JPH09229368A - こんろ - Google Patents

こんろ

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Publication number
JPH09229368A
JPH09229368A JP3448996A JP3448996A JPH09229368A JP H09229368 A JPH09229368 A JP H09229368A JP 3448996 A JP3448996 A JP 3448996A JP 3448996 A JP3448996 A JP 3448996A JP H09229368 A JPH09229368 A JP H09229368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
combustion
flame port
burner
high load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3448996A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Koshimizu
大介 越水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP3448996A priority Critical patent/JPH09229368A/ja
Publication of JPH09229368A publication Critical patent/JPH09229368A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来技術では、高負荷燃焼バーナをこんろに適
用するのが困難である。 【解決手段】高負荷燃焼バーナ1の炎口部2を平面上に
旋回可能に支持し、炎口部を旋回させながら燃焼を行わ
せることにより火炎形成個所を時間的に可変としたこん
ろである。炎口部は単数とすることもできるが、複数設
けて同心円上に旋回させる構成とすることもできる。こ
のため、a.高負荷燃焼バーナを使用しても、なべ等の
調理容器の局部的な過熱を起こさない、b.従来最高で
も40%程度であった熱効率が60〜70%程度に向上する、
c.排ガス熱損失量が減少するので、周囲温度の上昇が
抑えられ、従来と比較して作業環境が向上する、d.燃
焼空気量を正確に設定できるため比較的容易に低NOx
化が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はこんろに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこんろは、自然通風式のブンゼン
バーナを使用して開放空間で燃焼させる方式であり、な
べ等の調理容器は、バーナの直上の「五徳」に支持さ
れ、バーナの火炎から底面への放射伝熱と、底面及び側
面への燃焼ガスからの対流伝熱により加熱される。
【0003】使用するバーナは鋳物製で、火炎を形成・
保持する炎口部が一重又は二重の輪状に配設されたもの
が一般的であり、バーナの形状、寸法、取付け位置等の
設計条件は、定格燃焼時において熱効率が最大となるよ
うに決定される。尤も、実際上は定格の80%程度の燃焼
時に熱効率が最大になる場合が多いが、意図的に設定し
ているのではない。
【0004】各炎口部は燃料の供給経路が共通で、炎口
部に形成される火炎の燃焼量は一体的に調節される。従
って各炎口部分での燃焼量の調節において火炎の位置は
固定されている。尚、炎口部を二重の輪状に配設したも
のでは、内輪と外輪の全ての炎口部を燃焼させる大火力
状態と、内、外輪のいずれかの炎口部を燃焼させる小火
力状態との切り替えによる燃焼量の調節においては火炎
の位置が変化するが、夫々の火力状態における燃焼量の
調節では上述したとおり、火炎の位置は固定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のこんろで
は次のような課題がある。 a.開放下での自然通風式ブンゼンバーナによる燃焼で
は、(a)必要以上の二次空気の混入が避けられないので
空気比が高く、火炎温度が低い、(b)風力が小さいので
炎口部総面積を大きくせざるを得ず、燃焼ガスの流速が
低い、というような性質があるため、定格燃焼時の熱効
率が30〜40%と基本的に低い。 b.熱効率が低いので、排ガス熱損失等の熱損失が大き
く、その結果、周囲温度を上昇させ、調理の作業環境を
悪化させる。 c.自然通風式ブンゼンバーナに代えて、強制通風式完
全予混合バーナ等の高負荷燃焼バーナを使用し、火炎及
び燃焼ガスの温度を高めると共に、高密度・集中的な火
炎を形成して燃焼ガスの流速を高めるようにすれば、定
格燃焼時の熱効率を向上させることができるが、局部的
な過熱が起こってしまう。このため湯を沸かすだけなら
ばともかく、炒め料理等、実際の食材を調理しようとす
ると焦げ付きが起こって全く実用にならない。本発明
は、以上の課題を解決することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、高負荷燃焼バーナの炎口部を平面
上に旋回可能に支持し、炎口部を旋回させながら燃焼を
行わせることにより火炎形成個所を時間的に可変とした
こんろを提案する。
【0007】そして本発明では、上記構成において、炎
口部は、単一の他、複数設けて同心円上に旋回させるこ
とを提案する。
【0008】以上の構成においては、高負荷燃焼バーナ
を使用することにより、火炎及び燃焼ガスの温度が高く
なり、また高密度・集中的な火炎が形成されるため燃焼
ガスの流速が大きくなる。従って、なべ等の調理容器の
底面または側面等に、効率的に放射及び対流熱伝達が行
われる。
【0009】そして、このような火炎を形成し得る高負
荷燃焼バーナを使用しても、火炎の形成個所は炎口部の
旋回により時間的に変化するので、調理容器の底面等が
局部的に過熱されることを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明を実施例についての図
を参照して説明する。図1は本発明のこんろの第1実施
例を側面図により概念的に示すもので、符号1は強制通
風式の完全予混合バーナ等の高負荷燃焼バーナである。
符号2は燃料ガスと燃焼用空気の予混合気を供給する予
混合気供給管であり、この予混合気供給管2は、垂直に
支持した下部固定管3と、この下部固定管3の上側に密
封状態で回転可能に接続した上部可動管4とから構成し
ている。密封状態で回転可能に管を接続する機構は、図
示を省略しているが、例えば、ラビリンスシール機構等
