JPH0525665B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0525665B2 JPH0525665B2 JP63214595A JP21459588A JPH0525665B2 JP H0525665 B2 JPH0525665 B2 JP H0525665B2 JP 63214595 A JP63214595 A JP 63214595A JP 21459588 A JP21459588 A JP 21459588A JP H0525665 B2 JPH0525665 B2 JP H0525665B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frp
- threaded
- cylinder
- threaded portion
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 description 47
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はFRP(繊維強化プラスチツクス)製
ネジ付円筒、特に円筒の内側にネジ山部を有する
FRP製円筒に関するものである。
ネジ付円筒、特に円筒の内側にネジ山部を有する
FRP製円筒に関するものである。
第2図はFRP製ネジ付円筒の従来例を示す側
断面図であり、図中、1はFRP製メネジ付円筒、
2はFRP、3はFRPの繊維であるクロス材、4
はFRPを形成するプラスチツクスであるレジン、
5はFRPのレジン4含浸強化繊維クロス材3を
積層したメネジのネジ山部、6はメネジの谷部で
ある。
断面図であり、図中、1はFRP製メネジ付円筒、
2はFRP、3はFRPの繊維であるクロス材、4
はFRPを形成するプラスチツクスであるレジン、
5はFRPのレジン4含浸強化繊維クロス材3を
積層したメネジのネジ山部、6はメネジの谷部で
ある。
次にこの従来例の製造方法を第2図を用いて説
明する。第2図において、金属の筒状のマンドレ
ル1a(1点鎖線で示す)を製造し、このマンド
レル1aにレジン4を含浸させたクロス材3を積
層して硬化させ、まず円筒形状の均一断面を有す
る素材を製造する。次に内面の谷部6および外形
1bを機械加工により切削してメネジ付FRP製
円筒1を製造していた。
明する。第2図において、金属の筒状のマンドレ
ル1a(1点鎖線で示す)を製造し、このマンド
レル1aにレジン4を含浸させたクロス材3を積
層して硬化させ、まず円筒形状の均一断面を有す
る素材を製造する。次に内面の谷部6および外形
1bを機械加工により切削してメネジ付FRP製
円筒1を製造していた。
以上のように、従来例においては、谷部6を刻
設するために、FRP製円筒を機械加工し、切削
していたので、FRP製円筒は第2図に示すよう
にネジ山部5部分におけるFRP2は強化繊維の
クロス材3が切断され各ネジ山部5間の繊維が不
連続となり、円筒の軸方向Xに荷重が加わると、
特にネジ山部5の部分で強度が低くなるという問
題点があつた。
設するために、FRP製円筒を機械加工し、切削
していたので、FRP製円筒は第2図に示すよう
にネジ山部5部分におけるFRP2は強化繊維の
クロス材3が切断され各ネジ山部5間の繊維が不
連続となり、円筒の軸方向Xに荷重が加わると、
特にネジ山部5の部分で強度が低くなるという問
題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、ネジ山部での積層FRP材を
連続にし、たるみ発生を防止して、ネジ付円筒の
ネジ山部の強度を大幅に高め、円筒の経緯両方向
の荷重にも強度を著しく向上させることを目的と
する。
になされたもので、ネジ山部での積層FRP材を
連続にし、たるみ発生を防止して、ネジ付円筒の
ネジ山部の強度を大幅に高め、円筒の経緯両方向
の荷重にも強度を著しく向上させることを目的と
する。
(課題を解決するための手段)
このため、この発明において、FRPで製造さ
れたネジ付円筒であつて、第1FRP材および第
2FRP材を交互にほぼ経緯に巻回積層して螺旋状
の所定形状のネジ山部を形成し、このネジ山部と
連設される円筒部を前記第1もしくは第2FRP材
で巻回積層し、かつ前記FRP材はそれぞれ連続
していることにより、前記目的を達成しようとす
るものである。
れたネジ付円筒であつて、第1FRP材および第
2FRP材を交互にほぼ経緯に巻回積層して螺旋状
の所定形状のネジ山部を形成し、このネジ山部と
連設される円筒部を前記第1もしくは第2FRP材
で巻回積層し、かつ前記FRP材はそれぞれ連続
していることにより、前記目的を達成しようとす
るものである。
この発明のFRP製ネジ付円筒は、ネジ山部を
第1FRP材および第2FRP材を交互にほぼ経緯に
連続で巻回積層して螺旋状の所定形状を形成し、
円筒部を第1もしくは第2FRP材で連続に巻回積
層して形成する。
第1FRP材および第2FRP材を交互にほぼ経緯に
連続で巻回積層して螺旋状の所定形状を形成し、
円筒部を第1もしくは第2FRP材で連続に巻回積
層して形成する。
