JPH05256276A - スクロール形流体機械 - Google Patents
スクロール形流体機械Info
- Publication number
- JPH05256276A JPH05256276A JP5355592A JP5355592A JPH05256276A JP H05256276 A JPH05256276 A JP H05256276A JP 5355592 A JP5355592 A JP 5355592A JP 5355592 A JP5355592 A JP 5355592A JP H05256276 A JPH05256276 A JP H05256276A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- oil
- spiral
- working chamber
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0246—Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
- F04C18/0269—Details concerning the involute wraps
- F04C18/0284—Details of the wrap tips
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一系統の油経路で、チップシール3の背面を
油で満たして背圧を加えると共に、中間圧域にある作動
室4に十分な量の油を供給し、作動室4内のシール性を
向上し、且つ内部に閉じ込める作動流体を効果的に冷却
する。 【構成】 第二スクロール2に設けるチップシール3の
嵌合溝7に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで延
び、外周側の嵌合溝7と段差80aを介して連続する所
定長さの深溝80を設けて、この深溝80の渦巻中心側
の溝底部に、駆動軸の給油通路と連通する油穴9を開口
すると共に、深溝80の渦巻外周側の溝壁部に、互いに
180度変位する一対の連通口10,10を切欠き形成
して、深溝80の渦巻外周側を作動室4における低圧と
高圧との間の中間圧域にある一対の室に連通させ、作動
室4に必要十分な量の油を供給した。
油で満たして背圧を加えると共に、中間圧域にある作動
室4に十分な量の油を供給し、作動室4内のシール性を
向上し、且つ内部に閉じ込める作動流体を効果的に冷却
する。 【構成】 第二スクロール2に設けるチップシール3の
嵌合溝7に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで延
び、外周側の嵌合溝7と段差80aを介して連続する所
定長さの深溝80を設けて、この深溝80の渦巻中心側
の溝底部に、駆動軸の給油通路と連通する油穴9を開口
すると共に、深溝80の渦巻外周側の溝壁部に、互いに
180度変位する一対の連通口10,10を切欠き形成
して、深溝80の渦巻外周側を作動室4における低圧と
高圧との間の中間圧域にある一対の室に連通させ、作動
室4に必要十分な量の油を供給した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍装置における冷媒
圧縮機等として広く用いられるスクロール形流体機械に
関する。
圧縮機等として広く用いられるスクロール形流体機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種スクロール形流体機械は、
例えば実開平3−35284号公報に開示され且つ図6
に示すように、第一スクロールFと、該第一スクロール
Fの基板Aに対向する渦巻体Bの端面にチップシールC
を嵌合した第二スクロールOとを備え、これらスクロー
ルF,Oの間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻中心側の
高圧域にかけて順次圧力変化する作動室Pを画成すると
共に、第二スクロールOの背面側を、内部に給油通路T
をもつ駆動軸Dに連動させている。そして、第二スクロ
ールOのチップシールCの背面とその嵌合溝Mの底面と
の間に空く微小隙間に、給油通路Tに連通させる油穴J
を開口すると共に、前記微小隙間の外周側途中部を連通
口Eを介して中間圧域にある作動室Pに連通させ、前記
微小隙間に油を流通させることにより、この微小隙間を
油で満たすと共にチップシールCに背圧を加え、該チッ
プシールCによるシール性を向上させるようにしてい
る。
例えば実開平3−35284号公報に開示され且つ図6
に示すように、第一スクロールFと、該第一スクロール
Fの基板Aに対向する渦巻体Bの端面にチップシールC
を嵌合した第二スクロールOとを備え、これらスクロー
ルF,Oの間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻中心側の
高圧域にかけて順次圧力変化する作動室Pを画成すると
共に、第二スクロールOの背面側を、内部に給油通路T
をもつ駆動軸Dに連動させている。そして、第二スクロ
