JP2001233589A - 電動ウィンチ、および電動ウィンチを備えた舞台装置 - Google Patents
電動ウィンチ、および電動ウィンチを備えた舞台装置Info
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- JP2001233589A JP2001233589A JP2000132726A JP2000132726A JP2001233589A JP 2001233589 A JP2001233589 A JP 2001233589A JP 2000132726 A JP2000132726 A JP 2000132726A JP 2000132726 A JP2000132726 A JP 2000132726A JP 2001233589 A JP2001233589 A JP 2001233589A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色々な重量の吊り物を安全に及びまたはオペ
レータの意図通りに昇降可能な小形の電動ウィンチ、お
よび、それを備えた舞台装置の提供。 【解決手段】 吊り物の昇降駆動用の電動ウィンチ10
は、バトン上方に複数配列された滑車3を経てバトン2
を吊るワイヤーロープ11を巻き取り、繰り出すウイン
チドラム13と、ウインチドラムを無段変速機15を介
して回動する電動モータ16と、無段変速機の減速比を
制御する制御器20とから構成されている。バトン2
は、ロータリエンコーダから成る昇降位置検出器31に
よって位置制御される。制御器20は、ウインチドラム
13の回転速度を検出する速度検出器33と、電動モー
タ負荷を検出する負荷検出器35とに接続されており、
操作パネル22によって減速比の入力が行われ、また動
力盤25を介して電動モータとそのブレーキ17を制御
する。
レータの意図通りに昇降可能な小形の電動ウィンチ、お
よび、それを備えた舞台装置の提供。 【解決手段】 吊り物の昇降駆動用の電動ウィンチ10
は、バトン上方に複数配列された滑車3を経てバトン2
を吊るワイヤーロープ11を巻き取り、繰り出すウイン
チドラム13と、ウインチドラムを無段変速機15を介
して回動する電動モータ16と、無段変速機の減速比を
制御する制御器20とから構成されている。バトン2
は、ロータリエンコーダから成る昇降位置検出器31に
よって位置制御される。制御器20は、ウインチドラム
13の回転速度を検出する速度検出器33と、電動モー
タ負荷を検出する負荷検出器35とに接続されており、
操作パネル22によって減速比の入力が行われ、また動
力盤25を介して電動モータとそのブレーキ17を制御
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電動ウィンチに関
するもので、特に舞台やホール等において照明装置や背
景の大道具や各種の幕等の吊り物を昇降させるものに最
適な電動ウィンチ、および、このような電動ウィンチを
備えた舞台装置に関する。
するもので、特に舞台やホール等において照明装置や背
景の大道具や各種の幕等の吊り物を昇降させるものに最
適な電動ウィンチ、および、このような電動ウィンチを
備えた舞台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、舞台に関しては、古典的な歌舞
伎からモダンなライブコンサートまで多くの目的で舞台
を使用することが多くなり、これに対応して昇降式のバ
トンも多く設けられている。吊り物の昇降駆動装置は、
演目や場面に応じて色々な速度で色々な重量の吊り物を
昇降させることが要求されている。電動モータのトルク
は、一般に低速度から高速度まで一定である為に最高荷
重でも最高速度が出せる仕様となっており、大きな容量
のものが使用されることになる。吊り物の昇降速度は、
インバータモータやサーボモータも採用してそれらモー
タの回転速度を変化させて制御している。
伎からモダンなライブコンサートまで多くの目的で舞台
を使用することが多くなり、これに対応して昇降式のバ
トンも多く設けられている。吊り物の昇降駆動装置は、
演目や場面に応じて色々な速度で色々な重量の吊り物を
昇降させることが要求されている。電動モータのトルク
は、一般に低速度から高速度まで一定である為に最高荷
重でも最高速度が出せる仕様となっており、大きな容量
のものが使用されることになる。吊り物の昇降速度は、
インバータモータやサーボモータも採用してそれらモー
タの回転速度を変化させて制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の吊り物の昇降駆動では、重たい吊り物でも比較的
高速度で昇降させることになり、危険を伴うことにな
り、またオペレータの意図する通りに昇降させることが
難しい。他方、電動モータの容量を小さくする為に、吊
り物を牽引するワイヤーロープの反対側に吊り物の平均
的な重量のカウンターウェイトを取り付けてバランスさ
せる方法が取られることが多いが、カウンターウェイト
用の大きなスペースが必要となるといった問題があっ
た。
従来の吊り物の昇降駆動では、重たい吊り物でも比較的
高速度で昇降させることになり、危険を伴うことにな
り、またオペレータの意図する通りに昇降させることが
難しい。他方、電動モータの容量を小さくする為に、吊
り物を牽引するワイヤーロープの反対側に吊り物の平均
的な重量のカウンターウェイトを取り付けてバランスさ
せる方法が取られることが多いが、カウンターウェイト
用の大きなスペースが必要となるといった問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みて提案されたも
のであって、色々な重量の吊り物を安全に、および、ま
たは、オペレータの意図する通りに昇降させることので
きるスペースをとらない電動ウィンチを提供することを
