JPH05256457A - こんろ - Google Patents
こんろInfo
- Publication number
- JPH05256457A JPH05256457A JP5097592A JP5097592A JPH05256457A JP H05256457 A JPH05256457 A JP H05256457A JP 5097592 A JP5097592 A JP 5097592A JP 5097592 A JP5097592 A JP 5097592A JP H05256457 A JPH05256457 A JP H05256457A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- deck
- burner
- plate
- gotoku
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】こんろからの熱放射を低減して厨房室内の環境
を改善すると共に、こんろ上面の清掃を容易とする。 【構成】器体1の上側に厚い甲板2を設置し、この器体
の適所に給気口3を設けると共に、後側に排気筒部4を
突設し、前記甲板に開口部10を形成すると共に、この
開口部に対応する器体の深い位置にバーナ11を設置し
て、その炎孔部と前記開口部間に距離を設け、前記甲板
の開口部には五徳装着用の段部9を形成すると共に、五
徳8は装着状態に於いてつめ部15の上面を甲板の上面
と同一平面状に位置させる構成とする。 【効果】 五徳は、装着状態に於いてつめ部の上面を甲板の上面
と同一平面状に位置させる構成とし、また甲板の開口部
に対応する部分にのみ設けるので、五徳からの熱放射量
を大幅に低減することができ。厨房室内の環境改善に寄
与する。 こんろの上面の清掃がやり易い。
を改善すると共に、こんろ上面の清掃を容易とする。 【構成】器体1の上側に厚い甲板2を設置し、この器体
の適所に給気口3を設けると共に、後側に排気筒部4を
突設し、前記甲板に開口部10を形成すると共に、この
開口部に対応する器体の深い位置にバーナ11を設置し
て、その炎孔部と前記開口部間に距離を設け、前記甲板
の開口部には五徳装着用の段部9を形成すると共に、五
徳8は装着状態に於いてつめ部15の上面を甲板の上面
と同一平面状に位置させる構成とする。 【効果】 五徳は、装着状態に於いてつめ部の上面を甲板の上面
と同一平面状に位置させる構成とし、また甲板の開口部
に対応する部分にのみ設けるので、五徳からの熱放射量
を大幅に低減することができ。厨房室内の環境改善に寄
与する。 こんろの上面の清掃がやり易い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は業務用等のこんろに関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、こんろは、バーナを器体
内に設置すると共に器体の上側にバーナの炎孔部に対応
して開口部を形成した甲板を設置し、この開口部上に五
徳を装着して、そのつめ部上に鍋やフライパン等の調理
容器を載せて調理を行うものである。従来のこんろで
は、五徳は、装着した状態に於いて甲板の上面からつめ
部の上面までの高さが20〜30mm程度と比較的高くなるよ
うに構成しており、こうして五徳のつめ部及び調理容器
の底面と上記開口部間の隙間を通してバーナの燃焼に必
要な給気と排気が行われるようになっている。一方、バ
ーナは炎孔部が開口部に近接した位置となるように設置
している。
内に設置すると共に器体の上側にバーナの炎孔部に対応
して開口部を形成した甲板を設置し、この開口部上に五
徳を装着して、そのつめ部上に鍋やフライパン等の調理
容器を載せて調理を行うものである。従来のこんろで
は、五徳は、装着した状態に於いて甲板の上面からつめ
部の上面までの高さが20〜30mm程度と比較的高くなるよ
うに構成しており、こうして五徳のつめ部及び調理容器
の底面と上記開口部間の隙間を通してバーナの燃焼に必
要な給気と排気が行われるようになっている。一方、バ
ーナは炎孔部が開口部に近接した位置となるように設置
している。
【0003】また主として業務用のこんろでは、五徳
は、鍋をバーナ上から横にずらしておくことができるよ
うに、前記開口部上ばかりでなく、甲板上の全面に渡っ
て分割されて設置されるものが多い。そして五徳は、主
として黒色の鋳物製のものが多く、熱放射率が高い。
は、鍋をバーナ上から横にずらしておくことができるよ
