JPH05254786A - 懸垂物の過負荷検出駆動制御装置 - Google Patents
懸垂物の過負荷検出駆動制御装置Info
- Publication number
- JPH05254786A JPH05254786A JP4088216A JP8821692A JPH05254786A JP H05254786 A JPH05254786 A JP H05254786A JP 4088216 A JP4088216 A JP 4088216A JP 8821692 A JP8821692 A JP 8821692A JP H05254786 A JPH05254786 A JP H05254786A
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- baton
- wire
- rewinding
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 バトンに吊下げる懸垂物が予め設定した荷重
を超えた場合に、ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の
駆動を停止させ、懸垂物の落下を未然に防止する。 【構成】 滑車2を介してワイヤ−3で吊下げられたバ
トン1を上昇または下降させる該ワイヤ−の巻取、巻戻
し用モ−タ−5の上昇回転始動時から短い時間経過後の
該モ−タ−の負荷電流と負荷電圧を検知して電力として
取出す入力電力取出し器6と、該入力電力取出し器から
の入力電力と前記バトンの許容負荷荷重を電力に変換し
た設定電力とを比較演算してその結果を表示するモニタ
−7と、入力電力が設定電力を超えた時の信号を検知
し、巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動を停止させるシ−ケ
ンサ−8と、入力電力が設定電力未満となった時に巻
取、巻戻し用モ−タ−の駆動停止を解除する解除機構を
備え、解除後の巻取、巻戻し用モ−タ−を再駆動させる
制御器9とを備える。
を超えた場合に、ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の
駆動を停止させ、懸垂物の落下を未然に防止する。 【構成】 滑車2を介してワイヤ−3で吊下げられたバ
トン1を上昇または下降させる該ワイヤ−の巻取、巻戻
し用モ−タ−5の上昇回転始動時から短い時間経過後の
該モ−タ−の負荷電流と負荷電圧を検知して電力として
取出す入力電力取出し器6と、該入力電力取出し器から
の入力電力と前記バトンの許容負荷荷重を電力に変換し
た設定電力とを比較演算してその結果を表示するモニタ
−7と、入力電力が設定電力を超えた時の信号を検知
し、巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動を停止させるシ−ケ
ンサ−8と、入力電力が設定電力未満となった時に巻
取、巻戻し用モ−タ−の駆動停止を解除する解除機構を
備え、解除後の巻取、巻戻し用モ−タ−を再駆動させる
制御器9とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舞台、スタジオ、宴会
場等で使用するスポットライトやシャンデリア等の各種
照明器具あるいは看板、マイク、スピ−カ−等の放送器
機等の各種懸垂物をパイプや棒などのバトンに吊下げて
所定高さ位置に上昇させるときに、該バトンに安全性を
超えた過負荷重の懸垂物が加わった場合、該懸垂物の上
昇を床等から低い高さ位置で迅速に停止させることので
き、事故を未然に防止できる懸垂物の過負荷検出駆動制
御装置に関する。
場等で使用するスポットライトやシャンデリア等の各種
照明器具あるいは看板、マイク、スピ−カ−等の放送器
機等の各種懸垂物をパイプや棒などのバトンに吊下げて
所定高さ位置に上昇させるときに、該バトンに安全性を
超えた過負荷重の懸垂物が加わった場合、該懸垂物の上
昇を床等から低い高さ位置で迅速に停止させることので
き、事故を未然に防止できる懸垂物の過負荷検出駆動制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、舞台、スタジオ、宴会場等で使用
する各種照明器具や看板、放送器機等の懸垂物をパイプ
や棒などのバトンに吊下げ、該バトンを、滑車を介して
ワイヤ−で吊下げ、ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−
の駆動によりバトンに吊下げた懸垂物を所定の高さまで
上昇させ、所定の高さ位置で上限リミットスイッチが作