目的とし、また、このような電動ウィンチを備えた舞台
装置を提供することも目的とする。
のであって、色々な重量の吊り物を安全に、および、ま
たは、オペレータの意図する通りに昇降させることので
きるスペースをとらない電動ウィンチを提供することを
目的とし、また、このような電動ウィンチを備えた舞台
装置を提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の吊り物の昇降駆動用電
動ウィンチは、吊り物を吊る吊り具を昇降駆動する電動
ウィンチであって、上記吊り具の上方に配列された滑車
を経て吊り具を吊るワイヤーロープを巻き取ったり、繰
り出したりして上記吊り具を昇降するウインチドラム
と、該ウインチドラムに巻き取り回転駆動と繰り出し回
転駆動を変速機を介して行う電動モータと、上記変速機
の減速比を制御する制御手段とから構成されていること
を特徴としている。
ために、本発明の請求項1記載の吊り物の昇降駆動用電
動ウィンチは、吊り物を吊る吊り具を昇降駆動する電動
ウィンチであって、上記吊り具の上方に配列された滑車
を経て吊り具を吊るワイヤーロープを巻き取ったり、繰
り出したりして上記吊り具を昇降するウインチドラム
と、該ウインチドラムに巻き取り回転駆動と繰り出し回
転駆動を変速機を介して行う電動モータと、上記変速機
の減速比を制御する制御手段とから構成されていること
を特徴としている。
【0006】従って、重たい幕や大道具などの吊り物に
対しては、制御手段によって変速機を大きな減速比にし
て電動モータによって比較的低速度でウインチドラムを
回動し、昇降駆動するようにし、軽量な吊り物に対して
も、制御手段によって変速機を小さな減速比にして比較
的高速度でウインチドラムを回動し、昇降駆動するよう
にし、安全を確保すると共に、カウンターウェイトを使
わずにウインチドラムの回転駆動用電動モータの容量を
小さくすることができる。
対しては、制御手段によって変速機を大きな減速比にし
て電動モータによって比較的低速度でウインチドラムを
回動し、昇降駆動するようにし、軽量な吊り物に対して
も、制御手段によって変速機を小さな減速比にして比較
的高速度でウインチドラムを回動し、昇降駆動するよう
にし、安全を確保すると共に、カウンターウェイトを使
わずにウインチドラムの回転駆動用電動モータの容量を
小さくすることができる。
【0007】請求項2記載のように、請求項1記載の電
動ウィンチにおいて、上記吊り具は、昇降位置検出手段
によって位置制御されるように構成され、位置関係でオ
ペレータが吊り具を直接見ることができない場合でも、
リミットスイッチ等の機械式、発光ダイオード等の光学
式、又はロータリエンコーダ等の電気式の位置検出手段
によって、吊り物を所定の昇降位置に自動的に設定で
き、昇降不足や行き過ぎを防止することができる。
動ウィンチにおいて、上記吊り具は、昇降位置検出手段
によって位置制御されるように構成され、位置関係でオ
ペレータが吊り具を直接見ることができない場合でも、
リミットスイッチ等の機械式、発光ダイオード等の光学
式、又はロータリエンコーダ等の電気式の位置検出手段
によって、吊り物を所定の昇降位置に自動的に設定で
き、昇降不足や行き過ぎを防止することができる。
【0008】請求項3記載のように、請求項2記載の電
動ウィンチにおいて、上記昇降位置検出手段は、上記ウ
インチドラムの回転によって回転駆動されるロータリエ
ンコーダから構成され、電気式のロータリエンコーダ
は、機械式昇降位置検出手段と異なって吊り物を設定す
る昇降位置ごとにそれらを設置する必要がなく、しか
も、操作パネル等による昇降位置の設定や変更にも柔軟
に対応できる。
動ウィンチにおいて、上記昇降位置検出手段は、上記ウ
インチドラムの回転によって回転駆動されるロータリエ
ンコーダから構成され、電気式のロータリエンコーダ
は、機械式昇降位置検出手段と異なって吊り物を設定す
る昇降位置ごとにそれらを設置する必要がなく、しか
も、操作パネル等による昇降位置の設定や変更にも柔軟
に対応できる。
【0009】請求項4記載のように、請求項1記載の電
動ウィンチにおいて、上記制御手段は、上記ウインチド
ラムの回転速度を検出する速度検出手段からウインチド
ラムの回転速度の情報を得るように構成され、吊り物の
重量に相応した昇降速度かどうかを確認でき、また各種
表示器に昇降速度を表示させることができる。
動ウィンチにおいて、上記制御手段は、上記ウインチド
ラムの回転速度を検出する速度検出手段からウインチド
ラムの回転速度の情報を得るように構成され、吊り物の
重量に相応した昇降速度かどうかを確認でき、また各種
表示器に昇降速度を表示させることができる。
【0010】請求項5記載のように、請求項1記載の電
動ウィンチにおいて、上記制御手段は、上記電動モータ
の負荷を検出する負荷検出手段からの負荷情報に基づい
て減速比を選定するように構成され、吊り物の重量に応
じて制御手段によって最適な昇降速度が自動的に設定さ
れる。
動ウィンチにおいて、上記制御手段は、上記電動モータ
の負荷を検出する負荷検出手段からの負荷情報に基づい
て減速比を選定するように構成され、吊り物の重量に応
じて制御手段によって最適な昇降速度が自動的に設定さ
れる。
【0011】請求項6記載のように、請求項1記載の電
動ウィンチにおいて、上記制御手段は、操作パネルによ
って上記変速機の減速比の入力が行われ、また動力盤を
介して上記電動モータとその電動モータ付きのブレーキ
を制御するように構成され、オペレータによって操作パ
ネルを介して減速比を任意に設定することも可能にな
り、また制御手段によって電動モータとそのブレーキを
管理して安全性を高めることができる。
動ウィンチにおいて、上記制御手段は、操作パネルによ
って上記変速機の減速比の入力が行われ、また動力盤を
介して上記電動モータとその電動モータ付きのブレーキ
を制御するように構成され、オペレータによって操作パ