ールOのチップシールCの背面とその嵌合溝Mの底面と
の間に空く微小隙間に、給油通路Tに連通させる油穴J
を開口すると共に、前記微小隙間の外周側途中部を連通
口Eを介して中間圧域にある作動室Pに連通させ、前記
微小隙間に油を流通させることにより、この微小隙間を
油で満たすと共にチップシールCに背圧を加え、該チッ
プシールCによるシール性を向上させるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、中間圧域にある作動室Pの内部に、チップシールC
の背面側の微小隙間に導入された油が連通口Eを介して
漏れることになるが、その漏れ油量は前記微小隙間を通
る極少量であり、作動室Pの内周面全体にシールに必要
な油膜を形成することはできず、又、作動室P内に閉じ
込める作動流体を効果的に冷却することもできない問題
がある。このため、結局、作動室Pに十分な油を供給す
るために、別系統の油インジェクション専用通路を作動
室Pに開口させる必要があり、構成が複雑化する問題が
起こる。
は、中間圧域にある作動室Pの内部に、チップシールC
の背面側の微小隙間に導入された油が連通口Eを介して
漏れることになるが、その漏れ油量は前記微小隙間を通
る極少量であり、作動室Pの内周面全体にシールに必要
な油膜を形成することはできず、又、作動室P内に閉じ
込める作動流体を効果的に冷却することもできない問題
がある。このため、結局、作動室Pに十分な油を供給す
るために、別系統の油インジェクション専用通路を作動
室Pに開口させる必要があり、構成が複雑化する問題が
起こる。
【0004】本発明では、一系統の油経路で、チップシ
ール背面に油を導入すると共に作動室内に十分な量の油
を供給でき、作動室内のシール性を向上すると共に作動
流体を効果的に冷却できるスクロール形流体機械を提供
することを目的とする。
ール背面に油を導入すると共に作動室内に十分な量の油
を供給でき、作動室内のシール性を向上すると共に作動
流体を効果的に冷却できるスクロール形流体機械を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、第一スクロール1と、該第一スクロール1
の基板11に対向する渦巻体22の端面にチップシール
3を嵌合した第二スクロール2とを備え、これらスクロ
ール1,2の間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻中心側
の高圧域にかけて順次圧力変化する作動室4を画成する
と共に、前記第二スクロール2を、内部に給油通路5を
もつ駆動軸6に連動させたスクロール形流体機械におい
て、前記第二スクロール2のチップシール3とその嵌合
溝7との間に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで
延びる所定長さの盗み部8を設けて、この盗み部8にお
ける渦巻中心側に、前記給油通路5に連通させる油穴9
を開口すると共に、前記盗み部8における渦巻外周側
を、連通口10を介して前記作動室4における低圧と高
圧との間の中間圧域に連通させた。
するために、第一スクロール1と、該第一スクロール1
の基板11に対向する渦巻体22の端面にチップシール
3を嵌合した第二スクロール2とを備え、これらスクロ
ール1,2の間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻中心側
の高圧域にかけて順次圧力変化する作動室4を画成する
と共に、前記第二スクロール2を、内部に給油通路5を
もつ駆動軸6に連動させたスクロール形流体機械におい
て、前記第二スクロール2のチップシール3とその嵌合
溝7との間に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで
延びる所定長さの盗み部8を設けて、この盗み部8にお
ける渦巻中心側に、前記給油通路5に連通させる油穴9
を開口すると共に、前記盗み部8における渦巻外周側
を、連通口10を介して前記作動室4における低圧と高
圧との間の中間圧域に連通させた。
【0006】この場合、連通口10を、作動室4におけ
る最外周側室が閉じ切られる低圧閉切り位置直後の作動
室4に開口させるのが好ましい。
る最外周側室が閉じ切られる低圧閉切り位置直後の作動
室4に開口させるのが好ましい。
【0007】
【作用】第二スクロール2のチップシール3とその嵌合
溝7との間に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで
延びる所定長さの盗み部8を設けたことにより、給油通
路5から油穴9を経てチップシール3の背面に導く油量
を十分に確保でき、チップシール3の背面側を油で満た
し、且つ該チップシール3に背圧を加えることができる
と共に、連通口10から中間圧域にある作動室4に供給
する油量を十分に確保でき、作動室4内のシール性を向
上できると共に、作動室4内に閉じ込める作動流体を効
果的に冷却することができる。
溝7との間に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで
延びる所定長さの盗み部8を設けたことにより、給油通
路5から油穴9を経てチップシール3の背面に導く油量
を十分に確保でき、チップシール3の背面側を油で満た
し、且つ該チップシール3に背圧を加えることができる
と共に、連通口10から中間圧域にある作動室4に供給
する油量を十分に確保でき、作動室4内のシール性を向
上できると共に、作動室4内に閉じ込める作動流体を効
果的に冷却することができる。
【0008】連通口10を低圧閉切り位置直後の作動室
4に開口させることにより、作動室4に供給せんとする
油により低圧流体を不必要に過熱することなく、無駄な
く作動室4の全域に良好に油をまわすことができる。
4に開口させることにより、作動室4に供給せんとする
油により低圧流体を不必要に過熱することなく、無駄な
く作動室4の全域に良好に油をまわすことができる。
【0009】
【実施例】図2に示すものは、冷凍装置における冷媒圧
縮機として用いるスクロール形流体機械であって、密閉
ケーシング30の内部に上部ハウジング31及び下部ハ
ウジング32を固定し、前記ケーシング30の内部上方
に、基板11に渦巻体12を突設した固定側の第一スク
ロール1と、基板21に前記第一スクロール1の基板1
1に対向する端面にチップシール3を嵌合した渦巻体2
2を突設した可動側の第二スクロール2とを配設すると
共に、その下方に、第二スクロール2のクランクボス2
3に嵌合する偏心ピン61をもつ駆動軸6を直結したモ
ータ60を配設したものである。
縮機として用いるスクロール形流体機械であって、密閉
ケーシング30の内部に上部ハウジング31及び下部ハ
ウジング32を固定し、前記ケーシング30の内部上方
に、基板11に渦巻体12を突設した固定側の第一スク
ロール1と、基板21に前記第一スクロール1の基板1
1に対向する端面にチップシール3を嵌合した渦巻体2
2を突設した可動側の第二スクロール2とを配設すると
共に、その下方に、第二スクロール2のクランクボス2
3に嵌合する偏心ピン61をもつ駆動軸6を直結したモ
ータ60を配設したものである。
【0010】そして、各スクロール1,2の間に、吸入
管33を開口する渦巻外周側の低圧域から吐出穴13を
開口する渦巻中心側の高圧域にかけて順次圧力変化し、
図3及び図4に明示するように互いに180度変位した
二系統の対称な室から成る作動室4を画成し、該作動室
4で圧縮した高圧ガスを密閉ケーシング30の内部を通
じて吐出管34から外部に取出すようにしている。又、
この圧縮動作に伴い、駆動軸6の下端に取付けるオイル
ピックアップ51を介して、底部油溜35から駆動軸6
の内部に貫通形成する給油通路5に潤滑油を汲上げ、軸
受36,37,38等に給油するようにしている。
管33を開口する渦巻外周側の低圧域から吐出穴13を
開口する渦巻中心側の高圧域にかけて順次圧力変化し、
図3及び図4に明示するように互いに180度変位した
二系統の対称な室から成る作動室4を画成し、該作動室
4で圧縮した高圧ガスを密閉ケーシング30の内部を通
じて吐出管34から外部に取出すようにしている。又、
この圧縮動作に伴い、駆動軸6の下端に取付けるオイル
ピックアップ51を介して、底部油溜35から駆動軸6
の内部に貫通形成する給油通路5に潤滑油を汲上げ、軸
受36,37,38等に給油するようにしている。
【0011】尚、図2中、24は第二スクロール2の自
転を阻止して公転動作のみ許すオルダムリング、25は
第二スクロール2の背面を外周部低圧室26と中心部高
圧室27とに区画するシールリングである。
転を阻止して公転動作のみ許すオルダムリング、25は
第二スクロール2の背面を外周部低圧室26と中心部高
圧室27とに区画するシールリングである。
【0012】以上の構成において、図1に明示するよう
に、第二スクロール2におけるチップシール3の嵌合溝
7に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで延び、外
周側の嵌合溝7と段差80aを介して連続する所定長さ
の深溝80から成る盗み部8を設ける。そして、この盗
み部8を構成する深溝80の渦巻中心側の溝底部に、第
二スクロール2の基板21及び渦巻体22に貫通形成
し、クランクボス23と偏心ピン61との嵌合隙間を介
して給油通路5に連通する油穴9を開口する。更に、盗
み部8を構成する深溝80の渦巻外周側の溝壁部に、互
いに180度変位した一対の連通口10,10を切欠き
形成して、深溝80の渦巻外周側を作動室4における低
圧と高圧との間の中間圧域にある一対の室に連通させ
る。
に、第二スクロール2におけるチップシール3の嵌合溝
7に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで延び、外
周側の嵌合溝7と段差80aを介して連続する所定長さ
の深溝80から成る盗み部8を設ける。そして、この盗
み部8を構成する深溝80の渦巻中心側の溝底部に、第
二スクロール2の基板21及び渦巻体22に貫通形成
し、クランクボス23と偏心ピン61との嵌合隙間を介
して給油通路5に連通する油穴9を開口する。更に、盗
み部8を構成する深溝80の渦巻外周側の溝壁部に、互
