値10gに、横軸最終値10fが変更
範囲最終値10hにそれぞれ替わる。これに伴い縦軸デ
ータ2a7と横軸データ2a8は、変更範囲初期値10
gと変更範囲最終値10hの間のデータのみがセットさ
れる。
【0031】次に、カーブデータ編集手段5に対して指
定されたプラント状態量のカーブデータの変更があった
ことを通知し、そのプラント状態量のカーブデータの編
集を要求する。これによりカーブデータ編集手段5は、
カーブデータ記憶部7から入力カーブデータ2aと変更
カーブデータ4aを編集前カーブデータ7bとして取り
出し、入力カーブデータ2aの横軸データ2a8と変更
カーブデータ4aの変更範囲初期値10gとを比較す
る。この比較で入力カーブデータ2aの横軸データ2a
8が変更カーブデータ4aの変更範囲初期値10gと同
じ値になったところで入力カーブデータ2aの縦軸デー
タ2a7を変更カーブデータ4aの縦軸データ2a7に
順次入れ換える。そして、横軸データ2a8が変更範囲
最終値10hとなるまで上記縦軸データ2a7を入れ換
える。
【0032】この結果、オペレータが変更し、現在ディ
スプレイ装置10に表示されているプラント状態量のカ
ーブデータが作成される。このとき、編集後カーブデー
タ5aは、各プラント状態量に割付けられているプラン
ト状態量番号10aのほかにプラント状態量副番号10
bを新たに割付ける。これにより、同様の操作により同
じプラント状態量に対し複数のカーブデータを作成する
ことができる。
【0033】ここで、カーブデータ編集手段5は、作成
されたカーブデータを編集後カーブデータ5aとしてカ
ーブデータ記憶部7に保存する。この際には先に説明し
た入力カーブデータ2a内に新たに領域を確保し保存す
る。
【0034】以上の操作手順によりオペレータが、カー
ブデータを入力および変更した後、プラント状態量とし
てカーブデータが、プラント診断部8にプラント模擬信
号6aとして次のように伝送される。
【0035】オペレータは、指定するプラント状態量番
号10aとプラント状態量副番号10bおよびプラント
模擬データを伝送する際の時間幅を入力装置9のキーボ
ードから入力する。そして、オペレータはそのプラント
状態量に対する模擬データをプラント診断部8に伝送す
るようカーブデータ伝送手段6に対しカーブデータ伝送
通知9cを行う。
【0036】カーブデータ伝送手段6は、指定されたプ
ラント状態量の模擬データを伝送カーブデータ7cとし
てカーブデータ記憶部7より取り出し、オペレータより
指定のあった時間幅に従いプラント模擬信号6aとして
プラント診断部8に伝送する。
【0037】このように、オペレータがカーブデータ入
力手段2で入力した入力カーブデータ2aのパターンと
一部のみが異なるシミュレーション用のデータを数多く
作成するために、カーブデータ変更手段4にて入力カー
ブデータ2a上の任意の範囲(横軸)を指定し、カーブ
データ入力手段2と同様に入力装置9を操作し、その範
囲においてカーブを描き変更する。これによりパターン
の一部のみ模擬データが異なるシミュレーション用のデ
ータの変更分のみが、変更カーブデータ4aとしてカー
ブデータ記憶部7に保存される。
【0038】カーブデータ編集手段5は、カーブデータ
記憶部7に保存されている入力カーブデータ2aと変更
カーブデータ4aを編集前カーブデータ7bとして読み
込み、編集を行い編集後カーブデータ5aとして再びカ
ーブデータ記憶部7に保存する。カーブデータ伝送手段
6は、伝送カーブデータ7cをカーブデータ記憶部7か
ら読み込み、プラント模擬信号6aとしてプラント診断
部8に伝送する。
【0039】以上説明したように本実施例によれば、任
意の期間幅で一度作成したプラント状態量に応じたプラ
ント模擬信号の一部分を変更できる。従って、同じよう
なパターンでのプラント模擬信号が数多く作成できるた
め、プラント診断装置のシミュレーションテストを行う
際のデータの作成が容易になる。
【0040】なお、本発明の実施例では、説明を簡単に
するためにオペレータが指定した任意の表示座標上に1
本のカーブデータのみ入力できる構成であったが、オペ
レータに入力を促すガイドメッセージを複数のプラント
状態量が入力できるようなフォマットとし、かつ、これ
に対応してカーブデータをカーブデータ記憶部の領域に
確保して一度に何本ものカーブデータの入力および変更