ネルを介して減速比を任意に設定することも可能にな
り、また制御手段によって電動モータとそのブレーキを
管理して安全性を高めることができる。
【0012】請求項7記載の舞台装置は、請求項1に記
載の電動ウィンチと、オペレータにより速度、方向、動
き量を変えて移動操作される擬似昇降体と、オペレータ
が操作した擬似昇降体の移動の速度、方向、量を検出す
る擬似昇降体移動検出手段とを含む擬似昇降装置と、擬
似昇降装置の擬似昇降体移動検出手段から送られてきた
信号に基づきオペレータが操作した擬似昇降体の移動の
の速度、方向、量に対応して舞台用吊り具を昇降させる
ように電動モータを制御する制御手段と、から構成され
ている。したがって、例え、重たい幕や大道具などの吊
り物でも人力に代わってウィンチによって昇降すること
ができ、またオペレータが操作する擬似昇降体の動きと
同様な昇降方向と昇降速度を操作検出器と制御手段を介
して電動モータに伝えて、舞台吊り物をオペレータが意
図する色々な微妙な速度パターンで昇降させることがで
きる。
載の電動ウィンチと、オペレータにより速度、方向、動
き量を変えて移動操作される擬似昇降体と、オペレータ
が操作した擬似昇降体の移動の速度、方向、量を検出す
る擬似昇降体移動検出手段とを含む擬似昇降装置と、擬
似昇降装置の擬似昇降体移動検出手段から送られてきた
信号に基づきオペレータが操作した擬似昇降体の移動の
の速度、方向、量に対応して舞台用吊り具を昇降させる
ように電動モータを制御する制御手段と、から構成され
ている。したがって、例え、重たい幕や大道具などの吊
り物でも人力に代わってウィンチによって昇降すること
ができ、またオペレータが操作する擬似昇降体の動きと
同様な昇降方向と昇降速度を操作検出器と制御手段を介
して電動モータに伝えて、舞台吊り物をオペレータが意
図する色々な微妙な速度パターンで昇降させることがで
きる。
【0013】請求項8記載の舞台装置は、請求項7に記
載の舞台装置において、擬似昇降体が2つのホイールに
ループ状に掛け渡された無端の可撓綱状体としたもので
ある。したがって、手動によるのと非常に良く似た感覚
で舞台吊り物を昇降させることができる。
載の舞台装置において、擬似昇降体が2つのホイールに
ループ状に掛け渡された無端の可撓綱状体としたもので
ある。したがって、手動によるのと非常に良く似た感覚
で舞台吊り物を昇降させることができる。
【0014】請求項9記載の舞台装置は、請求項7に記
載の舞台装置において、変速機の減速比が固定されてい
るものである。すなわち、変速機がない場合でも舞台吊
り物をオペレータが意図する色々な微妙な速度パターン
で昇降させることができる。
載の舞台装置において、変速機の減速比が固定されてい
るものである。すなわち、変速機がない場合でも舞台吊
り物をオペレータが意図する色々な微妙な速度パターン
で昇降させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を含む舞台装
置の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態の
舞台装置の構成を示す図である。図1において、舞台装
置としての舞台吊り物の昇降駆動装置10は、幕や照明
器具、大道具等の舞台吊り物(図示しない)を吊る吊り
具であるバトン2を昇降駆動するものであって、バトン
2の上方において複数配列された滑車3を経てバトン2
を吊るワイヤロープ11を巻き取ったり、繰り出したり
してバトン2を昇降するウィンチドラム13と、該ウイ
ンチドラム13に巻き取り回転駆動と繰り出し回転駆動
を無段変速機15を介して行う電動モータ16と、無段
変速機15の減速比を制御する制御器20と、バトン2
の位置を検出する昇降位置検出器31と、ウインチドラ
ム13の回転速度を検出する速度検出器33と、電動モ
ータ16の負荷を検出する負荷検出器35と、電動モー
タ16とその電動モータ付きのブレーキ17を制御する
動力盤25とから構成されている。
置の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態の
舞台装置の構成を示す図である。図1において、舞台装
置としての舞台吊り物の昇降駆動装置10は、幕や照明
器具、大道具等の舞台吊り物(図示しない)を吊る吊り
具であるバトン2を昇降駆動するものであって、バトン
2の上方において複数配列された滑車3を経てバトン2
を吊るワイヤロープ11を巻き取ったり、繰り出したり
してバトン2を昇降するウィンチドラム13と、該ウイ
ンチドラム13に巻き取り回転駆動と繰り出し回転駆動
を無段変速機15を介して行う電動モータ16と、無段
変速機15の減速比を制御する制御器20と、バトン2
の位置を検出する昇降位置検出器31と、ウインチドラ
ム13の回転速度を検出する速度検出器33と、電動モ
ータ16の負荷を検出する負荷検出器35と、電動モー
タ16とその電動モータ付きのブレーキ17を制御する
動力盤25とから構成されている。
【0016】制御器20は、動力盤25に組み込まれて
モータ電流の変化の検出で負荷を検出する負荷検出器3
5からの負荷情報に基づいて無段変速機20の減速比を
自動的に選定する。即ち、制御器20は、重たい幕や大
道具などの吊り物に対しては、大きな減速比で比較的低
速度で電動モータ16によってウインチドラム13を動
かしてバトン2を昇降駆動するようにし、軽量な吊り物
に対しても、小さな減速比で比較的高速度で電動モータ
16によってウインチドラム13を回動してバトン2を
昇降駆動するようにし、安全を確保すると共に、カウン
ターウェイトを使わずにウインチドラム13の回転駆動
用電動モータ16の容量を小さくしている。制御器20
は、更にオペレータによって操作パネル22を介して減
速比の入力が行われ、上記の減速比の自動設定の他にオ
ペレータによる任意設定もできるようにしている。