うに、前記開口部上ばかりでなく、甲板上の全面に渡っ
て分割されて設置されるものが多い。そして五徳は、主
として黒色の鋳物製のものが多く、熱放射率が高い。
【0004】このようなこんろではバーナの燃焼ガスは
全て開口部から五徳のつめ部の間を通り、調理容器の周
囲を通って熱を与えた後、上方に拡散してフードに導か
れる。この際、五徳はバーナの火炎や燃焼ガスにより加
熱されて高温となる。一方、火力が強い場合や調理容器
が小さい場合には、火炎は五徳のつめ部の間から調理容
器の周囲に拡がる。
全て開口部から五徳のつめ部の間を通り、調理容器の周
囲を通って熱を与えた後、上方に拡散してフードに導か
れる。この際、五徳はバーナの火炎や燃焼ガスにより加
熱されて高温となる。一方、火力が強い場合や調理容器
が小さい場合には、火炎は五徳のつめ部の間から調理容
器の周囲に拡がる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のこん
ろでは、次のような課題がある。 使用状態に於いて高温となるつめ部が比較的高い位置
に構成されていて、周囲に対しての放射面積が広いので
熱放射量が大きく、厨房室を暑くして環境を悪化する。 業務用こんろのように五徳が甲板上の全面に渡って設
置されているものでは、の点がより顕著となり、熱放
射量が多量に発生することにより厨房室を更に暑くす
る。 上述したように火力が強い場合や調理容器が小さい場
合には、火炎が五徳のつめ部の間から周囲に拡がるの
で、火炎や高温の燃焼ガスからの熱放射も加わり、厨房
室内は更に暑くなる。 重く、凹凸のある五徳が全面にあるため清掃がしにく
い。 本発明は、このような課題を解決することを目的とする
ものである。
ろでは、次のような課題がある。 使用状態に於いて高温となるつめ部が比較的高い位置
に構成されていて、周囲に対しての放射面積が広いので
熱放射量が大きく、厨房室を暑くして環境を悪化する。 業務用こんろのように五徳が甲板上の全面に渡って設
置されているものでは、の点がより顕著となり、熱放
射量が多量に発生することにより厨房室を更に暑くす
る。 上述したように火力が強い場合や調理容器が小さい場
合には、火炎が五徳のつめ部の間から周囲に拡がるの
で、火炎や高温の燃焼ガスからの熱放射も加わり、厨房
室内は更に暑くなる。 重く、凹凸のある五徳が全面にあるため清掃がしにく
い。 本発明は、このような課題を解決することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、器体の上側に厚い甲板を設置し、
この器体の適所に給気口を設けると共に、後側に排気筒
部を突設し、前記甲板に開口部を形成すると共に、この
開口部に対応する器体の深い位置にバーナを設置して、
その炎孔部と開口部間に距離を設け、前記甲板の開口部
には五徳装着用の段部を形成すると共に、五徳は装着状
態に於いてつめ部の上面を甲板の上面と同一平面状に位
置させる構成としたこんろを提案する。
ために、本発明では、器体の上側に厚い甲板を設置し、
この器体の適所に給気口を設けると共に、後側に排気筒
部を突設し、前記甲板に開口部を形成すると共に、この
開口部に対応する器体の深い位置にバーナを設置して、
その炎孔部と開口部間に距離を設け、前記甲板の開口部
には五徳装着用の段部を形成すると共に、五徳は装着状
態に於いてつめ部の上面を甲板の上面と同一平面状に位
置させる構成としたこんろを提案する。
【0007】そして本発明では上記の構成のこんろに於
いて、円形の環状支持部の厚みを甲板の開口部の段部の
高さと等しく構成すると共に、つめ部は、この環状支持
部の厚み内に入るようにして向心状に突設し、環状支持
部の上側内周に傾斜面を形成した五徳と、断熱材の厚板
の表面を光沢を有する金属製薄板で被覆して構成した甲
板を提案する。
いて、円形の環状支持部の厚みを甲板の開口部の段部の
高さと等しく構成すると共に、つめ部は、この環状支持
部の厚み内に入るようにして向心状に突設し、環状支持
部の上側内周に傾斜面を形成した五徳と、断熱材の厚板
の表面を光沢を有する金属製薄板で被覆して構成した甲
板を提案する。
【0008】そして本発明では上記構成のこんろに於い
て、五徳は光沢をもたせたものとする構成を提案する。
て、五徳は光沢をもたせたものとする構成を提案する。
【0009】
【作用】使用状態に於いて、調理容器の底面と五徳の環
状支持部との間隙は、従来の五徳を使用する場合と比較