動し、モ−タ−の駆動を停止させていた。また、リミッ
トスイッチ付滑車等をバネで支承し、バネ張力で懸垂物
の荷重を検出する方式、あるいは懸垂物の上昇時のワイ
ヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動電流を検出し、懸
垂物の過負荷荷重を検出する方式がある。
する各種照明器具や看板、放送器機等の懸垂物をパイプ
や棒などのバトンに吊下げ、該バトンを、滑車を介して
ワイヤ−で吊下げ、ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−
の駆動によりバトンに吊下げた懸垂物を所定の高さまで
上昇させ、所定の高さ位置で上限リミットスイッチが作
動し、モ−タ−の駆動を停止させていた。また、リミッ
トスイッチ付滑車等をバネで支承し、バネ張力で懸垂物
の荷重を検出する方式、あるいは懸垂物の上昇時のワイ
ヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動電流を検出し、懸
垂物の過負荷荷重を検出する方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、上限リミットス
イッチの作動によりモ−タ−の駆動を停止させる方式で
は、懸垂物が上昇し、所定の高さまで達したときに、は
じめてワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動が停止
するために、バトンに許容限度を超えた懸垂物が吊下げ
られた場合や懸垂物の重量は許容限度内であるが、バト
ンが周囲の物体に引っ掛かりした場合、安全性を超えた
過負荷がバトンに加わり、高い位置に吊るされた懸垂物
が落下する危険性や、必要でない周囲の物体までも持ち
上げてしまう等の危険性があり、懸垂物の真下にいる人
に身の危険を与えたり、バトン、懸垂物等を損傷させる
という難点があった。
イッチの作動によりモ−タ−の駆動を停止させる方式で
は、懸垂物が上昇し、所定の高さまで達したときに、は
じめてワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動が停止
するために、バトンに許容限度を超えた懸垂物が吊下げ
られた場合や懸垂物の重量は許容限度内であるが、バト
ンが周囲の物体に引っ掛かりした場合、安全性を超えた
過負荷がバトンに加わり、高い位置に吊るされた懸垂物
が落下する危険性や、必要でない周囲の物体までも持ち
上げてしまう等の危険性があり、懸垂物の真下にいる人
に身の危険を与えたり、バトン、懸垂物等を損傷させる
という難点があった。
【0004】また、リミットスイッチ付滑車等をバネで
支承する場合は、バネ弾性が経時的に劣化し、懸垂物の
荷重制御が安全、確実になされないという欠点があっ
た。さらに、懸垂物の上昇時のワイヤ−の巻取、巻戻し
用モ−タ−の駆動電流を検出して懸垂物の過負荷荷重を
検出する方式は、駆動電流が安定していないために、誤
動作をしたりして懸垂物の過負荷荷重の検出が困難であ
り、またモ−タ−の経時的使用に伴うモ−タ−の効率悪
化に伴う誤動作などが生じるという難点があった。本発
明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、バトンに吊下げる懸垂物が予め設定した荷重
を超えた場合に、懸垂物の上昇開始時の初期の段階でワ
イヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動を停止させるこ
とができ、懸垂物の落下の危険を未然に防止し、安全性
の高い懸垂物の過負荷検出駆動制御装置を提供すること
にある。
支承する場合は、バネ弾性が経時的に劣化し、懸垂物の
荷重制御が安全、確実になされないという欠点があっ
た。さらに、懸垂物の上昇時のワイヤ−の巻取、巻戻し
用モ−タ−の駆動電流を検出して懸垂物の過負荷荷重を
検出する方式は、駆動電流が安定していないために、誤
動作をしたりして懸垂物の過負荷荷重の検出が困難であ
り、またモ−タ−の経時的使用に伴うモ−タ−の効率悪
化に伴う誤動作などが生じるという難点があった。本発
明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、バトンに吊下げる懸垂物が予め設定した荷重
を超えた場合に、懸垂物の上昇開始時の初期の段階でワ
イヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動を停止させるこ
とができ、懸垂物の落下の危険を未然に防止し、安全性