モータ電流の変化の検出で負荷を検出する負荷検出器3
5からの負荷情報に基づいて無段変速機20の減速比を
自動的に選定する。即ち、制御器20は、重たい幕や大
道具などの吊り物に対しては、大きな減速比で比較的低
速度で電動モータ16によってウインチドラム13を動
かしてバトン2を昇降駆動するようにし、軽量な吊り物
に対しても、小さな減速比で比較的高速度で電動モータ
16によってウインチドラム13を回動してバトン2を
昇降駆動するようにし、安全を確保すると共に、カウン
ターウェイトを使わずにウインチドラム13の回転駆動
用電動モータ16の容量を小さくしている。制御器20
は、更にオペレータによって操作パネル22を介して減
速比の入力が行われ、上記の減速比の自動設定の他にオ
ペレータによる任意設定もできるようにしている。
【0017】バトン2の昇降位置検出器31は、ウイン
チドラム13の回転で回転駆動されるロータリエンコー
ダから構成されており、位置関係でオペレータがバトン
2を直接見ることができない場合でも、バトン2を所定
の昇降位置に自動的に設定でき、昇降不足や行き過ぎを
防止することができるようにすると共に、リミットスイ
ッチ等の機械式昇降位置検出器と異なって吊り物を設定
する昇降位置ごとにそれらを設置する必要がなく、しか
も、操作パネル22によって昇降位置の設定や変更にも
柔軟に対応できるようになっている。
チドラム13の回転で回転駆動されるロータリエンコー
ダから構成されており、位置関係でオペレータがバトン
2を直接見ることができない場合でも、バトン2を所定
の昇降位置に自動的に設定でき、昇降不足や行き過ぎを
防止することができるようにすると共に、リミットスイ
ッチ等の機械式昇降位置検出器と異なって吊り物を設定
する昇降位置ごとにそれらを設置する必要がなく、しか
も、操作パネル22によって昇降位置の設定や変更にも
柔軟に対応できるようになっている。
【0018】なお、ワイヤロープ11は常にウインチド
ラム13の所定のウィンチ溝を辿って巻き取り、繰り出
されるので、ウインチドラム13主部への巻きつき径が
変化しても正確な昇降位置を求めることができる。勿
論、バトン2の昇降位置検出器31は、ロータリエンコ
ーダの電気式に代えて、リミットスイッチ等の機械式、
発行ダイオード等の光学式とすることもできる。
ラム13の所定のウィンチ溝を辿って巻き取り、繰り出
されるので、ウインチドラム13主部への巻きつき径が
変化しても正確な昇降位置を求めることができる。勿
論、バトン2の昇降位置検出器31は、ロータリエンコ
ーダの電気式に代えて、リミットスイッチ等の機械式、
発行ダイオード等の光学式とすることもできる。
【0019】動力盤25は、ウインチドラム13を回転
駆動する電動モータ16とブレーキ17を制御してお
り、設定された昇降位置にバトン2が到達し、停止命令
が制御器20から伝達されるとブレーキ17を作動させ
る。他に過負荷や過度の発熱に対しても電動モータ16
とそのブレーキ17を管理して安全性を高めるようにし
ている。速度検出器33は、ウインチドラム13の回転
速度を検出してウインチドラム13の回転速度情報を制
御器20に送り、吊り物の重量に相応した昇降速度かど
うかが確認され、また各種表示器に昇降速度を表示させ
ることができる。
駆動する電動モータ16とブレーキ17を制御してお
り、設定された昇降位置にバトン2が到達し、停止命令
が制御器20から伝達されるとブレーキ17を作動させ
る。他に過負荷や過度の発熱に対しても電動モータ16
とそのブレーキ17を管理して安全性を高めるようにし
ている。速度検出器33は、ウインチドラム13の回転
速度を検出してウインチドラム13の回転速度情報を制
御器20に送り、吊り物の重量に相応した昇降速度かど
うかが確認され、また各種表示器に昇降速度を表示させ
ることができる。
【0020】更に負荷検出器35は、バトン2に吊られ
る吊り物の重量をモータ電流量を検出して計量する他、
バトン2の引っ掛かりや過度に重い吊り物による電動モ
ータ16やワイヤーロープ11の過荷重を防止し、損傷
や事故を防止するように構成されている。また、変速機
として、無段変速機15に代えて有段変速機も採用でき
る。上記の第1の実施の形態の吊り物の昇降駆動用の電
動ウィンチ10は、上記舞台の他に、色々な演出を加え
て吊り物昇降させる色々な場面で色々な設備に使用され
るものである。
る吊り物の重量をモータ電流量を検出して計量する他、
バトン2の引っ掛かりや過度に重い吊り物による電動モ
ータ16やワイヤーロープ11の過荷重を防止し、損傷
や事故を防止するように構成されている。また、変速機
として、無段変速機15に代えて有段変速機も採用でき
る。上記の第1の実施の形態の吊り物の昇降駆動用の電
動ウィンチ10は、上記舞台の他に、色々な演出を加え
て吊り物昇降させる色々な場面で色々な設備に使用され
るものである。
【0021】次に第2の実施の形態について説明する。
図2が第2の実施の形態の構成を示す図であって、第1
の実施の形態に比較して、舞台の側部に配設される擬似
昇降装置40を有している点が異なる。擬似昇降装置4
0は上部と下部のスプロケット滑車41、42にループ
状に掛け渡され、オペレータによって操作される擬似昇
降体としての無端の可撓綱状体(ロープ)43と、該可
撓綱状体(ロープ)43の移動方向、移動速度、移動量
を検出して制御器20Aに伝達する操作検出器44から
構成されている。なお、動力盤25、昇降位置検出器3
1、速度検出器33、負荷検出器35、および、変速機
15は、第1の実施の形態と同じように構成され、作用
する。
図2が第2の実施の形態の構成を示す図であって、第1
の実施の形態に比較して、舞台の側部に配設される擬似
昇降装置40を有している点が異なる。擬似昇降装置4
0は上部と下部のスプロケット滑車41、42にループ
状に掛け渡され、オペレータによって操作される擬似昇