以下この発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図はこの発明の一実施例である成形型
にFRP材を巻回した状態を示す側断面図であり、
図中、前記従来例と同一符号は同一、又は相当構
成要素を示し、その重複説明は省略する。
する。第1図はこの発明の一実施例である成形型
にFRP材を巻回した状態を示す側断面図であり、
図中、前記従来例と同一符号は同一、又は相当構
成要素を示し、その重複説明は省略する。
又、第1図中、Aは第1FRP材、Bは第2FRP
材、7は第1FRP材Aの一例であるレジン8含浸
のクロス材、9は第2FRP材Bの一例であるレジ
ン8含浸のロービング材、10は第1FRP材Aお
よび第2FRP材Bを交互にほぼ経緯にそれぞれ連
続して巻回積層し、螺旋状の所定形状に形成され
たネジ山部、11はネジの谷部、12はネジ山部
10と連設され、第1FRP材Aもしくは第2FRP
材Bで連続して巻回積層し形成された円筒部、1
3は外周に前記ネジ山部10に対応して、これと
同様の所定形状の谷と、同じく谷部11に対応し
て、これと同様の山を有する通常用いられる成形
型である。
材、7は第1FRP材Aの一例であるレジン8含浸
のクロス材、9は第2FRP材Bの一例であるレジ
ン8含浸のロービング材、10は第1FRP材Aお
よび第2FRP材Bを交互にほぼ経緯にそれぞれ連
続して巻回積層し、螺旋状の所定形状に形成され
たネジ山部、11はネジの谷部、12はネジ山部
10と連設され、第1FRP材Aもしくは第2FRP
材Bで連続して巻回積層し形成された円筒部、1
3は外周に前記ネジ山部10に対応して、これと
同様の所定形状の谷と、同じく谷部11に対応し
て、これと同様の山を有する通常用いられる成形
型である。
次に、この一実施例のFRP製ネジ付円筒の製
造方法を第1図を用いて説明する。
造方法を第1図を用いて説明する。
第1図において、先ず通常の成形型作製方法
で、外周にネジ山部10に対応する谷と、谷部1
1に対応する山を有する成形型13を製作する。
次にレジン8を含浸させながらクロス材7を成形
型13の外周に合せて緯方向(第1図横方向)に
余裕を持たせて巻回する。次にレジン8を含浸さ
せながらロービング材9を成形型13の谷部の前
記巻回したクロス材7上でクロス材7にゆるみが
出ないように張力をかけて経方向(縦方向)に巻
回する。
で、外周にネジ山部10に対応する谷と、谷部1
1に対応する山を有する成形型13を製作する。
次にレジン8を含浸させながらクロス材7を成形
型13の外周に合せて緯方向(第1図横方向)に
余裕を持たせて巻回する。次にレジン8を含浸さ
せながらロービング材9を成形型13の谷部の前
記巻回したクロス材7上でクロス材7にゆるみが
出ないように張力をかけて経方向(縦方向)に巻
回する。
このようにレジン8を含浸させながらクロス材
7とロービング材9を交互に経緯に巻回積層して
成形型13の谷中に充分埋設する。その後さらに
レジン8を含浸させながらクロス材7をたるみの
発生を防止するために張力をかけながら外周に巻
回積層して円筒12を形成し、加熱処理して硬化
させ、成形型13を分解、又は回転、もしくは溶
解することにより除去してFRP製ネジ付円筒1
が得られる。
7とロービング材9を交互に経緯に巻回積層して
成形型13の谷中に充分埋設する。その後さらに
レジン8を含浸させながらクロス材7をたるみの
発生を防止するために張力をかけながら外周に巻
回積層して円筒12を形成し、加熱処理して硬化
させ、成形型13を分解、又は回転、もしくは溶
解することにより除去してFRP製ネジ付円筒1
が得られる。
以上のように、この一実施例では、クロス材7
およびロービング材9を交互にほぼ経緯に巻回積
層して螺旋状の所定形状のネジ山部10を形成
し、このネジ山部10と連設される円筒部12を
クロス材7もしくはロービング材9で巻回積層
し、かつクロス材7およびロービング材9は各ネ
ジ山部10において繊維が連続したままの状態で
維持されるため、ネジ山部10の強度が飛躍的に
向上し、より大きな重量物を支えることができる
とともに、運動物体に応用した場合、加速および
減速時に受ける非常に大きな荷重などにも耐える
ことができる。
およびロービング材9を交互にほぼ経緯に巻回積
層して螺旋状の所定形状のネジ山部10を形成
し、このネジ山部10と連設される円筒部12を
クロス材7もしくはロービング材9で巻回積層
し、かつクロス材7およびロービング材9は各ネ
ジ山部10において繊維が連続したままの状態で
維持されるため、ネジ山部10の強度が飛躍的に
向上し、より大きな重量物を支えることができる
とともに、運動物体に応用した場合、加速および
減速時に受ける非常に大きな荷重などにも耐える
ことができる。
又、円筒の軸方向Xおよびこれと直角な方向Y
の両経緯方向の荷重に対して強度を高めることが
できる。
の両経緯方向の荷重に対して強度を高めることが
できる。
尚、この発明の前記実施例を用いると、この実
施例以外の鋭角な部分を有するFRP製品におい
ても適格に応用することができる。
施例以外の鋭角な部分を有するFRP製品におい