が可能になる。この場合、表示座標上のそれぞれのカー
ブに識別番号を付けオペレータから入力情報の中に組み
込むことにより実施する。
【0041】図9は、本発明の第2の実施例の構成を示
す。
【0042】第1の実施例では、プラント状態量を全て
オペレータが入力したがこれに限らず、実際のプラント
データを入力しても実施できる。即ち、第2の実施例で
は、プラント診断部8内にプラント入力8aを実際に入
力し、プラント入力データ11aとして履歴データ記憶
部12に保存するプラント入力手段11と、履歴データ
記憶部12からプラント履歴データ12aを取り出し、
プラントデータ13aとしてプラント模擬部1に送信す
るプラントデータ送信手段13とを設ける。
【0043】一方、プラント模擬部1内にプラント診断
部8からのプラントデータ13aを受け取り、入力カー
ブデータ2aの構成に変換し、カーブデータ記憶部7に
保存するプラントデータ入力手段14とを設けて、送信
された履歴データをカーブデータ作成のための第1の入
力カーブデータとしてカーブデータ記憶部7へ保存し、
また、オペレータからの入力装置9により操作された入
力データが第2の入力カーブデータとしてカーブデータ
記憶部7に保存される。次に、第1の実施例と同様にカ
ーブデータ表示手段3によりカーブデータ記憶部7から
入力カーブデータが取り出されディスプレイ装置10の
所定の座標画面上にカーブデータを表示される。ディス
プレイ装置10に表示された表示カーブデータは入力装
置9からオペレータの所定の操作により所定の範囲で変
更されカーブデータ変更手段4により変更カーブデータ
としてカーブデータ記憶部7に保存される。変更カーブ
データと第1の入力カーブデータと第2の入力カーブデ
ータのいずれかが、カーブデータ記憶部7から取り出さ
れ、カーブデータ編集手段5がこれらのデータに基づい
て変更後カーブデータが編集され、第1の入力カーブデ
ータと第2の入力カーブデータと変更後カーブデータの
いずれかがカーブデータとしてプラント診断部8へ伝送
される。なお、オペレータが入力する第2の入力カーブ
データは必ずしも必要ではない。
【0044】プラント診断では、実際の被診断対象であ
るプラントからのデータを入力し保存している履歴デー
タを使うことが最も望ましいが、通常プラントでは異常
が発生しにくいから実際のプラントから異常時のデータ
を入力するのは難しい。その対策として実際のプラント
からの入力を若干変更したデータをプラント模擬データ
として使用する。第2実施例によれば、そのプラント特
有のデータの流れ等を崩すことなく模擬データを作成す
ることができ、プラントの診断に大きく役立つ場合が多
く、有効な模擬データとなる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、データの一部分のみ変更したカーブデータが簡単
にできる。従って、既存のデータの一部分のみ変更した
数多くの模擬データを作成しなければならないとき、オ
ペレータがその都度全部分のデータを作り直す必要がな
い。また、請求項2の発明によれば、プラントからのデ
ータの一部のみ変更したカーブデータが簡単にできる。
したがって、プラント特有のデータに沿った有効な模擬
データを容易に数多く作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すプラント診断装置の
構成図である。
【図2】同装置のカーブデータを入力するための対話画
面の1例を示す説明図である。
【図3】同装置の入力カーブデータの1例を示す構成図
である。
【図4】同装置のカーブデータの表示画面の1例を示す
説明図である。
【図5】同装置の表示カーブデータの1例を示す構成図
である。
【図6】同装置のカーブデータの変更範囲を示す表示画
面の説明図である。
【図7】同装置の変更範囲を変更後のカーブデータを示
す表示画面の説明図である。
【図8】同装置の変更カーブデータの1例を示す構成図
である。
【図9】本発明の第2実施例を示すプラント診断装置の
構成図である。
【符号の説明】
1 プラント模擬部 2 カーブデータ入力手段 3 カーブデータ表示手段 4 カーブデータ変更手段 5 カーブデータ編集手段 6 カーブデータ伝送手段 7 カーブデータ記憶部 8 プラント診断部 10 ディスプレイ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの異常原因を診断するプラント