降体としての無端の可撓綱状体(ロープ)43と、該可
撓綱状体(ロープ)43の移動方向、移動速度、移動量
を検出して制御器20Aに伝達する操作検出器44から
構成されている。なお、動力盤25、昇降位置検出器3
1、速度検出器33、負荷検出器35、および、変速機
15は、第1の実施の形態と同じように構成され、作用
する。
【0022】制御器20Aは第1の実施の形態と同じよ
うに小型コンピュータから構成されていて、変速機15
の減速比の制御に加えて、擬似昇降装置40から送られ
て来た信号にもとづきバトン2を、オペレータの所望す
るように移動、あるいは、停止せしめる信号を演算し
て、動力盤25に送る。
うに小型コンピュータから構成されていて、変速機15
の減速比の制御に加えて、擬似昇降装置40から送られ
て来た信号にもとづきバトン2を、オペレータの所望す
るように移動、あるいは、停止せしめる信号を演算し
て、動力盤25に送る。
【0023】次に、擬似昇降装置40を用いたバトン2
の昇降の制御について説明する。オペレータはバトン1
1を動かすつもりで擬似昇降装置40の可撓綱状体(ロ
ープ)43を操作することができ、オペレータにより可
撓綱状体(ロープ)43が操作されると、可撓綱状体
(ロープ)43の動き、すなわち移動方向と移動速度、
移動量に応じた信号が操作検出器44から制御器20A
に送られる。
の昇降の制御について説明する。オペレータはバトン1
1を動かすつもりで擬似昇降装置40の可撓綱状体(ロ
ープ)43を操作することができ、オペレータにより可
撓綱状体(ロープ)43が操作されると、可撓綱状体
(ロープ)43の動き、すなわち移動方向と移動速度、
移動量に応じた信号が操作検出器44から制御器20A
に送られる。
【0024】制御器20Aは操作検出器44から送られ
て来た信号からオペレータが擬似昇降装置40の可撓綱
状体(ロープ)43で示した所望の移動方向と移動速度
でバトン2を移動せしめる信号を演算して、動力盤25
に送り、動力盤25は制御器20Aから送られてきた信
号に基づき電動モータ16へ流す電流を調整し、あるい
は、ブレーキ17を調整する。そして、制御器20Aは
変速機15の減速比も必要に応じて調整する。このよう
にして、吊り物の種類に応じて、色々な、オペレータが
意図する微妙な速度パターンでそれらを昇降させること
ができる。
て来た信号からオペレータが擬似昇降装置40の可撓綱
状体(ロープ)43で示した所望の移動方向と移動速度
でバトン2を移動せしめる信号を演算して、動力盤25
に送り、動力盤25は制御器20Aから送られてきた信
号に基づき電動モータ16へ流す電流を調整し、あるい
は、ブレーキ17を調整する。そして、制御器20Aは
変速機15の減速比も必要に応じて調整する。このよう
にして、吊り物の種類に応じて、色々な、オペレータが
意図する微妙な速度パターンでそれらを昇降させること
ができる。
【0025】一方、微妙な昇降をする必要がなく、単純
な一定速度で吊り物を昇降させてもよい場合には、オペ
レータは操作パネル22Aでバトン2の停止位置、バト
ン2の移動速度を設定するだけでよく、あとは、制御器
20Aがその設定された値に応じて一定速度で自動的に
昇降を行い、位置検出手段31の信号が停止位置に達し
たことを示せば停止される。
な一定速度で吊り物を昇降させてもよい場合には、オペ
レータは操作パネル22Aでバトン2の停止位置、バト
ン2の移動速度を設定するだけでよく、あとは、制御器
20Aがその設定された値に応じて一定速度で自動的に
昇降を行い、位置検出手段31の信号が停止位置に達し
たことを示せば停止される。
【0026】第2の実施の形態は変速機を有する場合を
示したが、変速機を有さないものにも適用することがで
きる。図3はそのようにした第3の実施の形態の構成を
示す図であって、制御器20Bは無段変速機の減速比の
制御はおこなわず、また操作パネル22Bも擬似昇降装
置40に関する設定のみおこなえるものとされている
が、その他は第2の実施の形態と同じであるので省略す
る。図4は、このような第3の実施の形態の制御ブロッ
ク図である。
示したが、変速機を有さないものにも適用することがで
きる。図3はそのようにした第3の実施の形態の構成を
示す図であって、制御器20Bは無段変速機の減速比の
制御はおこなわず、また操作パネル22Bも擬似昇降装
置40に関する設定のみおこなえるものとされている
が、その他は第2の実施の形態と同じであるので省略す
る。図4は、このような第3の実施の形態の制御ブロッ
ク図である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の吊り物の昇降駆動用の電動ウィンチ
は、吊り物を吊る吊り具を昇降駆動する電動ウィンチで
あって、上記吊り具の上方に配列された滑車を経て吊り
具を吊るワイヤーロープを巻き取ったり、繰り出したり
して上記吊り具を昇降するウインチドラムと、該ウイン
チドラムに巻き取り回転駆動と繰り出し回転駆動を変速
機を介して行う電動モータと、上記変速機の減速比を制
御する制御手段とから構成されていることを特徴として
いる為に、重たい幕や大道具などの吊り物に対しては、
制御手段によって変速機を大きな減速比にして電動モー
タによって比較的低速度でウインチドラムを回動し、昇
降駆動するようにし、軽量な吊り物に対しても、制御手
段によって変速機を小さな減速比にして比較的高速度で
ウインチドラムを回動し、昇降駆動するようにし、安全
を確保すると共に、カウンターウェイトを使わずにウイ
ンチドラムの回転駆動用電動モータの容量を小さくする
ことができる。
の請求項1記載の吊り物の昇降駆動用の電動ウィンチ
は、吊り物を吊る吊り具を昇降駆動する電動ウィンチで
あって、上記吊り具の上方に配列された滑車を経て吊り
具を吊るワイヤーロープを巻き取ったり、繰り出したり
して上記吊り具を昇降するウインチドラムと、該ウイン
チドラムに巻き取り回転駆動と繰り出し回転駆動を変速