して狭くなるが、器体には給気口と排気筒部を設けてい
るので、調理容器の底面が大きい場合にも器体内の深い
位置に設置しているバーナの燃焼に必要な給気と排気は
良好に行われる。こうしてバーナの燃焼ガスは、上記間
隙を通って排出されて調理容器の加熱に供されると同時
に、一部は器体の後側に突設した排気筒部を通って排出
される。
状支持部との間隙は、従来の五徳を使用する場合と比較
して狭くなるが、器体には給気口と排気筒部を設けてい
るので、調理容器の底面が大きい場合にも器体内の深い
位置に設置しているバーナの燃焼に必要な給気と排気は
良好に行われる。こうしてバーナの燃焼ガスは、上記間
隙を通って排出されて調理容器の加熱に供されると同時
に、一部は器体の後側に突設した排気筒部を通って排出
される。
【0010】上記間隙は狭いことにより、ここを通る燃
焼ガスの流速が早くなり、従って調理容器との熱伝達率
が向上するので、排気筒部から燃焼ガスの一部が逃げて
も全体としての熱効率が低下することはない。五徳は環
状支持部を円形に構成し、その内周径を従来の五徳より
も適宜大きくしたり、環状支持部の上側内周に傾斜面を
形成することにより、必要な排気面積を容易に確保する
ことができる。また傾斜面を設けると燃焼ガスは調理容
器を嘗めて移動するようになり、この点に於いて調理容
器との熱伝達率が向上する。
焼ガスの流速が早くなり、従って調理容器との熱伝達率
が向上するので、排気筒部から燃焼ガスの一部が逃げて
も全体としての熱効率が低下することはない。五徳は環
状支持部を円形に構成し、その内周径を従来の五徳より
も適宜大きくしたり、環状支持部の上側内周に傾斜面を
形成することにより、必要な排気面積を容易に確保する
ことができる。また傾斜面を設けると燃焼ガスは調理容
器を嘗めて移動するようになり、この点に於いて調理容
器との熱伝達率が向上する。
【0011】五徳のつめ部の上面は甲板の上面と同一平
面状であるので、調理容器をずらした状態に於ける支持
を安定に行え、従来のようにバーナの上方の五徳に隣接
して他の五徳を設置する必要はない。従ってバーナの上
方にのみ設置した五徳が甲板と同一平面状であることと
相俟って五徳からの熱放射量は、従来と比較して大幅に
低減する。五徳は光沢をもたせることにより、熱放射量
が更に低減する。
面状であるので、調理容器をずらした状態に於ける支持
を安定に行え、従来のようにバーナの上方の五徳に隣接
して他の五徳を設置する必要はない。従ってバーナの上
方にのみ設置した五徳が甲板と同一平面状であることと
相俟って五徳からの熱放射量は、従来と比較して大幅に
低減する。五徳は光沢をもたせることにより、熱放射量
が更に低減する。
【0012】またバーナの炎孔部と開口部間には距離が
設けられているので、火力が強い場合や調理容器が小さ
い場合にも、火炎が上記間隙から周囲に拡がることがな
く、従って火炎や高温の燃焼ガスからの熱放射が少な
い。
設けられているので、火力が強い場合や調理容器が小さ
い場合にも、火炎が上記間隙から周囲に拡がることがな
く、従って火炎や高温の燃焼ガスからの熱放射が少な
い。
【0013】また断熱材の厚板の表面を光沢を有する金
属製薄板で被覆して構成した甲板では、器体内を通る燃
焼ガスによる過熱を防止され、また放射率も低下するの
で熱放射量が少ない。
属製薄板で被覆して構成した甲板では、器体内を通る燃
焼ガスによる過熱を防止され、また放射率も低下するの
で熱放射量が少ない。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図について説明する。
図に於いて、符号1は器体であり、この器体1は薄い鋼
板等により構成しており、その上側に厚い甲板2を設置
している。この器体1の適所、実施例に於いて底板に給
気口3を設けると共に後側に排気筒部4を突設してい
る。
図に於いて、符号1は器体であり、この器体1は薄い鋼
板等により構成しており、その上側に厚い甲板2を設置
している。この器体1の適所、実施例に於いて底板に給
気口3を設けると共に後側に排気筒部4を突設してい
る。
【0015】甲板2は、断熱材の厚板5の表面に、金属
製薄板として光沢の有るステンレス板6を被覆して構成
している。実施例に於いてステンレス板6は下側の折り
返し部7を除き、断熱材の厚板5の下面は被覆していな
い。尚、金属製薄板は光沢を有するものであれば、ステ
ンレス板6に代えて表面にハードクロムめっき加工を施
した鋼板を用いることもできる
