JPH05254761A - 油圧エレベーターの油圧パワーユニット - Google Patents

油圧エレベーターの油圧パワーユニット

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JPH05254761A
JPH05254761A JP4088341A JP8834192A JPH05254761A JP H05254761 A JPH05254761 A JP H05254761A JP 4088341 A JP4088341 A JP 4088341A JP 8834192 A JP8834192 A JP 8834192A JP H05254761 A JPH05254761 A JP H05254761A
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JP
Japan
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hydraulic
oil
oil tank
power unit
electric motor
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Pending
Application number
JP4088341A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Takigawa
行洋 瀧川
Yoshio Kamiya
代詞男 神谷
Tatsuo Miyake
立郎 三宅
Motoo Shimoaki
元雄 下秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH05254761A publication Critical patent/JPH05254761A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油タンク内の作動油中に浸漬した電動機やポ
ンプに作動油中の鉄系物質が侵入し、電動機やポンプを
損傷することを予防する。 【構成】 油タンク(1)の底部外面(1a)または側壁外面
(1b)に密接して磁石(14)を配設することにより、作動油
(2)中の鉄系物質が油タンク(1)の底部に沈殿したとき、
磁石の磁力で吸引捕捉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧エレベーターの
作動油の入った油タンク内に電動機を配設した油圧エレ
ベーターの油圧パワーユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は特開平3−18585号公報に記
載された従来の油圧エレベーターの油圧パワーユニット
を示す縦断正面図である。図において、(1)は作動油(2)
が充たされた油タンク、(3)は油タンク(1)内の作動油
(2)中に浸漬され開口部(3a)を有する電動機である。(4)
は油タンク(1)内の作動油(2)中に浸漬され電動機(3)に
より駆動される油圧ポンプ、(5)は油圧ポンプ(4)に接続
された吐出管、(6)は吐出管(5)に接続された流量制御
弁、(7)は流量制御弁(6)と配管(8)で接続されかご(9)を
昇降させる油圧ジャッキ、(10)は流量制御弁(6)に接続
され先端(10a)が作動油(2)に浸漬された戻り管、(11)は
油圧ポンプ(4)に取り付けられた第1のフィルタ、(12)
は開口部(3a)に取り付けられた第2のフィルタ、(13)は
油タンク(1)内の作動油(2)中に浸漬され鉄系物質を吸引
する磁石である。
【0003】従来の油圧エレベーターのパワーユニット
は上記のように構成されており、次のように動作する。
電動機(3)により油圧ポンプ(4)が回転すると、作動油
(2)は油圧ポンプ(4)、吐出管(5)、流量制御弁(6)、配管
(8)を通って油圧ジャッキ(7)に送出され、これによりか
ご(9)は上昇する。また、流量制御弁(6)を切り換える
と、油圧ジャッキ(7)の作動油(2)は配管(8)、流量制御
弁(6)、戻り管(10)を通って油タンク(1)内に還流し、か
ご(9)は降下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の油
圧エレベーターの油圧パワーユニットでは、作動油(2)
中に混入した塵芥やスラッジ等の不純物を第1および第
2のフィルタ(11)(12)で濾過しているものの、鉄系物質
は第1および第2のフィルタ(11)(12)で捕捉されずに電
動機(3)内の磁石により吸引され、電動機(3)のロータコ
アとステータコイルとの隙間に入り込み、電動機(3)を
損傷する問題があった。
【0005】そこで作動油(2)中に混入した鉄系物質を
油タンク(1)内の作動油(2)中に浸漬した磁性体(13)で吸
引するようにしたが、鉄系物質は作動油(2)より比重が
大きいため、油圧パワーユニット機構が停止すると、鉄
系物質は短時間内に油タンク(1)の内部底面全体にわた
り、沈殿して作動油(2)内の鉄系物質を磁石(13)で吸引
