JPH0525491A - 酵素力価の安定した液体洗剤 - Google Patents
酵素力価の安定した液体洗剤Info
- Publication number
- JPH0525491A JPH0525491A JP27170891A JP27170891A JPH0525491A JP H0525491 A JPH0525491 A JP H0525491A JP 27170891 A JP27170891 A JP 27170891A JP 27170891 A JP27170891 A JP 27170891A JP H0525491 A JPH0525491 A JP H0525491A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enzyme
- liquid detergent
- enzyme titer
- titer
- detergent
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 長期間貯蔵しても酵素力価が低下しない、洗
浄効果の大きい非イオン系液体洗剤を提供する。 【構成】 炭素数12乃至14のアルキル基を有する直
鎖のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とす
る非イオン系の液状界面活性剤に、非水状態で酵素を配
合してなる液体洗剤。系はほぼ中性であり、含水率は
0.15%以下ときわめて少ない。 【効果】 酵素力価は貯蔵中も低下しない。しかも排水
後の生分解性は100%であるので環境を汚染しない利
点もある。
浄効果の大きい非イオン系液体洗剤を提供する。 【構成】 炭素数12乃至14のアルキル基を有する直
鎖のポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とす
る非イオン系の液状界面活性剤に、非水状態で酵素を配
合してなる液体洗剤。系はほぼ中性であり、含水率は
0.15%以下ときわめて少ない。 【効果】 酵素力価は貯蔵中も低下しない。しかも排水
後の生分解性は100%であるので環境を汚染しない利
点もある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中性で、非イオン性と
酵素力価の安定化による相乗効果を発揮した新しいタイ
プの液体洗剤である。
酵素力価の安定化による相乗効果を発揮した新しいタイ
プの液体洗剤である。
【0002】
【従来の技術】市販されている酵素入り洗剤は粉末状の
ものが多いが、長期間の貯蔵と共に酵素力価が低下す
る。また液状洗剤に酵素を添加配合したものもあるがこ
の場合、酵素力価は貯蔵期間と共に劣化する速度が早
く、洗浄効果の低下度も一層はげしいのが普通である。
ものが多いが、長期間の貯蔵と共に酵素力価が低下す
る。また液状洗剤に酵素を添加配合したものもあるがこ
の場合、酵素力価は貯蔵期間と共に劣化する速度が早
く、洗浄効果の低下度も一層はげしいのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、長期間の貯蔵中も酵素力価の低下しない液体洗剤
の提供にある。
点は、長期間の貯蔵中も酵素力価の低下しない液体洗剤
の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明者は
鋭意研究の結果、従来の諸欠点を解消でき酵素力価の安
定した液体洗剤の創製に成功した。洗剤の一成分は、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルをベースにした非イ
オン系界面活性剤を採用した。このものはN−パラフイ
ンを酸化して得られる主としてC12〜C14のアルキ
ル基を有する2価アルコールに酸化エチレンを付加重合
することによって得られるが、酸化エチレン基の付加モ
ル数の多少により親水性の度合いの異なるものが混在さ
せうるし、一方アルキル基を有する2価アルコール(プ
ロピレングリコール)の炭素数の数により親油性に差を
生じせしめることと相まって洗浄効果の向上に資してい
る。本発明の液体洗剤のもう一つの成分である酵素につ
いては、植物起源の蛋白質分解酵素であるパパインを採
用した。同酵素は生体系の汚れに対し洗浄力を発揮す
る。
鋭意研究の結果、従来の諸欠点を解消でき酵素力価の安
定した液体洗剤の創製に成功した。洗剤の一成分は、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルをベースにした非イ
オン系界面活性剤を採用した。このものはN−パラフイ
ンを酸化して得られる主としてC12〜C14のアルキ
ル基を有する2価アルコールに酸化エチレンを付加重合
することによって得られるが、酸化エチレン基の付加モ
ル数の多少により親水性の度合いの異なるものが混在さ
せうるし、一方アルキル基を有する2価アルコール(プ
ロピレングリコール)の炭素数の数により親油性に差を
生じせしめることと相まって洗浄効果の向上に資してい
る。本発明の液体洗剤のもう一つの成分である酵素につ
いては、植物起源の蛋白質分解酵素であるパパインを採
用した。同酵素は生体系の汚れに対し洗浄力を発揮す
る。
【0005】本発明の洗剤は、pH(水素イオン濃度)
が6.3程度のほぼ中性であるので、手や肌、特に新生
児、乳児の肌に対して極めて安全である。また本発明の
洗剤には、水分がほとんど含まれておらず(分析結果の