ても適格に応用することができる。
又、前記一実施例はメネジを有するFRP製円
筒について述べたがオネジを設けた場合において
もこの実施例と同様な作用と効果を奏することが
できる。
筒について述べたがオネジを設けた場合において
もこの実施例と同様な作用と効果を奏することが
できる。
以上説明したように、この発明によれば、
FRPで製造されたネジ付円筒であつて、第1FP材
および第2FRP材を交互にほぼ経緯に巻回積層し
て螺旋状の所定形状のネジ山部を形成し、このネ
ジ山部と連設される円筒部を前記第1もしくは第
2FRP材で巻回積層し、かつ前記FRP材はそれぞ
れ連続していることにより、ネジ山部での積層
FRPの繊維を連続にすることができ、たるみ発
生を防止し、ネジ付円筒のネジ山部の強度を大幅
に高め、該円筒の経緯両方向の荷重に対する強度
も著しく向上する効果がある。
FRPで製造されたネジ付円筒であつて、第1FP材
および第2FRP材を交互にほぼ経緯に巻回積層し
て螺旋状の所定形状のネジ山部を形成し、このネ
ジ山部と連設される円筒部を前記第1もしくは第
2FRP材で巻回積層し、かつ前記FRP材はそれぞ
れ連続していることにより、ネジ山部での積層
FRPの繊維を連続にすることができ、たるみ発
生を防止し、ネジ付円筒のネジ山部の強度を大幅
に高め、該円筒の経緯両方向の荷重に対する強度
も著しく向上する効果がある。
第1図はこの発明の一実施例である成形型に
FRP材を巻回した状態を示す側断面図、第2図
は従来例のFRP製メジネ付円筒の側断面図であ
る。 1……FRP製ネジ付円筒、A……第1FRP材、
B……第2FRP材、7……クロス材、8……レジ
ン、9……ロービング材、10……ネジ山部、1
1……谷部、12……円筒部、13……成形型。
FRP材を巻回した状態を示す側断面図、第2図
は従来例のFRP製メジネ付円筒の側断面図であ
る。 1……FRP製ネジ付円筒、A……第1FRP材、
B……第2FRP材、7……クロス材、8……レジ
ン、9……ロービング材、10……ネジ山部、1
1……谷部、12……円筒部、13……成形型。
Claims (1)
- 1 FRPで製造されたネジ付円筒であつて、第
1FRRP材および第2FRP材を交互にほぼ経緯に巻
回積層して螺旋状の所定形状のネジ山部を形成
し、このネジ山部と連接される円筒部を前記第1
もしくは第2FRP材で巻回積層し、かつ前記FRP
材はそれぞれ連続していることを特徴とする
FRP製ネジ付円筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63214595A JPH0262229A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | Frp製ネジ付円筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63214595A JPH0262229A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | Frp製ネジ付円筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0262229A JPH0262229A (ja) | 1990-03-02 |
JPH0525665B2 true JPH0525665B2 (ja) | 1993-04-13 |
Family
ID=16658320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63214595A Granted JPH0262229A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | Frp製ネジ付円筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0262229A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0596639A (ja) * | 1991-10-07 | 1993-04-20 | Mitsubishi Electric Corp | ねじ付き一体形frp製品の製造方法 |
KR200172038Y1 (ko) * | 1999-09-15 | 2000-03-15 | 경우정화기술주식회사 | 에프알피 통의 셸 구조 |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP63214595A patent/JPH0262229A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0262229A (ja) | 1990-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080413 Year of fee payment: 15 |
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