JPH052550Y2 - - Google Patents

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JPH052550Y2
JPH052550Y2 JP1988032285U JP3228588U JPH052550Y2 JP H052550 Y2 JPH052550 Y2 JP H052550Y2 JP 1988032285 U JP1988032285 U JP 1988032285U JP 3228588 U JP3228588 U JP 3228588U JP H052550 Y2 JPH052550 Y2 JP H052550Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電柱用吊上装置、詳しくは例えばケー
ブルを支持した吊線などの重量物を電柱の頂部付
近に吊上げる電柱用吊上装置に関する。
(従来の技術) 従来、電柱頂部付近に重量物を吊上げるには、
クレーン車を用いるか、又、電柱頂部付近にロー
プ等を巻着し、該ロープに滑車を吊下げ、該滑車
に巻回する重量物吊上用ロープを牽引することに
よつて行なつている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、クレーン車を用いる場合、大がかり
となるし、また、重量物を滑車等を用いて電柱頂
部近くに吊上げるには、電柱頂部に滑車を吊下げ
るロープを巻着するためのスペースが必要となる
だけでなく、滑車の吊代が必要であるから、電柱
の頂部近くに重量物を吊上げることができない問
題があつた。
本考案は従来のこのような問題を解決するため
に考案したもので、その目的は、クレーン車を用
いることなく、しかも電柱頂部の外径が一定でな
くても、例えば滑車等を用いて重量物を電柱頂部
の高さにまで吊上げ得るようにしようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) しかして、本考案は、電柱の頂部付近に重量物
を吊上げる電柱用吊上装置であつて、前記重量物
を吊上げる吊上部材3と、前記電柱頂部に着座す
る接当面14をもつたベース部材1と、該ベース
部材1から上方に延びる支柱21と該支柱21か
ら横方向に延びる腕22とを備えた支持部材2と
から成り、前記支持部材2の腕22に前記吊上部
材3を支持すると共に、前記ベース部材1に、該
ベース部材1の前記電柱頂部への着座時、該前記
電柱の頂部外側面に、添接可能で、かつ、前記電
柱に巻着する巻着部材を係止する係止部を備えた
複数の脚体4を、前記ベース部材1にヒンジ部1
7により枢支するリンク部材42を介して枢支し
たものである。
(作用) 電柱頂部の外径が一定でなくても、ベース部材
1を電柱頂部に着座させ、該ベース部材1に枢支
する脚体4の係止部に、電柱に巻着するロープ等
の巻着部材を係止させることにより、電柱の外径
が変化しても、前記ベース部材1にヒンジ部17
により枢支するリンク部材42を介して前記脚体
4を電柱に添接させられ、従つて、前記ベース部
材1を電柱頂部に確実に固定できるのである。そ
して、重量物を吊上げる吊上部材3は、前記腕2
2に支持させるから、前記吊上部材3を電柱頂部
より上方位置に支持できるのであり、従つて、前
記吊上部材3として例えば滑車を用い、該滑車に
巻回するロープで重量物を吊上げても、電柱頂部
の高さにまで吊上げることができるのである。
(実施例) 第1図に示したものは、コンクリート又は木製
の電柱Aに本考案にかゝる電柱用吊上装置を適用
したもので、前記電柱Aの頂部に固定するベース
部材1は、第2及び第3図に示す如く前記電柱A
の頂部における最大外径より大径とした円形の基
板12と、該基板12の上面中心部から上方に延
びる支持筒11とから構成し、前記基板12の下
面には、台形状とし、前記電柱Aの頂面に着座可
能とした接当面14をもつた着座リブ13を放射
状に4枚設けている。又、前記基板12の上面に
は、4枚の補強リブ15を、前記着座リブ13と
位置をずらせて放射状に設けて、前記支持筒11
の外周に溶接固定している。
又、前記ベース部材1には、第1図及び第4図
に示すように、前記支持筒11より小径とした支
柱21と、該支柱21の上部から半径方向外方に
対称状に延出する2つの腕22より構成される支
持部材2を、前記支柱21の支持筒11への挿嵌
により支持するのである。
前記支柱21は例えば円筒状部材から形成し
て、該円筒状部材の周壁における前記両腕22の
延出部位の下方位置には、縦長の長孔25を対向
状に設け、前記腕22の両方に後記する吊上部材
3として用いる滑車を支持したとき、これら滑車
に巻回する吊上げロープRを前記長孔25に挿通
させて、該ロープRを両滑車に掛け渡して重量物
を吊上げることができ、前記支柱21に不安定な
偏心荷重が作用することなく、安定した状態で吊
上げできるようにしている。又、前記長孔25を
設ける高さは、該長孔25を挿通する前記ロープ
Rに張力が作用したとき、該ロープRが前記長孔
25を設けた前記円筒状部材の周壁に接触しない
高さに設けるのである。
また、前記支柱21の下端部には、第4図に示
したようにスラストベアリング23を設けてお
り、前記支柱21を支持筒11に挿嵌したとき、
前記ベアリング23を前記基板12に支承させ
て、前記支柱21をベース部材1に対して回転可
能に支持できるようにしている。又、前記腕22
は例えば鋼板から成り、前記支柱21の上部外周
面に溶接して固定すると共に、該腕22の下縁部
には、後記する吊上部材3を吊下げるための3個
の貫通孔を設けている。
又、前記腕22に支持する吊上部材3は、第1