の高い懸垂物の過負荷検出駆動制御装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る懸垂物の過
負荷検出駆動制御装置は、滑車を介してワイヤ−で吊下
げられたバトンを上昇または下降させる該ワイヤ−の巻
取、巻戻し用モ−タ−の上昇回転始動時から短い時間経
過後の該モ−タ−の負荷電流と負荷電圧を検知して電力
として取出す入力電力取出し器と、該入力電力取出し器
からの入力電力と前記バトンの許容負荷荷重を電力に変
換した設定電力とを比較演算してその結果を表示するモ
ニタ−と、入力電力が設定電力を超えた時の信号を検知
し、前記巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動を停止させるシ
−ケンサ−と、入力電力が設定電力未満となった時に巻
取、巻戻し用モ−タ−の駆動停止を解除する解除機構を
備え、解除後の巻取、巻戻し用モ−タ−を再駆動させる
制御器とを備えたものである。
負荷検出駆動制御装置は、滑車を介してワイヤ−で吊下
げられたバトンを上昇または下降させる該ワイヤ−の巻
取、巻戻し用モ−タ−の上昇回転始動時から短い時間経
過後の該モ−タ−の負荷電流と負荷電圧を検知して電力
として取出す入力電力取出し器と、該入力電力取出し器
からの入力電力と前記バトンの許容負荷荷重を電力に変
換した設定電力とを比較演算してその結果を表示するモ
ニタ−と、入力電力が設定電力を超えた時の信号を検知
し、前記巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動を停止させるシ
−ケンサ−と、入力電力が設定電力未満となった時に巻
取、巻戻し用モ−タ−の駆動停止を解除する解除機構を
備え、解除後の巻取、巻戻し用モ−タ−を再駆動させる
制御器とを備えたものである。
【0006】
【作用】ワイヤ−で吊下げられたバトンに懸垂物を吊下
げた状態で該懸垂物を上昇させるには、ワイヤ−の巻
取、巻戻し用モ−タ−を駆動させて滑車に掛けられたワ
イヤ−を該モ−タ−で巻取るようにすればよい。この巻
取のときに、バトンに許容限度の重量を超えた懸垂物が
吊下げられている場合、入力電力取出し器によりワイヤ
−の巻取、巻戻し用モ−タ−の上昇回転(正回転)始動
時から所定の短い時間経過した時の負荷電流を検知する
とともに該モ−タ−からの負荷電圧とによって入力電力
として取出す。この入力電力がバトンの許容負荷荷重を
予め電力に変換して設定した設定電力と比較演算され、
設定電力を超えるとモニタ−にアラ−ム、ブザ−等の警
告表示がされ、シ−ケンサ−が作動し、前記巻取、巻戻
し用モ−タ−の駆動を停止させる。したがって、バトン
に吊下げられた懸垂物は床などの基礎からわずかに上が
った低い位置で停止することとなる。
げた状態で該懸垂物を上昇させるには、ワイヤ−の巻
取、巻戻し用モ−タ−を駆動させて滑車に掛けられたワ
イヤ−を該モ−タ−で巻取るようにすればよい。この巻
取のときに、バトンに許容限度の重量を超えた懸垂物が
吊下げられている場合、入力電力取出し器によりワイヤ
−の巻取、巻戻し用モ−タ−の上昇回転(正回転)始動
時から所定の短い時間経過した時の負荷電流を検知する
とともに該モ−タ−からの負荷電圧とによって入力電力
として取出す。この入力電力がバトンの許容負荷荷重を
予め電力に変換して設定した設定電力と比較演算され、
設定電力を超えるとモニタ−にアラ−ム、ブザ−等の警
告表示がされ、シ−ケンサ−が作動し、前記巻取、巻戻
し用モ−タ−の駆動を停止させる。したがって、バトン
に吊下げられた懸垂物は床などの基礎からわずかに上が
った低い位置で停止することとなる。
【0007】バトンが低い位置で停止した状態でバトン
に吊下げた重量オ−バ−分の懸垂物を該バトンから取除
き、バトンには許容重量範囲内の懸垂物を吊下げる。そ
して、解除機構によりワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ
−の駆動停止を解除する。巻取、巻戻し用モ−タ−の駆
動停止を解除後、再び、該モ−タ−を駆動させ、ワイヤ
−の巻取りを行なって懸垂物を床等の基礎から所定の位
置まで上昇させる。所定の高さ位置に吊下げられた懸垂
物を床等の基礎に降ろすには、ワイヤ−の巻取、巻戻し
用モ−タ−を逆回転させ、ワイヤ−を巻戻すようにすれ
ばよい。かくして、バトンには許容重量範囲内において
懸垂物をその場所や場面に応じて交換して吊下げること
ができる。
に吊下げた重量オ−バ−分の懸垂物を該バトンから取除
き、バトンには許容重量範囲内の懸垂物を吊下げる。そ