機を介して行う電動モータと、上記変速機の減速比を制
御する制御手段とから構成されていることを特徴として
いる為に、重たい幕や大道具などの吊り物に対しては、
制御手段によって変速機を大きな減速比にして電動モー
タによって比較的低速度でウインチドラムを回動し、昇
降駆動するようにし、軽量な吊り物に対しても、制御手
段によって変速機を小さな減速比にして比較的高速度で
ウインチドラムを回動し、昇降駆動するようにし、安全
を確保すると共に、カウンターウェイトを使わずにウイ
ンチドラムの回転駆動用電動モータの容量を小さくする
ことができる。
【0028】請求項2記載の電動ウィンチによれば、請
求項1記載のものにおいて、上記吊り具は、昇降位置検
出手段によって位置制御されるように構成されている為
に、位置関係でオペレータが吊り具を直接見ることがで
きない場合でも、リミットスイッチ等の機械式、発光ダ
イオード等の光学式、又はロータリエンコーダ等の電気
式の位置検出手段によって、吊り物を所定の昇降位置に
自動的に設定でき、昇降不足や行き過ぎを防止すること
ができる。
求項1記載のものにおいて、上記吊り具は、昇降位置検
出手段によって位置制御されるように構成されている為
に、位置関係でオペレータが吊り具を直接見ることがで
きない場合でも、リミットスイッチ等の機械式、発光ダ
イオード等の光学式、又はロータリエンコーダ等の電気
式の位置検出手段によって、吊り物を所定の昇降位置に
自動的に設定でき、昇降不足や行き過ぎを防止すること
ができる。
【0029】請求項3記載の電動ウィンチによれば、請
求項2記載のものにおいて、上記昇降位置検出手段は、
上記ウインチドラムの回転によって回転駆動されるロー
タリエンコーダから構成されている為に、電気式のロー
タリエンコーダは、機械式昇降位置検出手段と異なって
吊り物を設定する昇降位置ごとにそれらを設置する必要
がなく、しかも、操作パネル等による昇降位置の設定や
変更にも柔軟に対応できる。
求項2記載のものにおいて、上記昇降位置検出手段は、
上記ウインチドラムの回転によって回転駆動されるロー
タリエンコーダから構成されている為に、電気式のロー
タリエンコーダは、機械式昇降位置検出手段と異なって
吊り物を設定する昇降位置ごとにそれらを設置する必要
がなく、しかも、操作パネル等による昇降位置の設定や
変更にも柔軟に対応できる。
【0030】請求項4記載の電動ウィンチによれば、請
求項1記載のものにおいて、上記制御手段は、上記ウイ
ンチドラムの回転速度を検出する速度検出手段からウイ
ンチドラムの回転速度の情報を得るように構成され、吊
り物の重量に相応した昇降速度かどうかを確認でき、ま
た各種表示器に昇降速度を表示させることができる。
求項1記載のものにおいて、上記制御手段は、上記ウイ
ンチドラムの回転速度を検出する速度検出手段からウイ
ンチドラムの回転速度の情報を得るように構成され、吊
り物の重量に相応した昇降速度かどうかを確認でき、ま
た各種表示器に昇降速度を表示させることができる。
【0031】請求項5記載の電動ウィンチによれば、請
求項1記載のものにおいて、上記制御手段は、上記電動
モータの負荷を検出する負荷検出手段からの負荷情報に
基づいて減速比を選定するように構成され、吊り物の重
量に応じて制御手段によって最適な昇降速度が自動的に
設定される。
求項1記載のものにおいて、上記制御手段は、上記電動
モータの負荷を検出する負荷検出手段からの負荷情報に
基づいて減速比を選定するように構成され、吊り物の重
量に応じて制御手段によって最適な昇降速度が自動的に
設定される。
【0032】請求項6記載の電動ウィンチによれば、請
求項1記載のものにおいて、上記制御手段は、操作パネ
ルによって上記変速機の減速比の入力が行われ、また動
力盤を介して上記電動モータとその電動モータ付きのブ
レーキを制御するように構成され、オペレータによって
操作パネルを介して減速比を任意に設定することも可能
になり、また制御手段によって電動モータとそのブレー
キを管理して安全性を高めることができる。
求項1記載のものにおいて、上記制御手段は、操作パネ
ルによって上記変速機の減速比の入力が行われ、また動
力盤を介して上記電動モータとその電動モータ付きのブ
レーキを制御するように構成され、オペレータによって
操作パネルを介して減速比を任意に設定することも可能
になり、また制御手段によって電動モータとそのブレー
キを管理して安全性を高めることができる。
【0033】請求項7記載の舞台装置によれば、請求項
1に記載の電動ウィンチと、オペレータにより速度、方
向、動き量を変えて移動操作される擬似昇降体と、オペ
レータが操作した擬似昇降体の移動の速度、方向、量を
検出する擬似昇降体移動検出手段とを含む擬似昇降装置
と、擬似昇降装置の擬似昇降体移動検出手段から送られ
てきた信号に基づきオペレータが操作した擬似昇降体の
移動の速度、方向、量に対応して舞台用吊り具を昇降さ
せるように電動モータを制御する制御手段と、から構成
され、重たい幕や大道具などの舞台吊り物を、オペレー
タが擬似昇降体で示した移動の速度、方向、量に対応す
る色々な移動パターンで昇降させることができる。
1に記載の電動ウィンチと、オペレータにより速度、方
向、動き量を変えて移動操作される擬似昇降体と、オペ
レータが操作した擬似昇降体の移動の速度、方向、量を
検出する擬似昇降体移動検出手段とを含む擬似昇降装置
と、擬似昇降装置の擬似昇降体移動検出手段から送られ
てきた信号に基づきオペレータが操作した擬似昇降体の
移動の速度、方向、量に対応して舞台用吊り具を昇降さ
せるように電動モータを制御する制御手段と、から構成
され、重たい幕や大道具などの舞台吊り物を、オペレー
タが擬似昇降体で示した移動の速度、方向、量に対応す
る色々な移動パターンで昇降させることができる。
【0034】請求項8記載の舞台装置によれば、請求項
7に記載の舞台装置において、擬似昇降体が2つのホイ