を利用することができる。上部可動管4はクランク状に
構成しており、下部固定管3から水平方向に離れて位置
する先端に、上方に向いた炎口部5を構成している。ま
た、上部可動管4の旋回駆動機構として、上部可動管4
には下側に駆動筒体6を設け、この駆動筒体6の下部に
設けたギヤ7をモータ8の駆動ギヤ9に噛合している。
一方、高負荷燃焼バーナ1の上方には、なべ等の調理容
器10を載置する五徳11を支持している。尚、図1の
実施例では炎口部5は1つのみであるが、後述するよう
に複数設けることができるものである。
【0011】以上の構成において、こんろを使用して調
理を行う場合には、高負荷燃焼バーナ1に点火して炎口
部5に火炎を形成すると共に旋回駆動機構により上部可
動管4を旋回させる。この状態においては、高負荷燃焼
バーナ1の火炎は炎口部5と共に旋回して、調理容器1
0の底面の円周に沿った個所を順次加熱していく。
【0012】高負荷燃焼バーナ1の炎口部5による火炎
及び燃焼ガスの温度は高く、また高密度・集中的な火炎
が形成されることにより燃焼ガスの流速が大きいので、
調理容器10の底面又は側面等に効率的に放射及び対流
熱伝達が行われる。しかも、火炎の形成個所は時間的に
変化するので、調理容器10を局部的に過熱することが
ない。
【0013】図2、図3は本発明のこんろの第2、第3
実施例を平面図により概念的に示すもので、図2のもの
では、図1と同様に上部可動管4はクランク状に構成し
ているが、炎口部2は先端部と共に横管部12にも設け
ている。また図3のものでは、上部可動管4は、下部固
定管3の上方の左右側に横管部12を設けた構成とし、
夫々の横管部の先端部と中間部に炎口部2を形成してい
る。このような図2、図3の構成では、複数の炎口部2
は同心円上に旋回するため、調理容器10を更に均一に
加熱することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、以下
に示すような効果がある。 a.火炎及び燃焼ガスの温度が高く、燃焼ガスの流速も
早い強制通風式完全予混合バーナ等の高負荷燃焼バーナ
を使用しても、なべ等の調理容器の局部的な過熱を起こ
さない。 b.高負荷燃焼バーナを使用することにより、従来最高
でも40%程度であった熱効率が60〜70%程度に向上す
る。 c.排ガス熱損失量が減少するので、周囲温度の上昇が
抑えられ、従来と比較して作業環境が向上する。 d.燃焼空気量を正確に設定できるため比較的容易に低
NOx化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のこんろの第1実施例の構成を概念的
に示す側面図である。
【図2】 本発明のこんろにおけるバーナの炎口部の第
2実施例の構成及び旋回動作を概念的に示す平面図であ
る。
【図3】 本発明のこんろにおけるバーナの炎口部の第
3実施例の構成及び旋回動作を概念的に示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 高負荷燃焼バーナ 2 予混合気供給管 3 下部固定管 4 上部可動管 5 炎口部 6 駆動筒体 7 ギヤ 8 モータ 9 駆動ギヤ 10 調理容器 11 五徳 12 横管部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高負荷燃焼バーナの炎口部を平面上に旋
    回可能に支持し、炎口部を旋回させながら燃焼を行わせ
    ることにより火炎形成個所を時間的に可変としたことを
    特徴とするこんろ
  2. 【請求項2】 炎口部は複数設けて同心円上に旋回させ
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載のこんろ
JP3448996A 1996-02-22 1996-02-22 こんろ Pending JPH09229368A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3448996A JPH09229368A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 こんろ

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JP3448996A JPH09229368A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 こんろ

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JPH09229368A true JPH09229368A (ja) 1997-09-05

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ID=12415664

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107008868A (zh) * 2017-05-22 2017-08-04 浙江瑞麒科技有限公司 一种圆盘式铸锭机火焰燃烧器
WO2019114106A1 (en) * 2017-12-14 2019-06-20 Midea Group Co., Ltd. Method and apparatus for distributing heat from a burner
US10724735B2 (en) 2017-12-14 2020-07-28 Midea Group Co., Ltd. Method and apparatus for distributing heat from a burner
US11209171B1 (en) 2020-06-30 2021-12-28 Midea Group Co., Ltd. Gas burner lighting via rotation

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US10739009B2 (en) 2017-12-14 2020-08-11 Midea Group Co., Ltd. Method and apparatus for distributing heat from a burner
US11209171B1 (en) 2020-06-30 2021-12-28 Midea Group Co., Ltd. Gas burner lighting via rotation

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