して、解除機構によりワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ
−の駆動停止を解除する。巻取、巻戻し用モ−タ−の駆
動停止を解除後、再び、該モ−タ−を駆動させ、ワイヤ
−の巻取りを行なって懸垂物を床等の基礎から所定の位
置まで上昇させる。所定の高さ位置に吊下げられた懸垂
物を床等の基礎に降ろすには、ワイヤ−の巻取、巻戻し
用モ−タ−を逆回転させ、ワイヤ−を巻戻すようにすれ
ばよい。かくして、バトンには許容重量範囲内において
懸垂物をその場所や場面に応じて交換して吊下げること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面による具体的
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す概略説明図
である。1はパイプや棒等からなるバトンで、該バトン
1の数箇所を滑車2を介して垂直に垂れ下がったワイヤ
−3で連結し、通常、水平に支持されている。バトン1
には舞台、スタジオ、宴会場等で使用するスポットライ
トやシャンデリア等の各種照明器具あるいは看板、マイ
ク、スピ−カ−等の放送器機等の各種懸垂物4が取付け
られる。ワイヤ−3は丈夫なものであれば、ロ−プ、紐
等であってもよい。5はワイヤ−3の巻取、巻戻し用モ
−タ−で、正逆回転が可能なモ−タ−である。このモ−
タ−5にはワイヤ−3の巻取、巻戻し機(図示せず)が
付設されている。
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す概略説明図
である。1はパイプや棒等からなるバトンで、該バトン
1の数箇所を滑車2を介して垂直に垂れ下がったワイヤ
−3で連結し、通常、水平に支持されている。バトン1
には舞台、スタジオ、宴会場等で使用するスポットライ
トやシャンデリア等の各種照明器具あるいは看板、マイ
ク、スピ−カ−等の放送器機等の各種懸垂物4が取付け
られる。ワイヤ−3は丈夫なものであれば、ロ−プ、紐
等であってもよい。5はワイヤ−3の巻取、巻戻し用モ
−タ−で、正逆回転が可能なモ−タ−である。このモ−
タ−5にはワイヤ−3の巻取、巻戻し機(図示せず)が
付設されている。
【0009】6はワイヤ−3の巻取、巻戻し用モ−タ−
5に電気的に接続した入力電力取出し器で、ワイヤ−の
巻取、巻戻し用モ−タ−5の上昇回転(正回転)始動時
から所定の短い時間経過した時の負荷電流を検知すると
ともに該モ−タ−5からの負荷電圧とによって入力電力
として取出される。このようにモ−タ−5の駆動電流を
制御量とすることなく、電力を制御量としたのは、駆動
電流が安定していないために、誤動作をしたりして懸垂
物の過負荷荷重の検出が困難であり、またモ−タ−5の
経時的使用に伴うモ−タ−の効率悪化に伴う誤動作など
のが生じるという難点を排除するためである。また、モ
−タ−5の上昇回転(正回転)始動時から所定の短い時
間経過した時の負荷電流を検知することとしたのは、床
等からの低い位置で懸垂物4の上昇を停止させるため
と、上昇回転(正回転)始動時の駆動電流は不安定であ
り、安定した制御が困難なためである。
5に電気的に接続した入力電力取出し器で、ワイヤ−の
巻取、巻戻し用モ−タ−5の上昇回転(正回転)始動時
から所定の短い時間経過した時の負荷電流を検知すると
ともに該モ−タ−5からの負荷電圧とによって入力電力
として取出される。このようにモ−タ−5の駆動電流を
制御量とすることなく、電力を制御量としたのは、駆動
電流が安定していないために、誤動作をしたりして懸垂
物の過負荷荷重の検出が困難であり、またモ−タ−5の
経時的使用に伴うモ−タ−の効率悪化に伴う誤動作など
のが生じるという難点を排除するためである。また、モ
−タ−5の上昇回転(正回転)始動時から所定の短い時
間経過した時の負荷電流を検知することとしたのは、床
等からの低い位置で懸垂物4の上昇を停止させるため
と、上昇回転(正回転)始動時の駆動電流は不安定であ
り、安定した制御が困難なためである。
【0010】7は入力電力取出し器6からの入力電力と
前記バトン1の許容負荷荷重を電力に変換した設定電力
とを比較演算してその結果を表示するモニタ−である。
このモニタ−7には警告を表示するアラ−ムおよび、又
はブザ−等の警告表示が付設されている。バトン1の許
容負荷荷重は安全率等を考慮して予め電力に変換してお
き、適用するバトン1に応じて随時、オペレ−タ−が設
定電力を細かく設定することができるようにしておく。
このモニタ−7では入力電力と設定電力が比較演算さ
れ、入力電力値が設定電力値を超えると警告表示がされ