    診断部の診断機能をシミュレーションするために被診断
    対象のプラント状態量を模擬する模擬データとしてのカ
    ーブデータを作成し、このカーブデータを前記プラント
    診断部に出力するプラント模擬部を有するプラント診断
    装置において、 オペレータが入力装置を操作して前記カーブデータを作
    成するために入力データを入力カーブデータとしてカー
    ブデータ記憶部へ保存するカーブデータ入力手段と、前
    記カーブデータ記憶部から前記入力カーブデータを取り
    出してディスプレイ装置の所定の座標画面上に表示させ
    るカーブデータ表示手段と、前記ディスプレイ装置に表
    示された表示カーブデータを前記入力装置からオペレー
    タの所定の操作により所定の範囲で変更して変更カーブ
    データとして前記カーブデータ記憶部に保存するカーブ
    データ変更手段と、前記カーブデータ記憶部から前記変
    更カーブデータと前記入力カーブデータとを取り出し、
    これらのデータに基づいて変更後のカーブデータを編集
    するカーブデータ編集手段と、前記入力カーブデータま
    たは前記変更後のカーブデータを前記カーブデータとし
    て前記プラント診断部へ伝送するカーブデータ伝送手段
    とを前記プラント模擬部に備えたことを特徴とするプラ
    ント診断装置。
  2. 【請求項2】 プラントの異常原因を診断するプラント
    診断部の診断機能をシミュレーションするために被診断
    対象のプラント状態量を模擬する模擬データとしてのカ
    ーブデータを作成し、このカーブデータを前記プラント
    診断部に出力するプラント模擬部を有するプラント診断
    装置において、 プラントからのデータを入力して履歴データ記憶部へ履
    歴データとして保存するプラント入力手段と、前記履歴
    データを前記プラント模擬部へ送信するためのプラント
    データ送信手段とを前記プラント診断部に設ける一方、 前記プラントデータ送信手段から送信された前記履歴デ
    ータを前記カーブデータを作成するために第1の入力カ
    ーブデータとしてカーブデータ記憶部へ保存するプラン
    トデータ入力手段と、オペレータが入力装置を操作して
    前記カーブデータを作成するために入力データを第2の
    入力カーブデータとしてカーブデータ記憶部へ保存する
    カーブデータ入力手段と、前記カーブデータ記憶部から
    前記第1の入力カーブデータまたは第2の入力カーブデ
    ータを取り出しディスプレイ装置の所定の座標画面上に
    カーブデータを表示させるカーブデータ表示手段と、前
    記ディスプレイ装置に表示された表示カーブデータを前
    記入力装置からオペレータの所定の操作により所定の範
    囲で変更して変更カーブデータとして前記カーブデータ
    記憶部に保存するカーブデータ変更手段と、前記カーブ
    データ記憶部から前記変更カーブデータと前記第1の入
    力カーブデータまたは第2の入力カーブデータを取り出
    し、これらのデータに基づいて変更後のカーブデータを
    編集するカーブデータ編集手段と、前記第1の入力カー
    ブデータと第2の入力カーブデータと前記変更後カーブ
    データのいずれかを前記カーブデータとして前記プラン
    ト診断部へ伝送するカーブデータ伝送手段とを前記プラ
    ント模擬部に設けたことを特徴とするプラント診断装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003140708A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Denso Corp 学習制御空調装置の教師データ作成方法
JP2008135010A (ja) * 2006-10-02 2008-06-12 Fisher Rosemount Syst Inc 作動中のプロセス環境における動的プロセスシミュレーションの更新と利用

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