JP2941635B2 - ジブ型揚重機 - Google Patents
ジブ型揚重機Info
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- JP2941635B2 JP2941635B2 JP2772194A JP2772194A JP2941635B2 JP 2941635 B2 JP2941635 B2 JP 2941635B2 JP 2772194 A JP2772194 A JP 2772194A JP 2772194 A JP2772194 A JP 2772194A JP 2941635 B2 JP2941635 B2 JP 2941635B2
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- boom
- post
- jib
- type hoist
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば狭隘地における
垂直循環式立体駐車場の建設等に適用される移動式のジ
ブ型揚重機（クレーン）に関する。
垂直循環式立体駐車場の建設等に適用される移動式のジ
ブ型揚重機（クレーン）に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種建設現場において、位置
を固定して使用するジブ型クレーンは、設置場所に搬入
する時に、ブーム及びワイヤロープ等を分解、取外し等
して搬入し、設置場所では他の重機を用いて組立使用し
ている。
を固定して使用するジブ型クレーンは、設置場所に搬入
する時に、ブーム及びワイヤロープ等を分解、取外し等
して搬入し、設置場所では他の重機を用いて組立使用し
ている。
【０００３】そのため、クレーンの分解、組立作業に多
大の労力と時間がかかるという問題点があった。
大の労力と時間がかかるという問題点があった。
【０００４】そこで、近年では、特開昭５５−４４４６
０号公報等で、上下に二分割したブームを使用時には左
右一対の連結ピンで連結すると共に、不使用時にはいづ
れか一方の連結ピンをヒンジ点として上ブームを下ブー
ムの一側方に折畳み可能に構成して、作業姿勢と輸送姿
勢との切替えを可及的に少ない労力と時間で行えるよう
にした移動式クレーンが提案されている。
０号公報等で、上下に二分割したブームを使用時には左
右一対の連結ピンで連結すると共に、不使用時にはいづ
れか一方の連結ピンをヒンジ点として上ブームを下ブー
ムの一側方に折畳み可能に構成して、作業姿勢と輸送姿
勢との切替えを可及的に少ない労力と時間で行えるよう
にした移動式クレーンが提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
移動式クレーンにあっては、下ブームの先端をペンダン
トロープで支えながら上ブームを折り畳むようになって
いることから、ロープの盛り替えが必要であり、作業性
が悪いと共に、ブーム間を単に左右一対の連結ピンで連
結する構造であったため、いずれか一方の連結ピンを支
点として上ブームを回動させる際に捩じれ変形を生じ、
位置合わせ等に大きな労力を必要とすることから、複数
のブームを折り畳むには限界があるという不具合があっ
た。
移動式クレーンにあっては、下ブームの先端をペンダン
トロープで支えながら上ブームを折り畳むようになって
いることから、ロープの盛り替えが必要であり、作業性
が悪いと共に、ブーム間を単に左右一対の連結ピンで連
結する構造であったため、いずれか一方の連結ピンを支
点として上ブームを回動させる際に捩じれ変形を生じ、
位置合わせ等に大きな労力を必要とすることから、複数
のブームを折り畳むには限界があるという不具合があっ
た。
【０００６】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、作業姿勢と輸送姿勢との切替えをより一層少な
い労力と時間で行えるジブ型揚重機を提供することを目
的とする。
あって、作業姿勢と輸送姿勢との切替えをより一層少な
い労力と時間で行えるジブ型揚重機を提供することを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係るジブ型揚重機は、基台上に起伏自在に
立設したポスト及び該ポストに起伏自在に支持されたブ
ームを、蝶番を用いかつワイヤリングしたまま起伏方向
と直角方向に折畳み可能に設けると共に、前記各ブーム
の接合部に伸長の際のボルト結合のためのボルト孔自動
位置合せ装置を設けたことを特徴とするものである。
めの本発明に係るジブ型揚重機は、基台上に起伏自在に
立設したポスト及び該ポストに起伏自在に支持されたブ
ームを、蝶番を用いかつワイヤリングしたまま起伏方向
と直角方向に折畳み可能に設けると共に、前記各ブーム
の接合部に伸長の際のボルト結合のためのボルト孔自動
位置合せ装置を設けたことを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】前記構成によれば、ポスト及びブームがワイヤ
リングしたまま人力で容易に収納、展開される。
リングしたまま人力で容易に収納、展開される。