ールにループ状に掛け渡された無端の可撓綱状体とした
ものとされ、手動による昇降と非常に良く似た感覚で舞
台吊り物を昇降させることができる。
7に記載の舞台装置において、擬似昇降体が2つのホイ
ールにループ状に掛け渡された無端の可撓綱状体とした
ものとされ、手動による昇降と非常に良く似た感覚で舞
台吊り物を昇降させることができる。
【0035】請求項9記載の舞台装置によれば、請求項
7に記載の舞台装置において、変速機の減速比が固定さ
れているものとされ、変速機がない場合でも舞台吊り物
をオペレータが意図する色々な微妙な速度パターンで昇
降させることができる。
7に記載の舞台装置において、変速機の減速比が固定さ
れているものとされ、変速機がない場合でも舞台吊り物
をオペレータが意図する色々な微妙な速度パターンで昇
降させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図であ
る。
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態の構成を示す図であ
る。
る。
【図4】第3の実施の形態の制御ブロック図である。
2…吊り具(バトン) 11…ワイヤーロープ 13…ウインチドラム 15…電動モータ 16…無段変速機 17…ブレーキ 20…制御手段(器) 22…操作パネル 25…動力盤 31…昇降位置検出手段(器) 35…負荷検出手段(器) 43…可撓綱状体(ロープ) 44…移動検出器
Claims (9)
- 【請求項1】 吊り物を吊る吊り具を昇降駆動する電動
ウィンチであって、上記吊り具の上方に配列された滑車
を経て吊り具を吊るワイヤーロープを巻き取ったり、繰
り出したりして上記吊り具を昇降するウインチドラム
と、 該ウインチドラムに巻き取り回転駆動と繰り出し回転駆
動を変速機を介して行う電動モータと、 上記変速機の減速比を制御する制御手段と、 から構成されていることを特徴とする電動ウィンチ。 - 【請求項2】 上記吊り具は、昇降位置検出手段によっ
て位置制御されるように構成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の電動ウィンチ。 - 【請求項3】 上記昇降位置検出手段は、上記ウインチ
ドラムの回転によって回転駆動されるロータリエンコー
ダから構成されていることを特徴とする請求項2記載の
電動ウィンチ。 - 【請求項4】 上記制御手段は、上記ウインチドラムの
回転速度を検出する速度検出手段からウインチドラムの
回転速度の情報を得るように構成されていることを特徴
とする請求項1記載の電動ウィンチ。 - 【請求項5】 上記制御手段は、上記電動モータの負荷
を検出する負荷検出手段からの負荷情報に基づいて減速
比を選定するように構成されていることを特徴とする請
求項1記載の電動ウィンチ。 - 【請求項6】 上記制御手段は、オペレータによって操
作される操作パネルによって上記変速機の減速比の入力
が行われ、また動力盤を介して上記電動モータとその電
動モータ付きのブレーキを制御するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の電動ウィンチ。 - 【請求項7】 請求項1に記載の電動ウィンチと、 オペレータにより速度、方向、動き量を変えて移動操作
される擬似昇降体およびオペレータが操作した擬似昇降
体の移動の速度、方向、動き量を検出する擬似昇降体移
動検出手段とを含む擬似昇降装置と、 擬似昇降装置の擬似昇降体移動検出手段から送られてき
た信号に基づきオペレータが操作した擬似昇降体の移動
のの速度、方向、量に対応して吊り具を昇降させるよう
に電動ウィンチを制御する制御手段と、 を具備すること特徴とする舞台吊り物を昇降させるため
の舞台装置。 - 【請求項8】 擬似昇降体が2つのホイールにループ状
に掛け渡された無端の可撓綱状体であることを特徴とす
る請求項7に記載の舞台装置。 - 【請求項9】 変速機の減速比が固定されていることを
特徴とする請求項7に記載の舞台装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132726A JP2001233589A (ja) | 1999-12-17 | 2000-05-01 | 電動ウィンチ、および電動ウィンチを備えた舞台装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-358389 | 1999-12-17 | ||
JP35838999 | 1999-12-17 | ||
JP2000132726A JP2001233589A (ja) | 1999-12-17 | 2000-05-01 | 電動ウィンチ、および電動ウィンチを備えた舞台装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001233589A true JP2001233589A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=26580780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000132726A Withdrawn JP2001233589A (ja) | 1999-12-17 | 2000-05-01 | 電動ウィンチ、および電動ウィンチを備えた舞台装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001233589A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040025498A (ko) * | 2002-09-19 | 2004-03-24 | 홍예선 | 3차원 운반 견인 장치 |