るが、超えない場合は警告表示がされない。
前記バトン1の許容負荷荷重を電力に変換した設定電力
とを比較演算してその結果を表示するモニタ−である。
このモニタ−7には警告を表示するアラ−ムおよび、又
はブザ−等の警告表示が付設されている。バトン1の許
容負荷荷重は安全率等を考慮して予め電力に変換してお
き、適用するバトン1に応じて随時、オペレ−タ−が設
定電力を細かく設定することができるようにしておく。
このモニタ−7では入力電力と設定電力が比較演算さ
れ、入力電力値が設定電力値を超えると警告表示がされ
るが、超えない場合は警告表示がされない。
【0011】8は入力電力値が設定電力値を超えた時の
信号を検知し、前記巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動を
停止させるシ−ケンサ−である。このシ−ケンサ−8の
作動により、前記巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動が停
止する。そして、バトン1に吊下げられた懸垂物4は床
などの基礎からわずかに上がった低い位置で停止するこ
ととなる。9は入力電力値が設定電力値未満となった時
に巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動停止を解除する解除
機構(図示せず)を備え、解除後の巻取、巻戻し用モ−
タ−5を再駆動させる制御器である。
信号を検知し、前記巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動を
停止させるシ−ケンサ−である。このシ−ケンサ−8の
作動により、前記巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動が停
止する。そして、バトン1に吊下げられた懸垂物4は床
などの基礎からわずかに上がった低い位置で停止するこ
ととなる。9は入力電力値が設定電力値未満となった時
に巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動停止を解除する解除
機構(図示せず)を備え、解除後の巻取、巻戻し用モ−
タ−5を再駆動させる制御器である。
【0012】バトン1が低い位置で停止した状態でバト
ン1に吊下げた重量オ−バ−分の懸垂物4を該バトン1
から取除き、バトン1には許容重量範囲内の懸垂物4を
吊下げる。そして、ボタン操作等による解除機構により
ワイヤ−3の巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動停止を解
除する。巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動停止を解除
後、再び、該モ−タ−5を駆動させ、ワイヤ−3の巻取
りを行なって懸垂物4を床等の基礎から所定の位置まで
上昇させる。懸垂物4が上昇し、所定高さ位置で停止さ
せるためには、位置検出器(図示せず)で行なえばよ
い。所定の高さ位置に吊下げられた懸垂物4を床等の基
礎に降ろすには、ワイヤ−3の巻取、巻戻し用モ−タ−
5を逆回転させ、ワイヤ−3を巻戻すようにすればよ
い。 かくして、バトン1には許容重量範囲内において
懸垂物4をその場所や場面に応じて随時、交換して吊下
げることができる。
ン1に吊下げた重量オ−バ−分の懸垂物4を該バトン1
から取除き、バトン1には許容重量範囲内の懸垂物4を
吊下げる。そして、ボタン操作等による解除機構により
ワイヤ−3の巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動停止を解
除する。巻取、巻戻し用モ−タ−5の駆動停止を解除
後、再び、該モ−タ−5を駆動させ、ワイヤ−3の巻取
りを行なって懸垂物4を床等の基礎から所定の位置まで
上昇させる。懸垂物4が上昇し、所定高さ位置で停止さ
せるためには、位置検出器(図示せず)で行なえばよ
い。所定の高さ位置に吊下げられた懸垂物4を床等の基
礎に降ろすには、ワイヤ−3の巻取、巻戻し用モ−タ−
5を逆回転させ、ワイヤ−3を巻戻すようにすればよ
い。 かくして、バトン1には許容重量範囲内において
懸垂物4をその場所や場面に応じて随時、交換して吊下
げることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記の説明から判るように、滑
車を介してワイヤ−で吊下げられたバトンを上昇または
下降させる該ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の上昇