【０００９】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００１０】図１は本発明の一実施例に係るジブ型揚重
機の正面図、図２は同じく平面図、図３は同じく収納状
態の斜視図、図４は同じく蝶番部の斜視図である。
機の正面図、図２は同じく平面図、図３は同じく収納状
態の斜視図、図４は同じく蝶番部の斜視図である。
【００１１】図示のように、四隅に図示しないレール等
へのロックが可能なロック装置１を備えた台車２上に、
旋回モータ３により旋回可能に旋回テーブル４が設けら
れ、この旋回テーブル４上にパワーシリンダ５により起
倒可能にポスト６が設けられる。
へのロックが可能なロック装置１を備えた台車２上に、
旋回モータ３により旋回可能に旋回テーブル４が設けら
れ、この旋回テーブル４上にパワーシリンダ５により起
倒可能にポスト６が設けられる。
【００１２】前記ポスト６には、該ポスト６の先端に掛
け回された起伏ワイヤロープ７及び起伏ウインチ８によ
り起伏可能にブーム９が設けられる。このブーム９に
は、該ブーム９の先端に掛け回された巻上げワイヤロー
プ１０及び巻上げウインチ１１により繰入れ・繰出しが
可能にフック１２が設けられる。
け回された起伏ワイヤロープ７及び起伏ウインチ８によ
り起伏可能にブーム９が設けられる。このブーム９に
は、該ブーム９の先端に掛け回された巻上げワイヤロー
プ１０及び巻上げウインチ１１により繰入れ・繰出しが
可能にフック１２が設けられる。
【００１３】また、前記旋回テーブル４上には制御盤１
３が設けられると共に、この制御盤１３からは操作用ペ
ンダントが導出されている。
３が設けられると共に、この制御盤１３からは操作用ペ
ンダントが導出されている。
【００１４】そして、前記ポスト６は、固定ポスト６ａ
に対して起伏する可動ポストが二分割されて、先端の可
動ポスト６ｃが中間の可動ポスト６ｂに対し蝶番１５に
より当該ポストの一側方に折り畳み可能になっている。
に対して起伏する可動ポストが二分割されて、先端の可
動ポスト６ｃが中間の可動ポスト６ｂに対し蝶番１５に
より当該ポストの一側方に折り畳み可能になっている。
【００１５】なお、可動ポスト６ｃの可動ポスト６ｂに
対する展開時には、蝶番１５の反対側のポスト間が図示
しないボルトで結合される。
対する展開時には、蝶番１５の反対側のポスト間が図示
しないボルトで結合される。
【００１６】前記ブーム９は、当該ブーム側方において
互い違いに設けた三つの蝶番１６により四分割され、ブ
ーム収納時にそれぞれのブーム部分９ａ〜９ｄが交互に
ブーム９の一側方に折り畳み可能になっている。
互い違いに設けた三つの蝶番１６により四分割され、ブ
ーム収納時にそれぞれのブーム部分９ａ〜９ｄが交互に
ブーム９の一側方に折り畳み可能になっている。
【００１７】一方、ブーム展開時には、図４にも示すよ
うに、蝶番１６の反対側に位置して各ブーム部分９ａ〜
９ｄに設けた接合フランジ部１７間をボルト１８で結合
するようになっている。
うに、蝶番１６の反対側に位置して各ブーム部分９ａ〜
９ｄに設けた接合フランジ部１７間をボルト１８で結合
するようになっている。
【００１８】また、この際のボルト孔１７ａの位置合わ
せを自動的に行うための装置として、楔状金具１９ａ，
１９ｂが各ブーム部分９ａ〜９ｄの接合面に相対して取
り付けられる。
せを自動的に行うための装置として、楔状金具１９ａ，
１９ｂが各ブーム部分９ａ〜９ｄの接合面に相対して取
り付けられる。
【００１９】即ち、ブーム展開時に、対向する楔状金具
１９ａ，１９ｂの傾斜面同志が相対的にせりあがること
で、自重の捩れによるボルト孔１７ａの位置ずれが自動
矯正されるのである。
１９ａ，１９ｂの傾斜面同志が相対的にせりあがること
で、自重の捩れによるボルト孔１７ａの位置ずれが自動
矯正されるのである。
【００２０】このように構成されるため、ジブ型揚重機
を輸送姿勢にする時は、ポスト６をはじめブーム９を多
重に折り畳むことができるため、図３に示すように、コ
ンパクトな輸送姿勢となる。
を輸送姿勢にする時は、ポスト６をはじめブーム９を多
重に折り畳むことができるため、図３に示すように、コ
ンパクトな輸送姿勢となる。
【００２１】この折り畳み作業は、ボルト１８を外すと
いう単純な作業で済み、人力で迅速に行える。また、旋
回テーブル４上に水平に折り畳むことから、起伏ワイヤ
ロープ７や巻上げワイヤロープ１０を盛り替えなしで、
ワイヤリングしたまま折り畳むことができる。
いう単純な作業で済み、人力で迅速に行える。また、旋
回テーブル４上に水平に折り畳むことから、起伏ワイヤ
ロープ７や巻上げワイヤロープ１０を盛り替えなしで、
ワイヤリングしたまま折り畳むことができる。
【００２２】一方、ブーム展開時には、前述したよう
に、楔状金具１９ａ，１９ｂによりボルト孔１７ａの位
置ずれが自動矯正されるので、ボルト１８の締結が容易
に行える。
に、楔状金具１９ａ，１９ｂによりボルト孔１７ａの位
置ずれが自動矯正されるので、ボルト１８の締結が容易
に行える。
【００２３】また、本実施例のジブ型揚重機は、据え付
け場所のＨ鋼等にロック装置１で固定できるので、通常
のジブ型揚重機に見られるカウンターウェイト等は不要
である。