製薄板として光沢の有るステンレス板6を被覆して構成
している。実施例に於いてステンレス板6は下側の折り
返し部7を除き、断熱材の厚板5の下面は被覆していな
い。尚、金属製薄板は光沢を有するものであれば、ステ
ンレス板6に代えて表面にハードクロムめっき加工を施
した鋼板を用いることもできる
【0016】甲板2には五徳8の装着用段部9を形成し
た開口部10を設けており、この開口部10に対応する
器体1の深い位置にバーナ11を設置して、このバーナ
11の炎孔部と開口部10間に距離を設けている。実施
例ではバーナ11は、その炎孔部の上端と甲板2の表面
間の距離が40〜50mmとなる位置に設置している。
た開口部10を設けており、この開口部10に対応する
器体1の深い位置にバーナ11を設置して、このバーナ
11の炎孔部と開口部10間に距離を設けている。実施
例ではバーナ11は、その炎孔部の上端と甲板2の表面
間の距離が40〜50mmとなる位置に設置している。
【0017】排気筒部4は二重筒で構成しており、前面
側の内筒と外筒間に断熱材12を装着している。このよ
うに断熱材12を装着せずに、内筒と外筒間の空気自体
を断熱層としても良い。また実施例に於いては器体1の
後側面にも断熱材13を設置している。
側の内筒と外筒間に断熱材12を装着している。このよ
うに断熱材12を装着せずに、内筒と外筒間の空気自体
を断熱層としても良い。また実施例に於いては器体1の
後側面にも断熱材13を設置している。
【0018】五徳8は円形の環状支持部14を前記開口
部10に形成した装着用段部9に載置して支持する構成
としており、環状支持部14の厚みは段部9の高さと等
しく構成すると共につめ部15もこの環状支持部14の
厚み内に入るようにして向心状に突設している。従って
五徳8は開口部10に装着した状態に於いては、環状支
持部14とつめ部15の両者共にそれらの上面が甲板2
の上面と同一平面状になる。また五徳8の環状支持部1
4には燃焼ガスの流通を良好とするための傾斜面16を
形成している。
部10に形成した装着用段部9に載置して支持する構成
としており、環状支持部14の厚みは段部9の高さと等
しく構成すると共につめ部15もこの環状支持部14の
厚み内に入るようにして向心状に突設している。従って
五徳8は開口部10に装着した状態に於いては、環状支
持部14とつめ部15の両者共にそれらの上面が甲板2
の上面と同一平面状になる。また五徳8の環状支持部1
4には燃焼ガスの流通を良好とするための傾斜面16を
形成している。
【0019】また符号17はバーナ11の周囲に設置す
るしる受けであり、このしる受け17は、図示を省略し
ている支持台に載置して支持する構成としている。尚、
符号18はコック、19は架台、20は鍋等の調理容
器、21はカス受けである。
るしる受けであり、このしる受け17は、図示を省略し
ている支持台に載置して支持する構成としている。尚、
符号18はコック、19は架台、20は鍋等の調理容
器、21はカス受けである。
【0020】以上の構成に於いて、使用状態では、バー
ナ11の炎孔部からの燃焼ガスの大部分は、通常は五徳
8の環状支持部14と調理容器20の底部間の間隙22
を通って室内に排出されるのであるが、調理容器20の
底面が大きく間隙22が狭い場合には、燃焼ガスの一部
は器体1内を通って後方に移動して排気筒部4から排出
される。一方、燃焼用空気は給気口3から器体1内に入
ってバーナ11に供給される。このため調理容器20の
底面と五徳8の環状支持部14との間隙22が従来の五
徳8を使用する場合と比較して狭くなってもバーナ11
の燃焼に必要な給気と排気は良好に行われる。また上記
狭い間隙22を通る燃焼ガスは、流速が早くなるので調
理容器20との熱伝達率が向上し、従って排気筒部4か
ら燃焼ガスの一部が逃げたとしても全体としての熱効率
の低下はない。五徳8は環状支持部14の内周径を従来
の五徳8よりも適宜大きくし、環状支持部14の上側内
周に傾斜面16を形成することにより、必要な排気面積
を容易に確保することができると共に、燃焼ガスは調理
容器を嘗めて移動するようになり、この点に於いて調理
容器20との熱伝達率が向上する。尚、この傾斜面16
は環状支持部14の内周径が十分に大きい場合には必ず
しも設ける必要はない。
ナ11の炎孔部からの燃焼ガスの大部分は、通常は五徳
8の環状支持部14と調理容器20の底部間の間隙22
を通って室内に排出されるのであるが、調理容器20の
底面が大きく間隙22が狭い場合には、燃焼ガスの一部