US7264228B2 (en) * | 2005-09-09 | 2007-09-04 | J. R. Clancy, Inc. | Counterweight assisted winch |
WO2010107899A2 (en) * | 2009-03-17 | 2010-09-23 | J.R.Clancy, Inc | Hoist with overspeed protection |
CN102267673A (zh) * | 2011-06-29 | 2011-12-07 | 廊坊开发区新赛浦石油设备有限公司 | 一种测井绞车电传动控制系统及方法 |
KR101195247B1 (ko) | 2012-02-14 | 2012-10-29 | 주식회사 아트필 | 무대설비 승강장치 |
WO2013053096A1 (zh) * | 2011-10-10 | 2013-04-18 | 中联重科股份有限公司 | 一种物料转运控制系统、方法和装置 |
CN105439022A (zh) * | 2014-08-05 | 2016-03-30 | 北京金顺帆科技有限公司 | 一种直升机绞车控制系统 |
CN105819357A (zh) * | 2016-06-16 | 2016-08-03 | 周玉红 | 一种能够远程控制的智能船用绞车 |
CN107314351A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-11-03 | Isa股份有限公司 | 升降装置 |
WO2018024904A1 (fr) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | Huchez Treuils | Appareil de manoeuvre de decor |
CN109052174A (zh) * | 2018-10-16 | 2018-12-21 | 南通航运职业技术学院 | 一种港口桥吊模拟装置 |
KR101942245B1 (ko) * | 2018-10-08 | 2019-01-25 | 주식회사 유성이엠지 | 효율적인 무대 장치 운용을 위한 휠 드럼 방식의 구동 장치 |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000132726A patent/JP2001233589A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040025498A (ko) * | 2002-09-19 | 2004-03-24 | 홍예선 | 3차원 운반 견인 장치 |
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WO2010107899A2 (en) * | 2009-03-17 | 2010-09-23 | J.R.Clancy, Inc | Hoist with overspeed protection |
WO2010107899A3 (en) * | 2009-03-17 | 2011-01-13 | J.R.Clancy, Inc | Hoist with overspeed protection |
US8328165B2 (en) | 2009-03-17 | 2012-12-11 | J.R. Clancy, Inc. | Hoist with overspeed protection |
CN102267673A (zh) * | 2011-06-29 | 2011-12-07 | 廊坊开发区新赛浦石油设备有限公司 | 一种测井绞车电传动控制系统及方法 |
WO2013053096A1 (zh) * | 2011-10-10 | 2013-04-18 | 中联重科股份有限公司 | 一种物料转运控制系统、方法和装置 |
KR101195247B1 (ko) | 2012-02-14 | 2012-10-29 | 주식회사 아트필 | 무대설비 승강장치 |
CN105439022A (zh) * | 2014-08-05 | 2016-03-30 | 北京金顺帆科技有限公司 | 一种直升机绞车控制系统 |
CN105819357A (zh) * | 2016-06-16 | 2016-08-03 | 周玉红 | 一种能够远程控制的智能船用绞车 |
WO2018024904A1 (fr) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | Huchez Treuils | Appareil de manoeuvre de decor |
FR3054836A1 (fr) * | 2016-08-04 | 2018-02-09 | Huchez Treuils | Dispositif de manoeuvre de decor |
US10537822B2 (en) | 2016-08-04 | 2020-01-21 | Huchez Treuils | Scenery-manoeuvring apparatus |
CN107314351A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-11-03 | Isa股份有限公司 | 升降装置 |
KR101942245B1 (ko) * | 2018-10-08 | 2019-01-25 | 주식회사 유성이엠지 | 효율적인 무대 장치 운용을 위한 휠 드럼 방식의 구동 장치 |
CN109052174A (zh) * | 2018-10-16 | 2018-12-21 | 南通航运职业技术学院 | 一种港口桥吊模拟装置 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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