除去できる確率が非常に少ない。そして油圧パワーユニ
ット機構が作動状態になると、電動機(3)及び油圧ポン
プ(4)の回転により、油タンク(1)内の作動油(2)は撹拌
されるので、この作動油(2)中に混入した鉄系物質も浮
遊状態となり、鉄系物質が電動機(3)のロータコアとス
テータコイルとの隙間に入り込み、電動機(3)を損傷す
る問題を完全に解決するには至らなかった。
【0006】また、第1および第2のフィルタ(11)(12)
を磁石にすると、フィルタ(11)(12)が目詰まりを起し易
く定期的にフィルタ(11)(12)に吸引された鉄系物質の除
去を行う必要があり、そのため保守時間が長くなり、サ
ービス低下の一因ともなっていた。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、油圧パワーユニット機構の作動状態、停止状態に関
係なく作動油中の鉄系物質を簡易な機構により、作動油
中に浮遊するのを抑制できる油圧エレベーターの油圧パ
ワーユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る油圧エレベーターの油圧パワーユニ
ットは、作動油の入った油タンク内に、電動機とこれに
より駆動される油圧ポンプとを配設し、かご上昇時に上
記油圧ポンプの作動により作動油を油タンク外の油圧ジ
ャッキに送出する吐出管と、かご降下時に油圧ジャッキ
から作動油を油タンク内に還流させる戻り管とを備えた
油圧エレベーターの油圧パワーユニットにおいて、上記
油タンクの底部外面、または側壁下部外面に密接して磁
石を配設したことを主要な構成としている。
【0009】
【作用】この発明の油圧エレベーターの油圧パワーユニ
ットにおいては、作動油(2)より比重が大きい鉄系物質
は、作動油(2)中に浮遊している時間が短く短時間の内
に油タンク(1)の底部に沈殿するので、油タンク(1)の底
部外面(1a)または側壁下部外面(1b)に密接して配設した
磁石(14)の磁力により、油タンク(1)の底部に沈殿した
鉄系物質を吸引捕捉する。
【0010】また、油タンク(1)の材質を磁性体にすれ
ば、鉄系物質を捕捉する磁石は油タンク(1)の所望個所
に自由に吸着配置されることになる。
【0011】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例である油圧エレベ
ーターの油圧パワーユニットを示す縦断正面図である。
なお従来例と同一部分または相当部分には同一符号を付
し説明を省略する。この実施例においても、上記従来例
と同様な油タンク(1)内の作動油(2)中に浸漬した電動機
(3)及び油圧ポンプ(4)によって、吐出管(5)より油圧バ
ルブ(6)を介して配管(8)を経て作動油(2)を被作動部に
送出するとともに、上記油圧バルブ(6)を介して戻り管
(10)を経て作動油(2)を油タンク(1)内に還流させる機構
を具備している。なおこの油圧パワーユニット機構の動
作は、従来例と同様なので、ここでは説明を省略する。
【0012】従来例と異なる点は、鉄系物質を吸引する
磁石(14)を油タンク(1)の底部外面(1a)に密接して配設
した点である。(15)は磁石(14)を油タンク(1)に取り付
けるボルトナットのような取付金具である。
【0013】上記のように構成された油圧エレベーター
の油圧パワーユニットでは作動油(2)中に混入した鉄系
物質のごみおよびスラッジ等は作動油(2)に比べ比重が
大きいので、油圧パワーユニット機構が停止したとき、
短時間で油タンク(1)の底部に落下し、油タンク(1)の底
部外面(1a)に密接して配設された磁石(14)の磁石に吸引
捕捉される。一度吸引された鉄系物質は油圧パワーユニ
ット機構が作動して作動油(2)が撹拌されても作動油(2)
中に浮遊することはない。
【0014】実施例2.上記実施例1では、油タンク
(1)の材質については格別説明していないが、この実施
例では図2に示すように油タンク(1)の材質を磁性体と
し、油タンク(1)の底部付近の外側面に磁石(14)を直接
タンク(1)に吸着させたものである。
【0015】上記のように、油タンク(1)の底部付近の
外側面に直接磁石(14)を吸着できるようにすると、油タ
ンク(1)の大きさや形状に関係なく、鉄系物質が多く沈
殿する個所に磁石(14)を集中的に配置でき、全体として
磁石(14)の量を増加させることなく、多くの鉄系物質を
吸引捕捉できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の油圧ユ
ニットは、油タンクの底部外面または側壁下部外面に密
接して磁石を配設したことにより、油タンクの底に沈殿
した作動油中の鉄系物質のごみおよびスラッジ等を磁石
の磁力で吸引捕捉し、作動油中へ鉄系物質が浮遊するの
を抑制できるので、電動機の回転部への鉄系物質が侵入
するのを防止でき、電動機の損傷を予防できる。また油
圧ポンプのフィルタの目詰まり等も減少するので、油圧
パワーユニット機構の安全性が向上し、装置全体の寿命
を長からしめ、装置全体の信頼性が向上する。