図に示した如く、主として滑車を用いるのであつ
て、前記貫通孔24に例えばシヤツクル31を介
して支持するのである。一方、前記ベース部材1
の基板12の外周縁部4箇所には、後記する脚体
4を第1枢支ピンP1を介して枢支する1対の枢
支片16,19を等間隔に設けている。
前記脚体4は、第1〜3図に示す如く、電柱A
に巻着する例えはロープB等の巻着部材を係止す
る係止部41a,41bを備えた板状の添接部材
41と、該添接部材41の一端部に第2枢支ピン
P2を介して屈曲自在に連結するリンク部材42
とから構成している。
又、該リンク部材42の前記ベース部材1側端
部に前記第1枢支ピンP1を挿通するピン孔を設
けて、該ピン孔と前記枢支ピンP1とによりヒン
ジ部17を構成して、該ヒンジ部17を介して前
記脚体4を前記基板12に枢支することにより、
前記脚体4を前記ベース部材1に連結しているの
である。尚、前記係止部41a,41bは前記添
接部材41の長さ方向に間隔を置いて設けた第1
及び第2係止片43,44より構成している。
本考案は以上のように構成するもので、コンク
リート又は木製の電柱A頂部の高さに重量物を吊
上げるには、先ず電柱Aの頂部に、前記ベース部
材1を着座させると共に、電柱Aに巻着する例え
ばロープB等の巻着部材を前記第1及び第2係止
片43,44に係止して、ロープBを電柱Aに強
く巻着すると、第5図に示すように、電柱Aの外
径が一定でなくとも前記脚体4が前記第2枢支ピ
ンP2を介して屈曲し、前記添接部材41がその
長さ方向全長に亘つて、電柱Aに添接状に固定さ
れ、従つて、前記ベース部材1を電柱A頂部にし
つかりと固定することができる。次いで前記支持
部材2の貫通孔24に例えばシヤツクル31等を
介して吊上部材3となる滑車を支持した後、前記
支持部材2を前記支柱21のベース部材1におけ
る前記支持筒11への挿入により、前記ベース部
材1に回転自由に支持させるのである。そして、
前記滑車に巻回する吊上げロープRの一端を牽引
して、他端に固定する重量物を吊上げるのであ
る。
このようにして重量物を吊上げると、クレーン
車を用いることなく、滑車を用いても、前記滑車
の支持位置が電柱頂部より高い位置にあるから、
重量物を電柱頂部の高さにまで吊上げることがで
きるのである。しかも、電柱頂部の外径が一定で
なくとも前記添接部材41を電柱に密着させて、
ベース部材1を電柱頂部にしつかりと固定でき、
重量物を電柱頂部の位置まで滑車を用いて簡単に
吊上げることができるのである。
又、前記支持部材2をベース部材1に回転自由
に支持するから、重量物の吊上時に、電柱Aの途
中において外方に突出する昇降用ステツプ等の障
害物を回避することができて、簡単に吊上げ得る
のである。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、電柱の頂部付近に重量物
を吊上げる電柱用吊上装置であつて、前記重量物
を吊上げる吊上部材3と、前記電柱頂部に着座す
る接当面14をもつたベース部材1と、該ベース
部材1から上方に延びる支柱21と該支柱21か
ら横方向に延びる腕22とを備えた支持部材2と
から成り、前記支持部材2の腕22に前記吊上部
材3を支持すると共に、前記ベース部材1に、該
ベース部材1の前記電柱頂部への着座時、該前記
電柱の頂部外側面に、添接可能で、かつ、前記電
柱に巻着する巻着部材を係止する係止部を備えた
複数の脚体4を、前記ベース部材1にヒンジ部1
7により枢支するリンク部材42を介して枢支し
たから、重量物を吊上げる吊上部材3を電柱頂部
より高い位置に支持することができ、従つて、滑
車等を用いて重量物を吊上げても、前記重量物を
電柱頂部の高さに吊上げることができるし、しか
も、電柱頂部に前記ベース部材1を固定する場
合、前記電柱の頂部外径が一定でなくても、前記
ベース部材1を電柱頂部に着座させ、該ベース部
材1に枢支する脚体4の係止部に、ロープ等の巻
着部材を係止させることにより、前記脚体4を、
前記リンク部材42のベース部材1及び脚体4に
対する屈曲を利用して電柱の頂部外側面に面接触
状態で添接させて確実に固定することができ、従
つて、前記電柱頂部の外径変動に拘わらず、前記
ベース部材1を電柱頂部に確実に固定して重量物
を吊上げることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる吊上装置を電柱頂部に
固定した斜視図、第2図は吊上装置の側面図、第
3図は第2図A−A線矢視図、第4図は支持部材
の側面図、第5図は脚の屈曲の説明図である。 1……ベース部材、2……支持部材、3……吊
上部材、4……脚体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電柱の頂部付近に重量物を吊上げる電柱用吊上
    装置であつて、前記重量物を吊上げる吊上部材3
    と、前記電柱頂部に着座する接当面14をもつた
    ベース部材1と、該ベース部材1から上方に延び
    る支柱21と該支柱21から横方向に延びる腕2
    2とを備えた支持部材2とから成り、前記支持部
    材2の腕22に前記吊上部材3を支持すると共
    に、前記ベース部材1に、該ベース部材1の前記
    電柱頂部への着座時、前記電柱の頂部外側面に、
    添接可能で、かつ、前記電柱に巻着する巻着部材
    を係止する係止部を備えた複数の脚体4を、前記
    ベース部材1にヒンジ部17により枢支するリン
    ク部材42を介して枢支したことを特徴とする電
    柱用吊上装置。
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