いに180度変位した一対の連通口10,10を切欠き
形成して、深溝80の渦巻外周側を作動室4における低
圧と高圧との間の中間圧域にある一対の室に連通させ
る。
【0013】この場合、深溝80の渦巻外周側は、図3
に示すように、第一スクロール1の渦巻外周面と第二ス
クロール2の渦巻内周面とで仕切られる第一系統の作動
室4における最外周側室41と、第一スクロール1の渦
巻内周面と第二スクロール2の渦巻外周面とで仕切られ
る第二系統の作動室4における最外周側室42とが各渦
巻体の外周端部22a,12aにより閉じ切られると
き、第一系統の最外周側室41における内周側接触点g
の位置付近にまで延設しておく。そして、各連通口1
0,10を、図3に示した低圧閉切り位置直後から各最
外周側室41,42に開き始め、図4に示すように、第
二スクロール2の回転角度が進んで順次容積が縮小され
ていく各最外周側室41,42に開口する関係に設ける
のである。
に示すように、第一スクロール1の渦巻外周面と第二ス
クロール2の渦巻内周面とで仕切られる第一系統の作動
室4における最外周側室41と、第一スクロール1の渦
巻内周面と第二スクロール2の渦巻外周面とで仕切られ
る第二系統の作動室4における最外周側室42とが各渦
巻体の外周端部22a,12aにより閉じ切られると
き、第一系統の最外周側室41における内周側接触点g
の位置付近にまで延設しておく。そして、各連通口1
0,10を、図3に示した低圧閉切り位置直後から各最
外周側室41,42に開き始め、図4に示すように、第
二スクロール2の回転角度が進んで順次容積が縮小され
ていく各最外周側室41,42に開口する関係に設ける
のである。
【0014】こうして、チップシール3の背面に深溝8
0から成る盗み部8を設けたことにより、給油通路5か
ら油穴9を経てチップシール3の背面に導く油量を十分
に確保でき、チップシール3の背面側を油で満たし、且
つ該チップシール3に背圧を加えることができると共
に、各連通口10,10から中間圧域にある作動室4に
供給する油量を十分に確保でき、作動室4内のシール性
を向上できると共に、作動室4内に閉じ込める作動流体
を効果的に冷却することができるのである。
0から成る盗み部8を設けたことにより、給油通路5か
ら油穴9を経てチップシール3の背面に導く油量を十分
に確保でき、チップシール3の背面側を油で満たし、且
つ該チップシール3に背圧を加えることができると共
に、各連通口10,10から中間圧域にある作動室4に
供給する油量を十分に確保でき、作動室4内のシール性
を向上できると共に、作動室4内に閉じ込める作動流体
を効果的に冷却することができるのである。
【0015】しかも、連通口10を低圧閉切り位置直後
の作動室4に開口させたから、作動室4に供給せんとす
る油により低圧流体を不必要に過熱することなく、無駄
なく作動室4の全域に良好に油をまわすことができるの
である。
の作動室4に開口させたから、作動室4に供給せんとす
る油により低圧流体を不必要に過熱することなく、無駄
なく作動室4の全域に良好に油をまわすことができるの
である。
【0016】尚、以上の実施例では、嵌合溝7に深溝8
0で構成する盗み部8を設けたが、チップシール3の背
部に盗み部を設けてもよい。更に、図5に示すように、
チップシール3の背部に第一細幅溝81を設けると共
に、嵌合溝7の底部に第二細幅溝82を設けて、これら
細幅溝81,82により盗み部8を構成してもよい。
0で構成する盗み部8を設けたが、チップシール3の背
部に盗み部を設けてもよい。更に、図5に示すように、
チップシール3の背部に第一細幅溝81を設けると共
に、嵌合溝7の底部に第二細幅溝82を設けて、これら
細幅溝81,82により盗み部8を構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明によれば、駆動軸6の給油
通路5から油穴9並びに盗み部8及び連通口10を経て
中間圧域にある作動室4に至る一系統の油経路で、チッ
プシール3の背面側を油で満たし、且つ該チップシール
3に背圧を加えることができると共に、連通口10から
作動室4に供給する油量を十分に確保でき、作動室4内
のシール性を向上できると共に、作動室4内に閉じ込め
る作動流体を効果的に冷却することができる。
通路5から油穴9並びに盗み部8及び連通口10を経て
中間圧域にある作動室4に至る一系統の油経路で、チッ
プシール3の背面側を油で満たし、且つ該チップシール
3に背圧を加えることができると共に、連通口10から
作動室4に供給する油量を十分に確保でき、作動室4内
のシール性を向上できると共に、作動室4内に閉じ込め
る作動流体を効果的に冷却することができる。
【0018】この場合、連通口10を低圧閉切り位置直
後の作動室4に開口させることにより、作動室4に供給
せんとする油により低圧流体を不必要に過熱することな
く、無駄なく作動室4の全域に良好に油をまわすことが
できる。
後の作動室4に開口させることにより、作動室4に供給
せんとする油により低圧流体を不必要に過熱することな
く、無駄なく作動室4の全域に良好に油をまわすことが
できる。