は器体1内を通って後方に移動して排気筒部4から排出
される。一方、燃焼用空気は給気口3から器体1内に入
ってバーナ11に供給される。このため調理容器20の
底面と五徳8の環状支持部14との間隙22が従来の五
徳8を使用する場合と比較して狭くなってもバーナ11
の燃焼に必要な給気と排気は良好に行われる。また上記
狭い間隙22を通る燃焼ガスは、流速が早くなるので調
理容器20との熱伝達率が向上し、従って排気筒部4か
ら燃焼ガスの一部が逃げたとしても全体としての熱効率
の低下はない。五徳8は環状支持部14の内周径を従来
の五徳8よりも適宜大きくし、環状支持部14の上側内
周に傾斜面16を形成することにより、必要な排気面積
を容易に確保することができると共に、燃焼ガスは調理
容器を嘗めて移動するようになり、この点に於いて調理
容器20との熱伝達率が向上する。尚、この傾斜面16
は環状支持部14の内周径が十分に大きい場合には必ず
しも設ける必要はない。
【0021】上述したとおり、バーナ11の燃焼ガスの
一部は甲板2の後側方向に移動して排気筒部4から排出
されるので甲板2の後側の裏面は燃焼ガスにより加熱さ
れるのであるが、断熱材の厚板5の表面を金属製薄板6
で被覆して甲板を構成する場合には熱伝導率が低くな
り、従って甲板2が局部的に過熱されたり、熱伝導によ
り広い範囲が高温となることがないので高温部による熱
放射量の増加はない。金属製薄板6はステンレス板や表
面にハードクロムめっきを施したものとすることによ
り、更に熱放射量の増加を防ぐことができる。
一部は甲板2の後側方向に移動して排気筒部4から排出
されるので甲板2の後側の裏面は燃焼ガスにより加熱さ
れるのであるが、断熱材の厚板5の表面を金属製薄板6
で被覆して甲板を構成する場合には熱伝導率が低くな
り、従って甲板2が局部的に過熱されたり、熱伝導によ
り広い範囲が高温となることがないので高温部による熱
放射量の増加はない。金属製薄板6はステンレス板や表
面にハードクロムめっきを施したものとすることによ
り、更に熱放射量の増加を防ぐことができる。
【0022】一方、五徳8のつめ部15の上面は甲板2
の上面と同一平面状であるので、調理容器20をずらし
た状態に於ける支持を安定に行え、従来のようにバーナ
11の上方の五徳8に隣接して他の五徳を設置する必要
はない。従って五徳からの熱放射量は、従来と比較して
大幅に低減する。五徳8は表面にハードクロムめっき加
工を施したり、研磨して光沢をもたせることにより、熱
放射量を更に低減することができる。
の上面と同一平面状であるので、調理容器20をずらし
た状態に於ける支持を安定に行え、従来のようにバーナ
11の上方の五徳8に隣接して他の五徳を設置する必要
はない。従って五徳からの熱放射量は、従来と比較して
大幅に低減する。五徳8は表面にハードクロムめっき加
工を施したり、研磨して光沢をもたせることにより、熱
放射量を更に低減することができる。
【0023】またバーナ11の炎孔部と開口部10間に
は距離が設けられているので、火力が強い場合や調理容
器20が小さい場合にも、火炎が上記間隙から周囲に拡
がることがなく、従って火炎や高温の燃焼ガスからの熱
放射が少ない。
は距離が設けられているので、火力が強い場合や調理容
器20が小さい場合にも、火炎が上記間隙から周囲に拡
がることがなく、従って火炎や高温の燃焼ガスからの熱
放射が少ない。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、以下に
示すような効果がある。 五徳は、装着状態に於いてつめ部の上面を甲板の上面
と同一平面状に位置させる構成とし、また甲板の開口部
に対応する部分にのみ設けるので、五徳からの熱放射量
を大幅に低減することができる。 火力が強い場合や調理容器が小さい場合にも、火炎が
五徳のつめ部の間から周囲に拡がることがなく、火炎や
高温の燃焼ガスからの熱放射量も少なくすることができ
る。 上記、により熱放射に起因する厨房室内の温度上
昇を抑制することができ、室内環境を改善することがで
きる。 こんろの上面の清掃がやり易い。
示すような効果がある。 五徳は、装着状態に於いてつめ部の上面を甲板の上面
と同一平面状に位置させる構成とし、また甲板の開口部
に対応する部分にのみ設けるので、五徳からの熱放射量
を大幅に低減することができる。 火力が強い場合や調理容器が小さい場合にも、火炎が
五徳のつめ部の間から周囲に拡がることがなく、火炎や