【0017】また、油タンクの外側に磁石を配設したこ
とで、電動機、ポンプあるいは戻り管の出口の下側にも
磁石を置くことができるため、効率良く鉄系物質を吸引
捕捉することができるとともに、磁石を油タンク内に配
置する必要がないため油タンクの容積を小さく設定でき
る利点がある。
【0018】さらに、油タンクの材質を磁性体にすれ
ば、磁石を油タンクの底部外面付近に直接取り付けられ
るため、磁石を取り付ける別部品が不要となり、油圧パ
ワーユニットのコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す油圧エレベーターの
油圧パワーユニットの縦断正面図。
【図2】この発明の実施例2を示す油圧エレベーターの
油圧パワーユニットの縦断正面図。
【図3】従来の油圧エレベーターの油圧パワーユニット
の縦断正面図。
【符号の説明】
1 油タンク 1a 底部外面 1b 側壁下部外面 2 作動油 3 電動機 4 油圧ポンプ 5 吐出管 6 油圧バルブ 7 油圧ジャッキ 9 かご 10 戻り管 13 磁石 14 磁石 15 磁石取付金具
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上記のように構成された油圧エレベーター
の油圧パワーユニットでは作動油(2)中に混入した鉄系
物質のごみおよびスラッジ等は作動油(2)に比べ比重が
大きいので、油圧パワーユニット機構が停止したとき、
短時間で油タンク(1)の底部に落下し、油タンク(1)の底
部外面(1a)に密接して配設された磁石(14)の磁に吸引
捕捉される。一度吸引された鉄系物質は油圧パワーユニ
ット機構が作動して作動油(2)が撹拌されても作動油(2)
中に浮遊することはない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 油タンク 1a 底部外面 1b 側壁下部外面 2 作動油 3 電動機 4 油圧ポンプ 5 吐出管 6 油圧バルブ 7 油圧ジャッキ 9 かご 10 戻り管 14 磁石 15 磁石取付金具
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下秋 元雄 稲沢市菱町1番地 三菱電機株式会社稲沢 製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油の入った油タンク内に、電動機と
    これにより駆動される油圧ポンプとを配設し、かご上昇
    時に上記油圧ポンプの作動により作動油を油タンク外の
    油圧ジャッキに送出する吐出管と、かご降下時に油圧ジ
    ャッキから作動油を油タンク内に還流させる戻り管とを
    備えた油圧エレベーターの油圧パワーユニットにおい
    て、上記油タンクの底部外面、または側壁下部外面に密
    接して磁石を配設したことを特徴とする油圧エレベータ
    ーの油圧パワーユニット。
JP4088341A 1992-03-13 1992-03-13 油圧エレベーターの油圧パワーユニット Pending JPH05254761A (ja)

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JP4088341A JPH05254761A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 油圧エレベーターの油圧パワーユニット

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JP4088341A JPH05254761A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 油圧エレベーターの油圧パワーユニット

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ID=13940154

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JP4088341A Pending JPH05254761A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 油圧エレベーターの油圧パワーユニット

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292611A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Komatsu Utility Co Ltd 作業車両
CN105443509A (zh) * 2015-12-31 2016-03-30 浙江省送变电工程公司 一种便携式车辆油路循环装置及其工作方法
CN105697461A (zh) * 2014-11-27 2016-06-22 无锡市海骏液压机电设备有限公司 基于感应检测式液压泵支撑架

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