回転始動時から短い時間経過後の該モ−タ−の負荷電流
と負荷電圧を検知して電力として取出す入力電力取出し
器と、該入力電力取出し器からの入力電力と前記バトン
の許容負荷荷重を電力に変換した設定電力とを比較演算
してその結果を表示するモニタ−と、入力電力が設定電
力を超えた時の信号を検知し、前記巻取、巻戻し用モ−
タ−の駆動を停止させるシ−ケンサ−と、入力電力が設
定電力未満となった時に巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動
停止を解除する解除機構を備え、解除後の巻取、巻戻し
用モ−タ−を再駆動させる制御器とを備えたので、次の
ような特有の効果を奏する。
車を介してワイヤ−で吊下げられたバトンを上昇または
下降させる該ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−の上昇
回転始動時から短い時間経過後の該モ−タ−の負荷電流
と負荷電圧を検知して電力として取出す入力電力取出し
器と、該入力電力取出し器からの入力電力と前記バトン
の許容負荷荷重を電力に変換した設定電力とを比較演算
してその結果を表示するモニタ−と、入力電力が設定電
力を超えた時の信号を検知し、前記巻取、巻戻し用モ−
タ−の駆動を停止させるシ−ケンサ−と、入力電力が設
定電力未満となった時に巻取、巻戻し用モ−タ−の駆動
停止を解除する解除機構を備え、解除後の巻取、巻戻し
用モ−タ−を再駆動させる制御器とを備えたので、次の
ような特有の効果を奏する。
【0014】すなわち、舞台、スタジオ、宴会場等で使
用するスポットライトやシャンデリア等の各種照明器具
あるいは看板、マイク、スピ−カ−等の放送器機等の各
種懸垂物をパイプや棒などのバトンに吊下げて所定高さ
位置に上昇させるときに、該バトンに安全性を超えた過
負荷重の懸垂物が加わった場合や、あるいは懸垂物の重
量は許容限度内であるが、バトンが周囲の物体に引っ掛
かったりした場合において、該懸垂物の上昇を床等から
比較的低い高さ位置で迅速に停止させることができる結
果、例え落下物が落ちようとも高い位置から落ちるのと
は異なり、危険性は極めて少なく、また必要でない周囲
の物体までをも高い位置まで持ち上げてしまうといった
ことがなくなり、事故を未然に防止でき、安全性の高い
制御装置が得られる。
用するスポットライトやシャンデリア等の各種照明器具
あるいは看板、マイク、スピ−カ−等の放送器機等の各
種懸垂物をパイプや棒などのバトンに吊下げて所定高さ
位置に上昇させるときに、該バトンに安全性を超えた過
負荷重の懸垂物が加わった場合や、あるいは懸垂物の重
量は許容限度内であるが、バトンが周囲の物体に引っ掛
かったりした場合において、該懸垂物の上昇を床等から
比較的低い高さ位置で迅速に停止させることができる結
果、例え落下物が落ちようとも高い位置から落ちるのと
は異なり、危険性は極めて少なく、また必要でない周囲
の物体までをも高い位置まで持ち上げてしまうといった
ことがなくなり、事故を未然に防止でき、安全性の高い
制御装置が得られる。
【0015】また、ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ−
の上昇回転始動時から短い時間経過後の該モ−タ−の負
荷電流と負荷電圧を検知して電力として取出すこととし
たので、電流を検知するのとは異なり、安定しており、
高感度の安定した制御が可能となる。さらに、バトンに
吊下げる懸垂物の許容重量を電力値に変換して設定電力
としたので、所望する設定電力を細かく設定でき、広範
囲の重量設定が可能となる。さらにまた、バトンに許容
限度を超えた重量が掛かった場合、アラ−ム、ブザ−等
による警告表示がなされ、該バトンから許容限度を超え
た懸垂物等を取り除かない限り、ワイヤ−の巻取、巻戻
し用モ−タ−は駆動することがなく、停止したままであ
り、モ−タ−の再駆動はバトンに吊下げる重量が許容限
度内の重量であることを確認した上で、始動することと
なり、安全性の高いものである。
の上昇回転始動時から短い時間経過後の該モ−タ−の負
荷電流と負荷電圧を検知して電力として取出すこととし
たので、電流を検知するのとは異なり、安定しており、
高感度の安定した制御が可能となる。さらに、バトンに
吊下げる懸垂物の許容重量を電力値に変換して設定電力
としたので、所望する設定電力を細かく設定でき、広範
囲の重量設定が可能となる。さらにまた、バトンに許容
限度を超えた重量が掛かった場合、アラ−ム、ブザ−等
による警告表示がなされ、該バトンから許容限度を超え
た懸垂物等を取り除かない限り、ワイヤ−の巻取、巻戻