け場所のＨ鋼等にロック装置１で固定できるので、通常
のジブ型揚重機に見られるカウンターウェイト等は不要
である。
【００２４】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
折り畳むブーム部分の本数やボルト孔自動位置合せ装置
の構造等各種変更が可能なことは言うまでもない。
折り畳むブーム部分の本数やボルト孔自動位置合せ装置
の構造等各種変更が可能なことは言うまでもない。
【００２５】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のジブ型揚重機によれば、ポスト及びブーム
がワイヤリングしたまま人力で容易に収納、展開できる
ので、作業姿勢と輸送姿勢との切替えをより一層少ない
労力と時間で行える。
うに本発明のジブ型揚重機によれば、ポスト及びブーム
がワイヤリングしたまま人力で容易に収納、展開できる
ので、作業姿勢と輸送姿勢との切替えをより一層少ない
労力と時間で行える。
【図１】本発明の一実施例に係るジブ型揚重機の正面図
である。
である。
【図２】同じく平面図である。
【図３】同じく収納状態の斜視図である。
【図４】同じく蝶番部の斜視図である。
２ 台車 ４ 旋回テーブル ６ ポスト ７ 起伏ワイヤロープ ９ ブーム １０ 巻上げワイヤロープ １６ 蝶番 １８ ボルト １９ａ，１９ｂ 楔状金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−44459（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−44460（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−53987（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−22769（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−140393（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B66C 23/00 - 23/94
Claims (1)
- 【請求項１】 基台上に起伏自在に立設したポスト及び
該ポストに起伏自在に支持されたブームを、蝶番を用い
かつワイヤリングしたまま起伏方向と直角方向に折畳み
可能に設けると共に、前記各ブームの接合部に伸長の際
のボルト結合のためのボルト孔自動位置合せ装置を設け
たことを特徴とするジブ型揚重機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2772194A JP2941635B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ジブ型揚重機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2772194A JP2941635B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ジブ型揚重機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237887A JPH07237887A (ja) | 1995-09-12 |
| JP2941635B2 true JP2941635B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=12228884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2772194A Expired - Fee Related JP2941635B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ジブ型揚重機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2941635B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101646533B (zh) * | 2007-03-26 | 2011-06-15 | 日本电产三协株式会社 | 工业用机器人及其搬运方法 |
| JP4962880B2 (ja) * | 2010-11-05 | 2012-06-27 | 株式会社安川電機 | 多関節ロボット及び生産設備の製造方法 |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP2772194A patent/JP2941635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07237887A (ja) | 1995-09-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990518 |
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