高温の燃焼ガスからの熱放射量も少なくすることができ
る。 上記、により熱放射に起因する厨房室内の温度上
昇を抑制することができ、室内環境を改善することがで
きる。 こんろの上面の清掃がやり易い。
【図1】本発明を適用したこんろの平面図である。
【図2】本発明を適用したこんろの正面図である。
【図3】図2のX−X線部分の断面図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】本発明に適用する五徳の一例の斜視図である。
【図6】図1のY−Y線切断部分に対応する説明的断面
図である。
図である。
1 器体 2 甲板 3 給気口 4 排気筒部 5 断熱材の厚板 6 金属製薄板(ステンレス板) 7 折り返し部 8 五徳 9 装着用段部 10 開口部 11 バーナ 12 断熱材 13 断熱材 14 環状支持部 15 つめ部 16 傾斜面 17 しる受け 18 コック 19 架台 20 調理容器 21 カス受け 22 間隙
Claims (4)
- 【請求項1】 器体の上側に厚い甲板を設置し、この器
体の適所に給気口を設けると共に、後側に排気筒部を突
設し、前記甲板に開口部を形成すると共に、この開口部
に対応する器体の深い位置にバーナを設置して、その炎
孔部と開口部間に距離を設け、前記甲板の開口部には五
徳装着用の段部を形成すると共に、五徳は装着状態に於
いてつめ部の上面を甲板の上面と同一平面状に位置させ
る構成としたことを特徴とするこんろ - 【請求項2】 請求項1のこんろに於いて、五徳は、円
形の環状支持部の厚みを甲板の開口部の段部の高さと等
しく構成すると共に、つめ部は、この環状支持部の厚み
内に入るようにして向心状に突設し、環状支持部の上側
内周に傾斜面を形成したことを特徴とするこんろ - 【請求項3】 請求項1のこんろに於いて、五徳は光沢
をもたせたことを特徴とするこんろ - 【請求項4】 請求項1のこんろに於いて、甲板は、断
熱材の厚板の表面を光沢を有する金属製薄板で被覆して
構成したことを特徴とするこんろ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097592A JPH05256457A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | こんろ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097592A JPH05256457A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | こんろ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05256457A true JPH05256457A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12873817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5097592A Pending JPH05256457A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | こんろ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05256457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8241406B2 (en) | 2008-02-20 | 2012-08-14 | Dürr Systems GmbH | Device and method for separating wet paint overspray |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP5097592A patent/JPH05256457A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8241406B2 (en) | 2008-02-20 | 2012-08-14 | Dürr Systems GmbH | Device and method for separating wet paint overspray |
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