し用モ−タ−は駆動することがなく、停止したままであ
り、モ−タ−の再駆動はバトンに吊下げる重量が許容限
度内の重量であることを確認した上で、始動することと
なり、安全性の高いものである。
【図1】本発明の一実施例を示す概略説明図である。
1 バトン 2 滑車 3 ワイヤ− 4 懸垂物 5 ワイヤ−の巻取、巻戻し用モ−タ− 6 入力電力取出し器 7 モニタ− 8 シ−ケンサ− 9 制御器
Claims (1)
- 【請求項1】 滑車を介してワイヤ−で吊下げられたバ
トンを上昇または下降させる該ワイヤ−の巻取、巻戻し
用モ−タ−の上昇回転始動時から短い時間経過後の該モ
−タ−の負荷電流と負荷電圧を検知して電力として取出
す入力電力取出し器と、該入力電力取出し器からの入力
電力と前記バトンの許容負荷荷重を電力に変換した設定
電力とを比較演算してその結果を表示するモニタ−と、
入力電力が設定電力を超えた時の信号を検知し、前記巻
取、巻戻し用モ−タ−の駆動を停止させるシ−ケンサ−
と、入力電力が設定電力未満となった時に巻取、巻戻し
用モ−タ−の駆動停止を解除する解除機構を備え、解除
後の巻取、巻戻し用モ−タ−を再駆動させる制御器とを
備えたことを特徴とする懸垂物の過負荷検出駆動制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4088216A JPH0791027B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 舞台用、宴会場用又はスタジオ用吊物設備の昇降機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4088216A JPH0791027B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 舞台用、宴会場用又はスタジオ用吊物設備の昇降機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05254786A true JPH05254786A (ja) | 1993-10-05 |
JPH0791027B2 JPH0791027B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=13936707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4088216A Expired - Lifetime JPH0791027B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 舞台用、宴会場用又はスタジオ用吊物設備の昇降機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0791027B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110505U (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-22 | 日立造船株式会社 | 溶接部開先角度測定具 |
JPS61105403A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-23 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | ギヤップ計測器 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP4088216A patent/JPH0791027B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110505U (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-22 | 日立造船株式会社 | 溶接部開先角度測定具 |
JPS61105403A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-23 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | ギヤップ計測器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0791027B2 (ja) | 1995-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960319 |