1例では0.14%)しかも系がほぼ中性であるのでパ
パイン酵素は貯蔵中も安定であり、力価も低下しないも
のと考えられる。更に本発明の洗剤は高い希釈度でも洗
浄力を発揮し、排水後の生分解性は100%であるので
環境を汚染することも全くない。
が6.3程度のほぼ中性であるので、手や肌、特に新生
児、乳児の肌に対して極めて安全である。また本発明の
洗剤には、水分がほとんど含まれておらず(分析結果の
1例では0.14%)しかも系がほぼ中性であるのでパ
パイン酵素は貯蔵中も安定であり、力価も低下しないも
のと考えられる。更に本発明の洗剤は高い希釈度でも洗
浄力を発揮し、排水後の生分解性は100%であるので
環境を汚染することも全くない。
【0006】
【実施例】非イオン系界面活性剤として三洋化成社製商
品名ノニポールソフトを採用した。この界面活性剤は1
%の水溶液でPHが6.3を示した。この界面活性剤に
ナガセ生化学社製の酵素パパインを重量百分率で0.1
%の割合で添加し混合することにより、本発明の液体洗
剤が得られる。この本剤の25°Cに於ける比重は、
1.003、粘度60CPS、水分は0.14%であっ
た。又酵素パパインの力価につき、財団法人日本食品分
析センターによる40°Cで一箇月間の過酷試験の結果
でも、最初の単位酵素力価を損なうことなく120単位
/gの活性を保持していた。
品名ノニポールソフトを採用した。この界面活性剤は1
%の水溶液でPHが6.3を示した。この界面活性剤に
ナガセ生化学社製の酵素パパインを重量百分率で0.1
%の割合で添加し混合することにより、本発明の液体洗
剤が得られる。この本剤の25°Cに於ける比重は、
1.003、粘度60CPS、水分は0.14%であっ
た。又酵素パパインの力価につき、財団法人日本食品分
析センターによる40°Cで一箇月間の過酷試験の結果
でも、最初の単位酵素力価を損なうことなく120単位
/gの活性を保持していた。
Claims (3)
- 【請求項1】直鎖のポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル等を主成分とする非イオン系界面活性剤に、非水状態
で酵素を添加配合してなる酵素力価の長期に安定した液
体洗剤。 - 【請求項2】100%生分解性である請求項1記載の液
体洗剤。 - 【請求項3】ほぼ中性である請求項1記載の液体洗剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27170891A JPH0525491A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 酵素力価の安定した液体洗剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27170891A JPH0525491A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 酵素力価の安定した液体洗剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525491A true JPH0525491A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=17503740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27170891A Pending JPH0525491A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 酵素力価の安定した液体洗剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5780283A (en) * | 1993-12-03 | 1998-07-14 | Buckman Laboratories International, Inc. | Enzyme stabilization by oxygen-containing block copolymers |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0293000A (ja) * | 1988-09-28 | 1990-04-03 | Clorox Co | 安定な液状非水性洗剤 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP27170891A patent/JPH0525491A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0293000A (ja) * | 1988-09-28 | 1990-04-03 | Clorox Co | 安定な液状非水性洗剤 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5780283A (en) * | 1993-12-03 | 1998-07-14 | Buckman Laboratories International, Inc. | Enzyme stabilization by oxygen-containing block copolymers |
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