【図1】本発明スクロール形流体機械の第一実施例を示
す要部斜視図。
す要部斜視図。
【図2】同全体構造を示す縦断面図。
【図3】同低圧閉切り位置における各スクロールのかみ
合い状態を示す平断面図。
合い状態を示す平断面図。
【図4】同図3の低圧閉切り位置からやや進んだ角度位
置における各スクロールのかみ合い状態を示す平断面
図。
置における各スクロールのかみ合い状態を示す平断面
図。
【図5】同第二実施例を示す要部断面図。
【図6】従来のスクロール形流体機械の断面図。
1;第一スクロール、2;第二スクロール、3;チップ
シール、4;作動室、5;給油通路、6;駆動軸、7;
嵌合溝、8;盗み部、9;油穴、10;連通口、11;
基板、22;渦巻体
シール、4;作動室、5;給油通路、6;駆動軸、7;
嵌合溝、8;盗み部、9;油穴、10;連通口、11;
基板、22;渦巻体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝本 祥孝 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 (72)発明者 谷和 弘通 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内
Claims (2)
- 【請求項1】第一スクロール1と、該第一スクロール1
の基板11に対向する渦巻体22の端面にチップシール
3を嵌合した第二スクロール2とを備え、これらスクロ
ール1,2の間に、渦巻外周側の低圧域から渦巻中心側
の高圧域にかけて順次圧力変化する作動室4を画成する
と共に、前記第二スクロール2を、内部に給油通路5を
もつ駆動軸6に連動させたスクロール形流体機械におい
て、前記第二スクロール2のチップシール3とその嵌合
溝7との間に、渦巻中心側から渦巻外周側の途中部まで
延びる所定長さの盗み部8を設けて、この盗み部8にお
ける渦巻中心側に、前記給油通路5に連通する油穴9を
開口すると共に、前記盗み部8における渦巻外周側を、
連通口10を介して前記作動室4における低圧と高圧と
の間の中間圧域に連通させたことを特徴とするスクロー
ル形流体機械。 - 【請求項2】連通口10を、作動室4における最外周側
室が閉じ切られる低圧閉切り位置直後の作動室4に開口
させている請求項1記載のスクロール形流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5355592A JPH05256276A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | スクロール形流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5355592A JPH05256276A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | スクロール形流体機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05256276A true JPH05256276A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12946055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5355592A Withdrawn JPH05256276A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | スクロール形流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05256276A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006307753A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロール膨張機 |
JP2007192189A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクロール圧縮機 |
JP2008291658A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Panasonic Corp | スクロール圧縮機 |
KR100951551B1 (ko) * | 2008-03-25 | 2010-04-09 | 학교법인 두원학원 | 스크롤 압축기 |
CN111075715A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 涡旋盘组件、涡旋式压缩机及电器 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP5355592A patent/JPH05256276A/ja not_active Withdrawn
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